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村上正治記念ちばマスターズオーケストラ広報紙

2018 Summer (22号)

「ARMONIA」はイタリア語。 英語に訳せば「HARMONY」です。

発行責任者:佐久間英機  編集:CMO広報委員会

ARMONIA

会場とひとつとなった、「響き合う心と音楽」ーー 第26回ふれあいコンサートを終えて ーー

大石美智子(2ndヴァイオリン)

2018年5月26日(土)、ちばマスターズオーケストラの第26回ふれあいコンサートが、行徳文化ホールI&Iで開催されました。 当日は夏のような暑さでしたが、ホールの入口には時間前から開場を待つ人の列が出来ていました。

開場後は団員がお客さまをお出迎え、和やかな交流の一刻の後、開演です。1曲目の「手児奈マーチ」、そして「序曲コリオラン」「カレリア組曲」。田代先生の熱血指導のおかげと、会場を埋め尽くした聴衆の熱い眼差しに励まされ、緊張の中にも楽しみながら演奏ができました。休憩時間には「良かった」という声があちこちで聞かれました。そして、最後の「未完成」が終わった後は会場から大きな拍手が湧き起こりました。アンコールは「スラブ舞曲」。止むことのない拍手の中で演奏会は終了しました。会場から出てきた皆さまからは、「格段に音がよくなった」「今年が一番良かったよう」「ヴァイオリンの音がきれい」といった声が寄せられました。これが “本番に強い熟年の底力 ” なのか。団員からも、弦楽器同士が響き合って管楽器が入りやすかったという声が聞かれました。長い人生を生きてきた団員が紡ぎ出した音楽は、聴衆の皆さんの心にも届いたことと思います。 コンサートを終え、やり切ったという達成感・満足感を持てた人、まだまだ反省点があるという人、

新しい課題が見つかった人、それぞれの思いがあるでしょうが、「音楽を楽しむ喜びを一人でも多くの人に」を体現するために、田代先生の指導の下、マスターズの名に恥じない円熟した音楽を目指して、また練習を続けていきたいと思います。

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