関西インフラ勉強会 スライド

Preview:

Citation preview

インフラエンジニア勉強会

あなたは誰?

● 特別な肩書きはない● 俗にいう”炎上火消しエンジニア”● インフラ系、ヘルプデスク系、社内SEが専門● @ITでコラム書いてます。

〜101回死んだエンジニア〜

実は今回、何話そうかネタに困っていた。

勉強会のネタに困った理由。

● 何か、みんな凄そうなこと話しそうだ。● とりあえず、凄そうな話になりそうだ。● インフラエンジニアだから凄い話しそうだ。● 焼きそばに夢中で考えてなかった。

ネタに迷っている最中、ぼくはあるブログに出会った。

そこに仁義はあるのか(仮)

http://syobochim.hatenablog.com/entry/2015/09/03/214050

このブログの記事の反響が、とてもよいのだ。

このブログに何が書いてあったか

● 誰でも知ってそうな開発環境の構築方法● 分かりやすい図解● 単純な技術の組み合わせ

そうか。高度な技術をやればいってもんじゃないんだ!

そんなことで今日は、シンプルな話をしようと思う。

とりあえず、ご静聴願う。

焼きそばかと思った?残念 ! さやかちゃんでした!!

アジェンダ

● インフラエンジニアとは何か● インフラエンジニアのスキルを差別化する● インフラエンジニアとしての力を鍛える

インフラエンジニアとは何か

とりあえず、開発やってる人と比べてみる

開発やってる人に求められるもの● コードの読みやすさ、可読性。● 何も無い所から書いていく。● 構造化によるメンテナンス性の向上。

対するインフラエンジニア● コードとか書かない。● ソフトや機材ありきが前提。● 元から構造化された製品をどうするか考える。

同じエンジニアでも全然違う。

● 開発のエンジニア→ ソフトを作るのが仕事

● インフラエンジニア→ ソフトをうまく使うのが仕事

同じやり方でスキルアップ目指してないだろか?

インフラエンジニアの動き方を考える

● 選ぶのは言語でなく機材とミドルウェア。● 成果物はコードじゃない。決断だ!● 準備は一週間、手を動かすのは10分。

インフラエンジニアには、インフラエンジニアとしての

やり方がある!

そんなことで、インフラエンジニアとしての

やり方を考えてみたい。

インフラエンジニアのスキルを差別化する

まず、前提になるスキル

● 情報の収集● 情報の整理● 状況の把握

→ ここまでは開発系と共通するスキル。→ むしろ、技術よりこちらの方が大事かも。

行動の分岐点

目的を明確にした後のアプローチが、インフラエンジニアと開発エンジニアでは大きく違う。

目的に対するアプローチ

● 開発系のエンジニア→ 課題に対して新しいものを作っていく

● インフラエンジニア→ 課題に対して手段を絞っていく

なぜ、インフラエンジニアは絞りなのか

● 導入できるソリューションに制約がある。● ソリューションにも操作の制約がある。● 方法の組み合わせで問題を解決する。

インフラエンジニアのアプローチは、チェスの手筋に似ている!

チェスで例えてみる

● 導入できるソリューションに制約がある。→ 盤上のフィールドは8×8のフィールド。

● ソリューションにも操作の制約がある。→ 各、駒の動きは決められている。

● 方法の組み合わせで問題を解決する。→ 定石や戦略の組み合わせで勝負する。

イメージ

インフラエンジニア 開発系エンジニア

同じエンジニアでもこのくらいの差が

あるんじゃないだろうか。

課題にチェックメイトをかける。それがインフラエンジニアの仕事だ!

インフラエンジニアとしての力を鍛える

具体的に何すりゃえの?

1.マニュアルをよく読む。2.実際にソフトを操作する。3.自分のやった操作を記録する。

 → 読む、やる、書くの三拍子が大事!

イメージ

書くやる

読む

三つ揃って効果的!

マニュアルを読むポイント

● 何回も読む。● 書かれていないというのも重要な情報。● とにかく情報に慣れろ。

マニュアルは事実を元に書かれている。よく読むと、思考がブレにくくなる!

高度な知識欲しさに難しい専門書ばかり読むと、

マニュアルを読んで理解できない人が

専門書を読んで理解出来る道理など

無い!

操作する時のポイント

● とにかく繰り返す。● 初期状態への戻し方は確立しておく。● 結果が怪しくなったら最初からやり直す。● 画面はよく見る。(たまにヒントが書いてある)

同じ操作で、常に同じ結果が出るようになるまで操作し続ける。

慣れは最大の武器だ!

自分のやった操作を記録する

● 操作開始時の状態を記録する。● 規則的に記録する。● 条件分岐は書かない。

インフラエンジニアの成果物は構築した環境ではなく記録だ!

記録を取らなければ、インフラエンジニアに何も残らない。

焼きそば!

インフラエンジニアならこれを心掛けよう

● 定石を知る。● いつも同じ操作ができて、

いつも同じ結果が出るようにする。● 自分の手持ちの手段を見直す。● 手段をリストアップできるようになる。

これらを実現する手段はまだまだ未着手だ!

結論。インフラエンジニアの仕事には、

体系的に整理できる余地は十分にあるのではないだろうか?

ご静聴ありがとうございました。

Recommended