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とっとり産業フェスティバル 2013&鳥取環境ビジネス交流会 2013 ~とっとりの知恵と技術を結んで、未来をひらく~ 報告書 平成 26 年 3 月 平成 25 年 9 月 6 日(金)、9 月 7 日(土)午前 10 時~午後 4 時 コカ・コーラウエストスポーツパーク 鳥取県民体育館(鳥取市布勢 146-1) とっとり産業フェスティバル 2013 実行委員会(同フェスティバル) 鳥取大学、鳥取環境大学、鳥取短期大学、米子工業高等専門学校、 鳥取県商工会議所連合会、鳥取県商工会連合会、鳥取県中小企業団体中央会 鳥取県産業技術センター、鳥取県産業振興機構、山陰合同銀行、鳥取銀行 鳥取大学振興協力会、鳥取市、鳥取県 鳥取県(鳥取環境ビジネス交流会 2013)

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とっとり産業フェスティバル 2013&鳥取環境ビジネス交流会 2013

~とっとりの知恵と技術を結んで、未来をひらく~

報告書

平成 26 年 3月

日 時 平成 25 年 9月 6 日(金)、9月 7日(土)午前 10 時~午後 4時

場 所 コカ・コーラウエストスポーツパーク 鳥取県民体育館(鳥取市布勢 146-1)

主 催 とっとり産業フェスティバル 2013 実行委員会(同フェスティバル)

鳥取大学、鳥取環境大学、鳥取短期大学、米子工業高等専門学校、

鳥取県商工会議所連合会、鳥取県商工会連合会、鳥取県中小企業団体中央会

鳥取県産業技術センター、鳥取県産業振興機構、山陰合同銀行、鳥取銀行

鳥取大学振興協力会、鳥取市、鳥取県

鳥取県(鳥取環境ビジネス交流会 2013)

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開催結果 1

式典(開会式及び基調講演) 3

各コーナーの様子 31

とっとりネットワークシステム(TNS)第3回合同発表会 32

因幡・秋の手づくりまつり(鳥取ものづくり道場主催) 34

山陰発技術シーズ発表会 in とっとり2013 35

出展企業・研究発表優秀賞 受賞 37

実行委員会等開催状況 38

これまでの開催経緯 39

チラシ 46

目次

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とっとり産業フェスティバル2013&鳥取環境ビジネス交流会2013

開催結果

1 目的:県内企業の産学官連携による製品開発やビジネスマッチング及び販路開拓等を支

援するとともに環境関連産業の振興を図り、県内産業の活性化を促進する。

2 日時:平成 25 年9月6日(金)午前 10時~午後5時、7日(土)午前 10 時~午後4時

3 場所:コカ・コーラウエストスポーツパーク鳥取県民体育館(鳥取市布勢 146-1)

4 テーマ:「とっとりの知恵と技術をむすんで、未来をひらく」

5 主催

・とっとり産業フェスティバル2013⇒同実行委員会

・鳥取環境ビジネス交流会2013⇒鳥取県

6 来場者数:1,670 名 (6日(金)511 名、7日(土)1,159 名) 【前年度 1,422 名】

7 プログラム

9月6日(金)

<式典の部> サブアリーナ

○開会(10:00)

○主催者挨拶(10:00~10:15)

行政機関代表 鳥取県副知事 林はやし

昭男あ き お

高等教育機関代表 鳥取大学学長 豐て

島しま

良りょう

太た

産業界代表 鳥取県商工会議所連合会会長 清水し み ず

昭てる

允みつ

○基調講演(10:15~11:30) 100 名

講師 有限会社ニコラデザイン・アンド・テクノロジー 代表取締役社長 水野み ず の

操みさお

演題 「3Dデータとテクノロジーの活用による新規事業創出の可能性」

<展示・研究発表の部> メインアリーナ(企業展示は屋外あり)

○企業展示(10:00~17:00) 69 企業・団体

○商談会・相談会(10:30~16:00) 8社

○研究発表(ブース展示及びポスター掲示)(10:00~17:00)

ブース展示 22 小間、ポスター発表 34 件

○産学官マッチングプレゼン(11:30~12:30)

○とっとりネットワークシステム合同発表会(12:30~14:00) 講演・報告計3件

○山陰発技術シーズ発表会 in とっとり(14:00~17:00) 発表 10 件

<同時開催> メインアリーナ、屋外(ご当地グルメコーナー)

○県職業能力開発協会展示(10:00~17:00)

○ご当地グルメコーナー(10:00~17:00) 6店舗

鳥取大学、鳥取環境大学、鳥取短期大学、米子工業高等専門学校、鳥取県商工会議所連合会、鳥取県中小企業団体中央会、鳥取県商工会連合会、鳥取県産業技術センター、鳥取県産業振興機構、山陰合同銀行、鳥取銀行、鳥取大学振興協力会、鳥取市、鳥取県

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<交流会の部> パレットとっとり

○産学官連携交流会(18:00~20:00) 94 名

9月7日(土)

<展示・研究発表の部> メインアリーナ(企業展示は屋外あり)

○企業展示(10:00~16:00)

○研究発表(ブース展示及びポスター掲示)(10:00~16:00)

○高校取組紹介(10:00~16:00) 展示6校

○一般来場者向けプレゼン(高校生・企業)(12:00~14:00)

○表彰式(15:30~16:00) 企業展示表彰1件、研究展示表彰4件

<同時開催> メインアリーナ、屋外(ご当地グルメコーナーのみ)

○県職業能力開発協会展示(10:00~16:00)

○ご当地グルメコーナー(10:00~16:00)

○こどもサイエンス講座(11:00~11:45、14:00~14:45) 親子中心に約 300 名

○因幡・秋の手づくりまつり(鳥取ものづくり道場主催)(10:00~15:00)

12 ブース親子約 300 名

○景品付きスタンプラリー(10:00~15:00) 558 名

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とっとり産業フェスティバル2013&鳥取環境ビジネス交流会2013

式典(開会式及び基調講演)

日時 平成25年9月6日(金) 午前10時~午前11時30分

場所 コカ・コーラウエストスポーツパーク 鳥取県民体育館 サブアリーナ

【開会式】

○司会 それでは、ただいまよりとっとり産業フェスティバル、鳥取環境ビジネス交流会

2013の開会を宣言いたします。

とっとり産業フェスティバルは、県内の産学金官の関係機関が連携し、産業の活性化を

促進することを目的としております。また、鳥取環境ビジネス交流会は、環境分野におけ

る交流を深め、ビジネスチャンスを拡大することを目的としており、平成22年度より合

同で開催しております。

本年度のテーマは、「とっとりの知恵と技術をむすんで、未来をひらく」です。メイン

アリーナでは企業展示、学術研究の発表が行われ、こちらサブアリーナでは主催者挨拶並

びに基調講演を開催いたします。

それでは、開会に当たりまして、鳥取県副知事、林昭男より御挨拶申し上げます。

林副知事、御登壇ください。(拍手)よろしくお願いいたします。

○林副知事 皆さん、おはようございます。

とっとり産業フェスティバル、そして環境ビジネス交流会を開催いたしましたところ、

早朝にもかかわりませず、こうしてたく

さんの方がお見えいただきました。盛会

に開催できますことを、まずもってお礼

を申し上げたいと思います。ありがとう

ございます。

今回、昨日来というかしばらく天候が

悪かったのですが、非常にきょうはいい

天気でございまして、きょう、あすと、たくさんの方にお見えいただければなというふう

に思っております。

皆さん御案内のとおり、現在、経済の情勢というのは少しずつ上向いているというふう

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に言われております。国全体ではそうですが、まだまだ我々の地域でそこを実感するとい

うところまでは来ておりません。ただ、これからよくなっていくことを大いに期待をして

いるわけでございますけれども、少し先をにらんでみますと、やはりこれから先、国際競

争もますます厳しくなってくる、そして人口減少とかそうしたことで、マーケットももう

これまでのようには伸びていかないという厳しい状況だろうと思っております。

そうした中でどうやって勝ち抜いていくのかということでございますけれども、そこの

中ではやはり地域で特色のある商品をつくっていく、あるいは技術を持っていくというこ

とだろうと思っております。そのためには産と産の連携、あるいは産と学との連携という

ことで、大学あるいは教育機関の持っておられるシーズというものを大いに活用させてい

ただいて、それを産に生かさせていただく、あるいは産と産、隣の企業、地域の企業、少

し遠方でも我々の地域の中の企業同士連携をして、技術の連携、さらには販路の連携とい

うものを積極的に進めていくということが、これから大切になるのではなかろうかという

ことでございます。

そうした意味で、今回のことしのテーマとしては、鳥取の知恵と技術、それを結んで未

来をひらこうというテーマで開催をさせていただきました。ぜひ、ことしのフェスティバ

ルあるいは交流会がそうした取り組みへの一つの再スタートというか、一里塚になること

を祈念するものでございます。

きょうの会議にはこの後、ニコラデザイン・アンド・テクノロジーというところからの

3Dでやっていただいています水野先生の講演会もありますし、あるいは商談会があり、

そして、子供たちにも技術に親しんでいただくということでの子供たち向けの講座もござ

います。また、ことし、新しい取り組みとして、実業高校の生徒方の研究発表というか、

そうしたものも展示をさせていただいております。非常に盛りだくさんな内容になってい

ると思っております。ぜひ、関係者の皆さん、そして県民の皆さんにも大いに足を運んで

いただいて、我々地元の技術力、産業力、それからシーズというものを見ていただいて、

産業界あるいは技術というものにもう一度目を向け、応援をしていただける機会になるこ

とも願っているものでございます。

この2日間の大会が皆様方にとっても実り多いものになりますことを、そして鳥取県の

これからの産業振興のしっかりとした礎になりますことを祈念いたしまして、主催者の一

員としての御挨拶にかえさせていただきます。

きょうは御出席いただきまして、ありがとうございました。皆さんとともに成果のある

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大会とするよう、頑張りましょう。よろしくお願いいたします。(拍手)

○司会 林副知事、ありがとうございました。

続きまして、学術機関を代表して、鳥取大学学長、豐島良太より御挨拶申し上げます。

豐島学長、御登壇ください。よろしくお願いいたします。

○豐島学長 皆様、おはようございます。鳥取大学の豐島でございます。今回のフェステ

ィバルに協賛させていただいております4つの学術機関を代表いたしまして、御挨拶を申

し上げます。

私ども学術機関4つと申しましたが、鳥取環境大学、そして鳥取短期大学、米子工業専

門学校、そして私どもの鳥取大学、4つがございますが、皆様方御存じのように当然のこ

とでございますが、これは教育機関でございますので人を育てなければなりません。です

ので、我々の第一の使命はいわゆる世の中、社会に有為な人材を輩出、育て上げ、送り出

すことでございます。あわせて、我々研

究も行っているところでございます。そ

して、その研究の成果を産業界の皆様方、

そして行政の皆様方と連携し合って、い

わゆる実りあるものにしていく、新しい

技術や新しい製品になっていこう、いか

そうという社会貢献、これも重要な役割

の一つでございます。時代とともにこの社会貢献の役割が非常に比重を増してまいりまし

た。そうした意味で、今回のこのとっとり産業フェスティバル、そして鳥取環境ビジネス

交流会という場におきまして、学術機関が研究の成果なりを皆様に披露するということは

非常に最適のチャンスでございます。私どもこの場におきまして、学術機関がこれまで持

っております研究の手法、技術、成果などを県民の皆様に披露するとともに、産業界の皆

様、そして行政の皆様方とともにそれを新しく磨き上げることによって、世の中に役に立

つ新しい技術、製品にしていただければ、私ども学術機関としましては、これにまさる喜

びはないところでございます。

先ほども副知事がおっしゃっていましたが、今回のフェスティバルのテーマは、とっと

りの知恵と技術を結んで、未来をひらこうということだそうでございます。私どもそうい

うことを掲げておるわけでございますが、この結びがさらに緊密に、そして強固なものと

なりまして、でき上がった成果というもの、明るい未来があしたにでもやってくることを

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切に願うところでございます。

また、こうしてきょう、たくさんの方がお集まりいただきました。意見交換なりをして

いただきまして、人の顔と顔が見えるネットワークを構築していただきまして、鳥取県に

おきます産官学のネットワーク、人間のヒューマンリレーションシップがますます円滑、

濃密になることを期待しているところでございます。

最後になりましたが、産官の皆様方、どうぞ研究シーズをじっくりとごらんいただきま

して、活用できるものがございましたら、どうぞシーズのみではなくて、私ども人も提供

いたしますので、人も気安く使っていただきますようお願い申し上げまして、私の開会の

挨拶とさせていただきます。本日は皆様方、どうもありがとうございました。(拍手)

○司会 豐島学長、ありがとうございました。

続きまして、産業界を代表し、鳥取県商工会議所連合会会長、清水昭允より御挨拶申し

上げます。

清水会長、御登壇ください。

○清水会長 皆さん、おはようございます。ただいま紹介いただきました商工会議所連合

会の清水でございます。一言御挨拶を申し上げたいと思います。

ことしもこうして行政の方々、それから今、御挨拶いただきました教育界の皆様、多く

の協賛企業の皆さんと一緒になって、盛

大にこうしてとっとり産業フェスティバ

ル2013が開催できることを本当にお

喜び申し上げたいと思います。また、お

礼を申し上げます。

さて、我が国は、去年、自民党政権に

移ってから、がらっと雰囲気が変わって

きたなと思います。いわゆるアベノミク

スで今進んでいる成果として、一つはやっぱり円安が75円ぐらいからこうして100円

前後まで円安になっております。これで輸出入の、特に外に部品を出す産業はすごく収益

が上がるようになりました。それから、企業が持っている株式、これが8,500円から

1万4,000円ぐらいまで上がった、これはすごく大きな国の含みというか、それを持

っているのではないかなと思います。それによって、今、産業界は国内にどう産業配置を

するかという議論を政府と金融支援をいただきながらやっていこうというのが、今やって

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おることでございます。まだ、地方のほうには実感としてこないのですが、結構地方のほ

うにもこれからそういう資金というか、回ってくるのではないかなと思います。いわゆる

公共物件に対する補助もありますし、産業界に対する助成補助金等の産業支援もこれから

やっぱり出てくるのではないかなと思います。それが徐々にこれから年末、来年にかけて

出ることを期待しております。

このフェスティバルには、県内の多くの企業や各大学の先端技術の紹介と巧みのわざの

伝承を図っていかなければいけないと自分らは思っております。未来の産業界には若い人

の夢を描くようなものづくりに関心と興味を持ってこれからどんどん出していくのに、こ

のフェスティバルはいい機会ではないかなと思っております。毎年好評の体験コーナーに

加えて、ことしもデモンストレーションやパネル展示、注目の新製品とか新技術ゾーン等

があって、いろいろなセミナーも開かれて、盛りだくさんな内容で皆様をお待ちしており

ます。このようにものづくりに興味や夢を抱かせ、ものづくりのすばらしさをできたら小

さい子供から興味を持たせるというのが自分たちの一番の夢でございます。それに対して、

このたびのパネル展示や催し物の中で一人でも多くものづくりに対する興味を持ってもら

って、将来、職業はものづくりのほうがいいなという子供がどんどんできてくることを、

私たちとしては望んでおります。

最後になりますが、この大会の企画からきょうまで、本当にすばらしい内容を準備して

いただいた産官学のそれぞれの実行委員の皆さんにお礼を申し上げ、このフェスティバル

の成功によって県内の産業界が一段とにぎやかになることを祈念して、御挨拶とさせてい

ただきます。どうもありがとうございました。(拍手)

○司会 清水会長、ありがとうございました。

以上をもちまして開会式を終了いたします。

引き続き、基調講演を行います。準備のため、しばらくお待ちください。

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【基調講演】

大変お待たせをいたしました。これより基調講演を行います。本日は、「3Dデータと

テクノロジーの活用による新規事業創出の可能性」と題して、有限会社ニコラデザイン・

アンド・テクノロジー代表取締役社長、水野操様に御講演をいただきます。

講演の前に、水野様の御経歴を簡単に御紹介いたします。水野様は1990年代初めか

らCAD、CAE、PLMの業界に携わり、大手PLMベンダーや外資系コンサルティン

グ会社で製造業の支援に従事されました。2004年にニコラデザイン・アンド・テクノ

ロジーを設立後は、独自製品の開発のほか、3Dデータを活用したビジネスの立ち上げ支

援やCAD、CAM、CAE、PLM2の導入支援も積極的に行われております。主な著

書に、「デジタルで起業する!」「絵ときでわかる3次元CADの本」「初心者Make

rsのための3Dプリンター&周辺ツール活用ガイド」「自宅ではじめるモノづくり超入

門~3DプリンタとAutodesk 123D Designによる、新しい自宅製造

業のはじめ方~」等がございます。

それでは、水野様、どうぞよろしくお願いいたします。皆様、拍手でお迎えください。

(拍手)

○水野氏 皆さん、おはようございます。

このたびはとっとり産業フェスティバルにお招きいただきまして、まことにありがとう

ございます。このようなさまざまな地元の企業が集まったり、産学官の連携という機会の

中で、恐らく皆様いろいろな新しい事業のヒントですとか、あるいは新しいビジネスとい

うものを見つける機会にもされているのではないかと思います。先ほどの開会の中でもあ

りましたけれども、例えば次の世代の子供たちに興味を持ってもらうとか、そういったと

ころで私も何らかのお手伝いあるいはヒントを何かしらお届けできればということで、今

回お話をさせていただきたいと思います。

ここに、3Dデータとテクノロジーの

活用によると、ちょっと長たらしいタイ

トルがついておりますけれども、もとも

とお話をいただいていたトピックは今は

やりの3Dプリンターというところでご

ざいます。ただ、3Dプリンターとだけ

いいますと、非常に中身が限られてくる

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ということもございますので、あえて今度、3Dデータとテクノロジーというふうにさせ

ていただきました。それによって、実際どういう新しいビジネスがあるのかというヒント、

それが何らかの形でもお伝えできればうれしいなと思っております。

私のことについては先ほど紹介いただきましたので、ここは簡単に割愛させていただき

ますが、主に3Dデータ、3DCADを活用して、それだけではなくて、実際にものをつ

くる立場からもこれまで仕事をさせていただきました。それと同時にもう一つ、これは会

社の情報、ものづくりを全般にですが、いろんなシステム導入とかそういったお仕事もし

ております。

実はもう一つの顔も持っておりまして、この3Dデータを活用する会という会の理事も

やっております。こちらはどういう団体かといいますと、実は、ひょっとしたらきょうの

ヒントにもなるのかなということで、ちょっと出させていただいたのですけれども、新し

いビジネスをやっていくというときに何が必要かと、いろんなことがあると思うのですけ

れども、ただ、今までと同じ環境で、今までと同じ人たちとつき合って、今までと同じ道

具でやっていても、多分これはどなたでも新しいものというのは生み出しにくいと思うの

ですね。そこで、何が必要かというところですと、やっぱり違う業界とかかわるというこ

とが一つ大きなヒントになると思います。ただ、違う業界とかかわるといっても、日本中

異業種交流会等々たくさんやっていると思うのですけれども、結構仕事にならなかったり

するケースが多いと思います。なぜかというと、共通の話題が余りないということがある

と思います。この会では3Dデータを使っている会社が会員企業なのですけれども、3D

データは製造業だけで使われているわけではなくて、アニメ、エンタメとか宝飾業界から、

あとは医療といったさまざまな業界で使われていまして、その3Dデータというものを一

個の共通項とすることで、実際に新しいビジネスがこの会からインキュベーションされた

形で出てきております。そういったことにも関係することを本日も述べさせていただけれ

ばなというふうに思います。

本日のトピックなのですけれども、一応こんな3つぐらいのテーマに分けてお話をさせ

ていただこうかなと考えております。一つは移り変わるものづくりの主役というところで

す。次に、移り変わりですね、それを実際に動かしているテクノロジー、あるいはそれに

どういった可能性があるのかというところです。それをお話しさせていただいた上で、で

は具体的にどんなことができるのかというところですね。生かし方といいますか、そのヒ

ントを簡単にお伝えできればなと思っております。

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まず最初の、移り変わるものづくりの主役というふうにさせていただきましたけれども、

最近の、ものづくりに限りませんけれども、いろいろな商売で何が一番大変かというと、

状態がどんどん変化していくという、そのスピードだと思います。IT業界とかですとも

とからスピードが速いですけれども、何か新しいビジネスを企画する、新しい事業を企画

するというときに、例えば1年も時間をかけて検討していたら、1年後やっと始めるとき

にはすっかり時代が変わっている、状況が変わっているというところです。そういうとこ

ろに悠長に調査したり、打ち合わせをしたりとかしていると、物事がどんどん変わってし

まっているということがあります。それに対して、今、日本の大手企業さんたち、特に家

電を中心に非常に苦戦しているところがございます。最近の新聞報道ですと、4月、6月

期、少し持ち直してきたというところもありますが、根本的に何か解決しているという話

ではないと思います。

なぜそういうことになるかと、いろんな要因があって当然一つでは言えないと思います

けれども、一つはその変化のスピード、世の中の変化のスピードにそういった会社が追い

ついていけない、何か決めたときにはもう手おくれになっていると。恐らく大企業さんと

おつき合いをしているところ、この中に大企業の方がいらっしゃったら若干申しわけない

言い方かもしれないですけれども、いろいろ話しているのに、提案しているのに時間だけ

がかかって、結局1年後何も起きなかったということもあると思います。意図せずして何

も起きないということは一つの戦略ですけれども、ただ、検討していて何も起きない、遅

過ぎる、日本の企業はよく、始めたらそれなりに動くけれども、動き出すまでが、決断が

遅いということはよく言われると思いますが、そのスピードの重要さといいますか、それ

が一層増してきているのではないのかなと思います。

そこに対して新しい新たなものづくりの革命と、特に3Dプリンターの話が出てきてか

ら、第3次産業革命とかそのような物の言われ方をしております。ちなみに本日、私のほ

うとしては、3Dプリンターがものづくりの革命を起こすとは思ってもいませんし、言っ

てもいませんし、それはマスメディアが言っているだけの話です。ただ、そこに役に立つ

道具ではあるのは確かなのですね。というところで、変化に対してそれに追随している会

社は新しいものづくりの形というのをつくってきているわけです。

では、新たなものづくりの革命というのがどんな形になってきているのかなというのを、

これは非常に単純化し過ぎているかもしれないのですけれども、ものづくりの主役が大企

業から、1人メーカーと極端な言い方をしましたけれども、要は小ぶりな、小規模で動き

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の早いものづくりに移ってきているのではないのかなというのが、最近私自身もそうです

し、私自身の周りにいる中小企業さんなどからお話をお聞きすると、やはりそういうふう

に世の中が変わってきているなというふうに感じています。

大企業から1人メーカーへと何が一番違うのかというと、やっぱり発想のユニークさで

あるとか動き出すときのスピード感、そういったものが一番違うと思います。

去年の9月ぐらいでしょうか、NHK初めテレビ局でも盛んに1人メーカーというもの

を取り上げて1人メーカーブームと、ブームになっているかどうかちょっとよくわかりま

せんが、そういった取り上げられ方で、大企業をスピンアウトして1人でメーカーを立ち

上げて、かつそれを世界中に販売していくということをやっている人たちがふえてきまし

た。実際、私の周りにもいますし、私自身も、紹介のときにありましたが、1人メーカー

ではありませんでしたけれども、今の役員4人が集まってメーカーをつくりました。その

中でもともとメーカーをやっていた人間は、厳密にいうと1人だけいたのですけれども、

ただ、彼も元ソニーの、大企業の社員という形でしたし、あとは町工場試作屋さんの社長

さんだったりとか、あと工業デザイナーを1人入れたり、私がそのビジネスをまとめると

いうことをやりました。非常に小資本で、動きは速いのですが、大きな動きができないと。

ただ、それでも、いざやってみると、それなりに手応えはありましたし、実際に海外から

も、どうやって調べたのかはいまだにわからないのですけれども、海外からの引き合いと

いうのもいただき、そういったことが案外その気になればできてしまうと。それを私がや

ったのが2004年、2005年ぐらいだったのですが、今はもっともっと簡単になって

しまっているわけですね。

その違いは、もう一つ何かといいますと、大企業に限りませんけれども、今までと違う

動きができない方はどうしても今までの延長で物事を考えてしまうと。ところが1人メー

カーとか、小規模なメーカーを立ち上げられている方というのは余り常識にとらわれず、

とりあえずやってみるという、その考え方の違い、そういったところも非常に大きいので

はないのかなと思っています。

大企業というと、今、想像するトピックはここに出ているようなことだと思います。そ

もそも製造現場が流出していると、だからこそ日本の地場の会社とか、今まで日本の大手

メーカーさんを支えていた会社も結局そのあおりを食っているのは、ここ数年始まったこ

とではなくてもう長いこと続いていると、このトレンドは変わっていかないと思います。

それに伴って、当然おもしろくないので、大手さんから本当にイノベイティブな、創造的

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な人たちもどんどん流出していると。私が知っている1人メーカーの方も、大体大手メー

カーさんからのスピンアウト、我慢できなくなって1人で飛び出したと。その結果、魅力

的な製品も出てこないと。残念ながら大手さんの家電などを見ていますと、やはりちょっ

と小手先である変化を加えたものが多いと、そういうループに入って雇用は減るしと。

ただ、一方で、大手会社だとだめなのかというと、そんなことは決してないわけです。

ここに異業種からの参入とありますけれども、例えばアイリスオーヤマさんは逆に家電メ

ーカーからやめた人たちを引き抜いて商品をつくっていると。やりようによってはそこに

新しいビジネスの可能性があると。残念ながらそれを調子の悪い会社では見出せていない

というのが現実なのではないのかなと思います。

逆に小規模メーカーとかベンチャーは、やっていることがやっぱりユニークです。はっ

きりいって、失うものがないというのも1人メーカーの強みだと思います。とにかくやれ

ることをやってしまうと。思いついたら、下手にいろいろ考えるよりさっさとやってしま

う。だから、そのユニークなもの、的外れなものも出てきますけれども、やっぱりおもし

ろいものがどんどん出てくると。

あともう一つ、これまた後でお話ししますけれども、なぜそんなことが可能になったの

かというのが、もしものづくりの神様がいるとしたら、実はそれは数ではないかと思って

いるのです、生産量ですね。今までのものづくりというのは、大量生産、大量消費という

のが前提ですし、それによってたくさんつくれば1個当たりの単価が下がる、それにかな

り最適化されていたというところです。なので、私が会社をつくったときもそうですし、

いまだに1人で会社をつくっておもしろい製品を、企画もできたし、試作もある程度でき

てきたのに、いざ商品化しようと思ったらできないというケースが結構あります。それな

ぜかと、簡単です。こういうのをつくれるところに頼もうと思ったけれども、門前払いを

食らったと、それだけでは相手にならないねというところで門前払いを食らって、そもそ

もつくることができなかった。でもこういう会社でやろうとすると、最小ロット100個

とか200個とかです。確かに今までのからすると、一番中途半端な数しかつくれないの

ですけれども、それが最近は、そういうロット数でも成り立たせてしまうような小規模量

産といいますか、そういったサービスをやるところも出てきているというところで、実は

そこが追い風になっているということがあります。それによってこれが可能なので、みず

から雇用を創出することが可能になると思います。

当然、地域にとって雇用をふやすということは非常に大事で、経営されている方であれ

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ばやはりそのあたりをいろんなバランスをとりながら腐心されていると思います。ただ、

やはり幾ら雇用するといっても、物には限度というものもありますし、特にこれから日本

の産業構造がここ数年で昔のように伸びていたときのように変わるというのは、トレンド

を考えるとちょっと考えづらいということが言えると思います。

そうすると、何が必要なのか。みずから雇用をつくっていくということです。1社1社

は小さいかもしれませんけれども、自分で会社を立ち上げれば、会社を立ち上げてうまく

いかせれば、そこで雇用が一つ生まれます。そこにもし何人か雇うことができれば、さら

に雇用が何人か生まれます。そういう会社がふえてくるということのほうが今後もっと現

実的なのかもしれないというふうに思っております。

それから、きょうの話の3Dもそうなのですが、単純に物をつくるというだけではなく

て、ITもそうですし、そのITや3Dを通じて今まで話をしなかった会社が話をするよ

うになってビジネスになると、そこに今まで存在しなかった新産業が創出されるというこ

とは十分考えられます。

よく新聞の記事、質問でも、何週間か前ですかね、あれは新聞でなくて「週刊現代」だ

ったと思いますが、2020年だったかな、生き残っている会社、それから日本からなく

なっている仕事という特集記事がありました。実は私もそれにアンケートされていて答え

ているのですけれども、多分これから2020年に向けて、本当になくなっている仕事と

いうのが幾つかあると思います。

ただし、2020年に、今、想像もしなかったような新しい仕事も生まれていると思い

ます。大事なのは今の仕事をそのままの形で維持することではなくて、2020年に今存

在しなかった仕事というのを生み出していくということも、こういった小規模な会社だか

らこそできるというところだと思います。例えばソーシャルメディアの会社で今仕事をし

ている人は、10年前はそんな仕事があるとは私も思っていませんでしたし、そういった

ことは普通に起きてきます。なので、新産業の創出というのは、がたいが小さいからこそ

その気になればできるということが言えるのではないかと思います。

それから、異業種への参入と書きましたけれども、ものづくりからちょっとかたいとこ

ろから新しいところへ入っていく会社というのは、私も結構見ています。私の友人で、例

えば携帯電話を振動させるマイクロモーターをつくっている非常に信頼のある会社ですけ

れども、そこの2代目はそちらの仕事はもちろんちゃんとやっていて強みですけれども、

一方で、今、いろいろなキャラクターの版権をみずからとって、そこからこびとづかん消

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しゴムをこの前出していましたけれども、かなりのヒット商品になっているようですし、

頭を切りかえるということで、まず会社として新しいビジネスができて、今までと違うと

ころへ参入していけるというのも、縛りのない会社ならではかなと思っております。

1人メーカーとは何なのかと、1人メーカーだからといって全てを1人でやっているわ

けではないですね。例えばここに何となく記事を出しましたけれども、去年、NHKで日

本のジョブズを探せみたいなすごいタイトルでやっていましたけれども、ここに出ている

のはBsizeという会社の八木さんで、まだ30代前半だったと思いますけれども、大

手の医療機器メーカーをスピンアウトして、デスクトップのLEDライトを去年出してか

ら結構話題になっていますけれども、彼の場合はかなり全部自分でやっているほうです。

メカの設計から電気設計、ソフトウエア、ソフトウエアは自分でやっていなかったかな、

工業デザイン、そういったものをみずから身につけて、ただ、製造というのはまさに皆様、

製造のプロ等のコラボレーションで非常にユニークな製品を生み出していると。なので、

今までとはまた違った形のコラボレーション、下請とかそういうことではなくて純粋にパ

ートナー的な立場でものづくりをやっている、それを非常に小規模でやっている。この前、

八木さんに会ったときにお話しして、人をふやしたのですかという話を、ふやしましたと

は言いましたけれども、2人ぐらいですと。それ以上ふやす気は今のところありませんと、

なぜかというと、それでできてしまうからなのですね。なので、例えば八木さんのところ

から短期的に雇用がすごく生まれるかというと、ちょっと考えにくいところはあるのです

が、でも、同様なことはほかの人でもやはりできるのです。彼は、多分30前で会社をや

めているので、退職金もたかが知れていると思います。貯金をためて、それでできてしま

うということが、今、実現可能になっています。

あと、先ほど紹介していただいた私の本の中でも、ほかにもいろんな1人メーカーの方

がいらっしゃいます。もとは携帯電話のアプリ開発をやっていた人、彼は30代半ばでし

ょうか、中古の家を買って、建てかえ、リフォーム費用をなげうって、会社をつくって、

今、スマートリモコンです。スマートリモコンというのはiPhoneのアプリケーショ

ンを利用して、まさに外からエアコンをコントロールしたりとか、明かりをつけたりとか、

今まで大手さんだとそういうのは自社専用の、要は自社の家電製品でないとできなかった

というものを、彼は別にどの会社のやつでもいいですよと、それをかつ安く提供するとい

うことで、資金枯渇寸前で売れ出して、今ではそれこそ大手企業さんとのコラボレーショ

ンというので、それこそ自動車会社、ホンダさんですとか、あるいは一方でマンションと

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か新しい住宅の建設に対して、そういった住宅メーカーが興味を持ってコラボレーション

するようになってきているということも実現しています。

彼の会社も多分まだ、今、2人か3人です。最初にお会いしたとき、1人でやっていま

した、奥さんがちょっと手伝っていたみたいですけれども。それでもきちんと大手さんと

対等な立場でおつき合いができる、そういった商売ができるようになってきています、海

外での話も出てきているようですし。そういったときに、多くの会社さんが、実は日本の

中で全て製造も完結したいのだけれどもというので、ただ、残念ながら外へ、中国へ行か

ざるを得ないというケースもあるようです、量産に関しては。そういったところでうまく

コラボレーションができるようなことをやっていくと、もっといろんな今はやりのそうい

ったトレンドに乗ることができるのではないのかなと思います。

こういった流れについては、去年この本をお読みになった方がいらっしゃると思います

が、クリス・アンダーソンという人の「MAKERS」という本です。クリス・アンダー

ソンという人はアメリカの雑誌「WIRED」の編集長を長くやっていらっしゃって、お

ととしには「FREE」という本、世界中でベストセラーになった本を書きましたけれど

も、「FREE」の場合には、今、フリーミアムという言葉がありますね。いろんなサー

ビスを最初はただで提供していて、多くの人はただで使い続けます。ただ、一部の人は有

料のオプションに乗りかえてきますということで商売が成り立ってしまうという、フリー

ミアムというモデル、そのことについてもその「FREE」という中で書いていました。

ただにしてもちゃんと商売が成り立つということで、きょうは「FREE」のお話ではな

いのでその話は余り触れませんけれども、それを書いたクリス・アンダーソンの本という

ことで去年の10月に日本で発売されて、非常なヒット作になりました。ちょうどその半

月ぐらい前に、私も似たような内容で本を出したのですけれども、何でこの人のがこんな

に売れていて、僕のはそんなに売れないのかなと悩んでいたのですけれども、主張は私も

そんなに違ったことは言っていなかったのかなと思っていますが。この人自身は今は何を

やっているかというと、自分のものづくりの会社をやっています。理由は、そういったも

のをやりながら影響力のあるメディアの編集長をやっていていいのかという批判がやっぱ

りあったようで、編集長の方はやめたようです。

ここの「MAKERS」の中のメッセージは大体こんなことを言っていると。もし、お

読みになってない方があれば、ぜひ読むとおもしろいと思うのですが、大体こんなことを

言っています。製造業はもっと小さい単位の集団で営むことが可能になったと。今までで

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すと、やっぱり大きな会社でないと派手にものは展開できないというのが常識だったと思

うのが、いやいや、小さくて大丈夫ですよと。それから、その小さい単位の集団が製造業

を営むために、例えばソーシャルメディアですとか、3Dプリンターとか、ほかにもいろ

いろ書いていますけれども、そういった道具が役に立ちますということを言っているのが

この本なのですね。ただ、一部誤解があって、3Dプリンターだけが取り上げられて魔法

の道具のように言われたことがありますが、実際に彼が言っているのは、有効な道具の一

つですよと言っています。

かつ、この変化というのが非常に革命的ですと。なぜ革命的かというと、多国籍企業で

ないと世界中に打って出ていけなかったのが、下手をすると個人でも可能になってきた時

代ですと。これが革命的なのではないでしょうかというのが、このクリス・アンダーソン

のメッセージなのですね。私もほとんど同じようなことを考えています。つまり、ものづ

くりの主役が移動しつつあるというのが、今まさに現時点で起きつつあるところです。

では、それに対して、その中でどうやって生き残っていけばいいのかというのが次の話

の流れになってくるのではないかなと思います。先ほどの話で、もっと小集団で営めるよ

うになったというのは、イコール、日本のものづくりの大半の会社は大企業ではありませ

ん。やっぱり雇用を支えているのは中小企業、ほんの数人から10人、20人、あるいは

多くても30人ですね。そういった会社にむしろ向いた環境になってきているというのが

現在の状況ではないのかなと思っています。

では、武器がいろいろありますよという中で、何をどう使っていけばいいのかなという

注目のテクノロジーといいますか、実際に1人メーカーをやっている方、あるいは1人メ

ーカーではないけれども、小規模なメーカーの方がやっている、使っている道具というの

を改めてここでお話ししていきたいなと思います。

ちょっと大げさな言い方ですけれども、テクノロジーの民主化という言い方をしたいと

思います。最先端の技術というのは、やはり大手さんのほうから取り入れていくというの

が前提だったと思います。実際問題、今までのツールというのは非常に高価でした。導入

にも物すごい手間がかかると。とてもではないけれども小さい会社ではそんなものを使っ

ている余裕はない、買う余裕もないし、運用する余裕もないし、かつそれをできる人がい

ないと。何か悪いことが全部そろっているような感じですけれども、それはなぜかという

と、物が高い、使いこなすのに難しい。私もずっと売っていた人間なので、売っていた立

場から言うのも何なのですが、実際そういうものでした。教育にもすごく時間がかかると。

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売っているほうからすると、それはすごくビジネスの機会になるのでよかったのですけれ

ども、でもだからこそ、大手さんしか買ってもらえなかったと。中小さんへ持っていって

も、いやいや、余裕も金も何もないからだめよと、それはそうですよねということしか言

えなかったのですね。つまり、一部の特権階級しか本当にものづくりを活用するための技

術が使えなかったというのが、ちょっと風向きがここ数年変わってきましたと。つまり、

やる気さえあれば誰でも使えるようになってきたというのが、このテクノロジーの民主化

というものの言っている意味です。

例えば、きょうのタイトルは3DCADですね。私が自動車会社でやっていたころの3

DCADで1ライセンス当たり数百万円です。かつ、データ管理のほうも私はやっていま

した。そのデータ管理のちょっとしたライセンス、1個20何万円、一体何人人が要るの

かという中で商売は普通、億単位みたいな。普通でもないですけれども、やっぱり大手さ

んになると億単位というような商売が当たり前だったと思います。特に私、そういう会社

にいたので。なので、例えばサプライ屋さんに対して3DCADを、この3Dデータ型式

でないとおさめなきゃだめだっていってもしょせん無理な話です、買えないので。もちろ

ん、そのメーカーさんにうまく配布するということを試みていることはありましたが。あ

と、やっぱり導入コンサルティングというの、1年とかもっと、さらに高級オフィスまで

設置して、別の意味で雇用をふやすためにやっているのかというぐらい難しいものだった

のですね。

それが、私の5月に出した本で、それが3Dプリンターを使いたいけれども、3Dデー

タがつくれないので困っているというごく一般の人、あるいは製造業でも3Dデータを使

ったことがない人向けの、本当に初めての方向けの本だったのですけれども、そこに使わ

れているCADがAutodesk123Dという、私の古巣の会社でもあるのですけれ

ども、アメリカのオートデスクという会社が何を考えたのか、ただのCADを出してきた

のですね。当然、裏に仕組みがあるのですけれども、そのただのCADは、ただのCAD

なりではあるのですけれども、多分10年前、もしくは15年前のちょっと高いCADを

考えたとき、十分それを補完するぐらいの機能がついてきてしまっていて、かつそれがた

だで使えると。しかも、今まで使ったことがない人に使ってもらおうという意図があるの

で非常に簡単に使えるようになっているのですね。ちょっとしたトレーニングさえすれば。

だから、1人で、それほどすごい経験がなくてもすぐに使えるという環境が整ってきたと。

それから次がインターネット。インターネットは今さらという話もありますけれども、

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今のものづくりでインターネットが果たしている役割というのは非常に大きいと私も思っ

ています。例えば2004年に私が自分の会社をつくって最初の商品を出したときに、先

ほどの3DCADとともにインターネットが存在していなかったら、その商品はできてい

なかったと思います。なぜかというと、役員で入っているニコラという名前はチーフデザ

イナーの名前なのですが、彼が住んでいるのは実はセルビアなのです。だから、ほとんど

会うことはありません。コミュニケーションはほぼインターネットです。かつデータのや

りとりも全部インターネット上でやっています。デザインレビューもインターネット上で

す。もし、インターネットがなかったとしたら、多分商品はなかっただろうなと。単純な、

要するにデータの交通インフラと考えても非常に意味のあるものです。たまに私、最近、

注文書をなぜかファクスでもらうことはあるのですが、例えばいろんなペーパーのやりと

りも、今データ上でやるようになっていますし、逆に私が部品をつくってもらうように発

注する、アメリカの会社ですけれども、そこは完全にオンラインの見積もりとオンライン

のデータのやりとりだけで済んでしまうと。非常に便利な世の中になっていて、日本のど

こにいても発注ができるし、あるいは受注もできると。これをうまく活用しない手はない

と思います。

それから、ソーシャルメディア。この中でどれぐらいの方が活用されているかどうかは

よくわかりませんけれども、ツイッターもそうですが、例えばフェイスブックですね。私

の場合、半ばフェイスブック中毒みたいなところもあるのですが、フェイスブックを見な

いでは一日が始まらないし終わらないような状態に今なっていますが、実は私のフェイス

ブックでつながっている人は大体3分の2ぐらいが製造業関係の人です。そこで何をやっ

ているかというと、例えばある情報を求める。あるいは、これがつくれなくて、つくれる

人はいないかみたいな話とか、それが今、全国規模で人がつながっているということで、

もともと多分、地域でのいろんな同業者さんとか、製造業というのはそれなりのつながり、

あの会社は何をやっているとかいろいろあると思います。でも、それが一歩地域を出てし

まうとなかなかつながることが難しかったというのが、今、結構つながっていて、長野県

のグループと、あるいは九州の方とか、意外にそういったところのコミュニケーションが

できていて、何がいいかというと、本当に自分の欲しい情報がすぐに見つかると。あるい

は人とつながると。インターネットが普及するようになってから、恐らくほとんどの会社

ではホームページをみずから立ち上げられていて、検索することでいろんな会社が見つか

るようになっていると思います。

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ただ、インターネットで見つけるときの一番の問題は何かなと。これは私の個人的な感

想ですし、知り合いの、まさに1人メーカーをやっている人間の感想でもあるのですが、

結構ピンポイントで欲しいものを見つけることが案外難しいのですね。例えば、何々の加

工ができますよとホームページに書いてあったので電話をかけてみたら、いやいや、この

条件でないとうちはできないと。当然できること、できないことがあるので言っていただ

くのはいいのですが、何が言いたいかというと、ピンポイントで見つけるのに意外に手間

がかかる。昔よりはいいのですが、手間がかかる。それがソーシャルメディアでつながる

ことによって、自分の状況をもっと把握している人間が、それだったらあそこがいいよと

いうのが全然違う地域から話が来ることがあるのですね。

あと、何がいいかというと、フェイスブックの場合ですと個人名でつながっていますの

で、大体信用が置けます。初めて会う人であっても、やっぱり私もそうですけれども、や

たらな人は紹介しませんので。逆に言うと、向こうもこちらを見込んで紹介してくれたの

だろうし、相手も恐らく信用できるだろうということで話がつながりやすいと。実は物を

つくる段階でも、やりよう次第でこのソーシャルメディアというのは案外使えるのではな

いのかなと思っていますし、実際に東京で6月の3週の水、木、金に設計・製造ソリュー

ション展というのがあって、行かれた方も結構いらっしゃるのではないかと思います。毎

年そこで、大体日本全国のいろんな中小製造業の皆さんが中日に集まって、100社以上

の方たちが集まって要するに大宴会をやっているわけですが、それも全部フェイスブック

等々で集まってきた人たちです。そこでさらにリアルに会ってお互いに何をやっているか

というところで新しいビジネスが出てきたというのはかなり枚挙にいとまがないというこ

とがあります。

それから、ソフトウエアです。先ほどの民主化の話と関係しますけれども、このソフト

ウエアというのも非常に大きなポイントです。ソフトウエアは具体的に何を言っているか

と。一義的には私の場合ですと3DCADですね。なぜかといいますと、設計も、特に海

外とやるときもそうですけれども、もはやちょっと図面ベースでは話が進まないと、3D

データでというのもあります。大手さんといえどもやはりそうですね。ちょっと会社名は

言いませんけれども、重電もやっているある大手家電メーカーさんの重工系の部門の人た

ちでしたけれども、なぜ3Dデータにしたのですか、3DCADの開発に切りかえたので

すかと言ったときに、やはり海外とのコラボレーションで図面ベースで非常に困難を伴っ

たというところで、今後を考えていくと3Dでやっていくのが当然ですという話だったの

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と、もう一つは、世の中をというか仕事を便利にするための新しい道具、新しい技術は大

体3Dデータをベースにしていることが多いのですね。なので新しい道具を使いたいと思

ったら、3Dデータを持っていないとお話にならないという状況も出てきています。

例えば3Dプリンターも、今までですと3DCADは全然興味なかったけれども、3D

プリンターをどうしても使いたいというときに、3Dデータがないと話にならないという

ところで手をつけた方もいらっしゃいます。だんだん時間が押してきたので少し早目にし

ますけれども、あとクラウドです。クラウドも、もう一つコストを下げるというものにな

っています。先ほどの無償のCADのAutodesk123Dというものをクラウドは

使っているのですけれども、最近、そのオートデスクが今度はFusion360という、

今度は本当に設計で使えるような3DCAD、仕事で使えるものを出してきていますけれ

ども、そういったクラウドを使うことで、そこにソフトウエアが乗っかることで何がいい

かというと、使うコストが下がるのですね。

この中で、例えばアドビのイラストレーターとか、そういったものをお使いになってい

る方がいらっしゃるかどうかわかりませんけれども、アドビさんもソフトウエア、パッケ

ージ売りをしていませんよね。ことしから、この夏ぐらいから店頭に行っても買えません。

では、どうやっているかというと、全部クラウドでの提供です。例えばイラストレーター

を1本買うと結構高いのですよ。単体パッケージを買ったら、ちょっと価格忘れましたが、

10万とかそういう形。Design Suiteを買うと30万とかそれぐらいの値段

がしてきます。それがクラウドで提供することで、要はアドビが持っている全ての商品を

年間6万円で使用できますとか、つまり月額5,000円で使用できますと、全ての商品

をと。1個1個薄くなるのですけれども、そのかわりみんなが使いやすくなると。あと、

使うほうも、使うときだけライセンスの数をふやして、要らなくなったら減らしてしまう

という柔軟性が出てきたということで、みんな使いやすくなってきたというところです。

そろそろ肝心の3Dのほうに行きたいのですけれども、3Dデータは何がいいかという

と、本当に三次元で設計をしますと。設計業務をやっていくときに、でも商品を開発する

関係者は決して技術者だけではありません。営業の方もいらっしゃるし、経営の方もいら

っしゃる。その人たちが本当はもっとかかわらなければいけないというときに、図面だと

やっぱり難しいのですね。それが3Dのデータを使うことで一目瞭然で見えてしまうと。

それからもう一つ、スピードアップにかかわってきているのが、今はやりの3Dプリン

ターです。3Dプリンターの話は聞いているんだけれども、何だかよくわからないと。よ

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くこういう写真を見たりするかと思います。3DプリンターのReplicator2(レプリケー

ターツー)です。何かちょっと未来っぽく見えますけれども、これは一番安いほうの一つ

で、どっちかいうとホビーで使うほうのタイプのやつですけれども、こんなものが最近、

去年あたりからどんどんふえてきています。あんまりふえているので、私、メディアでよ

く3Dプリンター狂想曲と言っているのですけれども、よくわからないけれどもみんな大

騒ぎをしていると。

去年から新聞でもありました、3Dプリンター等が普及してしまうと日本の製造業はや

ばいのではないかと。私は全然そんなことありませんというのは、ずっと言い続けてきま

した。要するに、何でもつくれる魔法の箱ではないというのが3Dプリンターです。要す

るに、この論法は間違いで、ちゃんとこのことを理解すれば逆に3Dプリンターというの

は、つまりどんな機械なのでしょうかと、業務がどう変わるのでしょうかと、それによっ

て自分の会社や産業はどう変わるのでしょうねというのを理解しましょうというのが最近

の主張です。

3Dプリンターは欧米が進んでいますとか、日本はおくれていますとか聞くことがある

と思うのですけれども、3Dプリンターの理論を最初に世界で発表したのは日本人です、

1981年です。その後、82年に全然別のところでアメリカの方も理論を発表されまし

たけれども、1987年に世界で最初の商用の光造形方式の3Dプリンター、この当時は

3Dプリンターと言っていませんけれども、光造型機が87年に出て、90年代以降は自

動車会社中心に結構やっております。3Dプリンターと言葉が普及し出したのはここ二、

三年です。その前はRP、ラビットプロトタイピングという言葉のほうが通りがよかった

です。なので、3Dプリンターで革命が起きるのだったらとうの昔に起きているはずとい

うのが私とか周りの主張なのですけれども。

3Dプリンターとは何かと平たく言うと、立体の断面にスライスして、その断面を積み

重ねて造形しますと、それだけの機械です。断面を積み重ねると。方式にはいろいろあり

ます。光造形、光硬化性樹脂に光を当てて、紫外線等々を当てて固めるというもの。それ

から熱溶解積層法ですね。これは樹脂を溶かして断面をつくっていくというもの。先ほど

写真でお見せした3Dプリンターがその方式ですね。あとインクジェット方式というのが

あります。これも光造形の一種なのですけれども、インクジェットのヘッドから樹脂を飛

ばして造形をしていくと、そこに光を当てて硬化させると。ちなみにインクジェット方式

のプリンターはアメリカの最大手2社が出しているのですけれども、私の聞いたところ、

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そのヘッドは全部日本製です。それでないと、大手プリンターメーカーさんのその技術が

使われています。実はコアな技術を支えているのは結構日本のメーカーだったりするので

す。あと、レーザーによる粉末焼結ですね。これは粉状の材料のレーザー光線を当てて焼

き固めるという形です。あと石こう粉末を結合材で固めると。ただ、どれも共通している

のは、断面を積層して造形していくというところです。これ以外にも、正確に言うと光造

形はもう1種類あるのですが、余りポピュラーではないのでここでは割愛しています。

何で3Dプリンターがそこまで注目されるのかというと、恐らく簡単さだろうと私は思

っておりますけれども、要は積層方式問わないのですけれども、それがそういう機械です

よと。産業用から個人利用までさまざまなのですけれども、その中でも比較的廉価で小型

なものを指すことは多いですね。光造形をもともとやっている、例えば日本の会社でもあ

りますシーメットさんとか、粉末焼結だとアスペクトさんという会社は昔からやっていま

すけれども、シーメットさんは多分、光造形という言い方します。3Dプリンターと言わ

れると訂正されるようですけれども、一応私の範疇ではそれも3Dプリンターに入れてい

ます。方式もさまざまなのですね。1桁万円台から億とか、そういうのまで。上段の一番

右側、これはインクジェット方式の機械で、スリーディー・システムズという会社のもの

ですけれども、このあたりに来ると、非常にもっともポピュラーな機械ですけれども、大

体一千数百万円ぐらいの機械になりますし、一番右側にある焼結の機械だと3,000万、

5,000万とかというような値段の工作機械になってきます。なので、それを一言で3

Dプリンターと言ってしまうのも非常に乱暴なのですが、ただ、積層してというのは同じ

です。

これは、何で3Dプリンターが魔法の道具ではなくてという話の中で、やっぱり向き不

向きがあって、やっぱり板金とか。造形方法も幾つかあります。曲げて材料を粗製変形さ

せてつくったり、型に流し込んだり、削ってつくったり、積んでつくったりとそれぞれ特

徴があって、向いているつくり方をすればいいのですよという話はよくするのですけれど

も。あと、材料です。よく聞かれます。材料はどんなものが使えるのですかということで

す。ここに書いているのはよく使われるものですけれども、ABS、もしくはABSライ

クというのはABSみたいなというやつですね。それからポリ乳酸とか光硬化性樹脂とか

ですね。ここは方式、機械に連動と書いていますけれども、あるメーカーの3Dプリンタ

ー買ったら、そこの出している材料を使わざるを得ないというのと、もともと材料のバラ

エティーはそんなにないのですね、3Dプリンターは。なので、よく最終製品には使えま

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せんねみたいな言い方をされますけれども、仕上がりと材料の選択の幅の狭さというのが

あります。

とは言っても、いろんなところで活用されています。製造業はもちろんです。自動車業

界は昔から使っていましたと。あとジュエリーアクセサリーでも最近はかなり使われてい

ます。それこそ3Dでモデリングして、それを造形していくということですね。それを造

形したものを原型として使って、本物のジュエリーをつくるという使い方も結構されてい

ます。私もこの前ちょっと、うちの娘向けにかわいいリングをつくってみたのですけれど

も、そういったことが結構簡単にできてしまうと。それから建築模型とか、もしくは建設

土木なんていうところでも使われています。

建設土木はどういう使われ方をするかというと、一見、3Dプリンターと関係なさそう

ですが、一つは岩手県など東北地方ですね。いまだに住民の移転が進んでいないという話

はお聞きになっていると思いますけれども、その移転計画とかを立てるときに、土木屋さ

んは当然図面でいろいろやっているのですが、それを住民に説明しようというときに、お

じいさん、おばあさんに図面を持っても何のことやらさっぱりわからないわけです。イメ

ージも湧かないと。意見求められても困ると。でも、それを今、土木も3Dでランドスケ

ープのモデリングとかというのをやっていったりとかします。一番乱暴な話になってくる

と、そのデータをもとに宅地を造成するのにGPSの信号を受けながらブルドーザーを動

かして整地をしていくということまでできますけれども、ちょっとそういう使い方ではな

くて、土地のモデリングができれば、それを3Dプリンターでカラーで立体造形すること

で、その小さな模型であっても普通の住民がわかるようなモデルをつくることができると

か、そういった現実的な話もあります。

あと、私、何カ月か前に大阪でお話をしたときに話をしてきた方がいらっしゃって、そ

の方、ゴルフコースのデザインをされている方で、最近ですとどうしても、新規コースを

つくるよりリノベーションをするというほうが多いらしいのですね。そのリノベーション

をするときに実はもう図面が残ってないとかいろいろあるのですけれども、かつ一部だけ

を何とか直したいというときに、一旦、土地の3Dデータをつくっておいて、そこを直す。

直した後のモデルを3Dプリンターで出してゴルフ場のオーナーに説明すると非常に話が

通りやすいみたいな話とか、案外関係なさそうなところで3Dプリンターを使います。

あと、日本ですと今、注目されているのは医療ですね。例えば、あれは京都大学でした

か、椎間板ヘルニアの骨ですね、あれは軟骨ではなくてちょっと別のところだと思うので

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すけれども、今までですと、例えば骨に何か移植するときどうするかというと、健康な骨

まで削って、そこへ既製品を入れるというやり方するのですね。そうすると患者の負担も

非常に大きいというのを、CTで撮った体のデータから、そこにぴったりはまるものをモ

デリングして3Dデータにしてしまうと。しかも3Dプリンターだと骨の内部の網目状の

血管が通るようなところまでつくることができるので、そういった移植医療に使うことが

できると。ちょっと内臓に関しては、はっきり言って研究が今始まったばかりだと思いま

す。多分、人工で内臓を3Dプリンターでつくるのは当面先の話だと思いますが、ただ、

インクジェットの仕組みを使って血管をつくったりとか、細胞を飛ばしたりとかして形を

つくっていく研究は今進んでいるようです。というのは、インクジェットのインクの一粒

と細胞がほぼ同じ大きさらしいのですね。なので、そういった研究が進んでいるというこ

とが言えます。

3Dプリンターの特徴というのは、では、どういうふうに使えばいいのという話なので

すけれども、メリットは速い、スキルが要らない、物は安価、あとはコミュニケーション

に使いやすいというところですね。逆にデメリットは、材料の選択肢が少ない、仕上がり

がやっぱり余りきれいではないとか、あと3Dデータがなければ全く使えないので持って

ない人はどうにもできないと。このメリットさえ意識していくと、今いろんな活用方法が

あります。製造業では昔からこれですね、試作という形で使っているケースが一番多いで

す。試作もいろんなフェーズがあって、自分のアイデアを構想設計段階で非常に簡単に再

現するとか。それから、ちゃんとしたと言うと何ですけれども、試作をする前によりラフ

にいろんな設計オプションを検討してから最終的な試作に持っていくと。先ほど話したス

マートリモコンの会社の社長さんはそういう形で使っているケースが多いというふうに聞

いています。あとは試作、ちょっとこれは次の話です。あと、量産手段というのも実はあ

るのですね。量産にとか最終製品に使えませんねというのもちょっと言い過ぎなところは

あって、十分なパーツの強度があって見ばえが関係ないところであれば、案外使っている

ケースがあります。特に金属焼結のものまでありますので、意外に本当に何個しかつくら

ないとかいうような最終製品ですね。非常に効果的ではあったりします。あと、量産手段

のもう一つは、この前お話しした会社は治具の試作に使っていますという話です。最終的

に量産するので、例えば治具も必要なのですけれどもという話の中で、ただ、本物のぶつ

はまだでき上がってきてないと。ただ、データはあるので、とりあえず3Dプリンターで

パーツだけはつくっておいたと。あとはそれを使って治具の検討をさっさと始めておいて、

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量産に入ったときにはちゃんと必要な道具だけは全部そろっているというところの、量産

手段といいますか、ある種の生産準備的な位置づけでも使うというのがあります。

あと、コミュニケーションという話もあります。先ほどの開会の挨拶の中での、地域の

産業とみたいな、清水会頭がおっしゃったことだったか、ちょっと忘れてしまいましたけ

れども、コミュニケーションの手段で、地場産業というか伝統工芸と最新のもの、3Dプ

リンターはあんまり関係なさそうなのですけれども、この前聞いた話ですと、ある工業デ

ザイナーさんが伝統工芸、ちょっと何だったか忘れましたけれども、組んで、ただコミュ

ニケーション、こういったものをつくってほしいというのは非常に今まで難しかったと。

スケッチと簡単なコメントだけでは、やっぱりでき上がってみると持った感じは違うとか、

いろんな意思疎通がうまくいかなくて、もともと使っている言葉も違う人たちなので最終

的には人間関係まで悪くなったとか、そんな話があるのですけれども、それが3Dプリン

ターで最初から工業デザイナーさんが自分でモデリングをして、かつ自分で3Dプリンタ

ーで出力をして、これをつくってと持っていったら本当一発だったらしいですけれども、

例えばそういったことも可能ですし、やっぱりそこは職人さん、現物があると、これはど

ういうふうに再現すればというのがきちんとわかるというお話も聞きました。そういった

コミュニケーションの有効化。

あと、ちょっと試作のところで簡単に触れましたけれども、スピーディーなアイデアの

具現化というのがあります。これはやっぱり幾ら3Dのデータでも、画面の中にあるのと

手にとるのは全然違いますので、それを手早く検討することができるということですね。

あと、ユーザーの生産者化と書きました。今の日本でものづくりに携わっている人たち

が少なくなっているというもののいろんな理由はあると思います。ただ、今、私が感じて

いるのは、生産者、ものづくり、メーカーの人たちと使う人たちというのが余りにも分か

れてしまったということがあると思います。うちの娘は結構物をつくるのが好きな方なの

ですけれども、とにかく遊ぶものは買ってくるというふうにもう最初から考えていると、

自分でつくると思いもつかない子供がいっぱいいると思います。

ちょっと、ここでお聞きになっている皆さんを拝見しますと、恐らく私もそうでしたけ

れども、なかなか買ってもらえないので自分でつくるとか、稚拙ながらも何かつくってい

たとか絶対あると思うのですけれども、そういう経験がかなり少なくなってしまって、果

ては自動車会社に就職するのに免許もなければ実は車に興味はありませんということまで

起きてしまうと。それが、ちょっと子供の教育の話にもありましたけれども、これを使う

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ことで実際は何かつくってみたかったという思いがどっかほじくり返されて。しかも、何

か手は汚れないし何かつくれると、それがいいきっかけになってくれると。

実際、私、8月の半ばぐらい、お盆明けに、そろそろ自由研究で焦っている子供がいる

だろうと思って、業界団体で親子セミナーをやったのですね。3Dプリンターで何かつく

りましょうと。やってみたら、子供の方は全く臆することなく、ちょっと習ったらすぐい

ろいろ試して、へえ、3時間後にこんなにつくってしまうのだと、やっているこっちがび

っくりするぐらいのものをつくって、それを3Dプリンターで出してさしあげて持って帰

ってもらったのですが、そういったことで、今度もっとやってみたいという子が実際に1

人、2人出てきていたりとか、何か非常にいいきっかけかなというふうには思っています。

あとは、それこそ大人であっても、例えば製造業に勤めていても、どうなのでしょう。

本当に自分が好きなものをつくっている方はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか。恐ら

く、例えばメーカーにいたとしても、自分がつくりたいものというよりは、やっぱり仕事

でつくっているという中で、本来、物のづくりに携わる方は、物をつくるのが好きだから

入ったのだと思いますけれども、実際にはそれがもう単なる仕事になってしまう。そうい

う中で、ホビーレベルかもしれないけれども、まず自分で何かつくってみる。場合によっ

ては何か評判がよくて小規模ながら趣味でつくったものを売っているとか。要は、そうい

った本来やりたいもの、みずからも小規模な1人メーカーになることができるきっかけで

すね。3Dプリンターだけでどうにかなるわけではないですけれども、そのきっかけとし

ての活用というのが出てくると思います。

そろそろまとめにいきたいと思うのですけれども、3Dデータとテクノロジーによる産

業創出、最初の話に戻るのですけれども、別に私、異業種にかかわれと言っているわけで

はないのですけれども、多分、新しいことをやろうとすると違う人と話したほうがいいで

しょうねと。ただ、違う人と話すのは結構難しいですよね。それこそ言葉が違う。同じ日

本語をしゃべっているのに何で通じないのかというのはうちの家庭でも起きますけれども、

多分、普通の職場でも起きますし、ましてや言語が違うほかの業界となると結構難しいで

すね。そこに共通言語が必要でしょうというときに3Dデータが非常にいいと思うのです。

効果的なコミュニケーションはやっぱり必要だと思います。規模の大小とか業界問わずし

て、納期は短くなるし、製造業で何かつくっていると限界を超えたようなコスト削減要求

とか、それはつくるほうの話ですし、あとはみんなの気がどんどん変わっていくし、移り

気になってしまうと。海外との競争もありますし、もっとユニークなもの出せという話も

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あります。そういったもろもろのものをそろえていくときに、生産性を上げるとか効率は

ちょっとここのトピックではないのですけれども、新しい取り組みというとやっぱり業種

を超えた連携、新規分野への進出とかオリジナル商品の開発、中小さんもリーマンの後は

オリジナル商品の開発に入っていった会社がたくさんあります。私の知り合いの会社も多

くやっていますけれども、自社内でやっている分にはいいのですけれども、結局、異業種

でやり出すとコミュニケーション不全が起きる、あうんの呼吸は当然通じない。あとは技

術者同士ならともかく、いろんなクリエイティブな人とやっていく中で、基本、図面はあ

んまり役に立たないのですね。ほかの手段を使わないといけないというときにやっぱり3

Dデータが要ると。

開発プロセスと3Dプリンター。物の流れとすごく乱暴に書きましたけれども、いろん

な流れ、商品企画から保守まで、果ては廃棄までが流れになると思うのですが、3Dデー

タそのものは全般に通して使うことが可能です。商品企画から保守のマニュアルから保守

のマニュアルから販売店用の資料から等々全部使えますけれども。ちなみに3Dプリンタ

ーは主にはこの前半部分、があって使われることが多いです。ただ、販売店での模型だっ

たりとか、商品によっては。そういったところでも十分に活用することが可能になります。

つまり、このあたりで使うことでアイデアをもっと素早く検討したりとか、いろんなやり

方を検討するとか、コミュニケーションが進むとか、ちょっとここはきれいごとを書いて

いますけれども。

ただ、大事なのは、ちょっと使ってみてどういうふうに生かせるのかなという実体験か

なと思います。ちょっと今のやつを言葉にしたのがここのところになってくるのですけれ

ども、実際、こういう使われ方が非常に多いです。なので、3Dプリンターは何かすごい

ものとか、何か魔法の道具ではなくて、もっと気軽にいろんな使い方を考えていただくの

がいいのかなと思います。つまり、一旦3Dデータができると、これは123Dで先ほど

趣味で使えるただのCADですけれども、これができてしまえば、こんなふうに3Dプリ

ンターで、これは東京の京王線の5000系車両、もう走っていませんが、伊予鉄の70

0系ですね。それをやって実際に売っている18メーター級車両のNゲージの上に乗っけ

てつくっていますけれども、こういったものから、今、実はこれから商売にできないかと

いうのでお話が来ているとか、それが3Dデータというところなのですね。

産業としてはいろいろ関連がないように見えるいろんな産業なのですけれども、3Dデ

ータ使うことで結構共通する普遍的な3Dモデリングのスキルというのが実は生かせるの

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ですね。おもちゃ屋さんから、実はおもちゃ屋さんと話していると本当にすごいなという

のが、よくあの値段ですばらしいものを使ってつくってしまう、安価につくるスキルとか、

そういったものと、例えばほかの業界とかをうまく連動させるとか。恐らく、この中でど

れだけの皆さんが新しい業界、新しいほかの方たちとかかわって新しいことやろうとお考

えなのかはわかりませんけれども、もしやるとすると、こういったものができると実はい

ろんなビジネスへの足を踏み込むきっかけになるかなと思います。まさに3Dデータがあ

ることで、機械部品からグッズ、フィギュアに至るまで全部できます。さっき言った、す

ごい精密部品をつくっている会社がなぜ「こびとづかん」というのはなかなかわかりづら

いところありますけれども、ただ、彼らの加工技術を使って本当にいいキャラクター消し

ゴムをつくっていたりしますけれども、そんなふうに応用が可能なのですね。なので、3

Dデータを活用する産業の仲間として見ると、恐らく今までの事業ドメインに関係しない

ような新しい事業の創出をつくることができるし、糸口となる共通項を見つけるというこ

とにつながると思います。

これは最後にちょっとなりますけれども、セルシスという会社からQUMARIONと

いう商品があって、それは何かというと、人型の入力デバイスなのですね。アニメーショ

ンで人の動き、モーションをつけるのは結構素人がやると大変なのですけれども、そのモ

ーションを、本当にUSBでつないで簡単にできてしまうと。これはソフトイーサという

会社が持っているQUMAという技術と、そこに工業デザイナー、金型メーカー、それか

ら基盤のメーカーとかいろんな会社がかかわって、私がその理事をやって3D-GANと

いう団体の会員企業で取りまとめてやったものを商品化していますとか、これずっと昔の、

最初のころのクールジャパンでやったコンテストですけれども、CG作家さんたちがつく

った、これアルミで削り出したUSBのケースですけれども、こういったものの商品化で

すとかというのが比較的簡単にできてきます。

あと、きのうは倉吉で何人かの企業の方とお話をしましたけれども、そういった中でキ

ャラクターを扱っていきたいなんていうときに、そうすると今度は版権を扱ったりとかい

ろいろありますけれども、そういったキャラクタービジネスにかかわっていきたいなとい

うときにも活用をすることができますと。

済みません、結局ちょっと大分飛ばしてしまいましたけれども、なので、もし3Dデー

タを活用して、あるいは3Dプリンターを使って何かビジネスにしたいなというときには、

やっぱり3Dデータを業務で扱うということをまず考えてくださいと。よく、3Dデータ

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つくれないからダウンロードしたらとなりますけれども、それは余り意味がありませんの

で。意味がないというのは、ものをつくるのはオリジナルのものをつくるわけなので、や

っぱりデータを自分でつくることができない。そういった若い人を使うと。ただ、若い人

を雇うと案外すぐ覚えてくれるし、3Dプリンターとか3DCADを導入したというと、

これは本当に企業さんに聞いたのですけれども、若い人が結構興味を持ってきてくれると

いうことも聞きましたので、新しいテクノロジーへの投資は若い人引っ張る一つの有効な

手段ではないかというのは幾つかの企業の経営者の方からお聞きしました。

どこから始めましょうかと。もし、今、3Dデータを何らかの形でお持ちであればぜひ

体験してみてください。3Dデータ使うというのはどういうことですか、商品化するとは

どういうことですかと。3Dプリンター持っていませんという人は全然問題ないです。今、

プロでも使える出力サービスがかなりあります。そういったところで体験してみると、こ

んなふうに使えるのではないかというアイデアが出てきます。幾ら本や報道を見ても、そ

こは余り実質的な知識も感覚にもならないのでぜひ体験してくださいと。

あと、3Dデータをお持ちでない企業、実はこちらのほうが大変なのですけれども、や

はり3DCAD、CGとかぜひさわってみてくださいと。いや、難しいという方は、何か

最後に宣伝していいのかどうかわかんないのですけれども、左下にある、「モノづくり超

入門」と、本当に初心者向けに書いたやつですけれども、そういったところで、実際、こ

れはアマチュア向けに実は書いたつもりだったのですが、案外プロの方もお読みになって

いただいてありがたいことなのですけれども、そういった3Dのデータをつくる、ものづ

くりをする、それから3Dプリンターを使うというところの流れについて詳しく書いてい

ますので、ぜひ何かもうちょっと踏み込んでみたいという方は見ていただけるとうれしい

なと思います。

というところでお時間になりましたので、私の講演をこれで終わらせていただきます。

皆さん、どうもありがとうございました。(拍手)

○司会 水野様、大変貴重なお話をありがとうございました。

水野様にお伺いしたいことはおありだと思いますが、時間の都合もございますので、こ

れで基調講演を終了したいと思います。

なお、本日、午後6時からパレットとっとりにおいて開催される交流会も水野様に御出

席いただけるとのことでございます。皆様におかれましても、ぜひ交流会にも御参加いた

だき、水野様とお話しいただければと存じます。

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水野様、本当に貴重なお話をありがとうございました。皆様に、いま一度盛大な拍手を

お願いいたします。(拍手)

以上をもちまして、基調講演を終了とさせていただきます。

なお、メインアリーナでは県内外の企業や学術機関等に展示及び発表が行われておりま

すので、ごらんください。

本日は御参加いただきまして、まことにありがとうございました。(拍手)

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とっとり産業フェスティバル 2013&鳥取環境ビジネス交流会 2013

各コーナーの様子

企業、研究機関、専門高校から多数出展いただきました 屋外での一部展示を行いました

研究発表(ポスター展示)の様子です 初めて行った研究発表(ブース展示)の様子です

ご当地グルメコーナーです 善ちゃんのサイエンス講座は親子連れで大にぎわいでした

県職業能力開発協会によるフラワーアレンジメント講座の

様子です

企業展示、研究発表最優秀賞を表彰しました

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とっとりネットワークシステム(TNS)第3回合同発表会

日 時:平成25年9月6日(金) 12:30~14:00 会 場:コカ・コーラウエストスポーツパーク鳥取県民体育館 メインアリーナ 参加者:65名 ◆概要 TNS 登録研究会が地域社会の住民、企業の方に貢献するために、各研究会の活動紹介と共に、

地域の皆様が興味のある地域資源の活用や話題性のある事柄について、分かりやすく解説する趣旨

で、標記の第3回合同発表会を開催した。 初めに、TNS 運営委員長である鳥取大学産学・地域連携推進機構の菅原機構長より、TNS の紹

介と発表会開催の趣旨について説明があった後、教育講演2件(キチンナノファイバー研究会、温

暖化・黄砂・酸性雨を考える研究会)、活動報告1件(食品開発と健康に関する研究会)を行なっ

た。(写真参照、内容の詳細は別紙の TNS 第3回合同発表会チラシをご覧ください。) ◆参加者の推移 第1回(H23 年)28 名、第2回(H24 年)50 名、第3回(H25 年)65 名 ◆今後の展開と要望 ・地域の住民、企業のニーズに合った合同発表会の開催 ・オープンスペースでの開催を希望 ・ものづくりイベント開催日に開催を希望 ◆TNS ホームページ http://www.cjrd.tottori-u.ac.jp/tns/

TNS の紹介 菅原一孔 機構長 鳥取大学 伊福伸介 准教授

鳥取県衛生環境研究所 大呂忠司 室長 鳥取県産業技術センター食品開発研究所 中野 陽 特任研究員

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日 時:

2013年9月6日(金)

12:30~14:00

場 所:

コカ・コーラウエストスポーツパーク

鳥取県民体育館(鳥取市布勢 146-1)

内 容:

(1)TNSの紹介と発表会開催の趣旨

(12:30~12:40)

鳥取大学産学・地域連携推進機構 機構長

(TNS運営委員長) 菅原 一孔 氏

(2)教育講演 (12:40~13:40)

①「マリンナノファイバーの製造と利用技術

~鳥取県で発生する廃カニ殻の有効活用~」

【キチンナノファイバー研究会】

鳥取大学大学院工学研究科

化学・生物応用工学専攻 准教授 伊福 伸介 氏

②「PM2.5について」

【温暖化・黄砂・酸性雨を考える研究会】

鳥取県衛生環境研究所 大気・地球環境室

室長 大呂 忠司 氏

(3)登録研究会の活動報告 (13:40~14:00)

①「食品開発と健康に関する研究会の活動について」

【食品開発と健康に関する研究会】

鳥取県産業技術センター食品開発研究所

食品加工科 特任研究員 中野 陽 氏

(4)閉会 (14:00)

【お問合せ先】

■鳥取大学産学・地域連携推進機構

研究推進部門(田中)

TEL:0857-31-5999

■研究・国際協力部 社会貢献課

TEL:0857-31-6777

とっとりネットワークシステム(TNS)では、地域資源の活用や話題性のある事柄につい

て、TNS登録研究会の会員が地域の皆さまへわかりやすく解説する、教育講演会を開催い

たします。どうぞお気軽にご参加ください。

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因幡・秋の手づくりまつり(鳥取ものづくり道場主催)

日 時:平成25年9月7日(土)10:00~15:00

会 場:コカ・コーラウエストスポーツパーク 鳥取県民体育館 メインアリーナ

参加者:300人、参加費:無料~500円(材料費)

内 容:木のおもちゃ、紙のおもちゃ(メリーゴーランド、グライダー)、 ストラッ

プづくり 、ホバークラフト 、光の宝石箱など楽しい12のものづくりブースを出展した。

主 催:ものづくり協力会議、鳥取ものづくり運営会議、鳥取大学

出展団体:鳥取市立児童館、学び支援ネットinとっとり、組み木創作の会(東粟倉おもち

ゃ村)、鳥取・中部・米子ものづくりカフェ

実施風景

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山陰発技術シーズ発表会 in とっとり 2013

日時:平成25年9月6日(金) 14:00~17:00 場所:コカ・コーラウエストスポーツパーク 鳥取県民体育館 メインアリーナ 主催:とっとり産業フェスティバル 2013 実行委員会、中国地域産学官連携コンソーシアム 山陰地域の大学・高専・研究機関におけるイチ押しの研究成果を発表し、企業等への技

術移転や産学官連携の促進を目的として、「山陰発技術シーズ発表会 in とっとり 2013」を、

鳥取市の鳥取県民体育館で9月6日に開催しました。 本発表会は、9月6日~7日に開催された「とっとり産業フェスティバル 2013」におけ

る催しとして開催したものであり、鳥取県民体育館・メインアリーナに設けられたプレゼ

ンコーナーを会場として開催しました。 「山陰発技術シーズ発表会 in とっとり」は、平成21年9月に初めて開催し、今回で、

第5回目の開催となりました。今回は、鳥取大学、島根大学、鳥取環境大学、島根県立大

学短期大学部 鳥取短期大学、米子工業高等専門学校、松江工業高等専門学校、鳥取県産

業技術センター、島根県産業技術センター、鳥取県衛生環境研究所の 10 機関から合計 10テーマの新技術が発表されました。 本発表会は、企業や鳥取県内の支援機関、フェスティバル出展者などから約 100 名の方

が聴講されました。今後は、来場いただいた企業等との共同研究や技術シーズの実用化へ

向けて産学官の連携が進展することを期待します。

【発表会場: メインアリーナ・プレゼンコーナー】

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山陰発技術シーズ発表会 in とっとり 2013

【日時】 平成25年9月6日(金) 14:00~17:00

【会場】 コカ・コーラウエストスポーツパーク 鳥取県民体育館

メインアリーナ プレゼンコーナー (〒680-0944 鳥取市布勢 146-1)

プログラム

14:00 開会挨拶

鳥取大学 理事(研究担当,環境担当)・副学長 田中 久隆 【事業紹介】

14:05-14:10 中国地域産学官連携コンソーシアム(さんさんコンソ)の紹介

中国地域産学官連携コンソーシアム 産学官連携プロデューサー 加藤 優 【食品】

14:10-14:25 1型糖尿病の予防および治療に寄与する脂質栄養とは?

島根県立大学短期大学部 健康栄養学科 准教授 籠橋 有紀子

14:25-14:40 県民栄養調査からみた鳥取県民の栄養

鳥取短期大学 生活学科 食物栄養専攻 教授 野津 あきこ

14:40-14:55 世界遺産「石見銀山遺跡」内の梅の花から単離した新規酵母の特性とその利用

島根県産業技術センター 食品技術科 科長 土佐 典照

14:55-15:10 小型魚肉を短時間で大型成型化する通電加熱接着促進技術

(地独)鳥取県産業技術センター 食品開発研究所 副所長 小谷 幸敏 【情報】

15:10-15:25 カオスを利用した技術開発

松江工業高等専門学校 電気工学科 助教 粂野 紘範

15:25-15:40 機械対話に基づく感情遷移推定とメンタルヘルスケアへの応用

鳥取環境大学 環境学部 環境学科 (感情医工学研究所) 教授 石井 克典

15:40-15:50 ― 休憩 ―

【環境】

15:50-16:05 PM2.5 等の大気中粒子状物質に含まれる重金属等のリアルタイム測定技術

島根大学 生物資源科学部 准教授 鈴木 美成

16:05-16:20 空調システムの性能検証に関する研究

米子工業高等専門学校 建築学科 准教授 前原 勝樹

16:20-16:35 残留農薬の簡易検出等に利用できるアセチルコリンエステラーゼの大量生産

鳥取大学 農学部 生物資源環境学科 教授 森 信寛

16:35-16:50 ガラスの相分離現象を利用した廃棄物からの有用金属の回収

鳥取県 衛生環境研究所 リサイクルチーム チーム長 門木 秀幸

16:50 閉会挨拶

鳥取大学 産学・地域連携推進機構 機構長 菅原 一孔

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出展内容

循環型社会に貢献する使用済自動車のリサイクルと自動車リユース部品の紹介

テーマ 氏名

大山エキナセアの抗インフルエンザ活性

鳥取大学 農学部生物資源環境学科 石原 亨

鳥取大学農学部附属フィールドサイエンスセンターの事業内容紹介

鳥取大学農学部附属フィールドサイエンスセンター

中田 昇

工学部附属ものづくり教育実践センターの取組み

鳥取大学工学部附属ものづくり教育実践センター

三浦 政司

鳥取の地に米子高専ロボコンマシン参上!!

米子工業高等専門学校 齋藤 正美

とっとり産業フェスティバル2013&鳥取環境ビジネス交流会2013 研究発表優秀賞 受賞

※得票数は、9/7(土)に実施したアンケートの集計結果による。アンケート回収数558。

機関

とっとり産業フェスティバル2013&鳥取環境ビジネス交流会2013 出展企業優秀賞 受賞

会社名

有限会社西川商会

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とっとり産業フェスティバル 2013&鳥取環境ビジネス交流会 2013

実行委員会等開催状況

○第1回実行委員会

期日 平成25年3月15日(金)

場所 鳥取大学 産学・地域連携推進機構

内容 実行委員長選出、開催内容討議

○第2回実行委員会

期日 平成25年4月30日(火)

場所 鳥取県庁第2庁舎

内容 開催内容討議

○第1回実行委員担当者会議

期日 平成25年5月30日(木)

場所 鳥取県庁第2庁舎

内容 キャッチコピー選定、各イベントの内容討議

○第3回実行委員会

日時 平成25年12月12日(木)

場所 鳥取県庁議会棟

内容 まとめ、次年度の開催に関して討議

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とっとり産業フェスティバル これまでの開催経緯

●産官学連携フェスティバル開催経緯(H11~H20)

●とっとり産業フェスティバル開催経緯(H21~H24)

産官学連携フェスティバル開催の動機

第1回は、鳥取大学創立50周年記念事業の一環として開催

「大学は閉鎖的で入りにくい」「大学の敷居は高い」などの批判を耳にすることも多かった。

そこで、大学側から情報を発信して地域の住民、産業界の方々に大学のことをもっと理解

していただくために企画された。学内の教員にも、この催しへの参加を通じて、産学連携

に向けて意識改革をしてもらうことも、ねらいのひとつである。 (運営方式):実施にあたっては、これからの大学を担っていく若手の教官が中心になって

運営することが望ましいと考え、実行委員長をはじめ、実行委員には助教授の方々に就任

を依頼し、フレッシュなアイデアを出していただいた。 第1回 平成11年度「ベンチャー企業が育ち、また中小企業が生き残るには何が必要か」

第2回 平成12年度「広げよう!とっとり産学出会いの広場」

先進的活動をしている大学紹介

第3回 平成13年度「特許」

第4回 平成14年度「産・学・地域の実りある明日を拓く」

第5回 平成15年度「実用化・事業化の種(シーズの発表会)」

地域共同研究センター創立10周年記念事業

第1回~第5回までは、鳥取大学単独の事業として開催。大学の持つシーズを企業に紹

介するのが趣旨。第5回の平成15年度は、初めての試みとして、県公設試験場の合同発

表会と同時開催(鳥取県民文化会館、第5・第6会議室)とし、研究者間の交流を図った。

(県教育・学術振興課が窓口)口頭発表17件。 平成16年度 産官学連携フェスティバル2004-県内研究者のネットワークづくり-

・開催日・場所 平成16年11月12日(金)鳥取大学 ・基調講演「産学官連携による知の地域づくり」平井副知事 ・パネルディスカッション「産学官連携への大学等からの提案」 (パネラー)加藤環境大学長、山田鳥短大学長、杉浦米子高専校長、中村岡大地研セン

ター長、道上鳥大学長、平井副知事 (コーディネーター)児嶋鳥取ガス社長 ・ポスター発表 205件 (開催に先立って、産官学連携推進機構の発足式) 平成16年度からは、県(教育・学術振興課)と共催とし、県内高等教育機関、県公設試

からの発表を呼びかけた。この会議で、県内の研究者のネットワークづくりが提唱された。

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平成17年度 産官学連携フェスティバル2005-県内研究者のネットワークづくり-

・開催日・場所 平成17年10月17日(月) 鳥取大学 ・とっとりネットワークシステム(TNS)設立宣言 ・鼎談「地域社会の中での大学の役割」 (鼎談者)片山知事、尾池京大総長、能勢鳥大学長 ・口頭発表 39件、ポスター発表 201件 (平成17年度の第7回から産官学の機関で構成する実行委員会を設置した。実質的活動

は、平成18年度から) 平成18年度 産官学連携フェスティバル2006 とっとり地域からイノベーションの

創出を!

・開催日・場所 平成18年10月17日~18日(火、水)鳥取県民文化会館(初めて) ・基調講演「大学を核としたイノベーション創出~京都大学における産官学の取組み~」 松重京都大学副学長 国際イノベーション機構長 ・分科会①「地域イノベーションの創出を担う人材育成」~地域で学んだ知識を地域で活

かすために~ (コーディネーター)清水鳥取商工会議所副会頭 (パネリスト)安田安田精工社長、森脇菊水フォージング理事長、田中鳥大工学部副学

部長、金田県産業振興機構理事長、井木船井電機技術職、田中学生人材バ ンク代表

・分科会②「地域イノベーションの創出に向けた産官学連携の取組み」~TNS の活動と研 究開発の方向性~

(コーディネーター)西田鳥大地域共同研究センター長 (パネリスト)山口県情報産業協会長、中村レクサー・リサーチ代表取締役、美舩県産

業技術センター食品開発研究所長、杉本県衛生環境研究所長、吉井鳥 大工学部助教授、朝山イルカカレッジ代表取締役

(コメンテーナー)岸田鳥大工学部教授 ・パネルディスカッション「地域イノベーションの創出にむけた今後の展開」 (パネリスト)山口県商工労働部長、清水鳥取商工会議所副会頭、西田鳥大地域共同研

究センター長、若林用瀬電機社長、鷲野環境大学研究・交流センター長、 足立米子高専地域共同テクノセンター長、松本鳥取短期大学教務部長

・講演「地方における地財政策への期待」加藤政策研究大学院大学助教授 ・口頭発表 34件、ポスター発表 144件 (県産業開発課が新たに県予算を計上。交流会は、県内商工会議所の各クラブ(ほんまち

クラブ・中部元気クラブ・米子6:00クラブ)が主催した。)

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平成19年度 産官学連携フェスティバル2007さがそう!みつけよう!事業化の種!

・開催日・場所 平成19年10月24日(水) 鳥取県民文化会館 ・基調講演「夢の実現で地域活性化を」青木アオキ代表取締役 ・パネルディスカッション「地域資源を活用した産官学連携」 (コーディネーター)菅原鳥大産学・地域連携推進機構副機構長 (パネリスト)河村千代電子工業代表取締役、山根白山代表取締役、谷口和紙代表取締

役、伊藤産学・地域連携推進機構コーディネーター、白石県産業振興戦 略総室長

(コメンテーター)青木アオキ代表取締役 ・交流会 県内3クラブ合同の異業種交流会 JA 鳥取いなば農産物加工施設「野菜畑のシンデレラ」が調理した地産地消の料理 ・ポスター発表 153件、ミニプレゼンテーション 15件 ・参加者 基調講演 300名、パネルディスカッション 200名、交流会 150名 平成20年度 産官学連携フェスティバル2008 ~活かそう!地域の知恵と底力~

・開催日・場所 平成20年10月17日(金)鳥取県民文化会館 (18日(土)~19日(日)産業技術フェアと連続開催) ・基調講演「産学官連携による新しい地域産業の創出を目指して~短期間に多数の成功例

を生み出す仙台堀切川モデルの概要~」東北大学大学院 教授 堀切川 一男 ・口頭発表 ○「鳥取環境大学の研究テーマアラカルト」 鳥取環境大学研究・交流センター長 鷲野 翔一 ○「鳥取県における産官学連携のあり方 ~鳥取大学工学部附属電子ディスプレイ研究

センター~」 鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻教授 工学部附属電子ディスプレイ研究センター長 岸田 悟 ○「蓄電用電極材料としてのBCN(硼素-炭素-窒素)化合物の研究開発」 米子工業高等専門学校物質工学科 教授 小田 耕平

・交流会 県内3クラブ合同の異業種交流会。(とっとりパレット) JA鳥取いなば農産物加工施設「野菜畑のシンデレラ」が調理した地産地消の

料理。 ・ポスター発表 152件 ・参加者 基調講演 250名、全体 400名、交流会 130名 平成21年度 とっとり産業フェスティバル2009

・開催日・場所 平成21年9月13日(日)とりぎん文化会館 14日(月)(商談会のみ)ウェルシティ鳥取 ・基調講演「ニコンのカメラ開発・映像事業に携わって」

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株式会社ニコン 顧問 エグゼティブフェロー コアテクノジーセンター 富野研究室長 富野 直樹 ○経営革新大賞表彰式 経営革新計画の取り組みにより、他の規範となる 経営革新大賞受賞事例発表 企業の表彰・発表 ○山陰発技術シーズ発表会in鳥取-大学・公設試等の研究成果口頭発表 〈展示の部〉 ○研究シーズポスターセッション-大学・公設試等の研究成果 128件 ○県内企業展示会-企業の商品・技術展示 29件 〈交流会の部〉 ○交流会(とっとりパレット) JA鳥取いなば農産物加工施設「野菜のシンデレラ」が調理した地産池消の料理。 ・参加者 基調講演 250名、全体 2,150名、交流会 80名 [同時開催] ○秋の手づくりまつり-子ども向けものづくり教室 ○会場内スタンプラリー・豪華景品抽選会 ○日本のまつり・2009鳥取1ヶ月前イベント ・麒麟獅子のビッグカレー振る舞い ・「まつり弁当」企画・審査会 ○とっとり地産地消市場コーナー 〈商談会の部〉9月14日(月)開催 ○鳥取県進出企業と県内企業との商談会(ウエルシティ鳥取) 結果概要:企業展示と大学シーズ発表を統合し、日本のまつりや工学教室等と連携して 開催し、企業や大学、行政関係者だけでなくより多くの幅の広い層の方々に来場してい ただき、来場者へのアンケートでも非常に好評であった。

平成22年度 とっとり産業フェスティバル2010&鳥取環境ビジネス交流会2010

~企業の個性が拓(ひら)く、力強い明日(みらい)~

・開催日・場所 平成22年9月3日(金)、4日(土)、米子コンベンションセンター

・基調講演「新しい大学の社会貢献 ―長期に活躍する地域定着型中小企業群の育成をめ

ざして―」 国立大学法人長岡技術科学大学 学長 新原 晧一

・来場者数 全体1,900名

【9月3日(金)】

<式典の部>(小ホール)(来場者250名)

<研究発表の部>(情報プラザ)

○山陰発技術シーズ発表会 inとっとり(発表12件、来場者数107名)

<展示の部>(多目的ホール)

○研究発表、環境学術研究振興事業成果展示 (ポスター発表162件)

○企業展示(展示企業等64件)

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○産学官マッチングプレゼン(企業・研究者等)(プレゼン20件)

<同時開催>(多目的ホール)

○とっとり地産地消市場((財)大山恵みの里公社 ほか3社)

<商談会の部> 第4・5・7・8会議室

○鳥取県進出企業等商談会(進出企業16社、県内企業41社、商談件数122件)

<交流会の部>(国際会議室)

○産学官連携交流会(米子6:00クラブ等との合同開催)(参加者126名)

【9月4日(土)】

<展示の部>(多目的ホール)

○研究発表、環境学術研究振興事業成果展示(162件)

○企業展示(展示企業等64件)

○一般来場者向け PR プレゼン(企業・研究者等)(プレゼン8件)

<同時開催>(多目的ホール)

○とっとり地産地消市場(4社)

○伯耆・秋の手づくりまつり(米子ものづくり運営会議、来場者480名)

○豪華景品付きスタンプラリー(526件回答)

○ポスター優秀賞 表彰・景品贈呈式(10件)

[開催の特徴]前年初めて米子で開催した環境ビジネス交流会(H21.10に開催)と併

催した。

平成23年度 とっとり産業フェスティバル2011&鳥取環境ビジネス交流会2011

~鳥取の知恵と技を伸ばそう、つなげよう~

・開催時期:平成23年8月26日(金)、27日(土)

・場 所:鳥取産業体育館

・来 場 者:1,400名(26日 550名、27日 850名)

【8月26日(金)】

<式典の部>(小体育館) 200名参加

○第17回環日本海拠点都市会議 中国、韓国、ロシアから来日

関係者12名来場(来日メンバー紹介)

○基調講演

講 師 新宅 光男 専務取締役

(株式会社コーポレーションパールスター(東広島市))

テーマ「産学官+金報連携による自社ブランドの構築」

<研究発表の部>(小体育館)

○とっとりネットワークシステム合同発表会 発表3件 28名参加

○山陰発技術シーズ発表会 inとっとり 発表12件 87名参加

<展示の部>(大体育館、屋外)

○研究発表、環境学術研究振興事業成果展示 153枚

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○企業展示 57ブース

○産学官マッチングプレゼン(企業・研究者等) 30件

○国立米子高専ロボ・コン

<同時開催>(大体育館)とっとり地産地消市場 7社

<交流会の部> 産学官連携交流会(パレットとっとり) 91名

【8月27日(土)】

<展示の部> (大体育館)

○研究発表、環境学術研究振興事業成果展示

○企業展示

○一般来場者向けPRプレゼン(企業・研究者等) 4件

<同時開催> (大体育館)

○とっとり地産地消市場 5社

○国立米子高専ロボ・コン

○景品付きスタンプラリー(10:00~15:00)、優秀ポスター表彰式 大山ハムなど

500セット(小体育館)

○因幡・夏の手づくりまつり(ものづくり協力会議) 12ブース 150名参加

平成24年度 とっとり産業フェスティバル2012&鳥取環境ビジネス交流会2012

~とっとり発技術、はばたこう世界へ~

・開催時期:平成24年10月5日(金)、6日(土)

・場 所:米子コンベンションセンター

・来 場 者:1,422名(5日 524名、6日 898名)

【10月5日(金)】

<式典の部>(国際会議室) 119名参加

○基調講演

講 師 高知大学 国際・地域連携センター センター長 受田 浩之 氏

テーマ「高知県産学官連携・医農連携の挑戦~力強い食品産業の振興を目指して~」

<研究発表の部>(情報プラザほか)

○山陰発シーズ発表会 発表10件 83名

<展示の部>(多目的ホール)

○研究発表会 ポスター発表 156件

○企業展示会 展示企業等 69社

○プレゼンコーナー(企業・研究者等)

○商談会 11社

<同時開催>(多目的ホール・正面玄関前広場)

○とっとり地産地消市場 6社

<交流会の部>(国際会議室)

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○産学官連携交流会 90名

【10月6日(土)】

<展示の部> (多目的ホール)

○研究発表会

○企業展示会

○とっとりネットワークシステム合同発表会 50名

○プレゼンコーナー(企業・研究者等)

<同時開催> (多目的ホール)

○とっとり地産地消市場 6社

○伯耆・秋の手づくりまつり(米子ものづくり道場)12ブース 342名

○景品付きスタンプラリー 385名

〈景品贈呈式〉 ポスター表彰11件 10名

※文中の団体・組織・所属名、肩書きは当時のもの

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9/7(土)

9/7(土)

9/7(土)

2013

9/コカ・コーラウエストスポーツパーク鳥取県民体育館(鳥取市布勢146-1)

日時

会場

9月6日(金)〈10:15~11:30〉

基調講演

「3Dデータとテクノロジーの活用による       新規事業創出の可能性」  有限会社ニコラデザイン・アンド・テクノロジー                       みず  の    みさお

       代表取締役社長 水野 操 氏

9月6日(金)〈14:00~17:00〉

山陰発技術シーズ発表会inとっとり

9月6日(金)・7日(土)研究発表

9月6日(金)・7日(土)企業展示・商談会

とっとり産業フェスティバル2013実行委員会(同フェスティバル)鳥取県(鳥取環境ビジネス交流会2013)

主 催

鳥取県商工労働部経済産業総室・立地戦略課 電話:0857-26-7690・7564問合せ先

鳥取大学、鳥取環境大学、鳥取短期大学、米子工業高等専門学校、鳥取県商工会議所連合会、鳥取県中小企業団体中央会、鳥取県商工会連合会、鳥取県産業技術センター、鳥取県産業振興機構、山陰合同銀行、鳥取銀行、鳥取大学振興協力会、鳥取市、鳥取県

とっとりの知恵と技術をむすんで、未来をひらく

とっとり   フェスティバル2013とっとり   

フェスティバル2013

6 7[金]10:00~17:00

[土]10:00~16:00

高等教育機関、試験研究機関等が保有する実用化可能な技術シーズについて発表

高等教育機関、試験研究機関等が保有する技術を紹介し、技術者と来場者との情報交換の場を提供(ブース展示20小間程度及びポスター展示)

環境分野をはじめ県内の優れた製品・技術・サービスの展示と商談の場を提供(展示70小間程度)

9

2953

コカ・コーラウエストスポーツパーク

鳥取県民体育館

湖山駅

鳥取駅

湖山池

鳥大前駅鳥大

鳥商高

イオン

湖陵高

バス停

県庁新八千代橋

千代橋

千代大橋

鳥取空港

国体道路

◀米子 京都▶

&鳥取   

ビジネス交流会2013鳥取   

ビジネス交流会2013

景品付きスタンプラリー参加して豪華景品を もらおう!

こどもサイエンス講座善ちゃんの笑ってタメになるサイエンスショー

とっとりご当地グルメコーナー

県内のご当地グルメをご賞味ください!

因幡・秋の手づくりまつり〈鳥取ものづくり道場主催〉

子ども達集まれ!手作りの楽しさを体験しよう!

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9/6(金)

参加申込書

サブアリーナ■ 開会式〈10:00~〉■ 基調講演〈10:15~11:30〉  「3Dデータとテクノロジーの活用による          新規事業創出の可能性」  有限会社ニコラデザイン・アンド・テクノロジー            代表取締役社長 水野 操氏 9/7(土)

メインアリーナ■ 企業展示〈10:00~16:00〉■ 研究発表〈10:00~16:00〉■ 高校取組紹介〈10:00~16:00〉■ 因幡・秋の手づくりまつり(鳥取ものづくり道場主催)                    〈10:00~15:00〉■ こどもサイエンス講座  ~善ちゃんの笑ってタメになるサイエンスショー~            〈11:00~11:45、14:00~14:45〉■ 高校生プレゼン〈12:00~13:00〉■ 企業プレゼン〈13:00~14:00〉■ 展示コンテスト表彰式〈15:00~16:00〉

メインアリーナ■ 企業展示〈10:00~17:00〉■ 研究発表〈10:00~17:00〉■ 産学官マッチングプレゼン〈11:30~12:30〉■ TNS合同発表会〈12:30~14:00〉■ 商談会・相談会〈10:30~17:00〉■ 山陰発技術シーズ発表会inとっとり〈14:00~17:00〉

屋外■ 企業展示〈10:00~17:00〉■ ご当地グルメコーナー〈10:00~17:00〉

屋外■ 企業展示〈10:00~16:00〉■ ご当地グルメコーナー〈10:00~16:00〉

産学官連携交流会〈時間〉18:00~20:00  〈場所〉パレットとっとり市民交流ホール〈会費〉2,000円 ※会場まで無料バスを運行いたします。

地元食材をたっぷり使った『地産地消メニュー』による立食形式の情報交換会です。

参加者所属・役職・氏名

参加希望の方は、下記申込書に必要事項をご記入のうえ、FAXまたはメールでお申し込みください。メールの場合は様式は問いませんので下記事項をご記入ください。 FAX:0857-21-0609 E-mail:[email protected]

キ リ ト リ

住所・電話

参加希望項目を囲んでください 基調講演 ・ 山陰発技術シーズ発表会inとっとり ・ 相談会 ・ 産学官連携交流会

相談を希望される方は、相談内容及び希望時間をご記入ください

とっとり   フェスティバル2013とっとり   

フェスティバル2013&

鳥取   ビジネス交流会2013

鳥取   ビジネス交流会2013

〈申込・問合せ先〉鳥取県商工労働部経済産業総室(河野)、立地戦略課(森田)電話:0857-26-7690、7564 FAX:0857-21-0609

かわの

日程のご案内

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出  展  者あ

小間番号主 な 出 品 物

出展企業・団体(50音順)出  展  者

さた

小間番号主 な 出 品 物

生活・美容・福祉エリアB機械・土木エリアA 新エネルギー・省エネルギーエリアC 環境ソリューションエリアD リサイクル・廃棄物処理エリアE 農商工連携エリアHKEIZAIネットエリアKEIZAIネット会員企業F 県認定グリーン商品エリア

鳥取県・島根県の認定商品などG

会場ガイドマップ

■ 産学官連携交流会  パレットとっとり市民交流ホール  6日(金)〈18:00~20:00〉

軽い夕食を取りながら、参加者が情報交換できる場です。(参加費:2,000円/人(予定))

(株)赤松産業 和の天然アロマ「香暮楽」(県産・国産素材のアロマ商品) F 3 アレンジ(株) 鳥取県・伯耆の白葱エキスを使用した白葱だし入り醤油(試食あり) H 1 アロイ工業(株) 単電池/証明モジュール、3KWh型蓄電池モジュール C 12 アロー産業(株) 放熱基盤、紫外線LED製品、LEDモジュール A 6 (有)池原工業 コーヒー残渣(出しガラ)を活用したリサイクル商品。 E 3 (株)石田コーポレーション エコデリニェータヤマザキ(交通安全対策製品)、廃瓦を骨材に再利用した景観アプローチライトなど G 6 (有)一善や 梨蜜、ジャム、コンポート、ドレッシング、スムージ、マドレーヌ、ゼリー、セミドライ無花果、チーズケーキなど(試食あり) H 1 因幡環境整備(株) 食品資源のリサイクル液肥と廃プラリサイクルペレットの展示紹介 E 4 (株)栄進工業 建築構造材の製造(エイシンボード(木毛セメント板)、ショーカラボード(断熱材複合板)) G 9 (株)HRD HRD方式の植物栽培ユニット及び無電極灯の展示 D 5 (株)エコマ 廃プラスチックリサイクル製品「エコマウッド」とガイナECOデッキシステムの展示 G 11 (株)エナテクス 「太陽光発電、遠隔監視、情報伝達」の3つの事業を展示・紹介 C 7 (株)エフピコ 使用発泡スチロールトレー、透明容器、PETボトルの循環型リサイクル E 6 (株)大佐古組 環境対応木材防蟻防腐剤・断熱塗料・LED照明器具 E 7 (株)隠岐商事 松江支店 ネスナイト(水質浄化剤) G 7 (有)オフィス・チムニイ 薪ストーブ・ペレットストーブ D 6 (株)ガイアートT・K 多機能型排水性舗装、延長床版プレキャスト工法、道路用PRC版、舗装補強材 A 2 (有)片山電機 LED投光器・LED地埋灯 他 LED製品の企画・開発・製造 C 5 (株)勝原製作所 郵便ポスト、表札等の住宅エクステリア製品 B 6 (株)技工社 業界初のレーザー距離計活用による高精度な測位搭載の自動路面描画装置(ビューナビ) A 1 旭東電気(株) 自社開発設備「異音検査機」、及び太陽光発電用直流開閉器の紹介 C 13 (株)桑本総合設計 節電省エネ・暑さ寒さ・結露・高低温熱対策 G 12 気高電機(株) 高度な熱制御により省エネ・省手間を実現した塗装乾燥機・温風発生機 A 5 (有)高野組 お一人様住宅、オフィス・ショップ・簡易住宅、仮設型連棟式ユニットハウス、倉庫、車庫等 F 4 (株)コーセン 水槽を使用した、おにさび舗装サンプル透水実験。PR用パネル等 G 10 (有)斉木電気設備 感震センサーコンセントのデモ機及び映像の展示。今話題の水素水サーバーの展示 F 2 境港貿易振興会 境港に就航する定期航路及び助成制度の紹介 F 6 (株)サカモト 智頭杉とLEDで出来た人感センサー付照明器具 D 3 (有)ジオテクノ 従来のガラスコートの役割に割れ片の飛散防止が付加された透明ガラスコート F 1 (有)静間 鳥取産ショウガの温感クリーム・洗顔石けん H 1 NPO法人就労支援センター和貴の郷 手軽に健康!“ボトルタイプ”なた豆茶(試食あり) H 1 新和産業(株) 機械撒きが楽なペレット型肥料(20㎏入り/園芸用1㎏の2種類) D 1 (株)スカイ電子 小型風力発電・自転車発電で体感、制御装置、小型発電機展示 C 8 全国BSC理美容協同組合BSC鳥取県本部 環境改善水トリニティ、ビーワン水他の展示 ビーワン水を使ったハンドエステ体験など B 3

(株)ソイル工学 断熱効果、省エネ効果を手軽に実現できる高性能、簡単快適リフォーム B 7 大因州製紙協業組合 和紙壁紙・和紙襖紙などの建材用和紙製品 B 2 (株)大協組 エコソイルR、ノングラス、ノングラスS、ノングラス・ガーデン E 1 (有)大文字広告社 AR(拡張現実)を利用した広告物の活用。デジタルサイネージ関係の機材展示 B 1 タングルウッド(株) 化粧品・サプリメント・化粧品OEM・植物エキス製造受託 B 8 智頭石油(株) CAL格安カーシェアリング C 14 中国電力(株) しまねグリーン製品(ライトサンドほか)  G 3 (株)DSコーポレーション プラスチック製 拡散反射シート「ディフューレ」 反射率99% D 2 (株)寺田鉄工所 真空管式太陽熱利用機器(太陽熱温水器・太陽熱空調システム) C 2 デンバジャパン(株) 電動バイク(試乗あり) C 16 東幸建設(株) しまねグリーン製品(瓦ックファルトほか)  G 1 トータルテクノ(株) 高輝度LED投光機、LED蛍光灯、ヒーリングビジョン C 11 (有)トータルテクノサービス ウィズ サッカーロボットの実演・子ども達への技術指導 A 4 鳥取県認定グリーン商品普及促進協議会 鳥取県グリーン商品の展示 G 4 鳥取県太陽光発電システム取扱事業者協議会 太陽光発電支援制度の紹介や相談を受付 C 1 鳥取県PRE緑化工法協会 コスト縮減・工期短縮・リサイクルを同時達成する法面緑化工法 E 2 (株)ナノオプトニクス・エナジー アシスタント・モビリティ(ユニモ)の展示(試乗あり)、小型電気自動車の開発の紹介 C 15 (有)西川商会 循環型社会に貢献する使用済自動車のリサイクルと自動車リユース部品の紹介 E 5 (株)nido 壁面緑化への展開商品である壁付けプランター、省エネを考慮したLED壁面装飾 B 5 日本エコル合同会社 太陽熱温水を利用した野菜等の早期栽培システム C 6 (株)日本海技術コンサルタンツ しまねグリーン製品(焼成来待豆石ほか)  G 2 (株)ハイパーブレイン 認知症予防 アロマ精油「リ・ブレイン」 B 4 光電気通信システム(株) 省エネ。LED照明、LED道路灯照明の展示。 C 4 (株)フィアライト LED応用品、完成品 (船舶用・道路施設・防犯灯・住宅用・植物用) C 3 (株)フジ電機 LED照明各種(直管、防犯灯、植物栽培、ソーラータイプ、道路灯) C 10 (株)プリンティア レーザー加工見本及びオリジナル商品(文具、携帯ストラップなど G 8 (株)ふるさと鹿野 蓮そば、鳥取地どりピヨの焼きとり(試食あり) H 1 北溟産業(有) 土壌改良材、緑化基盤材など G 5 (株)松江安全 自動通報装置(デュオコール)、無線機用通話キット(サウンドプラグ) F 5 (株)丸綜 新鮮な天然本マグロの内臓を自社の製法で発酵させた魚醤の紹介(試食あり) H 1 (株)モリックスジャパン 太陽光の有効利用で、部屋の奥まで明るい未来型ブラインド D 4 ユーシー産業(株) 排水専用フレキシブルパイプ(塩化ビニール製)エバフリーシリーズ A 3 (株)吉谷機械製作所 消防ポンプ自動車    A 7 ライツ・アドバンスト・テクノロジー(株) 各種照明に使用する面発光のLED照明ユニットの展示 C 9

研究発表(ポスター掲示)

会場入口

相談・資料

コーナー

総合案内

休憩コーナー

高 校 取 組 紹 介

ステージ

とっとりご当地グルメコーナー

屋外会場

屋外会場

研究発表(ブース展示)

高等教育機関、試験研究機関等が保有する技術を展示及び掲示し、技術者と来場者との情報交換の場を提供(20小間程度)

A-1㈱技工社

A-2㈱ガイアートT・K

A-3ユーシー産業㈱

A-4㈲トータルテクノサービス ウィズ

A-5気高電機㈱  

A-6アロー産業㈱

C-1鳥取県太陽光発電システム取扱事業者協議会

C-2㈱寺田鉄工所

C-3㈱フィアライト

G-1東幸建設㈱

G-2㈱日本海技術コンサルタンツ

G-3中国電力㈱

C-4光電気通信システム㈱

C-5㈲片山電機

C-6日本エコル合同会社

C-7㈱エナテクス

D-1新和産業㈱

D-2㈱DSコーポレーション

D-3㈱サカモト

D-4㈱モリックスジャパン

D-5㈱HRD

E-7㈱大佐古組

E-1㈱大協組

E-2鳥取県PRE緑化工法協会

E-3㈲池原工業

E-4因幡環境整備㈱

E-5㈲西川商会

E-6㈱エフピコ

F-1㈲ジオテクノ

F-2㈲斉木電気設備

F-3㈱赤松産業

F-4㈲高野組

F-5㈱松江安全

F-6境港貿易振興会

G-4鳥取県認定グリーン商品普及促進協議会

G-5北溟産業㈲

G-6㈱石田コーポレーション

G-7㈱隠岐商事松江支店

G-8㈱プリンティア

G-9㈱栄進工業

G-10㈱コーセン

G-11㈱エコマ

G-12㈱桑本総合設計

C-8㈱スカイ電子

C-9ライツ・アドバンスト・テクノロジー㈱

C-10㈱フジ電機

C-11トータルテクノ㈱

C-12アロイ工業㈱

C-13旭東電気㈱

B-1㈲大文字広告社

B-2大因州製紙協業組合

B-3全国BSC理美容協同組合BSC鳥取県本部

B-4㈱ハイパーブレイン

B-5㈱nido

B-7㈱ソイル工学

B-8タングルウッド㈱ H-1

B-6㈱勝原製作所

A-7㈱吉谷機械製作所

C-14智頭石油㈱

C-15㈱ナノオプトニクス・エナジー

C-16デンバジャパン㈱

D-6㈲オフィス・チムニイ

9/6(金)■ 産学官マッチングプレゼン〈11:30~12:30〉■ TNS合同発表会〈12:30~14:00〉■ 山陰発技術シーズ発表会〈14:00~17:00〉

9/7(土)■ こどもサイエンス講座  ~善ちゃんの笑ってタメになるサイエンスショー~      〈11:00~11:45、14:00~14:45〉■ 高校生プレゼン〈12:00~13:00〉■ 企業プレゼン〈13:00~14:00〉■ 展示コンテスト表彰式〈15:00~16:00〉

9/6(金)■ 商談会コーナー

9/7(土)■ 因幡・秋の手づくりまつり  ものづくりのおもしろさを体験できる  コーナーです。  〈10:00~15:00〉

メインアリーナ

■ 基調講演  6日(金)〈10:15~11:30〉

「3Dデータとテクノロジーの活用による       新規事業創出の可能性」

有限会社ニコラデザイン・アンド・テクノロジー

代表取締役社長 水野 操 氏

サブアリーナ

アレンジ㈱、㈲一善や、㈲静間、NPO法人就労支援センター和貴の郷、㈱ふるさと鹿野、㈱丸綜

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Page 51: 報告書 - 鳥取大学 産学・地域連携推進機構¨っとり産業フェスティバル2013&鳥取環境ビジネス交流会2013 ~とっとりの知恵と技術を結んで、未来をひらく~

鳥取環境大学(環境部門)

所 属 職 名 氏 名 研究テーマ

環境学部 教 授 小林 朋道

智頭町芦津におけるニホンモモンガを中心とした小型哺乳類の生態調査およびそれに基づいた森林計画と地域振興に関する提案

環境学部 教 授 中橋 文夫 山陰海岸ジオパークマネジメントプランの策定

環境学部 准教授 佐藤  伸スギ(スギバーク)からのバイオエタノール生産に適した生物化学前処理技術の開発

人間形成教育センター 教 授 東樋口 護

「里山集落」における小規模有機農業コミュニティ形成の可能性に関する実践的研究

環境学部 教 授 足利 裕人小中学校における自然体験とIT学習を組み合わせた環境学習の効果についての研究

(地域部門)所 属 職 名 氏 名 研究テーマ

経営学部 教 授 北崎  寛 中山間地域における持続可能な自立型生活関連サービス運営に関する研究

地域イノベーション研究センター 講 師 倉持 裕彌 縮小社会における空き家問題への制度

的対応の検討

地域イノベーション研究センター 講 師 新名阿津子 山陰海岸ジオパークにおける地域間連

携の推進に関する研究

米子工業高等専門学校(環境部門)

所 属 職 名 氏 名 研究テーマ

物質工学科 准教授 粳間 由幸 焼却灰の有効利用に向けた研究

電気情報工学科 准教授 田中 博美高トルク・超省エネルギー型電気自動車モータへの応用を目指した高温超伝導線材の開発

電子制御工学科 教 授 河野 清尊 サークルコードとスマートフォンを用いた景観再現・観光創造システムの開発

電気情報工学科 教 授 宮田 仁志 希少金属を使用しない新型モータの電気自動車への応用

教養教育科 教 授 南  雅樹校庭芝生化がもたらす教育環境への影響-児童への影響と維持・継続、普及に関する問題点を検証する-

建築学科 准教授 細田 智久 CASBEE学校を用いた鳥取県内の学校施設の環境評価と改善提案の研究

物質工学科 教 授 青木  薫 中海及び周辺河川における水質と難分解性溶存有機物の動態

建築学科 准教授 前原 勝樹 既存建築物の消費エネルギー管理手法開発のための実践的研究

(地域部門)所 属 職 名 氏 名 研究テーマ

物質工学科 教 授 小田 耕平 高温・高圧処理による竹の高機能材料化

岡山大学地球物質科学研究センター(地域部門)

所 属 職 名 氏 名 研究テーマ

実験地球物理学部門

客 員研究員 萩野 恭子

湯梨浜町泊港から産出する円石藻,Braarudosphaera bigelowiiとTergestiella adriaticaの研究

平成25年9月6日(金)・7日(土) メインアリーナ鳥取大学(環境部門)

所 属 職 名 氏 名 研究テーマ

工学研究科 准教授 伊福 伸介カニ殻に含まれるマリンナノファイバーを活用したエレクトロニクスデバイスの開発

工学研究科 教 授 伊藤 敏幸 革新的溶媒イオン液体による環境調和型バイオ反応の開発

地域学部 教 授 小玉 芳敬 グローバルにみた鳥取砂丘の個性を浮き彫りにするための研究

工学研究科 教 授 永野 真吾省エネルギー水質浄化を担うアナモックス菌による窒素除去反応の分子基盤の解明

地域学部 准教授 家中  茂人工林の間伐及び林地残材の有効利用を促進するための社会システム構築に関する環境社会学的研究

医学部 講 師 松葉 隆司 色素分解酵素産生細菌による着色排水浄化法の開発

地域学部 准教授 寶来佐和子 湖山池湖水の塩分濃度引き上げに伴う水質変動および生態系の影響評価

工学研究科 教 授 安東 孝止 空気二次電池の開拓とその産業応用

医学部 講 師 渡部 仁成 黄砂など大気粉塵がもたらす健康影響について基礎研究による検証

工学研究科 准教授 増田 貴則 浅い湖沼への海水導入が微生物食物連鎖に及ぼす影響

工学研究科 准教授 原   豊 鳥取生まれの2つの新案小型垂直軸風車の開発研究

(地域部門)所 属 職 名 氏 名 研究テーマ

農学部 助 教 岩崎 崇農業害虫アブラムシ類の免疫機構・胚発生を標的とした新しい害虫防除法の開発研究

(北東アジア部門)所 属 職 名 氏 名 研究テーマ

医学部 教 授 汐田 剛史 人工万能細胞を肝細胞へ分化転換するメカニズム解析の国際共同研究

鳥取短期大学(環境部門)

所 属 職 名 氏 名 研究テーマ

生活学科食物栄養専攻 教 授 野津 あきこ

鳥取県における食育推進のための食生活研究~高齢者・スポーツ選手を中心として~

(地域部門)所 属 職 名 氏 名 研究テーマ

生活学科食物栄養専攻 教 授 亀崎 幸子

高齢者福祉施設における嚥下食の食形態に関する調査研究~嚥下食ピラミッドに準じた食形態と名称の統一を目指して~

生活学科情報・経営専攻 助 教 藤本 晴久 鳥取県中部地域における「域外」及び

「域内」交流活動施策に関する研究

※テーマ、発表者は変更する場合がございます。

とっとり産業フェスティバル2013  研究発表 (ポスター掲示)

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Page 52: 報告書 - 鳥取大学 産学・地域連携推進機構¨っとり産業フェスティバル2013&鳥取環境ビジネス交流会2013 ~とっとりの知恵と技術を結んで、未来をひらく~

山陰発技術シーズ発表会inとっとり 2013

「1型糖尿病の予防および治療に寄与する脂質栄養とは?」島根県立大学短期大学部 健康栄養学科 准教授 籠 橋 有紀子

「県民栄養調査からみた鳥取県民の栄養」鳥取短期大学 生活学科 食物栄養専攻 教授 野 津 あきこ

「世界遺産「石見銀山遺跡」内の梅の花から単離した新規酵母の特性とその利用」島根県産業技術センター 食品技術科 科長 土 佐 典 照

「小型魚肉を短時間で大型成型化する通電加熱接着促進技術」(地独)鳥取県産業技術センター 食品開発研究所 副所長 小 谷 幸 敏

「カオスを利用した技術開発」松江工業高等専門学校 電気工学科 助教 粂 野 紘 範

「機械対話に基づく感情遷移推定とメンタルヘルスケアへの応用」鳥取環境大学 環境学部 環境学科 (感情医工学研究所) 教授 石 井 克 典

「PM2.5等の大気中粒子状物質に含まれる重金属等のリアルタイム測定技術」島根大学 生物資源科学部 准教授 鈴 木 美 成

「空調システムの性能検証に関する研究」米子工業高等専門学校 建築学科 准教授 前 原 勝 樹

「ガラスの相分離現象を利用した廃棄物からの有用金属の回収」鳥取県 生活環境部 衛生環境研究所 リサイクルチーム チーム長 門 木 秀 幸

「残留農薬の簡易検出等に利用できるアセチルコリンエステラーゼの大量生産」鳥取大学 農学部 生物資源環境学科 教授 森   信 寛

食品

情報

環境

平成25年9月6日(金) 14:00〜17:00 メインアリーナ

鳥取大学テ ー マ 所 属 発表者

1 可変ホイルベース機構による階段昇降可能な電動車椅子の開発 工学研究科 竹森 史暁

2 鳥取生まれの2つの新案小型垂直軸風車の開発研究 工学研究科 原   豊

3 カニ殻由来の新素材「マリンナノファイバー」の製造とその利用 工学研究科 伊福 伸介

4 根圏活性化ヨシ植栽による高塩分湖沼の水質浄化 工学研究科 福間 三喜5 世界的な最先端研究の紹介 鳥取大学工学部附属

電子ディスプレイ研究センター(TEDREC)

岸田  悟6 TEDRECが提供する社会人技術者養成・教育研修

プログラムや公開講座の紹介

7 大山エキナセアの抗インフルエンザ活性 農学部 石原  亨

8鳥取大学農学部附属フィールドサイエンスセンターの事業内容紹介大学で育成したナシ新品種の紹介と試食・販売

農学部 中田  昇

9工学部附属ものづくり教育実践センターの取り組み 工学部附属ものづく

り教育実践センター 三浦 政司10

11 鳥取大学の産学・地域連携の取り組み(鳥取大学振興協力会、ちゅうごく産業創造センター 新産業創出研究会事業、はりま産学交流会、日南町・琴浦町・南部町・大山町との連携事業)

産学・地域連携推進機構 菅原 一孔

12

鳥取環境大学テ ー マ 所 属 発表者

1 鳥取環境大学感情医工学研究所の取り組み 環境学部 石井 克典

2 鳥取環境大学サステイナビリティ研究所海ごみ研究プロジェクト&芦津モモンガプロジェクト

サステイナビリティ研究所 田中  勝

鳥取短期大学テ ー マ 所 属 発表者

1 鳥取短期大学~とりたんDESIGN~ 地域交流センター 野津あきこ

米子工業高等専門学校テ ー マ 所 属 発表者

1米子高専まるごとView!!(今の米子高専の旬の研究を紹介します) - -2

3

《ロボコン》鳥取の地に米子高専ロボコンマシン参上!! - -

鳥取県産業技術センターテ ー マ 所 属 発表者

1

産業技術センターをご利用ください 企画総務部 -

電気・電子、有機材料、発酵生産、デザインに関する研究開発 電子・有機素材研究所 -

2 機械・金属分野での素材から加工、計測制御に関する研究開発 機械素材研究所 -

3 農畜水産物の加工や機能性食品、バイオテクノロジーに関する研究開発 食品開発研究所 -

龍谷大学テ ー マ 所 属 発表者

1 龍谷大学における産官連携の取り組みについて 龍谷エクステンションセンター 和田 隆博

とっとり産業フェスティバル2013  研究発表 (ブース展示)平成25年9月6日(金)・7日(土) メインアリーナ

※テーマ、発表者は変更する場合がございます。50