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H 24年度 吹田市中小企業セミナー(製造業). ≪「ものづくり」の秘策 ≫ ~改善を実施し、他社に打ち勝とう! ~. 平成24年 8月23日 近畿産業技術クラスター協同組合 中 西 政 貴. も く じ (1). - PowerPoint PPT Presentation
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≪ 「ものづくり」の秘策 ≫
~改善を実施し、他社に打ち勝とう!~
平成24年 8月23日近畿産業技術クラスター協同組合
中 西 政 貴
H24年度 吹田市中小企業セミナー(製造業)
1
も く じ (1)
2
1. 同業他社に勝つ改善の極意2. 利益が出ない原因①、原因②3. 今、企業が直面している素朴な疑問と課題(例)4. お客様からの信頼を得て繁栄へ5. 納期遵守(率)について 5 -1 )納期問題が企業の命取り 5 -2 )納期遵守率が悪い企業の結末 5 -3 )納期遵守率向上の 5ポイント -4) 指定納期順生産実施の (効果)メリット 5 -5 )納期遵守率向上の効果例6. L/T短縮について 6 -1 )L/Tが長くなる原理 6 -2 )特急品はルールで工程を駆け抜ける 6 -3 )ロット別 納期順整列事例(NI社) 6 -4 )NA社の例、6 -5 )Al社例7. 「ものづくり」の秘策8. TOC + DDK 活動の実施内容9. DDK活動 9 -1 )「DDK」とは? 9 -2 )DDK活動のイメージ 9 -3 )活動の効果試算
も く じ (2)
3
10 . マルチスキル化の方法と運用 10-1 )悪魔のサイクル脱出のシナリオ 10-2 )スキルの棚卸から戦略的スキルアップへ 10-3 )マルチスキル化レベル評価表(例) 10-4 )記入要領 10-5 )DDK活動の助け合い実施の例 10-6 )助け合い時間管理の例 (全工程、検査係、製造係)11 . TOC活動について 11-1 )「TOC思想」とは? 11-2 )制約条件の影響 11-3 )TOCと従来の改善活動の違い 11-4 )TOCと従来の改善活動の違い(まとめ) 11-5 )「ザ・ゴール」から学ぶこと 終わり
(参考資料) 損益分岐点図の描き方と評価、演習問題(3枚)
スループットの極大化
・全体最適化 ・ボトルネック の徹底活用
能力の安定化熟練度の改善
・マルチスキル化 ・助け合える職場
流れ生産の実現・高度化生産速度UP
・小ロット化・プル生産・生産の同期化
利益体質の強化
1. 同業他社に勝つ改善の極意「必要なもの」を「必要な時」に「必要な量」を「納品する」・・・・
TOC活動
DDK活動
在庫削減ボトルネック以外は極少化
納期(D)を徹底的に守る!
ボトルネックを集中的にテコ入れ!
ボトルネックを助ける為のスキルアップ
4
顧客からの信用度が低い:受注不振
①納期遵守率が低い (あてにならない企業に注文は来ない)
生産能力 ≧ 受注量 なのに納期問題頻発 !
原因 : 生産の順番が違うだけ!
生産に余力がありながら、同業他社以上に納期問題を出したら注文は漸減する。
他社に勝てば、漸増する・・・ (ポイント )
2.利益が出ない原因①
5
顧客からの信用度が低い:受注不振 (続 )
②不良率が高い (工程を乱し、クレームの発生を 危惧する企業に注文は来ない)
標準化、教育訓練、再発防止の徹底、 改善活等
原因 : 決めて、守る思想の欠如
他社に勝てば、受注は漸増する :(ポイント )
2. 利益が出ない原因②
6
1)受注減の今、納期問題が発生する!
原因=単純 単に生産する順番が違うだけ!
2)生産部門の命題①D:各工程が指定日に生産をやり切ること!②Q:指定品質のものを安定して生産すること!③C:指定工数以内で処理すること!
≪不況時こそが、体質改善のチャンス≫ 必要な要素の欠如、或いは、運用のしくみ の欠如。
3.今、企業が直面している素朴な疑問と課題(例)
7
QCDの改善は、企業活動の基本1.C&Dは、Qの後に付いて来る! ①一人ひとりが、決めた通り、正しい作業を 行い、不良品を作らない。 ②計画通りの生産が可能。(量と順番) ③やり直しが無い。 ④余計な検討や対策の停止ロスが無い。
2.C&Dへの効果 ①余分なロスが無く、効率の良い生産が可能。 ②順調な、計画通りの生産で納期問題は無い。
管理の不備から納期問題を起こしてませんか?
4. お客様からの信頼を得て繁栄へ
8
納期問題が引き起こす「負の連鎖」1)社内の現象 : 原価高 仕事が減る➩ ①顧客のあおり対応で残業・休出が発生。 処理量以上の工程人員配置(ライン)が必要。 結果:不要な労務費や経費が必要となる。 ②他の製品へ納期問題を広げる。 督促品対応は、待った無し!(原価無視) 他の生産品を押しのけ生産 納期遅延拡大➩2)顧客への影響 ライン停止➩信頼度低下➩発注比率の低下 当てにならない発注先は切る!へ繋がる。 比較論で信頼度の高い発注先に偏る!➩敗北
5.納期遵守(率)について 5-1)納期問題が企業の命取り
9
お客様には、複数の購入チャンネルがある。
1.納期が当てにならない。 (発注元の事象 ) ①生産計画が立たない。 ②生産計画を立てても納期が遅れる。 ③ラインの手空きが発生し生産が遅れる。 ④お客さまからの督促を受ける。 ⑤納期対応の為の残業、休出が発生する。
2.結果 Q、Cが同じなら、納期遵守の確かな企業に 受注は傾く。 ( 悪魔・貧乏人のサイクル突入)
5 -2 ) 納期遵守率が悪い企業の結末
10
①各工程が日々の指定納期を守り切る。 ①「先入れ/先出し」の励行。 ②仕掛品置き場の2S ( 整理・整頓 ) の実施。 ③重量物は、納期順の列が作れない。 ➩生産指示書を納期順に1列に吊り下げる。 ④今日の仕事をやり切る! ⑤明日の分とのまとめ生産不可を徹底。 ( しつこく ) ⑥まとめ(団子)生産が諸悪の根源
②製造部門の命題 計画通りのQCDを守り、日々やり切る。 信頼が受注増を招く。 (ダイヤモンドサイクルへ)
5 -3 ) 納期遵守率向上のポイント
11
5 -4 ) 指定納期順生産実施のメリット(効果)
①生産計画通りの生産が実現する。 ②団子生産が無くなる。 ③訳あり日程遅れ品も追い抜き生産可能。 ④各工程の日々の生産がスムースになる。 ⑤企画通りの工程仕掛数に収束する。 工程指定工期を変更すれば、仕掛数は 自由自在に減少させることが出来る。 ⑥製造リードタイムが見る見る短縮する。 ⑦製造工程の潜在問題点が顕在化する。
顧客の信頼 受注増 =「利益体質化」➩
12
5 -5 ) 納期遵守率向上の効果例リーマンショックからの受注回復の実例
発注元企業(限定部品群)
受注企業(A社)改善企業
受注企業(B社)
受注企業(C社)
受注企業(D社)
納期遵守の信頼から、同業他社との発注比率に変化
不均衡を呼ぶ
・A社に発注比率が傾いた為、受注の回復が遅い。
全てのものごとは、パレートの法則で動く !!
(不均衡が正常)
60%
120%
13
50%
30%
30% 30%
C:\ Users\ nakanishi.seiki\ Documents\ 00 \ 01 090622\ [049 (090829).xls]コンサルタント資料 提供資料集2009年~・・・・ 特急品がルールで工程を駆け抜ける 正味所要時間とLTの関係
正味所要時間とL/Tの関係
1.目的1)製品在庫を持たない運営。2)どこよりも速い生産力を持つ。3)受注変動への対応力向上。
2.目標現状の工程仕掛品第一段階:
1/2以下で運用する。
3.具体的活動(仕掛削減)1)工程に物を溜めない。2)工程に物を止めない。
(異常時は生産停止:別活動)
観覧車A(工程A)
待ち行列
待ち行列 出口乗り口
乗り口 出口
プロセス所要時間=10分
待ちの行列=2時間
待ちの行列=2時間
IN
OUT
観覧車B(工程B)
所要時間=4時間20分
正味観覧時間=20分
リードタイム
改善のポイント
改善のポイント
プロセス所要時間=10分
改善の効果を「L/T短縮」に繋げよう!
6. L/T短縮について 6 -1 ) L/Tが長くなる原理
14
物流ルールによる特急品らしいスピード生産
プロセス「A」
プロセス「B」
特急品置場(指定席) 特急品置場(指定席) 特急品置場(指定席)
特急品定義の例特急品「A」 : プロセス途中でも即切替えて優先進行させる。特急品「B」 : 現ロット処理が終了次第、優先進行させる。特急品「C」 : 現ロット群予定が終了次第、優先進捗させる。
受注増加、注残発生時の納期対応:「待ち行列」で「追越を!」・・・特急品追いかけの業務から開放&赤帽退却
注)トヨタ生産方式とは基本的に違う。(現状システムでの運用による改善)
待ち行列 待ち行列 待ち行列
特急品の投入(識別:ルール)
「先頭へ」(追越) (追越)
6 -2 ) 特急品はルールで工程を駆け抜ける
15
例1) ロット別 納期順整列事例(NI社)
16
例2)生産指示書の納期別整列事例(NA社)
17
例3)生産指示書の納期別整列事例(Al社)
18
「DDK」と「TOC思想」の 改善活動で即利益・成果に繋ぐ方法“利益体質化活動の勘所”
≪ 利益は生産の速度から得られる≫ ・助け合える職場つくり・・・・・DDK活動 ・改善はネック工程に集中・・・TOC活動
清い流れ(特にネック工程の手待ち:挽回不能) ・仕掛量の確保、・人海戦術(助け合い) ・先入れ/先出しの励行・非効率:大いに結構
≪人を増やさず、1 .5倍の生産性向上が可能≫
7. 「ものづくり」の秘策 製造業における改善の思想転換
利益金額/時間(分)のMax化
19
TOC活動の推進手順 (改善のシナリオ)
8. TOC + DDK 活動の実施内容
20
ボトルネック工程を見つける
ボトルネック工程の時間をフル活用
ボトルネック工程との同期化
リピート受注比率拡大 (新規受注にも拡
大)
DDK活動
により支援
顧客の信頼向上受注残の減少(納期遵守率向上)
ダイヤモンドサイクル
ゴールデンサイクル
成功の条件
「DDK」とは、(助け合える職場づくり) 「誰でも出来る化」=DDKと呼ぶ ①現状のスキルの棚卸実施。 ②戦略的スキルアップ計画の立案。 ③受け入れ側:助けて貰い易くする。 ④重要スキルの早期レベルアップ。 ⑤認定者による助け合いの実践。活動のポイント ①作業は簡単!だが、時間が掛る業務を支援。 ②習熟期間の短い要素作業をテーマにする。 ③助け合いの初期は、時間単位の配置転換。 ④助け合いのパターン化、配置転換へ
9. DDK活動 9 -1) 「DDK」とは?
21
9 -2 ) DDK活動のイメージ
22
総人員
生産数
生産アップ率
生産数/人(改善率) 改善内容
現状(基準) 51人
60(基準)(85.7%)
1.17(基準)
配置 : 現状のまま
改善(1)(助け合い①)
51人
70計画値
116.7%
1.37(117%)
1人ネック工程応援(一人の配置の悪さ)
改善(2)(助け合い②)
51人
80 133.3%
1.57(134%)
更に2人(計3人)ネック工程応援
改善(3)(助け合い③)
51人 90 150% 1.76
(150%)
合計3人分改善3人追加応援 (計6人 )(可能にする為の改善 )
改善(4) 〃 3名増員
54人
90 141% 1.67(143%)
3人増員 (計9人)
9 -3 ) DDK(助け合い)による効果試算
23
DDK活動実施の手順①助けてもらえるように改善 (準備 )する。 単純化、簡素化、確実化 ⇒ 標準化
②助ける準備をする。 ①全員の現状の作業スキルのマップ化。 ②先ず、自分の工程のレベルアップ、拡大。 ③助ける工程の決定。 ④レベルアップ、拡大計画のマップ作成。 ⑤計画進捗の日々・月次確認(マネジメント)。
③助け合いの開始(ネック工程を助ける) 応援の「受」「与」の時間管理実施を!
10 . マルチスキル化の方法と運用 10-1 )悪魔のサイクル脱出のシナリオ
24
1.現状スキルの把握 過去の配置経験工程を含め、4段階評価(例) 「レベルD」:研修中(生産には従事できない) 「レベルC」:指導者の責任で生産に従事可。 「レベルB」:全て出来るが指導は不可。 「レベルA」:全て出来て、指導も出来る。
2.戦略的スキルアップ計画 ①先ず、自分の工程のスキル拡大計画を。 ②ネック工程№1、同№2、同№3の順に支援要求 工程に対してスキルアップ計画立案する。
3.DDK活動の開始と管理 認定者であることを前提に実施(記録を残す) (具体例紹介)
10-2 )スキルの棚卸から戦略的スキルアップへ
25
10-3 ) マルチスキル化レベル評価表(例)
26
10-4 )マルチスキル化レベル評価表記入要領
27
1)勤務時間、生産体制、業務内容の違い ①朝一番が忙しい~ (互いに助合う ) ~夕方が忙しい ②故障、トラブルの下流は手空き。➩引取り応援を。 ③ 〃 〃 の上流は停滞。➩停滞解除応援を。
2)助ける時間(量) ①明日分の生産をする位なら止めて応援する。 ②1人/日でなくても、可能な時間を応援。 ③平均応援出時間が0 .6人分を超えたら配置転換。 (必要な時は優先的に逆応援 : 約束は必ず守る)
3)日々の仕事量把握と応援要請のしくみ ①パターン化して、日々確実に実施する。 ②課長、係長、班長、リーダーが応援要請する。
10-5 ) DDK活動の助け合い実施の例
28
C11-111-②関連
日々実施状況(受入) 工程別実施状況3月 スキルアップ&サポート実施状況 20 4 22平成 年 月 日実績
0
1
2
3
4
5
6
7
1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31
(工数)スキルアップ サポート 付帯作業サポート
0
5
10
15
20
25
30
F/W FV
I
MLD
DEF
REF
M&T
S.C AG
VIS
SEN
TV
I
KEN
端数
製造
係間接
検査
係間接
保守
品技
生管
幹部
(工数)
0
5
10
15
20
25
30(工数)
持出
受入
2008年3月度 工場全体の助け合い状況管理事例
29
10- 6) 助け合い時間管理の例 全・・・・工程
スキルアップ&サポート 日々実績グラフ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
受入
持出
3月 検査係8第 期
2
3
2.2
1.551.31
1.11
2.93
1.98
1.04
1.5831.88
0.650.48
1.92
0.9
0.27
1.13
1.87
1.16
0
1
2
3
4
5
6 (工数)スキルアップ サポート 付帯作業サポート
2.38
3.583.68
2.04
1.691.83
0.36
3.31
2.19
1.09
1.42
1.963
2.26
0.84
0.55
2.25
1.08
0.62
1.51
2.25
0.23
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
3.5
4 (工数)
日
2008年3月度 係単位の助け合い状況管理事例
30
10- 6) 助け合い時間管理の例(続)・・・・検査係
スキルアップ&サポート 日々実績グラフ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
受入
持出
3月 製造係8第 期
0.4 0.4 0.260.52
1.04
0.48
1.4
0.4 0.4 0.4
1
0
1
2
3
4
5
6 (工数)
1
2.2
1.73
1.26
0.330.73
2.332
1.65
2.47
0.8
2.45
3.82
0.791
1.53 1.41.05
1.31
0.13 0.130.53
2
0
1
2
3
4
5
6 (工数)スキルアップ サポート 付帯作業サポート
日
2008年3月度 係単位の助け合い状況管理事例
31
10- 6) 助け合い時間管理の例(続)・・・・製造係
「TOC思想」とは:2001 年、欧米では 10数年ベストセラーになりながら、日本に紹介すると世界経済が破壊(?)されるとして許可されなかった著書(手法)
TOC=T heory of C onstrants≪ 制約条件理論≫
「鎖全体の強度は、最も弱い鎖 ( ボトルネック )の強度に等しい」
生産性を高めるための生産管理の手法≪ ボトルネックを見つけ、強化に集中化≫
1 1. TOC活動について 11- 1) 「TOC思想」とは?
32
「人は方針に従う」:目標であり成果!例)上位方針展開に「生産性向上≧10%」☆各工程が生産数を第2にして [ 生産性 を優」先。 部分最適の活動にベクトルが向く ! (当然) ボトルネック工程は、生産性ではない! 「数だ ! ・非効率で良い!」 誰が言う?・・・ ①人海戦術、②効率の悪い旧設備も動かす! =ボトルネックの生産能力が利益を生む。
「鎖全体の強度は、最も弱い鎖 ( ボトルネック ) の強度に等しい」だから改善を集中する。注)ボトルネックは、時、日、月管理メッシュで変わる。
1 1-2 ) 制約条件の影響
33
【従来の改善活動の考え方)
【TOCによる改善活動の考え方】
1 1-3 ) TOCと従来の改善活動の違い
34
ボトルネック工程の最大活用によるスループットの極大化 全体最適=
ボトルネックに改善資源を投入し、他の工程は従属する。
全体最適=個別 (部分 ) 最適の集合
それぞれが独立して最適化の活動をする。(仕掛在庫増大、L/T短縮の阻害要因)
1 1-4 ) TOCと従来の改善活動の違い(まとめ)
工 程従来の改善活動の対象
TOC活動の対象
備 考
工程(A) 〇 △ TQM・TPM・JIT等の改善活動は、概ね全部門が全員参加で同時並行的に各部門の課題を個々に解決する。 (部分最適活動 )特に全員参加のQCサークル活動や改善提案制度を駆使して、継続的改善のしくみに向かう活動。
工程(B) 〇 △工程(C)(ネック工程 )
〇 ◎
工程(D) 〇 △ TOC活動(全体最適の活動)
工程(E) 〇 △ 全ての資源をネック工程に集中し、スループットの増大に充てる。
・・・ 〇 △ スループット/H=(売上高-資材費)/H
・・・ 〇 △ 但し、全員参加の風土は重視する。35
1.企業のゴール (目標 ) は、メイクマネー (金儲け)である。2.制約資源(工程)の能力がスループットを決める。3.制約資源は、管理メッシュによって変動する。4.ネック工程の1時間のムダは、システム全体の1Hのムダ。5.全ての資源が、最大限の能力を発揮するとムダな在庫を作る。6.能力と在庫の2つが、サプライチエーンの基本要素である。7.全体最適の指標は、スループット (流れ速度 ) 、在庫、経費の順に重要8.コストは、局部指標である。9.社員が忙しくすることと、企業が収益を上げる事とは無関係。10 .個別(部分)最適の総和は、全体最適ではない。11 .需要減退に合わせた過度な供給能力の削減は、倒産を招く。12 .在庫は、資産ではなく、負債である。13 .バッチサイズが小さくなるほどリードタイムは小さくなる。14 .専門工の増減より、多能工による再配置が利益を生む。15 .生産がセールスを果たす。(確実なQCD、5Sのレベル)16 .経営は、IF THEN の仮説検証の試行錯誤で進化する。
1 1-5 ) 「ザ・ゴール」から学ぶこと
36
37
◎近畿産業技術クラスター協同組合〒 564-0027 吹田市朝日町15番24号 大田ビル303号室Tel: 06-7175-4980 Fax: 06-6317-0579E-mai l : [email protected]ホームページ http://www.kstc.jp
以上で終わります。実務にお役立て下さい。
売上金額
売上金額
F1
F2
損益分岐点比率=F2/F1(%)
38
損益分岐点比率=損益分岐点売上高 / 売上高(%) ・・・・小さい方が良い。【損益分岐点比率評価 】100%以上:赤字、 100~9 0%:危険、 90~80%:要注意、 80~70%:普通、 70~60%:健全、 60%未満:安泰 ≪先ず、中小企業の目標は、 80%を下回ること≫
① ② ③ ④ Y Y Y Y軸 軸 軸 軸
0 X軸 0 S X軸 0 S X軸 0 S X軸
手順① 方眼紙に正方形の枠を書き、対角線を引き、X,Y軸に目盛を付ける。手順② X軸に左端から売上高(S)をとり縦線を引く。手順③ その縦線に下から(X軸から)固定費(点F)、変動費 ( 点V)を取る。 X軸と平行に点Fを通る線を引く。手順④ Y軸との交点とVを結ぶ線を引く。 対角線と交わる点(BEP ) が「損益分岐点」となる。
F
VBEP
V
F
損益分岐点
交点
①
②
③
④
交点
39
損益分岐点表(図)の作り方 と 評価
F 1
F 2
損益分岐点売上高 = 365,130 千円損益分岐点比率 (F2/F1(%)) = 76.1 %
76.7
【演習】損益分岐点表(図)を作成して下さい。
40
売上高 = 480,000 千円
変動費 = 240,940
限界利益 = 239,060
固定費 = 181,860
経常利益 = 57,200
☆ =181860/(1-(240940/480000)) =365,130千円
損益分岐点売上高 = 固定費/(1-(変動費/売上高))