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全国 災害対策担当者会議 (第2回)

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全国 災害対策担当者会議 (第2回). 平成26年6月8日(日) 日本薬剤師会8階会議室. 機密性○. 安定ヨウ素剤の 事前配布について. 原子力規制庁 放射線防護対策部 原子力防災政策課 企画官  鈴木健彦. 原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考え方について 原子力安全委員会  原子力施設等防災専門部会 ( H14.4 ). 災害対策本部の判断により、屋内退避や避難の 防護 対策とともに安定ヨウ素剤を予防的に服用 する 40歳未満が対象 服用回数は原則1回 とし 、連用はできる限り 避ける - PowerPoint PPT Presentation

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全国災害対策担当者会議(第2回)

平成26年6月8日(日)日本薬剤師会8階会議室

Page 2: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

安定ヨウ素剤の事前配布について

原子力規制庁 放射線防護対策部原子力防災政策課企画官 鈴木健彦

機密性○

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原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考え方について原子力安全委員会 原子力施設等防災専門部会( H14.4 )

災害対策本部の判断により、屋内退避や避難の防護対策とともに安定ヨウ素剤を予防的に服用する

40歳未満が対象服用回数は原則1回とし、連用はできる限り避けるあらかじめ安定ヨウ素剤を事前に各戸配布するので

はなく、周辺住民等が退避し集合した場所等において、安定ヨウ素剤を予防的に服用するこの場合、服用、副作用等に備え、医師、保健師、薬

剤師等の医療関係者を周辺住民等が退避し集合した場所等に派遣しておくことが望ましい

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「原子力施設等の防災対策について」の見直しに関する考え方について中間とりまとめ平成24年3月22日原子力安全委員会 原子力施設等防災専門部会 防災指針検討ワーキンググループ

Ⅴ 章 被ばく医療のあり方について

(前略) しかしながら、東京電力福島第一原子力発電所事故では、緊急被ばく医療機関も被災し機能しない状況が起きており、医療機関・老人福祉施設等の避難の困難さを経験した。要支援者の避難について改めて検討する必要があるとともに、緊急被ばく医療体制についても検討が必要である。 一方、国や県は安定ヨウ素剤服用指示を適時適切に出すことができず、その投与方法に関して抜本的な見直しが必要である。公衆の防護の基礎となるスクリーニングや、甲状腺線量の測定の検査が適切に行われなかったとの指摘もある。

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Page 5: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

「原子力施設等の防災対策について」の見直しに関する考え方について中間とりまとめ2.安定ヨウ素剤の予防的服用について

(2)安定ヨウ素剤の各戸事前配布について 我が国においても、海外等の事例から学び、我が国に適した安定ヨウ素剤の各戸事前配布のための方策、すなわち、住民への適切な配布方法、配布対象、配布数、服用指導と副作用対策、経費負担、補充体制などについて検討する必要がある。

原子力災害対策指針制定(H24.10.31)

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Page 6: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

原子力災害対策指針 原子力規制委員会(平成25年9月5日全部改正)

本指針は、原子力災害対策特別措置法(平成11年法律第156号。以下「原災法」という。)第6条の2第1項に基づき、原子力事業者(原災法第2条第3号に規定する者をいう。以下同じ。)、指定行政機関の長及び指定地方行政機関の長、地方公共団体、指定公共機関及び指定地方公共機関その他の者が原子力災害対策を円滑に実施するために定めるものである。

本指針の目的は、国民の生命及び身体の安全を確保することが最も重要であるという観点から、緊急事態における原子力施設周辺の住民等に対する放射線の影響を最小限に抑える防護措置を確実なものとすることにある。

この目的を達成するため、本指針は、原子力事業者、国、地方公共団体等が原子力災害対策に係る計画を策定する際や当該対策を実施する際等において、科学的、客観的判断を支援するために、以下の基本的な考え方を踏まえ、専門的・技術的事項等について定めるものである。

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Page 7: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

第2 原子力災害事前対策 ③ 安定ヨウ素剤予防服用の体制  (ⅰ)安定ヨウ素剤の予防服用について

 放射性ヨウ素は、身体に取り込まれると、甲状腺に集積し、数年~十数年後に甲状腺がん等を発生させる可能性がある。このような内部被ばくは、安定ヨウ素剤をあらかじめ服用することで低減することが可能である。このため、放射性ヨウ素による内部被ばくのおそれがある場合には、安定ヨウ素剤を服用できるよう、その準備をしておくことが必要である。  ただし、安定ヨウ素剤の服用は、その効果が服用の時期に大きく左右されること、また、副作用の可能性もあることから、医療関係者の指示を尊重して合理的かつ効果的な防護措置として実施すべきである。また、体制整備に際しては、関連法制度及び技術面等の最新の状況を反映するよう努めるとともに、以下のような点に留意する必要がある。

服用の目的や効果とともに副作用や禁忌者等に関する注意点等については事前に周知する。

地方公共団体は、原子力災害時の副作用の発生に備えて事前に周辺医療機関に受入の協力を依頼等するとともに、緊急時には服用した者の体調等を医師等が観察して必要な場合に緊急搬送が行うことができる等の医療体制の整備に努める。

 また、平時から訓練等により配布・服用方法の実効性等を検証・評価し、改善に努める必要がある。 7

Page 8: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

第2 原子力災害事前対策 ③ 安定ヨウ素剤予防服用の体制  (ⅱ)事前配布の方法

 原子力災害対策重点区域のうちPAZにおいては、全面緊急事態に至った場合、避難を即時に実施するなど予防的防護措置を実施することが必要となる。この避難に際して、安定ヨウ素剤の服用が適時かつ円滑に行うことができるよう、以下の点に留意し、平時から地方公共団体が事前に住民に対し安定ヨウ素剤を配布することができる体制を整備する必要がある。

地方公共団体は、事前配布用の安定ヨウ素剤を購入し、公共施設で管理する。 地方公共団体は、事前配布のために原則として住民への説明会を開催する。説明会

においては、原則として医師により、安定ヨウ素剤の配布目的、予防効果、服用指示の手順とその連絡方法、配布後の保管方法、服用時期、禁忌者やアレルギーを有する者に生じ得る健康被害、副作用、過剰服用による影響等の留意点等を説明し、それらを記載した説明書とともに安定ヨウ素剤を配布する。

(略:代理受領) 地方公共団体は、配布等を円滑に行うために、説明会等において、薬剤師に医師を

補助等させることができる 。 (略:予備備蓄) (略:事前配布) (略:回収等)

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Page 9: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

第2 原子力災害事前対策 ③ 安定ヨウ素剤予防服用の体制  (ⅲ)事前配布以外の配布方法

 PAZ外においては、全面緊急事態に至った場合、プラント状況や空間放射線量率等に応じて、避難等の防護措置を講じることとなる。そのため、以下の点に留意して、避難等と併せて安定ヨウ素剤の服用を行うことができる体制を整備する必要がある。

地方公共団体は、緊急時に備え安定ヨウ素剤を購入し、避難の際に学校や公民館等で配布する等の配布手続きを定め、適切な場所に備蓄する。

安定ヨウ素剤の配布・服用は、原則として医師が関与して行うべきである。ただし、時間的制約等のため必ずしも医師が関与できない場合には、薬剤師の協力を求める等、状況に応じて適切な方法により配布・服用を行う。

 なお、EALの設定内容に応じてPAZ内と同様に予防的な即時避難を実施する可能性のある地域、避難の際に学校や公民館等の配布場所で安定ヨウ素剤を受け取ることが困難と想定される地域等においては、地方公共団体が安定ヨウ素剤の事前配布を必要と判断する場合は、前述のPAZ内の住民に事前配布する手順を採用して、行うことができる。

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Page 10: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

第3緊急事態応急対策 ③ 安定ヨウ素剤予防服用    放射性ヨウ素による内部被ばくを防ぐため、原則として、原子力規制委員会

が服用の必要性を判断し、原子力災害対策本部又は地方公共団体の指示に基づいて、安定ヨウ素剤を服用させる必要がある。原子力規制委員会の判断及び原子力災害対策本部の指示は安定ヨウ素剤を備蓄している地方公共団体に速やかに伝達されることが必要である。  安定ヨウ素剤の予防服用に当たっては、副作用や禁忌者等に関する注意を事前に周知するほか、以下の点を留意すべきである。   (略)

 また、安定ヨウ素剤の服用の方法は、以下のとおりとするべきである。 PAZ においては、全面緊急事態に至った時点で、直ちに、避難と安定ヨウ素剤

の服用について原子力災害対策本部又は地方公共団体が指示を出すため、原則として、その指示に従い服用する。ただし、安定ヨウ素剤を服用できない者、放射性ヨウ素による甲状腺被ばくの健康影響が大人よりも大きい乳幼児、乳幼児の保護者等については、安定ヨウ素剤を服用する必要性のない段階である施設敷地緊急事態において、優先的に避難する。

PAZ外 においては、全面緊急事態に至った後に、原子力施設の状況や空間放射線量率等に応じて、避難や屋内退避等と併せて安定ヨウ素剤の配布・服用について、原子力規制委員会が必要性を判断し、原子力災害対策本部又は地方公共団体が指示を出すため、原則として、その指示に従い服用する。

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安定ヨウ素剤の配布・服用に当たって (地方公共団体用)

地方公共団体の職員等を対象に原子力災害対策指針に示された安定ヨウ素剤に係る運用についての具体的方策を示すため、原子力規制庁がとりまとめたもの

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事前配布の方法と注意事項 説明会の開催等を通じた配布:  安定ヨウ素剤の事前配布に当たっては、原則として医師による住民への説明会を開催することが必要である。この説明会においては安定ヨウ素剤の取り扱いに関する留意点等を説明し、それらを記載した資料とともに安定ヨウ素剤を配布する。この際、必要な量以上に安定ヨウ素剤を事前配布してはならない。また、住民が安定ヨウ素剤を受け取る際に、服用方法、副作用等の安定ヨウ素剤の取り扱いに係る留意事項について理解ができているか等を確認するため、受領書を記入・提出させることが必要である。加えて、安定ヨウ素剤を配布された者に関する管理簿(氏名、日時、数量、代理受領か否か等)を作成し記録を残す必要がある。

(中略)・・・なお、地方公共団体は、多くの住民に対する説明を行う必要があり、安定ヨウ素剤の効能や副作用、服用方法等の薬剤に関する事項について、薬剤師が説明を行う等、薬剤師に医師を補助する協力を求めることも有効である。

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安定ヨウ素剤の事前配布のための住民説明会の実施について原子力規制委員会原子力規制庁原子力地域安全総括官

厚生労働省医薬食品局長厚生労働省大臣官房厚生科学課長

原子力災害対策指針に基づき、地方公共団体が事前配布するために実施する住民説明会に必要となる薬剤師を確保するため、都道府県薬剤師会は、当該地方公共団体からの依頼に基づき、適任な薬剤師のあっせんについて協力いただきたいこと

上記の相談窓口のほか、当該地域の医療提供施設においても住民からの相談があり得ることから、都道府県薬剤師会は、国又は独立行政法人放射線医学総合研究所から提供される安定ヨウ素剤に関する情報を、当該都道府県薬剤師会会員に対し周知いただきたいこと 13

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安定ヨウ素剤を事前配布するための模擬説明会の開催

地方公共団体が今後実施する安定ヨウ素剤事前配布説明会の一助とするため、前述の解説書を元に、実際の事前説明会の運用シミュレーションを実施

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今回の模擬説明会の設定条件対象住民及び参加人数: PAZ 内にある地区の住民参加人数:模擬住民 29名(自治体協力者:25名、原子力規制庁:4名)会場想定:対象地区の公民館

【説明会の目的】 地域住民に対し、安定ヨウ素剤の必要性や、事前配布が他の手段も含めた防護措置の一環であること等について理解を得るために実施(安定ヨウ素剤も、できる限り事前説明会で配布)3歳以上13歳未満:安定ヨウ素剤を1錠、13歳以上:安定ヨウ素剤を2錠(3歳未満には対象外)

【模擬住民の役割】 予め、役割(服用不適者、慎重投与者 等)を行う者を定めておく。

【その他】 安定ヨウ素剤は医薬品であることから、原則として医師の説明 / 判断が必要となる。 しかしながら、多数の住民を対象に行うことから、医師の業務負担を考慮し、後述のような取り決めを事前に行い、薬剤師 / 保健師が医師の業務の補助を行うこととする。

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Page 16: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

今回、想定した模擬住民名称 内容 人数

服用不適者 不適項目に該当する者 1名

慎重投与者 慎重投与項目に一部に「はい」を選択(薬剤以外) 1名

疾患不明者自分の過去の疾患を覚えていない→かかりつけ医に行って確認を依頼(当日配布なし)

1名

薬剤対象者①お薬手帳等で事前に医薬品が判明し、かつ慎重投与項目に該当

1名

薬剤対象者②薬の現物を持ってきているが、どれに該当するかわからない→結果的に慎重投与項目に該当

1名

薬剤対象者③薬を飲んでいるが、商品名等が不明。→この場では確認できないので、後日、再確認

1名

代理受領者①小児(2歳と 5 歳)の代理人(保護者)→本人 / 子供ともに該当項目なし。

1家族

代理受領者②寝たきり高齢者(1名)の代理人→本人 / 被代理者ともに、該当項目なし。

1家族16

Page 17: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

[安定ヨウ素剤事前説明会のフロー及び役割分担のイメージ(基本パターン)→変更案]

エリア 住民 自治体職員 医師 薬剤師等

説明エリア

問診ブース

チェック問診

配布

● オリエンテーション● 説明① 「事前配布について」

● 説明② 「安定ヨウ素剤について」

質疑応答

チェックシート記入

チェックシートの確認

配布しない

配布しない 再説明・配布

受領書回収受領しない

慎重投与

禁忌

該当なし

該当あり、不明

診断(問診)※

個人の判断 受領希望 服薬可

※ 判断がつかない事例については、別途、医療機関(かかりつけ医等)において、判断が必要か?

医師の包括指示(プロトコル)に従い確

Page 18: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

安定ヨウ素剤を配付するまでの流れ及び関係者の役割について(今回の設定)

1. チェックシートの確認医師からの指示のもと、薬剤師 / 保健師は、チェックシートの内容を確認し、以下のように対応する。 「服用不適用項目」に「はい」とチェックされている場合、右上の「服用不適」欄にチェックを行い、医師ブースに誘導する。

「慎重投与項目」に1項目でも「はい」とチェックされている場合、右上の「慎重投与」欄にチェックを行い、医師診察ブースに誘導する。なお、参加者が現在、薬を服用している場合は、服用している薬がチェックシートに記載されている薬剤に該当するか確認し、該当する場合は、同様にチェックを行い、医師診察ブースに誘導する。(該当薬剤リストは別紙参照)

チェック項目が不明の場合、右上の欄のどこにもチェックを行わず、医師ブースに誘導する。

上記以外の者(チェックシートの全ての項目に「いいえ」とチェックされている者)に対しては、右上の「該当項目なし」欄にチェックを行い、参加者に安定ヨウ素剤等に関して疑問点がないか確認し、適宜、解説を行う。その後、安定ヨウ素剤の保管方法を説明の上、「安定ヨウ素剤配付ブース」に誘導する。

2. 医師の判断(省略)

3. 安定ヨウ素剤の配付(省略)18

Page 19: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

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④住民配布資料 :【模擬説明会用】チェックシート 原子力防災政策課作成

チェックシート

説明場所名:

記入日:平成 年 月 日

受領者氏名: 模擬住民 (代理受領者氏名: )

生年月日:(明治、大正、昭和、平成) 年 月 日

□性別: 男 □ 女

記入者氏名: 模擬住民

受領対象者の年齢: □ 3歳以上13歳未満 □ 13歳以上

【服用不適項目】

1. 今までに安定ヨウ素剤の成分、または、ヨウ素に対し過敏症があると言われ

たことがありますか。

□ はい

□ いいえ

(ポピドンヨード液(うがい薬に含まれます)及びルゴール液使用後並びにヨウ化カリウム丸服用後に

じんま疹や呼吸困難や血圧低下などのアレルギー反応を経験したことがありますか)

【慎重投与項目】

1. 今までにヨード造影剤過敏症(造影剤アレルギー)と言われたことがありま

すか。

□ はい □ いいえ

2. 今までに甲状腺の病気(甲状腺機能亢進症、機能低下症)があると言われた

ことがありますか

□ はい □ いいえ

3. 今までに腎臓の病気や腎機能に障害があると言われたことがありますか。 □ はい □ いいえ

4. 今までに先天性筋強直症と言われたことがありますか。 □ はい □ いいえ

5. 今までに高カリウム血症と言われたことがありますか。 □ はい □ いいえ

6. 今までに低補体血症性蕁麻疹様血管炎と言われたことがありますか。 □ はい □ いいえ

7. 今までに肺結核(カリエス、肋膜炎なども含む)と言われたことがあります

か。

□ はい □ いいえ

8. 今までにジューリング疱疹状皮膚炎と言われたことがありますか。 □ はい □ いいえ

9. 現在、以下のお薬をお使いですか。 □ はい □ いいえ

(「はい」の方は、該当する薬品にチェックを入れて下さい。)

□ カリウム含有製剤、カリウム貯留性利尿剤、エプレレノン

□ リチウム製剤

□ 抗甲状腺薬(チアマゾール、プロピルチオウラシル)

□ ACE阻害剤、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤、アリスキレンフマル酸塩

※慎重投与項目のうち、ひとつでも「はい」に該当する場合、医師と相談のうえ安定ヨウ素剤服用をす

るかどうかを決めて下さい。

※下の点線内は記入しないでください

該当項目なし 服用不適 慎重投与 配布希望

※ ※ ※ ※

⑤住民配布資料 :【模擬説明会用】受領書 原子力防災政策課作成

安定ヨウ素剤の受領書

説明場所名:

記入日:平成 年 月 日

受領者氏名: 模擬住民 (代理受領者氏名: )

生年月日:(明治、大正、昭和、平成) 年 月 日

□性別: 男 □ 女

記入者氏名: 模擬住民

受領対象者の年齢: □ 3歳以上13歳未満 □ 13歳以上

【確認事項】

1. ヨウ素剤の効能・効果(どのように、何に効くか等)について説明を受け、

理解しましたか。

□ はい □ いいえ

2. ヨウ素剤の服用方法(飲み方、飲むタイミング)について説明を受け、理解

しましたか。

□ はい □ いいえ

3. ヨウ素剤服用以外の放射線防護、原子力防災について説明を受け、理解しま

したか。

□ はい □ いいえ

4. ヨウ素剤を飲むことによって得られる利益(甲状腺がんのリスクが低下する

程度など)について説明を受け、理解しましたか。

□ はい □ いいえ

5. ヨウ素剤の副作用を含め、リスクについて説明を受け、理解しましたか。 □ はい □ いいえ

6. 併用した場合に使用に注意を要する薬品について説明を受け、 理解しまし

たか。

□ はい □ いいえ

7. ヨウ素剤を飲まない場合の対応方法や予想される結果などについて 説明を

受け、理解しましたか。

□ はい □ いいえ

安定ヨウ素剤の服用に関する注意事項の説明を受け、安定ヨウ素剤を受け取りました。また、受け取

った安定ヨウ素剤は、第三者に譲り渡さず、不要となった場合には返却を行います。

署名

(注)代理受領の方へ

ご家族の分を代理で受領された方は、安定ヨウ素剤をお渡しになる前に、本日の説明会の内容をご本人に説

明して下さい。

ただし、ご家族の方が服用不適項目に該当することが判明した場合には、(担当課名等)まで連絡の

上、安定ヨウ素剤を返却いただきますようお願いします。

Page 20: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

模擬説明会のレイアウト(今回のケース)

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①待機ライン

プロジェクタ

スクリーン司会

保健師役

薬剤師役

医師役自治体職員役

【住民の動線】

① 住民は、自責でチェックシーを記載後、列に並び、係の者がチェックブースに誘導

② 薬剤師 / 保健師がチェック(特に、薬剤については、薬剤師がチェック)

③ 服用不適者等や、病状等が不明な者は医師が相談• 医師との相談の結果、安定ヨウ素剤の

事前配布希望者は自治体ブースへ誘導• 服用不適者及び事前配布を希望しない

者は会場から退出④ 自治体職員が、受領書と引き替えに安定ヨ

ウ素剤を配布(チェックシートは、薬と一緒に保管してもらうため、本人に返却)

※今回は、会場退出ではなく、自席の戻ってもらった

地域住民

Page 21: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

もしもの原子力災害に備えて、安定ヨウ素剤を事前配布します。安定ヨウ素剤事前配布説明会のご案内

※安定ヨウ素剤をお渡しするには、事前配布説明会にご出席いただく必要があります。 ○○地区では以下の日程で説明会を開催しますので、ご出席くださいますよう、お願い申し上げます。

主催: ○○県△△市

開催日時:○月 × 日(△曜日)13:30-15:00

場所:○○地区公民館 (住所:△△市##*-*-* )

内容:

当日ご持参いただくもの

○○地区公民館のご案内

<問い合わせ先> ・○○県△△市□□課  ×× 係 ・電話:***-****

安定ヨウ素剤についてご説明します。説明を聞いて頂いたうえで、お薬を お渡しします。

お薬をお渡しする前に、薬を飲んでも問題がないかを確認させて頂きます。チェックシートをお渡ししますので、 それに記載して頂きます。 現在服用しているお薬などがありましたら、そ

のお薬の名前がわかるもの。例えば、お薬手帳や お薬の外袋などをお持ち下さい。

・△△線「○○駅」徒歩 4 分・▽▽線「 □□駅」徒歩 8 分

○○ 地区公民館

[資料5] 原子力防災政策課作成

Page 22: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

模擬住民から出された質問(抜粋)40歳以上に人はこの間までガンにならないと言われていた

が、今回、40歳以上も飲む必要があるということは、40歳以上でもガンになるということか?

2歳と5歳の子供がいるが、2歳の子供はもらえないのか?もらえない場合、もし事故が起きたらどうすればいいのか?薬の名前を覚えていないのだが、どうすればいいのか?過去にどのような病気に罹ったか忘れてしまったがどうす

ればいいのか?服用の指示は自治体からというが、具体的にはどのように行

われるのか?服用した場合の副作用の保障はだれがどのように責任をとる

のか?等

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Page 23: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

今回の模擬説明会を通じて事務局として、様々な準備をしていたが、まだ、詰め切らないところもあった特に、資料の内容服薬状況については、事務局側の周到な準備が必要

(薬剤(ジェネリックも含む)のリスト化)

今回、規制庁が実施した「模擬説明会」でのヒントに、都道府県がどこまで理解されたか?事前の医師等との役割分担の決定事前の広報(特に、お薬手帳等)の重要性参加住民の流れ 等

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Page 24: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

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これほど大規模に行った事例がない規制庁が想定した模擬住民以外のケースもあるか

もしれない医師が、全ての薬剤(ジェネリックを含め)

の商品名等を把握しているわけではない薬剤師の補助は重要

また、規制庁が行った模擬説明会のパターンと違う方法で行う場合がある

道府県 /市町村の事前説明会を開催する担当者からの依頼に協力頂くとともに、関係者との事前のコミュニケーションをお願いする

Page 25: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

日本薬剤師会災害対策BCP(業務継続計画)解

日本薬剤師会 担当常務理事             永田 泰造日本薬剤師会 災害対策委員会委員長       大澤 泰輔日本薬剤師会 災害対策委員会副委員長      丹野 佳郎日本薬剤師会 災害対策委員会委員         髙野 真

Page 26: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

業務継続計画について• 本日の趣旨– 大規模地震における業務継続計画(BCP大規模地震編)策定に

関する考え方の説明–新型インフルエンザ等に関する業務継続計画(発信済み)の説明– 安定ヨウ素剤事前配布についての説明

• 都道府県薬剤師会において考慮すること– 大規模水害、台風被害(BCP風水害編)– 原子力事故(BCP原子力災害編)–新型ウイルス等重大感染症(BCP防疫対策編)

Page 27: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

安定ヨウ素剤配布への取り組み• ヨウ素剤配布に関して、薬剤師への期待– 規制庁が明確に説明しても医療従事者が少ない– 住民配布には人海戦術が大事– ヨウ化カリウム丸には「薬のしおり」がない–添付文書の配布⇒素人には不安– 50mg丸しかない⇒乳児投与をどうするか(原末)

ヨウ化カリウム丸放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減には,ヨウ化カリウムとして通常 13歳以上には 1 回 100mg 、 3歳以上 13歳未満には 1 回

50mg 、生後 1ヵ月以上 3歳未満には 1 回 32.5mg 、新生児には 1 回16.3mg を経口投与する。

Page 28: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

添付文書での不安慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)1.甲状腺機能亢進症の患者[ヨウ素誘発甲状腺腫が生じるおそれがある。]2.甲状腺機能低下症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]3.腎機能障害のある患者[血清カリウム濃度が過剰になり,症状が悪化するおそれがある。]4.・・・・・・・。

併用注意(併用に注意すること) カリウム含有製剤・カリウム貯留性利尿剤・エプレレノン   併用により,高カリウム血症を起こすことがあるので,(一部省略)慎重に投与すること。 本剤との併用により相加的に作用し,高カリウム血症をきたす可能性がある。

リチウム製剤    併用により,甲状腺機能低下作用,甲状腺腫発症作用を増大させる,(一部省略)慎重に投与すること。 抗甲状腺薬・チアマゾール・プロピルチオウラシル   併用により,甲状腺機能低下と甲状腺腫生成作用を増強させることがある。(一部省略)相加的な甲状腺機能低下作用があらわれることがある。

ACE阻害剤・アンジオテンシン II受容体拮抗剤・アリスキレンフマル酸塩   併用により,結果的に高カリウム血症を生じることがある。このため血清カリウム濃度をモニタリングすること。 これらの薬剤はレニン・アンジオテンシン系に作用し,アルドステロンの分泌を低下させるため,(一部省略)

重大な副作用  長期連用により次のような症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場

合には,投与を中止し適切な処置を行うこと。(1)  ヨウ素中毒(頻度不明)結膜炎,眼瞼浮腫,鼻炎,喉頭炎,気管支炎,声門浮腫,喘息発作,前額痛,流涎,唾液腺腫脹,耳下腺炎,胃炎等の症状

(2)  ヨウ素悪液質(頻度不明)皮膚の粗荒,体重減少,全身衰弱,心悸亢進,抑うつ,不眠,神経過敏,性欲減退,乳房の腫大と疼痛,骨盤痛

剤形変更や血中濃度の推移からの副作用に関する発症予測は、専門家である薬剤師が対応すべきである。

Page 29: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

都道府県・地域薬剤師会での取り組みのお願い

• 都道府県、区市町村防災課と安定型ヨウ素配布に関する薬剤師の役割を明確化

• 乳幼児への配布について確認– ヨウ化カリウム原末(適応はないが…)– ヨウ化カリウム丸の剤形変更

• 医師会等との連携についての事前相談

Page 30: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

BCPとは?・ Business Continuity Plan (BCP)

・災害時にも継続すべき事業やそれらの業務を確実に行うための継続計画であり、事故発生時に備えて、限られた資源等を用いて、それらの事業を継続できるよう事前に必要な準備を行うためにつくられた計画のことをいいます。

・これらの手順や情報等を文書化したもの → 業務継続計画書

業務継続計画(BCP)作成の手引きp2参照

Page 31: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

BCP作成の手順

業務継続計画(BCP)作成の手引きp2参照

Page 32: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

普通に考えてみる

1)何が起きたのか?

2)会として何をしなければいけないのか?

3)実行するには、どうすればよいのか?

Page 33: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

BCP作成の手順

業務継続計画(BCP)作成の手引きp2参照

・作成のためのステップ 内容

ステップ1 事前確認 地域における防災計画、また関係機関等との防災協定や薬剤師の災害活動に関する協定、また地域において予想される災害等を確認します。

ステップ2 基本方針の策定 災害時に何を優先するかを明確にし、業務継続の基本方針として定めます。BCPはここで定める基本方針に基づいて策定していきます。

ステップ3 被害の想定 BCP作成の前提とする被害を想定します。どのような規模の被害を前提に業務継続を検討するのか、明らかにします。

ステップ4 業務の把握 日常的に行っている業務について改めて全体像を整理するとともに、災害時に継続しなければならない業務(優先業務)を選定します。

ステップ5 業務資源の把握 優先業務について、業務を実施するために必要なもの(業務資源)を把握します。

ステップ6 リスクの評価 業務資源の利用可能性について、現状の対策や先に設定した被害想定を参考に評価します。

ステップ7 業務継続目標の設定 優先業務について、災害発生後の時間経過の中で、どのようなサービスレベルを目指すのか、業務継続の目標を設定します。

ステップ8 対策の検討 先に設定した業務継続目標を実現するために必要となる事前対策を検討します。

ステップ9 BCP文書の作成 ステップ1~8までの検討結果、災害発生時の危機対応計画、教育訓練計画等を含めたBCP文書を取りまとめます。

Page 34: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

BCP作成に向けての進め方・注意点

業務継続計画(BCP)作成の手引きp3参照

・災害の種類に応じて

・自分たちが所属する「都道府県薬剤師会」や「地域薬剤師会」、または、「薬局」に置き換える

・ステップ毎に説明      具体例、注意点

Page 35: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

【表紙の作成】

具体例

業務継続計画(BCP)作成の手引きp4参照

・例  「○○薬局業務継続計画(新型インフルエンザ対策編)」  「○○薬剤師会業務継続計画(水害対策編)」  「○○薬局業務継続計画(原発事故対策編)」

・地域防災計画にあわせる

・他の災害が発生した場合、その BCP において、「震災対策編に準じる」としておくと応用がきく

○○ 薬剤師会業務継続計画   

    <震災対策編>

     平成 26 年 4 月

Page 36: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

< ステップ1 事前確認 >

地域における防災計画、また関係機関等との防災協定や薬剤師の災害活動に関する協定、また地域において予想される災害等を確認します。

業務継続計画(BCP)作成の手引きp5参照

・地域防災計画

・防災協定       →   資料等を入手し、活動内容確認

・地域において予想される災害を地域の防災計画等を      参考に想定

  →   災害の種類で対応が異なる

Page 37: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

(2)○○県で予想される最大の災害は?  例)地震(海溝型、直下型)、津波、台風、火山、土砂崩れ、      コンビナート火災、原子力災害等

<具体例 >

(1)○○県と○○薬剤師会との防災協定の有無、あるいは、地域防災計画における薬剤師災害支援活動の記載の有無の把握

業務継続計画(BCP)作成の手引きp5参照

Page 38: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

< ステップ2 基本方針の策定 >

災害時に何を優先するかを明確にし、業務継続の基本方針として定めます。BCPはここで定める基本方針に基づいて策定していきます。

業務継続計画(BCP)作成の手引きp6参照

・基本方針   地域薬剤師会や各薬局のなすべき活動の根拠

・「薬剤師のための災害対策マニュアル(薬事日報社)」も参照

・優先順位

Page 39: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

・「薬剤師会って、何だっけ?」

・迷ったら、戻る所

 「自分たちは、何のためにするんだっけ?」

Page 40: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

<具体例> *手引きより抜粋 【発災時における○○薬剤師会の基本方針】

(1)被災した地区薬剤師会(会員薬局)の早期復旧への支援

   ①被災地区及び○○薬剤師会の被災情報の収集   ②地区薬剤師会機能維持のための支援

(2)○○薬剤師会役員及び職員の安全確保

   ①○○薬剤師会職員の安否確認   ②○○薬剤師会役員の安否確認

(3)○○薬剤師会事業の早期復旧と機能継続

   ①事業復旧のための資金確保   ②○○薬剤師会職員の勤務継続に関する支援

業務継続計画(BCP)作成の手引きp6参照

Page 41: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

< ステップ3 被害の想定 >

BCP作成の前提とする被害を想定します。どのような規模の被害を前提に業務継続を検討するのか、明らかにします。

・災害の種類、被害を想定

・災害の種類   →  災害対策基本法等を参考           原子力災害、新型インフルエンザ等も

・資料  

  →  各都道府県版地域防災計画等

業務継続計画(BCP)作成の手引きp7参照

Page 42: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

<具体例> *手引きより抜粋 (1)○○薬剤師会および○○薬剤師会周辺の被害想定

①震度6弱以上の地震が発生した場合の周辺状況の予測

 (ア)○○周辺地域の液状化現象の発生 (イ)周辺高層ビル群の窓ガラス等の損壊による落下や電柱     等の倒壊による高圧線の路上散乱。 (ウ)公共交通機関の運行停止 (エ)主要幹線道路の通行禁止

業務継続計画(BCP)作成の手引きp8参照

勤務地(薬剤師会・薬局)と、その周辺

Page 43: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

電力 復旧まで概ね 1週間程度

通信 復旧まで概ね 2週間程度

ガス 復旧まで概ね 1~ 2ヶ月程度

上水道 復旧まで 1ヶ月以上

下水道 復旧まで 1ヶ月以上

(2) ライフラインの被害想定① ○○県が示す目安

<具体例> *手引きより抜粋

業務継続計画(BCP)作成の手引きp9参照

時間経過

Page 44: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

業務継続計画(BCP)作成の手引きp9参照

対象区分 被害(利用可否)3時間 6時間 12時間 24時間 72時間 7日 14日 1カ月

ライフライン

電気           ○ ○ ○

電話(固定)               ○

電話(携帯) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

インターネット

      ○ ○ ○ ○ ○

上水               ○

下水               ○

ガス               ○

燃料 ガソリン等 △ △ △ △ △  △  △  △道路 道路通行 △ △ △ △ △ ○ ○ ○

鉄道関係 JR運行状況                

 地下鉄                

私鉄                

その他特記事項(周辺での火災発生の有無等)

計画停電の有無 

○○ 薬剤師会 会館におけるライフライン状況(例示)

<具体例> *手引きより抜粋

Page 45: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

業務継続計画(BCP)作成の手引きp10参照

<具体例> *手引きより抜粋

氏名 職種勤務形態

自宅からの距離

参集に係わる事項

発災後経過時間

3時間 6時間 12時間 24時間 72時間 1週間

○ ○   ○○

会長       ○          

○ ○   ○○

副会長     災害担当総務 ○          

○ ○   ○○

副会長         ○        

○ ○   ○○

理事         ○ ○ ○ ○ ○

○ ○   ○○

理事         ○ ○ ○ ○ ○

○ ○   ○○

常務           ○ ○ ○ ○

○ ○   ○○

委員    災 害 対 策 委 員会

    ○ ○ ○ ○

                     

①  理事者の参集状況の想定(開館時の場合:例示)

人も特定

Page 46: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

< ステップ4 業務の把握と優先業務の選定 >

日常的に行っている業務について改めて全体像を整理するとともに、災害時に継続しなければならない業務(優先業務)を選定します。

・業務  →  優先業務の把握

 1)日常業務の把握  2)災害時に発生する新たな業務の把握  3)それらの業務に対して優先順位を決定

・情報収集

     →   具体的な情報入手経路等も記載

業務継続計画(BCP)作成の手引きp11参照

Page 47: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

業務継続計画(BCP)作成の手引きp11参照

<具体例>    *手引きより抜粋

(1)平時における各課の業務

① 総務課災害対策

② 会計課会計処理

③ 薬事保険課医療保険関係情報・医薬品管理センター業務

④薬事情報課患者相談窓口

⑤職能対策課実務実習関係

Page 48: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

課 優先業務 業務内容

総務課  

役員状況把握 安否確認メール等により出動要請

職員状況把握 職員の状況把握(自宅・家族状況を含む)

三師会連携 医師会、歯科医師会の状況把握

会計課 出動記録 災対本部出動者、薬剤師班出動者(発災時)の情報収集使用資材等の出庫記録

薬事保険課  

被災状況収集 災害に関する情報収集、被災情報から機能回復可能な医薬品集積所、地区薬剤師会等の確認

支部活動情報収集

緊急医療救護所、二次集積所の情報収集

支部災対本部連携

地区災害対策本部の状況確認、○○県庁災対本部の情報収集

(2)被災時における各課の優先業務(発災直後~24時間)

<具体例> *手引きより抜粋

業務継続計画(BCP)作成の手引きp12参照優先業務従事者も特定すると良い

Page 49: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

< ステップ5 業務資源の把握>

優先業務について、業務を実施するために必要なもの(業務資源)を把握します 

・資源の把握

   人、物等

・優先業務遂行上、必要な資源    単純に必要となるものの列挙でよい 

業務継続計画(BCP)作成の手引きp14参照

Page 50: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

<具体例> *手引きより抜粋 (1)業務継続のための人員確保(業務時間内の場合)  ①理事者の確保(発災直後~)

  (ア)会長、副会長(2名)、常務理事(2名)、理事(2名)

  ②理事者の確保(24時間~)  ③理事者の確保(交代要員72時間~)  ④事務局員の帰宅要件

  (ア)交通機関の機能回復  (イ)緊急車両等の活用  (ウ)安全性を確認して帰宅指示をおこなう

業務継続計画(BCP)作成の手引きp14参照

Page 51: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

<具体例> *手引きより抜粋

(5)業務継続のための資材確保(ライフライン含む)   ①医療支援のための資材

  (ア)非常時救援用資材入りリュック  (イ)防災用ユニフォーム  (ウ)資材確保のための近隣の避難所、     資材供給拠点の確認が必要

   ②非常時用パソコン(各種管理ソフトを含む、各課1台以上)   ③停電対策(電源確保、乾電池等の電源)   ④通信機能(優先電話等)   ⑤飲料水(30名 / 日、14日分)

業務継続計画(BCP)作成の手引きp14参照

Page 52: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

<具体例> *手引きより抜粋

 (6)○○薬剤師会館使用不能時の対応      ①地区薬剤師会会館   ②○○会館   ③○○医師会会館   ④近県薬剤師会会館 

業務継続計画(BCP)作成の手引きp15参照

Page 53: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

< ステップ6 リスクの評価 >

業務資源の利用可能性について、現状の対策や先に設定した被害想定を参考に評価します

・被害の想定から、資源の利用について評価

  → 被害が起きると、資源にどれくらい影響が出るのか?     利用できるのか?

・資源の利用に対して制限があれば、必要な対策を立案

業務継続計画(BCP)作成の手引きp16参照

Page 54: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

<具体例> *手引きより抜粋 (1)発災時の人員確保について  ①業務時間の状況に係らず、理事が会館に集合すること   ができるか ②業務時間外に会館の損害状況を確認するか、人選等     を含め検討が必要 ③発災から1週間を集合したメンバー(役員・事務局)で乗   り切れるか ④女性事務局員の安全確保について(帰宅・集館での安    全確保)の検討が必要

業務継続計画(BCP)作成の手引きp16参照

Page 55: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

<具体例> *手引きより抜粋

(2)発災時の資材確保について

  ①発災後からのライフライン確保において、継続的な資材     補給についてのルート確保に関する検討が必要  ②緊急用車両の確保  ③卸店からの供給ルートが機能しなかった場合の対応  ④厚労省と○○県、それぞれの管轄違いによる齟齬が発    生した場合の対応  ⑤日薬と○薬、齟齬が発生した場合の対応

業務継続計画(BCP)作成の手引きp16参照

Page 56: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

< ステップ7 業務継続目標の設定 >

優先業務について、災害発生後の時間経過の中で、どのようなレベルを目指すのか、業務継続の目標を設定します。

業務継続計画(BCP)作成の手引きp17参照

・優先業務継続への対策    ・業務の質・量の変更、  ・提供方法、手段等の変更、工夫

Page 57: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

【例】  地域薬局の状況把握(発災直後)

 ・通常    →  固定電話等から個別に薬局に連絡

 ・災害時   →  ・携帯電話等によるメール             ・優先電話             ・現地に職員派遣

  <状況把握の手段が変更>

固定電話   →   携帯電話・優先電話・職員の現地派遣

業務継続計画(BCP)作成の手引きp17参照

Page 58: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

また一方では・・・

すべての薬局の被災状況等を確認すること     → 不可能

< レベルの変更>

・一定時間内であれば、薬局の自主性にある程度任せた報告を

・時間経過とともに     ア)地域薬剤師会から各薬局への状況調査   イ)対応職員数を増やす 

業務継続計画(BCP)作成の手引きp17参照優先業務継続への対策

Page 59: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

①業務レベルの設定(一つ一つに!)

  ×;業務を全く継続できない △;業務内容が通常と異なる部分はあるものの    業務を継続する ○;通常どおりの内容で実施する。

 別添資料の「業務継続目標」を利用

業務継続計画(BCP)作成の手引きp17参照

Page 60: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

業務名(業務内容);

災害経過時間 3時間 6 時間 12 時間 24 時間72時間

1週間 1 か月

目標とする業務レベル

             

業務を継続するための方

策・代替手段

業務提供方法・手段の変更

                                                    

業務内容(量・質)の変更

                                                    

業務継続計画(BCP)作成の手引き別添資料参照

「業務継続目標」

・横軸:時系列

・縦軸:業務レベル、業務の提供方法・手段、業務の内容(量・質) 

Page 61: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

業務継続計画(BCP)作成の手引きp18参照

発災後経過時間 3時間 6時間 12時間 24時間 72時間 1週間 1か月

目標とする業務レベル

× △ △ △ ○ ○ ○

業務を継続するため の 方策 ・代替手段

業務提供方 法 ・手段の変更

- 理事 1名 理事 1名 

理事 1名 理事 1

名事務局員 1名

事務局員 1名

- メールにて日薬へ報告

- 優先電話の利用

同様 同様 固定電話等

業務内容の変更 

- 集まった情報の日薬への提供

集まった情報の日薬への提供

理事による意思決定についても報告

1 日 1

回 、 日薬 へ 報告

同様 同様

<具体例> *手引きより抜粋

ステップ4「職能対策課 日薬対応」

Page 62: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

・全業務は、いくつあるのか?

・全業務における時間ごとの進捗状況の確認作業も必要

  各業務の時間毎の進捗状況の把握という    「業務」を作成する

業務継続計画(BCP)作成の手引きp18参照

Page 63: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

< ステップ8 対策の検討>

先に設定した業務継続目標を実現するために必要となる事前対策を検討します。

・ステップ7に対する事前準備

  → 各業務毎に対する事前準備

・資源確保    → 詳細については、別表管理でも

・定期的な研修業務継続計画(BCP)作成の手引きp19参照

Page 64: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

発災後経過時間 3時間 6時間 12時間 24時間 72時間 1週間 1か月目標とする業務レベル

× △ △ △ ○ ○ ○

業務を継続するため の 方策 ・代替手段

業務提供方 法 ・手段の変更

- 理事 1名 理事 1名 

理事 1名 理事 1

名事務局員 1名

事務局員 1名

- メールにて日薬へ報告

- 優先電話の利用

同様 同様 固定電話等

業務内容の変更 

- 集まった情報の日薬への提供

集まった情報の日薬への提供

理事による意思決定についても報告

1 日 1

回 、 日薬 へ 報告

同様 同様

<具体例> ステップ4「職能対策課 日薬対応」

・人員の確保(理事、事務局員)

・パソコン、携帯電話、優先電話、固定電話、インターネット、記録用紙

Page 65: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

(1)人員の確保

(2)資材の確保   ①食料品、生活資材等の調達する(別表参照)   ②資材の定期的な管理(毎年 10 月 1 日)

(3)訓練の実施    年1回( 10 月 1 日)

(4)理事及び職員に対する BCP に関する研修会    年 1 回( 10 月 1 日) 

<具体例> *手引きより抜粋

業務継続計画(BCP)作成の手引きp19参照

Page 66: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

< ステップ9 BCP文書の作成 >

ステップ1~8までの検討結果、災害発生時の危機対応計画、教育訓練計画等を含めたBCP文書を取りまとめます

・ BCP のまとめ  →  文章化

・ BCP の作成規則、見直し規則等も

・薬剤師会、薬局そして、一人一人の役割を再確認

業務継続計画(BCP)作成の手引きp20参照

Page 67: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

業務継続計画(BCP)作成の手引きp20参照

(1)この BCP は、○○薬剤師会 BCP作成委員会にて   作成し、理事会の承認を得るものとする。

(2)必要に応じて適宜、最新の情報に基づいて、この   BCP を変更する。

(3)変更があった際には、変更日を記載する。また、  その場合は、理事会の承認後、1週間以内に変更  点及び変更後の BCP を、全役員及び職員に配布  する。  平成 26 年○月○日

<具体例> *手引きより抜粋

Page 68: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

・アレンジ

・各都道府県薬剤師会BCPの提出を求める(予定)

・災害時医療の支援・受援関係をスムーズに進めていく

Page 69: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

全国災害対策担当者会議SGD

日本薬剤師会災害対策委員会副委員長                   丹

野 佳郎

Page 70: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

災害医療の基礎用語

災害医療の研修形式〇災害想像ゲーム( DIG)  D(disaster 災害) I(imagination 想像力) G(game ゲーム)〇避難所運営ゲーム (HUG)  H ( hinanzyo 避難所) U ( unei 運営) G ( game ゲーム)

Page 71: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

CSCAC : Command  and  Control Command 指揮    縦の連携 Control 調整連携 横の連携S : Safety (安全) 3 S   Self (自己)、 Scene (場所)、 Survivor (生存者)C : Communication (情報伝達)  装備の充実と日頃の訓練が重要A : Assessment (評価)  それぞれの場、局面における評価  評価は繰り返し実施し、次の戦略を検討する。  

Page 72: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

災害本部の機能は平常業務と異なる

• 作業環境と本部資器材管理• 活動計画と方針決定• 連絡調整、情報収集と分析• 作戦立案と意志決定• 経時的活動記録(ログ)• 以上は予め BCP に含めておくこと。

Page 73: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

災害対策本部のチームビルディング災害対策本部のメンバー構成〇指揮官(リーダー)  情報を収集し、評価し、行動決定する。〇副官:指揮官の補佐 ヘンリー少尉とサンダース軍曹、豊臣秀吉と黒田勘兵衛〇記録係(経時的な記録、映像等)〇情報・通信係(情報収集・受発信の一元化)〇後方支援要員( Logistics:兵站)※ 役員と事務局の関係性目標は同じ、しかし役割分担は異なる。

Page 74: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

災害時における Logistics• Logisticsとは–兵站学(輸送、宿営、糧食等に関する軍事学)

• Logstics assessment–何を、誰に、いかに、どこへ、いつ、だれが

• 救援物資の選択および調達– 医薬品、衛生材料、食料、テント、毛布等

• 災害の種類と搬送手段–空中輸送、陸路輸送、コールドチェーン等

• 救援物資の保管–需要に合わせた保管庫、盗難、腐敗等

Page 75: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

都道府県薬剤師会災害対策 SGD【発災時の状況】 発災時刻 6月9日月曜日午後2時46分 災害の種類 M8.0 、最大震度6強の地震

【この時点の被害状況】県薬会館は倒壊を免れた。 ライフライン:電気、水道、都市ガスは止まっている。 通 信:固定電話はダウン      携帯電話は災害優先電話の発信のみ生きている。 交通機関:電車、バスは止まっている。 道 路:亀裂が各所にあり信号機は作動していない。      車での移動は不可。徒歩、自転車は可能。 情 報:ラジオのみ 

Page 76: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

課題1-1(役 員)

あなたは自分の仕事場にいます。まず、何をしますか?(発災から 1 時間)

Page 77: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

課題1-1(事務局)

あなたは県薬会館にいます。まず、何をしますか?(発災から 1 時間)

Page 78: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

解説1-1獲得目標:発災後の業務継続計画※詳細は「業務継続計画( BCP)作成の手引き」を確認〇役員・会員の安否確認〇会館周辺の被災状況確認〇交通機関等の、状況確認 ※風評・風説に注意。事実は?自分たちで確認できたものしか信用できない。• CSCA の意味とそれに基づいた行動• 自助・共助(自分・周辺の人々を助ける)• S: Safety (安全)3 S   Self (自己)  Scene (場所)  Survivor (生存者)• 安全確認(自己、職員、家族)• 業務継続要員の確保(食糧・飲料水・寝具等の確認)

Page 79: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

課題1-2(役員)

災害担当役員のあなたは薬剤師会会館に到着しました。何しますか。

Page 80: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

課題1-2(事務局)

災害担当役員も薬剤師会会館に着きました。何しますか。

Page 81: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

解説1-2〇県薬災害対策本部の立ち上げ・指揮命令系統の確立(チームビルディング)・情報の整理・災害対策本部の場所確保(事務局)以下 BCP に従い、役員・事務局を交えた行動を開始する。①  課題 1- 1 で収集した事案について情報整理。②  担当役員は日薬本部への一報を入れる。 (担当役員が到着困難な場合は事務局が報告)③  県、自治体への報告、協力確認④ 優先業務の選定⑤ 役割分担(人員配置、仕事分配)    

Page 82: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

課題2-1

あなたの県が最大被災地と判明しました(発災翌日)県薬災害対策本部が立ち上がりました。何をしますか?・ CSCA を踏まえて考えてください。

Page 83: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

解説2-1獲得目標:支援の受け入れ体制構築〇地区薬剤師会被災状況確認〇都道府県(以下県)災害対策本部との連絡調整〇日本薬剤師会への状況報告・連絡調整※SOS が無いのが最大の SOS・ C: Command (指揮:縦の連携)   Control (調整連携:横の連携)・ C: Communication情報伝達 装備の充実と日頃の訓練が重要・ A: Assessment評価

Page 84: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

課題2-2

支援の受け入れ体制はどうしますか?

Page 85: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

解説2-2C: Communication情報伝達  ※装備の充実と日頃の訓練が重要①  災害薬事コーディネーターを使い、県・地域の要望を把握②  地区薬剤師会への派遣薬剤師の登録と管理   (名簿の作成と派遣場所、日数の把握)③  受け入れ体制の統一化、指示系統の一元化   (県薬ですべて管理)④BCPに沿った備品・装備品・資器材の手配

Page 86: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

課題3-1

隣の県が最大被災地と判明しました。(発災翌日)県薬として、何をしますか?

Page 87: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

解説3-1

獲得目標:支援体制の構築〇日本薬剤師会、県災害本部との連絡調整〇被災県薬及び周辺県薬との連絡調整①  支援のための部門・部署の立ち上げ②  被災県・日薬からの情報収集  (日頃から近隣県と顔の見える関係を構築し意思疎通を図る)③  人的支援、物的支援の準備

Page 88: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

課題3-2

日本薬剤師会から当県薬に対して先遣隊を派遣し、状況調査するよう要請がありました。何をしますか?

Page 89: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

解説3-2今後日本薬剤師会から発表される BCP では被災地の情報収集のために先遣隊を出動させます。日薬先遣隊が到着するまでに隣県各薬剤師会に先遣隊の派遣、最新情報の収集、日薬先遣隊への連携を要請します。〇県薬先遣隊派遣にあたり、平時から人材の養成・訓練、資機材の準備が必要です。〇先遣隊のチームビルドと派遣に際しての CSCA①  先遣隊チームの編成(役員・事務局)②  被災県との連絡を密にして情報収集を行う ③  携行する資機材・支援物資の手配

Page 90: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

課題3-3

日本薬剤師会より当県薬に対して被災地へ薬剤師班出動依頼がありました。何をしますか?

Page 91: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

解説3-3〇薬剤師班で災害派遣する会員の募集、持参する支援物資、資機材、車両等の準備。①  薬剤師派遣人員の募集と説明会を開催 ※平時の事前準備②  派遣に伴う資器材、装備、備品の手配 ③  支援物資の手配④ 車両、宿泊、食料等の手配 ※災害ボランティアは自己完結〇継続的支援のためブロック単位で連絡調整

Page 92: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

課題3-4

発災から3日目地元医師会より当県薬に対して JMAT を派遣するために薬剤師の帯同を依頼されました。何をしますか?

Page 93: 全国 災害対策担当者会議 (第2回)

解説3-4〇 DMAT の活動は発災から 72 時間までで、その後はいろいろな医療団体、医療機関等による救護班が被災地に出動します。〇医師会が JMAT を出動させる際は薬剤師会、看護協会に帯同するよう依頼があります。①  薬剤師派遣人員の募集と説明会を開催  ※平時に事前準備②  派遣に伴う資器材、装備、備品の手配 ③  支援物資の手配④ 食料等の手配(自己完結)