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牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛 牛牛牛牛 牛牛 牛牛Campylobacter fetus 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 。、 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 、体、 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛 。、 5 7 牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 、。 牛牛 牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛 牛牛 、。、体 牛牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛牛 。、。 牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 、、、。 牛牛 牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛 牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛牛 。、。、。

牛 カンピロバクター症  届出伝染病

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牛 カンピロバクター症  届出伝染病. 対象 家畜 :  牛、水牛 原因 : Campylobacter fetus 。 グラム陰性らせん状菌であり、微好気条件下で発育する 。 疫学 :  生殖器に感染し、感染個体との自然交配、あるいは本菌に汚染された精液や器具を介した人工授精により伝播する 。不受胎牛の増加、胎 齢 5 ~ 7 カ月齢での 流産、特定 の交配種牛との 関連性などがある。. - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 牛 カンピロバクター症  届出伝染病

牛カンピロバクター症 届出伝染病対象家畜: 牛、水牛原因:  Campylobacter fetus 。グラム陰性ら

せん状菌であり、微好気条件下で発育する。疫学: 生殖器に感染し、感染個体との自然交配、

あるいは本菌に汚染された精液や器具を介した人工授精により伝播する。不受胎牛の増加、胎齢 5 ~7 カ月齢での流産、特定の交配種牛との関連性などがある。臨床: 不妊、流産などの繁殖障害が主症状である。特徴的な臨床所見は認められず、個体の臨床診断は困難である。特に雄は症状を示さず、精液性状にも異常は認められない。雌では初感染牛で不妊、流産が認められ、感染初期に子宮内膜炎、頸管炎を示すことがある。

予防・治療: 採取ごとの精液検査および定期的な種畜の細菌学的検査を実施する。汚染農場から牛を導入しない。保菌雄が摘発された場合、淘汰する。雌の治療には、抗生物質投与と子宮洗浄を行う。

Page 2: 牛 カンピロバクター症  届出伝染病

2012  岩手 1 件 1 頭2011  北海道 1 件 1 頭、岩手 1 件 1頭2010  北海道 1 件 1 頭、静岡 1 件 4頭2009  北海道 1 件 1 頭2008  -2007  和歌山 1 件 1 頭2006  -2005  -2004  青森 2 件 2 頭2003  岩手 1 件 1 頭2002  岩手 6 件 6 頭2001  岩手 6 件 6 頭、静岡 1 県 2 頭2000  北海道 2 件 2 頭、岩手 6 件15 頭

発生が減少し、近年は希となった。 2010 ~ 11年に北海道で種牛 2 頭の感染が確認された。当該農場で不受胎・流産は起きておらず、侵入経路は特定できなかった。

岩手県では山間部の牧野で自然交配していた日本短角種で 2000 年に発生した。前年度流産があり、それから種牛が感染していたので淘汰した。頻回の検査と淘汰を繰り返し、人工授精で切抜けながら、不妊・流産の減少を図った。種雄牛の淘汰で約2千万円、雌牛の流産及び不受胎で1千万円の損失と推定された。

Page 3: 牛 カンピロバクター症  届出伝染病

Campylobacter fetus のヒト感染は希であるが、流産の始末や牛肝臓の生食などを介して感染し、重篤な病態に陥った症例が報告されている。発症要因には糖尿病、アルコール中毒および悪性腫瘍などによる宿主免疫能の低下、母体からの感染がある。

新生児髄膜炎の 1 例(一之宮ら; 2011 )、髄膜炎・脳膿瘍の 1 新生児例(中村ら; 2010 )、化膿性脊椎炎の 2 症例(石村ら;2006 )、慢性髄膜炎の一例(戸田ら; 2006 )、敗血症の 1 例(齋藤ら; 2004 )、髄膜炎の 1 成人例(大塚ら; 2002 )、壊死性筋膜炎の 1 症例(樫山ら; 2002 )、心内膜炎の 1 例(芥川ら; 2001 )、菌血症の 1 例(小崎ら; 1999 )、心内膜炎の 1 例(齋藤ら; 1999 )、新生児髄膜炎の 2 例(中島ら; 1996 )

自分が楽しんで病気になるのは構わない(?)が、胎児に障害をもたらしても「レバ刺し」を食べるか・・・。

食中毒や感染症の高リスク者: 小児、高齢者、妊婦、基礎疾患による免疫低下者、体力低下者

「秋カマス 嫁に食わすな」などは、「嫁イビリ」ではなく、母体と胎児の健康を案じてのことである。腐敗の進行が速い、消化に悪い、体を冷やすなどの懸念がある食品が「●● 嫁に食わすな」とされてきた。

Page 4: 牛 カンピロバクター症  届出伝染病

牛が保菌する食中毒性カンピロバクター

C. Jujuni と C. coli の 2 菌種が食中毒菌に指定されている。牛の盲腸便からの検出率は 40% 以上であり、 C. Jujuni が C. coli よりも 4 倍以上高率である。年齢とともに検出率は下がるが、 3 歳でも 30% 程度の保菌率であった。 年齢別検出状況

“06 “07 “08

287

11424

13848

検体数陽性数  C. jujuni  C. coli陽性総数

%

240

79209941

60

255

3050

牛盲腸便からの検出状況 広島市食肉衛生検査所報告

厚労省のその後の調査で、胆嚢内胆汁 236 検体中 60 検体( 25.4 %)、胆管内胆汁 142 検体中 31 検体( 21.8 %)、肝臓では236 検体中 27 検体( 11.4 %)が陽性であった。

2012 年 7 月 1 日から、飲食店や食肉販売店で牛レバーを「生食用」として提供・販売することは禁止された。

Page 5: 牛 カンピロバクター症  届出伝染病

食鳥処理場への出荷2 週間前および 1 週間前に 16 ブロイラー農場( 56 鶏群)でカンピロバクターを検査した。 1 鶏群以上が陽性だった農場数は、出荷2 週間前 8 農場( 50 %)から 10 農場( 62 %)に、全鶏群が陽性だった農場数は3 農場( 19 %)から 7農場( 44 %)に増加した。農水省:鶏肉のカンピロバクター 2010

市販ブロイラーの胸肉、モモ肉などの約60 %がカンピロバクター汚染している報告を踏まえ、出荷 2 週間以内 に鶏舎の 5 カ所から、新鮮盲腸便を採取した。 1 検体でも陽性であればその鶏群を陽性と判断。

真冬よりも秋の保菌率が高い。リスク要因としては、飲水の消毒が浮上したが、ヒトの飲用適とされていることから消毒していないとしており、検証が必要。食鳥処理場での交差汚染によりさらに汚染が進行。

農水省:ブロイラー農場の鶏群のカンピロバクター 2015

Page 6: 牛 カンピロバクター症  届出伝染病

日本における食中毒患者数の推移

菌種

C. FetusC. HyointestinalisC. mucosalisC. JejuniC. coli

感受性動物

牛、羊、人牛、豚、人豚人、鶏、牛、豚、犬豚、牛、鶏、人、犬

サルモネラカンピロバクター

ぶどう球菌腸管出血性

大腸菌

腸炎ビブリオ

細菌性食中毒の患者数は漸減しているが、カンピロバクターを原因とする患者が最も多くなっている。

その多くは C. Jejuni によるもので、本菌はブロイラーが健康保菌していることが知られている。鹿児島の伝統食「トリ刺」は、湯通しまたは表面を焼いたタタキであるが、 「トリ刺」が全国に普及する過程で「刺身」と誤解された。都会の野蛮人は、鶏肉を生で食べて食中毒を起こしている。

Page 7: 牛 カンピロバクター症  届出伝染病

リステリア症 人獣共通リステリア菌( Listeria monocytogenes )は、自然の中の土

や水など自然界に広く分布するため、動物とリステリアとの接触を回避することは難しい。他の細菌に比べて熱・塩・酸・冷凍・乾燥に強い。冷蔵庫( 4 ~ 7℃ )でもよく増殖、ー 4 ℃ でもゆっくりと増殖可能である。

リステリア菌が口腔粘膜の傷から侵入し、三叉神経系を介して上行して脳幹部に病変(脳脊髄膜炎)をつくる人獣共通感染症である。

環境(土壌、水)植物 (野菜 ) 、飼料(サイ

レージ)食品製造環境(器具・器材)

乳・乳製品、食肉、魚介類、生野菜

動物の排泄物(糞便、尿、体

液)

動物保菌/感染

ヒト保菌/感染

発熱を伴う胃腸炎(全てのヒトが罹患する可能性):潜伏期は 24時間以内

全身性のリステリア感染症(基礎疾患を有する者):潜伏期は 20 ~ 30日以内

妊婦のリステリア感染症(周産期):母体は軽症だが、流死産、胎児の髄膜炎

新生児のリステリア感染症(母体感染、院内感染):極めて重症

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食品媒介リステリア感染症の主な集団発生事例原因食品 患者数 死者数(%) 発生年

ソフトタイプチーズソフトタイプチーズ

アイスクリーム、サラミ、チーズ

ミートパテ豚タンのゼリー寄せ

リーエット(豚肉調理品)コーンサラダホットドッグ

ホットドッグなどの食肉製品調理済み七面鳥

チーズ(低温殺菌乳使用)酸性カードチーズ

マスクメロン

122143

36355279

391,566

108101

2986

189147

34 ( 27.9 )48 ( 33.8 )16 ( 44.4 )94 ( 26.5 )85 ( 30.5 )12 ( 30.8 )

0 ( 0 )24 ( 22.2 )20 ( 19.8 )7 ( 24.1 )

ー(ー)27 ( 14.3 )33 ( 22.4 )

1083198519861987199219931997199819992000200220062011

発生国

スイス米国米国英国フラン

スフラン

スイタリ

ア米国米国米国

カナダドイツ米国

本菌が食中毒全体に占める割合は低い。調理済み食品、とくに乳製品や肉製品による事例が多いが、野菜・果実による事例も発生している。米国のマスクメロンの事例は、収穫に使った器材がジャガイモ等の収穫にも使われ、包装・出荷施設も汚染していたことが原因とされた。

Page 9: 牛 カンピロバクター症  届出伝染病

日本国内のリステリア感染症の病型別発生状況(~ 2002 年)

摂食者の症状区分別発現状況

日本のリステリア感染の 10 万人当り発生率は、欧米の 0.2 ~1.1 と比べて 0.065 と低い。それは食中毒事故が 1 件しか発生していないことによる。生乳を飲む習慣がなく、法律で牛乳の殺菌が義務付けられており、チーズ等の乳製品の衛生管理が適切である証だろう。 2001 年に発生したナチュラル

チーズが原因の集団感染事例では、 86名の喫食者の内 38名が発症したが、いずれも軽症であった。原因食品が製造施設で保管されていた製品の汚染菌数は比較的少なかった。

散 発 事 例

Page 10: 牛 カンピロバクター症  届出伝染病

牛リステリア症: 北海道と本州北部に発生が多く、春先~初夏に好発し、散発的に発生するが、分娩やその他のストレスが発生に影響する。 pH の上昇したサイレージは、リステリア菌が増殖しやすい環境となり、本菌が爆発的に増殖することがあり、感染源としてきわめて重要である。発生は本菌を大量に含んだ変敗サイレージ給与に関係するといわれている。牛の糞便中では十数ヵ月、敷わら中で数百日生存可能で、低温( 4℃ )、低栄養でも増殖するのが特徴である。突然の発熱、角膜混濁のほか、眼瞼反射消失、沈うつ、昏睡、斜頸、旋回運動、咽頭麻痺および舌麻痺、流涎などの神経症状が発現する。初期では、音に鋭敏に反応し、不安の状態を示し、運動を好まなくなる。中期になると、平衡感覚が失調し、左右いずれかに旋回運動を始める。次第に、斜頸、耳翼の下垂、著しい水様の流涎、咽喉頭麻痺、舌麻痺による嚥下困難があり、食欲があっても採食できないなどの神経症状を示す。また、眼球は乾燥・白濁し、末期には脱水、起立不能から昏睡状態になり死亡する。良質なサイレージの生産と保存が必須。早期発見と適切な抗生物質の使用により、発症牛の約半数に回復が期待できる。ただし、機能障害に陥ったものは回復させることは困難である。

Page 11: 牛 カンピロバクター症  届出伝染病

鳥取県倉吉市での発生事例農家から育成牛(乳牛約 200 頭、和約 30 頭)を預かり、育成、

種付け、放牧を行なっている育成放牧場で、 2009 年 7 月から 12 月にかけて、神経症状を呈する牛が 3 頭発生した。聞き取りの結果、 2008 年の夏から冬にかけて放牧牛で疑い例

が 2 例、流産が 3 例発生、 2009 年には 3 月~ 5 月にかけて質の悪いラップサイレージを給与しており、この時期 2 例の流産が発生、 4 月の受胎率も低下していた。

1月 21 日にサイレージおよび環境からの分離検査を実施し、酪酸臭があり、 pH の高い 1 検体の増菌培養からリステリア血清型が分離された。2010 年 6月、牛 160 頭

規模の肥育農場で 2 頭が、左耳下垂、流涎、左眼球白濁を呈した。鑑定殺でリステリア症と確定。見た目発酵状態が良質、乾

燥、青カビ発生のサイレージのいずれからも菌が分離された。

Page 12: 牛 カンピロバクター症  届出伝染病

我が国における家畜およびヒト等からの検出状況(食品安全委員会)

家畜生産段階での保菌は、牛が豚の 2倍以上となっているが、環境材料の汚染率はそれらを上回っている。さらに、ペットやヒトの糞便からも高率に分離されており、リステリア菌の分布が広範であり、対策を絞り込むことの困難性を示している。枝肉表面の拭き取り検査では、牛が 4.9% ( 202/4,106 )、豚

が 7.4% ( 321/4,330 )であり、処理工程の差を反映していると思われる。

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国内流通食品からの検出状況(食品安全委員会)

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国内流通食品から検出されたリステリアの血清型(食品安全委員会)

リステリア感染症患者から最も多く分離される 4b型は、 14.9% しか検出されておらず、 1/2c型、 1/2a型、 1/2b型が多い。最も多く検出される 1/2c型については、リステリア症患者からは 1.4% しか検出されていない。このことは、ヒト感染が食肉以外によっても起きていることを示唆している。

患者数等の動向把握が困難な現状にあり、国内で流通する加熱調理済み食品について、その喫食によってリステリア感染症の発生にどの程度寄与しているのか明確となっていない。