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明け方まで会議を繰り返し × 小豆島と「魔女の宅急便」は意外なつながりがあります。それは魔女の宅急便 のロケ地が小豆島なのです。そして「ホウキにまたがって写真を撮る」という撮 影スポットがバズっています。そこで我々が新たに目をつけたのが「坂道」で す。小豆島の各地を巡った時「坂道をくだるカーブの先、見えてきた一面の海と 島」、これに私達は大興奮しました。そういえばそんなシーン「魔女の宅急便」 にもありましたよね?私達の提案は「この興奮」と「魔女の宅急便」をかけ合わ せた「魔女宅の自転車に乗って海の見える坂道をくだる」バズりイベントです。 坂を自転車で駆け下りる 右手には海と島 『魔女宅×坂道』 芝浦工業大学デザイン工学部2年 芝浦工業大学デザイン工学部2年 芝浦工業大学デザイン工学部2年 香川大学法学部2年 片桐 昂樹 簑原 慎 中村 祈里 國重 美紗 「観光をデザインする」のであれ ば、最も大事なことが「自らが行き たい!」と思うことであるか?です。 そこで私達は小豆島の様々な体験 を振り返り、何が一番印象的で魅力 的であったか考えました。その結 果、浮かんできたのが「坂道」です。 この興奮と何かを結び付けられない か?そんなことを考えながらたどり 着いたのが「魔女宅」でした。 「自転車で坂をくだる」という行 為は普通で考えたら何の魅力もあり ません。そして、それを観 光地化す るなんて到底無理です。でも「小豆 島から見える風景」と「魔女の宅急 便」があれば、それが十分魅力的な コンテンツになりうる。これが私達 の大きな発見です。 この発見にもとづいて私達は最 適なルートがどこか?を探し、たどり 着いたのが魔女宅のバズりポイント であるオリーブ園に続く坂道です。 この2つが掛け合わさることで「こ の地域一帯が魔女宅のバズりポイン ト化する」というのが私達の狙いで す。 小豆島の読み方すら覚えたてで、 右も左も分からないまま上陸した私 たちを、小豆島の方々は温かく迎え て下さった。特産品を使用した豪奢 な晩餐会や様々なイベント、地元密 着の観光で、私たちをもてなして下 さった。そうやって日を過ごす内に 私たちは小豆島を愛し、課題などな くても小豆島の魅力を色々な人に伝 えたいと考えるようになっていた。 毎日が楽しみで、スマホのアラーム よりも早く起きた。どうしたら世界中 の人が小豆島に来てくれるか、好き になってくれるかをずっと考えてい た。そうして、私たちのグループは 『魔女宅×坂道』という答えを出し た。小豆島にしかない魅力で小豆島 の観光をデザインしたい。自分が肌 で感じた魅力を、他の人にも感じて 欲しい。プレゼンテーションの前夜 は明け方まで会議を繰り返し、とこ とんその内容を煮詰めた。観光をデ ザインするうえで最も大切なことを 今回のワークショップで学んだ私た ちは、デザイナーとして確実に成長 できたと思う。 (片桐 昂樹) プロジェクトメンバー ポイント 「自らの興奮×魔女宅」という発見 8 チーム名 Bʼz 23 24 短期交流 小豆島 プログラム

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明け方まで会議を繰り返し

短期交流プログラム︵小豆島︶●グループ報告8  坂を自転車で駆け下りる 右手には海と島﹃魔女宅×

坂道﹄

 小豆島と「魔女の宅急便」は意外なつながりがあります。それは魔女の宅急便のロケ地が小豆島なのです。そして「ホウキにまたがって写真を撮る」という撮影スポットがバズっています。そこで我々が新たに目をつけたのが「坂道」です。小豆島の各地を巡った時「坂道をくだるカーブの先、見えてきた一面の海と島」、これに私達は大興奮しました。そういえばそんなシーン「魔女の宅急便」にもありましたよね?私達の提案は「この興奮」と「魔女の宅急便」をかけ合わせた「魔女宅の自転車に乗って海の見える坂道をくだる」バズりイベントです。

坂を自転車で駆け下りる右手には海と島

『魔女宅×坂道』

芝浦工業大学デザイン工学部2年

芝浦工業大学デザイン工学部2年

芝浦工業大学デザイン工学部2年

香川大学法学部2年

片桐 昂樹簑原 慎中村 祈里國重 美紗

 「観光をデザインする」のであれば、最も大事なことが「自らが行きたい!」と思うことであるか?です。そこで私達は小豆島の様々な体験を振り返り、何が一番印象的で魅力的であったか考えました。その結果、浮かんできたのが「坂道」です。この興奮と何かを結び付けられないか?そんなことを考えながらたどり

着いたのが「魔女宅」でした。 「自転車で坂をくだる」という行為は普通で考えたら何の魅力もありません。そして、それを観光地化するなんて到底無理です。でも「小豆島から見える風景」と「魔女の宅急便」があれば、それが十分魅力的なコンテンツになりうる。これが私達の大きな発見です。

 この発見にもとづいて私達は最適なルートがどこか?を探し、たどり着いたのが魔女宅のバズりポイントであるオリーブ園に続く坂道です。この2つが掛け合わさることで「この地域一帯が魔女宅のバズりポイント化する」というのが私達の狙いです。

 小豆島の読み方すら覚えたてで、右も左も分からないまま上陸した私たちを、小豆島の方々は温かく迎えて下さった。特産品を使用した豪奢な晩餐会や様々なイベント、地元密着の観光で、私たちをもてなして下さった。そうやって日を過ごす内に私たちは小豆島を愛し、課題などなくても小豆島の魅力を色々な人に伝

えたいと考えるようになっていた。毎日が楽しみで、スマホのアラームよりも早く起きた。どうしたら世界中の人が小豆島に来てくれるか、好きになってくれるかをずっと考えていた。そうして、私たちのグループは『魔女宅×坂道』という答えを出した。小豆島にしかない魅力で小豆島の観光をデザインしたい。自分が肌

で感じた魅力を、他の人にも感じて欲しい。プレゼンテーションの前夜は明け方まで会議を繰り返し、とことんその内容を煮詰めた。観光をデザインするうえで最も大切なことを今回のワークショップで学んだ私たちは、デザイナーとして確実に成長できたと思う。

(片桐 昂樹)

プロジェクトメンバー

ポイント

感 想

「自らの興奮×魔女宅」という発見

8チーム名Bʼz

23 24

短期交流

小豆島プログラム