4
CONTENTS 2018 11/ 3 本誌の記事は「日経テレコン」 「G-Search」 「ELNET」 「FACTIVA」等のデータベースに収録されており、フリーキーワードで検索、購入できます。 10月27日号 訂正情報 99ページ、『NETFLIXの最強人事戦略』の評者である柴田昌治氏の所属先が「ステラ・コンサルト」とある のは、正しくは「スコラ・コンサルト」です。 102 記者殺害で一転窮地に サウジ皇太子 蹉跌102 ニュース 深 掘り 105 食品スーパー 「大再編」へ号砲 106 老舗・米シアーズ破綻の必然 104 KYB、免震不正で業績暗転も 107 安川電機、株価半減はなぜ? 9 る眼 金融政策は「総合判断」へと回帰早川英男 12 Hot Issue 軽減税率の財源/宮沢洋一 自民党税制調査会長 66 トッ 田中亮一郎 第一交通産業社長 70 混沌としてきたブレグジット/中空麻奈 71 天下の愚策「軽減税率」 口つぐむ新聞の大罪 72 US Affairs 中間選挙後の米国 民主党躍進と新たな混迷/安井明彦 74 范冰冰と孟宏偉の失踪 権力闘争説への違和感/富坂 聰 76 グローバルアイ 金融センター性悪説/ハワード・デービス ほか 78 フォーカス政治 靖国神社で異例の退任劇/千田景明 88 知の技法 出世の作法 北方領土交渉をめぐるプーチンからのシグナル/佐藤 優 92 古典と目前に偏る日本人の中国理解/岡本隆司 93 人が集まる街 逃げる街 高松市丸亀町生活者視点で復活した商店街/牧野知弘 94 サラリーマン弾丸紀行 ブルージュで観光客の洪水に出会う/橋賀秀紀 96 ブックス &トレンズ 『トランプのアメリカに住む』 を書いた吉見俊哉氏に聞く 108 平成経済の証言 日本には貧困がないといわれていた初めの20年/湯浅 誠 110 Readers & Editors 編集部から、読者の手紙 日本発のiPS細胞を用いた治療の実用化への動 きが加速している。日本企業の参画も進んでい る実態と、実用化を展望し、課題を探る。 i PS細胞を使った治験開始 実用化の展望と課題 58 産業 リポート 日本食店が海外で増え、そうした店舗への調味 料・食材卸売りが成長ビジネスに。キッコーマン など日系3社がしのぎを削る。 海外にも広がる日本食 商機つかむ"黒子"の3社 62 産業 リポート 孤独 という CONTENTS 2018 11/3 孤独は健康に大きな 悪影響を及ぼす。働 き盛りのビジネスパ ーソンでも直面する 深刻な問題だ。 イラスト:田中圭一 表紙から20 1 特集 44 2 特集 プラスチック 加速する 現代人の行動は 5 万年前の狩猟 民族より劣悪だ ジャック・アタリ 経済学者、思想家、作家 49 22 24 27 28 30 32 34 36 38 40 41 43 高齢者だけの問題ではない 現役世代を襲う孤独の恐怖 ルポ 30代でも起こる孤独死 壮絶すぎるその現場 INTERVIEW 田中圭一 漫画家、『うつヌケ』作者 高まる孤 独化リスク 1 生涯未婚率の上昇 結婚を焦らない中年未婚者 2 離婚 自殺へ至る可能性も 離婚後の厳しい現実 離婚後に直面面会交流の高い壁 3 不足するつながり 不寛容社会の回避へ 集活を進めよ INTERVIEW 荒川和久 独身研究家 高齢化するひきこもり 8050問題の深刻度 社会的孤立の解消へ 日本の政策に必要なこと 企業をむしばむ 職場で孤独SNSは頼りにならない 若者が抱える孤立リスク 人に迷惑をかけないきれいな孤独死入門 1人暮らしの終活支援する横須賀市生前整理は定年前から 49 50 52 55 56 海洋汚染は日本の死活問題だが商機にもなる ジャック・アタリ 中国がゴミ輸入に待った 廃プラが日本にあふれ返る ガスト、コンビニ、花王… 企業も対応待ったなし 脱プラスチックESG投資が促す企業の対応と技術革新 プラ代替素材に脚光 加速する開発競争 王子ホールディングス/日本製紙/TBM/カネカ/住化積水フィルム 自分に近い 属性の友達を 作るべきだ 田中圭一 漫画家、『うつヌケ』作者 27 男女とも50歳時点で 未婚の人の割合が上昇 ─生涯未婚率の推移─ (→P28) %1920 30 40 50 60 70 80 90 2000 05 10 15 25 20 15 10 5 0 男性 女性 ビジネスパーソンを襲う 海洋汚染対策、 待ったなし

20 ビジネスパーソンを襲う 孤独 という人に迷惑をかけないきれいな孤独死入門 1人暮らしの終活支援する横須賀市/生前整理は定年前から

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Page 1: 20 ビジネスパーソンを襲う 孤独 という人に迷惑をかけないきれいな孤独死入門 1人暮らしの終活支援する横須賀市/生前整理は定年前から

CONTENTS 2018 11/ 3

本誌の記事は「日経テレコン」「G-Search」「ELNET」「FACTIVA」等のデータベースに収録されており、フリーキーワードで検索、購入できます。

10月27日号 訂正情報99ページ、『NETFLIXの最強人事戦略』の評者である柴田昌治氏の所属先が「ステラ・コンサルト」とあるのは、正しくは「スコラ・コンサルト」です。

102

記者殺害で一転窮地にサウジ皇太子の「蹉跌」

102ニュース深掘り

105 食品スーパー「大再編」へ号砲106 老舗・米シアーズ破綻の必然

104 KYB、免震不正で業績暗転も

107 安川電機、株価半減はなぜ?株

9 経 済 を 見 る 眼 金融政策は「総合判断」へと回帰/早川英男

12 H o t I s s u e 軽減税率の財源/宮沢洋一 ● 自民党税制調査会長

66 ト ッ プ に 直 撃 田中亮一郎 ● 第一交通産業社長

70 マ ネ ー 潮 流 混沌としてきたブレグジット/中空麻奈

71 少 数 異 見 天下の愚策「軽減税率」 口つぐむ新聞の大罪72 U S A f f a i r s 中間選挙後の米国 民主党躍進と新たな混迷/安井明彦

74 中 国 動 態 范冰冰と孟宏偉の失踪 権力闘争説への違和感/富坂 聰

76 グ ロ ー バ ル ア イ 金融センター性悪説/ハワード・デービス ほか

78 フ ォ ー カ ス 政 治 靖国神社で異例の退任劇/千田景明

88 知の技法 出世の作法 北方領土交渉をめぐるプーチンからのシグナル/佐藤 優

92 歴 史 の 論 理 古典と目前に偏る日本人の中国理解/岡本隆司

93 人が集まる街 逃げる街 高松市丸亀町|生活者視点で復活した商店街/牧野知弘

94 サラリーマン弾丸紀行 ブルージュで観光客の洪水に出会う/橋賀秀紀

96 ブックス &トレンズ 『トランプのアメリカに住む』を書いた吉見俊哉氏に聞く108 平 成 経 済 の 証 言 日本には貧困がないといわれていた初めの20年/湯浅 誠

110 Readers & Editors 編集部から、読者の手紙

日本発のiPS細胞を用いた治療の実用化への動きが加速している。日本企業の参画も進んでいる実態と、実用化を展望し、課題を探る。

iPS細胞を使った治験開始 実用化の展望と課題

58産業リポート

日本食店が海外で増え、そうした店舗への調味料・食材卸売りが成長ビジネスに。キッコーマンなど日系3社がしのぎを削る。

海外にも広がる日本食商機つかむ"黒子"の3社

62産業リポート

孤独 という病

CONTENTS 2018 11/3 孤独は健康に大きな悪影響を及ぼす。働き盛りのビジネスパーソンでも直面する深刻な問題だ。

イラスト:田中圭一

【表紙から】

20第1特集

44第2特集 脱プラスチック

加速する

現代人の行動は5万年前の狩猟民族より劣悪だ

ジャック・アタリ経済学者、思想家、作家

49

222427

2830

32

343638404143

高齢者だけの問題ではない 現役世代を襲う孤独の恐怖ルポ 30代でも起こる孤独死 壮絶すぎるその現場INTERVIEW│田中圭一 ● 漫画家、『うつヌケ』作者

高まる孤独化リスク1 生涯未婚率の上昇 結婚を焦らない中年未婚者

2 離婚 自殺へ至る可能性も 離婚後の厳しい現実  離婚後に直面! 面会交流の高い壁

3 不足するつながり 不寛容社会の回避へ集活を進めよ  INTERVIEW│荒川和久 ● 独身研究家

高齢化するひきこもり 8050問題の深刻度社会的孤立の解消へ 日本の政策に必要なこと企業をむしばむ「職場で孤独」SNSは頼りにならない 若者が抱える孤立リスク人に迷惑をかけないきれいな孤独死入門1人暮らしの終活支援する横須賀市/生前整理は定年前から

4950525556

海洋汚染は日本の死活問題だが商機にもなる│ジャック・アタリ

中国がゴミ輸入に待った 廃プラが日本にあふれ返るガスト、コンビニ、花王… 企業も対応待ったなし "脱プラスチック"ESG投資が促す企業の対応と技術革新プラ代替素材に脚光 加速する開発競争王子ホールディングス/日本製紙/TBM/カネカ/住化積水フィルム

自分に近い属性の友達を作るべきだ

田中圭一漫画家、『うつヌケ』作者

27

11/11号_1特_目次

男女とも50歳時点で未婚の人の割合が上昇─生涯未婚率の推移─

(→P28)

(%)

1920年

30 40 50 60 70 80 90 2000 05 10 15

25

20

15

10

5

0

男性

女性

ビジネスパーソンを襲う

海洋汚染対策、待ったなし!

Page 2: 20 ビジネスパーソンを襲う 孤独 という人に迷惑をかけないきれいな孤独死入門 1人暮らしの終活支援する横須賀市/生前整理は定年前から

特集/「孤独」という病

21 週刊東洋経済 週刊東洋経済2018.11.3 2018.11.3 20

第1特集

孤独とい

う たばこや肥満よりも健康に悪影響を及ぼす

「孤独」。孤独死者の約4割は50代以下だ。高

齢者だけでなく現役世代も直視すべきだ。

本誌:中島順一郎

デザイン:新藤真実 進行管理:下村

ビジネスパーソンを襲う

©Gary Waters/Ikon Images/amanaimages

Page 3: 20 ビジネスパーソンを襲う 孤独 という人に迷惑をかけないきれいな孤独死入門 1人暮らしの終活支援する横須賀市/生前整理は定年前から

050年に海中のプラスチ

ックの重量が魚のそれを超

える││。そんな衝撃的な予測を

ご存じだろうか。これは英国のエ

レン・マッカーサー財団が、16年

の世界経済フォーラム(ダボス会

議)で報告した数字の一つだ。

 

ポイ捨てなどで投棄されたプラ

スチック廃棄物は最終的に海洋へ

流出しており、何の対策も講じな

い場合は、「25年までに魚3㌧に

つき1㌧の比率にまで増え、50年

には、魚よりもプラスチックゴミ

のほうが多くなる」(同報告)。海

洋の生態系や漁業などの経済活動

にも多大な影響を与える懸念が、

多くの研究者からは示されている。

 

現在、世界ではこうしたプラゴ

ミによる海洋汚染の問題への意識

が急速に高まっている。各国政府

や企業は使い捨てプラスチックの

使用規制を打ち出すなど、〝脱プラ

スチック〞の動きが加速している。

 

プラスチックが普及し始めたの

は、第2次世界大戦後の1950

年代以降のことだ。石油(ナフ

サ)由来のポリマー(高分子化合

物)であるプラスチックは、軽く

て丈夫、成形もしやすく大量生産

が容易で安価に製造できるという

加速する脱プラスチック

45 週刊東洋経済 週刊東洋経済2018.11.3 2018.11.3 44

プラスチック脱

45 週刊東洋経済 週刊東洋経済2018.11.3 2018.11.3 44

第2特集加速する脱プラスチック

加速 する

プラスチック製ボトルの破片を食べているウミガメ。「ゴミの島」と呼ばれるモルディブのティラフシ島で撮影

大量生産で使い捨て

年間3億㌧のプラゴミ

プラスチックゴミによる海洋汚染が、世界的な大問題となっている。環境問題の実態と、脱プラスチックが日本の産業に与える影響をリポートする。本誌:秦 卓弥デザイン:官田尚子 進行管理:下村 恵

アフロ

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7/15号_1特_借金リポート_海外日本食_P62差替

(億円)

海外で日本食材卸を手掛ける主要3社 ─各社の海外卸売事業売上高─

(注)売上高は飲食店向け、小売店向けの両方を含む。HDはホールディングスの略(出所)各社の決算資料を基に本誌作成

宝HD

西本WismettacHD

キッコーマン

0 500 1,000 1,500 2,000

620億円

1184億円

1744億円

63 週刊東洋経済 週刊東洋経済2018.11.3 2018.11.3 62

海外で日本食支える黒子の3社

国ニューヨークのマンハッ

タン南部にある「一風堂 

イーストビレッジ店」は、博多発

祥のラーメン専門店「一風堂」の

米国第1号店。週末には長蛇の列

ができ、ニューヨーカーに大人気

のラーメン店となっている。

 

一番人気は1杯15㌦(約165

0円)の「SH

IROMARU HAKA

TA

」。来店客はまずバーカウン

ターに通され、ビールや焼酎、日

本酒などの食前酒を楽しむ。枝豆

やサラダなどの前菜、そしてメイ

ンのラーメンを注文し、1人当た

りの平均単価は30㌦前後。ディナ

ーでは2時間ほど滞在する客が多

く、日本のラーメン店の風景とは

大きく異なる。

 

日本でも人気の一風堂は200

8年に米国で初出店した。昨年は

ニューヨーク5番街や西海岸にも

店を出し、すでに米国内で5店舗

を営業する。米国では一風堂以外

にも、12年に進出した定食の「大

戸屋」が4店、昨年進出したうど

んの「丸亀製麺」もすでに3店を

展開するなど、日本の外食チェー

ンの多店舗化が相次ぐ。

 

農林水産省によると、海外にあ

る日本食店は約12万店(17年)。

海外にも広がる日本食商機つかむ"黒子"の3社

日本食店が海外で増え、そうした店舗への調味料・食材卸売りが成長ビジネスに。キッコーマンなど日系3社がしのぎを削る。

本誌:石阪友貴

産業リポート

の日本食市場拡大を支える黒子と

して、現地で日本食材の卸売り事

業を手掛ける日系3社の存在感が

高まっている(右㌻図)。

 

前出の一風堂は、特定の調味料

や酒類を現地企業のミューチャル

トレーディングから仕入れている。

日本酒で有名な宝酒造を傘下に持

つ、宝ホールディングス(HD)

のグループ会社だ。

 

ミューチャルはもともと日本人

がロサンゼルスで創業した日本食

材の卸会社で、宝酒造が清酒を米

国に輸出していたときの現地の販

売窓口だった。宝酒造が資本参加

し、16年に宝HDの連結子会社と

なった。宝HDは成長領域として

海外で日本食材卸事業の強化を推

し進めており、米国で事業を担う

ミューチャルはその中核だ。

 

ミューチャルの最大の強みは日

本酒。品ぞろえは宝酒造の製品だ

けに限らず、旭酒造の「獺だ

祭さい

」、

八海醸造の「八海山」など、有名

な地酒を数多く米国で扱っている。

日本食の広がりとともに、日本酒

の販売先も拡大中だ。

 

海外での酒類・食材事業を統括

する宝酒造インターナショナルの

宮國洋一郎・海外事業本部長は、

「ミューチャルの子会社化によっ

て、より踏み込んだ営業ができる

ようになった」と話す。現在、米

過去5年間で倍以上に増えた。各

国で広がる消費者の健康志向を追

い風に、ヘルシーなイメージの日

本食が注目されている。特に米国

では以前からすしが人気を集めて

いたが、「最近ではラーメンも都

市部で定着しつつある」(一風堂

を運営する力の源ホールディング

スの山根智之・経営戦略本部長)。

 

海外で日本食店を開業したり、

日本の外食チェーンが進出したり

する際に必要となるのが、現地で

の食材調達網だ。料理に欠かせな

いコメやしょうゆ、わさび、日本

酒、さらには割りばしなどの備品

まで、定期的に店舗に届けてくれ

る取引先が必要だ。そこで、米国

国内にある主要な物流・営業拠点

は9カ所。その多くは東西の沿岸

部が中心だが、今後は内陸部にも

拠点を開設していく方針だ。

 

宝HDが米国で特に日本酒に力

を入れる背景には、競争上の理由

もある。米国には日本食材の強力

なライバルが存在するのだ。その

筆頭がキッコーマンの子会社、ジ

ャパン・フード・コーポレーショ

ン(JFC)。現地で最大の日本

食材卸会社で、全米での売上高は

約1300億円(営業利益は58億

円)に上る。

 

キッコーマンは約60年前に米国

に進出し、現地でしょうゆの販売

を開始。小売店に販路を持つ食品

卸会社のJFCを買収し、ステー

キなどの料理に合う調味料として、

しょうゆを家庭に広めた。また、

JFCを通じて飲食店にコメや水

産物などの日本食材とセットでし

ょうゆを売り込み、しょうゆの消

費につながる日本食の普及を目指

した。

 

その買収から半世紀を経た現在、

JFCでは小売店へのしょうゆ卸

売りだけなく、和食レストランな

どへの食材卸売りも大きな柱にな

っている。食材卸事業では、調味

料やうどん、納豆、枝豆、うなぎ

など1万点以上を取り扱い、しょ

うゆはもはやそのうちの一つにす

ぎなくなった。日本食店の増加で

食材卸事業は着実な成長が続いて

おり、茂木友三郎名誉会長は

「(しょうゆ販売もその他の食材卸

事業も)互いに頼らないで成長さ

せていく」と話す。

 

さらにもう1社、米国で日本食

米ニューヨークにある一風堂。 席数90の大型店舗で、来店客の9割以上は現地の人だ

人気高まる日本食

海外和食店は5年で倍

ニューヨークの高級和食店で夕食を楽しむ人々。料理と一緒に日本酒の注文も多い

米国の小売店には、キッコーマンのしょうゆやバーベキューソースが並ぶ(上)。右はウィスコンシン州の同社工場

米国で強い地盤誇る

キッコーマンと西本