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http://www.nagoya-taikyo.or.jp 第26回 2010名古屋シティマラソン (名 会) 財団法人 名古屋市教育スポーツ協会 2010.12.VOL.95 なごやマイ・スポーツフェスティバル2010……………… □ 平成22年度スポーツ講演会 ………………………………… □ スポーツ少年団をご存知ですか? …………………………… □ 本市スポーツ少年団本部主催の主な事業(平成22年度) … □ 第26回2010名古屋シティマラソン……………………… □ SPORTS人生放談シリーズ40 (田中 實さん 自転車競技) …………………………… □ 第52回市民スポーツ祭スキー競技大会 参加者募集 ……… □ 賛助会員加入のご案内 ………………………………………… □ 事務局だより …………………………………………………… □

2010.12.VOL · 第1位 第2位 第3位 加藤実行委員長 開会宣言 開会式 第26回「2010名古屋シティマラソン」(主催:名古屋市、名古 屋市教育委員会、中日新聞社、中部日本放送、(財)名古屋市教

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Page 1: 2010.12.VOL · 第1位 第2位 第3位 加藤実行委員長 開会宣言 開会式 第26回「2010名古屋シティマラソン」(主催:名古屋市、名古 屋市教育委員会、中日新聞社、中部日本放送、(財)名古屋市教

http://www.nagoya-taikyo.or.jp

第26回 2010名古屋シティマラソン

(名 古 屋 市 体 育 協 会) 財団法人 名古屋市教育スポーツ協会

2010.12.VOL.95なごやマイ・スポーツフェスティバル2010 ……………… □1 平成22年度スポーツ講演会 ………………………………… □1 スポーツ少年団をご存知ですか? …………………………… □2 本市スポーツ少年団本部主催の主な事業(平成22年度) … □2 第26回2010名古屋シティマラソン……………………… □3□4 SPORTS人生放談シリーズ40    (田中 實さん 自転車競技) …………………………… □5 第52回市民スポーツ祭スキー競技大会 参加者募集 ……… □6 賛助会員加入のご案内 ………………………………………… □6 事務局だより …………………………………………………… □6

Page 2: 2010.12.VOL · 第1位 第2位 第3位 加藤実行委員長 開会宣言 開会式 第26回「2010名古屋シティマラソン」(主催:名古屋市、名古 屋市教育委員会、中日新聞社、中部日本放送、(財)名古屋市教

 今年度も「なごやマイ・スポーツフェスティバル」が、体育の日を中心に9月23日(祝・木)~10月31日(日)の期間に開催されました。(主催:名古屋市、名古屋市教育委員会、(財)名古屋市教育スポーツ協会、(株)JPN、(株)愛知スイミング、シンコースポーツ(株)、タイガー総業・スポーツマックス共同事業体、中日新聞社、東海テレビ放送、東海ラジオ放送)  期間中、名古屋市内のスポーツ施設で開催された事業には1万人を超えるみなさんが参加されました。  9月23日(祝・木)のオープニングイベント(栄・オアシス21)では、スポーツ体験コーナーやスポーツ講演会も開催され、普段運動に親しみがない方にもフェスティバルのPRをしました。また、10月11

日(祝・月)のメインデーには、「親子ラジオ体操in鶴舞」や「東山1万歩ウォーキング」が開催されたほか、日本ガイシアリーナでは「トップスイマーと泳ごう!」や「弓道大会」、瑞穂運動場では「陸上記録会」や「小中学生軟式野球教室」、千種スポーツセンターでは「ジュニアレスリング大会」など多彩な事業が市内各地で開催されました。さらに、温水プールやトレーニング室、弓道練習場、アーチェリー場などにおいても、各種体験講座などが実施され、多くの参加者から喜ばれました。  各事業の企画や運営にあたられた関係競技団体や関係者の皆さまに厚くお礼申し上げます。

 9月23日(祝・木)午後1時30分から、なごやマイ・スポーツフェスティバル実行委員会との共催事業として「マイ・スポーツトークライブ」と称したスポーツ講演会を開催いたしました。  ゲストには地元出身のタレントで、スポーツキャスター・リポーターとして活躍されている水野裕子さんをお招きし、さまざまなスポーツ体験談を通して、スポーツの楽しさや「マイ・スポーツのすすめ」をお話いただきました。後半は、名古屋が誇るJBL2(日本バスケットボールリーグ2)の雄、豊田通商ファイティングイーグルスのメン

バーをお招きし、会場に設置されたバスケットゴールを使ってのパフォーマンスの披露や水野裕子さんとのバスケット対決、トークライブに引き続き開催した「フリースロー大会」などで会場を大いに盛り上げていただきました。  会場の栄・オアシス21に集まった大勢の方 に々、これからますますスポーツを好きになっていただけるよう「スポーツの魅力やスポーツをすることの気持ちよさ」などを感じていただけたと思います。

▲ バスケットクリニック ▲ ファミリーサッカー広場 ▲ 相撲教室

▲ アーチェリー1日体験会 ▲ 陸上記録会 ▲ タグ・ラグビー教室

▲ 加藤会長あいさつ ▲ 水野裕子さん ▲ フリースロー大会

 名古屋市スポーツ少年団指導者協議会や名古屋市体育協会加盟競技団体の協力を得て、以下のような事業を展開しています。 ★団員対象の交流会等 ◎名古屋市スポーツ少年団交歓大会  10月17日(日)、名古屋市体育館において開催しました。  この交歓大会は、名古屋市スポーツ少年団に加盟する異種目のスポーツ少年団が一堂に会して、ゲームや運動競技を通じて各団の団員・指導者・リーダー・保護者のみなさんが親睦・交流を深めることによって、スポーツ少年団の活動に対する関心を一層高め、スポーツ少年団の発展と活性化を目的に開かれているもので、本年度は、8つのスポーツ少年団から約230名が参加しました。大会は、開会式に引き続き「運動適性テスト」として、「立幅とび」「5分間走」などの5種目を行いました。  午後からは、各団対抗により、「ドッヂビー大会」を行いました。普段の団単位の活動とは違った内容で、他の少年団との親睦と

交流を図ることができ、秋の一日を楽しく過ごすことができました。ご協力いただいた指導者、リーダー、保護者のみなさま、本当にありがとうございました。 ◎体験教室 今年度は以下の体験教室等を開催します。 ◇ボート体験教室 11月20日(土)於:名古屋港漕艇センターナックルフォア(競技用漕艇)による水上練習を楽しみました。 ◇スケート体験教室 1月4日(火) 於:日本ガイシアリーナ  内容:初心者向けの教室です。 ◇駅伝&デイキャンプ交流会 3月19日(土) 於:大高緑地公園及び青少年宿泊センター 内容:単位団対抗駅伝とカレーライス作りです。 ★指導者対象の研修会等 ◎育成母集団研修 1月29日(土) 於:スポーツ振興会館スポーツ少年団活動の充実発展を図る研修会 ◎日本スポーツ少年団認定員養成講習会 2月5・6日(土・日)於:スポーツ振興会館

▲ ボート体験教室 ▲ ドッヂビー大会 ▲ スケート体験教室(昨年度) ▲ 運動適性テスト

〈スポーツによる青少年の健全育成〉  スポーツ少年団は、「1人でも多くの青少年にスポーツの歓びを!」「スポーツを通じて青少年のからだとこころを育てる組織を地域社会の中に!」と願い、(財)日本体育協会がその創立50周年記念事業として、昭和37年に創設したものです。名古屋市においても(財)名古屋市教育スポーツ協会(名古屋市体育協会)の中に、名古屋市スポーツ少年団本部が置かれ、現在42団体、2,213名の団員、267名の指導者が登録しています。  スポーツ少年団員は、それぞれの所属団が実施している種目の練習はもちろん、県や東海ブロック・全国で開催される交流会や研究大会に参加し、地域におけるふれあいを深めたり、豊かで健康な明るい町づくりに貢献したりする力を養うこともできます。  スポーツ少年団は、原則として小学生以上の子ども10名以上と成人の指導者1名以上で構成された団体が所定の手続きを経て登録申請し、日本スポーツ少年団の認定を受けることで加入できます。  スポーツ少年団の結成、登録、加入などのご相談については、下記にお尋ね下さい。 【照会先】 名古屋市スポーツ少年団本部〔(財)名古屋市教育スポーツ協会(名古屋市体育協会)内〕 〒457-0833 名古屋市南区東又兵ヱ町5-1-16(スポーツ振興会館内) tel(052)614-7100  fax(052)614-7149

平成22年度名古屋市スポーツ少年団登録状況

複合(ハンドボール、軟式野球) 剣道 空手道 空手道 合気道 空手道 バ ド ミ ン ト ン 馬術 ハンドボール 複合(ホッケー、バスケットボール、ミニバスケ、軟式野球) 複合(剣道、野外活動) 卓球 複合(サッカー、バスケットボール、剣道) 少林寺拳法 柔道 テニス 複合(剣道、リーダー会) 野球 ドッジボール ドッジボール 弓道 剣道 ドッジボール バドミントン ドッジボール 弓道 ドッジボール 剣道 ドッジボール 空手道 弓道 弓道 空手道 合気道 空手道 その他(拳法) ドッジボール バレーボール バレーボール ホッケー ドッジボール 複合(ドッジボール・ソフトボール)

正色 守山剣 友会 鎮東館中根空手道 秀道館 合気道 一空会 名古屋バ ド ミ ン ト ン 愛知乗馬 高杉 村雲 東山 滝ノ水 北区 少林寺拳法名古屋新瑞 八王 子柔道 ナゴヤテニス 守山 剣道 名古屋市軟式野球 Gennki kids (ゲンキ キッズ) エンデバー猪高 名古屋弓道協会 弓道北 東丘少年剣友会 サザン’97 猪子石バドミントンクラブ マッキューズ 名古屋弓道協会 弓道南 引山ビッグウェーブ 鍾念道場 UEDAキッズ 正武館 名古屋弓道協会 弓道西 名古屋弓道協会 弓道東 実戦空手道 虎徹 守山区合気道 名古屋市フルコンタクトカラテ道 拳法会名古屋穂波 城西ビクトリー 小坂スピリッツ はやてバレーボール フラーテルキッズ 大須 上社 登録団数 登録団員数 登録指導者数

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42

団 名 種 目 団員数 指導者数 42 43 15 33 20 98 19 44 14 62 78 15 93 8 3 8 33 946 12 28 20 22 9 27 12 19 24 24 9 12 13 22 82 67 88 36 20 12 14 17 20 30

9 12 1 2 3 4 4 8 4 3 26 1 5 2 1 3 11 89 2 2 12 1 2 1 1 6 3 2 1 2 4 2 2 8 12 5 1 2 1 4 1 2

267

42合計

1 2

なごやマイ・スポーツフェスティバル2010

平成22年度 スポーツ講演会

本市スポーツ少年団本部主催の主な事業(平成22年度)

なごやマイ・スポーツフェスティバル2010

平成22年度 スポーツ講演会

本市スポーツ少年団本部主催の主な事業(平成22年度)

なごやマイ・スポーツフェスティバル2010

平成22年度 スポーツ講演会

本市スポーツ少年団本部主催の主な事業(平成22年度)

名古屋市スポーツ少年団

ご存知ですか?

なごやマイ・スポーツフェスティバル2010

平成22年度 スポーツ講演会

本市スポーツ少年団本部主催の主な事業(平成22年度)

2,213

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40歳以上男子

39歳以下男子

40歳以上女子

39歳以下女子

南藤 宏和

福井 英郎

大石由美子

伊藤 理絵

渡辺 幸司

桜井 康貴

中田 弘美

加藤千代子

辰己 義隆

高井 晋也

加藤 由香

山田ちひろ

マーティン マサシ

1時間00分29秒

松岡 範子

1時間11分13秒

ワンジュキ ジャコブ

1時間00分32秒

大南 博美

1時間14分50秒

メクボ・ジョブ・モグス

1時間01分12秒

田中  幸

1時間16分08秒

第1位 第2位 第3位

男 子

女 子

氏名

記録

氏名

記録

第1位 第2位 第3位

(敬称略) (敬称略) (敬称略)

男 子

女 子

佐藤  航

杉浦 貴恵

飯田 幸希

中村麻季子

森 佑太

加藤 一美

第1位 第2位 第3位

▲ 加藤実行委員長 開会宣言

開会式

第26回「2010名古屋シティマラソン」(主催:名古屋市、名古屋市教育委員会、中日新聞社、中部日本放送、(財)名古屋市教育スポーツ協会、競技運営:愛知陸上競技協会)が、11月23日(祝・火)に瑞穂陸上競技場及びその周辺コースで開催され、全国各地から参加した約1万5千人のランナーが晩秋の名古屋の市街地を駆け抜けました。 開会式は、加藤常文大会実行委員長の力強い開会宣言で始まり、大会会長の河村市長、来賓の渡辺市会副議長の挨拶がありました。 レースは、同日に開催された公認の「2010名古屋ハーフマラソ

ン」の午前10時のスタートに続き、一般ハーフマラソン、4㎞、10㎞の順に行われ、参加選手の皆さんはこの日のために鍛えた健脚で名古屋の街を力走しました。沿道では、多くの市民の皆さんが参加したランナーに温かい声援を送り激励していました。 また、レクリエーション広場では、参加した家族や仲間が楽しい一日を過ごせるようにと、誰でも参加できる竹馬やフラフープなどの昔懐かしい遊びや骨密度測定などができる健康測定コーナーなどのイベントが開催され、多くの人で賑わいました。 レース終了後は、公認ハーフ・一般ハーフ及び10㎞の表彰式が行われ、入賞者の皆さんにはスタンドから大きな拍手が送られました。その後、海外航空券を始めとする豪華賞品が当たるお楽しみ抽選会も行われ、参加者は当選番号の発表に一喜一憂していました。 大会の運営にご協力をいただいた関係者の皆さんに厚くお礼申しあげます。

11月23日(祝・火) 1万5千人のランナーが名古屋の街を力走

3 4

一般ハーフマラソン 公認ハーフマラソン

一般ハーフ の部

4kmの部

10kmの部

10Km

ボラン ティア

第26回 2010名古屋シティマラソン 第26回 2010名古屋シティマラソン 2010名古屋シティマラソン 2010名古屋シティマラソン 第26回

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●大会日時 平成23年2月20日(日)       受 付  AM7:30~8:30 飛騨ほおのき平スキーセンター2F       開会式  AM8:30       競技開始 AM9:20 ●会  場 岐阜県高山市丹生川町久手  飛騨ほおのき平スキー場 ●参加資格 名古屋市在住または在勤・在学する者 ●参 加 料 1名3,000円(但し小中学生は、2,000円) ●競技種目 ジャイアントスラローム(大回転競技)個人戦(インスペクション8:45~9:15) ●組  別 小学生男子の部 小学生女子の部 中学生男子の部 中学生女子の部       女子1部(30歳未満、但し小中学生は除く) 女子2部(30歳以上)       少年の部(20歳未満の男子、但し小中学生は除く)       青年の部(20歳以上30歳未満の男子)       成年の部(30歳以上40歳未満の男子)       壮年の部(40歳以上50歳未満の男子)       マスターズ1部(50歳以上60歳未満の男子)  マスターズ2部(60歳以上の男子) ●年齢算定 平成23年2月19日現在(満年齢)とします。 ●申込期限 平成23年1月27日(木) 午前中までに参加料を添えて下記へ申込んでください。       ※郵送による申し込みは受け付けしておりません。       ※インターネットによる申込期限は平成23年1月21日(金)です。       下記名古屋市スキー協会公式HP掲載の手順に従って申込みを行ってください。 ●申 込 先 名古屋市スキー協会事務局(喫茶チロル内) tel(052)541-5886         公式HP http://nagoya-ski.org/

 (財)名古屋市教育スポーツ協会(名古屋市体育協会)は、名古屋市における体育・スポーツ団体を統括し、アマチュアスポーツの普及振興と市民のスポーツへの関心を高めるための様々な事業を行っています。  こうした事業を一層充実発展させ、市民の心身の健全な発達に寄与できるよう当協会では『賛助会員の募集』をしております。  皆様の暖かいご支援とご協力をお願いいたします。 ◇会費 年額 1口  20,000円(法人)           10,000円(個人・団体) ※何口でもご加入いただけます。

◇賛助会員になられた方には、年3回(9月・12月・3月)発行する当協会広報誌「なごやのスポーツ」を送付させていただきます。

◇照会・連絡先 (財)名古屋市教育スポーツ協会(名古屋市体育協会事務局)

 名古屋市南区東又兵ヱ町5丁目1番地の16(スポーツ振興会館内)

 tel(052)614-7100  fax(052)614-7149  ※ご連絡いただければ、折り返し『ご案内』及び『振込用紙』等を送付いたします。

第52回市民スポーツ祭スキー競技大会参加者募集 第52回市民スポーツ祭スキー競技大会参加者募集

なごやのスポーツ(第95号) 平成22年12月24日発行 発行 財団法人 名古屋市教育スポーツ協会          (名 古 屋 市 体 育 協 会) 編集責任者 広報委員長 山田陽清 〒457-0833 名古屋市南区東又兵ヱ町5丁目1番地の16

表紙写真:第26回 2010名古屋シティマラソン 表紙題字:後藤 淳(名古屋市体育協会特別顧問) この印刷物は、古紙パルプを含む再生紙を使用しています。

(スポーツ振興会館内) 1〈052〉614-7100 FAX〈052〉614-7149

65

私とスポーツ

一意専心 SPORTS人生放談シリーズ  時としてわが身よりも大切・・・スポーツの素晴らしさにとことん惚れ込み、人生の多くをスポーツに賭けてきた愛すべき人々。このコーナーでは名古屋のスポーツ界を支えてきた“縁の下の力持ち”をご紹介し、その人間的魅力に鋭くせまります。

40

田中 實さん(自転車競技) たなか みのる

プロフィール 大正13年、名古屋市中区に生まれる。昭和16年、東海中学(旧制)卒業。在学中は軟式テニスの選手として活躍。昭和23年名古屋の大須球場において全国自転車競技大会が行われ、中区の選手として参加。それ以来、自転車競技の魅力にとりつかれる。昭和28年、愛知県自転車競技連盟に指導員として参加。競技の普及と選手の育成に努力。昭和48年、理事長及び日本アマチュア自転車競技連盟評議員に就任。平成6年、愛知国体のため指導員、競技役員の養成に尽力。国体を成功裡に終了させた。平成6年11月、愛知県教育委員会より体育スポーツの向上に貢献した功績が認められ愛知県教育表彰を受ける。平成7年、県連盟副会長及び名古屋市自転車競技連盟会長に就任。また平成5年~7年日本アマチュア自転車競技連盟理事に就任。平成12年秋、勲六等単光旭日章を授かる。 インタビュアー/市体育協会広報委員 安島将門

―――プロフィールを拝見すると、もともと軟式テニスをされていましたね。自転車競技との出会いは? 昭和23年に大須球場で全国自転車競技大会が行われるにあたり、実家が自転車店を営んでいたものですから、組合から選手を出せということで体が大きい私が選ばれて出場しました。経験はありませんし、競技自転車を持っていませんでしたから実用車で出場したんですよ。でも、それ以来自転車競技の魅力にとりつかれて走っていました。戦後で忙しく、3年ほどで競技活動からは引退しました。 ――自転車競技の一番の魅力はなんですか? やはりスピード感です。当時は専用のバンクがなく、学校の運動場や公園の広いところなど平面のコースで競技会が開催されていました。それでも当時は観る競技があまりありませんでしたので、いつも満員のお客さんでしたよ。観客としてもスピード感が魅力的だったのではないでしょうか。 ――引退後、指導者として……。 愛知国体が昭和25年にあり、そのために愛知県自転車競技連盟が昭和23年に結成されていました。技術面、ルール面の両方を教えなくてはいけない。指導者も育成しなくてはいけないということもあり、当時の役員さんは大変でした。名古屋、尾張、三河と3つの支部に分かれて対抗戦を時々やっていましたね。当時全国的に愛知県は強かったです。昭和35年のローマオリンピックに斉藤勝也(中京大)、その後のバルセロナ大会に田中光輝(愛三工業)を送り出しましたが、さらに強い選手を育てたいですね。私自身、国体で優勝したいという夢があったので、連盟の役員になりました。 ――いまは会長さんとして苦労もあると思うのですが。 自転車競技を続けていくには、経済的負担が大きいんですね。競技用自転車はかなり高額です。これが一番ネックだと思います。個人で選手になりたいという子に対しては、お金がかかりますよ、と言わざるを得ない。かつては連盟から学校などへ自

転車を貸与する制度がありましたが、いまは予算的には厳しいのが正直なところです。一方で、自転車レースを楽しんでいるアマチュアの方もたくさんいます。年に6回、犬山市にあるリトルワールドでサイクルミーティングを開催していますが、かつて学生時代に競技をしていた、という方もやってきますよ。ビギナーからエキスパートのカテゴリーがあります。こういう方たちの熱意を大切にしなくてはいけないですね。 ――最後に今後の夢をお聞かせください。 名古屋を中心としたロードレースを開催したいです。150~200キロくらいのコースでね。 ――実現は可能ですか? 可能だと思います。広い範囲で道路を使用しますので、やはり行政の許可が必要です。これが大変です。平成6年の愛知国体のときには豊橋を中心とした渥美半島一周のコースでしたが、綿密に調査して計画を立てて、県警や自衛隊のご協力のもと、成功裡に終了することができました。名古屋を中心としたレースとなると、簡単ではありませんが、ぜひ、実現したいです。「古戦場巡りレース」なんてどうかな(笑)。 ――ぜひ、名古屋を疾走する自転車レースを観てみたいと期待しています。本日はありがとうございました。

いまの自転車ブームの 熱気を大切に、名古屋を 中心としたロードレースを ぜひ、実現したい。

写真中央「#5」が田中さん(昭和25年頃 豊橋競輪場にて)

~事務局だより~ 【広報委員会】 第2回 11月25日(木) スポーツ振興会館 会議室

「なごやのスポーツvol.95」の編集に関する件で、編集内容等を決定。

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