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野中健一(原子核物理)
目的1.チェレンコフ光の原理2.テストベンチの開発3.現在までの測定結果4.今後の予定
超高精度速度測定用全反射型チェレンコフ検出器の開発
5.
目的 ビームを用いた実験での入射核破砕片の粒子識別
通常の実験
RI
標的陽子(原子核)ビーム
ビームRI+
逆運動学 RIビーム
陽子標的
残留核
崩壊粒子
軽標的
重標的
RIビーム
重標的
崩壊粒子
仮想光子
高励起核
入射核破砕片の粒子識別が重要
⬇の測定(Z, A)
粒子識別 測定 : (Z,A)
エネルギー損失•
飛行時間• (TOF)
磁場中での曲がり•
∆E ∝ z 2
β 2
T ∝ 1β
R(magnetic rigidity) ≡ AmN βγz ∝ Bρ
Z,β
必要な分解能?
A
σ A
A
2
=σ R
R
2
+ γ 2σ β
β
2
+σ z
z
2
エネルギー:200-400 MeV/A (β質量:
=0.55-0.7)でA=100 分離5σ (σA=0.2)
σβ
β≈10−3
: TOF σT=50psec @L=10m チェレンコフ検出器
光の原理Cherenkov
θβ
粒子速度 物質中の光速度 v > n’=c/n (Frank, Tamm
発生角度
発生光子数:
全反射条件:
)
全反射 型チェレンコフ検出器 (TIR)
cosθ = 1nβ
βth > 1n
N(β) = 2παlz 2 1λ1
− 1λ2
1− 1
nβ( )2
θ粒子
radiator
βTIR = 1
n2 −1 0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1
速度β
光子数
全光子数
全反射により伝達する光子数
βTIRβth
領域での200-400MeV/A 型検出器TIR
1.4
1.6
1.8
2
2.2
2.4
100 150 200 250 300 350 400 450 500
Energy [MeV/A]
Ref
ract
ive
Inde
x
全反射Threshold
サファイヤ(Al2O3)
透明セラミック
QuartzLucite
屈折率 を持つ物質が必要!(n=1.7~2.1)
高い屈折率•小さな分散•シンチレーション光無し
光学ガラス
加速器によるビーム試験の前に宇宙線を使ったテストベンチを準備
•
宇宙線を用いたテストベンチの開発
Degrader
ΔE
Pb brock
Cherenkov Co
ΔEd
unter
m uon
1
2
3
4
5
に止まったμの“3”を測定
チェレンコフ検出器を通過したμ粒子のβを求める
↓
ΔE
3“ に止まった
↓
1*2*3ー(45)
”
上の注意点Set up
②
①
geometry
の厚さ
β全反射付近のエネルギー
degrader
をもつμ粒子がΔT で止まるように
E
の厚さを考えるPb
ΔT = E Δd+ E
のようなものを取らないようにするB
現在の測定結果(1)検出器→1.Cherenkov
β全反射
Lucite(n~1.49)
全反射~ 0.91 (T
※アルミ箔を巻き、その上から遮光テープを巻いた
~ 143MeV)
(1) Pb →μの入射エネルギー50mm
・
T ~ 77.1MeV-145MeV
全反射での立ち上がりを確認できなかった。T
(2) Pb →μの入射エネルギー0mm ≦ T
・
77.8MeV
より小さいエネルギー(β<βTth )でなにか光っている。
・
th
で付近から立ち上がっている相関が認められた。
β
Tth
th ~ 0.67 (Tth ~ 36.7MeV)
の場合のLucite geometry
の場合の測定回路Lucite
trig.
D.G/G
D.G/G
D.G/G
Latch
start
CA M A C
A DC TDC
A DC G A TE TDC start
OU TPUT REG ISTER
com puter busy end
Lucite, L(Pb)=50mm
Lucite, L(Pb)=0mm
検出器→2.Cherenkov Quartz(n~1.458)
300m m
30m m54m m
厚さ5m m
現在の測定結果
β
(2)
th~ 0.686 (T
β全反射
th ~ 39.5MeV)
~ 0.942
全反射(T ~209MeV)
Pb →μの入射エネルギー0mm
・
T ≤ 44.7MeV
より小さいエネルギー(β<βTth )でなにか光っている。
・
th
4とS 5のS で相関をとる →through,stop
Geometryが真のstopをとっていない可能性
の場合の測定回路Quartz
trig.
D.G/G
D.G/G
D.G/G
Latch
start
CA M A C
A DC TDC
A DC G A TE TDC start
O UTPU T REG ISTER
com puter busy end
Quartz, L(Pb)=0mm
Quartz, L(Pb)=0mm
まとめ光の発生するβの閾値Cherenkov より小さなβの宇宙線で
光が発生しているように見える
↓宇宙線がΔ
(1/n)
のプラスチックシンチレーションで”止まった”という論理が正しくないと思われる(
E散乱geometry,
改善:・
,…)
を用いてμ→Long Range TDC を測定し、e decay Δ での Eを確認する。
・stopΔ の直前のシンチレーション検出器を小さなものにして、
端の影響をなくす。E
全反射のβの閾値の観測1.
2. を用いて光量の入射角依存性 を測定する
Drift Chamber
新しい試料(3. )での測定
今後の課題
n~2.08