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2010 5 2 ( ) 7 11 ( ) 100 1 1932 1947 1948 69 1961 50 1980 2010 7 16 9 28 1910 1990

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Page 1: 展Ⅰ - いわさきちひろ記念事業団 公式サイト › ... › uploads › 2017 › 06 › tokyo100326.pdfちひろ美術館・東京 プレスリリース 2010年5月12日(水)~7月11日(日)

ちひろ美術館・東京 プレスリリース 2010年5月12日(水)~7月11日(日)

赤羽末吉展Ⅰ―絵本は舞台だ!―生誕100年

50歳のときに『かさじぞう』を出版して以来、日本の絵本の可能性を大き

く切り開いた絵本画家・赤羽末吉。赤羽の絵本は、物語の卓越した解釈と

演出力に特徴があります。物語の世界をより豊かに伝えるその絵本は、今

も世代を超えて子どもたちに親しまれています。

ちひろ美術館は、1998年に赤羽末吉の全遺作約6900点の寄贈を受け、作品

の調査を進めてきました。生誕100年を機に開催する本展では、代表的な

絵本の原画、取材時のスケッチ、制作過程の資料など約150点を展示する他、

画室の一部を復元し、絵本の演出家・赤羽末吉の画業に迫ります。

東京・神田に生まれる。1年ほど日本

画を学び、以後独学。1932年、満州(現・

中国東北部)に渡り、電信電話会社な

どの仕事の傍ら、日本画家として活躍。

1947年帰国。1948年から69年までアメ

リカ大使館に勤務。1961年、50歳のと

きに絵本の処女作『かさじぞう』を出版。

国際アンデルセン賞画家賞(1980年)

をはじめ、国内外の受賞多数。

1.『そら、にげろ』より 1978年 偕成社 2.『スーホの白い馬』より 1967年 福音館書店 3.『水仙月の四日』より 1969年 福音館書店 4.『かさじぞう』表紙 1960年 福音館書店 5.『だいくとおにろく』より 1962年 福音館書店

●赤羽末吉展Ⅱ 2010年7月16日~9月28日 安曇野ちひろ美術館 同時展示:ちひろ・色の世界 *Ⅰ、Ⅱで、展示内容は異なります。

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●赤羽末吉(あかば すえきち 1910~1990)

壮大なロマンのものを、子どもたちにいっぱいみせたい ―――赤羽末吉

後援:絵本学会・こどもの本WAVE・(社)全国学校図書館協議会・(社)日本国際児童図書評議会・日本児童図書出版協会・(社)日本図書館協会・長野県教育委員会・練馬区教育委員会・松川村

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ちひろ美術館・東京 プレスリリース2010年5月12日(水)~7月11日(日)

幼いころの感じやすい心を失うことのなかったちひろの分身

のような少女が主人公の絵本です。絵にそえられた少女のつ

ぶやきのようなことばも、ちひろ自身によるものです。ひと

りでおるすばんをする少女の心の動きを、雨の情景に重ねて

描き出しています。

絵本『あめのひのおるすばん』

「カーテンにかくれる少女」『あめのひのおるすばん』より 1968年 至光社「てるてるぼうずと少女」1972年

ちひろの雨

「黄色い傘の子どもたち」1971年

次回展示予告 2010年7月14日~9月12日

ピンクのワンピースを着た少女 1970年エンリケ・マルティネス・ブランコ(キューバ) ネコⅢ 1991年

●沖縄県立博物館・美術館(沖縄)4/3~5/9 ●ひろしま美術館(広島)7/24~8/29他館でのいわさきちひろ展・展示予定

ちひろ・51歳の挑戦1970年、51歳のちひろは、パステルという新たな画材に挑戦します。絵本『となりにきたこ』などのパステルで描いた作品と、その後の水彩作品を展示し、パステルへの挑戦がちひろの画風にもたらした変化を探ります。

ちひろ美術館コレクション展素材であそぶ

ちひろ美術館は、世界31カ国196人の画家による約17100点の作品(2009年11月現在)を収蔵しています。個性豊かな世界各国の絵本画家たちの画材や技法に注目し、創作の秘密にせまります。

雨が降ると、ふだん見慣れた風景が

いつもと違う表情をみせはじめます。

街並みは雨の向こうに透け、地面は

水鏡となって周囲の色を映し出し、

色とりどりの傘が開いて――。

ちひろは水彩絵の具のにじみを駆使して、水に潤んだ

雨の情景を繰り返し描き出しました。

本展では、雨の日の子どもたちの姿を描いた作品や、

絵本『あめのひのおるすばん』『たけくらべ』の原画

など、ちひろが描いたさまざまな“雨”を紹介します。

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*イベントの詳細は随時ちひろ美術館HP ( http://www.chihiro.jp/ ) でご案内します。 お申し込み・お問い合せは  ちひろ美術館・東京イベント係まで。

 インフォメーション

5/29(土) 17:00~18:30 

赤羽家の嫁として、日々の暮らしや制作のようすを目にし、膨大な作品や資料の整理にも携わってきた茂乃さんが、赤羽末吉の波乱に富んだ人生を語ります。 定員:50名 参加費:700円 *要申込み

4/28(水)申込み受付開始

●講演「赤羽末吉の人生」

●えほんのじかん

会期中のイベントのご案内

毎月第2・4土曜日 11:00~ こどものへや 協力:NCBN

図書室

―「赤羽末吉展」関連イベント―

Ⅰ.6/5(土) Ⅱ.6/19(土) Ⅲ.7/3(土)時間はすべて17:15~18:15  

●連続講座「赤羽末吉・絵本づくりの舞台裏」―「赤羽末吉展」関連イベント―

●ギャラリートーク毎月第1・3土曜日 14:00~展示室にて 

●松本猛(安曇野ちひろ美術館・館長)による ギャラリートーク 6/9(水) 14:00~  

母・ちひろとの思い出や、赤羽末吉にまつわるエピソードなどを、展示室を回りながらお話しします。*参加自由

〒177-0042 東京都練馬区下石神井4-7-2  TEL .03-3995-0772 テレホンガイド 03-3995-0820  FAX 03-3995-0680

●展示会期…2010年5月12日(水)~7月11日(日)●開館時間…10時~17時●休館日……月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)●入館料……大人800円/高校生以下無料       団体(有料入館者20名以上)、65歳以上の方、学生証を      お持ちの方は100円引/障害者手帳ご提示の方は半額、       介添えの方は1名まで無料/視覚障害のある方は無料●交通………○西武新宿線上井草駅下車徒歩7分      ○JR中央線荻窪駅より西武バス石神井公園駅行き(荻14)��       上井草駅入口下車徒歩5分      ○西武池袋線石神井公園駅より西武バス荻窪駅行き(荻14)       上井草駅入口下車徒歩5分      ○駐車場あり(乗用車3台・身障者用1台)

http://www.chihiro.jp/ お問い合せは、広報担当:原島・川口・上島まで

●わらべうたあそび 

6/5(土)11:00~11:40 講師:服部雅子

声を出して歌ったり、体を動かしたりしながら、親子で楽しく参加できます。0~2歳までの乳幼児と保護者対象。参加費:無料(入館料のみ)定員:15組30名 *要申込み4/28(水)申込み受付開始

講師:赤羽茂乃(三男・研三の妻)

物語の舞台となる風土や文化を熱心に研究し、演出のために創意工夫を凝らした赤羽末吉。『かさじぞう』や『つるにょうぼう』、『スーホの白い馬』、『ほしになったりゅうのきば』などの絵本制作の舞台裏を、3回にわけて資料を見ながらご紹介します。定員:各20名 参加費:各500円 *要申込み

当館学芸員が、作品の解説や展示のみどころをお話しします。

展示や季節にあわせて絵本の読み聞かせなどを行います。*参加自由*参加自由

新刊NEWS『画集 赤羽末吉の絵本』 5月上旬発売

 講談社刊 予価2800円(税別) 176p、B5版変型

生誕100年を記念した絵本画集が刊行されます。絵本56作品の原画と、未完となった作品も収録。他に資料も多数収録し、その作家像に迫ります。絵巻に描いた中国郷土玩具の口絵つき。

図書室

Ⅰ:4/28(水)・Ⅱ:5/19(水)・Ⅲ:6/3(木)申込み受付開始