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平成30年度⽯油製品需給適正化調査 ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3⽉

⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

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平成30年度⽯油製品需給適正化調査

⽯油ガス流通・販売業経営実態調査

報告書

平成31年3⽉

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はじめに 石油ガス(以下「LPガス」という。)は、全国の消費世帯数の約半数で使⽤される国⺠⽣活を

支える重要なエネルギーです。消費者にLPガスを安全に届けているのは、大多数の小規模販売

事業者であり、その数はここ数年逓減傾向であるものの、平成 31 年3⽉末現在、18,500 の事

業者が安定供給に⽇々努⼒をしています。LPガスを取り巻く環境は、ここ数年大きな変化を迎

えています。電⼒小売り⾃由化に続き、都市ガス⾃由化が⾏われ、毎⽇ように電⼒、都市ガスの

会社の乗り換えの広告がテレビやメディアで取り上げられるようになっています。従来よりLP

ガスは⾃由化であったため、電⼒、都市ガス⾃由化における直接の影響はありませんが、同業他

社間の競争激化や消費者のエネルギーの選択意識の⾼まり等、間接的な影響は既に始まっていま

す。また、少子⾼齢化の中で、世帯数⾃体の減少に加え、一世帯当たりの人数の減少等による家

庭内での給湯利⽤の減少など、利⽤されるエネルギーそのものの減少にも⻭⽌めが効きません。

厳しい環境にさらされているLPガスですが、一方で緊急時にも活躍できる分散型のクリーンな

エネルギーとして、⾃然災害の多い⽇本において「災害時にはエネルギー供給の最後の砦」と認

識されています。国⺠⽣活や産業活動⾯でも、エネファーム等の環境に優しい機器の普及、⾼効

率⼯業炉への燃料転換が進展、官⺠一体となっての中核充填所、災害対策バルク設置などにより、

供給網の強靭化も図られてきています。こうした中、電⼒小売り⾃由化や都市ガス⾃由化後もL

Pガスの役割は大きく、地域密着の多様な⽣活サービスを提供し、地域を守る地域包括サービス

の一翼を担う役割や、FRP容器等新しい機器を利⽤したサービスへの期待もされています。

2017 年2⽉には、事業者の健全な発展を目的として「液化ガスの小売営業における取引適正化

指針」(取引適正化ガイドライン)が制定・施⾏され、2018 年 2 ⽉には、取引適正化ガイドライ

ンの一部改訂も⾏われたことは記憶に新しいところです。地域を守る重要な役割を担う販売事業

者がいる一方、コントロール不能な訪問販売業者を営業職員として使い、消費者に迷惑をかけ続

ける事業者も存在する状況において、消費者にLPガスを選択してもらい続けるには、事業者⾃

らが襟を正し、取引適正化ガイドラインの目的を理解し、不断の努⼒とともに取り組むべき事項

をしっかりと履⾏すべきと考えます。 このような背景のもと、本調査は、経済産業省資源エネ

ルギー庁が、平成 30 年度石油製品需給適正化調査として、一般財団法人エルピーガス振興セン

ターに委託した調査です。実施した内容は、販売事業者の経営の合理化、近代化を図り、LPガ

スの安定的な供給に資する情報を把握するため、LPガス販売事業者の経営実態を調査するとと

もに、充填所においては災害準備状況を調査した上で、LPガスの小売価格のあり方についても

検討するための基礎資料とすることを目的としたものです。本報告書が、LPガス販売事業者の

今後の経営改善・体質強化等に資するために役⽴つこととなれば幸いです。

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【平成 30 年度石油ガス販売業経営実態調査委員会】委員名簿

本調査研究にあたって、12名の委員の⽅々に協⼒を頂きました。

(敬称略)

氏 名 所 属

委員長 山本 利一 埼玉大学 教育学部 評議員

教授

委 員 米田 茂 広島ガスプロパン株式会社 取締役執行役員

販売促進事業部長

委 員 五来 広幸 一般社団法人全国LPガス協会 事業推進部 流通担当部長

委 員 家田 和典 伊藤忠エネクス株式会社 統括部 物流供給課長

委 員 上平 修 日本LPガス協会 事務局長

委 員 君山 潤子 (公社)全国消費者生活相談員協会 消費生活専門相談員

消費生活アドバイザー

委 員 濱野 照也 一般社団法人香川県LPガス協会 事務局長

委 員 岳野 公人 滋賀大学 教育学部 教授

委 員 鵜沢 宜広 八日市場瓦斯株式会社 代表取締役

委 員 宮崎 栄二 一般社団法人広島県LPガス協会 専務理事

委 員 正光 信也 東邦液化ガス株式会社 企画部長

委 員 岩崎 康江 一般社団法人

静岡県地域女性団体連絡協議会 会長

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~ 目 次 ~

第1部 調査の概要

第1章 調査の目的と実施内容.................................................................................................1

1-1 調査研究の目的/

1-2 調査の実施概要/

第2章 調査結果の概要...............................................................................................................2

2-1 販売事業者の実態/

2-2 販売事業者の経営実態/

2-3 取引適正化に向けた取組/

2-4 昨年度との比較(取引適正化に向けた取組について)

2-5 販売事業者のヒアリング調査まとめ/

2-6 充填事業者の実態/

第2部 LPガス販売事業者の経営実態調査

第1章 調査の実施内容............................................................................................................24

1-1 調査研究の目的/

1-2 調査の実施概要/

第2章 販売事業者の概要........................................................................................................26

2-1 組織形態、流通段階、経営者の年齢/

2-2 LPガス事業従事者/

2-3 パート・アルバイト/

2-4 LPガス事業とその他の事業兼業について/

第3章 販売の実態(販売数量)...........................................................................................35

3-1 小売販売数量/

3-2 得意先戸数/

3-3 得意先戸数規模別事業者数/

3-4 得意先戸数の増減とその理由/

3-5 得意先の消費量別構成/

3-6 都道府県別単位消費量/

第4章 販売の実態(小売価格).............................................................................................45

4-1 家庭用小売価格/

4-2 得意先戸数別小売価格/

4-3 得意先戸数別 地域別小売価格/

4-4 料金体系/

第5章 経営状況.........................................................................................................................62

5-1 収益性/

5-2 生産性/

5-3 仕入状況/

5-4 経費の状況/

5-5 最安値で納入している業務用得意先

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第6章 選ばれるエネルギーへの取り組み..........................................................................76

6-1 料金表の種類/

6-2 小売価格の変更/

6-3 基本料金の設定/

6-4 小売価格改定時の周知方法/

6-5 小売価格の開示/

6-6 契約時、契約終了時の対応/

6-7 専用相談窓口の設置/

6-8 小売価格の低廉化について/

6-9 家庭用顧客からのLPガス料金回収/

6-10 賃貸型集合住宅における設備費用/

6-11 集中監視システムの導入/

6-12 地域で選ばれる為の取組/

6-13 販売事業者のヒアリング調査/

第7章 将来に向けた展望.....................................................................................................129

7-1 経営環境の変化/

7-2 経営課題と事業承継/

7-3 需要促進・売上拡大にむけた取組/

7-4 民生用バルクについて/

7-5 自由意見欄の分析/

第3部 LPガス充填事業者の実態調査

第1章 調査の実施内容..........................................................................................................149

1-1 調査研究の目的/

1-2 調査の実施概要/

第2章 充填所の概要..............................................................................................................150

2-1 充填施設の事業概要/

2-2 充填施設の実態/

2-3 充填業務の実態/

2-4 非常時に対する備え/

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第1部

調査の概要

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第1部 調査の概要

- 1 -

第1章 調査の目的と実施内容

1-1 調査研究の目的

本調査は、全国のLPガス販売事業者における経営の合理化、近代化を図り、LPガスを低廉

で安定的に供給することに資する情報を把握するため、LPガス販売事業者の経営実態調査し、

検証・分析を行った。

また、この調査は、取引の適正化、料金構造の改善、消費者への情報提供の見直しを通じた消

費者利益の増進を図ることで、今後のLPガス販売事業者の経営改善・体質強化等に資すること

も目的としている。

1-2 調査の実施概要

1. LPガス販売事業者向けアンケート調査及びヒアリング調査

全国LPガス販売事業者のうち、10,000事業者を対象とし、販売状況、収支決算状況、合理化及び

近代化の対応状況、将来における展望等を都道府県別に実施した。また、消費者利益の増進を図ること

で選ばれるエネルギーになるための事業者の事業のあり方について、より深い理解を得るため、30事業

者に対し、ヒアリング調査を行った。回収結果は4,064件(回収率40.4%)であった。

2.LPガス充填所向けアンケート調査

LPガス供給の拠点である充填機能を有する事業所の経営実態を解明し、石油の備蓄の確保等に関す

る法律に基づく災害時の地域における防災体制等を把握することを目的に、全国の中核充填所以外の充

填所200 事業所にアンケートを送付し、調査を行った。最終的な回収率は50.5%となり 101 件の事業者

から回答を得た。

3.分析

集計分析は、地域別、事業者規模別、流通段階別 等単純集計のみでなく、複数項目に係るクロス集

計を駆使して行った。

なお地域別の集計には都道府県を経産省の管区を括りとして集計している。

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- 2 -

第2章 調査結果の概要

2-1 販売事業者の実態

1. 中小企業比率

中小企業基本法における「小売業」の中小企業(資本金額5,000万円以下または常時使用従業員

数50名以下)に該当する事業者の比率は、資本金とLPガス事業従事者に関する設問に回答して

いる事業者2,800件のうち98.9%に達する。

2. 組織形態別にみた事業者比率

組織形態別の事業者数は「(法人経営)会社組織」が62.1%と最も多く、「個人経営」、

「(法人経営)組合」が続いている。

図表1-002 組織形態別にみた事業者比率

n=4,041

図表1-001 中小企業比率

n=2,800

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第1部 調査の概要

- 3 -

3. 流通段階別別にみた事業者比率

流通段階別の事業者数は「小売専業者」が91.2%と大部分を占め、「卸売小売兼業者」が

8.4%となっている。

4. 兼業の有無

LPガス以外の事業との兼業状況について、「その他事業と兼業である」と回答した事業者が

79.1%を占めている。

図表1-003 流通段階別にみた事業者比率

n=3,985

図表1-004 兼業の有無

n=3,979

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- 4 -

2-2 販売事業者の経営実態

1. 簡易損益

売上総利益率はLPガス部門の方が良好であり、LPガス事業が全社での収益性向上に貢献し

ている結果となっている。

2. 販売数量

(1)得意先戸数別事業者割合

得意先戸数別の事業者の比率は「1-150戸」が23.9%で最も多く、「151-300戸」が24.

1%、「301-600戸」が23.0%で続いており、これらの合計で7割を超えている。

LPガス部門 全社

売上高 271,585 1,014,517

売上原価 142,106 761,436

売上総利益 141,850 300,493

(対売上比) (52.2%) (29.6%)

経費 - 278,899

営業損益 - 34,861

(対売上比) - (3.4%)

営業外損益 - 9,641

経常損益 - 43,225

(対売上比) - (4.3%)

図表1-005 販売事業者の損益

図表1-006 得意先戸数別事業者比率

n=3,873

※売上総利益率の算出方法:

売上高÷売上総利益×100(%)

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第1部 調査の概要

- 5 -

(2)得意先戸数別の増加要因

得意先戸数の増加要因としては、「同業他社からの顧客獲得」が最上位となっており一事業者

あたり40.5戸増加している。その他の要因として、「賃貸住宅等への入居」が33.2戸、

「住宅の新設」が24.5戸で続いている。

24.5

2.7

8.4

33.2

0.4

40.5

2.0

0.4

16.3

2.9

9.9

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45

住宅の新設

リフォーム、中古住宅への入居

既設住宅への開栓

賃貸住宅等への入居

帰省、出戻り再入居

同業他社からの顧客獲得

都市ガスからの顧客獲得

電力からの顧客獲得

営業権の譲受

得意先からの指名、紹介

その他

図表1-007 得意先戸数の増加要因(戸、複数回答)

n=1,841

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- 6 -

(3)得意先戸数別の減少要因

得意先戸数の減少要因としては、「同業他社との競合」が一事業者あたり19.4戸で最上位

となっており、競合エネルギーによるものを上回っている。その他の要因として、「賃貸住宅等

からの転出」が14.2戸、「住宅の取り壊し」が10.2戸で続いている。

10.2

4.0

8.9

14.2

2.0

19.4

2.8

4.6

1.4

2.3

0.2

0.0

6.5

0 5 10 15 20 25

住宅の取り壊し

得意先の高齢化

既設住宅の閉栓

賃貸住宅等からの転出

引越、季節利用化

同業他社との競合

都市ガスとの競合

電力との競合

営業権の譲渡

ブローカーの営業

支払不良による解約

質量販売拒否による解約

その他

図表1-008 得意先戸数の減少要因(戸、複数回答)

n=3,320

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第1部 調査の概要

- 7 -

(4)消費量別の家庭用得意先構成比率

消費量別の家庭用得意先構成比率は「5m3以内」が53.0%と過半数を占めている。

3. 小売販売価格

家庭用小売価格の全国平均は「基本料金」、「5m3料金」、「10m3料金」ともに戸建用料金の方

が集合用料金よりもやや安価となっている。

図表1-009 消費量別の得意先構成比率

図表1-010 全国平均小売価格

戸建 n 集合 n

基本料金 1,798円 3,508 1,845円 2,387

5m3使用時 4,578円 3,437 4,607円 2,324

10m3使用時 7,333円 3,370 7,425円 2,308

全国平均

n=4,176,004

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- 8 -

2-3 取引適正化に向けた取組

1. 標準的な料金メニュー

家庭用の料金表は「1種類」の事業者が37.1%、「5種類」までで81.5%を占め、一定

程度の集約が進んでいることがうかがわれる。

2. 家庭用小売料金の開示方法

家庭用小売価格の開示方法として「店頭に料金表を掲示」している事業者が59.9%と最も多

く、「全得意先に料金表を定期的に配布」が37.9%で続いている。

37.9%

10.0%

59.9%

9.9%

8.5%

8.1%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

全得意先に料金表を定期的に配布

一部の得意先に料金表を配布

店頭に料金表を掲示

ホームページで開示

その他

開示していない

図表1-011 家庭用料金表の種類

図表1-012 家庭用小売価格の開示方法(複数回答)

1,434件

822件

442件

201件256件

99件

616件37.1%

58.3%

69.7%74.9%

81.5%84.1%

100.0%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

0

300

600

900

1,200

1,500

1種類 2種類 3種類 4種類 5種類 6種類 7種類以上

全体 累積%

n=3,879

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第1部 調査の概要

- 9 -

3. 料金変更時の通知

小売価格値上げに際し、周知文書へ値上げ理由を記載している事業者が88.5%を占める。

4. 苦情などへの対応

(1)苦情などの記録簿の作成状況

苦情などに対する記録簿の作成状況は、60.4%の事業者が「作成している」と回答している。

図表1-013 値上げ周知文書への値上げ理由の記載(事業者割合)

図表1-014 苦情などの記録簿の作成状況(事業者割合)

n=2,066

n=3,758

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- 10 -

(2)専用相談窓口の設置状況

苦情や相談の対応について、「専用相談窓口を設けている」事業者は14.7%となっている。

5. 契約開始時の説明

14条書面の記載内容を「説明している」事業者は81.8%となっている。

n=3,819

図表1-015 専用相談窓口の設置状況(事業者割合)

図表1-016 14条書面に記載されている内容の説明(事業者割合)

n=3,917

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第1部 調査の概要

- 11 -

6. 契約解除時の供給設備の撤去

契約解除時に供給設備撤去までに要する日数については、大多数の事業者が「7日」までと回答

している。

7. 賃貸型集合住宅における設備負担・LPガスへの転嫁

(1)設備費用を負担したことがある事業者割合

賃貸型集合住宅における設備費用について、「負担したことがある」事業者が57.0%と過半

数を占める。

29件

627件

391件437件

33件

197件

49件

1,473件

346件

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

0日 1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日以上

図表1-017 契約解除時の供給設備撤去日数

図表1-018 設備などの負担について(事業者割合)

n=3,532

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- 12 -

(2)負担したことのある設備内容

費用負担をしたことがある設備としては、「給湯器」が98.5%と圧倒的に多く、「エアコン」

が25.6%で続いている。

(3)負担した設備費用をLPガス料金に転嫁している事業者割合

負担した設備費用のLPガス代金への転嫁について、「転嫁していない」とする事業者が75.

5%と大半を占めるが、4分の1の事業者が「一部」もしくは「全部」の賃貸集合住宅において転

嫁している結果となっている。

98.5%

25.6%

1.3%

8.2%10.3%

0.8% 0.0% 0.8% 0.5%

6.5%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

給湯器

エアコン

テレビ

便座システム

ドアチャイム

WIFIルーター

エレベーター

外壁工事

防犯カメラ

その他

図表1-019 費用負担したことがある設備内容(複数回答)

n=2,032

図表1-020 LPガス代金への転嫁状況(事業者割合)

n=2,154

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第1部 調査の概要

- 13 -

2-4 昨年度との比較(取引適正化に向けた取組について)

1. 標準的な料金メニュー

家庭用の料金表については、今年度、昨年度ともに「1種類」の事業者が4割弱、「5種類」ま

でで8割強を占めている。

2. 家庭用小売料金の開示方法

家庭用小売価格の開示方法について、「店頭に料金表を掲示」している事業者の比率は昨年度の

46.0%に対し、今年度は59.9%となっている。

1,434件

822件

442件

201件256件

99件

616件

1,088件

627件

343件

162件 174件 50件

391件37.1%

58.3%

69.7%

74.9%

81.5%84.1%

100.0%

38.4%

60.5%

72.6%

78.3%

84.4% 86.2%

100.0%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

0

300

600

900

1,200

1,500

1種類 2種類 3種類 4種類 5種類 6種類 7種類以上

今年度

(n=3,870)

昨年度

(n=2,835)

今年度累積% 昨年度累積%

図表1-021 [昨年度比較]家庭用料金表の種類

37.9%

10.0%

59.9%

9.9%

8.5%

8.1%

39.3%

11.2%

46.0%

4.1%

13.1%

8.6%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

全得意先に料金表を定期的に配布

一部の得意先に料金表を配布

店頭に料金表を掲示

ホームページで開示

その他

開示していない今年度

(n=3,879)

昨年度

(n=2,757)

図表1-022 [昨年度比較]家庭用小売価格の開示方法(複数回答)

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- 14 -

3. 料金変更時の通知

小売価格値上げに際し、周知文書へ値上げ理由を記載している事業者の比率は、今年度、昨年度

ともに90%近くを占めている。

4. 苦情などへの対応

(1)苦情などの記録簿の作成状況

苦情などに対する記録簿の作成状況は、今年度、昨年度ともに60%前後の事業者が「作成して

いる」と回答している。

88.5%

86.7%

11.5%

13.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

今年度

(n=2,066)

昨年度

(n=2,866)

記載している 記載していない

図表1-023 [昨年度比較]値上げ周知文書への値上げ理由の記載(事業者割合)

図表1-024 [昨年度比較]苦情などの記録簿の作成状況(事業者割合)

n=3,758

60.4%

59.5%

39.6%

40.5%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

今年度

(n=3,758)

昨年度

(n=2,725)

作成している 作成していない

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第1部 調査の概要

- 15 -

(2)専用相談窓口の設置状況

苦情や相談の対応について、「専用相談窓口を設けている」事業者は今年度、昨年度ともに1割

強となっている。

5. 契約開始時の説明

昨年度は回答の選択肢に「該当なし」が無かったため、単純な比較はできないものの、14条書

面の記載内容を「説明していない」事業者は、今年度、昨年度ともに2~3%となっている。

図表1-025 [昨年度比較]専用相談窓口の設置状況(事業者割合)

14.7%

10.2%

85.3%

89.8%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

今年度

(n=3,819)

昨年度

(n=2,725)

専用相談窓口を

設けている

専用相談窓口を

設けていない

図表1-026 [昨年度比較]14条書面に記載されている内容の説明(事業者割合)

81.8%

96.9%

2.5%

3.1%

15.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

今年度

(n=3,917)

昨年度

(n=2,799)

説明している 説明していない 該当なし

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- 16 -

6. 契約解除時の供給設備の撤去

確認契約解除時に供給設備撤去までに要する日数については、今年度、昨年度ともに大多数の事

業者が「7日」までと回答している。

7. 賃貸型集合住宅における設備負担・LPガスへの転嫁

(1)設備費用を負担したことがある事業者割合

賃貸型集合住宅における設備費用について、「負担したことがある」事業者が今年度、昨年度と

もに過半数を占める。

図表1-027 [昨年度比較]契約解除時の供給設備撤去日数

図表1-028 [昨年度比較]設備などの負担について(事業者割合)

29件

627件

391件437件

33件

197件

49件

1,473件

346件

23件

540件

302件 316件

14件

132件

19件

965件

256件

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

0日 1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日以上

今年度

(n=3,879)

昨年度

(n=2,567)

57.0%

54.7%

43.0%

45.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

今年度

(n=3,532)

昨年度

(n=2,298)

負担したことがある 負担したことはない

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第1部 調査の概要

- 17 -

(2)負担したことのある設備内容

費用負担をしたことがある設備としては、今年度、昨年度ともに「給湯器」が98.5%と圧倒

的に多くなっている。

(3)負担した設備費用をLPガス料金に転嫁している事業者割合

昨年度との比較では、負担した設備費用のLPガス代金への転嫁について、「転嫁していない」

とする事業者比率は増加しているが、その一方で、「設置をした全ての賃貸型集合住宅で転嫁して

いる」事業者の比率が、昨年度の0.2%から9.2%に増加している。

図表1-029 [昨年度比較]費用負担したことがある設備内容(複数回答)

図表1-030 [昨年度比較]LPガス代金への転嫁状況(事業者割合)

98.5%

25.6%

1.3%

8.2% 10.3%

0.8% 0.0% 0.8% 0.5%

6.5%

98.5%

22.9%

1.0% 6.1% 7.7% 0.5% 0.0% 0.5% 1.1% 7.1%0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

給湯器

エアコン

テレビ

便座システム

ドアチャイム

WIFIルー

ター

エレベーター

外壁工事

防犯カメラ

その他

今年度

(n=2,032)

昨年度

(n=1,228)

9.2%

0.2%

15.3%

29.6%

75.5%

70.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

今年度

(n=2,154)

昨年度

(n=1,415)

設置をした全ての

賃貸型集合住宅で

転嫁している

設置をした一部の

賃貸型集合住宅では

転嫁している

転嫁していない

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- 18 -

2-5 販売事業者のヒアリング調査まとめ

取引適正化にむけた省令改正への対応のため取り組んだポイント

賃貸集合住宅において設備費用を負担しながら転嫁しない場合の経費処理について

料金表のなかで標準とはなにか

値上げする際の連絡時期について

原料調整制度の適用について

1 検針票(システム) 設備負担していない 基準価格 一カ月前 〇(一カ月)

2 システム導入 設備負担していない 〃 〃家庭用× 業務用〇(一カ

月)

3 システム変更 資産計上(償却) 〃 〃 適用していない

4 検針票(システム)への表記 資産計上 基本価格 〃 適用していない

5 請求書表記 負担していない 最多適用価格 〃 適用していない

6 検針票(価格表)への表記 設備負担していない 基準価格 〃 適用していない(仕入連動)

7 検針伝票 資産計上 最多適用価格 〃 適用していない

8 検針票表記 設備負担していない 〃 〃 適用していない

9 検針システム変更 〃 顧客の9割適用 〃 適用していない

10 検針伝票 〃 最多適用価格 一カ月前 適用していない

11 検針表未対応(対応予定) 〃 未回答 一カ月前 適用していない

12 検針票(システム)への表記 一種類 前日 〇(三ケ月)

13 検針伝票表記 設備負担していない 標準価格 〃 適用していない

14 請求書等 設備負担していない 顧客の9割適用 一カ月前 〇(一カ月)

15 検針伝票(料金メニュー) 資産計上 一種類 一カ月前 適用していない

16 検針票等 負担していない 基準料金 一カ月前 適用していない

17 請求書表記変更(システム) 負担していない 基準料金 一カ月前家庭用× 業務用〇(一カ

月)

18検針票(検針お知らせ)への

表記資産計上(償却)

0.1〜5.0㎥:560円、5.1~15.0㎥:550

円、15.1~30.0㎥:540円、

30.1~100.0円:520円一カ月前 適用していない

19 検針票(表記変更) 資産 基準料金体系 一カ月前 適用していない

20 検針票への表記 負担していない 複数二部料金 一カ月前 〇(三ケ月)

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第1部 調査の概要

- 19 -

取引適正化にむけた省令改正への対応のため取り組んだポイント

賃貸集合住宅において設備費用を負担しながら転嫁しない場合の経費処理について

料金表のなかで標準とはなにか

値上げする際の連絡時期について

原料調整制度の適用について

21 検針票への表記 設備負担していない 基準価格 一カ月前 適用していない

22 請求書への表記 回答なし簡易ガスで一番多く適用して

いる料金体系一カ月前 〇(一カ月)

23 請求書等 設備負担していない 料金表一種類 前日 〇(三ケ月)

24 検針票対応予定 資産計上(コンロ、給湯器) 平均単価 一カ月前 〇(一カ月)

25 請求書への表記 設備負担していない 最多適用価格 一カ月前 適用していない

26 検針票(システム) 資産計上(償却) 一番高い価格 一カ月前 適用していない

27 検針票表記 設備負担あり 資産計上 基準価格 一カ月前 適用していない

28 請求書 設備負担していない 標準価格 前日 〇(一カ月)

29 検針票への表記 資産計上 標準価格 一カ月前 適用していない

30ホームページ(検針票には以

前から表記)資産計上 基本価格 一カ月前 適用していない

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- 20 -

2-6 充填事業者の実態

1. 充填施設の事業概要

(1)充填所の事業構成

充填所の事業構成は、「LPガス卸売事業者」が70.3%と最も多く、「独立系充填事業

者」が27.7%で続いている。

(2)充填所の兼業状況

充填所の兼業状況は、「LPガス販売事業を兼業している」充填所が84.8%と大部分を占

めている。

図表1-031 充填所の事業構成

n=101

図表1-032 充填所の兼業状況

n=99

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第1部 調査の概要

- 21 -

(3)従事者数

従事者数の平均値について、充填員では「LPガス従事者(従業員)」は「需要期」が4.6

7名、「不需要期」が4.60名となっている。また、「パート・アルバイト」は季節を問わず

1.06名となっている。

配送員にでは、「LPガス従事者(従業員)」が4.93名、「パート・アルバイト」が0.

44名となっている。

2. 災害用発電設備

充填(製造)用の災害時用発電設備の保有状況は、「準備する予定はない」が77.7%を占

めている。

図表1-033 従事者数(平均値)

n=94

図表1-034 災害時用発電設備の保有状況

平均値 n 平均値 n

需要期 4.67 97 1.06 72

不需要期 4.60 88 1.06 64

4.93 87 0.44 57

パート・アルバイト

配送員

LPガス従事者

充填員

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- 22 -

3. BCP策定

BCPの策定状況については、「いいえ」(策定していない)充填所が42.7%を占めてい

る。

4. 災害時の共同利用

(1)充填受入

災害時における、充填所の共同利用や他充填所の依頼による充填受入の体制(契約)にあるか

否かについては、「はい」(体制にある)と回答した充填所は13.6%にとどまっている。

n=82

図表1-035 BCP策定状況

図表1-036 充填受入

n=88

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第1部 調査の概要

- 23 -

(2)供給継続体制

自充填所が被災した際の供給継続体制(契約)については、「自社運営の別充填所から供給を

継続」が48.7%、「他の充填所運営事業者との委託(契約)で対応」51.3%となってい

る。

n=78

図表1-037 供給継続体制

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第2部

LPガス事業者の経営実態調査

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 24 -

第1章 調査の実施内容

1-1 調査研究の目的

本調査は、全国のLPガス販売事業者における経営の合理化、近代化を図り、LPガスを低廉

で安定的に供給することに資する情報を把握するため、LPガス販売事業者の経営実態調査し、

検証・分析を行った。

また、この調査は、取引の適正化、料金構造の改善、消費者への情報提供の見直しを通じた消

費者利益の増進を図ることで、今後のLPガス販売事業者の経営改善・体質強化等に資すること

も目的としている。

1-2 調査の実施概要

1. LPガス販売事業者向けアンケート調査及びヒアリング調査

全国LPガス販売事業者のうち、10,000事業者を対象とし、販売状況、収支決算状況、合理化及び

近代化の対応状況、将来における展望等を都道府県別に実施した。また、消費者利益の増進を図ること

で選ばれるエネルギーになるための事業者の事業のあり方について、より深い理解を得るため、30事業

者に対し、ヒアリング調査を行った。

2. 調査結果の取りまとめ

上記のアンケート調査の分析結果を踏まえ、またこれまでの調査結果との比較を行うことで、経営の

課題や問題点を抽出し、経営改善に資する方策等について検討し、結果を取りまとめた。

3. 調査実施期間、回収率

アンケートの実施期間は、平成30年7月~9月。全体での回収率は40.6%となった。

4. 調査項目

(1)経営環境調査

・資本金、従業員、組織形態、中小企業比率等

・兼業の有無

・小売販売状況(数量、得意先、配送形態等)

・仕入状況(数量、価格等)

・コスト内訳

・収支決算状況(全社、LPガス部門)

・集中監視システムの導入世帯割合・件数、認定事業所制度の事業所単位ニーズ

・液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律第14条に基づく書面の関連事項

・販売契約解約時の対応状況

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- 25 -

・質量販売の実施状況

・FRP容器の活用状況(活用している、していない、する予定の別等)

・電力小売事業への登録および電力会社との業務提携締結状況

・将来における展望(販売事業の継続意向、事業多角化意向等)

・決済方法(集金、口座引き落とし、カード決済、コンビニ決済等の導入状況 等)

・300kg以上のバルクによる供給件数及びバルク台数、バルク供給の運営における課題等

(2)小売価格に関する調査

・小売価格状況(価格、料金表の種類等)

・料金体系

・小売価格(基本料金、価格構造開示意向等)

・請求、集金

・小売価格決定根拠、改訂方法

・小売価格の低廉化について

・エネルギー間競争時代の小売価格(あり方、意向 等)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 26 -

第2章 販売事業者の概要

2-1 組織形態、流通段階、経営者の年齢

1. 組織形態別にみた事業者比率

組織形態別の事業者数は「(法人経営)会社組織」が62.1%と最も多く、「個人経営」、

「(法人経営)組合」が続いている。

合計 個人経営(法人経営)

会社組織(法人経営)

組合その他

100.0% 33.7% 62.1% 4.0% 0.3%

(4,041) (1,361) (2,508) (161) (11)

100.0% 17.4% 74.6% 8.0% 0.0%

(213) (37) (159) (17) (0)

100.0% 37.5% 66.0% 2.0% 0.5%

(637) (239) (382) (13) (3)

100.0% 32.1% 63.1% 4.6% 0.2%

(1,248) (400) (787) (58) (3)

100.0% 39.6% 65.9% 5.5% 0.3%

(381) (108) (251) (21) (1)

100.0% 46.7% 50.8% 2.3% 0.3%

(565) (264) (287) (13) (1)

100.0% 23.6% 56.9% 4.1% 0.4%

(246) (58) (177) (10) (1)

100.0% 40.9% 54.3% 5.8% 0.0%

(186) (76) (101) (9) (0)

100.0% 31.9% 64.1% 3.6% 0.4%

(551) (176) (353) (20) (2)

100.0% 21.4% 78.6% 0.0% 0.0%

(14) (3) (11) (0) (0)

九州

沖縄

全体

北海道

東北

関東

中部

近畿

中国

四国

n=4,041

図表2-002 [地域別]組織形態別にみた事業者比率

【再掲】図表2-001 組織形態別にみた事業者比率(SA)

※上段は地域の全体に対する割合、下段は回答数を示す。

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- 27 -

2. 流通段階別にみた事業者比率

流通段階別の事業者数は「小売専業者」が91.2%と大部分を占め、「卸売小売兼業者」が

8.4%となっている。

合計 卸売専業者 卸売小売兼業者 小売専業者

100.0% 0.5% 8.4% 91.2%

(3,985) (19) (333) (3,633)

100.0% 0.9% 12.2% 86.9%

(213) (2) (26) (185)

100.0% 0.2% 9.1% 90.8%

(629) (1) (57) (571)

100.0% 0.6% 6.4% 93.0%

(1,226) (7) (79) (1,140)

100.0% 1.1% 10.6% 88.3%

(377) (4) (40) (333)

100.0% 0.0% 8.2% 91.9%

(557) (0) (45) (512)

100.0% 1.2% 13.6% 85.2%

(243) (3) (33) (207)

100.0% 1.5% 7.7% 91.8%

(183) (1) (14) (168)

100.0% 0.2% 7.0% 92.8%

(544) (1) (38) (505)

100.0% 0.0% 7.7% 92.3%

(13) (0) (1) (12)

九州

沖縄

全体

北海道

東北

関東

中部

近畿

中国

四国

【再掲】図表2-003 流通段階別にみた事業者比率

図表2-004 [地域別]流通段階別にみた事業者比率

※上段は地域の全体に対する割合、下段は回答数を示す。

n=3,985

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 28 -

3. 資本金規模の分布

資本金規模は「1,000万円以下」の事業者が大多数を占めている。

1,893件

683件

110件 114件

0

300

600

900

1,200

1,500

1,800

2,100

1,000万円以下 1,000万円超

5,000万円以下

5,000万円超

1億円以下

1億円以上

事業者数

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

1,000万円以下 1,000万円超

5,000万円以下

5,000万円超

1億円以下

1億円以上

全体 北海道 東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄

図表2-005 資本金規模の分布

n=2,800

図表2-006 [地域別]資本金規模の分布

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- 29 -

4. 経営者の年齢

経営者の年齢の分布は「60代」が35.19%と最も多く、以下、「50代」が23.89%、

「70代」が18.19%で続いている。

2015年の国勢調査との比較では、40歳代以下の若年層の経営者が少ない事がうかがわれ

る。

11.93%

15.04%

17.73%

14.89%

17.45%

13.47%

9.49%

0.15%

2.23%

12.54%

23.89%

35.19%

18.19%

7.81%

-40% -30% -20% -10% 0% 10% 20% 30% 40%

20代

30代

40代

50代

60代

70代

80代以上

2015年国勢調査 事業者(n=4,035)

図表2-007 経営者の年齢分布

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 30 -

2-2 LPガス事業従事者

1. LPガス事業の従事者数

1事業者あたりのLPガス事業従事者数(男女合計)の全国平均値は7.3人となっている。

地域別では「沖縄」が17.4人と最も多く、「中国」が11.0人で続いている。

2. LPガス事業従事者の平均年齢

LPガス事業従事者の平均年齢は「男性」50.2歳、「女性」53.8歳となっている。

男性 女性

50.2歳 53.8歳

(2,927) (2,773)

50.1歳 50.0歳

(169) (143)

49.4歳 53.1歳

(486) (440)

51.3歳 54.6歳

(891) (839)

49.6歳 54.5歳

(280) (276)

50.0歳 54.5歳

(365) (361)

49.4歳 52.9歳

(192) (184)

51.1歳 56.0歳

(125) (117)

49.9歳 53.2歳

(406) (403)

43.0歳 48.4歳

(13) (10)

九州

沖縄

全体

北海道

東北

関東

中部

近畿

中国

四国

7.3人

6.1人

5.2人

9.0人

8.4人

5.5人

11.0人

3.8人

6.2人

17.4人

0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20

全体(n=2927)

北海道(n=169)

東北(n=486)

関東(n=891)

中部(n=280)

近畿(n=365)

中国(n=192)

四国(n=125)

九州(n=406)

沖縄(n=13)

図表2-008 [地域別]LPガス事業平均従事者数

※上段は地域の平均値、下段は回答数を

示す。

※未回答者がいるため、内訳の計は必ず

しも「全体」と一致しない。

※集計は回答事業者単位で行った。

図表2-009 [地域別]LPガス事業従事者平均年齢

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- 31 -

3. LPガス事業従事者の平均年収

LPガス事業従事者の平均年収は「男性」が359.4万円、「女性」が225.7万円とな

っている

地域別では、男女とも「中部」が最も高くなっている。

男性 女性

359.4万円 225.7万円

(2,560) (2,437)

371.2万円 238.8万円

(149) (128)

319.9万円 234.8万円

(429) (389)

353.7万円 207.4万円

(776) (733)

419.0万円 263.3万円

(248) (245)

370.9万円 217.6万円

(304) (303)

392.0万円 243.0万円

(172) (164)

311.7万円 206.0万円

(109) (102)

362.9万円 227.5万円

(361) (364)

329.0万円 217.9万円

(12) (9)

九州

沖縄

全体

北海道

東北

関東

中部

近畿

中国

四国

※上段は地域の平均値、下段は回答数を

示す。

※未回答者がいるため、内訳の計は必ず

しも「全体」と一致しない。

※集計は回答事業者単位で行った。

図表2-010 [地域別]LPガス事業従事者平均年収

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 32 -

2-3 パート・アルバイト

パート・アルバイト人数別事業者数分布

パート・アルバイト数が「1人」および「2人」の事業者が大部分を占めている。

840件

333件

135件

65件27件 12件 11件 7件 3件

54件

0

300

600

900

1人 2人 3人 4人 5人 6人 7人 8人 9人 10人以上

事業者数

図表2-011 パート・アルバイト人数別事業者数分布

n=1,487

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- 33 -

2-4 LPガス事業とその他の事業兼業について

1. 兼業の有無

LPガス以外の事業との兼業状況について、「その他事業と兼業である」と回答した事業者が

79.1%を占めている。

2. 兼業の内訳

LPガス事業以外の事業について、「灯油等石油製品販売」に62.3%の事業者が従事して

おり最も多く、「住宅設備工事」が31.9%で続いている。

【再掲】図表2-012 兼業の有無

n=3,979

図表2-013 兼業の内訳(上位5事業、複数回答)

n=3,146

62.3%

31.9%

26.9%

22.3%

22.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

灯油等石油製品

住宅設備工事

SS経営

食料品、雑貨

給排水(上・下水道)工事

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 34 -

3. 兼業の売上構成

LPガス事業以外の事業の1事業者あたりの売上構成比の平均値は、「ガソリンスタンド経

営」が39.0%と、全社売上に占める比率が最も高く、以下、「灯油等石油製品販売」が2

0.6%となっている。

39.0%

20.6%

12.3%

11.8%

10.9%

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45%

SS経営

灯油等石油製品

給排水(上・下水道)工事

食料品、雑貨

ガス事業

n=3,146

図表2-014 兼業の売上構成(上位5事業、複数回答)

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- 35 -

第3章 販売の実態(販売数量)

3-1 小売販売数量

1. 地域別の年間販売数量

LPガスの小売年間販売数量は全国平均で1,218.0トンとなっている。地域別では、

「中部」が4,235.9トンと最も多くなっている。

1218.0

218.5

1606.7

614.4

4235.9

1166.4

375.3 342.5495.8 537.3

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

図表2-015 [地域別]小売年間販売数量(トン)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 36 -

2. 用途別の年間販売比率

用途別の販売比率について全国平均では「家庭用」が34.7%、「農・工業用」が26.

4%となっている。

34.7%

40.8%

17.9%

55.2%

15.4%

25.7%

52.4%

40.8%

45.0%

55.6%

18.6%

38.4%

11.1%

23.5%

10.3%

14.5%

26.5%

18.1%

30.7%

29.1%

3.3%

1.0%

7.7%

3.9%

2.2%

1.6%

2.6%

1.8%

1.7%

4.8%

26.4%

13.6%

58.4%

10.9%

26.6%

43.9%

12.8%

36.7%

19.5%

10.4%

2.4%

0.4%

0.3%

1.7%

6.5%

0.4%

0.9%

0.6%

0.2%

0.1%

14.5%

5.8%

4.6%

4.8%

39.0%

13.8%

4.7%

2.1%

3.0%

全体

(n=3,351,772)

北海道

(n=72,349)

東北

(n=461,049)

関東

(n=976,475)

中部

(n=889,653)

近畿

(n=337,542)

中国

(n=178,220)

四国

(n=43,293)

九州

(n=382,659)

沖縄

(n=10,533)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

家庭用 業務用 簡易ガス 農・工業用 質量販売 その他

図表2-016 [地域別]用途別年間販売比率(販売数量割合)

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- 37 -

3-2 得意先戸数

地域別の得意先戸数(一事業者あたり平均)

一事業者あたりの得意先戸数は全国平均で1790.1戸となっている。地域別では、「沖

縄」が4054.7戸と最も多く、「四国」が779.8戸で最も少なくなっている。

1,790.1

1,199.7

995.9

2,649.2

2,294.6

928.4

2,618.2

779.8

1,483.4

4,054.7

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

全体

(n=3923)

北海道

(n=213)

東北

(n=625)

関東

(n=1205)

中部

(n=361)

近畿

(n=554)

中国

(n=237)

四国

(n=180)

九州

(n=534)

沖縄

(n=14)

図表2-017 [地域別]一事業者あたり平均得意先平均戸数(戸)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 38 -

3-3 得意先戸数規模別事業者数

1. 得意先戸数別の事業者比率

得意先戸数別の事業者の比率は「1-150戸」が24.1%で最も多く、「1-150戸」が23.

9%、「301-600戸」が23.0%で続いており、これらの合計で7割を超えている。

2. 販売数量規模別の事業者比率

販売数量規模の事業者の比率は「10トン未満」が38.6%で最も多く、以下、「25トン以上

50トン未満」が20.6%、「10トン以上25トン未満」が12.9%で続いている。

【再掲】図表2-018 得意先戸数別事業者比率

n=3,873

図表2-019 販売数量規模別の事業者比率

n=1,286

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- 39 -

3-4 得意先戸数の増減とその理由

1. 得意先戸数の増加要因

得意先戸数の増加要因としては、「同業他社からの顧客獲得」が最上位となっており一事業者

あたり40.5戸増加している。その他の要因として、「賃貸住宅等への入居」が33.2戸、

「住宅の新設」が24.5戸で続いている。

24.5

2.7

8.4

33.2

0.4

40.5

2.0

0.4

16.3

2.9

9.9

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45

住宅の新設

リフォーム、中古住宅への入居

既設住宅への開栓

賃貸住宅等への入居

帰省、出戻り再入居

同業他社からの顧客獲得

都市ガスからの顧客獲得

電力からの顧客獲得

営業権の譲受

得意先からの指名、紹介

その他

【再掲】図表2-020 得意先戸数の増加要因(戸)

n=1,841

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 40 -

2. 得意先戸数の減少要因

得意先戸数の減少要因としては、「同業他社との競合」が一事業者あたり19.4戸で最上位

となっており、競合エネルギーによるものを上回っている。その他の要因として、「賃貸住宅等

からの転出」が14.2戸、「住宅の取り壊し」が10.2戸で続いている。

10.2

4.0

8.9

14.2

2.0

19.4

2.8

4.6

1.4

2.3

0.2

0.0

6.5

0 5 10 15 20 25

住宅の取り壊し

得意先の高齢化

既設住宅の閉栓

賃貸住宅等からの転出

引越、季節利用化

同業他社との競合

都市ガスとの競合

電力との競合

営業権の譲渡

ブローカーの営業

支払不良による解約

質量販売拒否による解約

その他

【再掲】図表2-021 得意先戸数の減少要因(戸)

n=3,320

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- 41 -

3. 得意先戸数別の増加要因

得意先戸数別の増加要因は下図の通りとなっている。

320.0

22.1

98.6

365.2

1.9

565.6

27.3

4.0

225.4

31.4

139.3

0 100 200 300 400 500 600

住宅の新設

リフォーム、中古住宅への入居

既設住宅への開栓

賃貸住宅等への入居

帰省、出戻り再入居

同業他社からの顧客獲得

都市ガスからの顧客獲得

電力からの顧客獲得

営業権の譲受

得意先からの指名、紹介

その他

18.0

3.3

9.8

38.6

0.8

20.4

0.8

0.1

10.8

3.7

4.3

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45

住宅の新設

リフォーム、中古住宅への入居

既設住宅への開栓

賃貸住宅等への入居

帰省、出戻り再入居

同業他社からの顧客獲得

都市ガスからの顧客獲得

電力からの顧客獲得

営業権の譲受

得意先からの指名、紹介

その他

8.0

2.5

4.0

21.3

0.5

7.8

0.5

0.1

3.3

1.4

2.0

0 5 10 15 20 25

住宅の新設

リフォーム、中古住宅への入居

既設住宅への開栓

賃貸住宅等への入居

帰省、出戻り再入居

同業他社からの顧客獲得

都市ガスからの顧客獲得

電力からの顧客獲得

営業権の譲受

得意先からの指名、紹介

その他

3.7

1.4

1.4

9.6

0.3

3.1

0.2

0.1

0.8

0.8

0.6

0 2 4 6 8 10 12

住宅の新設

リフォーム、中古住宅への入居

既設住宅への開栓

賃貸住宅等への入居

帰省、出戻り再入居

同業他社からの顧客獲得

都市ガスからの顧客獲得

電力からの顧客獲得

営業権の譲受

得意先からの指名、紹介

その他

1.2

0.8

0.8

4.2

0.2

1.3

0.1

0.1

0.4

0.7

0.2

0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5

住宅の新設

リフォーム、中古住宅への入居

既設住宅への開栓

賃貸住宅等への入居

帰省、出戻り再入居

同業他社からの顧客獲得

都市ガスからの顧客獲得

電力からの顧客獲得

営業権の譲受

得意先からの指名、紹介

その他

0.4

0.5

0.5

1.6

0.3

0.9

0.1

0.2

0.7

0.4

0.1

0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8

住宅の新設

リフォーム、中古住宅への入居

既設住宅への開栓

賃貸住宅等への入居

帰省、出戻り再入居

同業他社からの顧客獲得

都市ガスからの顧客獲得

電力からの顧客獲得

営業権の譲受

得意先からの指名、紹介

その他

0.3

0.2

0.2

1.0

0.1

0.8

0.0

0.1

0.1

0.2

0.1

0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2

住宅の新設

リフォーム、中古住宅への入居

既設住宅への開栓

賃貸住宅等への入居

帰省、出戻り再入居

同業他社からの顧客獲得

都市ガスからの顧客獲得

電力からの顧客獲得

営業権の譲受

得意先からの指名、紹介

その他

図表2-023 得意先戸数151-300戸(戸) 図表2-022 得意先戸数1-150戸(戸)

図表2-028 得意先戸数5000戸以上(戸)

n=165

図表2-024 得意先戸数301-600戸(戸) 図表2-025 得意先戸数601-1000戸(戸)

図表2-026 得意先戸数1001-2500戸(戸) 図表2-027 得意先戸数2501-4999戸(戸)

n=464 n=279

n=334

n=325 n=141

n=119

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 42 -

4. 得意先戸数別の減少要因

得意先戸数別減少要因は下図の通りとなっている。

188.7

17.0

170.7

214.5

32.2

398.5

47.9

55.0

16.3

27.0

1.6

0.0

137.9

0 50 100 150 200 250 300 350 400 450

住宅の取り壊し

得意先の高齢化

既設住宅の閉栓

賃貸住宅等からの転出

引越、季節利用化

同業他社との競合

都市ガスとの競合

電力との競合

営業権の譲渡

ブローカーの営業

支払不良による解約

質量販売拒否による解約

その他

16.0

9.7

13.2

41.6

3.5

27.4

4.2

9.3

0.0

5.4

0.3

0.0

5.5

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45

住宅の取り壊し

得意先の高齢化

既設住宅の閉栓

賃貸住宅等からの転出

引越、季節利用化

同業他社との競合

都市ガスとの競合

電力との競合

営業権の譲渡

ブローカーの営業

支払不良による解約

質量販売拒否による解約

その他

7.2

5.8

4.6

20.2

1.5

10.3

1.8

5.0

0.7

2.8

0.3

0.0

1.9

0 5 10 15 20 25

住宅の取り壊し

得意先の高齢化

既設住宅の閉栓

賃貸住宅等からの転出

引越、季節利用化

同業他社との競合

都市ガスとの競合

電力との競合

営業権の譲渡

ブローカーの営業

支払不良による解約

質量販売拒否による解約

その他

3.7

6.2

3.9

7.9

1.1

4.6

1.3

3.5

0.1

1.8

0.3

0.1

2.7

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

住宅の取り壊し

得意先の高齢化

既設住宅の閉栓

賃貸住宅等からの転出

引越、季節利用化

同業他社との競合

都市ガスとの競合

電力との競合

営業権の譲渡

ブローカーの営業

支払不良による解約

質量販売拒否による解約

その他

2.0

3.4

1.6

3.0

0.6

2.1

0.8

2.3

0.2

1.1

0.2

0.0

1.1

0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0

住宅の取り壊し

得意先の高齢化

既設住宅の閉栓

賃貸住宅等からの転出

引越、季節利用化

同業他社との競合

都市ガスとの競合

電力との競合

営業権の譲渡

ブローカーの営業

支払不良による解約

質量販売拒否による解約

その他

1.4

2.3

1.0

1.1

0.4

1.4

0.4

1.5

0.0

0.6

0.1

0.0

0.2

0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5

住宅の取り壊し

得意先の高齢化

既設住宅の閉栓

賃貸住宅等からの転出

引越、季節利用化

同業他社との競合

都市ガスとの競合

電力との競合

営業権の譲渡

ブローカーの営業

支払不良による解約

質量販売拒否による解約

その他

0.8

1.5

0.5

0.5

0.2

0.6

0.4

0.8

1.5

0.4

0.0

0.0

0.2

0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8

住宅の取り壊し

得意先の高齢化

既設住宅の閉栓

賃貸住宅等からの転出

引越、季節利用化

同業他社との競合

都市ガスとの競合

電力との競合

営業権の譲渡

ブローカーの営業

支払不良による解約

質量販売拒否による解約

その他

図表2-029 得意先戸数1-150戸(戸)

図表2-031 得意先戸数301-600戸(戸) 図表2-032 得意先戸数601-1000戸(戸)

図表2-034 得意先戸数2501-4999戸(戸)

図表2-035 得意先戸数5000戸以上(戸)

n=131

n=729

図表2-030 得意先戸数151-300戸(戸)

n=779

n=711 n=367

図表2-033 得意先戸数1001-2500戸(戸)

n=369

n=131

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- 43 -

3-5 得意先の消費量別構成

1. 消費量別の得意先構成比率

消費量別の家庭用得意先構成比率は「5m3以内」が53.0%と過半数を占めている。

2. 地域別の消費量別得意先構成比率

地域別の消費量別家庭用得意先構成比率について、「5m3以内」が「北海道」で78.1%、

「沖縄」が65.2%とその比率が高くなっている。

50.3%

78.1%

64.3%

46.0%

40.7%

49.1%

47.7%

59.1%

57.5%

65.2%

23.6%

11.5%

17.2%

22.3%

38.4%

21.5%

23.3%

20.6%

21.2%

20.9%

12.0%

5.1%

8.5%

14.1%

11.2%

13.0%

12.3%

9.6%

10.4%

8.1%

6.7%

2.4%

4.4%

8.5%

4.3%

7.9%

8.0%

5.5%

5.4%

3.3%

5.0%

1.5%

3.5%

6.3%

3.3%

5.2%

6.5%

2.9%

3.6%

1.9%

2.5%

1.4%

2.1%

2.8%

2.2%

3.3%

2.2%

2.4%

1.9%

0.7%

全体

(n=3,178)

北海道

(n=176)

東北

(n=534)

関東

(n=955)

中部

(n=290)

近畿

(n=439)

中国

(n=188)

四国

(n=139)

九州

(n=446)

沖縄

(n=11)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

5m3以内 5m3超

-

10m3以内

10m3超

-

15m3以内

15m3超

-

20m3以内

20m3超

-

30m3以内

30m3超

【再掲】図表2-036 消費量別の得意先構成比率

図表2-037 [地域別]消費量別の得意先構成比率

n=4,176,004

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 44 -

3-6 都道府県別単位消費量

都道府県別の単位消費量

都道府県別家庭用の年間単位消費量は、以下の図表の通りとなっている。

神奈

109 109 170 185 157 160 169 188 189 212 212 232 238 157 152 153 219 149 184 194 224 221

福井

滋賀

京都

大阪

兵庫

奈良

歌山

鳥取

島根

岡山

広島

山口

徳島

香川

愛媛

高知

福岡

佐賀

長崎

熊本

大分

宮崎

鹿

児島

213 227 216 242 200 217 169 169 182 169 190 148 153 143 162 137 187 164 178 152 161 138 136

近畿 中国 四国 九州

沖縄

210 171 149 162132

全体

東北 関東 中部

178 106150 196 206

図表2-038 都道府県別単位消費量(kg/年・戸)

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- 45 -

第4章 販売の実態(小売価格)

4-1 家庭用小売価格

1. 全国平均価格

家庭用小売価格の全国平均は「基本料金」、「5m3料金」、「10m3料金」ともに戸建用料金の方

が集合用料金よりもやや安価となっている。

2. 地域別平均価格

(1)戸建:基本料金

戸建用の基本料金は「関東」が1,715円と安価な一方で、「北海道」では2,057円と

高くなっている。

1,798円

2,057円

1,811円

1,715円

1,823円 1,829円

1,903円

1,804円

1,770円

1,719円

1,500

1,600

1,700

1,800

1,900

2,000

2,100

全体

(n=3,508)

北海道

(n=187)

東北

(n=559)

関東

(n=1,067)

中部

(n=338)

近畿

(n=481)

中国

(n=216)

四国

(n=163)

九州

(n=484)

沖縄

(n=13)

戸建 n 集合 n

基本料金 1,798円 3,508 1,845円 2,387

5m3使用時 4,578円 3,437 4,607円 2,324

10m3使用時 7,333円 3,370 7,425円 2,308

全国平均

【再掲】図表2-039 全国平均小売価格

図表2-040 [地域別]戸建用基本料金

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 46 -

(2)戸建:5m3料金

戸建用の5m3料金は「関東」が4,222円と安価になっている。

(3)戸建:10m3料金

戸建用の10m3料金においても「関東」が6,742円と安価になっている。

7,333円

8,999円

7,908円

6,742円7,102円 7,171円

7,656円7,377円 7,526円 7,559円

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

全体

(n=3,370)

北海道

(n=171)

東北

(n=527)

関東

(n=1,025)

中部

(n=329)

近畿

(n=461)

中国

(n=210)

四国

(n=162)

九州

(n=472)

沖縄

(n=13)

4,578円

5,564円

4,864円

4,222円

4,575円4,448円

4,808円4,557円

4,684円 4,605円

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

全体

(n=3,437)

北海道

(n=182)

東北

(n=548)

関東

(n=1,044)

中部

(n=327)

近畿

(n=469)

中国

(n=212)

四国

(n=169)

九州

(n=473)

沖縄

(n=13)

図表2-041 [地域別]戸建用5m3料金

図表2-042 [地域別]戸建用10m3料金

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- 47 -

(4)集合:基本料金

集合用の基本料金は「沖縄」が1,763円、「関東」が1,769円と安価になっている。

(5)集合:5m3料金

集合用の5m3料金は「関東」が4,259円と安価になっている。

4,607円

5,276円

4,757円

4,259円

4,575円 4,494円

4,906円4,634円

4,854円 4,743円

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

全体

(n=2,324)

北海道

(n=138)

東北

(n=346)

関東

(n=714)

中部

(n=208)

近畿

(n=284)

中国

(n=150)

四国

(n=96)

九州

(n=375)

沖縄

(n=13)

1,845円

2,024円

1,839円

1,769円

1,886円 1,894円

1,938円

1,854円

1,832円

1,763円

1,600

1,650

1,700

1,750

1,800

1,850

1,900

1,950

2,000

2,050

全体

(n=2,387)

北海道

(n=138)

東北

(n=360)

関東

(n=726)

中部

(n=224)

近畿

(n=298)

中国

(n=153)

四国

(n=94)

九州

(n=381)

沖縄

(n=13)

図表2-043 [地域別]集合用基本料金

図表2-044 [地域別]集合用5m3料金

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 48 -

(6)集合:10m3料金

集合用の10m3料金においても「関東」が6,906円と安価になっている。

7,425円

8,893円

7,933円

6,906円7,265円 7,205円

7,785円7,441円 7,529円

7,796円

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

全体

(n=2,308)

北海道

(n=128)

東北

(n=343)

関東

(n=705)

中部

(n=210)

近畿

(n=286)

中国

(n=150)

四国

(n=95)

九州

(n=378)

沖縄

(n=13)

図表2-045 [地域別]集合用10m3料金

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- 49 -

3. 都道府県別平均価格

都道府県別の家庭用小売価格は下表の通りとなっている。

戸建 集合 戸建 集合 戸建 集合

1,798円 1,845円 4,578円 4,607円 7,333円 7,425円

2,057円 2,024円 5,564円 5,276円 8,999円 8,893円

青森県 1,817円 1,859円 5,298円 4,895円 8,192円 8,356円

秋田県 1,864円 1,820円 5,093円 4,932円 8,366円 8,105円

岩手県 1,927円 1,962円 4,976円 4,933円 8,167円 8,136円

宮城県 1,724円 1,761円 4,367円 4,476円 7,354円 7,441円

山形県 1,858円 1,872円 4,922円 4,996円 8,302円 8,341円

福島県 1,740円 1,804円 4,707円 4,572円 7,484円 7,589円

茨城県 1,684円 1,728円 4,201円 4,228円 6,779円 6,962円

栃木県 1,657円 1,761円 4,227円 4,444円 6,786円 7,114円

群馬県 1,708円 1,712円 4,093円 4,112円 6,704円 6,816円

埼玉県 1,677円 1,730円 4,134円 4,265円 6,483円 6,794円

千葉県 1,652円 1,789円 4,150円 4,177円 6,489円 6,743円

東京都 1,657円 1,721円 3,900円 4,064円 6,442円 6,684円

神奈川県 1,651円 1,710円 4,031円 3,982円 6,173円 6,431円

新潟県 1,878円 1,934円 4,372円 4,282円 7,275円 7,182円

山梨県 1,664円 1,760円 4,099円 4,146円 6,686円 6,750円

長野県 1,860円 1,862円 4,423円 4,475円 7,192円 7,297円

静岡県 1,775円 1,825円 4,743円 4,678円 7,230円 7,382円

富山県 1,968円 2,039円 4,830円 5,157円 7,792円 8,259円

石川県 1,855円 1,898円 4,841円 4,808円 7,897円 7,859円

岐阜県 1,746円 1,797円 4,694円 4,701円 7,611円 7,674円

愛知県 1,792円 1,882円 4,273円 4,485円 6,810円 7,101円

三重県 1,803円 1,861円 4,776円 4,473円 6,846円 7,037円

福井県 1,776円 1,855円 4,406円 4,478円 6,932円 7,071円

滋賀県 1,759円 1,776円 4,229円 4,335円 6,838円 6,912円

京都府 1,865円 1,809円 4,725円 4,539円 7,522円 7,217円

大阪府 1,831円 1,727円 4,133円 4,304円 6,711円 6,896円

兵庫県 1,928円 1,927円 4,677円 4,712円 7,458円 7,523円

奈良県 1,748円 1,807円 4,257円 4,251円 6,922円 6,899円

和歌山県 1,861円 2,278円 4,454円 4,451円 7,187円 7,089円

鳥取県 1,853円 1,869円 4,949円 4,989円 7,972円 7,966円

島根県 1,971円 1,900円 4,798円 4,693円 7,681円 7,676円

岡山県 1,880円 2,061円 4,531円 4,848円 7,441円 7,741円

広島県 1,854円 1,888円 4,742円 4,843円 7,397円 7,546円

山口県 1,973円 1,960円 5,042円 5,091円 7,958円 8,080円

徳島県 1,785円 1,848円 4,520円 4,726円 7,318円 7,489円

香川県 1,813円 1,815円 4,473円 4,376円 7,405円 7,328円

愛媛県 1,874円 1,953円 4,774円 4,853円 7,609円 7,695円

高知県 1,762円 1,811円 4,484円 4,550円 7,215円 7,278円

福岡県 1,932円 2,014円 4,830円 4,945円 7,581円 7,736円

佐賀県 1,863円 1,948円 4,643円 4,750円 7,418円 7,524円

長崎県 1,705円 1,785円 4,729円 4,730円 7,715円 7,670円

熊本県 1,704円 1,748円 4,639円 5,158円 7,507円 7,401円

大分県 1,712円 1,762円 4,490円 4,643円 7,297円 7,356円

宮崎県 1,785円 1,851円 4,757円 4,816円 7,863円 7,948円

鹿児島県 1,621円 1,616円 4,580円 4,480円 7,344円 7,089円

1,719円 1,763円 4,605円 4,743円 7,559円 7,796円

基本料金 5m3 10m3

全体

北海道

東北

関東

中部

近畿

中国

四国

九州

沖縄県

図表2-046 [都道府県別]家庭用小売料金

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 50 -

4-2 得意先戸数別小売価格

得意先戸数別平均料金

得意先戸数別の家庭用小売価格は下図の通りとなっている。

7,425円

7,302円 7,306円

7,352円

7,530円7,553円 7,554円

7,603円

7,150

7,200

7,250

7,300

7,350

7,400

7,450

7,500

7,550

7,600

7,650

全体

(n=2308)

1-150戸

(n=232)

151-300戸

(n=447)

301-600戸

(n=586)

601-1000戸

(n=360)

1001-2500戸

(n=384)

2501-4999戸

(n=145)

5000戸以上

(n=130)

4,607円

4,471円

4,499円

4,541円

4,659円

4,793円

4,681円

4,798円

4,300

4,400

4,500

4,600

4,700

4,800

4,900

全体

(n=2324)

1-150戸

(n=237)

151-300戸

(n=449)

301-600戸

(n=591)

601-1000戸

(n=361)

1001-2500戸

(n=385)

2501-4999戸

(n=145)

5000戸以上

(n=132)

1,845円

1,782円

1,838円

1,819円 1,825円

1,887円 1,885円

2,004円

1,650

1,700

1,750

1,800

1,850

1,900

1,950

2,000

2,050

全体

(n=2387)

1-150戸

(n=248)

151-300戸

(n=462)

301-600戸

(n=605)

601-1000戸

(n=363)

1001-2500戸

(n=390)

2501-4999戸

(n=146)

5000戸以上

(n=136)

7,333円

7,265円7,253円

7,349円

7,464円

7,418円

7,350円

7,430円

7,100

7,150

7,200

7,250

7,300

7,350

7,400

7,450

7,500

全体

(n=3370)

1-150戸

(n=653)

151-300戸

(n=793)

301-600戸

(n=764)

601-1000戸

(n=408)

1001-2500戸

(n=413)

2501-4999戸

(n=163)

5000戸以上

(n=141)

4,578円

4,543円

4,571円4,579円

4,614円

4,633円

4,521円

4,649円

4,450

4,500

4,550

4,600

4,650

4,700

全体

(n=3437)

1-150戸

(n=686)

151-300戸

(n=809)

301-600戸

(n=777)

601-1000戸

(n=409)

1001-2500戸

(n=416)

2501-4999戸

(n=163)

5000戸以上

(n=143)

1,798円

1,788円 1,786円

1,795円1,792円

1,815円

1,830円

1,873円

1,740

1,760

1,780

1,800

1,820

1,840

1,860

1,880

1,900

全体

(n=3508)

1-150戸

(n=710)

151-300戸

(n=815)

301-600戸

(n=789)

601-1000戸

(n=416)

1001-2500戸

(n=420)

2501-4999戸

(n=163)

5000戸以上

(n=146)

図表2-048 戸建用5m3料金

図表2-049 戸建用10m3料金

図表2-047 戸建用基本料金 図表2-050 集合用基本料金

図表2-051 集合用5m3料金

図表2-052 10集合用m3料金

Page 61: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

- 51 -

4-3 得意先戸数別 地域別小売価格

1. 北海道

北海道における得意先戸数別の家庭用小売価格は下図の通りとなっている。

8,893円

8,488円

8,832円

8,648円

9,092円

9,259円

9,041円

10,022円

7,500

8,000

8,500

9,000

9,500

10,000

10,500

全体

(n=128)

1-150戸

(n=17)

151-300戸

(n=35)

301-600戸

(n=27)

601-1000戸

(n=19)

1001-2500戸

(n=16)

2501-4999戸

(n=10)

5000戸以上

(n=4)

5,276円

5,017円

5,329円

5,086円

5,411円

5,336円

5,482円

5,801円

4,600

4,800

5,000

5,200

5,400

5,600

5,800

6,000

全体

(n=138)

1-150戸

(n=18)

151-300戸

(n=38)

301-600戸

(n=30)

601-1000戸

(n=20)

1001-2500戸

(n=17)

2501-4999戸

(n=10)

5000戸以上

(n=5)

2,024円

2,048円

2,097円

1,961円

2,023円

1,955円

1,990円

2,067円

1,850

1,900

1,950

2,000

2,050

2,100

2,150

全体

(n=138)

1-150戸

(n=19)

151-300戸

(n=37)

301-600戸

(n=29)

601-1000戸

(n=20)

1001-2500戸

(n=18)

2501-4999戸

(n=10)

5000戸以上

(n=5)

8,999円 8,837円 8,662円

9,230円8,743円

9,439円9,142円

10,715円

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

全体

(n=171)

1-150戸

(n=29)

151-300戸

(n=48)

301-600戸

(n=38)

601-1000戸

(n=22)

1001-2500戸

(n=17)

2501-4999戸

(n=12)

5000戸以上

(n=5)

5,564円

6,165円

5,393円5,455円

5,262円

5,503円 5,479円

6,178円

4,800

5,000

5,200

5,400

5,600

5,800

6,000

6,200

6,400

全体

(n=182)

1-150戸

(n=31)

151-300戸

(n=51)

301-600戸

(n=41)

601-1000戸

(n=23)

1001-2500戸

(n=18)

2501-4999戸

(n=12)

5000戸以上

(n=6)

2,057円

2,073円2,079円

2,058円

2,041円

1,975円

2,059円

2,099円

1,900

1,920

1,940

1,960

1,980

2,000

2,020

2,040

2,060

2,080

2,100

2,120

全体

(n=187)

1-150戸

(n=36)

151-300戸

(n=49)

301-600戸

(n=42)

601-1000戸

(n=23)

1001-2500戸

(n=19)

2501-4999戸

(n=12)

5000戸以上

(n=6)

図表2-053 [北海道]戸建用基本料金 図表2-056 [北海道]集合用基本料金

図表2-054 [北海道]戸建用5m3料金 図表2-057 [北海道]集合用5m3料金

図表2-055 [北海道]戸建用10m3料金 図表2-058 [北海道]集合用10m3料金

Page 62: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 52 -

2. 東北

東北における得意先戸数別の家庭用小売価格は下図の通りとなっている。

7,933円7,908円

7,829円7,797円

8,049円

7,956円

8,102円

8,476円

7,400

7,600

7,800

8,000

8,200

8,400

8,600

全体

(n=343)

1-150戸

(n=36)

151-300戸

(n=68)

301-600戸

(n=86)

601-1000戸

(n=62)

1001-2500戸

(n=56)

2501-4999戸

(n=18)

5000戸以上

(n=15)

4,757円 4,770円

4,712円4,677円

4,893円

4,740円4,771円

5,076円

4,400

4,500

4,600

4,700

4,800

4,900

5,000

5,100

5,200

全体

(n=346)

1-150戸

(n=35)

151-300戸

(n=68)

301-600戸

(n=88)

601-1000戸

(n=62)

1001-2500戸

(n=56)

2501-4999戸

(n=19)

5000戸以上

(n=15)

1,839円

1,778円

1,829円

1,781円

1,858円

1,885円

1,957円1,944円

1,650

1,700

1,750

1,800

1,850

1,900

1,950

2,000

全体

(n=360)

1-150戸

(n=36)

151-300戸

(n=74)

301-600戸

(n=92)

601-1000戸

(n=61)

1001-2500戸

(n=58)

2501-4999戸

(n=20)

5000戸以上

(n=15)

7,908円7,863円

7,705円

7,898円

8,150円

7,998円8,052円

8,455円

7,200

7,400

7,600

7,800

8,000

8,200

8,400

8,600

全体

(n=527)

1-150戸

(n=110)

151-300戸

(n=129)

301-600戸

(n=117)

601-1000戸

(n=72)

1001-2500戸

(n=58)

2501-4999戸

(n=22)

5000戸以上

(n=16)

4,864円

4,904円

4,991円

4,753円

4,899円

4,772円

4,747円

5,034円

4,600

4,650

4,700

4,750

4,800

4,850

4,900

4,950

5,000

5,050

5,100

全体

(n=548)

1-150戸

(n=117)

151-300戸

(n=134)

301-600戸

(n=122)

601-1000戸

(n=72)

1001-2500戸

(n=60)

2501-4999戸

(n=23)

5000戸以上

(n=16)

1,811円1,815円

1,797円 1,796円

1,818円

1,827円

1,854円

1,865円

1,760

1,780

1,800

1,820

1,840

1,860

1,880

全体

(n=559)

1-150戸

(n=121)

151-300戸

(n=137)

301-600戸

(n=123)

601-1000戸

(n=72)

1001-2500戸

(n=61)

2501-4999戸

(n=23)

5000戸以上

(n=16)

図表2-059 [東北]戸建用基本料金 図表2-062 [東北]集合用基本料金

図表2-060 [東北]戸建用5m3料金 図表2-063 [東北]集合用5m3料金

図表2-061 [東北]戸建用10m3料金 図表2-064 [東北]集合用10m3料金

Page 63: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

- 53 -

3. 関東

関東における得意先戸数別の家庭用小売価格は下図の通りとなっている。

6,906円

6,721円 6,707円

6,905円

6,948円

7,142円

6,983円

7,252円

6,400

6,500

6,600

6,700

6,800

6,900

7,000

7,100

7,200

7,300

全体

(n=705)

1-150戸

(n=81)

151-300戸

(n=150)

301-600戸

(n=188)

601-1000戸

(n=92)

1001-2500戸

(n=105)

2501-4999戸

(n=38)

5000戸以上

(n=44)

4,259円

4,098円 4,110円

4,267円 4,269円

4,454円

4,298円

4,576円

3,800

3,900

4,000

4,100

4,200

4,300

4,400

4,500

4,600

4,700

全体

(n=714)

1-150戸

(n=85)

151-300戸

(n=150)

301-600戸

(n=189)

601-1000戸

(n=93)

1001-2500戸

(n=106)

2501-4999戸

(n=38)

5000戸以上

(n=45)

1,769円

1,699円1,712円

1,772円1,762円

1,842円

1,774円

1,964円

1,550

1,600

1,650

1,700

1,750

1,800

1,850

1,900

1,950

2,000

全体

(n=726)

1-150戸

(n=88)

151-300戸

(n=152)

301-600戸

(n=190)

601-1000戸

(n=93)

1001-2500戸

(n=105)

2501-4999戸

(n=38)

5000戸以上

(n=46)

6,742円6,728円

6,695円

6,789円

6,748円

6,827円

6,556円

6,801円

6,400

6,450

6,500

6,550

6,600

6,650

6,700

6,750

6,800

6,850

全体

(n=1025)

1-150戸

(n=233)

151-300戸

(n=252)

301-600戸

(n=231)

601-1000戸

(n=104)

1001-2500戸

(n=110)

2501-4999戸

(n=39)

5000戸以上

(n=46)

4,222円

4,132円

4,171円

4,357円

4,160円

4,388円

4,036円

4,232円

3,800

3,900

4,000

4,100

4,200

4,300

4,400

4,500

全体

(n=1044)

1-150戸

(n=245)

151-300戸

(n=253)

301-600戸

(n=235)

601-1000戸

(n=105)

1001-2500戸

(n=110)

2501-4999戸

(n=39)

5000戸以上

(n=47)

1,715円 1,715円

1,703円

1,728円

1,706円

1,721円

1,676円

1,780円

1,620

1,640

1,660

1,680

1,700

1,720

1,740

1,760

1,780

1,800

全体

(n=1067)

1-150戸

(n=257)

151-300戸

(n=258)

301-600戸

(n=232)

601-1000戸

(n=107)

1001-2500戸

(n=110)

2501-4999戸

(n=39)

5000戸以上

(n=47)

図表2-065 [関東]戸建用基本料金 図表2-068 [関東]集合用基本料金

図表2-066 [関東]戸建用5m3料金 図表2-069 [関東]集合用5m3料金

図表2-067 [関東]戸建用10m3料金 図表2-070 [関東]集合用10m3料金

Page 64: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 54 -

4. 中部

中部における得意先戸数別の家庭用小売価格は下図の通りとなっている。

7,265円 7,252円

7,513円

7,180円

7,249円

7,103円 7,119円

7,879円

6,600

6,800

7,000

7,200

7,400

7,600

7,800

8,000

全体

(n=210)

1-150戸

(n=12)

151-300戸

(n=28)

301-600戸

(n=55)

601-1000戸

(n=47)

1001-2500戸

(n=37)

2501-4999戸

(n=16)

5000戸以上

(n=10)

4,575円

4,662円4,715円

4,514円

4,617円

4,448円

4,333円

5,048円

3,800

4,000

4,200

4,400

4,600

4,800

5,000

5,200

全体

(n=208)

1-150戸

(n=12)

151-300戸

(n=28)

301-600戸

(n=55)

601-1000戸

(n=46)

1001-2500戸

(n=37)

2501-4999戸

(n=16)

5000戸以上

(n=10)

1,886円1,773円

1,874円 1,898円 1,887円1,840円

1,899円

2,160円

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

全体

(n=224)

1-150戸

(n=13)

151-300戸

(n=30)

301-600戸

(n=60)

601-1000戸

(n=47)

1001-2500戸

(n=39)

2501-4999戸

(n=16)

5000戸以上

(n=13)

7,102円7,069円

7,251円

7,034円

7,167円

6,941円

6,839円

7,516円

6,400

6,600

6,800

7,000

7,200

7,400

7,600

全体

(n=329)

1-150戸

(n=45)

151-300戸

(n=71)

301-600戸

(n=79)

601-1000戸

(n=53)

1001-2500戸

(n=44)

2501-4999戸

(n=20)

5000戸以上

(n=12)

4,575円

4,863円4,818円

4,392円

4,580円

4,358円

4,149円

4,784円

3,600

3,800

4,000

4,200

4,400

4,600

4,800

5,000

全体

(n=327)

1-150戸

(n=45)

151-300戸

(n=71)

301-600戸

(n=79)

601-1000戸

(n=52)

1001-2500戸

(n=44)

2501-4999戸

(n=20)

5000戸以上

(n=12)

1,823円1,814円

1,840円1,825円 1,826円

1,783円1,774円

1,962円

1,650

1,700

1,750

1,800

1,850

1,900

1,950

2,000

全体

(n=338)

1-150戸

(n=45)

151-300戸

(n=70)

301-600戸

(n=81)

601-1000戸

(n=54)

1001-2500戸

(n=46)

2501-4999戸

(n=20)

5000戸以上

(n=15)

図表2-071 [中部]戸建用基本料金 図表2-074 [中部]集合用基本料金

図表2-072 [中部]戸建用5m3料金 図表2-075 [中部]集合用5m3料金

図表2-073 [中部]戸建用10m3料金 図表2-076 [中部]集合用10m3料金

Page 65: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

- 55 -

5. 近畿

近畿における得意先戸数別の家庭用小売価格は下図の通りとなっている。

7,205円

7,141円

7,103円

7,272円

7,122円

7,253円

7,533円

7,250円

6,800

6,900

7,000

7,100

7,200

7,300

7,400

7,500

7,600

全体

(n=286)

1-150戸

(n=38)

151-300戸

(n=73)

301-600戸

(n=68)

601-1000戸

(n=33)

1001-2500戸

(n=46)

2501-4999戸

(n=17)

5000戸以上

(n=8)

4,494円

4,464円

4,427円

4,525円

4,405円

4,534円

4,725円4,704円

4,200

4,300

4,400

4,500

4,600

4,700

4,800

全体

(n=284)

1-150戸

(n=38)

151-300戸

(n=73)

301-600戸

(n=67)

601-1000戸

(n=33)

1001-2500戸

(n=45)

2501-4999戸

(n=17)

5000戸以上

(n=8)

1,894円

1,769円

2,030円

1,848円

1,771円

1,856円

2,008円

2,047円

1,600

1,650

1,700

1,750

1,800

1,850

1,900

1,950

2,000

2,050

2,100

全体

(n=298)

1-150戸

(n=40)

151-300戸

(n=75)

301-600戸

(n=70)

601-1000戸

(n=34)

1001-2500戸

(n=49)

2501-4999戸

(n=17)

5000戸以上

(n=9)

7,171円

7,032円

7,102円

7,273円

7,154円

7,384円

7,321円

7,121円

6,800

6,900

7,000

7,100

7,200

7,300

7,400

7,500

全体

(n=461)

1-150戸

(n=119)

151-300戸

(n=123)

301-600戸

(n=94)

601-1000戸

(n=37)

1001-2500戸

(n=53)

2501-4999戸

(n=21)

5000戸以上

(n=9)

4,448円

4,324円

4,407円

4,514円

4,445円

4,625円

4,594円4,574円

4,150

4,200

4,250

4,300

4,350

4,400

4,450

4,500

4,550

4,600

4,650

全体

(n=469)

1-150戸

(n=124)

151-300戸

(n=125)

301-600戸

(n=95)

601-1000戸

(n=37)

1001-2500戸

(n=53)

2501-4999戸

(n=21)

5000戸以上

(n=9)

1,829円

1,810円1,802円

1,838円

1,800円

1,855円

1,931円

1,962円

1,700

1,750

1,800

1,850

1,900

1,950

2,000

全体

(n=481)

1-150戸

(n=126)

151-300戸

(n=127)

301-600戸

(n=98)

601-1000戸

(n=39)

1001-2500戸

(n=54)

2501-4999戸

(n=21)

5000戸以上

(n=10)

図表2-077 [近畿]戸建用基本料金 図表2-080 [近畿]集合用基本料金

図表2-078 [近畿]戸建用5m3料金 図表2-081 [近畿]集合用5m3料金

図表2-079 [近畿]戸建用10m3料金 図表2-082 [近畿]集合用10m3料金

Page 66: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 56 -

6. 中国

中国における得意先戸数別の家庭用小売価格は下図の通りとなっている。

7,785円7,733円

7,298円

7,913円

7,732円

7,931円7,976円

7,668円

6,800

7,000

7,200

7,400

7,600

7,800

8,000

8,200

全体

(n=150)

1-150戸

(n=14)

151-300戸

(n=12)

301-600戸

(n=28)

601-1000戸

(n=19)

1001-2500戸

(n=38)

2501-4999戸

(n=12)

5000戸以上

(n=24)

4,906円

4,712円

4,545円

5,025円

4,848円

5,010円

5,105円

4,894円

4,200

4,300

4,400

4,500

4,600

4,700

4,800

4,900

5,000

5,100

5,200

全体

(n=150)

1-150戸

(n=14)

151-300戸

(n=12)

301-600戸

(n=28)

601-1000戸

(n=19)

1001-2500戸

(n=38)

2501-4999戸

(n=12)

5000戸以上

(n=24)

1,938円

1,883円

1,814円

1,948円

1,916円

1,993円

1,784円

2,021円

1,650

1,700

1,750

1,800

1,850

1,900

1,950

2,000

2,050

全体

(n=153)

1-150戸

(n=15)

151-300戸

(n=13)

301-600戸

(n=29)

601-1000戸

(n=20)

1001-2500戸

(n=37)

2501-4999戸

(n=12)

5000戸以上

(n=24)

7,656円

7,789円

7,453円

7,949円

7,717円

7,678円

7,528円 7,521円

7,200

7,300

7,400

7,500

7,600

7,700

7,800

7,900

8,000

全体

(n=210)

1-150戸

(n=26)

151-300戸

(n=39)

301-600戸

(n=37)

601-1000戸

(n=26)

1001-2500戸

(n=40)

2501-4999戸

(n=13)

5000戸以上

(n=25)

4,808円4,825円

4,659円

5,031円

4,866円4,840円

4,706円

4,788円

4,400

4,500

4,600

4,700

4,800

4,900

5,000

5,100

全体

(n=212)

1-150戸

(n=28)

151-300戸

(n=39)

301-600戸

(n=37)

601-1000戸

(n=26)

1001-2500戸

(n=40)

2501-4999戸

(n=13)

5000戸以上

(n=25)

1,903円

1,920円

1,871円

1,910円

1,884円

1,916円

1,905円

1,924円

1,840

1,850

1,860

1,870

1,880

1,890

1,900

1,910

1,920

1,930

全体

(n=216)

1-150戸

(n=29)

151-300戸

(n=41)

301-600戸

(n=39)

601-1000戸

(n=27)

1001-2500戸

(n=39)

2501-4999戸

(n=13)

5000戸以上

(n=25)

図表2-083 [中国]戸建用基本料金 図表2-086 [中国]集合用基本料金

図表2-084 [中国]戸建用5m3料金 図表2-087 [中国]集合用5m3料金

図表2-085 [中国]戸建用10m3料金 図表2-088 [中国]集合用10m3料金

Page 67: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

- 57 -

7. 四国

四国における得意先戸数別の家庭用小売価格は下図の通りとなっている。

7,441円

7,209円

7,598円

7,171円

7,765円

7,376円

7,539円

8,197円

6,600

6,800

7,000

7,200

7,400

7,600

7,800

8,000

8,200

8,400

全体

(n=95)

1-150戸

(n=9)

151-300戸

(n=19)

301-600戸

(n=26)

601-1000戸

(n=13)

1001-2500戸

(n=17)

2501-4999戸

(n=8)

5000戸以上

(n=3)

4,634円

4,372円

4,768円

4,416円

4,880円

4,620円

4,768円

5,195円

3,800

4,000

4,200

4,400

4,600

4,800

5,000

5,200

5,400

全体

(n=96)

1-150戸

(n=10)

151-300戸

(n=19)

301-600戸

(n=26)

601-1000戸

(n=13)

1001-2500戸

(n=17)

2501-4999戸

(n=8)

5000戸以上

(n=3)

1,854円

1,795円

1,839円

1,777円

1,916円 1,906円1,921円

2,124円

1,600

1,700

1,800

1,900

2,000

2,100

2,200

全体

(n=94)

1-150戸

(n=12)

151-300戸

(n=18)

301-600戸

(n=25)

601-1000戸

(n=12)

1001-2500戸

(n=16)

2501-4999戸

(n=8)

5000戸以上

(n=3)

7,377円

7,602円

7,317円

7,231円

7,636円

7,297円

7,182円

7,828円

6,800

7,000

7,200

7,400

7,600

7,800

8,000

全体

(n=162)

1-150戸

(n=32)

151-300戸

(n=41)

301-600戸

(n=39)

601-1000戸

(n=14)

1001-2500戸

(n=18)

2501-4999戸

(n=10)

5000戸以上

(n=5)

4,557円 4,567円 4,569円

4,449円

4,784円

4,552円

4,471円

4,879円

4,200

4,300

4,400

4,500

4,600

4,700

4,800

4,900

5,000

全体

(n=169)

1-150戸

(n=36)

151-300戸

(n=43)

301-600戸

(n=40)

601-1000戸

(n=14)

1001-2500戸

(n=18)

2501-4999戸

(n=10)

5000戸以上

(n=5)

1,804円

1,786円 1,787円1,780円

1,852円

1,839円

1,861円1,856円

1,720

1,740

1,760

1,780

1,800

1,820

1,840

1,860

1,880

全体

(n=163)

1-150戸

(n=33)

151-300戸

(n=40)

301-600戸

(n=40)

601-1000戸

(n=14)

1001-2500戸

(n=18)

2501-4999戸

(n=10)

5000戸以上

(n=5)

図表2-089 [四国]戸建用基本料金 図表2-092 [四国]集合用基本料金

図表2-090 [四国]戸建用5m3料金 図表2-093 [四国]集合用5m3料金

図表2-091 [四国]戸建用10m3料金 図表2-094 [四国]集合用10m3料金

Page 68: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 58 -

8. 九州

九州における得意先戸数別の家庭用小売価格は下図の通りとなっている。

7,529円7,499円

7,368円

7,491円

7,672円

7,752円

7,532円

7,043円

6,600

6,800

7,000

7,200

7,400

7,600

7,800

8,000

全体

(n=378)

1-150戸

(n=23)

151-300戸

(n=61)

301-600戸

(n=107)

601-1000戸

(n=71)

1001-2500戸

(n=66)

2501-4999戸

(n=26)

5000戸以上

(n=20)

4,854円4,724円

4,593円 4,686円4,799円

5,559円

4,837円4,566円

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

全体

(n=375)

1-150戸

(n=23)

151-300戸

(n=60)

301-600戸

(n=107)

601-1000戸

(n=71)

1001-2500戸

(n=66)

2501-4999戸

(n=25)

5000戸以上

(n=20)

1,832円 1,839円

1,760円

1,808円

1,773円

1,936円

1,897円

1,983円

1,600

1,650

1,700

1,750

1,800

1,850

1,900

1,950

2,000

全体

(n=381)

1-150戸

(n=23)

151-300戸

(n=62)

301-600戸

(n=109)

601-1000戸

(n=72)

1001-2500戸

(n=65)

2501-4999戸

(n=25)

5000戸以上

(n=19)

7,526円

7,689円

7,516円

7,417円

7,649円

7,596円

7,511円

7,075円

6,700

6,800

6,900

7,000

7,100

7,200

7,300

7,400

7,500

7,600

7,700

7,800

全体

(n=472)

1-150戸

(n=57)

151-300戸

(n=89)

301-600戸

(n=128)

601-1000戸

(n=76)

1001-2500戸

(n=70)

2501-4999戸

(n=26)

5000戸以上

(n=21)

4,684円

4,744円

4,608円 4,612円

4,756円4,772円 4,773円

4,557円

4,400

4,450

4,500

4,550

4,600

4,650

4,700

4,750

4,800

全体

(n=473)

1-150戸

(n=58)

151-300戸

(n=92)

301-600戸

(n=127)

601-1000戸

(n=76)

1001-2500戸

(n=70)

2501-4999戸

(n=25)

5000戸以上

(n=21)

1,770円

1,745円 1,748円 1,751円1,746円

1,836円

1,847円

1,870円

1,680

1,700

1,720

1,740

1,760

1,780

1,800

1,820

1,840

1,860

1,880

全体

(n=484)

1-150戸

(n=61)

151-300戸

(n=92)

301-600戸

(n=133)

601-1000戸

(n=76)

1001-2500戸

(n=70)

2501-4999戸

(n=25)

5000戸以上

(n=20)

図表2-095 [九州]戸建用基本料金 図表2-098 [九州]集合用基本料金

図表2-096 [九州]戸建用5m3料金 図表2-099 [九州]集合用5m3料金

図表2-097 [九州]戸建用10m3料金 図表2-100 [九州]集合用10m3料金

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- 59 -

9. 沖縄

沖縄における得意先戸数別の家庭用小売価格は下図の通りとなっている。

7,796円

8,362円

7,880円

7,290円

7,915円

7,307円

7,938円

6,600

6,800

7,000

7,200

7,400

7,600

7,800

8,000

8,200

8,400

8,600

全体

(n=13)

1-150戸

(n=2)

151-300戸

(n=1)

301-600戸

(n=1)

601-1000戸

(n=4)

1001-2500戸

(n=3)

2501-4999戸

(n=0)

5000戸以上

(n=2)

4,743円

5,096円

4,752円

4,590円

4,871円

4,269円

4,915円

3,800

4,000

4,200

4,400

4,600

4,800

5,000

5,200

全体

(n=13)

1-150戸

(n=2)

151-300戸

(n=1)

301-600戸

(n=1)

601-1000戸

(n=4)

1001-2500戸

(n=3)

2501-4999戸

(n=0)

5000戸以上

(n=2)

1,763円1,775円

1,620円

1,890円

1,730円

1,775円

1,809円

1,450

1,500

1,550

1,600

1,650

1,700

1,750

1,800

1,850

1,900

1,950

全体

(n=13)

1-150戸

(n=2)

151-300戸

(n=1)

301-600戸

(n=1)

601-1000戸

(n=4)

1001-2500戸

(n=3)

2501-4999戸

(n=0)

5000戸以上

(n=2)

7,559円

7,964円

6,912円

7,074円

7,753円

7,154円

7,938円

6,200

6,400

6,600

6,800

7,000

7,200

7,400

7,600

7,800

8,000

8,200

全体

(n=13)

1-150戸

(n=2)

151-300戸

(n=1)

301-600戸

(n=1)

601-1000戸

(n=4)

1001-2500戸

(n=3)

2501-4999戸

(n=0)

5000戸以上

(n=2)

4,605円

4,878円

4,104円

4,433円

4,771円

4,221円

4,915円

3,600

3,800

4,000

4,200

4,400

4,600

4,800

5,000

全体

(n=13)

1-150戸

(n=2)

151-300戸

(n=1)

301-600戸

(n=1)

601-1000戸

(n=4)

1001-2500戸

(n=3)

2501-4999戸

(n=0)

5000戸以上

(n=2)

1,719円 1,750円

1,296円

1,836円

1,693円1,775円 1,809円

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

全体

(n=13)

1-150戸

(n=2)

151-300戸

(n=1)

301-600戸

(n=1)

601-1000戸

(n=4)

1001-2500戸

(n=3)

2501-4999戸

(n=0)

5000戸以上

(n=2)

図表2-101 [沖縄]戸建用基本料金 図表2-104 [沖縄]集合用基本料金

図表2-102 [沖縄]戸建用5m3料金 図表2-105 [沖縄]集合用5m3料金

図表2-103 [沖縄]戸建用10m3料金 図表2-106 [沖縄]集合用10m3料金

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 60 -

4-4 料金体系

1. 小売価格体系の採用状況

(1)家庭用

家庭用の小売価格体系については、「単純二部制」を46.5%の事業者が採用しており最上

位となっている。以下、「逓減型二部制」が34.1%、「従量単価料金」が33.5%、の事

業者で採用されている。

(2)業務用

業務用の小売価格体系については、「従量単価料金」を44.5%の事業者が採用している。

以下、「単純二部制」が33.9%、「逓減型二部制」が20.3%で続いている。

33.5%

11.3%

46.5%

34.1%

11.1%

10.6%

16.9%

44.5%

9.5%

33.9%

20.3%

9.1%

8.6%

12.3%

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50%

従量単価料金

最低責任使用量付区画別料金

単純二部制

逓減型二部制

単純三部制

逓減型三部制

質量販売

家庭用

(n=4,064)

業務用

(n=4,064)

図表2-107小売価格体系の採用状況(家庭用・業務用、複数回答)

※上記は、各小売価格体系を採用していると回答した事業者の比率となっている。

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- 61 -

2. 小売価格体系の採用状況(戸数変換割合)

(1)家庭用

採用されている小売価格体系の得意先戸数の比率については、「逓減型二部制」が79.3%

に達し、「単純二部制」が75.8%で続いている。

(2)業務用

同様に業務用の得意先については、「従量単価料金」が62.4%、「単純二部制」が56.

3%に達している。

54.3%

20.1%

75.8%

79.3%

11.6%

8.8%

5.6%

62.4%

9.2%

56.3%

44.8%

7.7%

5.4%

10.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90%

従量単価料金

最低責任使用量付区画別料金

単純二部制

逓減型二部制

単純三部制

逓減型三部制

質量販売

家庭用

(n=4,064)

業務用

(n=4,064)

図表2-108 [戸数変換割合]小売価格体系の採用状況(家庭用・業務用、複数回答)

※上記は、各小売価格体系を採用していると回答した事業者における

得意先戸数割合の平均値となっている。

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 62 -

第5章 経営状況

5-1 収益性

1. 売上収支状況

(1)地域別の売上収支状況(LPガス部門および全社)

売上総利益率はLPガス部門の方が良好であり、LPガス事業が全社での収益性向上に貢献し

ている結果となっている。

全体 北海道 東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄

売上高 1,014,517 809,655 709,556 1,121,004 878,939 2,372,038 715,155 213,358 473,258 2,040,423

売上原価 761,436 588,089 534,202 847,478 633,796 1,800,103 487,420 158,505 364,889 1,605,047

売上総利益 300,493 158,899 207,767 352,211 289,787 664,205 248,026 77,178 135,036 435,376

(対売上比) (29.6%) (19.6%) (29.3%) (31.4%) (33.0%) (28.0%) (34.7%) (36.2%) (28.5%) (21.3%)

経費 278,899 117,706 196,006 321,243 264,495 634,666 270,032 71,727 121,418 244,799

営業損益 34,861 35,545 20,111 42,889 37,682 61,838 29,216 7,166 15,897 238,618

(対売上比) (3.4%) (4.4%) (2.8%) (3.8%) (4.3%) (2.6%) (4.1%) (3.4%) (3.4%) (11.7%)

営業外損益 9,641 3,116 3,390 19,850 6,698 8,022 8,931 2,387 4,576 9,724

経常損益 43,225 36,560 23,134 59,890 43,029 69,592 36,946 9,643 19,806 221,858

(対売上比) (4.3%) (4.5%) (3.3%) (5.3%) (4.9%) (2.9%) (5.2%) (4.5%) (4.2%) (10.9%)

全体 北海道 東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄

売上高 271,585 117,654 115,397 442,714 420,672 144,032 379,353 88,524 204,101 404,310

売上原価 142,106 63,173 65,139 194,906 264,784 92,833 243,402 52,339 101,245 279,555

売上総利益 141,850 63,210 56,733 272,572 172,286 60,313 159,511 42,530 91,293 250,227

(対売上比) (52.2%) (53.7%) (49.2%) (61.6%) (41.0%) (41.9%) (42.0%) (48.0%) (44.7%) (61.9%)

図表2-109 [地域別]LPガス部門売上収支状況(千円)

図表2-110 [地域別]全社売上収支状況(千円)

※売上総利益率の算出方法:売上高÷売上総利益×100(%)

(以下、同様)

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- 63 -

(2)得意先戸数別の売上収支状況(LPガス部門および全社)

LPガス部門では、得意先戸数「601-1000戸」の事業者において、売上総利益率が89.

6%、「151-300戸」の事業者で75.9%と、良好な値を示している。

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

売上高 271,585 18,224 39,942 74,554 248,976 167,550 399,360 3,247,745

売上原価 142,106 7,879 10,587 40,279 32,528 88,137 175,272 1,835,254

売上総利益 141,850 7,908 30,298 38,221 222,980 81,395 181,774 1,452,582

(対売上比) (52.2%) (43.4%) (75.9%) (51.3%) (89.6%) (48.6%) (45.5%) (44.7%)

図表2-111 [得意先戸数別]LPガス部門売上収支状況(千円)

図表2-112 [得意先戸数別]全社売上収支状況(千円)

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

売上高 1,014,517 426,031 215,373 180,929 2,126,672 852,983 1,383,762 7,084,877

売上原価 761,436 385,669 175,831 118,943 1,633,599 601,299 1,040,210 4,682,490

売上総利益 300,493 86,463 41,828 46,516 577,851 257,620 351,506 2,363,967

(対売上比) (29.6%) (20.3%) (19.4%) (25.7%) (27.2%) (30.2%) (25.4%) (33.4%)

経費 278,899 65,870 37,320 40,064 545,953 243,081 312,231 2,194,304

営業損益 34,861 25,084 5,244 4,648 56,239 21,305 44,346 269,915

(対売上比) (3.4%) (5.9%) (2.4%) (2.6%) (2.6%) (2.5%) (3.2%) (3.8%)

営業外損益 9,641 4,231 1,204 1,249 1,549 5,575 10,804 108,578

経常損益 43,225 28,745 6,002 5,611 56,589 25,902 53,802 367,942

(対売上比) (4.3%) (6.7%) (2.8%) (3.1%) (2.7%) (3.0%) (3.9%) (5.2%)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 64 -

(3)流通段階別の売上収支状況(LPガス部門および全社)

流通段階別の売上収支状況は、「卸売小売兼業者」において各利益率が高くなっている。

全体 小売専業者 卸売小売兼業者

売上高 1,014,517 1,249,337 971,950

売上原価 761,436 888,057 738,854

売上総利益 300,493 395,778 279,336

(対売上比) (29.6%) (31.7%) (28.7%)

経費 278,899 363,349 259,428

営業損益 34,861 27,860 36,801

(対売上比) (3.4%) (2.2%) (3.8%)

営業外損益 9,641 2,405 11,612

経常損益 43,225 29,643 46,983

(対売上比) (4.3%) (2.4%) (4.8%)

図表2-113 [流通段階別]LPガス部門売上収支状況(千円)

図表2-114 [流通段階別]全社売上収支状況(千円)

全体 小売専業者 卸売小売兼業者

売上高 271,585 174,927 303,428

売上原価 142,106 98,424 157,350

売上総利益 141,850 85,187 160,980

(対売上比) (52.2%) (48.7%) (53.1%)

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- 65 -

2. 売上総利益率

(1)地域別の売上総利益率(LPガス部門および全社)

地域別のLPガス部門売上総利益率は「沖縄」が61.9%、「関東」(61.6%)で高く

なっている。

(2)得意先戸数別の売上総利益率(LPガス部門および全社)

得意先戸数別でもLPガス部門の売上総利益率が全社での売上総利益率を上回る結果となって

いる。

52.2%

43.4%

75.9%

51.3%

89.6%

48.6%45.5% 44.7%

29.6%20.3% 19.4%

25.7% 27.2% 30.2%25.4%

33.4%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

LPガス部門 全社

52.2%53.7%

49.2%

61.6%

41.0% 41.9% 42.0%

48.0%44.7%

61.9%

29.6%

19.6%

29.3% 31.4% 33.0%28.0%

34.7% 36.2%

28.5%

21.3%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

全体 北海道 東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄

LPガス部門 全社

図表2-115 [地域別]売上総利益率

図表2-116 [得意先戸数別]売上総利益率

Page 76: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 66 -

5-2 生産性

1. 1人あたり売上高(LPガス部門)

(1)地域別の1人あたり売上高

LPガス事業従事者1人あたりの売上高は「九州」で30,000千円近くに達し、最も多く

なっている。

(2)得意先戸数別の1人あたり売上高

得意先戸数別では、「301-600戸」の事業者で1人あたりの売上高が多くなっている。

20,011

15,480

19,495

37,809

20,812

26,213

33,219

36,853

16,72814,298

17,331

33,782

16,019

22,330

28,24731,310

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

パート含まず パート含む

20,011

11,598

15,844

18,590

23,433

20,504 20,641

18,123

28,179

17,498

16,728

10,505

13,880 14,748

18,49716,648

17,82415,778

24,551

14,000

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

全体 北海道 東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄

パート含まず パート含む

図表2-117 [地域別]1人あたりLPガス部門売上高(千円)

図表2-118 [得意先戸数別]1人あたりLPガス部門売上高(千円)

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- 67 -

2. 1人あたり売上総利益(LPガス部門)

(1)地域別の1人あたり売上総利益

売上高同様、1人あたりの売上総利益も「九州」で最も多くなっている。

(2)得意先戸数別の1人あたり売上総利益

売上高同様、1人あたりの売上総利益も「301-600戸」の事業者で最も多くなっている。

10,209

7,758

13,837

19,512

11,189

13,279

17,46217,945

8,5307,211

12,568

17,424

8,513

11,320

14,945 15,231

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

パート含まず パート含む

10,209

6,182

8,256

9,246

10,57110,041

11,094

8,442

15,749

9,608

8,530

5,5887,223 7,234

8,339 8,1219,479

7,289

13,837

8,686

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

全体 北海道 東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄

パート含まず パート含む

図表2-119 [地域別]1人あたりLPガス部門売上総利益(千円)

図表2-120 [得意先戸数別]1人あたりLPガス部門売上総利益(千円)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 68 -

5-3 仕入状況

1. LPガスの仕入価格

仕入形態別でのLPガス仕入価格の平均値は下表の通りとなる。

流通段階別では「卸売小売専業者」において、用途別では「業務用」において仕入価格が安価

な傾向にある。

2. 仕入価格の決定方法

(1)事業者割合

LPガス仕入価格の決定方法は、「CP連動」(43.7%)が最も多く、「仕入先に決定権

がある」(34.5%)が続いている。

充填所渡し

自店渡し配送先

持ち届け充填所渡し

自店渡し配送先

持ち届け

115.4 124.5 138.9 108.7 116.2 125.5

(1,039) (1,400) (1,936) (739) (816) (1,487)

117.8 126.4 140.3 111.2 118.4 127.0

(926) (1,290) (1,794) (640) (727) (1,362)

92.3 94.5 116.8 89.6 92.6 107.0

(98) (86) (114) (87) (72) (104)

家庭用 業務用

全体

小売専業者

卸売小売兼業者

※上段はLPガス仕入価格の平均値、下段は回答数を示す。

図表2-121 [仕入形態別]LPガス仕入価格(円/kg)

n=3,671

図表2-122 仕入価格の決定方法(事業者割合)

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- 69 -

(2)消費者戸数割合

消費者戸数割合では、58.7%が「CP連動」でLPガス仕入価格が決定されている。

(3)得意先戸数別

得意先戸数別では、大規模事業者ほど「CP連動」で仕入価格が決定されている比率が高く、

その一方で、小規模事業者ほど「仕入先に決定権がある」との回答比率が高くなっている。

43.7%

25.8%

37.1%

45.7%

53.8%

60.0%

61.7%

64.7%

3.9%

2.4%

2.7%

3.3%

5.8%

6.9%

4.2%

4.6%

14.7%

18.1%

15.5%

15.8%

11.7%

11.5%

10.2%

7.8%

34.5%

51.4%

43.7%

32.6%

26.6%

17.1%

14.4%

8.5%

3.2%

2.4%

0.9%

2.5%

2.1%

4.4%

9.6%

全体

(n=3671)

1-150戸

(n=764)

151-300戸

(n=843)

301-600戸

(n=809)

601-1000戸

(n=429)

1001-2500戸

(n=433)

2501-4999戸

(n=167)

5000戸以上

(n=153)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

CP連動 CIF連動 仕入先との交渉 仕入先に決定権がある その他

n=6,008,729

図表2-123 仕入価格の決定方法(消費者戸数割合)

図表2-124 [得意先戸数別]仕入価格の決定方法(事業者割合)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 70 -

(4)顧客種類別

顧客種類別では、「農・工業用」および「質量販売」において「CP連動」で仕入価格が決定

されている比率が高くなっている。また、「簡易ガス」では「仕入先との交渉」の回答比率が高

くなっている。

図表2-125 [顧客種類別]仕入価格の決定方法(販売数量割合)

74.1%

63.7%

68.1%

47.8%

88.5%

89.6%

61.7%

2.7%

3.1%

2.5%

2.2%

0.9%

0.3%

4.2%

9.2%

10.6%

8.3%

36.8%

8.8%

0.9%

10.2%

4.3%

9.1%

3.8%

3.0%

1.2%

1.1%

14.4%

9.7%

13.5%

17.2%

10.2%

0.6%

8.1%

9.6%

合計

(n=3,052,869)

家庭用

(n=998,862)

業務用

(n=565,903)

簡易ガス

(n=109,799)

農・工業用

(n=761,587)

質量販売

(n=93,280)

その他

(n=523,438)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

CP連動 CIF連動 仕入先との交渉 仕入先に決定権がある その他

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- 71 -

5-4 経費の状況

1. 経費に占める主要科目割合

「人件費」の占める割合が37.3%と最も高くなっている。

2. 自配率

(1)全体

自社での配送の比率が「0%以上1%未満」と回答した事業者が1,204件に達している。

1,204件

294件

91件 62件 57件 58件 78件 55件 55件132件

386件

591件

0

300

600

900

1,200

1,500

0%以上

1%未満

1%以上

10%未満

10%以上

20%未満

20%以上

30%未満

30%以上

40%未満

40%以上

50%未満

50%以上

60%未満

60%以上

70%未満

70%以上

80%未満

80%以上

90%未満

90%以上

100%未満

100%

件数

図表2-126 経費に占める主要科目割合

図表2-127 自配率分布

n=2,145

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 72 -

(2)得意先戸数別

得意先戸数の多い事業者ほど「100%」と回答した比率が低い傾向にある。

3. 閉栓率

(1)地域別

閉栓率分布について、地域別では「沖縄」で高い傾向にある。

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

0%以上

1%未満

1%以上

10%未満

10%以上

20%未満

20%以上

全体

(n=3,130)

北海道

(n=167)

東北

(n=468)

関東

(n=990)

中部

(n=298)

近畿

(n=433)

中国

(n=191)

四国

(n=121)

九州

(n=452)

沖縄

(n=10)

図表2-129 [地域別]閉栓率分布

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

0%以上1%未満 1%以上10%未満 10%以上90%未満 90%以上100%未満 100%

全体

(n=3,063)

1-150戸

(n=691)

151-300戸

(n=714)

301-600戸

(n=709)

601-1000戸

(n=339)

1001-2500戸

(n=350)

2501-4999戸

(n=137)

5000戸以上

(n=123)

図表2-128 [得意先戸数別]自配率分布

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- 73 -

(2)得意先戸数別

得意先個数別では、規模の大きな事業者の方が閉栓率は高い傾向にある。

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

0%以上

1%未満

1%以上

10%未満

10%以上

20%未満

20%以上

全体

(n=3,130)

1-150戸

(n=693)

151-300戸

(n=645)

301-600戸

(n=618)

601-1000戸

(n=287)

1001-2500戸

(n=263)

2501-4999戸

(n=109)

5000戸以上

(n=95)

図表2-130 [得意先戸数別]閉栓率分布

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 74 -

5-5 最安値で納入している業務用得意先

1. 最安値納入先の納入経緯

最安値納入先の納入経緯は、各事業者が開拓した場合が60.0%を占める。

2. 最安値納入先の収支状況

最安値納入先の収支状況が「赤字である」と回答した事業者は6.6%にとどまる。

60.0%

3.1%

1.1%

13.6%

8.2%

14.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

各事業所が開拓

仕入先の紹介

代行納入

得意先からの紹介

入札

その他

図表2-131 最安値納入先の納入経緯

n=2,773

図表2-132 最安値納入先の収支状況

n=1,930

n=2,845

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- 75 -

3. 仕入先からのフォロー

仕入先からは「補助なし」とする事業者が44.5%いる一方で、「特価にて仕入れている」

事業者も44.2%に達する。

4. 最安値納入先についての今後の意向

最安値納入先についての今後の意向は、「継続して納入したい」とする事業者が80.8%を

占める。

図表2-133 仕入先からのフォロー

図表2-134 最安値納入先についての今後の意向

n=2,737

n=2,752

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 76 -

第6章 選ばれるエネルギーへの取組

6-1 料金表の種類

1. 料金表の種類

(1)家庭用

家庭用の料金表は「1種類」の事業者が37.1%、「5種類」までで81.5%を占め、一定

程度の集約が進んでいることがうかがわれる。

(2)業務用

業務用の料金表についても一定程度集約化されている。

1,434件

822件

442件

201件256件

99件

616件37.1%

58.3%

69.7%74.9%

81.5%84.1%

100.0%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

0

300

600

900

1,200

1,500

1種類 2種類 3種類 4種類 5種類 6種類 7種類以上

全体 累積%

【再掲】図表2-135 家庭用料金表の種類

図表2-136 業務用料金表の種類

1,106件

557件

359件

133件209件

65件

538件37.3%

56.0%

68.1%72.6%

79.7% 81.9%

100.0%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

0

300

600

900

1,200

1,500

1種類 2種類 3種類 4種類 5種類 6種類 7種類以上

全体 累積%

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- 77 -

2. 料金表の種類と得意先戸数の分布

(1)家庭用

家庭用料金表の種類と得意先戸数の分布が下の散布図となる。両者の間の相関係数は0.78

となっており、強い関連性が見て取れる結果となっている。

n=3,759

図表2-137 家庭用料金表の種類と得意先戸数の分布

0

500

1000

1500

2000

2500

3000

3500

4000

4500

5000

0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000

料金表の種類

得意先戸数(戸)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 78 -

(2)業務用

業務用料金表の種類と得意先戸数の分布が下の散布図となる。両者の間の相関係数は0.55

となっており、やや強い関連性が見て取れる結果となっている。

0

500

1000

1500

2000

2500

3000

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000

料金表の種類

得意先戸数(戸)

n=2,330

図表2-138 業務用料金表の種類と得意先戸数の分布

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- 79 -

3. 料金表集約化の意向

小売価格の透明化を目的とした料金表の集約化については、53.4%の事業者が検討してお

り、対応済みの事業者16.4%と合わせ約70%が積極的な意向を持っている。

図表2-139 料金表集約化の意向

n=2,590

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 80 -

6-2 小売価格の変更

1. 家庭用小売価格の改定要因

(1)全体

家庭用小売価格の改定要因は「市場に追随して改定する」事業者が35.6%と最も多くなっ

ている一方で、「1年以上改定していない」事業者も33.7%に達している。

31.0%

35.6%

10.0%

28.0%

4.9%

8.0%

33.7%

1.3%

0% 10% 20% 30% 40%

仕入価格に変動が生じた場合にその都度改定する

市場に追随して改定する

原料費調整制度を採用

仕入先の助言を参考に改定する

得意先との交渉により改定する

経営状況を重視して改定する

1年以上改定していない

その他

n=3,875

図表2-140 家庭用小売価格の改定要因(複数回答)

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- 81 -

(2)得意先戸数別

得意先戸数別では、規模の大きな事業者ほど「原料費調整制度を採用」の比率が高く、規模の

小さな事業者ほど「1年以上改定していない」比率が高い傾向にある。

0% 10% 20% 30% 40% 50%

仕入価格に変動が生じた場合にその都度改定する

市場に追随して改定する

原料費調整制度を採用

仕入先の助言を参考に改定する

得意先との交渉により改定する

経営状況を重視して改定する

1年以上改定していない

その他

全体

(n=3,875)

1-150戸

(n=816)

151-300戸

(n=894)

301-600戸

(n=862)

601-1000戸

(n=440)

1001-2500戸

(n=454)

2501-4999戸

(n=166)

5000戸以上

(n=158)

図表2-141 [得意先戸数別]家庭用小売価格の改定要因(複数回答)

Page 92: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 82 -

2. 業務用小売価格の改定要因

(1)全体

業務用小売価格の改定要因は「仕入価格に変動が生じた場合にその都度改定する」事業者が3

5.0%と最も多く、「市場に追随して改定する」事業者が30.4%で続いている。

35.0%

30.4%

10.7%

20.1%

23.5%

6.9%

28.7%

1.6%

0% 10% 20% 30% 40%

仕入価格に変動が生じた場合にその都度改定する

市場に追随して改定する

原料費調整制度を採用

仕入先の助言を参考に改定する

得意先との交渉により改定する

経営状況を重視して改定する

1年以上改定していない

その他

n=2,963

図表2-142 業務用小売価格の改定要因(複数回答)

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- 83 -

(2)得意先戸数別

得意先戸数別では、規模の大きな事業者ほど「仕入価格に変動が生じた場合にその都度改定す

る」や「得意先との交渉により改定する」比率が高い傾向にある。

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

仕入価格に変動が生じた場合にその都度改定する

市場に追随して改定する

原料費調整制度を採用

仕入先の助言を参考に改定する

得意先との交渉により改定する

経営状況を重視して改定する

1年以上改定していない

その他

全体

(n=3,875)

1-150戸

(n=816)

151-300戸

(n=894)

301-600戸

(n=862)

601-1000戸

(n=440)

1001-2500戸

(n=454)

2501-4999戸

(n=166)

5000戸以上

(n=158)

図表2-143 [得意先戸数別]業務用小売価格の改定要因(複数回答)

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- 84 -

3. 原料費調整制度の採用

(1)事業者割合

①家庭用

家庭用の料金表で原料費調整制度を採用している事業者は10.0%となっている。

②業務用

業務用の料金表で原料費調整制度を採用している事業者は10.7%となっている。

n=3,875

図表2-144 原料費調整制度の採用(家庭用・事業者割合)

n=2,963

図表2-145 原料費調整制度の採用(業務用・事業者割合)

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- 85 -

(2)消費者戸数割合

①家庭用

家庭用の消費者戸数割合では、26.2%の消費者に原料費調整制度が採用されている結果と

なっている。

②業務用

業務用の消費者戸数割合では、32.9%の消費者に原料費調整制度が採用されている結果と

なっている。

n=6,283,893

図表2-146 原料費調整制度の採用(家庭用・消費者戸数割合)

図表2-147 原料費調整制度の採用(業務用・消費者戸数割合)

n=265,160

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- 86 -

6-3 基本料金の設定

基本料金の設定

(1)家庭用

家庭用の料金での基本料金の設定については、「設定している」事業者が96.8%と大部分

を占めている。

(2)業務用

業務用の料金での基本料金の設定については、「設定している」事業者の41.7%に対し、

「設定していない」事業者も22.6%に達し、家庭用に比べ設定していない事業者の比率が高

くなっている。

n=3,929

図表2-148 家庭用基本料金の設定有無

図表2-149 業務用基本料金の設定有無

n=3,054

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- 87 -

6-4 小売価格改訂時の周知方法

1. 小売価格改定時の周知方法

(1)家庭用

家庭用の小売価格改定時の周知方法として「料金表を値上げ時に配布または郵送する」事業者が

56.3%と最も多く、「検針票、請求書等に変更予定の金額と時期を記載する」が52.4%で続

いている。

(2)業務用

業務用の小売価格改定時の周知方法について、「口頭で説明する」事業者が35.6%と家庭用と

比べて高くなっている。

図表2-150 小売価格改定時の周知方法(家庭用、複数回答)

56.3%

52.4%

6.5%

29.9%

11.2%

23.7%

1.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

料金表を値上げ時に配布または郵送する

検針票、請求書等に変更予定の金額と時期を記載する

ホームページに値上げのお知らせと

新たな標準的な料金メニューを開示する

料金値上げのお知らせと標準的な料金メニューを

店頭の見えやすい場所に掲示する

料金値上げのお知らせと標準的な料金表を

店頭に置いて自由に持ち帰ることができるようにする

口頭で説明する

特に周知しないn=3,949

図表2-151 小売価格改定時の周知方法(業務用、複数回答)

56.3%

46.1%

2.9%

14.5%

6.0%

35.6%

1.1%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

料金表を値上げ時に配布または郵送する

検針票、請求書等に変更予定の金額と時期を記載する

ホームページに値上げのお知らせと

新たな標準的な料金メニューを開示する

料金値上げのお知らせと標準的な料金メニューを

店頭の見えやすい場所に掲示する

料金値上げのお知らせと標準的な料金表を

店頭に置いて自由に持ち帰ることができるようにする

口頭で説明する

特に周知しないn=2,973

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- 88 -

2. 配布または郵送している事業者分布

(1)家庭用

家庭用の小売価格改定を「料金表を値上げ時に配布または郵送する」によって周知している事業

者の分布は下の図の通りとなっている。

(2)業務用

業務用の小売価格改定を「料金表を値上げ時に配布または郵送する」によって周知している事業

者の分布は下の図の通りとなっている。

1,675件

226件

325件395件

229件 253件

107件 107件

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

事業者数

2,225件

460件 512件 490件

257件 266件

102件 100件

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

事業者数

図表2-152 配布または郵送している事業者分布(家庭用)

図表2-153 配布または郵送している事業者分布(業務用)

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- 89 -

3. 値上げ周知文書への値上げ理由の記載

(1)事業者割合

小売価格値上げに際し、周知文書へ値上げ理由を記載している事業者が88.5%を占める。

(2)消費者戸数割合

消費者戸数割合では、95.7%の消費者に値上げ理由が記載されている周知文書が配布されて

いる結果となっている。

n=2,066

【再掲】図表2-154 値上げ周知文書への値上げ理由の記載(事業者割合)

図表2-155 値上げ周知文書への値上げ理由の記載(消費者戸数割合)

n=4,161,970

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- 90 -

4. 値上げの案内時期

(1)事業者割合

小売価格値上げに際しての案内時期については、「1ヶ月前まで」の事業者が92.1%を占める。

(2)消費者戸数割合

消費者戸数割合では、96.6%の消費者に対して1ヶ月以上前に値上げの案内がなされている

結果となっている。

n=2,471

図表2-156 値上げの案内時期(事業者割合)

図表2-157 値上げの案内時期(消費者戸数割合)

n=4,891,420

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- 91 -

6-5 小売価格の開示

1. 小売価格の開示方法

(1)家庭用

家庭用小売価格の開示方法として「店頭に料金表を掲示」している事業者が59.9%と最も多

く、「全得意先に料金表を定期的に配布」が37.9%で続いている。

(2)業務用

業務用小売価格の開示方法として「全得意先に料金表を定期的に配布」している事業者が38.

7%と最も多く、「店頭に料金表を掲示」が31.3%で続いている。

37.9%

10.0%

59.9%

9.9%

8.5%

8.1%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

全得意先に料金表を定期的に配布

一部の得意先に料金表を配布

店頭に料金表を掲示

ホームページで開示

その他

開示していない

【再掲】図表2-158 家庭用小売価格の開示方法(複数回答)

n=3,879

38.7%

14.6%

31.3%

4.1%

12.1%

17.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

全得意先に料金表を定期的に配布

一部の得意先に料金表を配布

店頭に料金表を掲示

ホームページで開示

その他

開示していない

図表2-159 業務用小売価格の開示方法(複数回答)

n=2,669

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 92 -

2. 店頭に料金表を掲示している事業者分布

(1)家庭用

家庭用小売価格を「店頭に料金表を掲示」によって開示している事業者の分布は下の図の通りと

なっている。

(2)業務用

業務用小売価格を「店頭に料金表を掲示」によって開示している事業者の分布は下の図の通りと

なっている。

2,323件

404件

545件 577件

303件 294件

96件 58件

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

事業者数

836件

123件

206件234件

115件 99件

25件 15件

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

事業者数

図表2-160 店頭に料金表を掲示している事業者分布(家庭用)

図表2-161 店頭に料金表を掲示している事業者分布(業務用)

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- 93 -

3. HPで開示している事業者分布

(1)家庭用

家庭用小売価格を「ホームページで開示」によって開示している事業者の分布は下の図の通りと

なっている。

(2)業務用

業務用小売価格を「ホームページで開示」によって開示している事業者の分布は下の図の通りと

なっている。

384件

9件25件

47件37件

93件

59件

104件

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

事業者数

109件

4件8件

12件8件

28件

14件

31件

0

20

40

60

80

100

120

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

事業者数

図表2-162 HPで開示している事業者分布(家庭用)

図表2-163 HPで開示している事業者分布(業務用)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 94 -

4. 開示していない事業者分布

(1)家庭用

家庭用小売価格を「開示していない」事業者の分布は下の図の通りとなっている。

(2)業務用

業務用小売価格を「開示していない」事業者の分布は下の図の通りとなっている。

313件

118件

83件

57件

16件 22件6件 3件

0

50

100

150

200

250

300

350

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

事業者数

453件

67件90件

103件

47件60件

34件 35件

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

500

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

事業者数

図表2-164 開示していない事業者分布(家庭用)

図表2-165 開示していない事業者分布(業務用)

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- 95 -

5. 小売価格を開示しない理由

(1)家庭用

家庭用小売価格を開示しない理由としては、「料金表は直接顧客に配布・通知」が58.0%と最

も多くなっている。

(2)業務用

小売価格を開示しない理由として、業務用においても「料金表は直接顧客に配布・通知」が66.

7%と最も多くなっている。

図表2-166 小売価格を開示しない理由(家庭用、複数回答)

58.0%

16.4%

13.4%

5.6%

17.7%

2.6%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

料金表は直接顧客に配布・通知

必要性を感じない

競合他社・ブローカーの参入ブロック

多数の料金表があり、集約に時間がかかる

他社・業界の動きを様子見

公表の仕方がわからない n=305

66.7%

12.0%

13.4%

5.4%

13.4%

1.6%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

料金表は直接顧客に配布・通知

必要性を感じない

競合他社・ブローカーの参入ブロック

多数の料金表があり、集約に時間がかかる

他社・業界の動きを様子見

公表の仕方がわからない

図表2-167 小売価格を開示しない理由(業務用、複数回答)

n=426

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 96 -

6-6 契約時、契約終了時の対応

1. 14条書面に記載されている内容の説明

(1)説明の有無

①事業者割合

14条書面の記載内容を「説明している」事業者は81.8%となっている。

②消費者戸数割合

消費者戸数割合では、97.4%の消費者が14条書面の記載内容の説明を受けている結果とな

っている。

【再掲】図表2-168 14条書面に記載されている内容の説明(事業者割合)

図表2-169 14条書面に記載されている内容の説明(消費者戸数割合)

n=3,917

n=6,981,570

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- 97 -

(2)説明している項目

14条書面の記載内容のうち説明している項目としては、「供給設備および消費設備の所有関係」

が88.2%と最も多く、「LPガスの価格の算定方法、算定方法の基礎となる項目とその内容」が

71.9%で続いている。

2. 確認署名について

(1)確認署名をもらっている割合

①事業者割合

「確認書面をもらっている」事業者の比率は89.9%となっている。

71.9%

88.2%

43.0%

33.9%

30.4%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

LPガスの価格の算定方法、

算定方法の基礎となる項目とその内容

供給設備および消費設備の所有関係

供給設備および消費設備の

設置、変更、修繕および撤去に関する費用

LPガス販売事業者の所有する消費設備を

消費者が利用する場合に

消費者が支払う費用の額および徴収方法

販売契約解除時に

LPガス販売事業者から消費者等に移転する場合の

精算額の計算方法

n=3,489

図表2-170 説明している項目

図表2-171 確認署名について(事業者割合)

n=3,685

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 98 -

②消費者戸数割合

消費者戸数割合では、97.3%の消費者から確認書面をもらっている結果となっている。

(3)都道府県別の状況

①上位10県

「沖縄県」では全事業者が「確認署名をもらっている」と回答している。

100.0%

98.4%

96.6%

96.2%

96.1%

95.9%

94.9%

94.8%

94.7%

94.4%

91% 92% 93% 94% 95% 96% 97% 98% 99% 100%

沖縄県(n=14)

広島県(n=63)

鳥取県(n=29)

島根県(n=26)

岡山県(n=51)

群馬県(n=98)

宮崎県(n=39)

山口県(n=58)

大分県(n=57)

鹿児島県(n=71)

図表2-173 [都道府県別]確認署名について(上位10県)

図表2-172 確認署名について(消費者戸数割合)

n=6,877,943

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- 99 -

②下位10県

確認署名をもらっている事業者の比率が最も低いのは「山梨県」で72.7%となっている。

72.7%

78.4%

81.3%

83.8%

84.4%

85.0%

85.3%

85.7%

86.1%

87.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

山梨県(n=44)

千葉県(n=116)

大阪府(n=96)

山形県(n=80)

岐阜県(n=64)

香川県(n=40)

和歌山県(n=68)

東京都(n=98)

栃木県(n=79)

茨城県(n=118)

図表2-174 [都道府県別]確認署名について(下位10県)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 100 -

③都道府県別

確認署名をもらっている事業者の都道府県別の比率下表の通りとなっている。

図表2-175 [得意先戸数別]確認署名について

確認署名をもらっている

確認署名をもらっていない

89.9% 10.1% 3,685

89.9% 10.1% 207

青森県 93.9% 6.1% 115

秋田県 93.7% 6.3% 63

岩手県 90.4% 9.6% 83

宮城県 90.4% 9.6% 114

山形県 83.8% 16.3% 80

福島県 91.3% 8.7% 127

茨城県 87.3% 12.7% 118

栃木県 86.1% 13.9% 79

群馬県 95.9% 4.1% 98

埼玉県 90.2% 9.8% 163

千葉県 78.4% 21.6% 116

東京都 85.7% 14.3% 98

神奈川県 90.3% 9.7% 93

新潟県 89.2% 10.8% 111

山梨県 72.7% 27.3% 44

長野県 92.7% 7.3% 82

静岡県 93.0% 7.0% 114

富山県 91.1% 8.9% 45

石川県 92.9% 7.1% 42

岐阜県 84.4% 15.6% 64

愛知県 87.6% 12.4% 97

三重県 89.0% 11.0% 91

福井県 91.0% 9.0% 67

滋賀県 91.1% 8.9% 45

京都府 88.3% 11.7% 60

大阪府 81.3% 18.8% 96

兵庫県 89.3% 10.7% 103

奈良県 93.2% 6.8% 74

和歌山県 85.3% 14.7% 68

鳥取県 96.6% 3.4% 29

島根県 96.2% 3.8% 26

岡山県 96.1% 3.9% 51

広島県 98.4% 1.6% 63

山口県 94.8% 5.2% 58

徳島県 89.1% 10.9% 46

香川県 85.0% 15.0% 40

愛媛県 91.9% 8.1% 37

高知県 93.0% 7.0% 43

福岡県 93.9% 6.1% 147

佐賀県 92.0% 8.0% 25

長崎県 93.1% 6.9% 58

熊本県 87.9% 12.1% 124

大分県 94.7% 5.3% 57

宮崎県 94.9% 5.1% 39

鹿児島県 94.4% 5.6% 71

100.0% 0.0% 14

中国

四国

九州

沖縄県

全体

北海道

東北

関東

中部

近畿

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- 101 -

(3)得意先戸数別の状況

得意先戸数別では、規模の大きな事業者ほど「確認署名をもらっている」との回答比率が高くな

っている。

3. 契約解除時の供給設備撤去日数

確認契約解除時に供給設備撤去までに要する日数については、大多数の事業者が「7日」までと

回答している。

29件

627件

391件437件

33件

197件

49件

1,473件

346件

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

0日 1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日以上

【再掲】図表2-177 契約解除時の供給設備撤去日数

89.9%

83.6%

89.5%

89.8%

91.2%

95.5%

95.2%

98.1%

10.1%

16.4%

10.5%

10.2%

8.8%

4.5%

4.8%

1.9%

全体

(n=3,685)

1-150戸

(n=727)

151-300戸

(n=830)

301-600戸

(n=830)

601-1000戸

(n=434)

1001-2500戸

(n=445)

2501-4999戸

(n=167)

5000戸以上

(n=161)

75% 80% 85% 90% 95% 100%

確認署名をもらっている 確認署名をもらっていない

図表2-176 [得意先戸数別]確認署名について

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 102 -

6-7 専用相談窓口の設置

1. 専用相談窓口の設置状況

(1)事業者割合

苦情や相談の対応について、「専用相談窓口を設けている」事業者は14.7%となっている。

(2)消費者戸数割合

消費者戸数割合では、「専用相談窓口を設けている」比率は43.4%となっている。

n=3,819

n=6,938,010

【再掲】図表2-178 専用相談窓口の設置状況(事業者割合)

図表2-179 専用相談窓口の設置状況(消費者戸数割合)

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- 103 -

2. 消費者への迅速な対応の状況

専用相談窓口を設けていない場合、消費者からの苦情・連絡への迅速な対応については、99.

1%の事業者が「対応している」と回答している。

3. 苦情などの記録簿の作成状況

(1)事業者割合

苦情などに対する記録簿の作成状況は、60.4%の事業者が「作成している」と回答している。

n=3,217

図表2-180 消費者への迅速な対応の状況

n=3,758

【再掲】図表2-181 苦情などの記録簿の作成状況(事業者割合)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 104 -

(2)消費者戸数割合

消費者戸数割合では、記録簿を「作成している」比率は87.7%となっている。

図表2-182 苦情などの記録簿の作成状況(消費者戸数割合)

n=6,894,297

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- 105 -

6-8 小売価格の低廉化について

1. 低廉化意向

(1)全体

①家庭用

家庭用小売価格の低廉化について、「今後の検討課題」とする事業者が59.0%と過半数を占

める一方で、「既に対応済みである」とする事業者は8.7%にとどまる。

②業務用

業務用小売価格の低廉化についても、「今後の検討課題」とする事業者が57.9%と過半数を

占めている。

n=3,791

図表2-183 低廉化意向(家庭用)

n=3,017

図表2-184 低廉化意向(業務用)

Page 116: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 106 -

(2)地域別

①家庭用

家庭用小売価格の低廉化について、「既に対応済みである」事業者は「中部」で14.4%とやや

高くなっている。

8.7%

7.3%

8.3%

9.9%

14.4%

7.6%

5.7%

3.5%

7.4%

16.8%

14.6%

16.8%

15.2%

21.0%

14.9%

22.5%

12.9%

18.9%

14.3%

15.6%

19.0%

14.3%

17.5%

10.2%

18.7%

17.2%

17.0%

10.9%

7.1%

59.0%

59.0%

60.6%

57.4%

54.4%

58.8%

54.6%

66.7%

62.8%

78.6%

全体

(n=3,791)

北海道

(n=205)

東北

(n=602)

関東

(n=1,166)

中部

(n=353)

近畿

(n=529)

中国

(n=227)

四国

(n=171)

九州

(n=524)

沖縄

(n=14)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

既に対応済みである 低廉化する意向がある 低廉化する意向はない 今後の検討課題

図表2-185 [地域別]低廉化意向(家庭用)

Page 117: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

- 107 -

②業務用

業務用小売価格の低廉化についても、「既に対応済みである」事業者は「中部」で16.7%とや

や高くなっている。

12.1%

9.2%

10.5%

13.2%

16.7%

11.4%

13.4%

8.3%

11.0%

13.7%

11.5%

14.6%

13.0%

15.6%

14.4%

12.9%

8.3%

14.4%

25.0%

16.4%

21.3%

15.6%

17.3%

11.9%

17.2%

19.6%

18.0%

14.0%

8.3%

57.9%

58.0%

59.3%

56.5%

55.8%

57.0%

54.1%

65.4%

60.6%

66.7%

全体

(n=3,017)

北海道

(n=174)

東北

(n=486)

関東

(n=885)

中部

(n=294)

近畿

(n=395)

中国

(n=194)

四国

(n=133)

九州

(n=444)

沖縄

(n=12)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

既に対応済みである 低廉化する意向がある 低廉化する意向はない 今後の検討課題

図表2-186 [地域別]低廉化意向(業務用)

Page 118: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 108 -

(3)得意先戸数別

①家庭用

規模が大きいほど、家庭用小売価格の低廉化について「既に対応済みである」および「低廉化す

る意向がある」の回答比率が高い傾向にある。

図表2-187 [得意先戸数別]低廉化意向(家庭用)

8.7%

6.8%

6.4%

9.7%

9.7%

13.2%

10.9%

8.4%

16.8%

9.8%

11.9%

16.3%

21.0%

26.8%

26.7%

32.9%

15.6%

28.1%

18.6%

12.3%

10.4%

6.1%

7.9%

3.2%

59.0%

55.3%

63.1%

61.7%

58.9%

54.0%

54.5%

55.5%

全体

(n=3,791)

1-150戸

(n=779)

151-300戸

(n=872)

301-600戸

(n=846)

601-1000戸

(n=443)

1001-2500戸

(n=441)

2501-4999戸

(n=165)

5000戸以上

(n=155)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

既に対応済みである 低廉化する意向がある 低廉化する意向はない 今後の検討課題

Page 119: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

- 109 -

②業務用

業務用の小売価格についても、規模が大きいほど「既に対応済みである」および「低廉化する意

向がある」の回答比率が高い傾向にある。

12.1%

7.7%

10.0%

11.7%

14.0%

16.6%

15.2%

16.1%

13.7%

8.6%

10.1%

13.9%

15.5%

17.8%

19.6%

22.8%

16.4%

30.6%

20.2%

14.4%

11.5%

9.0%

9.5%

7.4%

57.9%

53.1%

59.7%

59.9%

58.9%

56.5%

55.7%

53.7%

全体

(n=3,017)

1-150戸

(n=441)

151-300戸

(n=642)

301-600戸

(n=741)

601-1000戸

(n=399)

1001-2500戸

(n=409)

2501-4999戸

(n=158)

5000戸以上

(n=149)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

既に対応済みである 低廉化する意向がある 低廉化する意向はない 今後の検討課題

図表2-188 [得意先戸数別]低廉化意向(業務用)

Page 120: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 110 -

2. 低廉化する上での課題

小売価格低廉化に向けた課題としては、「供給戸数が減っている」(85.7%)、「世帯あたり消費

量が減っている」(61.9%)が上位に挙げられている。

図表2-189 低廉化する上での課題(複数回答)

n=3,435

85.7%

61.9%

23.8%

19.9%

17.5%

17.3%

16.1%

15.7%

7.8%

7.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90%

供給戸数が減っている

世帯あたり消費量が減っている

保安費が上昇している

LPガスの調達コストが不透明

設備貸与が膨らんでいる

人件費が上昇している

スタッフの採用が困難である

配送コストが上昇している

充填コストが上昇している

減価償却費が上昇している

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- 111 -

6-9 家庭用顧客からのLPガス料金回収

1. 現在採用している回収方法

(1)全体

現在採用しているLPガス料金の回収方法については、「集金」が95.3%で最も多く、「口座

振替」が91.8%で続いている。また、「顧客が持参」と回答した事業者も78.9%に達してい

る。

95.3%

91.8%

16.0%

17.3%

67.5%

78.9%

1.2%

0% 20% 40% 60% 80% 100% 120%

集金

口座振替(口座引落し)

コンビニ支払

クレジットカード

銀行振込

顧客が持参

その他

n=3,973

図表2-190 現在採用している回収方法(複数回答)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 112 -

(2)得意先戸数別

全体の得意先戸数多い事から、規模の大きな事業者ほど「顧客が持参」の回答比率が高くなって

いる。

図表2-191 [得意先戸数別]現在採用している回収方法(複数回答)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

集金

口座振替(口座引落し)

コンビニ支払

クレジットカード

銀行振込

顧客が持参

その他

全体

(n=3,973)

1-150戸

(n=854)

151-300戸

(n=904)

301-600戸

(n=874)

601-1000戸

(n=445)

1001-2500戸

(n=458)

2501-4999戸

(n=170)

5000戸以上

(n=162)

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- 113 -

2. 今後最も増やしたい回収方法

(1)全体

今後最も増やしたいLPガス料金の回収方法については、「口座振替」が72.4%と圧倒的に

多くなっている。

7.9%

72.4%

5.5%

8.9%

3.3%

1.4%

0.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

集金

口座振替(口座引落し)

コンビニ支払

クレジットカード

銀行振込

顧客が持参

その他

n=3,833

図表2-192 今後最も増やしたい回収方法

Page 124: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 114 -

(2)得意先戸数別

規模にかかわらず「口座振替」を増やしたいとの回答が最も多くなっている。また、規模の大き

な事業者ほど、「クレジットカード」の回答比率が高い傾向にある。

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90%

集金

口座振替(口座引落し)

コンビニ支払

クレジットカード

銀行振込

顧客が持参

その他

全体

(n=3,833)

1-150戸

(n=791)

151-300戸

(n=873)

301-600戸

(n=856)

601-1000戸

(n=438)

1001-2500戸

(n=449)

2501-4999戸

(n=167)

5000戸以上

(n=162)

図表2-193 [得意先戸数別]今後最も増やしたい回収方法

Page 125: ⽯油ガス流通・販売業経営実態調査平成30年度 油製品需給適正化調査 油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書 平成31年3 はじめに 厈油ガス(匆下「LPガス」という。)は、全国の拔厔匒帯包の約博包で却

- 115 -

3. 回収方法を増やしたい理由

(1)全体

前述の「今後最も増やしたいLPガス料金の回収方法」を選択した理由については、「顧客の利

便性向上をはかるため」が53.2%で最も多く、「未回収率の低減化をはかるため」が42.9%、

「回収に係るコストが最安のため」が35.3%で続いている。

53.2%

11.1%

42.9%

35.3%

28.5%

15.7%

1.5%

5.1%

1.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

顧客の利便性向上をはかるため

顧客との接点強化をはかるため

未回収率の低減化をはかるため

回収に係るコストが最安のため

営業担当者の業務効率向上をはかるため

経理担当者の事務負担軽減のため

パート・アルバイトの雇用維持のため

特に理由は無い、不明

その他

図表2-194 回収方法を増やしたい理由(複数回答)

n=3,730

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 116 -

(2)回収方法別

回収方法別に増やしたい理由を確認すると、「コンビニ支払」では「顧客の利便性向上をはかる

ため」、「クレジットカード」が「未回収率の低減化をはかるため」、「集金」および「顧客が持参」

が「顧客との接点強化をはかるため」が多くなっている。

図表2-195 [回収法保別]回収方法を増やしたい理由(複数回答)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90%

顧客の利便性向上をはかるため

未回収率の低減化をはかるため

回収に係るコストが最安のため

営業担当者の業務効率向上をはかるため

経理担当者の事務負担軽減のため

顧客との接点強化をはかるため

特に理由は無い、不明

全体

(n=3,730)

集金

(n=283)

口座振替(口座引落し)

(n=2,702)

コンビニ支払

(n=221)

クレジットカード

(n=337)

銀行振込

(n=113)

顧客が持参

(n=50)

その他

(n=19)

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- 117 -

6-10 賃貸型集合住宅における設備費用

1. 設備などの負担について

(1)事業者割合

賃貸型集合住宅における設備費用について、「負担したことがある」事業者が57.0%と過半

数を占める。

(2)消費者戸数割合

消費者戸数割合では、「負担したことがある」が89.5%に達する。

【再掲】図表2-196 設備などの負担について(事業者割合)

n=3,532

図表2-197 設備などの負担について(消費者戸数割合)

n=6,911,138

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 118 -

(3)都道府県別

①「負担したことがある」比率が高い上位2県

設備費用について「負担したことがある」の比率が高い上位2県は「沖縄県」と「福岡県」で、

各々その比率は92.9%、80.0%に達する。

②「負担したことがある」比率が低い上位2県

一方、「負担したことがある」の比率が低い上位2県は「富山県」と「大阪府」で、各々その比率

は23.5%、34.1%となっている。

図表2-198 設備などの負担について(比率が高い県)

沖縄県 n=14 福岡県 n=145

図表2-199 設備などの負担について(比率が低い県)

富山県 n=34 大阪府 n=88

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- 119 -

(4)負担したことがある設備内容

費用負担をしたことがある設備としては、「給湯器」が98.5%と圧倒的に多く、「エアコン」

が25.6%で続いている。

98.5%

25.6%

1.3%

8.2%10.3%

0.8% 0.0% 0.8% 0.5%

6.5%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

給湯器

エアコン

テレビ

便座システム

ドアチャイム

WIFIルーター

エレベーター

外壁工事

防犯カメラ

その他

【再掲】図表2-200 費用負担したことがある設備内容(複数回答)

n=2,032

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 120 -

2. LPガス代金への転嫁状況

(1)事業者割合

負担した設備費用のLPガス代金への転嫁について、「転嫁していない」とする事業者が75.

5%と大半を占めるが、4分の1の事業者が「一部」もしくは「全部」の賃貸集合住宅において転

嫁している結果となっている。

(2)消費者戸数割合

家庭用の消費者戸数割合でも、事業者割合と同様の結果となっている。

【再掲】図表2-201 LPガス代金への転嫁状況(事業者割合)

n=2,154

図表2-202 LPガス代金への転嫁状況(消費者戸数割合)

n=6,320,723

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(3)都道府県別

①「転嫁している」比率が高い上位2県

設備費用について設置をした「一部」もしくは「全部」で転嫁している比率の合計値が高い上位

2県は「愛媛県」と「高知県」で、各々その合計比率は47.8%、40.0%に達する。

②「転嫁している」比率が低い上位2県

比率が低い上位2県は「静岡県」、同率で「新潟県」および「島根県」で、各々その比率は5.

1%、10.0%、10.0%となっている。

愛媛県 n=23 高知県 n=20

図表2-203 LPガス代金への転嫁状況(比率が高い県)

図表2-204 LPガス代金への転嫁状況(比率が低い県)

静岡県 n=58 新潟県 n=20 島根県 n=10

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 122 -

3. 都道府県別の設備費用負担および料金への転嫁状況

都道府県別にみた設備費用負担および料金への転嫁状況は下表の通りとなっている。

負担経験有り

負担経験無し

n全部に転嫁

一部に転嫁

転嫁無し

57.0% 43.0% 3,532 9.2% 15.3% 75.5% 2,154

43.2% 56.8% 199 5.2% 19.8% 75.0% 96

青森県 42.0% 58.0% 100 18.6% 4.7% 76.7% 43

秋田県 50.8% 49.2% 63 3.1% 9.4% 87.5% 32

岩手県 55.7% 44.3% 79 6.7% 20.0% 73.3% 45

宮城県 62.6% 37.4% 107 9.7% 20.8% 69.4% 72

山形県 51.9% 48.1% 77 9.5% 7.1% 83.3% 42

福島県 59.8% 40.2% 122 2.6% 26.0% 71.4% 77

茨城県 52.6% 47.4% 114 10.6% 10.6% 78.8% 66

栃木県 70.1% 29.9% 77 17.5% 21.1% 61.4% 57

群馬県 66.7% 33.3% 99 9.0% 23.9% 67.2% 67

埼玉県 70.7% 29.3% 157 7.1% 20.4% 72.6% 113

千葉県 49.5% 50.5% 105 8.2% 21.3% 70.5% 61

東京都 51.0% 49.0% 102 15.3% 18.6% 66.1% 59

神奈川県 61.9% 38.1% 97 9.4% 15.6% 75.0% 64

新潟県 14.9% 85.1% 101 10.0% 0.0% 90.0% 20

山梨県 55.0% 45.0% 40 13.0% 4.3% 82.6% 23

長野県 57.5% 42.5% 80 10.2% 6.1% 83.7% 49

静岡県 61.4% 38.6% 114 6.9% 15.3% 77.8% 72

富山県 23.5% 76.5% 34 8.3% 8.3% 83.3% 12

石川県 64.1% 35.9% 39 0.0% 12.5% 87.5% 24

岐阜県 60.0% 40.0% 50 5.9% 11.8% 82.4% 34

愛知県 67.3% 32.7% 98 17.4% 13.0% 69.6% 69

三重県 61.3% 38.7% 93 15.6% 9.4% 75.0% 64

福井県 65.2% 34.8% 66 6.7% 22.2% 71.1% 45

滋賀県 55.6% 44.4% 45 0.0% 24.0% 76.0% 25

京都府 42.4% 57.6% 59 3.8% 11.5% 84.6% 26

大阪府 34.1% 65.9% 88 10.8% 8.1% 81.1% 37

兵庫県 54.7% 45.3% 95 1.7% 3.4% 94.8% 58

奈良県 48.5% 51.5% 66 5.4% 13.5% 81.1% 37

和歌山県 52.9% 47.1% 70 7.1% 11.9% 81.0% 42

鳥取県 51.9% 48.1% 27 7.1% 7.1% 85.7% 14

島根県 40.9% 59.1% 22 0.0% 10.0% 90.0% 10

岡山県 71.2% 28.8% 52 12.8% 15.4% 71.8% 39

広島県 65.6% 34.4% 61 4.9% 17.1% 78.0% 41

山口県 60.4% 39.6% 53 3.1% 15.6% 81.3% 32

徳島県 56.8% 43.2% 44 0.0% 14.8% 85.2% 27

香川県 51.4% 48.6% 37 5.0% 10.0% 85.0% 20

愛媛県 72.7% 27.3% 33 8.7% 39.1% 52.2% 23

高知県 42.9% 57.1% 42 20.0% 20.0% 60.0% 20

福岡県 80.0% 20.0% 145 13.8% 14.6% 71.5% 123

佐賀県 72.0% 28.0% 25 15.8% 10.5% 73.7% 19

長崎県 69.8% 30.2% 53 15.4% 17.9% 66.7% 39

熊本県 66.9% 33.1% 124 8.0% 15.9% 76.1% 88

大分県 63.6% 36.4% 55 13.5% 13.5% 73.0% 37

宮崎県 78.9% 21.1% 38 13.3% 6.7% 80.0% 30

鹿児島県 60.6% 39.4% 71 8.3% 10.4% 81.3% 48

92.9% 7.1% 14 15.4% 15.4% 69.2% 13

料金への転嫁

近畿

中国

四国

九州

沖縄県

設備費用の負担

全体

北海道

東北

関東

中部

図表2-205 [都道府県別]設備費用負担および料金への転嫁状況

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6-11 集中監視システムの導入

1. 集中監視システムを導入している事業者比率

集中監視システムを一部でも導入している事業者は40.6%となっている。

2. 集中監視システムを未導入事業者の規模の分布

集中監視システムを全く導入していない事業者の分布は下図の通りとなっている。

438件468件

415件

181件

128件

28件6件

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

500

1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

事業者数

n=2,800

図表2-206 集中監視システムの導入状況

図表2-207 集中監視システムを未導入事業者の規模の分布

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

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3. 認定事業者制度が事業所単位となった場合の集中監視システムの導入意向

(1)全体

認定事業者制度が事業所単位で可能となった場合の集中監視システムの導入意向については、

「はい」と回答した事業者は12.1%に止まっている。また、「どちらでもない」が44.8%を

占めている。

(2)得意先戸数別

得意先戸数別では、規模の大きな事業者ほど「はい」の回答比率が高まる傾向にあるが、規模に

かかわらず「どちらでもない」が4割程度を占めている。

図表2-208 集中監視システムの導入意向

12.1%

5.3%

6.4%

7.8%

11.2%

20.2%

30.7%

42.4%

43.1%

54.4%

50.7%

43.0%

43.7%

34.1%

23.5%

12.6%

44.8%

40.3%

42.9%

49.2%

45.2%

45.6%

45.8%

45.0%

全体

(n=3,138)

1-150戸

(n=563)

151-300戸

(n=669)

301-600戸

(n=695)

601-1000戸

(n=394)

1001-2500戸

(n=425)

2501-4999戸

(n=166)

5000戸以上

(n=151)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

はい いいえ どちらでもない

図表2-209 [得意先戸数別]集中監視システムの導入意向

n=3,138

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6-12 地域で選ばれるための取り組み

1. 世帯構成の把握

(1)事業者割合

得意先の世帯構成を把握している事業者は67.2%となっている。

(2)消費者戸数割合

消費者戸数割合では、35.8%の把握にとどまっている。

n=3,794

図表2-210 得意先の世帯構成の把握状況(事業者割合)

図表2-211 得意先の世帯構成の把握状況(消費者戸数割合)

n=6,653,732

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

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2. LPガス事業以外のサービス

LPガス事業以外のサービスについて、兼業内容の売上比率では「ガソリンスタンド経営」が3

9.0%と最も多く、「灯油等石油製品販売」が20.6%で続いている。

39.0%

20.6%

12.3% 11.8%10.9% 10.7% 10.0% 9.9%

8.5%6.7% 6.6%

4.7%

1.8% 1.6%0.3%

21.8%

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

35%

40%

45%

ガソリンスタンド経営

灯油等石油製品販売

給排水

(上・下水道)工事

食料品、雑貨販売

ガス事業

(都市ガス、簡易ガス等)

米穀販売

住宅設備工事

高圧ガス

(酸素等一般ガス)販売

酒類販売

不動産賃貸・管理

住宅リフォーム

家電、電気製品販売

コンビニエンスストア経営

水販売

地域見守り事業、高齢者補助事業等

その他

図表2-212 兼業内容の売上比率

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6-13 販売事業者のヒアリング調査

LPガス販売事業者の協力のもと全国30社の事業者にヒアリングを実施。ヒアリングの内容と

しては取引適正化ガイドラインの対応、充填、配送、検針および保安の実施方法やBCP制定や

自社で行っている特徴的事象などを中心にヒアリングを行い、纏めの参考とした。

1.取引適正化ガイドライン

どの事業者も取引適正化ガイドラインへの取組では県協会主催の説明会に出席し、自社の状況に

合わせて必要な対応を実施済み、あるいは今後対応する予定であると確認できた。対応を既に終え

た事業者からは手書き検針票から記載事項が多くなりシステムを導入した事例やシステムの変更

をしたことによるコストについて補助が欲しかったとの訴えも昨年同様であった。

本年 2 月に戸建住宅と集合住宅それぞれの標準的な料金メニュー等の公表等で取引適正化ガイド

ラインが改正されたことに伴い、事業者の対応や改正後の相手側状況について確認を行ったところ

設備の負担を行ってガス価格に転嫁しているケースでは、その明細・理由を明示・説明はしていな

い(顧客、オーナーとのトラブル回避)と回答してきた事業者は少なくない。一方、説明しておか

ないと後々トラブルになり事業継続が難しくなるとの判断から説明は必ず行うとする事業者も少

数派ながら存在している。

また、「転嫁していない」と回答してきた事業者も数多いが、相手側からの要求肥大化等の理由

から、昨今はまったく費用負担は行っていないとする事業者も規模の小さい事業者を中心に多かっ

た。設備費用負担している場合、オーナーとの間の借用書、覚書などの存在が認められたが、なか

には求めてもオーナー側がまったく判を押さないケースやその効力に不安を覚える事業者も多い。

相手側からの負担要求は省令改正後も変わっておらず、事業者が応えている理由としては販売量維

持のためとの回答が全てであった。

事業者のなかには以前より全く負担したことが無いと明言する事業者もおり、理由を尋ねると既存

顧客から得た利益を新規顧客獲得のため使用するなどまったく理解できない。利益を還元するなら

既存顧客へ還元すべきとの主張であった。

また多くの事業者からは業界として当該行為に自浄作用が働かず変われないなら新たなガイド

ラインの制定も止むなしとの声も多かった。

2.仕入、充填、配送および保安

今回のヒアリング先は自社充填所を持たず仕入れも卸から購入している事業者が大半のなか

配送について確認したところ、自社配送(一部委託も含む)、委託配送であると回答は様々であっ

た。自社配送の理由としては ・委託コストが高い ・自社配送が顧客との接点(自分で運んでいる

ことこそが商売の基本)であったが、自社配送を行っている事業者の多くからは、配送員の確保に

不安をもっており、将来的には委託も検討するとの声も聞こえてきた。

保安面も自主、委託と回答は様々であったが、技術の面から未熟な事業者は、認定保安機関に委託

すべきとの声もあった。

今後、エネルギーの自由化や取引適正化の流れから価格の低廉化は避けられない。事業規模にもよ

るが、物流、保安に掛かるコストを一事業者のみで、今以上のコストダウン進めることは難しいと

思われる。

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 128 -

一例として、共同仕入充填配送会社(事業共同組合)を複数事業者で設立し、事業共同組合が各事

業者の必要とする数量を纏めて複数の仕入れ先からの購入することにより、仕入価格の低廉および

抑制に努めている事業者から話を聞くことができた。規模の小さい事業者一社では購買力は弱くと

も、同じ志をもつ事業者同士が協業をはかることにより,企業規模の適正化による生産性の向上を

推進し,その共同の利益を増進することができた良い例と言えるであろう。卸事業者の強力なリー

ダーシップのもと競争力のあるコストとなっている事業者は問題ないが、そうでない場合には検討

に値するケースと考えられる。

3.BCP(事業継続計画)

昨今の災害を受けて、BCPを策定しているかどうか確認したところ、BCPを制定している事

業者は非常に少なかった。実際に被災した事業者は、できる対応としてLPガスの非常用発電機を

購入したり、顧客台帳をコンピュータ管理と紙でも管理するようにした事業者を、複数確認はでき

た。

また、ある事業者からは、BCPとしては制定してはいないが、災害時対応として、全ての顧客

に優先順位付けを行い、顧客マップを作成し、自社のBCPとしているとして話を聞くことができ

た。大きな組織を持たない事業者で、いざ実際に災害が起こった際に自社顧客に対し、初動を含め

て、十分機能するマニュアルと判断する。

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第7章 将来に向けた展望

7-1 経営環境の変化

1. 経営環境の変化

ここ5年間での経営環境の変化としては、「消費者戸数が減少している」を挙げた事業者が9

0.5%で最も多くなっている。以下、「建て替え時、オール電化への転換率が高まっている」

が65.5%、「単位消費量が減少している」が60.8%で続いている。

90.5%

65.5%

60.8%

42.4%

29.3%

29.0%

23.8%

22.9%

17.6%

12.5%

11.3%

10.7%

10.2%

5.4%

5.0%

2.2%

1.5%

3.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

消費者戸数が減少している

建て替え時、オール電化への転換率が高まっている

単位消費量が減少している

既設住宅のオール電化への転換が増加している

同業他社への切替えが増加している

仕入価格の高騰等事業経費の増加により、

収益の確保が困難となっている

消費者の消費設備の購買意欲が減退し、

平均的商品購入価格が低くなっている

電力・都市ガスなど他エネルギー価格より

相対的に高価となり、LPガス離れが進んでいる

経営者の高齢化により、後継者の確保が必要となっている

建て替え時、都市ガスへの転換率が高まっている

消費者の省エネ意識が高まり、

高効率機器への買い替えが進んでいる

既設住宅の都市ガスへの転換が増加している

消費者からの小売価格値下げ要求が増加している

災害に強く環境にやさしい、

国民生活に不可欠なエネルギーとして、需要拡大が期待できる

太陽光、エコウイル等発電システムの需要が高まっている

太陽熱温水器等

再生可能エネルギー利用システムの需要が高まっている

その他

あまり変化していない

図表2-213 経営環境の変化(複数回答)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 130 -

2. 消費者戸数の減少

経営環境の変化で「消費者戸数が減少している」を挙げた事業者を得意先戸数別に見ると、

「151-300戸」が24.8%、「301-600戸」が23.3%、「1-150戸」が21.2%となってお

り、小規模事業者が大部分を占める結果となっている。

3. 同業他社切り替えの増加

経営環境の変化で「同業他社への切替えが増加している」を挙げた事業者を得意先戸数別に見

ると、「消費者戸数が減少している」事業者と同様に、小規模事業者が大部分を占める結果とな

っている。

図表2-214 「消費者戸数が減少している」事業者(得意先戸数別の分布)

n=3,906

n=3,443

n=1,110

図表2-215 「同業他社への切替えが増加している」事業者(得意先戸数別の分布)

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7-2 経営課題と事業承継

1. 経営課題

直面する経営課題としては、「保安維持」を挙げた事業者が41.6%で最も多くなってい

る。以下、「後継者問題」が34.1%、「販路開拓・マーケティング」が33.1%で続いて

いる。

41.6%

34.1%

33.1%

23.5%

21.8%

13.4%

11.2%

9.8%

4.6%

2.5%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

保安維持

後継者問題

販路開拓・マーケティング

新たな製品・商品・サービスの開発

従業員の確保、定着率

特に課題はない

資金調達

内部統制の整備

従業員の残業時間

その他

n=3,653

図表2-216 直面する経営課題(複数回答)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 132 -

2. 保安面に関する意識

(1)経営課題としての認識

経営課題で「保安維持」を挙げた事業者を得意先戸数別に見ると、「301-600戸」が24.

6%、「151-300戸」が22.1%、「1-150戸」が16.0%となっており、小規模事業者が大

部分を占める結果となっている。

(2)今年度の投資方針

①全体

今年度の投資方針について、「決まっていない」事業者が50.3%と過半数を占めている

が、「保安に関する投資を優先」とする事業者が39.2%と、「顧客開拓に関する投資を優

先」を大きく上回っている。

図表2-217 経営課題で「保安維持」を挙げた事業者(得意先戸数別の分布)

n=1,540

図表2-218 今年度の投資方針

n=3,751

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- 133 -

②得意先戸数別

得意先戸数別の投資方針については、規模の大きな事業者ほど「保安に関する投資を優先」の

回答比率が高くなっている

(2)今年度の投資割合

①全体

今年度の投資割合については、「新型ガスメータ」への投資が28.1%と最も高く、「得意

先増加のため」が20.1%で続いている。

39.2%

24.8%

36.3%

41.9%

47.4%

49.3%

52.1%

53.0%

10.5%

3.8%

6.1%

9.7%

12.2%

19.9%

20.9%

32.2%

50.3%

71.4%

57.7%

48.5%

40.5%

30.8%

27.0%

14.8%

全体

(n=3,751)

1-150戸

(n=787)

151-300戸

(n=855)

301-600戸

(n=829)

601-1000戸

(n=435)

1001-2500戸

(n=438)

2501-4999戸

(n=163)

5000戸以上

(n=149)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

保安に関する投資を優先 顧客開拓に関する投資を優先 決まっていない

図表2-219 [得意先戸数別]今年度の投資方針

図表2-220 今年度の投資割合

n=185

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 134 -

②得意先戸数別

得意先戸数別の投資方針については、規模の大きな事業者ほど「新型ガスメータ」と「集中監

視システム」への投資割合が高くなっている。

3. 事業承継

(1)後継者問題

経営課題で「後継者問題」を挙げた事業者を得意先戸数別に見ると、「保安維持」の場合と同

様に、小規模事業者が大部分を占める結果となっている。

図表2-222 経営課題で「後継者問題」を挙げた事業者(得意先戸数別の分布)

n=1,216

図表2-221 [得意先戸数別]今年度の投資割合

7.8%

4.9%

5.2%

6.0%

7.1%

11.9%

11.4%

14.4%

28.1%

31.9%

31.4%

29.1%

27.6%

21.2%

22.1%

15.8%

20.1%

15.0%

18.9%

18.5%

20.1%

24.1%

27.7%

33.4%

10.9%

8.2%

9.8%

11.9%

14.2%

12.0%

10.8%

8.3%

15.9%

18.9%

16.0%

16.7%

14.2%

16.1%

14.7%

16.7%

17.2%

21.1%

18.7%

17.8%

16.8%

14.8%

13.2%

11.5%

全体

1-150戸

151-300戸

301-600戸

601-1000戸

1001-2500戸

2501-4999戸

5000戸以上

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

集中監視システム 新型

ガスメーター

得意先

増加のため

新しい請求

システム等

新規事業、

商品、サービス

その他

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- 135 -

(2)販売事業継続についての意向

今後の販売の事業継続については、「今後も販売事業を継続したいと考えている」事業者が7

2.0%を占めるが、「近い将来廃業したいと考えている」との回答も13.3%見られる結果

となっている。

(3)1年以内に廃業したいと考えている事業者規模分布

「1年以内に廃業したいと考えている」事業者を得意先戸数別に見ると、「1000戸以下」の事業

者で全数を占めている。

n=3,876

図表2-223 販売事業継続についての意向

図表2-224 「1年以内に廃業したいと考えている」事業者(得意先戸数別の分布)

n=30

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 136 -

(4)近い将来廃業したいと考えている事業者規模分布

「近い将来廃業したいと考えている」事業者を得意先戸数別に見ると、「1年以内に廃業したい

と考えている」事業者と同様、「1000戸以下」の事業者で、ほぼ全数を占めている。

(5)わからないと回答した事業者規模分布

今後の販売の事業継続について「わからない」事業者を得意先戸数別に見ると、他の回答と同

様に、「1000戸以下」の事業者が大部分を占めており、小規模事業者の先行き不透明感が浮き彫

りになる結果となっている。

図表2-225 「近い将来廃業したいと考えている」事業者(得意先戸数別の分布)

n=503

図表2-226 「わからない」事業者(得意先戸数別の分布)

n=520

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- 137 -

(6)事業を断念する理由

事業を断念する理由としては、「後継者がいないため」が69.2%で最も多く、「得意先の

高齢化、減少のため」が61.0%で続いている。

(7)事業を断念する場合の既存顧客について

事業継続を断念する場合の既存顧客については、「ガスの仕入先に譲渡する」と回答した事業

者が65.5%で最も多くなっている。また、「特に決めていない」が17.0%とそれに続い

ている。

65.5%

7.5%

2.5%

4.5%

1.0%

0.3%

17.0%

1.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

ガスの仕入先に譲渡する

高く買い取ってくれる事業者へ譲渡する

近隣の小売事業者へ譲渡する

得意先への対応が良い事業者へ譲渡する

保安の良い事業者へ譲渡する

配送の良い事業者へ譲渡する

特に決めていない

その他

図表2-228 事業を断念する場合の既存顧客について

n=600

69.2%

61.0%

37.3%

18.9%

15.5%

6.7%

7.4%

3.5%

0% 20% 40% 60% 80%

後継者がいないため

得意先の高齢化、減少のため

収益の確保がむずかしくなった(なる)ため

電力との競合による経営環境悪化のため

同業者との競合による経営悪化のため

都市ガスとの競合による経営悪化のため

液石法の登録要件が継続できなくなるため

その他

図表2-227 事業を断念する理由(複数回答)

n=608

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 138 -

7-3 需要促進・売上拡大にむけた取組

1. 需要促進の為の料金設定

(1)家庭用

家庭用における需要促進の為の料金設定としては、「暖房用」(18.2%)、「使用量」

(12.0%)、「給湯用」(11.8%)が上位に挙げられている。一方で、「設定していな

い」事業者が70.1%を占める。

(2)業務用

業務用における需要促進の為の料金設定としては、「使用量」が12.7%で最上位となって

いるが、「設定していない」事業者も78.5%に達している。

12.7%

7.3%

5.5%

3.9%

2.6%

0.8%

0.6%

0.6%

0.3%

0.1%

0.1%

0.3%

78.5%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90%

使用量

GHP料金

暖房用

給湯用

電気とのセット割

エコジョーズ料金

季節料金制

エネファーム料金

エコウイル料金

請求上限額設定、それ以上使い放題

使用時時間帯別

その他

設定していない

18.2%

12.0%

11.8%

4.3%

4.1%

3.5%

3.3%

2.8%

1.8%

0.4%

0.3%

0.8%

70.1%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

暖房用

使用量

給湯用

電気とのセット割

エコジョーズ料金

GHP料金

エネファーム料金

季節料金制

エコウイル料金

使用時時間帯別

請求上限額設定、それ以上使い放題

その他

設定していない

図表2-229 需要促進の為の料金設定(家庭用、複数回答)

n=3,817

図表2-230需要促進の為の料金設定(業務用、複数回答)

n=2,721

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- 139 -

2. 競合エネルギー対応の料金設定

(1)家庭用

家庭用における競合エネルギー対応の料金設定としては、「設定していない」事業者が83.

4%を占める。

(2)業務用

業務用における競合エネルギー対応の料金設定としても、「設定していない」事業者が87.

3%を占める。

10.0%

3.1%

1.3%

1.1%

0.4%

87.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

同業他社用

都市ガス用

灯油用

オール電化用

その他

設定していない

10.4%

7.1%

3.4%

2.8%

0.4%

83.4%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90%

同業他社用

都市ガス用

灯油用

オール電化用

その他

設定していない

n=3,786

n=2,700

図表2-231 競合エネルギー対応の料金設定(家庭用、複数回答)

図表2-232 競合エネルギー対応の料金設定(業務用、複数回答)

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 140 -

3. 電力・都市ガス小売自由化への対応

既に電力や都市ガスの小売事業者登録を行った事業者は極めて少なく、電力で153事業者、

都市ガスで44事業者にとどまる。

4. 質量販売の展望

(1)今後の質量販売の方向性

質量販売については、「質量販売を今後拡大させていく」の2.4%に対し、「質量販売は今

後縮小させていく」が63.9%となっており、縮小傾向の進展が予想される結果となってい

る。

153

421

104

2,248

52

44

21

24

2,223

24

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500

小売事業への登録を行った

小売事業での業務提携を行った

小売事業へ参入予定がある

小売事業への参入予定はない

その他

電力 都市ガス

図表2-233 電力・都市ガス小売自由化への対応(事業者数)

図表2-234 今後の質量販売の方向性

n=3,362

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- 141 -

(2)7.5kgFRP容器の使用状況

7.5kgFRP容器については、「現在活用していない」が67.9%、「今後活用する予定はな

い」が13.6%と、その普及が進んでいないことがうかがわれる。

(3)20kgFRP容器の活用方針

20kgFRP容器の今後の活用方針については、「現段階では決めていない」が76.2%、

と、今後の動向を注視している様子がうかがわれる。

n=81

図表2-235 7.5kgFRP容器の使用状況

n=3,549

図表2-236 20kgFRP容器の活用方針

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 142 -

(4)20kgFRP容器を活用しない理由

今後、20kgFRP容器を活用しない理由としては、「鋼製容器で十分」が63.4%と最も多

くなっている。

5. LPガス関連機器の販売実績

LPガス関連機器の1事業者あたり年間平均販売台数は、「エネファーム」が2.8台、「エコ

ジョーズ」が48.0台、「GHP機器」が3.8台となっている。

63.4%

34.1%

26.4%

22.9%

20.3%

14.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

鋼製容器で十分

FRP容器の値段

FRP容器の検査周期が

短い(3年)

検査費用が高い可能性

FRP容器の使用期限が

短い(15年)

その他

図表2-237 20kgFRP容器を活用しない理由(複数回答)

2.8

48.0

3.8

0 10 20 30 40 50 60

エネファーム

(n=1,762)

エコジョーズ

(n=2,647)

GHP機器

(n=1,838)

図表2-238 LPガス関連機器の平均販売台数

n=704

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- 143 -

7-4 民生用バルクについて

1. 民生用バルクの設置基数

(1)全体

平成30年6月末までに自社で設置したバルク累計数の平均値は下図の通りとなっている。

(2)得意先戸数別

得意先戸数別には、大規模事業者ほど設置数が多い傾向にある。

23.6

15.5

15.4

0.7

0.5

0.9

3.8

1.1

1.2

2.0

1.6

1.9

2.9

2.0

2.4

9.3

5.4

5.3

16.0

12.9

17.8

157.4

97.8

89.7

0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 120.0 140.0 160.0 180.0

300kg以下

301-500kg

501kg以上

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001戸-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

23.6

15.5

15.4

0 5 10 15 20 25

300kg以下

(n=1,032)

301-500kg

(n=1,066)

501kg以上

(n=1,095)

図表2-239 累計バルク設置数

図表2-240 [得意先戸数別]累計バルク設置数

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 144 -

2. バルク車両

(1)バルク車両の所有者

①全体

バルク車両の所有者については、「委託」が82.4%と大多数を占めている。

②得意先戸数別

得意先戸数別では、「5000戸以上」の事業者で「自社所有」の比率が高くなっている。

図表2-241 バルク車両の所有者

n=1,377

8.6%

11.3%

5.4%

7.6%

3.7%

5.4%

6.6%

27.0%

7.7%

9.9%

7.5%

7.2%

5.1%

6.3%

7.3%

14.2%

82.4%

74.6%

85.0%

84.5%

90.2%

87.0%

86.1%

57.4%

1.3%

4.2%

2.0%

0.7%

0.9%

1.2%

1.4%

全体

(n=1,377)

1-150戸

(n=71)

151-300戸

(n=147)

301-600戸

(n=277)

601-1000戸

(n=215)

1001-2500戸

(n=332)

2501-4999戸

(n=151)

5000戸以上

(n=148)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

自社所有 出資会社所有 委託 その他

図表2-242 [得意先戸数別]バルク車両の所有者

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- 145 -

(2)バルク車両の所有台数

①全体

自社所有のバルク車両台数については、下図の通りとなっている。

②得意先戸数別

得意先戸数別では、規模が大きな事業者ほど所有台数が多い傾向にある。

2.1

0.9

0.4

0.4

0.0

0.3

1.0

1.0

0.0

0.2

0.5

0.0

0.5

0.0

0.2

1.0

0.0

0.2

3.8

0.8

0.4

3.0

1.2

1.1

0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0

積載量2トン代

積載量3トン代

上記以外

全体 1-150戸 151-300戸 301-600戸 601-1000戸 1001戸-2500戸 2501-4999戸 5000戸以上

2.1

0.9

0.4

0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5

積載量2トン代

(n=68)

積載量3トン代

(n=39)

上記以外

(n=40)

図表2-243 バルク車両の所有台数

図表2-244 [得意先戸数別]バルク車両の所有台数

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 146 -

3. 20年告示検査の基本的方針

(1)全体

20年告示検査の基本的方針については、「現時点では決まっていない」が45.6%と半数

近くを占め、「既存バルクを屑かし入替、小型はシリンダーへ変更」が29.8%で続いてい

る。

(2)得意先戸数別

得意先戸数別では、規模が大きな事業者ほど「全て再検査予定」の比率が低く、「既存バルク

を屑かし入替、小型はシリンダーへ変更」の比率が高い傾向にある。

図表2-245 20年告示検査の基本的方針

13.3%

14.5%

18.7%

13.9%

14.8%

16.5%

5.4%

4.9%

29.8%

18.8%

10.1%

20.1%

24.3%

32.1%

44.6%

63.2%

9.1%

7.2%

11.4%

11.0%

7.8%

10.1%

9.0%

45.6%

59.4%

61.9%

52.4%

49.0%

43.0%

37.8%

18.8%

2.2%

7.2%

2.2%

2.2%

1.0%

0.6%

2.0%

4.2%

全体

(n=1,377)

1-150戸

(n=69)

151-300戸

(n=139)

301-600戸

(n=273)

601-1000戸

(n=210)

1001-2500戸

(n=321)

2501-4999戸

(n=148)

5000戸以上

(n=144)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全て再検査予定 既存は屑か入替、小型はシリンダー既存は屑かしシリンダー 現時点では決まっていない

その他

図表2-246 [得意先戸数別]20年告示検査の基本的方針

n=1,337

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- 147 -

7-5 自由意見欄の分析

自由記入欄へは430事業者が様々な意見を記入された。この数は昨年に比べ133件上回り、質問

票回答数の約10%に相当する。

記入のあった意見を分類してみると「同業他社」、「行政・業界」は昨年と変わらずだが、「将来」への不

安等への言及が多くなっている。その他として、「バルク20年告示検査の規制緩和」、「エアコン室外機

が火気とみなされ保安距離2m確保に対する対応(緩和)」等が挙げられている。なお、「その他」に分類

したキーワードには、高齢化の進展、エネルギーの分散化、火育の取組、地域格差、人口減少など様々

なテーマがあった。

図表2-247 自由意見記入欄分析

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第2部 LPガス事業者の経営実態調査

- 148 -

自由意見を地域別に分類したグラフを掲載しているが、関東地域においては圧倒的に「同業他社」への

コメントが多い。

■主な自由意見

ブローカーによる仕入れ値レベルでの勧誘が、その価格帯のまま維持できるのならばいいが、契約後

の値上げ等不透明な点が多すぎる。 (静岡県)

日本全国で人口が減少していく中、今までと同じ事業の在り方では生き残れないのでないかと思われ

ます。地域の中でもサービスの良い(高い)事業者を目指して日々努力しています。業界全体がより良

くなるような方向性指針を示していただき、努力すれば地域密着型事業が成り立つ事を望みます。

(福井県)

LPガス価格の高止まりの要因の1つに、アパートへの過剰投資があります。アパートオーナーのみが

ゴネ得な状態なので、ここを透明化しなければ料金の透明化も難しいと感じます。また同業者間での営

業活動は、既存のお客様と新規のお客様の料金の乖離が大きく、これも料金問題。大きなポイントであ

ると考えます。 (愛知県)

バルク検査の件です。経済産業省に対して、20年程前にバルク導入を推進されましたが続かず、バル

ク検査が今秋より始まります。

負担が大きく、何か軽減しないとシリンダーに戻す計画をしなければなりません。 (兵庫県)

図表2-248 自由意見記入欄分析(地位別)

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第3部

LPガス充填事業者の実態調査

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第3部 LPガス充填事業者の実態調査

- 149 -

第1章 調査の実施内容

1-1 調査研究の目的

地域におけるLPガス供給の拠点である充填事業者の経営実態を解明するとともに、その取引

の実態・コスト構造について調査する。また、石油備蓄の確保等に関する法律に基づく災害時石

油ガス供給連携計画を見直していく中で、地域における充填所の防災体制等を調査し、今後の地

域における防災体制の構築に向けた検討を進める。

1-2 調査の実施概要

調査対象を全国LPガス充填事業者のうち、地域・規模が偏らないように200事業者を抽出し調

査票を送付。回収できた調査票の集計・分析を行った。調査票の回収期間は平成30年7月から9月

で実施し、回収結果は地域ブロック別に回収率および回収数を以下に示す。

図表3-001 地域別調査票回収結果

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第2章 充填所の概要

2-1 充填施設の事業概要

1. 充填所の事業構成

充填所の事業構成は、「LPガス卸売事業者」が70.3%と最も多く、「独立系充填事業

者」が27.7%で続いている。

2. 充填所の兼業状況

充填所の兼業状況は、「LPガス販売事業を兼業している」充填所が84.8%と大部分を占

めている。

【再掲】図表3-002 充填所の事業構成

n=101

【再掲】図表3-003 充填所の兼業状況

n=99

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第3部 LPガス充填事業者の実態調査

- 151 -

3. 従事者数

従事者数の平均値について、充填員では「LPガス従事者(従業員)」は「需要期」が4.6

7名、「不需要期」が4.60名となっている。また、「パート・アルバイト」は季節を問わず

1.06名となっている。

配送員にでは、「LPガス従事者(従業員)」が4.93名、「パート・アルバイト」が0.

44名となっている。

【再掲】図表3-004従事者数(平均値)

平均値 n 平均値 n

需要期 4.67 97 1.06 72

不需要期 4.60 88 1.06 64

4.93 87 0.44 57

パート・アルバイト

配送員

LPガス従事者

充填員

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2-2 充填施設の実態

1. 敷地面積規模別構成

充填所の敷地面積の構成は「5,000m3未満」が33.3%で最も多く、以下、「1,500m3未満」と

「2,500m3未満」が、各々19.4%で続いている。

2. プラットホーム面積規模別構成

プラットホーム面積の構成は「250m3未満」が51.2%で最も多く、以下、「500m3未満」が、

25.6%で続いている。

n=93

図表3-005敷地面積規模別構成

n=86

図表3-006 プラットホーム面積規模別構成

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第3部 LPガス充填事業者の実態調査

- 153 -

3. タンクの貯槽基数

タンクの貯槽基数について、「プロパンタンク」では「1基」(47.5%)、「2基」(3

7.6%)で大部分を占めている。「ブタンタンク」と「オートガスタンク」では「0基」の事業

者が過半数を占めている。

4. 充填装置台数

充填装置の台数は「1-2台」、「3‐4台」、「5‐10台」が同程度の比率となっている。

26件

29件28件

14件

0

5

10

15

20

25

30

35

1-2台 3-4台 5-10台 11-20台

事業所数

図表3-007 タンクの貯槽基数

n=101

図表3-008 充填装置台数

5.9%

89.1%

68.3%

47.5%

8.9%

30.7%

37.6%

1.0%

1.0%

8.9%

1.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

プロパンタンク

ブタンタンク

オートガスタンク

0基 1基 2基 3基以上

n=101

n=97

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5. 付帯充填設備

充填所に付帯する充填設備は「通常シリンダー設備」が93.9%、「オートガススタンド」

が49.5%となっている。

6. LPガス自動車の保有台数分布

LPガス自動車の保有台数が「0車両」の事業者が多数を占めている。

45件

24件

12件9件

5件

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

0車両 1-2車両 3-5車両 6-10車両 11-20車両

事業所数

図表3-009 付帯充填設備

n=99

図表3-010 LPガス自動車の保有台数分布

93.9%

15.2%

41.4%

49.5%

2.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

通常シリンダー充填設備

500kg容器

充填設備

バルクローリー充填設備

オートガス

スタンド

その他

n=99

n=96

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第3部 LPガス充填事業者の実態調査

- 155 -

7. 自家用ディスペンサーの設置状況

自家用ディスペンサーの設置状況は「設置していない」事業者が56.0%と、「設置してい

る」事業者の44.0%を上回っている。

8. 自家用ディスペンサーの設置予定

今後の自家用ディスペンサーの設置予定については、「いいえ(設置予定はない)」が90.

9%に達している。

図表3-011 自家用ディスペンサーの設置状況

n=75

n=22

図表3-012 自家用ディスペンサーの設置予定

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9. 小型FRP容器への充填可否

小型FRP容器への充填可否については、「いいえ(充填不可)」が88.7%に達してい

る。

図表3-013 小型FRP容器への充填可否

n=97

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第3部 LPガス充填事業者の実態調査

- 157 -

2-3 充填業務の実態

1. 年間充填数量

平成29年度の年間充填数量の回答者平均は、「シリンダー充填数量」が2424.7トン、「民

生用バルク充填数量」が178.3トン、「オートガススタンド充填数量」が239.9トンとな

っている。

2. 稼働状況

以下、需要期(平成29年12月)と不需要期(平成29年8月)における回答者平均の稼働状況

について示したものとなる。

(1)需要期・不需要期の営業日数、営業時間

「営業日数」は需要期24.7日、不需要期22.4日となっており、「営業時間」は需要期

8.4時間/日、不需要期8.2時間/日となっている。

2,424.7

178.3

239.9

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

シリンダー充填数量

(n=90)

民生用バルク充填数量

(n=60)

オートガススタンド充填数量

(n=64)

24.7

8.4

22.4

8.2

0 5 10 15 20 25 30

営業日数(需要期)

(n=93)

営業時間(需要期)

(n=92)

営業日数(不需要期)

(n=92)

営業時間(不需要期)

(n=87)

図表3-014 平均年間充填数量(トン)

図表3-015 需要期・不需要期の営業日数、営業時間(営業日数:日、営業時間:時間/日)

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(2)需要期・不需要期の充填トン数、シリンダー数量

「充填トン数」は需要期387.8トン、不需要期208.2トンとなっており、「充填シリ

ンダー数量」は需要期9,506.1本、不需要期4,322.6本となっている。

「充填トン数」と「充填シリンダー数量」については需要期・不需要期間の差異が大きいもの

の、前問の「営業日数」と「営業時間」については大きな差異がないことから、不需要期の生産

性低下が懸念される結果となっている。

(3)月別営業日数

回答者平均での月別営業日数は、「平成29年12月」が24.6日で最も多く、「平成30

年3月」が24.5日で続いている。

(4)月別充填トン数

22.6

22.322.4

23.1

22.9

24.6

22.522.6

24.5

22.822.7

22.9

21

22

22

23

23

24

24

25

25

H29.7 H29.8 H29.9 H29.10 H29.11 H29.12 H30.1 H30.2 H30.3 H30.4 H30.5 H30.6

387.8

9,506.1

208.2

4,322.6

1 10 100 1,000 10,000

充填数量(需要期)

(n=93)

充填本数(需要期)

(n=68)

充填数量(不需要期)

(n=93)

充填本数(不需要期)

(n=68)

図表3-016 需要期・不需要期の充填トン数、シリンダー数量

(充填トン数:トン、シリンダー数量:本)

図表3-017 平均月別営業日数(日)

n=92

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第3部 LPガス充填事業者の実態調査

- 159 -

回答者平均での月別充填トン数は、「平成29年12月」が387.8トンで最も多く、「平

成29年9月」が204.3トンで最も少なくなっている。

219.6

208.2

204.3

251.6

306.3

387.8

381.9

378.9364.4

286.7 261.5

218.1

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

H29.7 H29.8 H29.9 H29.10 H29.11 H29.12 H30.1 H30.2 H30.3 H30.4 H30.5 H30.6

図表3-018 平均月別充填トン数(トン)

n=83

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3. 充填コスト

充填コストは回答者平均で12.6円/kg(n=44)となっている。

また、通常であれば、充填数量と充填コストとの間には負の相関(充填数量が多いほど充填コ

ストが低くなる)が見られると推測されるが、実績値による両者の相関係数は-0.12と、ほ

ぼ関連性が見られない結果となっている(両者の関係は下の散布図を参照)。

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000

充填コスト

充填数量

n=44

図表3-019 充填コストの分布

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第3部 LPガス充填事業者の実態調査

- 161 -

2-4 非常時に対する備え

1. 災害時用発電設備

(1)災害時用発電設備の保有状況

充填(製造)用の災害時用発電設備の保有状況は、「準備する予定はない」が77.7%を占

めている。

(2)非常用発電設備のエネルギー源

非常用発電設備のエネルギー源としては、「LPガス」が61.1%、「軽油・重油」33.

3%となっている。

n=94

【再掲】図表3-020 災害時用発電設備の保有状況

n=18

図表3-021 非常用発電設備のエネルギー源

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- 162 -

(3)停電時の充填作業

災害時用発電設備・装置を用い停電時に充填作業を行うことの可否については、「充填作業は

すべて可能」が58.3%を占めている。

(3)充填作業可能な従業員数

災害時用発電設備・装置を用い停電時に充填作業を行うことができる従業員数は、「5人以上」

が30.0%を占め、「4人」25.0%で続いている。

n=12

n=20

図表3-023 停電時の充填作業

図表3-022 停電時の充填作業

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第3部 LPガス充填事業者の実態調査

- 163 -

2. BCP策定と災害協定

(1)BCP策定状況

BCPの策定状況については、「いいえ」(策定していない)充填所が42.7%を占めてい

る。

(2)防災協定の内容理解と役割認識

自治体とLPガス協会(支部)間で締結された防災協定の内容を理解し、果たすべき役割を認

識しているかについては、87.8%の充填所が「はい」と回答している。

n=82

【再掲】図表3-024 BCP策定状況

図表3-025 防災協定の内容理解と役割認識

n=90

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- 164 -

(3)防災協定の締結状況

67.5%の充填所が、都道府県LPガス協会または支部を通じて自治体等と防災協定を締結

している。

(4)災害用共通バーコードラベル推進の認知度

一般充填所においても災害用共通バーコードラベルの自主的な貼付が推進される事について、

「はい(知っている)」の回答は40.9%と過半数を下回る結果となっている。

n=83

n=88

図表3-027 災害用共通バーコードラベル推進の認知度

図表3-026 防災協定の締結状況

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第3部 LPガス充填事業者の実態調査

- 165 -

3. 地域を守る体制

(1)充填所の共同利用や充填受入

災害時における、充填所の共同利用や他充填所の依頼による充填受入の体制(契約)にあるか

否かについては、「はい」(体制にある)と回答した充填所は13.6%にとどまっている。

(2)供給継続体制

自充填所が被災した際の供給継続体制(契約)については、「自社運営の別充填所から供給を

継続」が48.7%、「他の充填所運営事業者との委託(契約)で対応」51.3%となってい

る。

【再掲】図表3-028 充填受入

n=88

n=78

【再掲】図表3-029 供給継続体制

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- 166 -

4. 経営課題

充填所が抱える経営課題としては、「設備の老朽化」が63.6%と最上位に挙げられ、「需

要減」が62.5%で続いている。

62.5%

13.6%

36.4%

25.0%

18.2%

12.5%

63.6%

10.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

需要減

後継者問題

配送員の確保

充填員の確保

従業員の待遇

需要期の対応

設備の老朽化

その他

図表3-030 経営課題

n=88

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第3部 LPガス充填事業者の実態調査

- 167 -

〜 平成 30 年度調査まとめ 〜

本調査は、全国 10,000 件の LP ガス販売事業者の経営実態を調査すること、また充填所において

は、200 件の充填所(中核充填所除)に対して災害準備状況等を調査することを目的として実施。

事業者 4064 件、充填事業者 101 件 回答のあったアンケートを分析し、本報告書として取り纏

めたものです。現在まで調査回数を重ねてきた結果、事業者からの⾃由意⾒などや単純⽐較はでき

ないながら 5 ㎥、10 ㎥の販売単価、消費者⼾数の推移等から LP ガス販売業における周辺環境は

ますます厳しさを増していると言えます。エネルギー競争(⾃由化)の中で⽣き残るため、事業者

は様々な取り組みを模索しており、例えば、地域の⾒守り(検針時等、消費者宅訪問時の声かけ)、

LP ガスに関係のないお困りごとに対応(御⽤聞き)、⾃社(提携)ポイントを発⾏するなど、囲い

込みに注⼒していることが伺えます。2017 年 2 ⽉には「液化ガスの小売営業における取引適正化

指針」(取引適正化ガイドライン)が制定・施⾏され、2018 年 2 ⽉には、⼾建住宅と集合住宅それ

ぞれの標準的な料⾦メニューの公表で、取引適正化ガイドラインが改正されました。

ガイドラインへの対応状況について、本年、昨年からの継続として調査したところ、・標準的な料

⾦メニューの公表では店頭開⽰は 59.9%で、昨年⽐大幅に改善、他の掲⽰方法でも、前年を上回

った結果となっています。 ・値上げ理由の記載では、理由を記載している 88.5%で昨年⽐ 1.8%

上昇、理由を記載していないは 11.5%で、前年から 1.2%改善していることからも、多くの事業者

が着実に実施(遵守)していると判断されますが、実施していない事業者も、未だかなりの数にの

ぼる結果となっています。将来にわたり、LP ガスが家庭内の重要なエネルギーとして、消費者から

選択されつづけるには、個々の販売事業者が従来からのやり方に固執することを⽌め、消費者(顧

客)に向かってどうあるべきか、今一度考え、必要な対応に向かって⾏動を起こすべきと考えます。

充填事業者の調査では、⾃身が被災した場合、⾃社の別充填所ないしは他社への委託で対応できる

と回答してきた事業者は101社中76事業者でした。災害時の充填機能は75%の事業者が維持

可能と回答してきているものの、⾃所の非常⽤発電設備の保有状況(準備している 12 社、今後準

備する予定9社、準備する予定はない73社)や BCP 策定状況(策定している47社、策定して

いない35社)は低い結果となっています。結果から判断する限り⾃⽴⾯と言う観点でのハード、

ソフトとも災害時における準備は、不⼗分と言わざるをえません。顧客のライフラインを担ってい

る事業者として、⾃所でのBCP策定、非常⽤発電設備設置、地域内連携の一層の強化・推進が、

必要と考えます。