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14 Ⅺ.看護職セカンドキャリアの促進に関する意見・要望 1.「できれば看護職として働きたい」と回答した 40 代の意見・要望 スタッフ業務ではなく、患者の話を聴くとかゆっくり働けるとよいと思う。 セカンドキャリアの方と一緒に働くと、責任のある仕事はしたくない(リーダーになりたくない)とか、残業せず必ず帰る、というスタンスなの で時にはそれを受け入れるのが大変なこともあり、どう活用したらよいか悩みます。ただ自分がその立場になったら、キャリアは生かした いけどそこそこの仕事でいいや、とやはり思ってしまうのかなと感じたりもします。 いろいろな働き方、スタイルが必要となってくると思う。第 2 の人生が始まる中で、家族としての役割なども人それぞれのため、これならで きるというスタイルであればもっと看護職員が増えるのではないかと思う。選択できる働き方があれば、実際は難しいかな。 地域の Dr の中には、Ns と Dr の関係のあり方に対して、”Ns”を部下や手先のように考える方も少なくない。そういった方々とはチームとし てカンファレンスや相談をなかなか出来ず Pt に対しての関わりにも行きづまってしまう。このようなことが常習的につづいていくと、Ns とし ての自分の生き方やあり方についてとても苦しい思いをし、続けていくことがつらくなってしまう。 「このままでよいか」と考えることが常となっています。そういう世代だと感じてますが、相談相手がいないのが悩みです。同じ職場だと話 せないし、同職種でない方がよい気もします。異職種交流やカウンセラーとの面接などを職場のカリキュラムに取りくむのはどうかな、と思 います。 まずは自分の体が健康であれば、良いと思います。看護職員が不足しているため、やはり働ければがんばりたいとは思っております。 働き続けられる為に、理解ある施設が増えること。同じ施設で働きつづけようとすると、同じ仕事をするのにパートになったり雇用形態が 変更される現状があり、セカンドキャリアだから趣味として働くようなあつかいをうけている感じがある。自分で選ぶのではなく、それでしか 働けないという現状がおかしいと思う。正規の労働に正規の賃金が認められないのでは続けようと思う人の意欲を欠くと思います。 看護職は専門職。セカンドキャリアで自分が何を強みに貢献できるかを自分自身が理解し、その力が発揮できるようにする必要があると 考えている。そのため、今から自分を研鑽していきたい。 現在の職場の退職を考えていないので、具体的な要望が浮かばないが、それぞれの経験を活かした職場を探すことができれば条件を選 択していけるのではないかと考えます。現状において、健康とはいえないので体調により休暇を必要とする場合においては、小規模な職 場でしわよせがあるのではないかと心配になります。年齢に応じて任される仕事が多いように感じ、それに見合った報酬があったとして も、余裕(心身共に)をもって業務にあたることができることを望みます。 体力に応じた職場環境を整備し、働き方の選択肢を増やして欲しい。家族の状況に応じて気兼ねなく休める環境があるといいと思いま す。定年後も老人福祉施設や特養で利用者さんの話し相手となる環境があるといいと思います。 医療現場での医療職からの評価や理解。 セカンドキャリアの人材にまで達するにはまだ 20 年程あるためその年令で自身がどのように働きつづけられているのかはわからない。し かし、どのような形態であっても”働く”事を続けられるシステムがある事で社会からの理解も得られ、仕事内容をその年令、人材に合った ものにできるように考える。新人・中堅・ベテラン、それぞれの段階の目標があるように”シニア”の目標(ラダー)があって良いのではない だろうか。 身近にモデルとなる老輩がいないのでイメージできない。みなさんどうされているのでしょうか。 経験は認められない。新しい病院では判断・経験値は使えるものではなく、自分を捨て、ゼロから覚え学ばなければならない。できていた ことが適用しなく、自己を卑下し辛いです。全てを否定されます。(手技・記録・略語)→病院のマニュアルに従う。手順が 1 つでも違うと「で きない」と判断される。長年かけて習得した技術は直ぐに新しい手順で覚えることが難しく、自己流、やりやすさが出てしまう(採血)。 今現在、働く女性は全体の 7 割を占めているとニュースで話していたのを見ました。女性、母親が働きやすい環境がなければ、職場復帰 する看護職はますます減る一方だと思います。もう少し、働く女性”特に母親”の味方になってくれる環境になってくれるといいなと思いま す。上司ももう少し母親としての立場を理解してくれるとうれしいなと思います。大学病院であるため研修や勉強会が多いため、子供との 関わりの時間が減るため、そういったことへの参加が免除される等のシステムがあると本当に助かります。 子育て中の看護師には、特別休暇などがあり、年休も取得しやすい状況である。しかし、キャリア後期看護職である私たちは、特別休暇も なく子育ても終わり、特に持病もなければ年休も取得せず定期休暇で働いている。WLB 推進となってきている今、キャリア後期看護職にと ってメリットは?と考えた時、迷ってしまう。最新の知識や技術を身につけ、これからも続けていきたいと願うことは、私だけであろうか。セ カンドキャリアにおいても、看護師を続けている私でありたい。 身体的にも精神的にも負担の少ない勤務が確立されてほしい。 スタッフ不足に悩まされている。スタッフが次々と退職され、人手不足となり休みの回数が減り、夜勤回数が増え、その為に悪循環となり、

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Ⅺ.看護職セカンドキャリアの促進に関する意見・要望

1.「できれば看護職として働きたい」と回答した 40 代の意見・要望

・ スタッフ業務ではなく、患者の話を聴くとかゆっくり働けるとよいと思う。

・ セカンドキャリアの方と一緒に働くと、責任のある仕事はしたくない(リーダーになりたくない)とか、残業せず必ず帰る、というスタンスなの

で時にはそれを受け入れるのが大変なこともあり、どう活用したらよいか悩みます。ただ自分がその立場になったら、キャリアは生かした

いけどそこそこの仕事でいいや、とやはり思ってしまうのかなと感じたりもします。

・ いろいろな働き方、スタイルが必要となってくると思う。第 2 の人生が始まる中で、家族としての役割なども人それぞれのため、これならで

きるというスタイルであればもっと看護職員が増えるのではないかと思う。選択できる働き方があれば、実際は難しいかな。

・ 地域の Dr の中には、Ns と Dr の関係のあり方に対して、”Ns”を部下や手先のように考える方も少なくない。そういった方々とはチームとし

てカンファレンスや相談をなかなか出来ず Pt に対しての関わりにも行きづまってしまう。このようなことが常習的につづいていくと、Ns とし

ての自分の生き方やあり方についてとても苦しい思いをし、続けていくことがつらくなってしまう。

・ 「このままでよいか」と考えることが常となっています。そういう世代だと感じてますが、相談相手がいないのが悩みです。同じ職場だと話

せないし、同職種でない方がよい気もします。異職種交流やカウンセラーとの面接などを職場のカリキュラムに取りくむのはどうかな、と思

います。

・ まずは自分の体が健康であれば、良いと思います。看護職員が不足しているため、やはり働ければがんばりたいとは思っております。

・ 働き続けられる為に、理解ある施設が増えること。同じ施設で働きつづけようとすると、同じ仕事をするのにパートになったり雇用形態が

変更される現状があり、セカンドキャリアだから趣味として働くようなあつかいをうけている感じがある。自分で選ぶのではなく、それでしか

働けないという現状がおかしいと思う。正規の労働に正規の賃金が認められないのでは続けようと思う人の意欲を欠くと思います。

・ 看護職は専門職。セカンドキャリアで自分が何を強みに貢献できるかを自分自身が理解し、その力が発揮できるようにする必要があると

考えている。そのため、今から自分を研鑽していきたい。

・ 現在の職場の退職を考えていないので、具体的な要望が浮かばないが、それぞれの経験を活かした職場を探すことができれば条件を選

択していけるのではないかと考えます。現状において、健康とはいえないので体調により休暇を必要とする場合においては、小規模な職

場でしわよせがあるのではないかと心配になります。年齢に応じて任される仕事が多いように感じ、それに見合った報酬があったとして

も、余裕(心身共に)をもって業務にあたることができることを望みます。

・ 体力に応じた職場環境を整備し、働き方の選択肢を増やして欲しい。家族の状況に応じて気兼ねなく休める環境があるといいと思いま

す。定年後も老人福祉施設や特養で利用者さんの話し相手となる環境があるといいと思います。

・ 医療現場での医療職からの評価や理解。

・ セカンドキャリアの人材にまで達するにはまだ 20 年程あるためその年令で自身がどのように働きつづけられているのかはわからない。し

かし、どのような形態であっても”働く”事を続けられるシステムがある事で社会からの理解も得られ、仕事内容をその年令、人材に合った

ものにできるように考える。新人・中堅・ベテラン、それぞれの段階の目標があるように”シニア”の目標(ラダー)があって良いのではない

だろうか。

・ 身近にモデルとなる老輩がいないのでイメージできない。みなさんどうされているのでしょうか。

・ 経験は認められない。新しい病院では判断・経験値は使えるものではなく、自分を捨て、ゼロから覚え学ばなければならない。できていた

ことが適用しなく、自己を卑下し辛いです。全てを否定されます。(手技・記録・略語)→病院のマニュアルに従う。手順が 1 つでも違うと「で

きない」と判断される。長年かけて習得した技術は直ぐに新しい手順で覚えることが難しく、自己流、やりやすさが出てしまう(採血)。

・ 今現在、働く女性は全体の 7 割を占めているとニュースで話していたのを見ました。女性、母親が働きやすい環境がなければ、職場復帰

する看護職はますます減る一方だと思います。もう少し、働く女性”特に母親”の味方になってくれる環境になってくれるといいなと思いま

す。上司ももう少し母親としての立場を理解してくれるとうれしいなと思います。大学病院であるため研修や勉強会が多いため、子供との

関わりの時間が減るため、そういったことへの参加が免除される等のシステムがあると本当に助かります。

・ 子育て中の看護師には、特別休暇などがあり、年休も取得しやすい状況である。しかし、キャリア後期看護職である私たちは、特別休暇も

なく子育ても終わり、特に持病もなければ年休も取得せず定期休暇で働いている。WLB 推進となってきている今、キャリア後期看護職にと

ってメリットは?と考えた時、迷ってしまう。最新の知識や技術を身につけ、これからも続けていきたいと願うことは、私だけであろうか。セ

カンドキャリアにおいても、看護師を続けている私でありたい。

・ 身体的にも精神的にも負担の少ない勤務が確立されてほしい。

・ スタッフ不足に悩まされている。スタッフが次々と退職され、人手不足となり休みの回数が減り、夜勤回数が増え、その為に悪循環となり、

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職場の空気が悪くなっている。みんなのモチベーションが下がっている。

・ トライアルジョブみたいな機会があるといいかも。体力的には低下すると思われるので、それに見合った業務、周囲の理解が得られれば、

やりやすいと思う。

・ 東京近郊でありながなら、千葉県の看護師不足は深刻だと思います。私個人的な意見として、やはり賃金の安さが一番なのではないかと

考えました。超高齢化社会であり、1 人でも多くの看護師が就職できるよう、その人のライフスタイルに合わせた勤務形態も考えなければ

いけないのだと思いました。

・ 現在子育て中で、日々仕事と家庭とで忙しくしています。まだセカンドキャリアの事まで想像できませんが、その時の家族状況や自分の身

体・精神的状況に合わせて働ける職場があれば働いていきたいと思います。

・ 働ける環境が整っていれば、働きやすそう。定年後も働く場合の手続き等簡単だったらいいなぁと思う。

・ 高齢化の時代に伴い、老老介護と同じように老老看護師の看護となるのはやむを得ないであろう。その中において、キャリア年齢や体力

に見合った採用基準、就業規則が必要。60 歳以上は原則夜勤はさせないなど規則で定めないと、夜勤ができない者は雇用から外されて

しまう。今の日本で働けるなら、働くという自由選択ではどこかで差が生じる事は事実。もちろん、地域差も出る。自由選択とするなら、そ

の条件ごとに給与の up を加算していき、シビアにサラリーに反映させる。どの職種においても、業務に応じたサラリーがないから、現在は

管理職になる人がいない。現在の日本は個人犠牲の上に成立している。これがいつまでも続くとは思えないので、早急な対応が必要。

・ 労働条件改善。人手不足改善。勉強の機会。

・ 医療の世界は日々進歩しており、治療方針や治療薬はどんどん変わっていくので、それに対応していく為には新しい知識を得る場が必要

だと思う。又、今まで培ってきた事が生かせる環境ならば適応しやすいが、新しい環境下での再スタートはかなりのストレスが加わると思

う。自分自身が健康であるならば続くとは思うが、やはり年齢的にも体調の変化が生じやすくなり、職場のニーズに答えられなくなる不安

なども常にあると思う。そういった意味での職場での対応も必要になってくると思う。

・ 病棟で働きたいと思うが、現場ではサービス残業が当り前。夜 20 時まで仕事が終らない(12 人の患者を日勤で受け持たされる)など、自

分の健康が保てないハードさがあったり、看護職には非常に厳しい現実があります。働き続けて、やりがいを感じれる様な職場が増えるこ

とを願います。

・ 60 才を過ぎても働きたい。

・ どんどん元気なセカンドキャリアの方に働いていただきたい。自分の目標でもあります。

・ 地域によって処遇にかなりの格差がある事が不満です。自分の経験や適性に見合ったものにしてほしいものです。仕事の重さとして、もっ

と全体的に処遇を考えて頂きたいです。

・ 定年年齢を 65 才にしてほしい。

・ フレキシブルな業務体制が整えば、皆働きやすい環境となるのではないかと考えます。

・ 働けなくなるのは親の介護が必要となる可能性があるが、毎日 24 時間の介護は必要ではないと思う。働ける時間を選べる事が出来たら

よいと思う。

・ これだけのハードワークを 60 歳を越えて行うのは非常に厳しいと思う。

・ セカンドキャリアの看護師を募集しているところは限られているのでは。(←これは自分のイメージですが)。老健や特老では雇用してくれ

るかもしれませんが、60 歳前後となるとけっこうハードだと思います。(介護職のフォローもしないといけないので、オムツ交換やトイレ誘

導、等)。体力的に自分の行きたいところで働くのはもしかしたら難しくなるのかなあ、と漠然と考えています。若い子達から疎まれたり、人

間関係も不安かも。

・ 今後地域によっては、高齢者のみのシェアハウス的な施設も出てくるかと思う。現在あるグループホームや小規模多機能施設等も含め

た、そういった施設を市区町村がネットワーク化して、登録制の看護師が輪番制の様に夜間・急変時等自宅待機で受け持てると、一人一

人の負担が少なく、人数も確保出来るのではないか。その為にもネットワークの他に電子カルテ様の共有出来るデータベースがあるとな

お良いのでは。定年頃や定年以降はやはり体力も気力も認知機能も下降して行く。周りが気を使わない様に、半年毎に適正検査様の物

をした方が良いと思う。本人にとっても確認出来て、安心材料となると思う。短時間と分業、業務の細分化により、任せられる、委任、委譲

出来る、現役の若いスタッフとの分業。

・ 元気なうちは仕事をしたいと思いますが、体力も落ちて、思考能力の低下も考えられるので不安な面があります。

・ 子供が小学生にあがるまで等、夜勤勤務をなくしてくれたら病院で働けると思う。

・ 60 才になって定年ではやはり今後の生活に不安があるので、できれば働きたい。しかし世の中が、受け入れられる体勢がなければ働け

ないので、そういう社会を作っていかなければと思います。

・ 私がはじめて勤めた病院では、70 才を越しても勤務されていた方が多く、生涯看護師をしていく事に疑問はありませんでした。しかし、医

療の世界も変わっており、続けていけるかが、とても心配です。今でも初めて勤めた病院の方々と交流があり、看護職以外でも元気に勤

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めている方がいます。引きぎわは大切ですが、できるだけ勤められたらと思っています。

・ 自分に無理のないような条件で働くことができればよいと思います。

・ 若いスタッフがよく「あの人は動かない。何もしない。」と言うことが多い。その対象となっているのは、やはり40 歳以上のスタッフであること

が多い。年をとっていても、若くてもお互いに理解・協力の得られる職場づくりができる環境が必要だと思う。子育てしながら働く環境は

徐々に全国的に整っているが、友人の話によるとそれがまだまだ整っていないところもあるようです。それを踏まえるとセカンドキャリアの

現場が整うのに時間がかかるんだろうなと思います。この研究をもとに、病院という現場に良い影響ができることを望みます。お互いを思

いやることができれば、何も苦労しないのにと思います。機能別のように看護師の仕事を分業するとうまくいくのでしょうか。その内容検討

などもできるとよいと思いました。

・ 体力が衰える中での正規雇用は難しいと考える。給料が下がらないなら若者と同様に働くのはあたり前であり、やはりセカンドキャリアに

は何らかの対策が必要である。せっかく働こうと思えるのに体力的に同様の業務をこなせず、他のスタッフから足手まといと思われたり、

それがもとでぎくしゃくしてしまうのはもったいないと思う。

・ セカンドキャリアの職場環境の現状と問題点(これからの課題)、40 才からのセカンドキャリアで働く為に今から取得できる資格、現セカン

ドキャリアの方より現状報告等のセカンドキャリア対象の研修。

・ キャリア後期看護師です。なかなか希望に応じた休暇が取れない状況です。やはり自分の公休があっても使う事が出来ません。又介護

職員の方と一緒に仕事をしていますが、看護師の仕事もやり、介護の手伝いもしなくてはいけず、身体的負担があります。介護の手伝い

をやった後自分の仕事が残り帰る時間が遅くなったりします。又仕事が残っての時間外勤務の申請もなかなか出来ない状況です。病気に

なってしまうんじゃないかと心配になります。

・ ある程度の自由性と経験の評価だと思います。現在の状況から考えると働き続ける必要性はあると思うので、様々な角度からのキャリア

開発をしていく必要があると思います。

・ まだ働けるのに職を失い、苦しい生活をしなければならないのなら少しでも収入があった方がいいと思う。経験や知識もあるので、役に立

つ存在であると思う。患者さんから見て、若い 20 代の看護師ばかりより同じ年ぐらいの人の方が話しかけやすかったり、話が合ったりする

ので、そういう方は必要だと思います。

・ 看護職が本当に不足なのでしょうか。正直、自分自身が 60 代 70 代になったら、看護師として働けるか需要があるのか疑問です。

・ 年金の支給開始年齢も年々上がってきているので、安心して現在の仕事が 65 才まで続けられる制度ができればと思います。

・ 自分自身が教育を受けたいと考えるようになり、検討中です。それらも生かせるような職場で仕事につけたらいいかと思っています。

・ 希望する勤務形態や健康状態に合った職場が見つかるといいと思います。就職情報などがくわしく得られる手段があったらいいのに、と

思います。

・ 単身なので将来、自身が自身の生活の責任を負わなければならない以上は働かなければならないと思っています。現状では、60 才以上

で働こうとすると”人のつて”で職場を決めていることが多いように思います。将来、自分の能力・体力、やりがいがもてるなど合致する職

場があるかどうか不安があります。

・ 自分の働き方は自分で切り開くものとは思いますが、その事を理解して受け入れ、チャンスをくれる医療機関等の理解も必要だと思いま

す。

・ 学習会(年令に合わせたもので)。

・ 高齢社会になった今、定年を迎えたから離職するというのはナンセンスと思う。自分が健康ならできるだけ働きたいと思う。ただ、精神的に

も体力的にも看護職の負担は大きく、いつも夜勤等は何事もなく一晩すごせればと祈るような、願うような気持ちで仕事をしていて、寿命を

縮めていると思う。人の命をあずかる仕事、特に夜間は少ない人数での勤務。長生きできるかわからない。もっと精神的・体力的負担の

少ない環境になれば良いと思う。誰でも出来る仕事ではないという誇りもあるので、ずっと働きたいという気持ちも強い。

・ 勤務出来る時間帯や形態に自由や意見が反映されると働きやすいし、離職も少なくなると思う。

・ 管理者となっての期間が長いとスタッフとして働く自信がなくなってしまうので、それをサポートする研修やそれを考慮した職場環境が必要

となる。

・ 働けるうちは働きたいと思うので、給料の大幅な減額が無ければやる気も出ると思う。

・ 自分は現在病棟主任として勤務しています。母子家庭ですが自宅のローンもあるため夜勤もしています。しかし、業務量も多く師長や主

任に負担が集中し、近い将来師長になるのは決まっていますが、自分のやりたい看護が思うようにできないという事実もあり、今の職場で

続けられるか不安です。千葉県は看護師不足が深刻なので働き続けたいとは思っていますが、管理職にかかる負担がもう少し少なけれ

ばと思います。転職すれば収入も減りますし、精神的には楽になるのかもしれませんが、やりがいが持てない自分がいるのは事実です。

やはり根底には看護師不足があるからだと思います。

・ 親の介護をしながら時間に無理がないことを望むが、シフト勤務となると急なお休みはとりにくいので、実質働き続けることは難しいのかも

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しれないと思っている。その時になってみないと、親が生きているのかどうかわからないが。

・ 年齢を理由とした退職に際しては、適性検査、研修等を設けるなどして常勤継続対応がとれるような社会づくり。

・ 複雑な指示による診療の補助は加齢による場合は、漏れがあったり難しいと思います。他のスタッフの精神的支援や患者とのコミュニケ

ーションなどの場があり、専門性を活かせれば、働き続けることができると思います。実際に経験を活かし、定年後も働いているスタッフを

見ると、若いスタッフにアドバイスしてくれている姿があり、このような働き方もあるな、と感じています。

・ 社会情勢が変化する中で、定年以降に看護職として多様な働き方を提案していく必要があると感じている。

・ 年齢がいっていても、職場の人数が少ないと動かざるを得ない、若いスタッフが体調不良等でお休みする穴を自分がうめなくてはならな

い。今はまだ何とかできるが、60 歳をすぎて今と同じように頭と体が動くかわからない。今の若い世代の教育をきちっとやって、年齢が上

の Ns を支えてくれるようにしてほしい。

・ 定年迄は仕事を中心に考えた生活を送ると思うので、定年後は少しゆっくりしたペースで生活を送りたい。仕事もしたいと思うが、毎日 1

日中ではなく、量を減らし自分の余暇の時間も多くとれる様な働き方が良い。

・ 今三交替勤務をしています。その前は手術室勤務でした。手術室は夜勤はなかったのですが、長時間勤務や緊急手術等があり、体力的

にきつかったです。三交替勤務になり深夜、準夜業務はきつく、いつまで続けられるか不安がありました。しかし、子供の学費や家のロー

ン等があり仕事を辞めるわけにはいかず、気力と体力(今のところ健康なので…)でなんとか働いているような状態です。そのため、休み

の日にはぐったりしてしまい、とてもワーク・ライフ・バランスのような理想の状況にはとてもなりませなん。あと 2 年位はがんばって三交替

で働こうと思っていますが、50 才になったら施設(病院)側もそういう面を考えてもらえると助かります。私は途中子育てをしていたので、休

職をしていましたので、管理職ではなく、スタッフとして働いています。50 才代のスタッフナースが元気に働ける場所があるのが理想です。

・ その時になってみないと自分の体の状態、家族の介護など状況でわからないですが、働ける状態であれば仕事をしていたいと思います。

看護職のセカンドキャリアとして、その人の条件にあった働き方ができれば多くの人が仕事につく事ができると思います。また、そう望んで

いる人も多くいるのではないかと思います。働きやすい環境、制度があると良いなと思っています。

・ 新しい職場に慣れるのに時間がかかるため、できれば今の職場で続けていきたい。本人の希望を大切に思ってくれるセカンドキャリア促

進を望む。

・ 情報提供をして頂けるとうれしいです。どこで情報を頂けるか、どの職場で受け入れられているのか。

・ ブランクなく働き続けてきた Ns は、それなりの評価をしてほしい。一般病院と療養型病院では Ns のレベルにかなり差があるのでそのとこ

ろも考慮しつつ、希望者にはスムーズに職に就ける窓口がほしい。せっかくとった免許なので一生使いきりたいと思います。

・ 母は准看で現在 70 代後半で今でも働いています。病棟勤務で日勤のみ。ボーナスも出たと喜んで働いている。健康であれば働けるしい

つまで働こうかしらと、まだ辞めるつもりはない様子。私は、母の姿を見て看護師を目指したし、夫が退職した後も自分が働いていた方が

元気で過ごせそうなので、60・70 才になっても働きたいです。

・ 今の職場では 55 歳以上になると、昇給もなくなりボーナスもカットされるそうです。時間外勤務も手当てがとれないのが当たり前であり、そ

の年齢にさしかかったスタッフの方からは、仕事に対する意欲もなくなってしまうとの話しを聞きます。これまで、様々な経験をし、若手以上

に仕事をこなしても評価されていないという現実にあたると、セカンドキャリアという選択は、必要とされていないという思いと、むなしさが

あると思います。他の職場でも同じような処遇で、みなさん同じような思いでいるのかと考えることがあります。

・ 働ける環境や健康状態が大丈夫であれば、看護職だからではなく、人間として働いていたい。それがたまたま看護職についているから看

護師として働きたいと考えています。

・ 年令制限を設けない方が良いと思います。

・ 勤務形態や自宅の近くにどのくらい自分を必要としている施設、病院などがあるかなど知っていないと難しい。

・ 今までの経験を踏まえ、きちんと評価して頂くこと。色々な働き方の型を持つこと。研修など充実させること。経済的、休暇を考慮頂けるこ

と。これらの内容を整えることでセカンドキャリアの促進されるのではないかと思います。

・ 働く気持ちはあるが、看護師のキャリア自体が教育・就業条件(就労先のシステム)、勤務経験など大きく異なるので、同じ職でも難しい。

再雇用先でも一員としてキャリアの程度有無、程度により再雇用で 1 個人として安心して働くことができることを望む。

・ とてもすばらしい事だと思います。

・ 60 才を過ぎ、何らかの慢性疾患を持ち、内服治療を受けながら働き続けられる職場を希望。自分ができることをやる。経験を活かした職

場(病院・医院)を希望。力仕事ができない状況での職場探しは難しいのではと考えますが。年金が 65 才~となれば働かざるをえない状

況と経済的に少しでも余裕が欲しい。子供に頼ることができないであろうし、頼りたくないという気持ちも大きい。動ける限り、働ける職場を

提供していただき患者様のため、自分・家族の為に働き続けたいと考えています。

・ 看護職に限らず、これからの高齢者は死ぬまで働くべき、働かざるを得ないと思います。看護職は地域のどんな職場でも、家庭でもキャリ

アを生かした活動ができると思います。急性期病院などごく一部の特殊な医療環境を看護の場と勘違いしてしまっている Ns が多いと感じ

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ます。看護とは日常にあるもの、子育て、介護、自分自身の生活であることを再認識できる教育が必要かと思います。定年退職し、看護は

こりごりと思う Ns が多いのが残念です。

・ 今までのキャリアのプライドをいつまでも引きずらない。体力的な衰えは仕方がないが、「疲れた」をずっと言わない。

・ キャリアアップのための研修は必要と思う。労務に関する専門の窓口がほしい

・ 年令制限なく、個人としてのキャリアを正当に評価し、雇用してくれる職場が増えるとよいと思います。(基本給の面など)20 数年働き続

け、様々な経験をしていてもそのキャリアに見合った基本給が評価されていないように思う。また、自分のやりたい仕事や部署があって

も、結局組織の意向で異動させられてしまったりする。長年のキャリアを買われて、他部署でもその力を発揮するように、という組織の考え

も分かるが、自分自身のキャリアデザインと合わず、結局モチベーションが下がってしまう。もっと組織と個人のキャリアデザインが合致す

るよう、十分な互いの話し合いが必要。

・ 高齢になってもキャリアが評価されるのは、本を出版したり大学で教授をされたりした方だけのように感じます。どこの施設でどのよう仕事

をし、どんな資格を持って働いてきたかなど、一般的な働き方をしてきた人には評価を受ける機会もない世界だと思います。CNS は医師と

違い、一人で収益を得ることができないので効率的に働かせるには若い世代を少ない人数でという施設の考えを改め、年令を重ねても住

みわけて働ける環境を整備することも大切なのでは、と思います。

・ どのような職場があるか、情報提供をして欲しい。

・ 新人や若い Ns の補佐として働くと、体力的には働けそうな気がする(精神的には多少負担であるが)。人員一名として、とらえられてしまう

と業務の負担が多くなり、継続は考えてしまうかもしれない。

・ 年齢的な身体の衰えと仕事量が見合っていれば、経験も知識も豊富な人材を放っておく手はないと思う。ただ、脳機能も衰えてくるので、

認知機能の低下を覚悟出来ない時に誰にきちんと言ってもらって身を引くのかというところは問題で、言われる方も言う方もつらいなあと

は思う。

・ セカンドキャリアを希望する看護師のデータベースを作ってインフォメーションしてほしいです。

・ その人の希望にあった働き方を選択できると良いのではないか。例えば 私は日勤を週何日なら、私は夜勤なら何回までなら、私は短い

時間なら週 5 日できます。それで、給料を細かく分ける。他の人に不公平感をもたせないように仕事の内容をしぼる。業務を限定する。60

才ではなくて、50 すぎたら配慮してもらえると助かるのですが。

・ 新卒者に対しての待遇は良いが、中途採用者への待遇や長く同じ職場で働く良さが感じられない職場が多いと思う。その為に給料などの

良い所へ転職する人が多い。

・ どういう仕事に就けるか、自分の体調がどうなるのか今は想像でしかありませんが、シニア世代のナースでも需要があれば働きたい方は

いると思います。そういう世代向けのナースバンクのようなものがこれからたくさん出てきてくれると良いなと希望しています。

・ 看護の仕事はやりがいがあり、続けていきたいと思っています。現在、クリニック勤務で新しい知識や技術を知る機会がほとんどなく、病

院で働くのは今でも不安です。セカンドキャリアになると、もっと不安が大きくなり、どのような職場なら働けるかを考えてしまいます。キャリ

ア後期看護職の人たちが研修・勉強会など参加できるようになると良いと思います。また、研修・勉強会などはどこでやっているか、どのよ

うに探せば良いか教えていただけるところがあれば良いと思います。(たとえば、キャリア後期看護職のサイトなど)

・ しばらく仕事から離れていた人が勉強したり、技術を再確認したりする場があればよいと思います。働く方も大変だろうし、教える方も大

変。

・ 年齢で評価をするのではなく、今までの経験を評価してほしい。また、受け入れ体制をきちんとしてほしい。

・ 定年後同職場で働き続けたいと考えた場合の待遇の落差が大きい。

・ 個々の希望に合わせた勤務体制が選択できると、働ける人が増えるのではないか。

・ 勉強会の場、家族の協力、介護(家族など)時の社会資源、勤務体制(フレックス)、人間関係の豊かさ、コミュニケーション力の高さ、特性

がいかせる分野、職場での位置づけ。

・ 働き方が多様になってきたとは言え、やはり看護職は残業が多い。カンファだ、ミーティングだと話し合いも多い。記録も多い。その職場の

環境もあると思うが、まだ長く働けない事情がある時は、定時で帰れる工夫が必要。その辺が何とかなれば看護職に就く人、戻ってくる人

も多いと思う。個人個人のボランティア精神に頼っている現状では離職率は下がらないのでは、と思う。私も正職員や扶養をぬけての働き

方は躊躇している(正社員は勤務時間が長すぎ、業務が多すぎるので)

・ 体力的・精神面で働き続けられれば続けたいが、年令的な衰えに、職場環境が整えられていたり理解と協力が望まれる。責任ある仕事内

容や職場でもワーキングシェアができたりすると良いと思う。

・ ぜひ、看護職セカンドキャリアの促進して頂きたい。

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1.「できれば看護職として働きたい」と回答した 50 代の意見・要望

・ 20 才代の頃に目標とする先輩を見つけられたらずっと続けられると思います。家族の協力や理解も大切です。子供がいる人は特にです。

目標のあるここまで働いていた人には何の心配もないのではないのでしょうか。

・ 身体的(膝痛)、精神的(更年期、うつ、双極性障害)両方の理由により現在の勤務状況がきびしくなり、早期退職しようと予定しています。

退職後は現在取得した資格(リンパセラピスト・アロマコーディネーター・心理カウンセラーなど)を生かして行えるような職場環境のもと働

きたいと思います。又、自宅サロンなどの起業も考えています。

・ 長く仕事を続けられる様に職場や看護協会などのバックアップ体制をととのえてほしい。勉強会や研修などを増やしてほしい。

・ 2025 年問題を考えると、健康で働き続ける事は大事だしそれが必要だという事も理解できる。第一線で働く事は難しいと思うが、そういう

所で働き続けられる人達も必要だと思う。セカンドキャリアを活かし働ける人達を増やしていくためにはあらゆる場所でそのような人達を活

用する基準や環境を作っておく事が大事だと思います。

・ 60 才定年を延長してほしいという人が多い(当院は 60 才すぎたら嘱託)。しかし、能力にいろいろ差がある。一方、60 才すぎてもマンパワ

ーとして残ってもらいたいのは病院の本音。毎日でなくても、夜勤ができなくても細く長く仕事が続けられる環境が作れたら。でも、60 才す

ぎばかりでは仕事にならない。社会全体として形づくったものがほしい。

・ 現在の職場はセカンドキャリアとして、それぞれの事情や体力に応じた仕事をしている先輩が何人もいるので、自分もその時々の体力や

家庭の事情に応じて働いていけるのではないかと考えています。やはり、年代に応じて体力的には厳しくなるので、その時々に合わせた

勤務ができれば、続けられるのではと思っています。

・ 若い時のようにはいかないというのは確かだと思います。チームとして、お互い助け合い、思いやり(やさしさ)をもって、仕事に取り組むこ

とが出来たらと思います。良いスタッフの環境が、患者さんに対し良い看護へとつなぐことが出来ればと思っています。

・ スタッフの人数が足りず忙しい毎日です。もっと時間に余裕を持ち患者と接する時間を増やし、仕事をしていきたいです。

・ 年齢だけで定年とか考えるのではなく、能力に応じて、という制度があれば良い。確かに体力的な限界はあるかもしれないが、看護職は

広く社会に貢献できるので、生かせる仕組みが必要。

・ 仕事と学業と家事の 3 つのことをやっていますが、時間の中で勉強をすることがうまくできず、試験で 1 つの科目をおとしてしまいショック

が大きく仕事に手がつかずその時、師長さんに励まされ、元気をもらい今は仕事、勉強と頑張っています。職場の上司が毎日声かけをし

てくれて、色々相談にのってくれて感謝しております。チームワークが良い職場です。

・ 夫の両親や実家の母親等の介護の負担がないこと。社会の受入姿勢があること。働くにあたり、必要な知識を習得する場があること。

・ 人員不足という点でどこも深刻な状況なのに募集情報が少なすぎる。実際働く時は同じ仕事をこなすのに、条件としては劣悪。キャリアを

もっと尊重するべき。適材適所は雇用側の手腕にかかっていると思う。

・ 年令に合った仕事、又記憶の低下などもあり、何度も同じ事を聞き返す事の少ない仕事、又、経験を活かした患者さんとゆっくり向きあえ

る病棟等がほしい。Dr との意見のくい違いも多く、医師のいないナースステーションが独立し、バックアップしてくれる Dr がいるとよい。老

人を日替わりであずかるステーションが出来たら、セカンドキャリアで長く働けるのではないか。

・ 職の紹介や説明会の開催。ブランクを埋める研修。

・ 病院やら地域への転換を迎えた医療体制においては、地域の保健・健康教育・予防・高齢者の支えになるためには相当な人員が必要に

なると思う。医療機関だけではなく、地域での小さな拠点をたくさん設け、健康相談や支えるネットワークなど小さな取り組みにでも、1 人で

も多く関わり、高齢化社会へ向け、体制作りが必須だと思う。ファーストキャリアを終えた人材を活用する仕組みを作って、少しでも社会に

貢献し、自身も健康で働き続けたい。

・ 人材育成のために必要な存在と思います。共に働いている人や学生を見て、自分たちの老後をお願いする事を考えると、相談役や教育

面でのフォローを担う事も、セカンドキャリアに求められると思います。

・ 看護師不足の中で定年をすぎても働けるような職場があると病院側にとっても、私個人としてもありがたい。

・ 60才定年以降は同じ職場で働くにしても大体はパートになると思います。法律で定年を伸ばしたとはいえ、正職員のままというわけにはい

かない。パートだとボーナスもないし給与もだいぶ下がってしまいます。かといって 60 才すぎて新しい職場て新しい人間関係を一から築く

のは大変です。若い人に比べたらフットワークも重くなるし、機動力も低下するので、同じ給与・同じ昇給などとは望みませんが、自分が望

むなら正職員のまま働ける選択肢があってほしいと思います。誰だって定年すぎたら好きな事やって老後の暮らしを楽しみたいでしょう

が、死ぬまでの資金が十分ある人なんて多くいるのでしょうか。私は違うので、年金を増やすためにもフルタイムのまま働きたいと思いま

す。まわりの同僚も同意見が多いように思います。

・ 少子化で年代の割合が 10 年~20 年位で変化し続けていくと思われます。その時代に即した(遅れないように)就業対策を考えていかなけ

ればならないと思います。

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・ 50 才を過ぎると子育ても終わり、ナースとしてもうひとふんばりしたい!!と思い始める頃だと思います。体が動くうち、新しいことが何とか入

るうち…経験が活かせるうち…しかし、同時に子供の結婚・孫の誕生…とお金や時間の使い方がまた子どもに向けて行く時期になりま

す。私をはじめナースには離婚者が多く、シングルマザーとしても働いている人が本当に多いです。若い時は、仕事のため家庭を犠牲に

して頑張ってきたこの世代だからこそ、セカンドキャリアからは「家庭を重視しながら働ける」そういう環境を作ってほしいと思います。

・ 門戸が広いと良い。希望したくても門戸を見つけられない。公開の窓口があると良い。希望する人みんなの希望が通ると良い。

・ 少子化で若い看護職が減っていくのは当然なので、今回調査されているセカンドキャリア対策は国レベルで真剣に進めて欲しいと思いま

す。セカンドキャリアに関わらず、経験や家庭状況に合えば働ける看護職はたくさんいると思います。法的なことはよくわかりませんが、金

銭的にもっと国は手厚くすべきだと思います。

・ 60 才以上だと基本給が下がるのは、納得がいかない。仕事の能力でみてほしい。

・ 元気で働ける間は、経済面や社会とつながっていたなどの思いで仕事を続けたいと思っている。

・ 長期看護職で働いていても、勤務する場所や科によっては知識の薄い分野もあります。雇う側も先入観を持たず学習会への参加をさせ

てくれたらと思う。又、経験はたくさんあるので、周囲(他のスタッフ等)も良い意味で使ってもらえたらと思う。但し、体力的には落ちてくると

思うので、適材適所で使ってもらう事が重要。若い人達と平等に、という訳にはいかないでしょう。

・ セカンドキャリアに関する情報提供。何を見ればセカンドキャリアを考える機会になるか。セカンドキャリアに関する窓口。どこに相談すれ

ばセカンドキャリアについて意見をもらえるか。病院のセカンドキャリアに対する方向性。自分の評価をどの段階で行い、準備することや

現状との継続などを考える場の提供ができるか。セカンドキャリアの促進を病院側が求めているのか明確にしていくこと。

・ 仕事は続けたいのですが、自分の体力が持つのか心配です。今でも家族に負担をかけています。(家事や障害のある子供の生活の世話

など)そう考えると、週 3 回とか 4 回とか、勤務時間を短くするとか、育児している人の働き方に似た制度があるといいと思います。

・ 少子高齢化が著しい日本にとって慢性的な看護師不足を解決するためにもやむをえない事と思います。また日本の財政も著しく税金を今

後、老人も収入に見合った額を収めていくことを求められる事からも、健康で労働に集中できる人は働いた方がよいのではないでしょう

か。ただ、高齢になるにしたがい、総合的な判断力はあっても、新しいことを覚える事が困難なため就労する際には、研修と就労後のフォ

ローも必要かと思います。また労働する側も元気になり、働くことの自己責任も自覚することが求められるのではないでしょうか。

・ 看護職セカンドキャリアを必要としている職場を知りたい。

・ 研修が充実し、体調に合わせた働き方が出来ること。働き方の選択肢が多くあることが希望です。

・ 少子化、高齢化が進むため、60 才以降でも能力・意欲のある人には、働いてもらう方が良いと思う。働いている間は税金や年金も支払う

ことができるため社会にも貢献できると思う。また、規則正しい生活を送ることにより要介護状態への予防にもつながるのではないか。

・ 身体の動くうちは、社会参加していきたい。身体的・精神的に低下する部分もあるので、それを考慮してもらえるならば働いていけると思

う。

・ 年齢的にまだまだ就業継続は可能だと考えます。定年が 60 歳では早いように思います。更に経済的にも働かなければ、生活ができませ

ん。定年に至る年齢が 65 歳~70 歳になってくれれば良いかと思います。

・ 今は現状の仕事をこなすことで精一杯です。

・ 年齢を問わずその人なりのキャリア・看護への思いを大切にした職場環境があれば働く事ができる。看護職はすばらしい職業だと思いま

す。

・ その年齢に達した時の心身の健康状態にもよりますが、一番は、心身に負担がかかりすぎない働き方ができるように様々な雇用形態、勤

務形態が準備されていることを望みます。

・ 細かく、見たり、動きの激しい業務やパソコンを見る時間が長い等、体力的に困難になってくるので、長い経験から得たものが発揮できる

業務が望ましいと考える。しかし業務量としては若い時のようにはできないので、業務内容量、時間は調整が必要と考える。モチベーショ

ンをいかに保つかが重要です。

・ 仕事を続けていきたいので、60 歳代の看護師を採用する職場を知りたい。転職案内、募集広告を出して欲しい。60 歳代の看護師登録(バ

ンク)、派遣システム等ができると利用できるかもしれない。(シルバーセンターみたいなもの)

・ 医療も看護も日々進歩しています。病院では日々勉強会等が頻ぱんにありますが、日々の業務が忙しく、夕方 18 以降の時間帯がほとん

どです。参加したくてもできなかったり、家族にしわよせがいっています。ワークライフバランスがワークに片寄っていると思います。病院に

よって違うと思いますが、”年齢の高い子育て世代”にとってはセカンドキャリアとして働くことに不安があります。

・ 自分はセカンドキャリアの時期の働き方も念頭におき、子供が大学を出て自立したことをきっかけに、認定看護師の取得を決意しました。

30 代前半より管理職として仕事を続け、また経験を活かして臨床の患者ケアを実践するためのスキルを身につけるためです。又自分の

担当 Ns を指導するためには必要なスキルと考えました。まだ認定看護師としてはかけだしで日々勉強の毎日です。記憶力も衰えていま

す。自分自身物忘れも年齢相応です。それでも自分で決めた道なので頑張ります。体調管理をしながら働けるところまで働きたいです。セ

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カンドキャリアの私達であるからできる看護があります。

・ 以前より思っていましたが、常に看護師不足と感じています。少子高齢化社会なので、今後も看護師不足は続くでしょう。定年後に給料を

減らされてしまったら、看護師でなくてもいいかもしれません。

・ 職場を探す為にセカンドキャリアの求人を閲覧できるようになったらいいと思います。職場もセカンドキャリアを求人している事がわかるの

で安心です。働く前に看護協会などで研修を行ない現場の状況を把握し、自分に適した職場を見つけられるようにして、また研修に来た

人と会話もでき働く自信もわくと思います(セカンドキャリアの窓口作成)。職場復帰したセカンドキャリアの集まりを持ち仕事を続けていけ

るよう支援する。

・ セカンドキャリアを考えても受け入れ口が少ない、狭き門です。

・ あと 5 年で定年になります。定年まで夜勤をしなければならない状況なので 60 歳で現施設は退職しようと思っている。まだ身近には感じて

いませんが、ハローワークの様にナース専門の募集システム(千葉県・東京)すべての求人状況が一覧できる、また地域別の求人状況が

一覧できるものがあると良いのでしょうね。

・ 看護師が少ない日本で定年後も仕事出来たらありがたいし(経済的に)、必要とされているという満足感は得られる。しかし若い人からみ

ると、考える能力・体力共に考えられないほど低下していく為、同じ仕事をするのはムリだと思う。だからと言って現役から離されてしまうの

もさみしい。若い人たちと一緒に働ける職場、傾聴ナースなどが良くなり(安全も含めて)、患者もさみしい思いをしない。老若 Ns が共存で

きると良いかと思う。

・ 50~60 才台は人生経験も豊かで、経験を活かしたケアやスタッフの支援ができると思う。新しいことには習得しにくい面もあるが、研修な

どで身につけていくようにしていくことも大切と思います。

・ 看護学校や大学等を卒業してから 15~20 年位は各科をまわる勤務交代も必要と思いますが、その後は自分で希望する部署に勤務異動

がなく働ける方が良いと思います。その方がより専門的に看護が行えると考えます。

・ 働きたいと思っていますが、本当に必要としてくれる所があるのか、給料も減るだろうし年金だけでは不安。子どもに心配かけたくなく働け

ればと節に思う。

・ 研修の充実を図ること。心身共に健康を保つことができる環境を整えること。特に人員の確保に努力して欲しいです。介護施設は特に、仕

事量が多い割には給料が安い為、離職率が高いと思われます。

・ 普通、定年退職後に新しい仕事にチャレンジするのは、すごいやる気とかなりの覚悟が必要と思われますが、看護職は一般の何も資格を

持たない人達に比べて働き続けることが容易だと思います。その理由は、看護師不足で需要があること、持っている資格を生かせること、

やりがいを感じる仕事であること、などでしょうか。通常の定年年齢 60 歳は、まだまだ働ける年齢だと思います。特に地方ではどこの施設

でも看護師不足であり、セカンドキャリアの促進は人材確保の面でも必要だと考えます。

・ 自分の働きたい仕事で、勤務体制がきちんとできているのなら、体が続くかぎり仕事は続けたいと思っている。

・ 自分が健康で(身体的・精神的)あれば働いていける環境、システムを作っていってほしい。年金支給年齢が上がっているので、60 才定年

では生活していけない事も考えられるので、そういう職場が増えてくれればと思います。

・ 60 歳直前で思う事は、無理なく長く細く働き続ける事です。仕事でのストレスは最低限にして、仕事も私生活も楽しく、働き甲斐も感じられ

て自分の経験を生かしていく仕事につきたいと思います。

・ 65 歳の定年までは正規雇用で働きたいです。看護職は大好きな仕事なのでいつまでも働けたら良いと思います。

・ 私は希望しているが、雇用してもらえるのかどうかが心配。60 才になった時の健康状態が不安。

・ 老人福祉施設や老人保健施設には60 才以上の方が働いていらっしゃるので、復職支援として退職された方の登録するシステム等がある

とよいと思う。

・ 転職後実際に働いてみて、看護に関する能力とは別に、電子カルテの操作に大変苦労しています。ブランクがあったり、パソコン等に触れ

る機会の少ない私の様な年代では、現実的に就労を体験した後の方が、やっていけないという感想が強く出できます。特に私の様な中途

採用者には時間をかけて十分な研修期間を設けるなどしていただけると、働こうとする意欲も低下しないように思います。

・ 定期的に電子カルテでの看護計画の立案方法など研修があれば参加したい。医療安全に関する研修。

・ 年齢で給与を減額するのではなく、キャリアを考慮しての給与で評価される。

・ 定年 60 才制度の見直し。

・ 60 才はまだ若いと思います。できれば体が続く限り数年延長して働きたいと思います。

・ 退職を 60 才から延長してほしい。

・ 年金受給年齢まで働けるよう定年を延ばしてほしい。60 才で定年という職場が多く、あとはパート等の対応が多いため収入の面で不安が

大きいです。

・ 雇用期間の延長なのか、60 才以上を受け入れる機関の造設なのか、60 才以上になったらできないことが増えるのでしょうか。

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・ 定年後は、年齢制限のある職が多く、自分が働きたいと思うことも、閉ざされてしまうことがある。年齢ではなく、キャリアなどで判断しても

らえれば、再就職する人も増えるのではないかと思う。

・ 家庭で介護の必要な姑をかかえ、自分の体力もきつくなってきている年齢ですが、57 才で退職してしまっては、収入がなくなってしまいま

す。家庭状況・身体状況にあった勤務体制で働くことができればと思います。

・ 年々記憶力の低下を感じる。事故事例が多大な影響を受けないような環境でゆっくりとした気持ちで、自分の体力に合うだけの仕事量に

つけたら良いと思う。金銭的には多少減ってもかまわないが、年金を受けられるまでつなげたいと思う。

・ 再雇用になると給与が少なくなる。65 才位までは現状維持程度の収入が欲しい。個人差はあるかもしれないが、能力的に 50 代の人とは

変わらないと思う。

・ 法律で定められた年齢制限には従うしかありませんが、心身共に働くことが可能な状況であれば、雇用側も能力給を検討の上、継続して

勤務できる環境を整えて雇用して頂きたいと思います。老年看護者ならではの活躍の場があると励みになりますし、若い看護者にはない

独自の知恵(知識とは別に)を生かした工夫と看護ができる筈です。定年したら、継続して雇っても、賃金が大幅にカットされたり、扱いが

粗雑になるというのは、人権無視に等しく、俗に”年寄りをないがしろにして”と言われる由縁だと思います。

・ 頑張って仕事しているのだから処遇に反映させてもらいたい。

・ いくつになっても働ける場があるとありがたいと思います。

・ 慣れた職場が良い。

・ キャリア後期看護職の業務が年齢に合ったもの、今までの経験がいかされる仕事があればいいと思えます。定年を過ぎてからの雑用と

か、体力を使う仕事はどうかと思います。できればやりたくないです。

・ 看護師不足が昔から言われている事ですが、最近は給料がなかなか up しません。それどころか、ボーナスが基本給以下まで下げられて

います。しかし、年齢を考えたら現在の所で我慢しなくてはいけないのでしょうと自分で割り切っている事もあります。

・ 自分の希望に叶う職場が見つかるのはなかなか難しいと思うが、社会貢献ができ、自分が納得できるような生活が送れたらと思います。

1.「できれば看護職として働きたい」と回答した 60 代以上の意見・要望

・ 看護職は 24 時間、必要とする職種ですが、セカンドキャリアの人は平日、日勤である事が体力・体調維持に良いと考える。

・ 業務内容は殆ど変らないのに、定年になると給料が 60%になるのが納得できないでいますが、働けるだけ有難い事だと自分に言い聞か

せている状況です。

・ 経験した業務内容であればセカンドキャリアに自信をもって進むことができる。新しい業務内容については今さら困難なことには関わりたく

ないと思っています。大きな組織の中で働いているスタッフ時代にはいろいろな部署を経験させてもらえるとよいと思います。勤務場所の

移動にはその時は抵抗がありますが、長い看護職の間にはプラスとなる事が多いため、是非スタッフ、役職、子育て、経験させてあげられ

るとベストです。資格のある仕事ができてよかったと思っています。

・ 子育てから卒業し、まだ介護(夫や親)は必要としない時期で、自分の健康にも余裕があるかなと思う時期は短いかと思うとやりたいこと

が沢山あります。贅沢ですが金銭的な余裕もある程度欲しいので、仕事はしていたいとは思いますが、時間的な自由がある勤務形態が

希望です。

・ 定年制度見直し(60 歳)。定年後の報酬見直し。

・ 定年後になると正規雇用でも給料が減ってしまう。病院に比べて老人保健施設になると給料が一段と低くなってしまう。

・ 定年後パートタイムで働いています。時給で他の保障は一切ありません。業務内容も結局部屋持ちの看護師さんのサポート(検査の出し

入れ、血管確保、ケア)等です。嫌になる事もあります。親の高齢化、同居など時間的にも制限が加わり、思うように働けないのが現実で

す。経験に見合った処遇、都合や希望に応じた勤務時間など条件が整えばセカンドキャリアを考えてもいいと思う人はたくさんいるのでは

ないかと考えます。

・ 研修が受けやすいように情報がほしい。

・ 60 才で定年となり、常勤として働くことが難しいため、60 才過ぎても元気で働くことができるなら常勤として働かせてもらえる病院が増えて

欲しいです。

・ 年齢に関係なく、個々の能力で評価してほしい。日本社会の一番遅れている現状だと思う。

・ 定年退職年齢の引き上げ。経験年数等考慮し、定年退職後の嘱託再雇用時の給料の減額を最小限にしてほしい

・ 看護師の方々は、責任感もあり仕事に前向きで長い間働いてきた方が多いと思います。私は現在特養で管理業務を行なっていますが、

管理者としてどうあるべきかのコースなどあるとは思いますが、経験の長い方がそのようなコースを通して施設運営・管理をしてゆけたら、

もっと年齢が高くなっても意欲的に働けるように思います。欧米でのナーシングホームは、マネージャー(施設長)は看護師です。ナーシン

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グホームの名の通りです。しかし、日本は福祉施設での 2 年の経験と施設長研修参加した方々がなっています。もっと多くの看護管理者

の方が病院だけではなく、施設で責任ある仕事をしていただけたら良いと思います。

・ 年齢に応じた職務や給与の見直しで仕事が続けられる事はありがたい事だが、退職前・後では少し考えも変わってきたように思う。仕事

の内容、責任の重さは変わらないのに、給与は減額される。やる気がそがれる感じもする。

・ 社会的な位置づけをして、セカンドキャリアにはこうしてほしいという事を確立すべきかと思う。子育て支援のように休み(介護・育児介助

体力など)を大ぴらに謳ってほしい。休みやすい環境をつくってほしい。キャリアアップ講座を多く設定し勉強できる環境も大切。

・ 今は老健施設での仕事ですのでずっと働ければと思いますが、急性期病院では働き方を変えないと継続は無理かと思う。病院での体制

が整っていることも継続できるかどうかを決めるのではないか。

・ 自分の経験や適性に見合った給料というのが分からない。現在の職場に入る時聞かれたが、何を基準に答えてよいのか分らず、結局、

最低パート賃金で働いています。内心自分の中では、もう少し経験値で決めてもよいのかとあとで考えさせられました。

・ 定年後も看護職として輝ける職場を準備する必要があります。Ns の経験値・暗黙値を大切にしたいですね。

・ 定年を過ぎても、仕事が出来る事は良いと思いますが、金銭的な面でもう少し up して頂けると嬉しいかなあと思います。

・ 定年後は忘れっぽくなっているため、その事に関して問いつめない環境。

・ 65 才定年になっているので、セカンドキャリアは 66 才からなのでは、と思います。

・ 意欲を持って働いていますが、ボーナス又は夏休み、冬休みが無く淋しくむなしく思います。これは病院の受け入れで仕方がない事かもし

れませんが、もう少し考慮していただければ、辞める人も減ると思います。

・ 高齢化社会において、私自身 60 代後半でまだ正規職員として仕事をしています。周囲に迷惑をかけて働くのではなく、専門職として仕事

を継続していく事は必要ではないかと思います。

・ 自分としては出来れば 70 才まで働きたいと思っています。しかし、他のスタッフや利用者に迷惑をかけるような場合、退職しやすい環境に

なっていると良いと思います。

・ 各自が自分の能力を認識した上で、適正な部署で働く事が大事だと思います。若い人達の足をひっぱったり、又重荷になるのでは意味が

無い様に感じます。同世代の人の話しを、若い人から聞かれて心苦しくなる事も多々有るので、切に望みます。年齢よりその人の人物と

能力を大事に。

・ 年齢問わず教育を受けられるシステムを希望しています。

・ 年齢的な身体の不具合も有ります。若い頃の様に身体がついていけない現状です。

・ 自分の身体が健康であれば働けると思う。管理の仕事は 50 才までとし、希望あれば 60 才まで継続もよいかな。50 才を過ぎたら本来の看

護の仕事に専念し、患者と関われる嬉しさを十分に味わってから看護職を終えるのが良いと思う。定年後管理職を卒業し、今 24 時間/週

の環境で働けることがとても幸せに感じています。今迄患者とゆっくり関われなかった分、今一人一人を大切に関わる時間がとれて良い

環境だと思っています。60 才を過ぎてもまだまだやれることはあると思います。

・ 患者様に対して丁寧に応対するよう心がけ、事故、間違いのないように注意して行っていく事が大切だと思います。

・ 給料が低すぎると思います。時給にするとスーパーレジの方と同じ位です。看護職は責任を担う業務です(賠償保険にも個人的に加入す

べきほどの)。自分の健康管理に相当神経をつかい、働いています。色々な意味で足手まといにならぬようにしています。一緒に働いてい

て、若い看護師さん達と同等に体力勝負や体を動かすこと、頭を働かせることを要求されるときつい面があります。正直に言うことで、看

護相談業務なども入れていただけると思います。看護職はやりがいのある仕事。患者さんが悩みを言ってくれたり、苦痛を緩和出来るよう

な支援をしてさしあげたいと思います。

2.「希望する条件が整えば、看護職として働いてもよい」と回答した 40 代の意見・要望

・ 看護職は年齢、経験の積み重ねで患者に信頼される職業だと思います。現在の職場は 20 代後半の方が中心です。50 代の方は少なく優

しくない職場です。(仕事がおそい、電カル使いこなせてないなど)。私は住宅ローン、高齢出産で定年後も強く働きたいと考えております。

個人の状況に応じた働き方が選択できるようになればありがたいです。

・ 介護だけではなく、孫の子育て支援なども必要になる世代です。今とても親に手伝ってもらえて働くことができているので、自分の子どもの

育児には協力をしたいと考えています。同時に働けるのであれば就労もしたいと思います。無理のない範囲で、が理想です。

・ 子どもたちが自立した段階で、一度働き方を見直したいと思います。

・ 仕事と家庭、そして育児と両立していくにはとても大変さを感じています。実務業務の他に家に帰ってからレポートや休日出勤しての研修

会準備など休日が休日でない現状です。ワークライフバランスといいますが、現実できていなく、今後の課題です。

・ 以前にケアマネをとりましたが使用していません。活動できるよう研修の実施等、支援してほしい。

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・ 病院では個人にあった雇用体制をととのえてもらえればとても働きやすいと思う。

今までは、ナースは若い人を安く雇い、つかい捨てのような考えであったと思うが、病院は長く働いている人を大切にするべき。しかし、そ

の分働く側も責任を持ち、「楽だから」という考えではなく、出来高の給料でもよいと思う。

・ ワークシェアリングや自由な形態の雇用がもっと積極的に取り入れられる社会になっていたら働く。60 才すぎたら家族と過ごす時間や友

人、夫と趣味を楽しみたい。空いた時間で仕事があれば小遣い程度に働くので収入額はあまり考えない。雇用形態メイン。もっとも年金が

あると仮定しての話なので将来、老後の資金が不足していたらフルで働く(夜勤なしで)。日本人以外の看護師が増えたら心配なので働く

かもしれない。

・ 年齢=経験年数とみられるのはつらい。それまでの職場(配属先)によっては特定の技術しか学べないこともある。若い頃にいろいろ経験

をつめた人もいると思うが、同じにみられると困る。年齢がいくほど器用に覚えられないので、しっかり教えてもらえる環境じゃないと働け

ないと思う。

・ 若手、中堅、セカンドキャリア、それぞれが自分の立場、役割について自覚を持てる研修があればよいと思います。又、給料面で下がって

も仕方なく、その方が気が引けないのではないかと思います。

・ 看護職には夜勤の問題がついてくると思う。年齢を重ねた時に夜勤は厳しいと思うので、働き方が多様化できる案があればいいなと思い

ます。激務(責任や体力的に)の割には、給料も多くない事も改善していければよいなと思います。

・ 実際に定年近くならないとわからない。

・ 正直、その時になって考えてみないとわからないですが、その時に明確に区分ではないけど自身の用途に合わせた仕事選びとかができ

るような仕組みとかがあればいいと思います。

・ 夜勤はリスクの面から考えても無理(危険)だと思う。給料が安すぎるとモチベーションが低下する。できれば環境を変えたくないので、同

じ職場で継続できるとうれしい。(6 時間程度)時短で正職員という条件なら長期間つづけられそうです。

・ 職場紹介、あっせんなど自分にあう職場がかんたんにさがせる情報がほしい。

・ 自分はまだ 40 才前半なので、60 歳前後のことを聞かれてもあまり想像がつきません。

・ 勤務時間や勤務日数等、個々に合わせた多種多様な選択肢が必要だと思います。

・ セカンドキャリアだけでなく、看護職の待遇はまだまだ良くないと思います。そのため、仕事を続けたいと思ってもやめざるをえない部分も

あるのではないか。昔と違って色々雑用・書類など増え働きづらい。パソコンが主流だが年配の人にはそれも負担。

・ 年を重ねてゆくと体に変化が生じてきます。体力的なことはもちろんですが、私が心配しているのは老眼です。老眼鏡をかければ良いの

かもしれませんが、現在と同じ様に採血や点滴が出来るのか不安です。患者様と接していたく病棟勤務を続けていますが、それが困難に

なっていくのではと思っています。セカンドキャリアを考える時、業務内容の縮小をしてゆくしかないのか、分かりません。セカンドキャリア

の方が増えれば同年代となった時に自分も働きやすくなると思うので、増えて欲しいと思います。

・ 給料が減ってもゆったりと働けて、やりがいを感じられれば、できる範囲で就業を続けられると考えます。

・ 看護師として今のキャリアが充実していれば自然と長く働き続けたいと思うのではないでしょうか。看護には知の継承、技の継承が必要な

ので長いキャリアを持った人が働くことのできるように支援することは大切だと思います。

・ 給料の up

・ おおよそ 20 年後の自分を想う時間になりました。元気でいるのか、バリバリ仕事を続けられる気力と体力が持続しているのか、不安にな

りますね。

・ 家族の都合などで休みが必要な時に、休みがとれるような体勢を作ってほしい。地域によっては看護師の数が本当に少なくて、外来スタ

ッフが急に休んだ時に病棟から手伝いに行かなければならない場合がある。病棟スタッフも少ない人数でやっているのに、その中から外

来に行かされてしまうと病棟業務はまわらなくなってしまう。登録制なども作ってみたらどうか。

・ セカンドキャリアも大切。でも現状を満足できる環境づくりをしなければ看護師自体が不足し、セカンドキャリアを望む人数も減ってしまうと

思います。

・ 待遇面の充実を希望している。

・ セカンドキャリアを希望しても、年齢制限で働けないことの方が多くありませんか。

・ 子供の教育などを考えると収入は必要。体のことを考えると十分な休養など、労働がきつくないことが必要になってくるので、それが両立

できるといいと思う。

・ 年齢が上がるとともに体調管理も大変になってくるので、全てのスタッフがムリなく働ける環境があることが一番大切なのではと思います

(若いスタッフが大変そうであれば休みづらくなるので…)。

・ 周囲のサポートや理解(特に家族)がなければ、おそらく働くことはできない。両親も高齢になってきて介護が必要になるような事になれば

働けないと思う。介護福祉が充実して高齢者をサポートしてくれる社会体制が整えば自分も働くことができるのではないか?

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・ 色々なことにしばられずに、のびのびと看護ができる状況になればいいなと思います。

・ 60 歳定年制の廃止、65 歳までの引き上げ。総合病院でも診療所でも再雇用制度がある。スタッフも看護部長(副院長)も同じ定年が良

い。スタッフ、中間管理職は 60 才、部長(副院長)は 65 才、というのはおかしい。

・ 40 歳すぎてから、急に親の介護問題が深刻になりました。その次は自身の体の不調も出てくると思う。そのところを理解された上でのセカ

ンドキャリアの人材活用を望みます。また今まで休みもなかなか取れず働いてきたので、ゆったりとキャリアを生かしながら仕事をし、セカ

ンドライフも楽しみたいと思うのは贅沢でしょうか。

・ 促進に関して、情報をどのようにすれば知ることができるのか、予めわかっていることが望ましい。

・ 年令的にも体力低下や病気のリスク、親の介護等、女性は常にフル回転です。休みやすい環境、多様な勤務形態が整っていないと働き

つづけることは難しいと思います。

・ 一人一人の負担が重い。責任も重い。そのため二の足を踏むのかなと思います。60 才以降は 1 人1 人の患者様にゆっくり寄りそえる看護

をしたいので、やりがいが大切なのだと思います。

・ 今の病院は 60 才以上の方には昇給もなければボーナスもないため、仕事へのテンションが上がらず仕事を選んでする方がいます。同じ

にしてあげられれば少しはやる気になってくれるのかと思いますが。

・ セカンドキャリアの年代は、親や配偶者の看護や介護、孫の世話など役割りも増えてくるが、自身の体力は低下してくる頃だと思います。

家族や自身の都合で休みを取り易い環境が必要だと思います。多少給料が下がっても長く続けるなら周囲の理解の上で。

・ 働きやすい勤務形態が多くあるといい。若いスタッフとのコミュニケーションがとりやすい環境や研修(例:若いスタッフと交流できる場が用

意されている、意見交換ができる)。セカンドキャリアと言っても新しい仕事や今までの経験にない仕事は、若いスタッフと同様できない事

もあるという事の理解をしてもらえるとありがたい。管理職の経験があるという事を知っても、スタッフ業務が仕事であれば普通のスタッフ

と同様に仕事をしたい。自分の健康状態を考慮し、経験や適性に合った仕事を選びやすい情報があるといい(シニア向けとか)。

・ 現在の職場もいるが、同じ仕事をしていて給料が安い。スタッフの指導をして、それより安い給料なんてばからしい。それなら他の仕事を

するかも。

・ 有休がとれない。毎日の休憩時間がとれない。対偶が変わる時に説明がない。希望休暇がとれない。係や研修等数多くの役割をつけら

れ、勤務時間以外にもしなくてはいけない事が多く休めない。

・ 今までできなかったことを行える余暇の時間が確保できることが必要だと思います。

・ 健康と働きやすさがあり、家族の協力と、きちんと時間に終わる仕事内容であり、助けあえれば可能だと思います。

・ 今は 60 歳でもとても元気でいる方が多くいます。しかし、定年という決まりがあるため、退職という形をとる方も多いです。施設により、パ

ートという形で働いている方もいらっしゃいます。今後、高齢化が進み、老々介護も増加します。その時、実際に高齢となり何が必要とされ

るのか求めるものが出てくると考え、それを生かしていけたらより良い介護・看護ができるのではと思います。又、机上の知識ではなく経験

で得た知識や対応ができてくると思います。

・ ブランクのある人の不安がなくなるよう、研修機関の整備。

・ どんな仕事でもキャリアがいかせて、活用できるようにしてほしい。

・ セカンドキャリアの人を雇う施設への支援も必要だと思います。雇い方によっては、とても有効かと思いますが、適性に合わないと、雇う側

も雇われる側も大変になるので。

・ 看護職セカンドキャリアの方がいらっしゃることで、職場の人間関係や患者・家族に対する対応面での質が上がると思います。「人」として

経験があるうちに(重みや深み)=(人格者)職場にいていただきたいです。

・ 40 代前半で今後について考え、自分の経験や知識を活用できればと、専門職(認定看護師等)をめざそうと思ったが、すでに年齢もいっ

ており、いまさら、と断られる事が多かった。勉強ももうがんばらなくてもいいのよ、と周りから言われ、決心して大学病院へ入ってみたが、

世間は冷たかった。転職もしたが、転職先の病院スタッフも若い方々が多く、「いろいろ経験があるから教えなくても大丈夫」と言われたり、

年齢的な分「教えにくいので、一緒に仕事は嫌だ」とも言われた事もあった。もとの職場に戻るしかなくて、戻る同僚もいたが、できる事を 1

つ 1 つやっていこうと続けてはいる。風当りの強い年齢層もあるかと思う。自分では職位には興味はなく(主任・師長など)一般看護職でい

いのに、周囲に経験と年齢に合った人がいないからと中ば強引的に職位につかせる傾向がある。更年期も入ってくると思うので大変にな

ってくるから自分の経験や適性も十分理解できているはずなので、仕事、職場に考慮してほしい面もあります。でも、まだ勉強したい、と思

っている同年代の方々もいるので、周囲の方々も、温かく接し、同じ看護職でもあるので、いろいろ新しい事も教えてほしいと思います。

・ 年齢がいけばいくほどプライドもあり、職場を変えるとなおさら今までの経験を生かしたいと思います。そのため研修(事前)は必ず必要だ

と思います。

・ 理解のある、病院と上司が必要だと思います。

・ 今までの経験を活かし、看護部の手助けになればと考えます。

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・ 長期研修は現場の状況から難しい。学びたい気持ちがあっても、病院の指示がなければ、参加できないこともあり、対象者の幅を広くして

いくのは難しいと思います。

・ 委員会や時間外の勉強会、研修は、年齢的に無理だと思います。身体的負担が少ない業務を長く続ける事ができる職場が希望です。

・ しっかりとした展望をもってはいないが、できればという気持ち。元来、その時その時で考えていくタイプなので、計画性をもってるわけでは

ない。

・ その年まで働かなくてはならないのか、看護という職業の内容は日々進化していると思います。リスクや患者への対応、モンスター患者に

気をつかう点が以前と違ってきているし、働く楽しさより気をつかうことが多い職種になってきたように思います。ずっとこのような気づかい

をするなら、別にコンビニのレジでもセカンドキャリアはいいと思ってしまうのは私だけでしょうか。働きざかりの方が、仕事が楽しい、続け

られると思えるような立場での働き方ができるといいのではと思います。変にいばらないで。具体的な仕事内容の提示で、望む仕事のギ

ャップ等、管理などみなできないですよね。ギャップがうまることが必要ではないか。

・ 看護職はいろんな仕事内容があるので、仕事内容によっては仕事を続けるのが難しいのではと感じています。

・ その時にどう思うか。その時になってみないとわからない。

・ キャリアアップのために、当院は 5 年以上の当院での経験がないと、なかなかキャリアアップの機会を与えられない。他院でのキャリアを

評価し、病院がキャリアアップの支援を早めにしてくれれば、意欲が低下することなく、キャリアアップを目指していけるので、病院はそれ

ぞれの Ns の意欲に目を向けてほしい。

・ 年を重ねて培った技術を十分発揮できるような職場・環境をつくってもらいたい。

・ 雇用者側と働きたいと思う人の条件があうようにする。どこでどのような働き手を欲しているのか、わかりやすくする。これらがスムーズに

行えるようなシステムがあったらいいと思います。

・ 「古い考えや方法を押し通すなどの事をしない」という再教育が必要。せっかくのキャリアがもったいない。

・ 今までセカンドキャリアについて考えた事はなかったので、このアンケートをきっかけに考えました。身近に定年退職後、パートで働いてい

る方がいたから考える時に目安になりました。今はまだ子育てと仕事であわただしい毎日なので、漠然としています。しかし、自分の未来

の計画を考える機会として。セカンドキャリアの方と接する事があると考えやすいと思いました。

・ セカンドキャリアについての情報もなく、現在どのような形があるかなどわかりません。雇用についての話なども聞くことがないです。もっと

身近に情報があればいいなぁーと思います。

・ 誰もが思う事だと思いますが、「定年を迎えたらゆっくり趣味や旅行がしたい」と思うのに、60 才過ぎてまで働かなければいけないのか…と

思うと、暗い気持ちになります。この職業は本当にきつい(精神的・肉体的に)仕事です。もっと世間にこの事を分かって欲しいです。

・ 仕事の条件を年齢に合わせて変化させつつ、今までの経験を生かして仕事できるように見直していってくださるととても助かります。若い

看護師の離職率も高く、どこの病院でも看護師不足は深刻です。年齢を重ねた先輩がたの経験をいかし若い人が学べる環境があるとお

互いいい勉強になると思います。

・ 新しい仕事をする前に研修が受けられ、働きやすい環境があれば長く続けて行ける職業と思っています。

・ 個人的に専門的な知識や技術、資格のとれるようなシステムがあれば良いと思う。やりたいと思う分野での専門的かつ特異性のある分野

での勉強、学びをしたいと思う。今後そのように看護の分野がもっと細分化されていくように進むのであるならば、今後も看護職を続けて

いく事も考えられるように思っています。

・ 自分からやってきたことを、第 2 の人生で活かすことができるなら、目標を立て直したい。時間がかかっても勉強は続けたい。今まだ自分

のやりたい看護まで到達していないが、セカンドキャリアで活かすために、今を準備期間として働きたいと思う。

・ 身体が健康なうちは年令経験にかかわらず仕事をしていきたい。ただ若い時とは違い色々と覚えるのが難しいし、体力的に毎日働くのは

厳しいので、現在の職場に働くには 60 才以降はムリだと思ってしまう。(現在内視鏡室]1 日平均患者数 30 名以上)

・ 年を重ねるごとに注意力が衰えてきます。今でもたまにあります。事故をおこす確立も高くなるので、なるべく 1 日が安全にかつ穏便に過

ごせるよう仕事をしたいと願います。また再就職に対する窓口が多く在ればいいなと思います。

・ 看護職、自身の中に「年齢、経験に応じた働き方が必要である」という考え方が根づいていない。やって当然できて当然という空気で、セカ

ンドキャリアの就業を難しくしている様に思います。

・ 生活する為には、動けるうちは働き続ける必要があると考えています。

・ セカンドキャリアで働ける就職情報が知りたい。就職した人達の感想・実状なども知りたい。

・ 退職時に再就職を促すような進路を確認するよう、全国的な仕組みがあるといいと思う。

・ 学校を卒業し20数年。就職し、結婚し、子育てをし。母の介護で看取りをし、年老いた親との同居をしながら歩んできた看護師人生はやは

り山あり谷ありの連続でした。それでも今なお看護師として働けているのは、家族のサポートだったり、休みたい時に休める職場環境だっ

たり、人間関係の充実だったりが大きかったと思います。その時々の時代背景にあったサポートに出会えたなら、ずっと看護師として生き

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ていきたいと思います。今後、親の介護と仕事の両立が課題となる年齢になってきます。ディサービスの時間の延長やら待機入所の高齢

者をなくしてもらうなど課題は山積みだと思いますが、キャリアを持っていても働けない方々の為に役立ててほしい。

・ 高齢な助産師でもついていけるような看護システムであれば、ずっと働けると思います。診療所の勤務が長かったので電子カルテが苦手

です。私で良い、という職場があればお手伝いしたいと思います。

・ その方の希望に合った職場、待遇が必要かと思います。経済的に困っていなければ、大体の方が、今までの夜勤など重労働から開放さ

れたいと考えていると思います。セカンドキャリアでは、一部の方をのぞいては、少し楽をしながら看護職を生かして行きたいと考えている

と思います。(少なくとも、自分はそう思います。)

・ 看護職を続けたい気持ちはあるが、家族の介護も今後増えてくると思うので、正直な所、どうなるかわからない。経済的には、働かなくて

ならない状況ではあるのですが。

・ 若いスタッフに迷惑をかけないよう、また貢献できるような働き方をしたいと考えている。

・ 高齢社会に向けて、発掘しなければいけない年代の人材の 1 人として又、社会に貢献出来る職種として働いてきた職業人として、可能な

限り貢献していきたい。受け入れ態勢を含め医療の世界の整備を進めていって欲しい。受け入れ態勢が整えば、いくらでも貢献していき

たいという先輩方がたくさんいらっしゃると思う。

・ セカンドキャリアの時期に働くことで、自分が介護される立場になった時、優遇される(料金の負担が減る、優先的に施設入所ができる等)

何かしらのメリットが欲しいと思う。

・ 看護経験の豊かな人が、継続して看護や指導等をしてくれることはとても安心できる。私も自分の身体や家族の協力等が得られ、条件が

整えられれば、継続して働きたい。

・ 現在は新卒者に対して、やめさせないように優しく対応するようにと職場では指導を受けています。時代の流れなのだとは思いますが、な

かなか受け入れがたい状況です。新卒者の研修は充実していても、50 才あたりになると参加したくても若い人優先で研修にも参加できま

せん。50 才過ぎたら、今後の自分を再度見つめ、考えることができるように様々な科(内科・外科・精神科など)を体験できるような研修が

あれば良いと考えます、今まで慣れてきた診療科だけでなく、別の診療科は、どのような看護を行っているのか、自分にできるのかを実際

に経験することによってセカンドキャリアの促進に役立つと思います。自分自身、単科しか経験していないため、どの程度別の科で動ける

のか実際に知りたいと思っています。自宅が近くて、働ける場所があればできるだけ看護師として働きたいと思っています。本来は、看護

が好きだからですが、今の時代は、難しいことが増えています。

・ 年令を重ねた Ns も貢献できるような雇用を促進してほしい。全てにおいて、余裕のある勤務形態を希望します。

・ 地元では過疎地で求人が少ない為、県内の寮がある所や就職情報を、ハローワークや市役所など公共な場所で詳細に閲覧できたら良

いと思います。

・ 60 才を越えていても、能力や向上心のある場合は、雇用形態や対偶を改善して、その経験を生かせる場所が必要ではないか。今後、超

高齢化社会に向かっていく日本にとって大切な人材であると思う。働き続けることで、年金が減らされること、信じられません。

・ 超高齢化社会が迫る現在、看護師の確保は急務なことだと思います。私たちが定年を迎えた後、現役で働く後輩達が困らない様に、サポ

ート出来たらいいなと思いますが、足手まといにならず、上手なやり方を研究して提示して頂けたら、すばらしいと思います。未来の日本

のためにがんばって下さい。

・ 現職場も入職時は正社員も考えていましたが、年齢的に枠がない感じでした(当時 40 代半ば)、全国的にも 20~30 代中心の職場で肩身

が狭い感じです。セカンドキャリアとなった時、本当に必要な人材として存在できるか、土・日(夜間診療)出勤ばかりつけられはしないか。

・ 子育て世代や若いスタッフへの離職防止への取り組みは多くあるようです。現実としてそれらを支えている世代、頑張っている世代へのサ

ポートは不足していると思います。今後の日本の社会を考えるとたくさんの課題があると思いますが働き易く、続けられるように考えていく

必要があると思います。

・ 現在は、身体の不安も感じない為、今の職場で(手術室)働いていますが、10 数年後には 60 歳、想像つきませんが、できれば慣れた環境

で働けたらと思っています。

・ 本人の条件に合わせた雇用で、キャリアの方の経験を現在者へ伝えてもらい、継承していく事が大切であると考えます。

・ 常に学ぶ環境があり、自身もその姿勢を持ち続けていきたいと思います。県内、主要都市内病院と県北との看護管理者のレベルの差を

感じます。人間として尊敬される看護師目指し続けます。

・ 時間の多様性(それに対応し、職場が困らないだけの人員配置がなされると良い)。得手、不得手の特色をふまえた人材登用。

・ これからはセカンドキャリア対象者が増えてくると思います。1 人でも多くの対象者が何らかの形で看護職を担っていけるよう、多様な働き

方や対偶が整備されていくとよいと思います。それにより看護の現場も充実していくと思います。

・ 看護職の一般は、体力勝負であり、必然的に退職があります。しかし、知力・経験を生かせる業務があれば働かせてもらいたい。若い方と

働く機会はありますが、体力・行動力はあっても、思いやる経験がないため、少し行動があさはかです。

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・ 個々の健康状態やその人の能力に応じた業務を選択出来る様なシステムを作って欲しい。

・ フレキシブルに富んだ雇用形態で体力・年齢に応じた仕事に就ける事が一番重要だと思います。又周囲からの尊敬も大切ですし、自分が

必要とされているという満足感も精神的な面で大切かと考えます。

・ 看護職はとても勤務時間・仕事内容など、どれをとってもハードです。長く仕事として行うには困難があります。誰もが考えることだと思い

ます。そのため、数年前より医療だけでなく全般的な資格取得を行っています。私だけでなくそのような人も多いと思います。

・ セカンドキャリアを受け入れる方々、スタッフへの理解も必要だと思います。そして、適性のあるところへの配属が必要と考えます。若い人

たちは覚えの悪い大先輩への対応には慣れていないと感じます。看護職として身体的・精神的・知識を人生の限り生かせるなんてとても

素敵なことと考えます。

・ 看護師不足と超高齢化社会を考えると働く環境が整えば続けていきたいと思っている。そして最近は何となく看護師になった人が多い。

長く続けていける様な体制作りをお願いします(給料面や勤務状況など)。

・ 夜勤が厳しくなり、夜勤を求められたら働けない。孫を見ることもあり、孫も預けられるシステム(院内保育等)も必要。又、親を見ることも

考えると短期ショート中に働くとかショートを併設している施設とかで入りやすければ働けるかも。年金もいくらもらえるのか不明確だし、働

けるうちは働きたいが子供を育てている方には育短育児時間等あるが、家族を介護してても短時間雇用はしてもらえず。忌引も実は、1

週間だけでなく、その後の法事(一周忌とか四十九日とか)の方に休みが欲しかったりする。法事休等あるといいな。

・ 病院や施設など、介護職と看護職スタッフ間で意識の違いがあり、病院でずっと働いていた看護師がいつでも使いものにならないという噂

がある。今後、病院も縮小化の動きがあり、自分が働きたくても(居住近辺の)働くところがないと予想しています。病院によっては附属や

系列の看護学校があったりして、そこの出身の方が優遇されたり、働きやすかったり格差があるのではないかと思います。

・ とてもいいことだと思います。働く方も年金のことを考えると働きたい。でも働くにも今まで働いていた能力をいかしてくれるか希望が通る

か、一番大事なことだと思います。

・ 自分がいつまで働けるのかわからない。まして、定年を迎えた時、再雇用してくれる場所があるのだろうか。

・ 現状に不満があると”今後、働きたい”と思わないと思うので、今の満足度を上げることが大切だと思いました。

・ 今までの経験はムダにしたくないが、現在の若いスタッフが自分たちを受け入れてくれるかどうか心配である。自分自身の集中力や判断

力の衰えはやむを得ない。学習会などは必要であるが、あまりに多いと疲れてしまう。休暇がとりやすく、スタッフみんなが公平にとれるよ

うな雰囲気。WLB を積極的にとり入れていってはどうか。

・ 資格だけでなく、経験も考慮して欲しい。年齢だけでなく、健康状態により雇用の継続をして欲しい。働きやすい環境をつくって欲しい。年

齢や体力にあった仕事内容で対応して欲しい。

・ 関東圏の中での千葉県が雇用環境(労働・賃金など)として適していない面が多くあると、他県の看護職に情報交換すると聞かれます。

(国公立の施設を除く)

・ 働かなくても生活できる経済力支援があれば、働かないことを選ぶかもしれないが、現時点では働き続けたいとは思う。しかし、周囲のとく

に若い人からみると、邪魔になったり、能力が低いと思われてしまうのではないかと不安になり、老いを自覚するのは恐怖です。子供にも

年寄りにも優しい社会であるとよいと思います。

・ 週に 3-4 回で日勤のみの勤務ができるような制度ができると良いと思うし、働き続けられる。

2.「希望する条件が整えば、看護職として働いてもよい」と回答した 50 代の意見・要望

・ 現在は若い人と一緒に仕事し、体力的にはきびしい時があります。人手不足で利用者様の話もゆっくりきいてあげられず、散歩にも連れ

ていけず、日光浴も出来ず睡眠薬にたよる一方の時代です。高血圧の方は食事療法をしたり、不眠の方は屋外散歩をしたり、認知が進

む方は歩行を多めにしたり、ゆっくり食事介助したり、最期は日当たりの良い、ご希望に合った環境でその人らしい看取り看護をしたり、毎

日が充実している一日にするには人が不足です。

・ 50 才過ぎてから、職場で管理職でない年齢のいった Ns の立場をよく考えます。定年までここで働けるか…若いスタッフ教育に病棟はうら

やましいほど一生懸命。自分の居場所さがしながらどこでなら働けるか…と日々考えてます。経験のある Ns を大切に使ってくれるとこは

どこなのか…今から高齢者施設などに転職し、60 才過ぎても働き続けることがよいのだろうか…相談に乗ってもらえるところがあったらう

れしいです。

・ 仕事を続けたい。生きるために。仕事のやりがいがよくわからないこともある。体や精神的に疲れがでてきている。病棟は若いスタッフが

多くて年配者がいづらいところがある。研修も若いスタッフが優先で年配者が参加できない。できるだけ長く仕事をしたいが、できるか不安

がある。

・ 定年制であっても、現在の平均寿命からすると、個人差はあったとしても、少し伸ばしても良いのではと思う。年令による、体力・記憶力の

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低下はあるとしても、経験を生かせる職場が増えればありがたいです。

・ 体調や自分・家族のしたい生活にあわせた勤務時間の選択

・ 50 代の求人情報があると良いと思います。

・ セカンドキャリアとして仕事をするにあたっては、自分の健康か家族の健康に左右されると思います。又新しいことを覚えられるか心配が

あります。

・ どこも人手不足な為、あまり負担が大きいと仕事をする上で厳しい。

・ これからは自分の能力以上のものを強いられることは(年令的にも)負担に思います。

・ 定年が近くなった時期に条件が整った内容の病院や施設を紹介するシステムを構築してほしい。

・ 全ての科を経験している人ばかりではありません。当院ではありませんが、経験のない科へ行き若い子に”こんな事もできないの?”とバ

カにされ、科を変えてもらった人もいます。年令に関わらず、わからなければ教えてもらえるというシステムが欲しいです。又、知識だけや

頭が先行し、現場へ行かない、又は汚い仕事には関らない風潮が強くあり、看護不在だと思われる事もあり、リーダー達の人間的な成熟

へ向けての指導体制を整えてもらいたいと思います。知識はとても大切だと思いますが、経験しなければわからない事も人を相手にして

いる職種の為ある、という事を全体的に理解してもらいたいと思います。※看護師全体的にという意味です。

・ 情報をたくさんの場に提供してほしい。必要としてくれるなら、働く気にもなるが、門を閉ざされるようならあえて自ら進んで働こうとしなくな

るのでは、と思う。

・ 看護職が不足と予想されている将来的に、元気に働き続けられればセカンドキャリアの方を必要とする時代となる。その様な人が必要とさ

れる、職場も増えてくると思う。今後セカンドキャリアの促進のため、自分に見合った職場を探せるナースバンク的なところがあればよいと

思う。

・ あと数年で定年となるが、まだ働きたいと考えている。しかし、若い人と同様に幅広い分野での業務をしてほしいと言われている。腰痛も

あり、一度退職願を提出したが、受けとってもらえなかった。現在毎日不眠。この先どうしようかと悩んでいる。体が動けば住宅ローンが終

るまで働かなければ経済的に苦しいので、次の職場を早く見つけたいと思っている。

・ 夜勤や連続勤務を年令の若い体力のある人と一緒に考えられるとつらい。

・ セカンドキャリアとして入職してからも、その後の業務がその内容に相互しない場合が心配です。

・ 人それぞれバックグラウンドが違うため、家庭や身体の支障がないように、仕事の時間や内容がある程度選択できると良いと思います。

自身としては、夜勤はあまりやりたくないが、夜間帯、不穏患者の見守りやトイレ介助見守りをして下さる方、患者の話を聴いて下さる方が

いると非常に現場は助かると思いますし、患者も安心できると思います。現職員の子育て支援。一人でも多く働いてもらうべきです。自分

が患者になった時、施設に入所した場合の時を想像すると、どんな医療・介護が待っていると思うとゾッとします。

・ 仕事を継続していきたい希望が強い。

・ 仕事が生きがいや生活のリズムがついたら良いと思います。年金受給開始までの生活があるため、仕事をしないと収入がない。

・ 労働環境、年齢が上がると体力に自信がない。個々の能力に見合った業務分担。医療事故も可能性が高くなるので、リスクの低い業務割

は重要と思う。

・ 新しい事がどんどん出てきているため、若い人達が中心で働いているので、体力的に働けても、やはり定年退職後に働く事はどうなので

しょうか、と考えてしまいます。

・ 実際はまだ考えたことがありませんでしたが、今回このアンケートで、60 才になった後のことを考える機会を得られ、良かったと思います。

まだまだ先のこと、と思っていますが、きっとあっという間に「その時」はやってきてしまうんでしょう。自分の健康、家族の状況など、どうな

っているのかわかりませんが、あらためて自分の健康は自分で今からしっかり管理しないとと思います。千葉県の看護師不足は深刻な問

題ですが、ベテランも活用しつつ、でもやはり年齢的な問題がある場合は、患者さんに迷惑がかかることを考えないといけないと思いま

す。年齢を重ねる程、個人差が大きいので、一概に年齢で決めるのではなく、個人の資質によって働く、働かないということになるでしょ

う。

・ 子育て支援対策はいろいろ行われているが、介護支援対策をもう少し検討して欲しい(早期に)。在宅支援を進めるのならば、介護支援対

策を検討していかなければ、働きたくても働けない。今までの子育て世代と同じ事がくり返されるのではないか。(自分が子育て世代の時

は今の様に支援対策が充実していなかったので、一度離職し、子育てが一段落して復職したが介護のため離職したら年齢的にも復職は

難しいと思う)

・ ある程度の自由がきけば良いと思う。

・ 退職後の看護協会を中心として復帰支援の充実(ナースハローワーク)。柔軟な研修資格の継続。

・ 私の周囲にはセカンドキャリアの方はけっこう多いです。ただ自分に置き換えると、健康面に対して自信がありません。又、能力にも心配

はあります。個々により、体力面・能力面も違うと思うので問題のない方は働いて社会の為に頑張って欲しいと思います。適当にパートタ

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イムで気軽に働けたらいいなと思ったりします。趣味も色々やってみたいし、ゆっくりとした時間も過ごしてみたい様にも思います。

・ 体力や判断力が低下する中で新しい環境でのスタートは不安。看護師業務しかした事がないから、人に教えることはできない。学習した

いけどお金が続くかわからない。将来に不安、(日本の)後期高齢社会へどう対応していけばよいか不安。

・ もっとセカンドキャリアの情報が欲しい。インターネット以外での情報収集が低下しているので、その事を考慮した仕事・職場環境のところ

が欲しい。給料面でキャリア等を考慮して月給制でなく年俸制の職場が多くあるといい。

・ 年金問題のこと。老後のことを考えると蓄えが必要なのか。

・ 自分が家族の状況に応じて、看護師として働き続けられるような社会のしくみができれば良いと思います。

・ 世の中では年功序列より実力主義が主流だが、看護職においてはそれまで培ってきた経験がものを言う職業であり、年令を重ねても正

当な評価による収入を得たいと思う人が多いと思う。現在の職場も、50 才以上は昇給がなく、60 才以上は年々減収となるためベテランが

より良い条件の職場へと流れてしまい、止めることができない。看護職を選んだ者達は皆、責任性を重んじ、やりがいを感じ、その仕事が

好きという人がほとんどだと思う。その職種の特殊性からたとえ年をとってもいつも向学心を持ち、自分を社会に役立てたいと思う人が多

く、経験に見合った条件であれば、体の続くかぎり働いていたいと考えている人が多い。高齢者施設が今後増えることもふまえると、経験

豊かなベテラン看護師は雇用されるべきであり、給与・勤務形態等がシニア向けに整えられ。働きやすい環境が整備されることが早急に

必要と思う。

・ セカンドキャリアという言葉に違和感があります。

・ 今の年齢で、日勤や夜勤が忙しく、勤務している状況で帰宅してから台所に立てない時があります。60 才を過ぎてからは、身体的にとても

ハードに思います。時間に余裕のある勤務、グループホームの様な所で働きたいと思います。

・ まだ、定年後の事は、何も考えていません。

・ 新しい職場でのサポート体制。しっかりしていれば良い。

・ この年齢になっても、セカンドキャリアを意識することがなかったのは、現在の業務に振り回され、毎日疲弊しているためである。退職後は

定年後ではなく、中途退職後の仕事をどうするかは考えられても定年後も働く、何をするとはとても考えが及ばない。

・ 自分も含め、資格は有効に使いたいし、持っている知識・経験など次世代につなげたい。又、受けた学習場所によるものかどうか、わかり

ませんが看護師の本質とは、口先ばかりでなく行動・姿勢に表現し、後輩につなげたい。看護現場環境の改善や都市部と地方との格差、

認識など、千葉県内の看護現場の状況を良くしたい。

・ 看護職はセカンドキャリアとして働く意欲のある方が良いと感じています。短時間とか、週 4 日とか、形態を変えたりしながら、今の自分に

できることをやりがいをもって行えることがめざす所のような気がします。

・ 加齢と共に緊急時の対応が厳しくなってくると考えられます。体力の低下もあるため、就業時間の調整、勤務場所の調整ができると働き

続けることができるのではないかと思います。雇用形態も非正規雇用を希望。

・ 業務内容を年齢等に合わせること。新しい形の働き方、今迄のやり方にとらわれず、その人に合った、その人の出来ることと生かせるとり

組みがないと、続かないし働き続けることが難しいと思います。

・ 働きやすい職場。人間関係が円滑に送れること。疑問に思うことをすぐに解決できて仕事がスムーズにできること。職場や外来での年令

層が上がること。仕事に見合った給料がもらえること。不平や不満がすぐに解決できたり、話をきいてくれる仲間や上司がいること

・ 今までの経験を生かした業務ができること。

・ 今すぐに辞めるわけではないので次の職場を本腰を入れて探しているわけではないが、自分の希望する雇用条件に合う病院や施設など

を検索出来るホームページがあると助かる。現在勤めている病院でもせめて夜勤の回数が月 6~8 回で深夜勤務が月 2~3 回になると楽

になる。ちなみに今月の深夜勤務は月に 6 回、日勤の深夜入りが辛い。意向調査の説明文にも記載されていたが、個人の状況に応じた

働き方が選択できれば、辞めずに働くことも可能になる。ただ自分が夜勤免除を申し出ると他のスタッフの夜勤回数が増えることになるた

めなかなか言いにくい。リーダー業務を外れてサブ的な仕事になれば気分的に楽になれるが、反対に自分の小さなプライドはそれで満足

できるのか、自分でも良くわからない。誰かの役に立ちたいという気持ちは大きい。自分の存在価値を見出し確認したい。だから仕事を続

けたいのだと思う。

・ 給料減量や保証がないのでは働くことが不安であると感じている方が多い。

・ 自分の経験を活かして体も心も健康的に働いていくのがよいと思います。

・ 管理職を退職後、同じ病院内で一般職、パート勤務等で勤務継続が現状ではできそうもないと思う。キャリア後期看護職での新病院への

就職枠等が設置されれば、継続していけると思う。

・ 看護師の資格を持ち、誇りをもって長年この仕事に携わってきたので、定年を迎えても患者さんに対しても後輩の人達に対しても「自分が

やれる」と思うことがあれば関わっていきたい。今、そう考えられるのは、現在の職場が充実し、働きやすい病院であるからと思う。働きや

すい職場とは、スタッフをまとめられる管理者。管理者の力がある職場は離職率も低いと考える。

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・ 当院で定年退職した看護師の再雇用をしていますが、経験の多さから訪問看護等にいってほしいとお願いしましたが「ムリ」と断られまし

た。年齢のいっている看護師(役職のない)は、それまでの居場所にこだわり、執着する傾向がみうけられます。役職についていた人も同

様の処遇を希望してきますようにみうけられます。

・ 定年以降の給与に不安がある。若い世代と同様の仕事内容が与えられるなら、同様の給与体制にしてほしい。子育て等に影響がない

為、時間的に余裕があり、仕事は時間にしばられず出来る可能性がある。実際、55 才(定年)より給与が年 6%ずつ低下していて、仕事内

容は 1 人で全部こなしている。

・ 継続して勤務するのであっても、給料が下がらないでほしいと思う。

・ 精神的負担の少ない職場について選択したいと思います。

・ 年齢を増して具体的に働くことがきつくなっていることに実感しているこのごろ。仕事内容が負担にならない、短時間で仕事を終えることが

できれば長期に仕事し、生活の為にも働きたい気持ちはある。

・ 身体的負担が少ない事が一番かと思われます。新しい事を覚えるのは徐々に大変になってきています。それらも考慮して行ってほしいと

思います。デイケアーなどの業務を考えています。

・ 現在の職場にそのまま同一業務で続けるのであれば問題ないが、新たな職場で業務内容が変更になる場合は十分な研修とサポート(相

談)体制、保険(看護賠償責任)の充実など、不安なく業務できることが望ましいと思います。

・ 高齢(者)の独居者や認知症の方への介入を組織的にできればいいと思います。介護保険の網からもれているお年寄りや経済的弱者に

対して、何かできないか、と考えます。

・ セカンドキャリアの促進について、定年近くになると職場の上司は種々の役割や研修は若者中心に声をかける傾向にある。当り前と思う

反面、定年後も活躍したいと思う人達の意欲は自然消褪させていくのではないかと考える。ワークライフバランスが謳われているが、セカ

ンドキャリアの活用もよいのではないか。

・ 年を重ねるごとに体力が少しずつ落ちてくるのは仕方のない事ですが、それまでに積んできた経験や知識は豊富なので、60 才定年という

制度はやめ、働き続けるまでを定年という様に社会全体が変化していって良いのではと思います。

・ 自分が 50 才を過ぎて感じ始めた事ですが、やはり 20 代 30 代の人たちと同じ様には体や頭がついていけなくなってきます。雇用する側は

そのあたりの年を考えて、処遇や体制を考えていって欲しいです。

・ 超高齢化社会の中に自分も入っていきますが、身体が元気なうちはしっかりと自分の経験をいかし、社会に貢献していければと考えま

す。但し、看護職の方が定年後に介護療養型で勤務すると、ヘルパーや看護助手が権限を持ち一緒にやりきれないで辞めてしまっている

方の話も聞いたりします。介護者の教育体制にも問題があると思います。ガイドラインはありますが、各施設での教育は不十分だと思いま

す。又介護者の雇用形態や給料(低賃金)も大きな問題だと思います。実際に、定年近くなれば身体的にも限界が生じます。自分に適した

業務選択(例として、夜勤はしない。管理職はしない。等)が出来ればセカンドキャリアとして働き続けられると思います。子育て支援は少

しずつですが定着していますが、自分達の若い時代では支援制度も十分ではありませんでした。それを考えると自分達(定年者)にも何か

メリットのある支援制度のようなのがあれば働き続けられるのかもしれません。

・ 子育て世代には色々な助成や制度があり、当たり前のように取っている。高齢化が進む中で、子育て世代のような制度が確立されていな

い事に不満はある。仕事をする上で介護については、大きな問題である。(家族が急に具合が悪くなった時、急に休む事など難しい。)

・ 今働いている職場は、スタッフが少なく自由に休みが取れません。今年に入って休暇が 1 回も取れていません。夜勤も以前は月 4 回でし

たが、現在5~6 回があたり前です。自分の体調管理、若い時はすぐ戻りましたが、最近は腰痛もあり、かなり難しいです。勤務はかなり厳

しいです。主人の母は施設に入っていますが、実家の母は介護度 4 で、通院や買い物など他の用事もあります。部落の行事等もあり、自

分の時間を作るのがなかなかありません。心に余裕を持って、仕事ができたらと思っております。

・ 働きたいと思っていても職場が受け入れてくれるか分からない不安が現状です。看護師ではなく、准看護師でしかないというネックもあり

ます。

2.「希望する条件が整えば、看護職として働いてもよい」と回答した 60 代以上の意見・要望

・ 給料が下がり体力もおちてくるセカンドキャリアに、技術面では熟練しているので、管理者は同じような勤務条件を求めてくる。(例・超勤、

リーダーなど)子育て中のスタッフに優遇条件があるようにセカンドキャリアにもその人にあった優遇条件をつくってあげないと、体力的に

も精神的にもきつくなり、働けなくなる。セカンドキャリアが離職しない条件をみなおさなくてはいけないと思う。

・ 定年退職後も希望する条件に応じた仕事があれば、できる限り続けたいと考えています。

・ 定年後も働けるだけ看護に関係した職がいいですが、力量や雇用形態が限られている中で選択肢が難しいです。身体状況や適性がうま

くかみあうと働き続けられると思います。

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・ 長年のキャリアは生かして社会貢献もしたい。精神的にも豊かで、体力的にも今の自分に合った仕事であれば大いにやりたいと思ってい

る。師長を長年させていただきながら後任となる職員の育成をきちんとしていなかった事を反省している。

・ その人の能力に合った仕事につけるように仕事内容を考えてほしい。

・ セカンドキャリアの為のワークライフバランスも考えてもらえたらと思う。趣味に生きるだけではなく適度な緊張感を持って時間が過ごせた

ら良いと思っています。なんらかの形で医療に繋がっていたいという思いがあります。働く分だけポイント制にして、そのポイントを自由に

使える(自分の為、寄付とか)、そんな事が出来たらと考えています。

・ セカンドキャリアスタートしています。スタートした職場で求められるキャリアの再教育を受けたい。仲間と話したいと思いました。

・ 再任雇用のヒアリング等が実施されております。現在の部署で働くことが出来るようなので特に不安や心配などはありません。家族も理解

してくれているので、現時点では「元気なうちは働く」心づもりでいます。

・ 体調に合わせて少しでも必要とされていれば働いていたい。雇う方も短時間での仕事を認め、上手に経験者を使ってほしい。

・ 自分の経験や適性を考慮した仕事につけ、異動がないこと。新しい環境に慣れ、自分の力を発揮することは大変だから。

・ 現在、採血業務中心に働いているので、とても働きやすいです。院長の理解、協力があって同じ職場には 70 才過ぎの看護師が数名働い

ています。恵まれた職場だと思う。

・ セカンドキャリア=昔の看護師にならないよう、クリニックや診療所にも、入職前に希望者は研修をうけられる施設があるとよい。看護判断

も勘というのも長い経験で培われています。セカンドキャリアもすてたものじゃない。

・ 生涯現役で働き続けたいと思っています。しかし65 才に達した時点で年金の支給がされるからという理由で、給料が初任給に近い位に下

がりました。自分としては納得がいきません。若い人達と同じ仕事をこなしているのに、リーダーも入浴係も入浴の着脱も入退係、処置爪

切り等、仕事の内容はパーフェクトにしていると思いますが、なぜ年令が 65 才に達したといことでこんなにも差があるのは、病院勤務のナ

ースと介護施設との差なのか。同じ給料を要求してるのではないが、セカンドキャリアとして働き続けることができるように働く人を大切に

される体制を望みます。

3.「看護職として働くことを希望していないが、働かざるを得ない」と回答した人の意見・要望

・ 体力が続くかぎり働きたいと考えるが、周りに迷惑をかけたくない気持ちもある。難しいが、経済的なことも関係してくるので何が一番自分

にとってスムーズに生活できることか、やってみないとわからないことが多いのではないかと思う。

・ その年代にあった働き方や思考をわかってくれる職場で働きたいです。若い年代がそういう世代を受け入れてくれることも大切だと思いま

す。看護職に関わらず、いくつになっても元気なうちは働いて生きがいを持ちたいと多くの人が思うのではないでしょうか。

・ 体力の低下等も考えられるのでその事を考えてくれる職場環境が整った所があると良いです。今後は高齢化社会となるので自身が元気

なうちはずっと働ける社会になってほしいと思います。60 才以降の事を考えるきっかけになりました。

・ 新しいことをおぼえるのが不安。給料など条件にもよる。急性期は、仕事がハードでやれるか不安。配置場所。老人保健施設は肉体労働

のイメージがある。腰などの負担。危険手当 2000 円では不安。

・ 全て人間関係、職場の雰囲気による所が多いと実感している。多少つらい事があっても周囲の理解やサポート体制ができていればやって

もよく、頑張ろうと考えることができると思うが、現状はかけ離れていて、とても働きづらいこと多い。

・ 今後定年制度は無くなってくると思う。この研究よりも看護師が退職せずに働きつづけられるよう、環境を整える必要があると考えます。

・ 今まで働きづめで自分自身のことは次に考えてきました。「セカンドキャリア」という言葉で魅力的にかざっていても、自分がその時にどの

様な身体・精神的な安定がとれているか自信がありません。自分が 1 人の人として大切にしてもらえる様になっていれば良いのですが。

今の看護の状況は”厳しい状況”です。

・ 育児・家事・仕事のみで、自分自身の将来を考える余裕がありません。セカンドキャリアに至る前に命が消えそうで辛いです。

・ 健康面で問題が起こった時の処遇について、どうなるか。

・ 体力の問題や新しい仕事に適応できるかという不安があるので、新人だけでなく、セカンドキャリアに対してもサポートしてもらいたい。

・ 夜勤がなく現状のような病棟で日勤後メインとなるような仕事がないこと(研修、講師及び準備、会議等、時間外のうちあわせ) ライフワ

ークバランスのライフが優先できる。

・ セカンドキャリアの前に、現職でも続けて働くことに多くの困難があるし、自分自身の努力が必要。

・ 人生は長いので、何か他に興味もてる事、情熱をもてる仕事があればその為に努力できると思います。それが見つからず皆さん何十年も

働き続けているのではないでしょうか。または Ns が天職なのかもしれませんが。経済的に余裕ができたら、何かちがう仕事の勉強をした

いと思います。

・ まだ先の事なのでイメージできません。しかし以前勤務していた病院で定年後再就職した方と仕事をした事がありますが、ミスが多くてフ

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ォローが大変でした。特に命に関わる様な事が多く、夜勤の時はとても緊張しました。若い頃、ほぼパートで経験が少なくて、子育てが落

ちついてから、正規で働き出した方だったので、やはり若い頃、どれくらい経験してきたかという事がその後にも影響するのではないかと

思います。

・ 老害にはなりたくないとは思うが、若い人ばかりで人が少なくてキーキー言っている位なら、セカンドキャリアにもいる場所はあると思う。

・ 年齢のいっているスタッフは若い人と同じような仕事量はこなせないと思います。働く場所にもよりますが、同じ職場の人がそれを理解さ

れているようでなければ、働きつづけるのはむずかしいと思います。

・ 経済的に余裕はないが、みんなの迷惑にならない仕事ができれば。他の仕事でも、仕事に対し意欲が無くなってきている、他の仕事でも。

ただ、経済的に安い気がする。

・ 職位やプライドというものを一度リセットしなくてはならないと頭ではわかっています。しかし、その時まで培ってきたものを尊重されないと、

むなしくなると思います。かと言って、全く違う分野でのセカンドキャリアは難しく、残り 10 余年を準備(心の)期間としてとらえています。体

力と気力的に夜勤は辛くてできず、能力も衰えているけれども、何らかの役に立ち、いくらかの報酬を得られる道はないものか。看護職出

身の議員が、退職者は認知症のある患者さんのベッドサイドやアクティビティなどで活躍されるのはどうかと話していた(スタッフナースが

そのような患者に手間をとられるし、安全確保の為)ので、それもありかなと考えている。

・ セカンドキャリアで採用してくれる施設、又は病院はないと思います。より若く能力のある Ns を選んでいるのが実状です。

・ 体の不安や年金の不安、家族の高齢化による介護など、今はわからないことが生じてくると思う。そういうことがクリアできれば仕事を続け

たいと思うし、出産の高齢化で 60 才定年後も教育費が必要になる場合は、仕事は嫌でも続けなくてはいけない。自分は定年後はパートと

して働きたいと思うが、その時の経済状態で、働かなくてはいけない状態かわからない。

・ 日進月歩の中で、過去の経験だけにとらわれることなく、新しい技術・知識を学び、吸収しながら仕事に取り組まなくては社会貢献にもなら

ないし、患者のためにもならない。心身をコントロールし、健やかに生活しなければ、60 才を過ぎて働けないと考える。その為には現在の

49 才~60 才までの職場の人間関係や Life stey を整えていくことは重要であると考える。

・ 定年後の給与がそれまでの 6 割が当たり前となっているが、求められる仕事が同じなのに納得いかない。

・ 年齢を重ねることで、新しい知識が入りにくくなる。そのマイナス面がしっかりカバーできる体制が必要。

・ まだ考えた事がない。

・ 仕事量に応じた給料

・ 「体力がない(動けない)」「判断力が鈍る」これらを考慮した雇用側の受け入れ体制を整えてもらえたら嬉しい。生涯学習が必要な仕事。

ずっと学び続けられる環境づくりを大切にしている職場があると良い。高齢ナースでも働ける職場のイメージがわかない。団塊の世代の今

の先輩方が引退せずに指揮をとって発展させてくださったら言うことはない。

・ 60 才前後からのセカンドキャリアは、その後の人生の社会貢献や自分の地位向上に必要だとは思うが、それよりも安心して生活ができる

かどうか経済的余裕がなければ考えられない。セカンドキャリア以前に、生活のために働かざるを得ないと思う。

・ 介護老人施設に親が通所しているが、看護師が少ないと思う。経験のある看護師が働けるようになると通所する家族も安心できる。

・ 肉体的な衰えが表れだすものの、退職後も仕事を続けたいと思うのに、給料が減る(仕事内容は同じ)のは意欲を無くす。大学病院や国

立などは、若いスタッフが多く、年齢があがると就職すらできなくなる。そんな中でも仕事を続けた人は教育の面でもいかせる立場を多く作

るべきだと思います。看護師が不足というのなら、勤務時間帯を現在の様に決めつけずフレックスタイム的に、また、病院の業務が集中す

る時間帯に人を集めるようにするとパート的に集まる人がいるのかもしれません。訪問看護などに 2 人組みで回れるなど。

・ 受給する年金の関係で就労期間は変わるのではないか。現行では、55才の人は65才支給。定年(60才)後の再雇用制度があるが、希望

しない。配置替えで退職してしまう人がいる(仕事・業務量が増えたり人間関係の変化)。再雇用者本人の配置希望を尊重しなければセカ

ンドキャリアの促進には結びつかないと考えます。また、病院経営上、再雇用者よりも若い新採用者を雇用した方が経営上はメリットがあ

るようなら、定年後の再雇用者に対しては、国などからの補助金などの援助が必要であり、そうしなければ雇用の促進には結びつかない

と思います。

・ 50 代になっても若い人と同じ交替勤務をこなさなければならない上に、委員会や勉強会、師長の代理業務までこなさなくてはならず、生き

生きとセカンドキャリアの年まで働く体力があるかが一番疑問です。

・ 今 50 代ですが、もうすでに 20 代 30 代の若いナース(病棟)からは「外来の年寄りナース」とバカにされる様な場面があります。これは看護

師の上層部からして、「外来は」という言い方をして差別している影響だと思っています。こんな職場に定年後も就職する所が無いので、仕

方ないのかとあきらめています。セカンドキャリアの促進はこの職場では進まないでしょう。

・ 現状、定年が 55 才から 60 才に変更にはなりましたが、実際、給料面で 55 才に基本給が減らされ、退職金は 10 年以上働いても一律 10

年分しか支払わないという事実があります。仕事の内容は老若男女、皆一緒なのに給料だけ減らされ、不満です。同じ年齢でも評価する

人間の偏見で、仕事の内容が大分違って不満です。有休もほとんど消化されていません。毎年、20 日近く捨てています。准看は、人数に

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入っていないと疎外されたりしながら働いています。お金があったら働かないと思います。

・ 超高齢化社会を迎え、できるだけ長く仕事をする必要性は感じている。また、働けるのであれば仕事をしていないと、と感じている。しか

し、年齢を重ねるに従い、新しいことの吸収率の悪さ、体力的な事で限界を感じる事が多いため、個々人の体調・能力に応じた仕事量で

働ける様にして欲しい。また親も高齢となるため、自分の年金に応じて、託児所の様に高齢の親を仕事の間みてもらえる施設ができる事

を希望しています。

・ 看護の質の向上で年を重ね大変になってきました。医療事故も心配です。量的に充実されればまた状況は変わるのでしょうか。経験・適

性に見合い給料にも納得がいくような職場を選べるようなら幸いです。

・ 高齢になっても働く意志がある人に対しては、周りの人間関係の受け入れをしてほしい。働きたいと思う人も努力は必要と思う。

・ 働きたいが、多くの人がスタッフから言葉の暴力にあい、心のケアが必要な状態になることが多い。スタッフが少ない為、心のゆとりがな

い。

・ 定年延長(60 才以降)になっている病院も増えていますが、給料で減額になっている病院、施設などあります。定年延長し仕事をしたくても

減額されては…。仕事内容は全く変わらず、夜勤も同じなのにどこが違うのかと思う。同じ職場で 65 才で定年になった方が延長した方が

いるのですが、かなり基本給カットされ「やってられない」となげいていました。しっかりと仕事が出来、業務に影響するようなことがなけれ

ば 65 才以上でも同じ職場に続けて勤務するのであれば給料を下げない、などの決まりごとがあれば仕事を続ける人が増えるのではない

か。

・ 体力的に夜勤は難しい。訪問 Ns 等や Ns の相談にのるような事がしたいと思う。Ns 専門の相談の場もあっても良いのではと思う。

・ 看護職はいい仕事だと思います。やりがいもあり人様の役に立っている充実した職だと思いますが、年と共に体力・思考力がやはり衰え

て限界を感じます。それと体のきつい割には給料が安い事です。もっと若い人が率先してスタッフを増やして頑張ってほしいです。

・ 定年により給料が下がるが常勤と同じあつかいを受ける。60 才定年を 65 才までにしてほしい。

・ 定年過ぎると給料減量、ボーナスなしで勤務内容は継続である。給料が継続(現状のまま)であれば、仕事を離れる人多くないと思われま

す。

・ 自分の体調に合わせて経験や適性を考慮した仕事につけたら良いと思います。私の職場は 60 才で定年ですが、現在 65 才になり嘱託と

して看護師で仕事を続けています。今年から管理職からはずしてもらい、いちスタッフとして働いていますので、精神的には少し楽になりま

した。

・ 少子高齢化社会と全部の人が思っているかもしれないが、たしかに年齢構成を考えれば、まさにその通りだが、以前つい 100 年前は 1 億

人もいなかった。それが急激な人口増加が有り、戦争が有ったことで急激に小さな風土に人口の飽和状態がみられ、それがまた人口減

少へと大転換。また市町村の消滅を発表したりされている。少子化になるときつい厳しいナースの仕事、まして介護の仕事は就労したくな

いと思うのが普通ではないか、そして現在の状況は前述したように高齢の資格者が多数いるという事実を重視し老々介護ではないが、あ

らゆる資格者は65歳を越えたら地方でも都会でもとにかくグループホーム、集団住宅、訪問看護、介護と在宅医療介護へ5年程従事する

ような、法律を作っていくべきではないのか。まして、人口減少して、空き家が多数現存していく時代に、建設業界の意向ではない、街造り

から国全体で考えていくべきではないかと思います。

・ 私は現在 70 代後半の高齢ですが、患者さんや職場から必要さとれ週 3 日訪問看護ステーションに勤務しています。現在家族(夫)の看病

のため辞めたいと思っているのですが、後継者(特に管理者となる方が見つからず、困っています。定年後もできるだけ多くの看護職に働

いてもらえるような体勢整備をしてほしいです。

4.「看護職として働く予定や希望はない」と回答した人の意見・要望

・ 年々看護師としての役割の大きさに疲れている。今はセカンドキャリアについてとうてい考えられない。

・ 年齢が高くなるにつれ仕事(日常業務以外の)がきつくなっていく。更年期障害や腰痛など問題も出る。定年時に疲れてないよう時間外・

夜勤回数・精神的負担などベテランだからと重くしないように調整しないと、看護職のなりても長く働く人も少ないと思う。

・ 看護職に限らず、保育・在宅など自身での経験をいかした職につけることを、ハードルを下げてできれば良いと考えます。セカンドキャリア

に対してパート賃金を up しても良いのではないか。

・ 現在の 60 才は経験も豊富で、体力的にもまだ若いので、65 才位までは働けると思います。

・ 10 年、20 年前とは患者様の高齢化・認知症やせん妄患者様の増加等、患者様側の変化を感じている。又、以前は一度に今より多くの患

者様を受け持っていたのに、残業は少なく、現在は多い。同意書等書類があまりに多くなった事など業務内容の複雑化も感じている。看

護師が増えないから、看護助手をもっと増やしてはと思うが、やはり看護師でなければ対応できないから依頼できない事もある為、セカン

ドキャリアとして働くなら、看護師と助手の間の業務内容を限定して行えるよう、時間的・体力的仕事内容を考慮してもらえるなら働いても

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いいと思えるかもしれない。又、現在そのような働き方の看護師がいると助かると思う。

・ 60 歳になって夜勤は身体的に辛いです。年金や経済的状況によっては、働く事も考えるが、極力看護師としては働きたくないです。私は

60 歳以降の収入を考え、パン作りの講師ライセンスを取得しました。

・ 看護業務を細分化し、負担の少ないものをセカンドキャリアとして行えたらいいのではないかと思います。代替医療など、看護ももっと受け

入れ、看護の役割の範囲が更に広がればと思います。セカンドキャリアの方の経験は他には変えがたいものだと思います。その経験を活

かせるような働き方ができたらいいと思います。看護のできる事や、認められるような世の中に変わることを、心より望んでいます。

・ キャリアを生かした人事は、殆ど行われておらず、自分には看護局でアミダくじをしているのではないかと思うくらい不満です。専門職化が

図れない理由の一つに管理職が管理できていないというのがあると思います。現在の病院の体制が改善されないとセカンドキャリアなど

望めません。

・ セカンドキャリアはあまり考えた事がない。

・ 働きたい人がいるなら、シルバー人材を活用する環境づくりは大切だと思う。ただ高齢者になると体力や気力など就業に必要な能力が若

い時と異なり個体差が大きい。雇用形態や勤務形態に多様性があるのはとてもよいと思うが、その前提として皆働くという設定であればそ

れは適切とは言い難い。

・ 楽しく仕事をすることが 1 番だと思う。

・ 職場内で働き方の希望(とりあえずお金のために働いている or キャリア、主任や師長を目指している等)を聞いてほしい。そしてそれにあ

った研修や資格をとらせてほしいと思う。又、経験にあった仕事内容をさせてもらい、他のスタッフとも働いていきたいと思う。目指すものが

違う人と一緒に働くのはキャリアアップにつながらないと思う。このような教育等をしていけるようなシステムをつくってもらいたい。

・ 定年後の看護師をあてにせず、新卒の若い人たちが離職しない環境を整え、結婚しても家庭と仕事の両立ができ子育てしていけるように

した方が良い。収入重視の病院が多く、劣悪な職場が多い。このような状況で若いスタッフが定着する訳がない。労働環境を整えなけれ

ば、定年後に働くなど考える人も少ないだろう。

・ 今の職場では、やりたくないが他なら考えるかも。

・ この調査が反映・実現するのは、また今の子育て世代からなのでしょう。早く私たちに恩恵があることを希望します。そうすれば年を重ね

ても働きたい人は増えると思います。

・ 体力・集中力が年齢と共に衰えてくるが、若い人と同じ労働条件で働くことは厳しいのではないかと現時点で心配している。夜勤明けの疲

労感の回復にも時間がかかる。労働時間などもっと自由に(希望通り)に設定できればよいが、職場はそういう環境が整っていない。セカ

ンドキャリアの人達だけではなく、全ての世代において、労働時間(条件)の選択ができるようになるとよいと思う。40 代後半~50 代にかけ

て、働き方を見直さずに、がむしゃらに働いていると定年以降はゆっくり過ごしたいと思うのが本音だと思う。長く働くなら、定年前から働き

方を見直す必要があると思う。急性期の病院で、スタッフとして働いている看護師で定年まで居る人は少ない。皆その前に辞めて、体力的

に楽な職場に移っている。

・ 肉体的・精神的にも看護職で働き続けるには、責任も伴う事なので正直大変な事だと思っています。今まで充分働いてきたのだから、もう

楽になって自分のための時間を作っても良いと感じています。でも、どうしても人材が必要となれば夜勤がない日勤業務ならばなんとか出

来るのかも知れません。

・ 時代の流れ、世の中の流れに漏れず当院では産科が無くなってしまいました。なりたくってなった助産師でしたが、働く場所を失ったことの

喪失感がなければアンケートの回答が少し違ってきたように思います。

・ 看護という仕事は、生きがいのあるすばらしい職業です。自身の健康状況や家族への負担にならない時間が選択できるなら続けたいと思

えるかもしれない。

・ 各自の人生設計に沿って、決定していけばいいと思う。今定年は 65 歳までと言われていますが、第 2 の人生を自分の好きなことをして余

生を過ごしたいと思っている人はいると思います。60 歳まではとりあえず働いたとしても、その後は自由にしたい。何歳まで生きられるか

わからない中、悔いは残したくないです。

・ 医療法の変化により、地方の病院は苦しんでいます。しかし、経営者は自分の生活を変える事なく、職員の生活を変えさせようとしていま

す。医師は大事です。看護職も大事なはずです。地方では、医師のみ大事な病院が多く、世間体だけ、大きな病院でも職員の立場を守ら

ず、小さな医院より労働条件を悪くしている病院があります。医療法の中、生き抜く為に書類を作り、立ち場を守り、患者を守ろうとして、看

護職を守ろうとしても、権力と都合よく動く人達には結局かなわないのが実状です。本当に看護職セカンドキャリアの促進として、その是正

に当たる職種が相応するのではと強く思います。

・ 勤務条件は退職前と変わらない内容に対して給与は激減する。そのため、定年退職後勤務するには心情的に無理がある。

・ これまでの経験を活かし、何らかの社会貢献ができたらと思っています。

・ 私の勤務する病院は、24 時間体制の二次救命救急のため患者様の入退院数が激しく、日勤夜勤とも残業が毎日平均 3 時間になります。

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私は病棟勤務ですが、看護師不足です。パートの看護師が数名いますが、その人達も最初に契約した時間に業務が終了できない状況で

す。もしシステムが変って働きやすくなるなら看護師の人数が増えてくるのではと期待します。

・ 近い県立病院より入退院が多く多忙なのに安い金で、心身共に疲れました。早く 60 才になり退職したいです。基本給が低いので、厚生年

金も安い。自分が異動しないのが悪いのですが。50 才以上の夜勤は 2 回までとか、制限を全国的にあててもいいのではないでしょうか。

50 代で夜勤、当直 5 回は疲れます。

・ 年金受給までの間どの程度の蓄えや働かざるをえないか、漠然としている。どんな職場があるか、情報が少ない。

・ 看護職の処遇をもっと改善して欲しい。女性が夜勤をすることの大変さをもっと理解して欲しい。医療職のストレス度を考慮して欲しい。

・ 60 才とはいえ、経験値は非常に高いですが、どう頑張っても記憶や判断力の衰ええや経験のみに裏付けされた言動が多くなります。セカ

ンドキャリアを重視しすぎて、若い人たちの新たな発展や新しいやり方をこわす事のないようにしたいものです。

・ セカンドキャリアはすばらしい事なのか、60 才前後の定年近い人材に対して、何か新しい事を進めるべきとアドバイスしないのか。看護師

としての幅のせまい中に押し込めるような事はさせてほしくない。

・ セカンドキャリアを新しい職場でと考えると、仕事を覚えることができるのか心配。基本は同じでも施設ごとのとり決めや物品の保管場所を

覚えたりすることが負担に感じる。スタッフ業務から離れていると技術面での不安がある。現在セカンドキャリアとして働いている人をみる

と、本人は頑張っていると思うのだが、周囲のスタッフの負担があると感じる。特に夜勤では 2 人夜勤の為、相手側の負担がかなり大き

い。迎える側の理解を高めていくことが促進には必要ではないかと思う。個々の能力にも差があるので誰でも看護職のセカンドキャリアは

つとまるわけではないと思う。そこでの再教育なり指導をどうするのか考える必要があるのではないでしょうか。

・ 大きな病院だと義務づけられている、自己の時間を使っての研修が多々あり、負担となっている現状がある。上司がキャリアを認めてくれ

ない事が多いので不満に思う。管理職という割には管理職手当が無い。トップからは管理的な仕事をしなさいと言っているが、そのような

環境が整っていない。メンバーがいなければ、メンバー業務も行い、パソコンを使って仕事をしたくても PC がなく、診療時間が終了してか

ら時間外で診察室の PC を使って行っている。又、管理的な中央の委員会の資料など、たくさんあるのにそれらを置く場所も無く、ロッカー

も無く、処置室の隅にやっと置かせてもらっている。もちろん自分の居場所が無い。師長達は、管理室という自分のPCと机と部屋がしっか

りあるのに副師長には、まったく無いのが現状です。

・ 自分にはやりたい事がある為、ある時期がきたら転職したいと思うが、できれば看護職の方は自分のもっているスキルをできるだけ 60 才

定年後もいかしてほしいと思います。

5.「考えたことがない・わからない」と回答した人の意見・要望

・ 新人や再就職の人のために看護技術指導

・ 医院や病院などで教育・指導に入ってもらえればと思う。知識・経験がある人からの指導はこれからの若者に必要。(社会人しての心がま

えなど教育してほしい)

・ セカンドキャリア…定年こえても働かざるを得ない社会になるのか…不安になった…

・ 20 年後の自分は想像もつきませんが、看護学校卒業し、以降子育てもままならず働きづめの毎日でした。60 才になってもまだこの仕事を

辞められないのかと思うと心が辛くなります。看護の選択、病院のあり方など高齢化社会と伴に変えていく必要もあると思います。

・ 資格があっても現場としては居ずらくなってくる。環境(新しいものに関して)に慣れるまでに時間を要するようになるが、周りが待ってくれ

る体制でないのが現状。年齢を増すと雰囲気的には老人保健施設や療養型等に流れる傾向があるが、病院(急性期)で働いていたいと

いう願望は常にあります。管理職になると、ケアや技術を行いたくても出来ない場合が多くあるので、段々と出来なくなってきて「やりがい」

が無くなってくると思います。役職も断ることが出来ない状況で、患者さんの近くに居たいが、出来ないという矛盾が生じています。そのた

め今をやりがいがあるように模索している状況で、セカンドキャリアまで考える余裕がありません。

・ 職場の先輩達が定年後、再雇用でやはり条件がよくないということを言っています。そういう話を聞くと残念に思います。

・ 看護職の雇用条件の向上。

・ 現状に満足が得られれば、セカンドキャリアを考えられると思いますが、職場の環境が悪いので現実を過ごすだけで定年後を考えられな

い。

・ 今までの経験をいかして働けるところが少ないと思う。そういったところに行けたりすれば、もっと働く人もふえると思う。

・ 病院としての動き。

・ 経験豊富な看護師の知識・判断力などは若い看護師へ受け継がれていってほしい重要なスキルです。しかし、看護師自身が高齢になっ

てくると、その体力の衰えから、その実力は陰に隠れてしまい、評価が悪く実力が出されないでいる方を多くみかけます。せっかくの知識・

技術をその年齢に応じて使い分けていって欲しいにも関わらず、今の働く職場は「体が動かなければ辞めなくてはいけない」空気になって

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います。今後、その年齢や体力にそって、生き生きと働くことができ、その人の実力を発揮でき、患者やスタッフともども働きやすい職場が

つくれたらいいなと思っております。

・ 職員不足なので休み(少ないと 5 日の月も)が取れず、夜勤(月に 9 回~10 回)が多い。若い Ns が入職してこないので、仕事量が変わら

ない。経営者は現場の声を聞いてほしいです。年をとっても夜勤回数が変わらないのはつらい。医者の気分で八つあたりされ、ほぼ毎日

イヤな思いをしている。必要があり報告をしても「そんな事で電話するな」と怒られる。もっと Ns の声に耳をかたむけてほしい。患者の事を

考えてほしい。託児所も自分達の都合で Ns に休みをとらせたり、オムツ交換をしなかったり水分を与えなかったりと、子供を預けることを

悩みます。このような条件では、はっきりいって無理。子育て中の Ns 達もむずかしいと思う。

・ 60 才すぎて働きたくないのが本音です。

・ 体力や判断力の低下もあると思うので、どんなにキャリアがあってもその人にあった勤務場所を考える必要がある。

・ 働くことができる状態であれば、仕事はしたいかもしれませんが。先のことが考えられないので、とにかく今は、状況を見るしかないと考え

ます。自分の老後は十分なケアが受けられない時代になると考えているので、仕事なんて考えられないかな。

・ 世間一般的なものと自施設における待遇が不明なので、はっきりしていれば考えるかも。

・ 個人の状況に応じた働き方が選択できるようになれば、働くことも考えたいですが、訪問しての看護は思った以上に体が必要と実感して

おり、現状を続けていくことは難しいとも考えてます。

・ その時の生活と体力(健康)の状態と考えている。

・ その時になってみないと深く考えることはないと思います。

・ セカンドキャリアに対して、何が求められているのか。現職場では新人教育的なことはしなくてもよいが、業務の一部をまかされていた先

輩スタッフがいました。上司に直接意見もできないらしく親しいスタッフにグチをこぼしていました。キャリアがある人が若手に対して指導す

ることは、生きた指導となると思います。また、若手の離職が多いからといって、自己で考えるということをさせないで全て周囲が教えてし

まうという勘違いの指導もあり、そういうギャップ、若手の穴埋めで看護職を続けたいと思えるかは疑問です。この先々感性の鈍い若手、

減少していくキャリア後期看護職、外国からの看護師の導入、現場での看護は苦しくなるばかりと思います。

・ 公的年金支給年齢の変化に伴い、支給されるまで貯金だけで賄うということは無理であるので働かざるを得ない。仕事を続けた場合の年

収は現在と極端に差がない方が良いと思うが。

・ 自分の経験や特性を考慮し、働きたいと考えるが、若いころからずっと働いてきた為、自分の好きな事、動けるうちに旅行や趣味などもゆ

っくりできればいいかとも考えている。現在まだ迷っている状況です。

・ 再雇用に不安がある(管理業務をしていたので急にスタッフとして働けるか)。

人間関係、管理職(師長も)の間でも、スタッフでも、仕事のできない人、よく休む人(言われてもしかたない人もいるとは思いますが)いろ

んな事でうわさ話や悪口、中傷など外の顔とは別の面をもっています。

・ 強制される研修はなくしてほしい。給料面でもう少し考えてほしい。

・ 上司を部下が選べたら、いくらでも皆様の為に尽くしたい。