34
長骨 (一一) (コ一) (五) (七) (九) 緒言 i 最近迄の研究 地震波最大加速度と人身感度 地震波最大加速度の分布 浸き地震の最大加速度の分布 補遺大阪附涯の深護地震に於ける場合 (第二報) )lJ I=t IPJ (ニ)調査の方法 1 地震波記象の最大加速度 (四)各測候所の地盤 (六)深設地震に於ける最大加速度分布 (八)遠地地震の最大動の場合 (一 O) 結論 以前の調益で筆者は l 異常震域」に就て概まし弐の事項 に関する論議を記載して置いた U Ti) 日本に於て或る特定地域ヘ入射する地震波が共庭に異常 的の人身感度を成し所謂「異常震域」たる現象を成生する。 (HU 異常震裁に於で観測する地震波記象は特異怠る記象型で ある、夫れの顕著たる黙は週期の小なる震波を混入するとと L 而して振幅も叉其庭にて粕や増大する。 (凹)異常震域の成因に闘し数ケ僚件に就き考察した、而して 夫れの主去る原因は共庭の地殻組成の或る性質に起因さる L 一緒言 へで ばあ ま也 質う 嬰ぷ ご;し 契平 山4.亡 草地 底表 ペト J-_ lnJ2の'" 比+3!:. 較、 tE E 凶ば 土也 市実 竺者 般例 的の相闘がある・とは言はれたい。 最近の研究では深護地震に際して異常震域が極めて確然 L として 随伴ずる。 通常の地震即ち震源浅き地震又は地表震源の地震に際しでも 深護地震の際主同じ地域に異常震域が現れる、然してとの場合 は前者の際の様に確然・とはしない、ぞれは後者では地震波通路 叉は偉搭依態(例へば地表に於ける反射等)が前者に比して複

石 lnJ )lJ)lJ I=t IPJ (ニ)調査の方法 1 地震波記象の最大加速度 (一 (八)遠地地震の最大動の場合(六)深設地震に於ける最大加速度分布(四)各測候所の地盤

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ρ~

長骨

(一一)

(コ一)

(

)

(

)

(

)

緒言

i最近迄の研究

地震波最大加速度と人身感度

地震波最大加速度の分布

浸き地震の最大加速度の分布

補遺大阪附涯の深護地震に於ける場合 域

(第二報)

)lJ

I=t IPJ

(ニ)調査の方法1

地震波記象の最大加速度

(四)各測候所の地盤

(六)深設地震に於ける最大加速度分布

(八)遠地地震の最大動の場合

(一

O)結論

以前の調益で筆者は

l

異常震域」に就て概まし弐の事項

に関する論議を記載して置いた

U

小Ti)

日本に於て或る特定地域ヘ入射する地震波が共庭に異常

的の人身感度を成し所謂「異常震域」たる現象を成生する。

(

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異常震裁に於で観測する地震波記象は特異怠る記象型で

ある、夫れの顕著たる黙は週期の小なる震波を混入するとと

L而して振幅も叉其庭にて粕や増大する。

(凹)異常震域の成因に闘し数ケ僚件に就き考察した、而して

夫れの主去る原因は共庭の地殻組成の或る性質に起因さるL

一緒言

へでばあま也 ら質う

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的の相闘がある・とは言はれたい。

最近の研究では深護地震に際して異常震域が極めて確然L

として

随伴ずる。

通常の地震即ち震源浅き地震又は地表震源の地震に際しでも

深護地震の際主同じ地域に異常震域が現れる、然してとの場合

は前者の際の様に確然・とはしない、ぞれは後者では地震波通路

叉は偉搭依態(例へば地表に於ける反射等)が前者に比して複

Page 2: 石 lnJ )lJ)lJ I=t IPJ (ニ)調査の方法 1 地震波記象の最大加速度 (一 (八)遠地地震の最大動の場合(六)深設地震に於ける最大加速度分布(四)各測候所の地盤

雑性があると之が一つの理由をなずであらう。

遠地地震波に就ても前述と等しき異常地域を成生ナる傾向が

存在する。

異常震域の成因に閲しては既に多くの人々の御翌九があり共

に掲げる様に有益なる論文が成されてゐる。

故大森博士は丁度異常震域に似て、極く小規模な一現象を古

く、東京帝岡大事構内で貴地観測され,てゐる、それはヱンヂン

の振動のために同構内病院の不安定に置かれた器物が共振れを

なし所謂「台化け」の流言を生じた現象である。是れは共振に

よって起る異常震域類似の現象主謂へる。

和達博士'は重力の分布と異常震域に就いて研究され又異常震

域を二種類に区別された。

「リレ

I地震」による異常震域は寅際の地震波記象に擦て図宮技

師が研究指摘せられた現象であって、一つの地震波の入射は更

に新しき震波を誘起せしむる現象である。

本多技師によれば異常震域地方では地震波振幅の増大があると

さ、叉本多鷺坂雨氏は本州東北地方即ち異常震域の地方で震波

速度が他主相違するを指摘されてゐる。

震波速度が本邦各所で相違するととは駒田技師により護見さ

i¥.J

れ本多技師、和達博士篠田氏等に上りて同様に指摘されてゐ

る、是等の事賓と異常震域・とが関係があってよい。目下の庭で

異常震域を成生ずる様たある特種の震波が震源から射出される

ーと云ふ考や震源の運動の機巧による之の考は未だどうか主思は、

れる。兎に角異常震域を成す地方は本邦での地震愛生頻度の大

きな地域又は火山活動のある附近であると左は充分注目す可き

事である。

本文では町一いが査で論議して置た異常震域の他に更に

(一)本州中部地方(信濃北部浅間火山を合む地方〉

(二一琵琶湖沿岸濃尾地方

23九州中部地方

が亦異常震域を成す特定地方であると之を呈得しよう左ずる

ものである。

(一)に就ては既に著者同札伊東頻護地震に於て論議をして置い

た。(二)に就ては既に、古く明治こ十四年の濃尾大地震の調査に

於仁科藤文,次郎博士によって琵琶湖東岸地方が振動を席、受し

易き濁立せる震域を型成すると主を記載せられである。

更に最近昭和六年九月二十一日西埼玉地震に就き図宮技師は

Page 3: 石 lnJ )lJ)lJ I=t IPJ (ニ)調査の方法 1 地震波記象の最大加速度 (一 (八)遠地地震の最大動の場合(六)深設地震に於ける最大加速度分布(四)各測候所の地盤

合一)の地方が異常震域を呈すると主に就き指摘せられてゐ

る。是等の他に、本邦今迄の最大の烈震主稀さるL賓永の大地震

の被害分布が丁度(一〉(二)(三)の事賓を領肯せしめてゐる。

ニ、調査の方法前の調査では専ら人身感覚を基在して調盗を

注したが、今岡は主として各地測候所の地震記象主共れの各報

告に擦て各地の震度を調査した。

地震波が人身に感売を成す限界を又夫れの程度を一般的に地

震計記象から確然主定量的に決定するととは困難である。

今迄多くの人によって地震波を皐振動と見倣して、夫れの遡

期の自乗に逆比例し振幅に比例する所謂加速度主人身感度との

問の関係を賞験的に表示されたもがある、而して本調査に於て

も、後に記する様に、地震波の人身感度が共の週期の自乗に極

めて相闘が大であり且つ振幅にも比例して居ると之が判った。

夫れ故に車振動左見倣した加速度の式

~ IJ

1品叫|司

を共まL認用して此値を各地の観測記象から又は報告から夫れ

の最大動に就き算出し共れの分布に就き調奈して見た。

期くする左きは斯の分布欣態之官一際の人身感莞直域主が極め

てよく一致してゐる事を知った。

随って設に「第二報」で謂ふ「異常震域」なる定議は前論文の意

義@横長で寧ろ地震波加速度の分布が輿ふる「異常震域」'とも

云ふ可きである。

三、加速度と人身感度陵町一一指示されてある加速度主人身感度

・との関係の一つは気象牽制定の値で共め関係は次のものであ

両事会号| 営環蹴〉幹l蛍路湾鴻主~I~河

問一切一凶

ulgc一50127187Hg一5:870r一

る。最近石和)博士は加速度地震計で東京帝図大墜に於ける槻測

から人身感度主の関係に就て研究せられてゐる。

本文にて調査した結果は後に詳記する通りであるが、共平均

を示すん」次の様である。

トイ

ド4

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Page 4: 石 lnJ )lJ)lJ I=t IPJ (ニ)調査の方法 1 地震波記象の最大加速度 (一 (八)遠地地震の最大動の場合(六)深設地震に於ける最大加速度分布(四)各測候所の地盤

、、.

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ト4。・∞凶

凶凶・吋-U

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品H・ω

此結果によれば既に多くの人によりて成されたる結果左略同

一の値上と友る。

更に深護地震の際は普通地震の際よりも小なる加速度に於て

人身感莞を奥ふるが様である、今主ハ比を求むれば左の如くに・な

った、

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保持

同問開相'脳'罰

停ー河

遣事

3

、宇rγ

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][】

HH

・ω

H

H・ω

前に云へる絞に人身感度の限界を地震計記象の加速度により

一で免むるとん」は可なりの偏差を含む事は明かである。

本訓益によっても相営の偏れがある、郎ち次の、通りであ

る。~r

四O

1]巴一

(叉。石本博士の東京本郷にが、ける親測では弐の通である、

(同・・。-u|∞・

3(口凶・。|∞・。)

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問・中lω。・。

更に.本調盗の内にて人身にはい撚感受地震の内共加速度の大

なるものは弐の通りであった。

加速度大なるもの

」深礎地震の場合ニ・二一粍秒戸

戸普通地震の場合=・四八粍秒」

平均二・三五

此比も有感莞の場合ーと等しく普通地震の方少しく大'となる。

而して、韓民際には測候所にては無感島凡なるも其市内又は測候所

所在の附近迄有成費なる場合は有感覚、左倣し得べきである

Q

以上により人身感度と加速度との関係は共平均に於で射に定

められる関係と略一致するものである。人身震度主加速度の関

係は更に.多くの平均を以てす可きであるが今暫く、同一北れにて仮

に論議して置く。

次に本調益による震度主加速度を掲出する。

刷、深設地震の人身震度及び加速度

JJhλ司

1

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昭和六年六月二日銭田川の地震

¥東経一三七・五J

震央(北経三五・九」

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九・九

岐盛 i扇彦所叡

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六・四

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一一一・一一一

II

昭和七年内月五日八丈島南方沖の地震

宇都宮J

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γ

I九・四七

筑波山」五・二八

ヘ東経一三九・二度JJ

/北経三

0・九度、

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O五

II III

昭和七年五月五日大阪附涯の地震

ヘ東経二ニ五・六度J

/北緯三四・七度、

0・0

γ

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宇都宮、四・三ニ

日本海北部の地震

ヘ東経一三九・

O度J

/北緯三四・七度、、

昭和七年九月二十三日

三東甲 7J'¥. 宇 曾都

島京府戸宮津

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昭和七年十月二日

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究島北西遊沖の地震

ヘ東経一四

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北緯二九・五度」

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昭和七年十月十四日八丈島南々回沖地震

ヘ東経一三八・八度J

/北緯三一・六度、

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0・九一

宇都宮}四・六二

昭和七年十月二十六日

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樺太中知床岬東北東沖

ヘ東経一四五・三度J

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六宮津根子戸山本阪所 去五D浸年'----rー/~名 工法き

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日 二 五 三 七 八 |二二秒度 六 室

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室緯経南潰京屋谷戸阜野岡所緯経豆 げ一々 ) γーー--v-ー-"名ー烈る

VI四回東 V VI III 畏人吉震 人二子千百七 一 一度身・ 1 空八八二塁一九五 O 九三五 一() 震一二粍,一 辰

子理里氏子?ててう子テ O /S8 震I I 1五五 001 秒度 及

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一一・八九

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Page 6: 石 lnJ )lJ)lJ I=t IPJ (ニ)調査の方法 1 地震波記象の最大加速度 (一 (八)遠地地震の最大動の場合(六)深設地震に於ける最大加速度分布(四)各測候所の地盤

昭和六年二月十七日

柿水枕

北海道新冠川地震

ヘ東経一四ニ・六度J

/北緯四二・コ一度、

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五・五七

)I一七・七一

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七・九三

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三・八一

昭和六年三月九日馬淵川河口沖の地震

繭 f山

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昭和六年六月二十三日

盛岐水 甲

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鹿島灘地震

ヘ東経一四了七度J

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北緯三六・五度¥

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一昭和六年九月二千一日

繭三長盛大水京高昭和六年十一月-一日

柿彦宮大下

岡根津阪閥、-y一一一---

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昭和六年十一月四日

字水都宮戸

五五九一 一一一九 O 四 三 六 、 二 二 六

I I 00ー|五|

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西埼玉強震

ヘ東経二二九二ニJ

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ヘ東経一三二・問度J

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f山青秋盛 f ヘ手, • 北東!路

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III 三 四 地九一震

一一九三五七三三.七度度

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六・五

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昭和七年五月二十八日

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昭和七年六月二十二日

三色同一

宇都宮)

筑波山J

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昭和七年十月十日

小名潰」

八・九

六・六

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奄美大島北東沖

ヘ東経一

戸北払結梓二九.二度」

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二五.ニ

犬吠岬沖地震

ヘ東経一四了一度J

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北緯二一一五・九度¥

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I

七・四

I

七・四

大槌川中流域地震

ヘ東経一四一・八J

/北緯三九・・四、

I

一・九七

六・へ五

Page 7: 石 lnJ )lJ)lJ I=t IPJ (ニ)調査の方法 1 地震波記象の最大加速度 (一 (八)遠地地震の最大動の場合(六)深設地震に於ける最大加速度分布(四)各測候所の地盤

回、各測候所の地盤震源から射出する地震波は途中の媒躍が

一様であれば、震央距離に逆比を・なして減衰する。然らば此様

な場合では所謂異常震域たるものは出来ぬであらうo

而して、震源で特別なる或る震波が(異常震域を成すが如き

震波)射出ぜざる限りは、異常震域の成因は媒胸躍か又は異常震

域の地方の地殻椿迭にあるべきは明かである。然し前に謂へる

様に寸只筒草に地質分布主是れーとが一般的の関係あるん」は云は

れない、〈勿論、測候所所在地の地質が震波に封し直接に極局部

的に異常型を奥ふると之は明である。例へば高知測候所が共隣

接測候所に比し堅き岩磐上にあるを以て、共の地震記象が隣接

の夫れ等に比し異る記象を現出するとん」は吾等観測者のよく知

る庭である。)

今各測候所の報告によりて、共地の地盤を次表に掲ぐる是れ

によれば、地震計の存在する地表は主主して多くは沖積居叉は

洪積唐の上に建てられである。

以上に擦れば異常震域を生守る原因の如きは此表吃掲げたる

様な地表見かけの構造以外の理由によって存在する様である。

各地測候所の地盤

北海道樺太地方

第四紀居

敷香(砂地)

東北地方

関東地方

1ム

火山地

中部地方

主、ζ、

北港地方

畿彦

和歌山沖積層

山陽、山陰地方

函札大舘|民泊

沖洪三蔵積紀居曾。居

尖横*前島漬戸橋

洪積屑

洪積層

洪積層

洪積層

岐沼追阜津分

火山際

沖積居

沖積層

高田

洪積層

潮浮宮岬津

沖積層

沖積居

粘土

羽幌、粘土

7k秩津田

洪積層

洪積層

層斑糖岩

横須賀粘盤石

名古屋粘土質

金津

沖積層

紳大県戸 阪 岡

沖積層

砂質粘土

洪積層

新潟 室釧

闘路

埠母居

凝灰岩

脅稲津島

沖積層

沖昌明暦

勝柿足浦岡尾

砂洪砂質積地

伊甲東府

沖積層

安山石

砂丘沖積居

洲京本都

沖夜間胤

白翠紀

Page 8: 石 lnJ )lJ)lJ I=t IPJ (ニ)調査の方法 1 地震波記象の最大加速度 (一 (八)遠地地震の最大動の場合(六)深設地震に於ける最大加速度分布(四)各測候所の地盤

岡山鯨町一紀

国徳

州ZE熔岩義

2z-地火

山砕岩

長崎

潰 境問

沖積層

安山岩

石英質

第三紀

沖積層

室潰新戸居

沖積層

白壁紀

民島

高津多知度

島宇手百

沖積層

蛇紋岩

水成岩

福岡

洪(沖積主主積層 (5i暦

岳浪イ左'泉 賀

洪積層

大分

火山岩

熊本

火山岩角

閃安山岩

~ 品

沖積厨

玉、地震波加速度の分布既に記する様に地震の人身震度主夫

れの加速度ーとの聞に或る比例を有すると止から震域の分布ーと加

速度の値の分布欣態'どが相似の関係になる事は想像に難くな

ν、。且勺それによりて多少、量的に震度の分布を知る事が出来る

との考で、,次に夫れ/¥の地震に就て調べたものを表示する、

走れによれば緒言に謂へる様に次の地方が異常震域'となるo

一、本州東北地方の太平洋沿岸

但し震度は仙牽附近を非B

として夫れの北主南部i

とにて少し

く相逃する。

町二、北海道の太平洋沿岸

三、北関東地方

回四

就中、筑波山地方より宇都宮、一踊島照南部に至る地方、及

♂沼津地方まで延長する事あり、

四、本州中部地方(信濃北部、前橋以北)

五、琵琶湖沿岸濃尾地方

六、九州中部地方

第一国 昭和七年四月五

日八丈島南方沖地震最

大加速度の分布

震x犬

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市~吋.o~!d定限切主主ド ËF~ 1Ql'Q 1ミ ιoロく判(Q~ま弐J -lド笹長・-\J~←

昭和六年六月二日益田川地震

1担 H羽 所 震央距k離m || 加/速Cs度 ?則 所 l 震央距離 加速度 11 翻 m'J 所|震央問|加速度mm/Csecy

東 刀..... ~ 207 8.6 F荒 成 200 9.9 1J.!i 田 502 0.03

岐 阜 fai 111 ?青 *- 0.28 75 3.34 160 1.22 538

彦 ;f:J! ]20 3.3' 八 丈 島 387 0.28 秩 回 4')3 O.尽9

一一一 島 162 2.32 布 良 230 0.79 感 問 551 2.8

柿 岡 258 25.0 *- 戸 257 0.68 ~}古ニr Ibな 716 0.~5 . 強 同 242: 0.75 踊 島 312 6.40 長 Ib者 78う 0.07

(.~~ l1f 40 2.52 仙 ~i吾ξ・ 416 0.26 キL t宛 841 0.32

が日 本 236 --1.01 戸』 夫日 4lO 0.15 おR 谷 175 8.9

i胡 自甲 304 1.14 ~L i定 山 235 8.90

昭和七年四月五日八丈島市方沖の地震

布 良

翻 iJlIJ 所 震央距離 Y&l rR'J 所|震央距離

名古屋

亀 山

山戸い

波筑水、

6:18

652

翻 iJllJ 所

E同

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mi<

一一一 島 508 1.00 岐 lfl 572 180 宇 者自 t前A合 629 20.50

i朝 由r~ 44:1 0.92 島H主zリ. 橋 639 0~69 tili 岡 628 20.5

右fr1r i資 542 18.05 手口 歌 山 542 0.99 jJi品 島 861 27.5

東 JjL 571 11.9 五1 事1) 581 0.85

釘B 子 59ヨ 1.27 彦 ネ艮 580 1.58

昭和七年九月三十三日日本海北部の地震

1担 iWJ 月)I' 初期微動 I~州m連/(s 皮 11 槻i則 所|制動 l 加法度 11 槻 組リ 所|初期微動|加速度

口1S I mrn/(sec).2

大 52.0 1.91 ,品三割. r王 2.34.2 .15 大 5) 句、 2.16・9 .98 "

4艮 室 1.05.0 7~65 ~日~j 同 1.24.4 .4ラ 長 崎 2.33.2 .10 ,品戸量一・ 古 1.06 51.4 伏 木 .77 臨 見 ,届 2.28 .1宮

山 7診 1.166 .76 長 E子 1.26.8 2.21 一一一 島 1.42.8 1.12

合 津 1.56.1 6.9 ,すaコ咽' 布百 ,ιゴニr 1.29.4 2.04 名 古 屋 1.46.4 .o8

F品 品 1.17.9 21'4 7k 戸 1.31.0 .87 彦 本民 1.44.5 .94

輸 島 1.25.7 2.29 '-旦lfl. :5J 、 ].34.3 .59 演 不公 .29

f山 ~怪~ 1.17.2 4.9ー fili 岡 ].32.7 2t.2 宵 曲者 1.45 1.04

白色 谷 1.39.4 .90 松 本 ].36 1.06 鎚 山 1.48.2 .18

i事j 崎 2.07.4 .65 111 岸f 1.46.1 5.411 Ji{, 、 者自 1.47.0 .19

大 五日 2.13.0 .57 飯 悶 1.37.7 .77 大 阪 1.56.6 .30

ñf~ 岡 2.18.4 .38 ua 五L 1.41.3 .91 市'1' 戸 1.53.5 .90

合E 本 2.27.4 .29 室 戸 2.08.2 .05 八 オミ 1.50.9 .12

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和歌山

洲 ー本

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2.09.0

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昭和七年十月二日父島北西進の沖の地震

五見 祖t所 1 初期鍛m動s 1 ~加m/C速se度uzlu 翻

祖q 所 l仰 勤 | 加 速 度 | 翻 illlJ 所 l初期徴動|加速度

究 島 50.4 4,95 41を 潰 1.17.9 .3') 甲 府 1.24.2 .34

A 丈 島 58.4 1.18 一一一 島 1.17'7 .21 古島 谷 1.25.7 .72 d

品三需

山奇 1'10.7 .30 針h 子 1.23.5 .06 柿 岡 1.26.0 1.93

2阜 、ノ7)、

1.:32.3 0.19 長 里子 1.19.2 .12 4ii 古 屋 1.24.2 .06

* 戸 1.29.0 '24 市品 島 1.40.一 .53 湖 由甲 1.15.8 .12

岐 J手 1.26.0 .11 彦 ヰ艮 1.29.0 .14 大 阪 1.12.9 .11

亀 山 58.4 .11 手日 歌 山 1.23.2 .03 lニfra 津 1.35.5 .06

市中 戸 '1,28.9 .13 洲 本 1.23.6 .04 活- 水 一 .04

明1 岡 1:35.3 .08 大 分 1.33.8 .11 市高 岡 1.47.9 .04

,品i も

崎 1.29.4 .07 完長 本r

1.42.7 .16 青 務 2.17.1 .29

長 自奇 1.470 .07 名 瀬 1.45.4 .07

* 津 1,59 .43 枕 回 1.59.8 .05

gr.4J

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昭和七年-十月十四日八丈島市々西沖の地震

l¥. 丈 島 39・3 0.91 手口 歌 山 52.0 0.05 洲 本 541 0.06

i朝 曲甲 46.7 0.11 大 阪 45.7 0.08 市中 戸 54.1 0.13

亀 111 51.1 0.C5 彦 ネ艮 50.4 0.15 名 古 屋 崎52.8 0.l1ι

岐 早 49.0 0.09 ?控 岡 1.01.2 0.03 一一一 島 50.0 0.26

甲 府 52.0 0.34 官民 谷 56.1 0.79 治 ノ5)、 59.3 0.39

:長 !llr- 1.02.1 0.30 柿 岡 1.00.0 2.64 宇 事官 ぞZょがg 4.62

水 戸 55.0 0.91 弱h 子 51:0 0.95 jji~ 111.4 1.46

仙 ー?iよ~ 1.19.9 0.33 ァk 揮 030 不全 U5.2 0.C4

照手I~七年十月二十六日樺太中和床,r,甲東北東沖の地震

1担: lfliJ 所|欄間 1mJJ都測 所|制服動|加速度 11 淑 111J 所 l初肌動(加速度

大 f白 39.0 1.93 11ニb正E11. 岡 2.24.0 0.12 中島 本 0.25

4艮 室 51.0 1.91 不全 I1J 2.4ヲ.6 0.04 釘h 子 0.12

盛 同 1.22.2 8.64 踊 同 2.52.8 0.0.3 一一一 島 2.1RO 0.18

t司 岡 1.56.7 0.75 初 I!~~ 20.9 0.27 岐 阜 2.16.0 0.41

前 5首 3.ー 0.14 キL !限 54.7 5.63 大 F反 224.0 0.08

東 お1 2.08.0 0.20 llf 翠会 • 1.15'1 5.40 手日 E政 111 2.32.1 0.05

p

凸..,.,

山者 0.14 f山 議 1.34.2 1.18 i'Î~ オ三 2.57.4 0.04

古 名 屋 2.21.4 0.13 水 戸 1.56.0 0.7'1 長 向者 3.07.0 0.01

亀 IlJ与 2.23.0 0.03 長 野 2.00.9. 0.35 旭 )11 49.5 0.64

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最近の例、昭和七年十二月五日熊野灘深護地震は尖固の如く

である、人身有感直域(異常震域〉在最大動の加速度八刀市欣態ーと

がよく一致してゐるC

昭和七年十二月五日熊

野灘地震有感匪域及最

大加速度分布

七.渓き地震に於ける震波加速度の分布通常の地震又は地表

震源の地震に際しでも、深護地震の際'と同様に異常震域を呈す

る、然し震源箆き地震では地表の影響等によりて震度、震波加

速度の分布が多少錯雑するは免れ友い。

随って浅き地震の場合の異常震域は人身感覚のみにだけでは

柏や明瞭を依く場合が生じてくるは菟れない、而して本調査の

様に地震計記象からの加速度分布に由れば柏や確然主現はれて

来るc

次に北バ等の験測表を掲げる(震度極めて大・なる場合は地震計

測の能力外主たるにより営然省いてある〉。四

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昭和五年十一月二十六日北伊豆烈震

4倒 illiJ 所 1-.~i~:;離|日51 蹴 iHIJ 所I

震央km距離 I~加m速Jse度d

不公 本d

153 9.4. 手日 歌 l.u 356 2. 一-

釘h 子 180 20.7 p

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津 343 6.5

fili 岡 171 120.一一 洲 本 377 1.18

名 古 屋 187 51.一 Ul/ ニ戸;"(;三ミ. 389 8.11

* 戸 193 98.5 岡 山 458 4.一

宇 者fip

品i寸. 182 192.一 不~ Ul 577 0.7

長 里子 191 53.一 演 田 622 0'2

岐 号1 204 35.3 字 手口 島 617 0.7

彦 4艮 246 17.3 闘 739 2.一

fk オ三 257 2.8 也- l崎 773 8.6 fm 本 795 リ5.5

抱 JJI 225 9.8 H話 悶 798 8.6

大 l反 320 18.2 長 。崎 8iO 0.4

幅 島 323 2.97 鹿 見 島 863 0.3 踊rt 戸 345 9.75 sメーg

、~II 834 0.5

i朝 山甲 34ヨ 3.05 東 J式 97 90.0

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昭和六年二月十七日新冠川の地震

所 |噌離 lrAe吋翻 所 i 震決t巨離1担 iHiJ mリ

Jg 二r 古 292 5.57 おt

秩 回 360 7.93 演

オ三 i~1~ 365 17.71 松 本

f山 ←I~事骨~ 460 0.86 m品 島

市品 島 53,) 0.47 間』 '-'1

t寸Z占~ 者1) れBニとZ・ 670 1.66 飯 回

7R 戸 672 3.81 F一ー::. 島

十Ili 岡 69:; 23.25 岐 阜

前 橋 715 0.4 名 古 長2

近 ノ上 ウi82 1.5 彦. 手足

長 !l1Y 722 1.8 大

同包 任i 698 0.4 八.

話1号制士三側緊切仇tl き?側はい'側,饗主翌十句己々もも Q~{$時.!::\' ~~

思型雌州E縫削味料側瞥州慰a:-.J州U州立出足di命J記。

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791 『4.4.0 9

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1034

1030

加速度 11 叡 mリ 所|震央距離 | 加 速 度

0.83 最中 戸 1048 0.13

1.12 五型 岡 fl80 0.06

0.8 。月 本 ]om 0.04

0.5 i朝 自rp 1132 0.08

0.6 ←1仁f"..i・'J j;n ]230 0.01

0.5 不公 111 1256 0.01

0.7 漬 l珂 ]205 0.01

1.8 ñî~ 岡 1412 0.64

1.9 合巨 本 1460 0.58

2.4 ~ 令, 白骨 1496 0.40

0.46 長 向者 1520 0.01

、 0.2

昭和六年→月二十一日落石崎市々東の地震

観測所|初期微動|ー(手!t)

最ザ 幅( 迦符期|加速度

斡 主 | }.5 I 2830Q 2.0' I 283;OQ

翻 mリ所|初期徴動|最大振幅 l辿 期 l加速度|(秒) I ~ s

旭 111 I 30'.'1 I 173 I 3.7 I .507

凶!

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同11

.192

2.890

6.440

2.570

.756

.592

.788

1.100

2.780

1.480

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84.00

1.440

1.120

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昭和六年三月九日馬淵川河口沖の地震

心的。

同111

待合倒閣口明

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ロ度一一『皆川

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EEM明

観測所同盟I~蹴 11 翻訓i 別同4 加速度盛 問 192 64.2 彦 4艮 755 15'0

キL 幌 271 4.9 尽 者!i 805 0.47

f山 * 237 34.8 大 阪 845 1.18

罰百 島 338 23.8 所lド 戸 870 0.04

娘 室. 414 3.62 和歌山 905 0.17

宇都宮 471 2.84 i朝 出甲 945 0.9

7.K 戸 475 8.8 洲 本 915 0.37

柿 問 498 9.38 『凸』 先日 1055 0.26

筑波山 500 13.00 松 111 1085 0.16

釘B 子 542 5.92 告主 回 1050 0.26

育長 谷 542 10.65 厳 時{ 1295 0.02

前 橋〈 524 0.22 )/尚 岡 1255 0.64

東 尽. 563 17.8 合包 本 1295 0.78

桔t 横 590 26.0 3品,.,. Ih奇 1320 0.60

長 !J!f 530 4.07 鹿児島 1400 0.54

戸弘 回 500 0.57 長 山者 1・355 0.01

一一一 島 647 1.20 甲 府 660 10.2

岐 阜 710 10.20 晶1.>‘

崎、晶_.~~~

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同国

昭和六年六月二十竺日鹿島灘の地震

一一ィl-?埜 jfLPl翻H!リ 所|震央距離 l加山 >.'!;Q tWI 所 l震 央 距 離|加速度

自h 子 110 35.3 町高 ヲ1: 475 0.6 i望 l司 600

東 品 184 20.8 輪 島 430 0.84 市申 戸 410 , 0.47

首長 tλ~ 200 9.2 ?賀 回 395 4.04 がH 本 640 0.31

市高 島 175 28.4 * 津守4恒 、

~98 5.8 i朝 岬 G20 0)i4

一一一. 島 285 4.35 八. 丈 島 400 0.99 同 手ijI~. 590 1.79

月1 府 290 7.4 岐 平 440 3.84 室 蘭 G45 1.79

前 橋 280 4.2 彦 中良 482 3.9 1官 f司 625 1.53

治 ノ$)、 275 7.8 亀 111 490 1.33 キL 腕‘ 725 0.17

長 里子 300 3.2] J示 相l 542 0.62 ーrwi 知 790 0.09

本島 本 330 0.6 手先 回 3;0 2.71 不公 LIJ 840 0.13

高 田 320 0.9 盛 岡 362 5.2 演 田 860 0.08

新 i烏 275 0.9 p員i 合

古 352 0.69 !IE ,島 840 0.08

制l 選 210 8.7 大 i呪 580 1.4 干「 閥 985 0.06

ム~~ヲ』 山 381 0.8 宮 J VJt 581 0.56 宇 手日 島 880 0.02 I

市高 岡 1045 0.49 fi~ 本 1060 0.54 宮 山奇 104;) 0.4

長 山者 1130 0.04 宮 I工 1210 0.03 釜 山 1120 O.OG

到11 路 750 0.39 旭 }II 800 0.27 ;J~ 幌 870 0.15

手足 室 810 0.15 巌 原 1120 0.04

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観測所 I震央k距m離,||m加m速/8度~211 観測所 I震央距離! 加速度

東 思 60 260.- i朝 曲甲 444 4.4

宇都宮 68 221.一 岡 J1J 518 1.6

長 里子 120 94.一 室 戸 570 0.9

一一一 島 114 50.- jjiGi 島 59.一

布. 良 136 35.6 ーI問~ 知 601 1.18

高 岡 147 16.一 不公 ~II 648 0.9

輪 島 261 4.8ヨ 宇和島 698 0.8

名古屋 242 125.ー …l'ii'i 7ft 695 0.4

岐 号l 243 89.ー 潰 岡 673 0.7

彦 手足 295 84.一 匝2 島 655 0.3 I

制l 信~ 276 110.0 d主』且'-0 戸 707 0.5

尽 事官 . 347 12.5 キL 腕 792 0.8

7ft 深 371 12.0 月尚 岡 864 1.8

大 阪 389 6.07 合包 本 874 3.12

和歌山 436 2.0 官 崎 863 0.46

盛 岡 429 13.一 根 室 945 0.1

。月 本 451 5.5 長 崎 945 0.2

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布は第六固である。

此の二つの園を釘照すれば如何にも土く相似の分布をして居

るとさが判明する、殊に濃尾若くは琶琵湖沿岸地方が震度の異

常分布を形成し居るを知るに充分である、又信濃地方にまで強

き震度の分布の積りがあり、東北地方及び九州中部地方が特別

なる分布を・なしてゐる。

第六園

分布

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昭和六年十一月二日 H向灘地震

観測所陸離Ir!盟主~I 翻測所|袋詰離|占野島宮 白骨 63 74.3 岐 阜 561 5.71

松 山 200 65.- 名 古 屋 554 8.32

長 崎 216 23.9 一一一 島 707 1.61

幅 同 223 14.8 長 聖子 743 3.8 { い・

室 戸 212 1.1 2阜 王子 751 4.93

i朝 d 由甲 372 1.65 吉良 谷 799 0.6

昔日 本 357 1.24 官 津 486 3.90

]寸 闘 230 9.13 I1tl 橋 840 1.9

和歌山 367 1.83 耳目 良 775 0.5

市申 戸 401 0.56 東 }j'- 804 0.6

大 阪 418 1.93 flli 岡 867 17.7

詣. Jlr 502 1.37 劉h 子 890 0.3

彦 :tR 515 17.34 * 戸 935 0.6

同-¥.l

当事号制也知宰恒 Q 判断~~-Rート匙Q走イロば総J守史的IH和幸子側や

記~雌<<記事基〈ロK 十-tJ主主上4 ぬl'()葉区記ド士三 i経'む醤長い平安j憩制

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同〈

昭和六年十一月四日岩手勝小岡地震

翻 r1m 所- 震央kin距離 出5|1鈍 組。 所 震央km距離

ilm加m速jse

度c2 証明 所

I

震 央km距離

Ijj~日 m速Jsec2度

J員A合 古 27 111.一 長 里子 438 2.76 示日 歌 I-U 818 0.01

盛 岡 52 37.← 旭 }fj 538 0.82 。月 本 824 0・07

石 容 ]22 6.5 輪 μ色・J 478 l.C5 i拐 由甲 8'18 0.68

秩 田 136 9.15 i{fj 艮 528 0.97 室 戸 950 0.01

前1J ~目宅.~ζ - 152 13.6 一一一 島 540 0.81 高 知 970 0.01

官- 森 167 13.3 1臼 ?芋 545 0.88 宇去 111 1005 0.01

用品 島 219 45.5 演 中込 6~6 0.45 i貰 回 98υ 0.01 ¥

* 戸 358 伏 木 504 0.58 稿 岡 1180 0.10

~ ~予... 事官 企品止ー・ 360 4・66 初 1見 525 0.26 台E 本 1215 0.18

キL 腕 395 0.75 名 古 屋 632 2.94 'fg' 白骨 1230 0.15

柿 問 386 25.4 岐 阜 620 2.37 鹿 見 島 1320 0.19

銚 子 420 1.06 彦 キ艮 668 2.42 長 崎 1280 0.05

合E 谷 419 1.2 京 事官 715 0.64 ,晶""" 江 1350 0.01

東 J示 451 1.95 大 阪 753 0.27

前 橋 415 0.68 請申 戸 780 0・1

遁 5J 、 442 2.97 i¥. 木 755 0.1

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第九園小園地震

最大加速度の分布

此地震は共震源殆んど地表近くにあると之は本多技師の出張

調十九北によりて明かである、共震に震源附近の一小区域に多少の

被害を生じたるに過ぎ友いものである、斯の如く震源殆んど地

表に存在するが震に共震波加速度は.震央距離に伴び比較的念速

に事誕へてゐる。

期る場合に於ても異常震域は明かに、北関東地方信濃北部地

方、濃尾又は琵琶湖沼岸地方及び九州中部地方に存在すると・と

を示してゐる。

{一翼一ブ付h

一仰い河辺い十〉

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詰一}恵一さ道議凶器一言臨海=叫富山互恵一甜醤議器一言梅雨

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此地震の如く震波勢力弱きものにが、ても前述の様左加速度の

異常分布が覗はれてゐる。

五九

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4くO

昭和七年六月二十二日犬吠岬沖の地震

翻 むliJ 所 I 震控離 I~r品事|視 rWJ 所|震背離|日zll翻i1!iJ 所|震央距離[加諸皮

km mm/sec2

銚 子 20 63.ー イ~ 木 355 0.6 1ご?; ti 419 0.2

水 戸 iO 7.4 J'l}1J 山 325 0.8 干~'í. 国 420 1.83

柿 同 72 7.44 ノ~ム i皐 385 0.6 量' 戸 6o5 0.06

筑 波 山 8.'5 2.51 輪 島 395 0.7 ,%日lJ 夫日 710 0.11

東 お1 100 4.72 車両 Jf: 413 0.5 不公 山 765 0.04

横 涜 120 8.18 岐 中 370 2.3 潰 回¥

7(J0 0.1

百長 谷 135 2.一←

*' ti 屋 365 2.1 '子ー阜.

手日 島 805 0.05

前 橋 1i8 2.1 彦- 手足 420 2.24 お!j オt 790 0.03

宇 ;Xj¥ ,Bf二r 120 6.6 五C 利i 470 0.8 大 分 890 0.01

一一一 島 ]80 8.92 官 515 0.49 ,日l f時 645 0.64

、;I,E同L

J

ノPJ、 220 2.0 4時1 |河 リ炉35 0.32 主 蘭 703 0.83

長 里子〆 260 3.18 大 !lEt 500 0.51 mi 何 700 0.62

用語 島 210 14.02 岐 一自一・ 482 0.49 ;jij品 問 970 0.42

仙 ヲE宅ち孟

言t 260 2.1 手目 tIk 111 540 1.27 ヰヰ 980 0.63

信3 回 ~85 0.2 湖 山甲 535 0.40 官 I~者 965 0.55

新 j烏 275 0.6 が月 本 565 0.2 長 崎 1050 ¥ 0.08

松 本 270 0.79 水 持: 380 4.72 局、 江 1140 0.07

飯 回 275 0.6 盛 岡 420 3.5

込わ

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第十固

犬吠岬地震最大加

速度分布

昭和七年十月十日大槌川中流域の地震

観祖1) Jyj' 初期s徴動m加m速/s度~21 観測所 初期徴動 m加m速fs度ect|

S

1すi:D 田 1.46 新 i鳥 0.68

1~1 Eτ..安置tで.正- 17.6 1.97 前 Jld!q4i,-d a 44.8 2.24

llil百 島 14.7 4.95 育長 lノι町a、i 49.7 1.18

小名 i賓 34.7 6.85 有志 潰 55.1 2.17

同l 館 1.96 一一一 島 58.7 2.48

* 戸 36.6 2.09 甲 府 53.3 .76

制I 岡 40.0 5.37 飯 回 55.0 .62

釘h 子 50.1 1.08 追 ld'丸J、 48.5 .35

長 mr- 47.3 .20 信』 田 40.0 .29

潰 田 .19 彦・ 4艮 67.6 .39

勉 L11 58.3 .03 大 阪 86.6 .10

市111 戸 .02 昔日 本 81.3 .001

l

,‘、qi伺唱'

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'

第十一岡

昭和七年ず月十日

大槌川地震

最大加速度の分布

勺どえ

八、建地地震の場合遠地地震波の到達に際しては一般に其の

最大動が遡期終慢主たる、随って地震計記象の見掛上からの値

から其の最大加速度を算出するととは吟味を必要ーとする、(地震

桜並PL

一々糊

62

計の常数により更正倍敢によるとしても)

然し地震計が全国同一型のものであるから、地震計が濁らす

種々の影響を同一の値であるーとして、今依りに見掛け上の最大

動の位から加速度を計算してみた。

又震央は本邦からは極めて遠い、例へば拾に採りし賓例は震

央距離約一、

0000粁のメキシコ地震及び三、五

OO粁の蒙古

地震である。故に震波通路によっての影響は近地地震の場合主

異り極めて大である主見倣す可きである。

然る

ιも閲らやノ算出せる最大加速度の八刀布が、矢張り前述し

た様た異常震域主相似の分布を示して居るc

とれ極めて注目す

可きと主である。

次に其等の観測値を掲げるc

定日明Zt吋骨い計}山川=し為川ヤ口¥HH4

u唱

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ユ一,一室尚δ邑糊

戸 己|目当

医戸!霊山 ∞ |∞埋ま

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Jjl, 事!S 1 14.0 1 水 戸 245 17.8 31

一一一 島 12. '00. 0 22 21.6 2 銚 子 11. 52. 0 230 20.0 23 1/ii品 島 89 18.2 14 長 里子 11. 17..7 155 19.4 16 手火 田 11. 23. 7 103 17.9 13 富 111者 83 23.3 G J村i!色3

* 18 15.0 3 is ihr! 50 20.3 4 手旬 E氏 Jlj 12 17.0 2 彦 棋 195 15.7 31 椛 演 11. 04. 4 406 20.0 4 加! 本 J2.1 20.9 1 岐 阜 200 ]8.0 24 抱 山 20.0 19.5 2 尖 島 50 26.0 正6、b 申 IH 78 ]9.0 1 名 古 屋 200 17.0 27 演 田 115 19.8 12 t国"'" 8 18.0 1 市高 問 115 15.5 19 名 ]9 18.0 宮 Ib奇 30 17.4 4 4比 室 2 20.0 1 自民 本 140 18.0 1 盛 同 11. 10. 3 105 16‘O 16 盈-ヨ吋

~~ 160 20.3 15 長 山者 14 15.0 2 i朝 山甲 165 14.8 3 大, 阪 11. 34. 4 11 21.6 1

昭和七年十二月三十五日 家古西部の地震 01;)

1担 iMリ 所- 初m期俊勤~ I

加;fs/(

速ser:度)2Ji1|1 駆 rWJ 所ー

1

初m期徴動

s !| 加粍/c速tciec度~2 11

測 i胡 所

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初m期微動~

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加粍速f(sec

度)2

~ξ Z ~r. 4.47,8 0.71 H高 岡 4.45. 1 0.31 百万- * 5.04. 7 0.14 • 七 )11 4: 18.. 8 0.56 本 4.59; 7 0.86 ~今ιca、

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品~

i'1: 0,15 p

品.,.

山者 4. 5G; 6 0:13 初日 前 白骨 5.29. 6 0.12

4く111

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市品

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5. 22.

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5. 01. 0

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5. 13.

0,32 輸 島

0.45 1臼 体"

0.69 字k 回

ρ.16 東 尽

0.97 銚 子

0.40 大 阪

0.03 彦 4艮

0.38 i胡 曲甲

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4.53: 4 0.07 亀 ~lJ 5. 01. 3 0.07

5.44; 1 0.26 長 里子 5.25.2 0.12

5.28.8 0.52 名 古 屋 5.25.3 0.05

5.13.5 0.55 前 橋 5.53.0 0.70

5. 19. 1 0.33 演 松 5.14.2 0.09

4. 55. 1 0.07 時l 府 0.51

5.07.6 0.11 キL 『宛 5. 14. 3 0.85

4.42. G 0.57 i¥. 丈 I~~ 5. 37. 0;25

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さて此地震の最大動の週期と共の振幅を護み取った値は失表で

ある。表

広操て最大動の週期の値の分布を一不ず主第十二固となる。

如何にも人身感覚の異常震域主全く一致するととが明である。

最大加速度の分布欣態、は第十三闘で示してある、是れも前述

の論議にて示せる多くの震例の本邦異常震域の分布主極めてよ

く一致してゐると主が明である。

震幅の分布に就ても矢張り前記ξ等

Lい関係を人白んで居ると

土明である、然し、加速度分布程正然主はしない。それの場合

盟国山吉占uh明同中同司法一河至尚G器棚 の

は震幅験湖上九回同然然くある可きであらう。

兎も角も本地震の加速度分布も前述で呈稀した事項左側一然と

合致してゐる。

gp ち本

州東北地方の太平洋に回す地方、就中北閥東地方が大たる

加速度分布地域で此外に本州中部北信濃地方琵琶湖沿岸濃尾地

方九州中部地方に於て確かに具、常震域を型成するが様である。

二、本州東北地方LC

西方地方之の震波の相異

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百長 谷 491 0.43 台品.,. 崎 472 0.13 札 腕 1O~0 0.49

i{1i 良 402 0.26 本 479 0.79 秩 回 C87 0.26

~L 波 山 447 10.00 市前 島 551 1.0!J 究 島 1070 0.06

か予皇,. 省官 pι日?; 命 446 4.32 長 山者 552 0.02 * ~~I 700 ].23

fni 同 456 22.20 山 ?醇 589 0.27 ,品,.,. 出2 89 0.9o

弱h 子 492 0.42 fllJ 選 621 0.75 室 戸 186 0.10

71{ 戸 48.5 2.70 t局全・ I工 6t52 0.05、 市高 I瑚 4(33 0.11

手公 山 249 0.06 盛 岡 747 1.73 八.丈 島 431 0.15

消- * 302 0.04 背 森 817 0.71

輪 島 3]9 0.98 両 自官 910 0.70

昭和七年五月五日大阪附近の地震 最大動震幅及び共週期

1担 1!!IJ tltlJ 。日 翻 泊l 幅

3秒・1 837 ? 1秒.8 902 ? 手企

大 阪 彦 キ艮 筑 波 山 0.3

崩Iド 戸 3.3 520 's 合S 津 3.4 5:;0 柿 岡 0.5 282

尽 事官 1.9 856 」且EHE1• 岡 3・9 ~85 市品 島 2.0 220

洲 本 3.5 219 一一一 島 2.8 210 f山 産 2.1 167

手司 歌 山 3.4 333 長 野- 3.1 832 山 n~ 3.4 ]60

i朝 自甲 . 3.0 568 輪 島 3.4 572 酔主.... 戸 3.6 67

亀 山 3.9 1078 耳目 良 3.8 189 信』 知 3.1 37

名 古 屋 4.0 913 吉良 谷 2.7 157 不公 山 4.8 64

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* 5.0 54 2品1‘ 曲者 4.2 113 盛 岡 0.9

回 5.2 37 長 山な 6.0 38 * 1h}~ 1.0

岡. 4.4 110 e晶f云. 江 4.1 38 曲 官官 3.3

本 2.~ 194 秩 田 4.1 1(9 キL l院 3.5

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帝京割問黒川帆噌

園川↑織

代、.tJ

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第十四国

最大振幅θ分布

今日までに、種々の方面から本州の東北地方主西部地方とか

地形構造上又は地質上に相異すると謂はれてゐる。

又我々地震観測者が何人でも夙に気付いてゐる事責は「本州

の東北地方主夫れの西方とか琵琶湖附近を界として、各々地震

波勢力の停播献態が具るの事賓である、印ち琵琶湖附近以西に

六八

於ては葉大勤の勢力が念に表へる場合が多い現象である。

設に括記せる大阪地震は右の現象を詮明する一好例である。

地震に際し、震源の運動欣態等に由って或る方向にのみ偏つ

一て共震波の勢力が強いん」は考へられない、震央から一様に震波

r

を射出す志のとして取扱ふ可きであらう、叉最近の研究によれ

ば其振幅の大さの分布は震央に封格的の分布である。前掲D験

測表から振幅(竺遡期会)を縦軸に、各測候所の震央距離を横軸

に採って尖の岡表第十五を作ってみる。

震央距離は震央から東方に位置する測候所は右方に西方に存

在する測候州は左方に採るu

然るル」きは第十五固によって弐の事が謂へる。

L震幅(・)に就て、前記する様に本州東北地方が、西方の地

方より遥かに大である。

のん震幅の平均曲線から、異常震域の琵琶湖沿岸濃尾地方・北

関東地方・東北地方・北信濃地方・が振幅大で西方では九州

中部地方で振幅が再び増大と危る。

内ふ週期に就て、夫れの平均直線

(l-ー

-i〉は震央のそれを標

準として本邦の東方に低く西方に高し、印ち週期は本邦東

北方に念にして、西方の地方にて長き遡期を持つ、従て地

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震波加速度は東北方に犬に、西方地方で小である。

生異常震域地方の最大動の震波週期(@)は皆て平均の線

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〉の下方にるり郎ち異常震域にてはある標準的週期よ

りも小なる週期を持つ。

江大阪又は琵琶湖以来の地方が夫れの西方地方に比し地震波

勢力が透かに犬である、隠って、異常震域の如きも本州北

東地方のものが西方のものに比し勢力大である。

全日

ゑ小以上によって

三β、百悶

一、異常震哉は左記の地方にが、て‘形成さるL

北海道の太平洋地岸

本洲東北地方(仙護地方を昇として夫れの北と南とに細別し得

る)

北関東地方(殊中筑波地方主り宇都宮一繭島牒南部地方に強大の

震度を有し、叉沼津地方まで掠長する場合もある。

本洲中部(北信濃地方)

琵琶湖東岸波尾地方

九州中部地方

二、異常震域は深後地震に際し最も確然主現れる、浅き地震に

際しては柏や確然を飲くも深護地震ル」全く同様に現れる、確

然性を紋く理由は浅き地震では震波通路の地表構治等に複

雑性があると主主地表の反射被害'とを含むが銭かも知れな

六九

Page 34: 石 lnJ )lJ)lJ I=t IPJ (ニ)調査の方法 1 地震波記象の最大加速度 (一 (八)遠地地震の最大動の場合(六)深設地震に於ける最大加速度分布(四)各測候所の地盤

ν、。遠地地震波の最大動に就ても亦同様なる傾向が存在する。

三、琵琶湖附近又は大阪地方を界主して夫れの西方主東方にて

震波の倖波に封し相遣がある、印ち東方に強〈西部にて念に

衰ふが如し、異常震域も随って東方にあるものが強い震度を

一不すc

四、人身震度は震波週期に克も相閥大で夫れの振幅上とは稿や小

である。

五、地震波を車振動・と倣せる場合の加速度の値の分布主人身震

度の区域主がよく一致する。且つ人身震度一ξ加速度・との比例

が既知の値主略一致する。

六、異常震域の成因は種々の僚件が綜合して成立つものらし

い、基本は共庭の地殻の性質によるらしい、然し地表見かけ

の地質分布とは一般的の関係は判然としたい。

七、異常震域を型成する地方が、地震後生頻度の大たる地域、

火山作用のある地方に存在すると主は注目すべき事である。

本文に就ては、蓋長岡田博士、藤原博士、図富先生、和建博士

本多技師・鷺坂清信氏の御親切を深謝し、叉製固に就ては木津、

篠原雨氏の御霊力を願いした事を謝す、(昭和七年十二月)

七-0

参照論文

へ1〉大正十五年六月気象集誌異常震域に就尤(石川)

(

(

)

(

3

)

和建博士田町内

E。巧笹口品品。。匂

g『

FG5r宮中央気象主欧文戟告

J1。・

H-z。・恥・

(4〉大森博士東洋皐萎雑誌

(

5

)

和達博士気象集誌深海地震第六巻一一概

(

6

)

間宮技師気象集誌第六巻第四競リレ

1地震の宰在と異常震域

(

7

)

本多技師中央気象主欧文報告第五岩間競

(8〉鷺坂清信氏験震時報第三巻第二競

(

9

)

本多技師験震時報第五港第一一抗

(刊)園富技師気象集誌(数加に互る)日本に於ける地震波動の惇播に

闘する研究

気象集誌十器開競

(

)

(

)

(臼〉験震時報第五港第一一抜本州中部の地震活動と北伊豆地震(石川〉

(臼)小藤博士。ロ

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∞記旬。ロコゲ。。=∞。同時。W旬。

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国富技師験震時報第五巻第二競西埼玉強震概説

(時)大森博士、園富技師、同つm∞ゲ吋

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2gEuchgg白山其他

(時〉石本博士地震研究所棄報第十旗第三茄震度階級と最大加速度