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水理学1 映像を見る前に
★視聴前クイズに答えてください。
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万一,スマホで見る場合
Teamsアプリは,回転・全画面ができない
解決法の一つ:・Streamアプリを入れる。(ログインしておく)・Teamsで,映像をクリックしたあと,映像下の一番右をクリックするとStreamアプリで再生⇒回転・全画面可能
Teamsの画面から
Dai
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水理学1深くお詫び(基礎数理演習2)
第5回アナウンスで,基礎数理演習2の開講時限を誤って伝えてしましました。
大変申し訳ありません 演習は金曜1限です。
⇒1限
⇒1限
間違っていたアナウンス
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水理学1
第6回 映像 その1
Dai
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スケジュール
鷲見:Eラーニング※1-5(共通)
課題1,2共通
課題1,2共通
5月25日 ■E-ラーニング6 5月22日6月01日 ■E-ラーニング7 5月29日6月08日 ■E-ラーニング8 6月05日6月15日 ■E-ラーニング9 6月12日6月22日 ■E-ラーニング10 6月19日6月29日 ■E-ラーニング11 6月26日 △E-ラーニング67月06日 ■E-ラーニング12 7月03日 △E-ラーニング77月13日 ■E-ラーニング13 7月10日 △E-ラーニング87月20日 ■E-ラーニング14 7月17日 △E-ラーニング97月27日 ■E-ラーニング15 7月24日 △E-ラーニング10期末 期末
日程
期末レポート
棚橋先生
期末レポート(鷲見分のみ)
基礎数理演習2水理学1
課題3
課題4
鷲見
課題B
課題C
鷲見:Eラーニング※1-5(共通)
日程
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水理学1(水理)
水没した平面に作用する
全水圧と作用点
第6回の内容 「平板に作用する全水圧」
第4回「静水圧・図形の計算」の
前半部分で既に習ったことの,
復習まとめと演習を行います。
Dai
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水没した平面に作用する全水圧と作用点
一般公式 復習編
第4回の内容をマスターしている人は,映像2に移って下さい。
Dai
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水没した傾斜板に水圧作用する例
鉄製の板(ゲートやふたなど)
水 ため池・ダム堤体
ダム・ため池など放流や取水用の
出口
陸上
海(津波や高潮)
小鎚川水門(岩手県)
堰・水門の幅はB
Dai
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鉛直板に水圧作用する例
水圧の一部のみ板に作用する例
河川
鉄製の堰板
水
幅はB
安永川水門(豊田市)
この鋼鉄製の堰板に力が作用する
↓設計に必要な情報を水理学で提供:
2つある↓
堰板の設計に使用
Dai
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sity
水没した傾斜板に水圧の作用
比重σ
板
水
水深z
板の表面には、
各点の水深zに
応じて圧力が
作用している
p =ρg z
p =σρ0g z
水深z
Dai
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sity
計算する対象
比重σ
全水圧
PC
板
水
C
これらには
公式がある
板に作用する水圧の合力である全水圧Pの大きさと,その作用点Cの位置
hC
hC'
hCsC
全水圧
P
Dai
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作用点Cとは
PC
分布する圧力ベクトルの
合力が板に作用する点
・この点に反対から反力を与えると,回転しない
・圧力分布のC点まわりの力のモーメントの合計は、ゼロになる。 sC
C
𝑃 = න𝑝𝑑𝐴
p(s)
𝑀 = න𝑝𝑠 𝑑𝐴
𝑀 = 𝑃 × 𝑠𝐶
s基準点
基準点
反力(回転せず釣り合う)
反力
sC
Dai
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sity
注意点公式・使い方を覚える
★ここから,重要な公式,数値,は
ノートに一旦書き取って下さい。
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水没平面、傾斜あり全水圧と作用点の公式★
全水圧 𝑃 = 𝜌𝑔 ℎG𝐴 ℎG =𝑠G ∙ sin 𝜃
作用点の位置 𝑠C = 𝑠G +𝐼G
𝑠G∙𝐴ℎC =𝑠C ∙ sin 𝜃
G点:板の重心(図心)C点:全水圧の作用点A:板の面積[m]IG:板のG回りの二次モーメント[m4]
s :点の板面に沿った斜め距離
h :点の水深
板の形は長方形や円形を想定
Dai
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sity
水没平面、傾斜あり単位体積重量の公式
全水圧 𝑃 = 𝜌𝑔 ℎG𝐴 ℎG =𝑠G ∙ sin 𝜃
G点:板の重心(図心)A:板の面積[m]
s :点の斜め距離h :点の水深
重心の深さ
Dai
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水没平面、傾斜あり全水圧と作用点の公式
全水圧 𝑃 = 𝜌𝑔 ℎG𝐴 ℎG =𝑠G ∙ sin 𝜃
G点:板の重心(図心)A:板の面積[m]
s :点の斜め距離h :点の水深
重心の深さ
q
hG sG
q
sGhG
Dai
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sity
水没平面、傾斜あり三角比
q =45°
sh
q =30°
sh
q =60°
s h
縦
斜辺=ℎ
𝑠= sin 𝜃
sin 𝜃 =1
2
21
2 1
2 3
q =30°
q =45°
q =60°
sin 𝜃 =1
2
sin 𝜃 =3
2
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sity
水没平面、傾斜あり単位体積重量の公式
全水圧 𝑃 = 𝜌𝑔 ℎG𝐴 ℎG =𝑠G ∙ sin 𝜃
G点:板の重心(図心)A:板の面積[m]
s :点の斜め距離h :点の水深
単位体積重量
Dai
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sity
第2回授業の復習水の単位体積重量
体積1m3あたりの水の重量(力)
水の単位体積重量ρ0 g = 9.8kN/m3
単位体積重量 とは
この科目では ρg と表し,1つの物理量(変数)として使う
流体が水のときは,次の値を使う(この授業では)
★
Dai
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sity
第2回授業の復習水以外の単位体積重量★
水以外の単位体積重量ρ g = σ ρ0 g
水以外(海水・油など)は,比重を使って計算することが多い
流体が水以外のときは,次の値を使う
= σ×9.8kN/m3
= 比重×水の単位体積重量
ある流体の比重σ= ある流体の密度ρ水の密度ρ0(倍数なので単位がない)
★
Dai
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sity
第2回授業の復習液体の比重の値の例
種類 比重σ[-]
水 1
海水 1.025前後
油 0.65-0.97
水銀 13.6
空気 0.00129≒0
Dai
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水没平面、傾斜あり全水圧と作用点の公式★
全水圧 𝑃 = 𝜌𝑔 ℎG𝐴 ℎG =𝑠G ∙ sin 𝜃
s :点の斜め距離h :点の水深
q
s1
y
図形から ★𝑠G = 𝑠1 + 𝑦
sG
Dai
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sity
水没した平面面積A・図心の位置★
四角形
円形
円の公式を直径Dで覚えること
断面積A
𝐵𝐻
𝜋𝐷2
4
中心
中心
𝐻/2
𝐷/2
図心高さy
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水没平面、傾斜あり全水圧と作用点の公式
全水圧 𝑃 = 𝜌𝑔 ℎG𝐴 ℎG =𝑠G ∙ sin 𝜃
G点:板の重心(図心)A:板の面積[m]
s :点の斜め距離h :点の水深
Dai
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水没平面、傾斜あり全水圧と作用点の公式
全水圧 𝑃 = 𝜌𝑔 ℎG𝐴 ℎG =𝑠G ∙ sin 𝜃
作用点の位置 𝑠C = 𝑠G +𝐼G
𝑠G∙𝐴ℎC =𝑠C ∙ sin 𝜃
G点:板の重心(図心)C点:全水圧の作用点A:板の面積[m]IG:板のG回りの二次モーメント[m4]
s :点の板面に沿った斜め距離
h :点の水深
hCsC
Dai
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sity
水没平面、傾斜あり全水圧と作用点の公式
作用点の位置 𝑠C = 𝑠G +𝐼G
𝑠G∙𝐴ℎC =𝑠C ∙ sin 𝜃
G点:板の重心(図心)C点:全水圧の作用点A:板の面積[m]IG:板のG回りの二次モーメント[m4]
s :点の板面に沿った斜め距離
h :点の水深
先に求めた
hCsC
Dai
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sity
水没した平面★二次モーメント: IG
四角形
円形
2次モーメントIGは,重心G点を通る横軸周りに「縦回転させにくさ」との特性と見ることができる。
𝐼G = න𝜂2𝑑𝐴
η:dAの重心軸からの座標
二次モーメント
IG
𝐵𝐻3
12
𝜋𝐷4
64
Dai
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sity
作用点の位置 𝑠C = 𝑠G +𝐼G
𝑠G∙𝐴ℎC =𝑠C ∙ sin 𝜃
水没平面、傾斜あり全水圧と作用点の公式
G点:板の重心(図心)A:板の面積[m]
s :点の斜め距離h :点の水深
q
hCsC
q
sChC
G点と同じ関係
Dai
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sity
水没平面、傾斜あり三角比 直角のとき★q =90°
θ =90°
hG =sG・sinθ =sG・sin90°より
hG =sG
P=ρghGA に代入は同じ
ℎC = 𝑠C = ℎG +𝐼G
ℎG × 𝐴
Dai
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sity
水没平面、傾斜あり全水圧と作用点の公式
全水圧 𝑃 = 𝜌𝑔 ℎG𝐴 ℎG =𝑠G ∙ sin 𝜃
作用点の位置 𝑠C = 𝑠G +𝐼G
𝑠G∙𝐴ℎC =𝑠C ∙ sin 𝜃
G点:板の重心(図心)C点:全水圧の作用点A:板の面積[m]IG:板のG回りの二次モーメント[m4]
s :点の板面に沿った斜め距離
h :点の水深
これで計算できる情報はすべてある
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水理学1
第6回 映像 その1終わり
その2に移って下さい。
Dai
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sity
水理学1
第6回 映像 その2
Dai
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sity
水没した平面に作用する全水圧と作用点
一般公式 演習編
Dai
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sity
傾斜あり例題1 水没の四角形(1) 図において、図心の深さhGと値を求めよ.
(2)公式を使って、この板に作用する全水圧P[N]を計算せよ。
(3)板の縦方向の2次モーメントIGはいくらか。
(4)公式を使って、この全水圧の作用点Cの位置(sC[m]、およびhC[m])を計算せよ。
映像を止めて問題を解いて
下さい
全水圧P
q =45°
hChG
O
C
H=4mB=2m
sc
s1=2mG
GC
sG
水(ρ0g=9.8kN/m3)
Dai
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sity
水没の四角形例題1 解答編①
(1) hGを式と値で表す。hG =sG・sinθsG = s1+H/2=2m+4m/2=4m
hG =sG・sinθ=4m×sin45°
=4m×1
2
=2.828m≈ 2.83m
(2) 全水圧P[N]を計算する。A = BH = 2m×4m = 8m2
よってP =ρghGA =9.8kN/m3×2.828m×8m2
= 221.7kN ≈ 222kN
全水圧P
q =45°
hChG
O
C
H=4mB=2m
sc
s1=2mG
GC
sG
水(ρ0g=9.8kN/m3)
q =45°
sh
2 1
sin 𝜃 =1
2
Dai
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sity hC=sC ・sinθ
= 4.333m ×sin450°
= 4.333m × Τ1 2= 3.064m≈ 3.06m
sC=sG+
= 4m+
= 4.333m≈ 4.33m
IGsG・A
10.67m 4
4m×8m2
水没の四角形例題1 解答編②(3)板の縦方向の2次モーメントIGはいくらか。
四角形では,IG = = = 10.67m 4 ≈ 10.7m 4
(4)公式を使って、この全水圧の作用点Cの位置(sC[m]、およびhC[m])を計算せよ。
BH 3
122m×(4m) 3
12
全水圧P
q =45°
hC
hG
O
C
H=4mB=2m
sc
s1=2mG
GC
sG
水(ρ0g=9.8kN/m3)
Dai
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sity
直角・塩水例題2 円形・鉛直・比重鉛直な円盤に海水(比重=1.02)の水圧が作用している。
(1) 図において、hGの値と,全水圧P[N]を計算せよ。
(2) 全水圧の作用C点の位置hC[m]を計算せよ。
映像を止めて問題を解いて下さい
全水圧P
q =90°
h1=6m
O
CD=5m
hC
C
GG
海水比重σ=1.02
hG
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sity
直角・塩水例題2 解答編①(1) hGの値と,全水圧Pを計算する。
全水圧P
q =90°
h1=6m
O
CD=5m
hC
C
GG
海水比重σ=1.02
hG
hG =sG・sinθ=sG×sin90°= sG
hG = h1+D/2=6m+5m/2=8.5m
単位体積重量は,比重を使って𝜌𝑔 = 𝜎𝜌0𝑔 = 1.02 × 9.8 ΤkN m3 = 9.996 ΤkN m3
全水圧Pを計算する。P =𝜌𝑔ℎG𝐴 = 9.996 ΤkN m3 × 8.5m ×19.625m2
= 1667kN ≈ 1670kN
A = 𝜋𝐷2
4= 3.14× 5m 2
4
= 19.625m2 ≈19.625m2
Dai
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sity
直角・塩水例題2 解答編②
全水圧P
q =90°
h1=6m
O
CD=5m
hC
C
GG
海水比重σ=1.02
hG
θ=90°ではℎC = 𝑠C
(2)作用点の sC、hCを求める。
円形の2次モーメントは,
𝐼𝐺 =𝜋𝐷4
64=
3.14× 5m 4
64
= 30.66m4
ℎC = 𝑠C = 𝑠G +𝐼G
𝑠G∙𝐴
= ℎG +𝐼G
ℎG∙𝐴= 8.5𝑚 +
30.66m4
8.5𝑚×19.6𝑚2
= 8.683m ≈ 8.68m
hG = sG
Dai
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sity
一般公式で解く例題3:水面から四角形
全水圧P
q =60°O
hC
C
H=4m
B=1.5m
scG
GC
sGhG
板映像を止めて問題を解く
(1) 図心の深さ hGの値と,一般公式を使って、全水圧P[N]を求めよ。
(2) 一般公式を使って、作用点Cの位置(sC[m]、hC[m])を求めよ。
水
Dai
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sity
全水圧P
q =60°O
hC
C
H=4m
B=1.5m
scG
GC
sGhG
水没の四角形例題3 解答編①
(1) hGとPを計算する。hG =sG・sinθ に代入するためsG = H/2=4m/2=2mhG =sG・sinθ
=2×sin60°
=2m×3
2=1.732m =1.73m
全水圧P[N]を計算する。A = BH = 1.5m×4m = 6.00m2
よってP =ρghGA =9.8kN/m3×1.732m×6m2
= 101.8kN = 102kN
q =60°
s h2 3
sin 𝜃 =3
2
水
Dai
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sity hC=sC ・sinθ
= 2.67m×sin60°
= 2.67m× Τ3 2= 2.309m=2.31m
𝑠C = 𝑠G +𝐼G
𝑠G∙𝐴
= 2𝑚 +8m4
2𝑚∙6m2
=2.666m=2.67m
水没の四角形例題3 解答編②(3)作用点の位置sC、hCを求める。
sCの一般公式に代入するため,
二次モーメントを求める。 四角形では,
𝐼𝐺 =𝐵𝐻3
12=
1.5m× 4m 3
12= 8m4
全水圧P
q =60°O
hC
C
H=4m
B=1.5m
scG
GC
sGhG
q =60°
s h2 3
sin 𝜃 =3
2
←第4回授業で使った特殊公式の例題と
←同じ値
水
Dai
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sity
採点対象としません確認クイズ
問題を解いて,答えを記入して下さい。(今回は,答えの正誤での採点評価は行いません。受講確認クイズです)
Dai
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sity
次の問題を解いて,答えて下さい。確認クイズ全水圧Pの大きさと,作用点の位置sCおよび,hCを求めよ.長方形の断面2次モーメントは次式を利用せよ.s1=X[m]のXは学籍番号末尾1桁とすること。(A193YX)水の単位体積重量r0g=9.8kN/m3とする.流体に比重の指定がある場合はこれを使うこと。※最終の数値は有効数字3ケタで答えよ.
𝐵𝐻3
12
Dai
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sity
について
「第6回」チャンネルの「ファイル」タブに置いてあります。
練習問題
練習問題(回答付)で練習できるので,
心配な人はそちらを解いてみてください。
第4回と同じ問題を用意します。
特殊公式を使わない方法で全て解いてみてください。
後日,今回のタイプの問題の正式な課題を課します。
必ず解けるようにしてください。
Dai
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sity
本授業の内容のまとめ(復習)
・平板に作用する全水圧の公式P=ρghGA
・その作用点の公式
sC=sG+
・鉛直四角形の板に作用する全水圧と位置は、圧力分布の三角形と四角形の面積とその組み合わせのモーメントから計算できる。
IGsG・A
Dai
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sity
第6回の映像は以上です。
第7回の映像配信は、6月1日1限を予定しています。
忘れずに受講しましょう。を忘れないように。
Dai
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sity
お疲れさまでした
第6回 映像 その2 おわり