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平成 24 年度 第 1 回市川市交通対策審議会 資料 - 1 - 【総合交通計画】 総合交通計画は、個別の交通機関に対する施策だけではなく、総合的な見地 から各交通機関を一体的に考え、長期にわたる計画を基礎とした交通施策を行 なうものです。 市川市では、平成14年度に総合交通計画策定に係る交通実態調査を実施し、 平成16年3月に「市川市総合交通計画」を策定しております。計画策定後5 年が経過した平成21年4月に、施策の実施状況を検証し、基本方針や目標は 変えずに、新たな重点施策を追加した改定版を作成しております。 本年度は、総合交通計画の見直しに向け、平成14年度に実施した交通実態 調査から10年を経過したことから、渋滞の状況、歩行者や自転車の交通量、 鉄道、バスの公共交通の利用状況などの交通実態の再調査を実施しております。 今後、この交通実態調査を基に、上位計画である「市川市総合計画I&Iプ ラン21 第二次基本計画」(平成23年4月策定)及び見直し予定のある都市 づくりの基本的な方針となる「市川市都市計画マスタープラン」(平成16年3 月策定)の策定を踏まえて、「市川市総合交通計画」を見直しするものです。 【資料(市川市内の交通状況の変化)内容】 1. 交通量の変化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・P2 道路交通センサスの平成17年と平成22年の比較 ※道路交通センサス 国土交通省が、5年毎に全国の道路交通量を調査するもの 2. 渋滞長の変化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・P3 市川広小路交差点ほか渋滞している長さの調査 3. 鉄道混雑率の変化 ・・・・・・・・・・・・・・・・P4 鉄道混雑率調査の平成14年と平成24年の比較 4. 駅前広場の歩行者・自転車の交通量・・・・・・・・・P5 駅前広場に流入する歩行者・自転車の交通量の平成14年と平成24年の比

【総合交通計画】 - Ichikawa鉄道、バスの公共交通の利用状況などの交通実態の再調査を実施しております。 今後、この交通実態調査を基に、上位計画である「市川市総合計画I&Iプ

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Page 1: 【総合交通計画】 - Ichikawa鉄道、バスの公共交通の利用状況などの交通実態の再調査を実施しております。 今後、この交通実態調査を基に、上位計画である「市川市総合計画I&Iプ

平成 24 年度 第 1 回市川市交通対策審議会 資料

- 1 -

【総合交通計画】

総合交通計画は、個別の交通機関に対する施策だけではなく、総合的な見地

から各交通機関を一体的に考え、長期にわたる計画を基礎とした交通施策を行

なうものです。

市川市では、平成14年度に総合交通計画策定に係る交通実態調査を実施し、

平成16年3月に「市川市総合交通計画」を策定しております。計画策定後5

年が経過した平成21年4月に、施策の実施状況を検証し、基本方針や目標は

変えずに、新たな重点施策を追加した改定版を作成しております。

本年度は、総合交通計画の見直しに向け、平成14年度に実施した交通実態

調査から10年を経過したことから、渋滞の状況、歩行者や自転車の交通量、

鉄道、バスの公共交通の利用状況などの交通実態の再調査を実施しております。

今後、この交通実態調査を基に、上位計画である「市川市総合計画I&Iプ

ラン21 第二次基本計画」(平成23年4月策定)及び見直し予定のある都市

づくりの基本的な方針となる「市川市都市計画マスタープラン」(平成16年3

月策定)の策定を踏まえて、「市川市総合交通計画」を見直しするものです。

【資料(市川市内の交通状況の変化)内容】

1. 交通量の変化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・P2 道路交通センサスの平成17年と平成22年の比較

※道路交通センサス

国土交通省が、5年毎に全国の道路交通量を調査するもの

2. 渋滞長の変化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・P3 市川広小路交差点ほか渋滞している長さの調査

3. 鉄道混雑率の変化 ・・・・・・・・・・・・・・・・P4 鉄道混雑率調査の平成14年と平成24年の比較

4. 駅前広場の歩行者・自転車の交通量・・・・・・・・・P5 駅前広場に流入する歩行者・自転車の交通量の平成14年と平成24年の比

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平成 24 年度 第 1 回市川市交通対策審議会 資料

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市川市内の交通状況の変化

1. 交通量の変化 道路交通センサス(H17、H22)の交通量

図 1 交通量の変化(道路交通センサスより)

H17 道路交通センサス

交通量が減少

H22 道路交通センサス 単位:100 台/日 単位:100 台/日

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平成 24 年度 第 1 回市川市交通対策審議会 資料

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2. 渋滞長の変化 市川市内の渋滞長は、市川広小路交差点(北側:朝)、市川 IC 北口交差点(南側:朝)、北方十字路交差点(北側:夜)、じゅんさい池入口交差点(南側:夜)に於いて 200m 以上増加している。市川広小路交差

点(南側:朝)、市川 IC 北口交差点(南側:昼、夜)、北方十字路交差点(北側:朝、昼)では、200m 以上渋滞が緩和されている。

交差点名 時間帯 H14 渋滞長 H24 渋滞長 増減 朝(7~10 時) 540m 760m +220m昼(12~15 時) 0m 0m 0m

市川広小路 交差点 (北側) 夜(17~20 時) 0m 0m 0m

朝(7~10 時) 530m 270m -260m昼(12~15 時) 0m 0m 0m

市川広小路 交差点

(南側) 夜(17~20 時) 200m 230m +30m朝(7~10 時) 470m 750m +280m昼(12~15 時) 1000m 160m -840m

市川 IC 北口 交差点

(南側) 夜(17~20 時) 1760m 210m -1550m朝(7~10 時) 1350m 580m -770m昼(12~15 時) 550m 10m -540m

北方十字路 交差点

(北側) 夜(17~20 時) 40m 260m +220m朝(7~10 時) 0m 30m +30m昼(12~15 時) 110m 130m +20m

じゅんさい池 入口交差点 (南側) 夜(17~20 時) 170m 480m +310m

朝(7~10 時) 200m -

昼(12~15 時) 30m -

高塚新田 交差点

(東側) 夜(17~20 時) 90m -

朝(7~10 時) 40m -

昼(12~15 時) 40m -

高塚新田 交差点

(西側) 夜(17~20 時) 190m -

朝(7~10 時) 296m -

昼(12~15 時) 155m -

大和田兜橋 交差点

(北側) 夜(17~20 時) 155m -

朝(7~10 時) 158m -

昼(12~15 時) 144m -

大和田兜橋 交差点

(南側) 夜(17~20 時) 38m -

朝(7~10 時) 130 160m +30m昼(12~15 時) 100 10m +90m

原木 IC 前 交差点

(東側) 夜(17~20 時) 290 120m -170m

図 2 渋滞長調査結果

N

№1 じゅんさい池入口交差点

№3 市川広小路交差点

№2 高塚新田入口交差点

№4 北方十字路交差点

№6 大和田兜橋交差点

№7 市川IC北口交差点

№8 原木IC南交差点

朝(7~10時) 昼(12~15時) 夜(17~20時)30 130 480

朝(7~10時) 昼(12~15時) 夜(17~20時)200 30 90

朝(7~10時) 昼(12~15時) 夜(17~20時)40 40 190

朝(7~10時) 昼(12~15時) 夜(17~20時)760 0 0

朝(7~10時) 昼(12~15時) 夜(17~20時)270 0 230

朝(7~10時) 昼(12~15時) 夜(17~20時)580 10 260

朝(7~10時) 昼(12~15時) 夜(17~20時)100 30 30

朝(7~10時) 昼(12~15時) 夜(17~20時)10 10 0

朝(7~10時) 昼(12~15時) 夜(17~20時)750 160 210

朝(7~10時) 昼(12~15時) 夜(17~20時)160 10 120

凡 例

:調査箇所

:渋滞長(7~10 時)

:渋滞長(12~15 時)

:渋滞長(17~20 時)

渋滞長(朝)が減少

渋滞長(夜)が減少

渋滞長(朝、昼)

が減少

H24 渋滞長調査結果(H24.9.4(火))

渋滞長(夜)が増加

渋滞長(朝)が増加

渋滞長(朝)が増加

渋滞長(夜)が増加

表 1 渋滞長調査一覧

青:200m 以上の減少

赤:200m 以上の増加

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平成 24 年度 第 1 回市川市交通対策審議会 資料

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3. 鉄道混雑率の変化 鉄道混雑率は、北総線上り方面、京成本線上り方面の混雑率が低下しているものの、JR 京葉線上り、東京メトロ地下鉄東西線上りの混雑率が上昇している。

200

図 3 鉄道混雑率の変化(H14、H24 調査結果より)

H24 鉄道混雑率調査結果(H24.9.4(火))H14 鉄道混雑率調査結果(H14.7.8(木))

東京メトロ東西線

上り方向が混雑

JR 京葉線

上り方向が混雑

北総線

上り方向の混雑解消

京成本線

上り方向の混雑解消

【混雑率の目安】

180% 200%

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4. 駅前広場の歩行者・自転車交通量

駅前広場(南北合計)の歩行者の交通量は、市川駅は 120,118 人/12 時間、本八幡駅は

106,825 人/12 時間となっており、市川駅では約 14%増加している。

自転車交通量は、全駅で減少傾向にある。

図 4 駅前広場歩行者交通量(H14、H24 調査結果より)

図 5 駅前広場自転車交通量(H14、H24 調査結果より)

表 2 駅前広場 歩行者・自転車交通量(H14、H24 調査結果より)

歩行者 自転車

駅名 H14 H24 増減率 H14 H24 増減率

市川駅 104,511 120,118 15% 1,859 1,361 -27%

本八幡駅 127,720 106,825 -16% 2,709 1,802 -33%

行徳駅 25,635 26,166 2% 3,945 2,331 -41%

南行徳駅 31,990 26,537 -17% 8,085 6,503 -20%

104

,511 12

7,7

20

25,

635

31,9

90

120

,118

106

,825

26,1

66

26,5

37

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

市川駅 本八幡駅 行徳駅 南行徳駅

駅前

広場

 歩

行者

交通

量(人

/12時

間)

H14

H24

1,8

59 2,7

09 3

,945

8,0

85

1,3

61

1,8

02

2,3

31

6,5

03

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

市川駅 本八幡駅 行徳駅 南行徳駅

駅前

広場

 自

転車

交通

量(台

/12時

間)

H14

H24