Cloud Spiralの取り組み

(Cloud Specialist Program Initiative for Reality-based Advanced

Learning)

○中村 匡秀† 井垣 宏‡ 佐伯 幸郎† 柗本 真佑† 楠本 真二‡ 上原 邦昭† 井上 克郎‡†神戸大学大学院システム情報学研究科

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†神戸大学大学院システム情報学研究科‡大阪大学大学院情報科学研究科

情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

Cloud Spiralにおける教育協同ネットワーク

• 連携大学

– 大阪大学（１３）, 神戸大学（８）

参加大学（８大学）• 参加大学（８大学）

– 大阪工業大学（２），京都産業大学（２），高知工科大学（４），奈良先端科学技術大学院大学（５），兵庫県立大学（０），立命館大学（３），和歌山大学（２），近畿大学（０）[参加予定：京都工芸繊維大学，奈良女子大学]（ ）内は平成25年度受講学生数（合計：39名）

• 連携大学，参加大学の全学生が事前知識学習，合宿，分散PBLの全てに参加（予定）

– 合宿期間及び分散PBLにはCloud Q9（九工大）学生も参加– 合宿期間及び分散PBLにはCloud Q9（九工大）学生も参加

• 連携企業（５企業）

– 株式会社NTTデータ，株式会社オージス総研，株式会社日立ソリューシ ンズ 西日本電信電話株式会社 株式会社日立製作所ションズ，西日本電信電話株式会社，株式会社日立製作所

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情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

Cloud Spiralのカリキュラム

教育ポリシ ： クラウド技術を理解し 必要なスキルと知識について他者と議論し 実際

前期 合宿前半 合宿後半 後期

教育ポリシー： クラウド技術を理解し、必要なスキルと知識について他者と議論し、実際のクラウド環境を用いて大規模な処理や効率の良い処理を提供するアプリケーション・情報システム開発ができるようになる。

クラウド開発基礎4/19~7/26 10日間×4コマ

クラウド基礎PBL8/22~26

クラウド開発応用9/2~6

クラウド発展PBL10/4~12/6 3日間x4コマ＋発

表会その間分散開発

前期 合宿前半 合宿後半 後期

[2単位] [1単位] [1単位]表会その間分散開発

[2単位]

クラウド開発演習 [2単位]

クラウドを利用したプロセスの学習－チームでどのように作るか（チームビルディング）

クラウドを利用したプロダクトの学習－クラウドを使って何ができるか

－プロセス・プロダクト品質を意識したScrum開発－継続的インテグレーション

使 何－チームでクラウドを使った問題解決をする－実システム・サービスに触れる

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情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

クラウド開発基礎及びクラウド基礎PBL(事前知識学習及び合宿前半）

クラウド環境を利用した

DaaS(Desk top as a Service)を利用した開発

Scrum

Scrum＋チケット駆動開発 クラウド環境を利用した開発手法

Scrum Master

QADにもとづくプロジェクト管理

Quality(プロダクト・プロセス品質)

CIツール(jenkins)を利用した継続的統合とテスト可視化

チケットシステムと版管理システム(svn)を利用したタスク管理

Product Owner

2種類のバーンダウンチャート

スプリント計画

Assignment(タスク割り当て，知識伝達)

Delivery(納期計画)

振り返り（KPT）

チケット駆動開発

MVCモデルの理解と各層の実装

MongoDB

Webアプリケーションフレームワーク(DWR)の利用

スプリントレビュー

概要設計書(ドメインモデル クチケット駆動開発

チケットシステム(Trac)

タスクの記録，抽出

Java，JavaScriptによるアプリケーション実装

MongoDB

アプリケーションサーバ

概要設計書(ドメインモデル，ク

ラス図，シーケンス図，ロバストネス図)の書き方，読み方

詳細設計書の読み方(ロバスト

ネス図 クラス図 シーケンス

ファシリテーションスキル

プレゼンテーションテスト技法

単体テスト カバレッジ

アプリケ ションサ バ(Tomcat)

チームビルディング

ネス図，クラス図，シーケンス図，javadoc，DB仕様書，テス

ト仕様等)

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単体テスト，カバレッジ

結合テストWebアプリケーション開発

会議の進め方，議事録のまとめ方

情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

PBLで開発したWebアプリケーション

• チケット発券システム

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情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

8/19~22の開発風景

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情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

PBL開発環境・ログ収集環境

students

staff

Team VMUser VMs

EWM

edubase Cloud @ NIIcloud @ Osaka Univ.

7

@@

情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

成果発表会の風景

受講生による2 分 成果発表• 受講生による25分の成果発表

– プロセスをどのように改善したか

– 聴衆による評価「そのチームに仕事を依頼したいか」

• 教員によるデータにもとづく講評

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情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

Cloud Spiralのカリキュラム

教育ポリシ ： クラウド技術を理解し 必要なスキルと知識について他者と議論し 実際

前期 合宿前半 合宿後半 後期

教育ポリシー： クラウド技術を理解し、必要なスキルと知識について他者と議論し、実際のクラウド環境を用いて大規模な処理や効率の良い処理を提供するアプリケーション・情報システム開発ができるようになる。

クラウド開発基礎4/19~7/26 10日間×4コマ

クラウド基礎PBL8/22~26

クラウド開発応用9/2~6

クラウド発展PBL10/4~12/6 3日間x4コマ＋発

表会その間分散開発

前期 合宿前半 合宿後半 後期

[2単位] [1単位] [1単位]表会その間分散開発

[2単位]

クラウド開発演習 [2単位]

クラウドを利用したプロセスの学習－チームでどのように作るか（チームビルディング）

クラウドを利用したプロダクトの学習－クラウドを使って何ができるか

－プロセス・プロダクト品質を意識したScrum開発－継続的インテグレーション

使 何－チームでクラウドを使った問題解決をする－実システム・サービスに触れる

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情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

クラウドコンピューティングのキー技術

仮想化 大規模分散処理

クラウド

仮想化 大規模分散処理

VMService

API

LBService

API

IDService

API

DBService

API

AppService

API

MgmtService

API

SOA Platform / Enterprise Service Bus

指向モバイルアプリケーション／プ ト

© Cloud Spiral partners 2013

サービス指向アーキテクチャ プラットフォーム

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情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

クラウド開発応用(短期集中合宿後半)の位置づけ

仮想化 大規模分散処理 SOA モバイル

Broad Network Access

第２回：クラウド活用のためのモバイルWebアプリ構築

On-demand, Self-Service

R id

（サービス開発者の立場）

第４回：クラウド

利用した大規模データ処理Rapid

Elasticity

Resource

第３回：クラウドを

利用した負荷分散・スケーリング

（サ ビス運用 管理

タ処理

（データアナリストの立場）

Resource Pooling

Measured

（サービス運用・管理者の立場）

第５回：スパコンを用いたHPC演習

（ 究者 立場）Services

© Cloud Spiral partners 2013

（研究者の立場）

情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

クラウドスパイラル公開セミナー

• 企業におけるクラウド開発・利活用の最新動向– 2013-09-02 @大阪グランフロント

– 企業から講師を招いて，企業におけるクラウド開発・利活用の事例を紹介いただいたいただいた

– 講師陣：amazon.com, マイクロソフト，NTT西日本，ヤフー，日本総研

– 「クラウド開発応用」の一環

般からも参加者を募集した– 一般からも参加者を募集した• 一般81名＋学生50名

• 131名+ の参加者名 の参加者

© Cloud Spiral partners 2013 12

情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

京コンピュータの見学

• （独）理研・計算科学研究機構の京コンピュータを見学タを見学

– 2013-09-06 15:00～17:00– 神戸大学・横川美津夫教授(京の開発者)による神戸大学 横川美津夫教授(京の開発者)による

説明

– クラウドコンピューティングとハイパフォーマンスコンクラウドコンピュ ティングとハイパフォ マンスコンピューティング(HPC)のこれからを学習

– HPC as a Service– 「クラウド開発応用」の一環

© Cloud Spiral partners 2013 13

情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

クラウド発展PBL（後期分散PBL）の内容

合宿で学んだ内容を踏まえ，より実践的な現実問題に挑戦する．

• PBL1: クラウドを活用したビッグデータ処理– 実世界データ（数GB～数百GB）を解析し 知見を見つける– 実世界デ タ（数GB～数百GB）を解析し，知見を見つける

– POSデータ10年分，新聞データ10年分(日経，毎日)，気象データ35年分

– 課題例： 「コンビニ店長となり，うまい仕入計画の立て方を考えよ」

• PBL2: クラウドを活用したモバイルサービスの構築– Event Spiral をモバイル対応サービスに拡張する

課題例： 「中高生向けのイベントチケットを販売するモバイルサイトを作れ」– 課題例： 「中高生向けのイベントチケットを販売するモバイルサイトを作れ」

• PBL3: クラウドを活用したビジネスモデルの創出実際のクラウドサ ビスの改善案 クラウドを活用した新ビジネスを考える– 実際のクラウドサービスの改善案，クラウドを活用した新ビジネスを考える

– 課題例：「Yahooクラウドソーシングのビジネスモデル分析・改善を行え」

– 課題例：「社会の課題に対しクラウドを活用したソリューションとビジネスモデルを考案せよ」デルを考案せよ」

© Cloud Spiral partners 2013

情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業 分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク

まとめ

• Cloud Spiralの取り組みについて紹介した

– カリキュラムのこころカリキュラムのこころ

– 教育ネットワーク体制

– 実施プログラムの詳細– 実施プログラムの詳細

– 公開セミナー，見学会

→ 詳細＆苦労話は午後のポスタ にて→ 詳細＆苦労話は午後のポスターにて

• 今後の課題

– クラウドらしさをより際立たせた内容にするには

– 教育取組から研究業績への昇華15