28
畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を 改正する法律の施行に伴う関係省令の整備に関する省令の概要について 改正趣旨 畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改 正する法律(平成29年法律第60号。以下「改正法」という。)の施行に伴い、畜 産経営の安定に関する法律施行規則(昭和36年農林省令第58号。以下「畜安法施 行規則」という。)等の関係省令について、所要の規定の整備を行う。 改正の概要 畜安法施行規則の一部改正(第1条関係) (1)加工原料乳についての生産者補給交付金等の交付に関する措置について、 対象事業者が作成する年間販売計画に係る添付書類及び記載事項 農林水産大臣が行う交付対象数量の通知に係る年間販売計画の基準 交付対象数量の算出方法 等を規定する。 (2)集送乳調整金の交付に関する措置について、 対象事業者の指定の要件のうち、 (イ)定款等に基づき生乳の委託又は売渡しの申出を拒否できる正当な理由 (ロ)業務規程の基準 指定申請書及び業務規程の提出並びに業務規程の変更に係る手続 等を規定する。 (3)指定乳製品の輸入等に関する措置について、輸入に係る指定乳製品等の機 構からの売戻しに係る加算額の減額の基準及び手続等を規定する。 その他関係省令の一部改正(第2条及び第3条関係) 独立行政法人農畜産業振興機構法施行規則(平成15年農林水産省令第103号) 及び独立行政法人農畜産業振興機構の業務運営、財務及び会計並びに人事管理 に関する省令(平成15年農林水産省令第104号)について、所要の改正を行う。 施行期日 平成30年4月1日

畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構 … · 律 及 び 独 立 行 政 法 人 農 畜 産 業 振 興 機 構 法 の 一 部

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畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を

改正する法律の施行に伴う関係省令の整備に関する省令の概要について

Ⅰ 改正趣旨

畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改

正する法律(平成29年法律第60号。以下「改正法」という。)の施行に伴い、畜

産経営の安定に関する法律施行規則(昭和36年農林省令第58号。以下「畜安法施

行規則」という。)等の関係省令について、所要の規定の整備を行う。

Ⅱ 改正の概要

1 畜安法施行規則の一部改正(第1条関係)

(1)加工原料乳についての生産者補給交付金等の交付に関する措置について、

① 対象事業者が作成する年間販売計画に係る添付書類及び記載事項

② 農林水産大臣が行う交付対象数量の通知に係る年間販売計画の基準

③ 交付対象数量の算出方法

等を規定する。

(2)集送乳調整金の交付に関する措置について、

① 対象事業者の指定の要件のうち、

(イ)定款等に基づき生乳の委託又は売渡しの申出を拒否できる正当な理由

(ロ)業務規程の基準

② 指定申請書及び業務規程の提出並びに業務規程の変更に係る手続

等を規定する。

(3)指定乳製品の輸入等に関する措置について、輸入に係る指定乳製品等の機

構からの売戻しに係る加算額の減額の基準及び手続等を規定する。

2 その他関係省令の一部改正(第2条及び第3条関係)

独立行政法人農畜産業振興機構法施行規則(平成15年農林水産省令第103号)

及び独立行政法人農畜産業振興機構の業務運営、財務及び会計並びに人事管理

に関する省令(平成15年農林水産省令第104号)について、所要の改正を行う。

Ⅲ 施行期日

平成30年4月1日

kosuke_suzuki600
テキストボックス
資料4
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- 1 -

○農林水産省令第六十一号

畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改正する法律(平成二十九年

法律第六十号)及び畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改正する法

律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令(平成二十九年政令第二百七十一号)の施行に伴い、並びに関

係法令の規定に基づき、畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改正す

る法律の施行に伴う関係省令の整備に関する省令を次のように定める。

平成二十九年十月二十七日

農林水産大臣

齋藤

畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改正する法律の施行に伴

う関係省令の整備に関する省令

(畜産経営の安定に関する法律施行規則の一部改正)

第一条

畜産経営の安定に関する法律施行規則(昭和三十六年農林省令第五十八号)の一部を次のように改

正する。

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- 2 -

次の表により、改正前欄に掲げる規定の傍線を付した部分(以下「傍線部分」という。)でこれに対応

する改正後欄に掲げる規定の傍線部分があるものは、これを当該傍線部分のように改め、改正後欄に掲げ

る規定の傍線部分でこれに対応する改正前欄に掲げる規定の傍線部分がないものは、これを加え、改正前

欄に掲げる規定の傍線部分でこれに対応する改正後欄に掲げる規定の傍線部分がないものは、これを削る。

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- 3 -

(法第二条第二項の政令で定める乳製品である脱脂乳についての

取引の方法)

第一条

畜産経営の安定に関する法律施行令(昭和三十六年政令第

(新設)

三百八十七号。以下「令」という。)第二条の農林水産省令で定

める方法は、乳業者(畜産経営の安定に関する法律(昭和三十六

年法律第百八十三号。以下「法」という。)第二条第四項第一号

イに規定する乳業者をいう。以下同じ。)が対象事業者にその行

う対象事業に伴い締結する契約に基づき譲渡する方法とする。

(加工原料乳の規格)

(原料乳の規格)

第二条

指定乳製品の原料である生乳についての法第二条第二項の

第一条

指定乳製品の原料である生乳についての畜産経営の安定に

農林水産省令で定める規格は、次のとおりとする。

関する法律(昭和三十六年法律第百八十三号。以下「法」とい

う。)第二条第二項の農林水産省令で定める規格は、次のとおり

とする。

事項

基準

事項

基準

(略)

(略)

(略)

(略)

比重

温度一五度において一・〇二八以上のもの

比重

温度一五度において一・〇二八から一・〇三四

までのもの

(略)

(略)

(略)

(略)

第三条・第四条

(略)

第二条・第三条

(略)

(生産者の基準)

(生産者の基準)

第五条

法第三条第一項第二号の農林水産省令で定める基準は、次

第四条

法第三条第一項第二号の農林水産省令で定める基準は、次

の各号のいずれにも該当することとする。

の各号のいずれにも該当することとする。

一~三

(略)

一~三

(略)

次のいずれにも該当しないものであること。

次のいずれにも該当しないものであること。

暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成三

暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成三

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年法律第七十七号)第二条第六号に規定する暴力団員若しく

年法律第七十七号)第二条第六号に規定する暴力団員若しく

は暴力団員でなくなつた日から五年を経過しない者(以下こ

は暴力団員でなくなつた日から五年を経過しない者(以下こ

のイ及び第十四条において「暴力団員等」という。)又は暴

のイにおいて「暴力団員等」という。)又は暴力団員等がそ

力団員等がその事業活動を支配する者

の事業活動を支配する者

ロ・ハ

(略)

ロ・ハ

(略)

第六条・第七条

(略)

第五条・第六条

(略)

(機構による確認)

(機構による確認)

第八条

法第三条第二項に規定する確認は、交付金の交付を受けよ

第七条

法第三条第二項に規定する確認は、交付金の交付を受けよ

うとする肉用牛又は肉豚の生産者に対し、当該生産者が当該肉用

うとする肉用牛又は肉豚の生産者に対し、当該生産者が当該肉用

牛又は肉豚を第六条に規定する期間内に販売したことを証する書

牛又は肉豚を第五条に規定する期間内に販売したことを証する書

類を提出させることにより行うほか、必要に応じて実地調査その

類を提出させることにより行うほか、必要に応じて実地調査その

他の手段により行うものとする。

他の手段により行うものとする。

(標準的販売価格の算出)

(標準的販売価格の算出)

第九条

肉用牛についての法第三条第四項の規定による標準的販売

第八条

肉用牛についての法第三条第四項の規定による標準的販売

価格の算出は、農林水産大臣が定める品種の区分ごと及び農林水

価格の算出は、農林水産大臣が定める品種の区分ごと及び農林水

産大臣が定める一又は二以上の都道府県の区域ごとに、第一号に

産大臣が定める一又は二以上の都道府県の区域ごとに、第一号に

掲げる額を第二号に掲げる数量で除して得た額に、第三号に掲げ

掲げる額を第二号に掲げる数量で除して得た額に、第三号に掲げ

る額を合算してするものとする。

る額を合算してするものとする。

第六条第一項に規定する期間内に行われた肉用牛の格付枝肉

第五条第一項に規定する期間内に行われた肉用牛の格付枝肉

(農林水産大臣が定める事項についての規格であつてあらかじ

(農林水産大臣が定める事項についての規格であつてあらかじ

め農林水産大臣に届け出られたものにより格付された肉用牛の

め農林水産大臣に届け出られたものにより格付された肉用牛の

枝肉をいう。)の売買に係る総取引高

枝肉をいう。)の売買に係る総取引高

二・三

(略)

二・三

(略)

肉豚についての法第三条第四項の規定による標準的販売価格の

肉豚についての法第三条第四項の規定による標準的販売価格の

算出は、農林水産大臣が定める品種の区分ごとに、第一号に掲げ

算出は、農林水産大臣が定める品種の区分ごとに、第一号に掲げ

る額を第二号に掲げる数量で除して得た額に、第三号に掲げる額

る額を第二号に掲げる数量で除して得た額に、第三号に掲げる額

を合算してするものとする。

を合算してするものとする。

第六条第二項に規定する期間内に行われた肉豚の格付枝肉(

第五条第二項に規定する期間内に行われた肉豚の格付枝肉(

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農林水産大臣が定める事項についての規格であつてあらかじめ

農林水産大臣が定める事項についての規格であつてあらかじめ

農林水産大臣に届け出られたものにより格付された肉豚の枝肉

農林水産大臣に届け出られたものにより格付された肉豚の枝肉

をいい、品質が著しく劣るものとして格付されたものを除く。

をいい、品質が著しく劣るものとして格付されたものを除く。

)の売買に係る総取引高

)の売買に係る総取引高

二・三

(略)

二・三

(略)

(標準的生産費の算出)

(標準的生産費の算出)

第十条

肉用牛についての法第三条第四項の規定による標準的生産

第九条

肉用牛についての法第三条第四項の規定による標準的生産

費の算出は、農林水産大臣が定める品種の区分ごと及び農林水産

費の算出は、農林水産大臣が定める品種の区分ごと及び農林水産

大臣が定める一又は二以上の都道府県の区域ごとに、第六条第一

大臣が定める一又は二以上の都道府県の区域ごとに、第五条第一

項に規定する期間内における肉用牛の一頭当たりの生産に要する

項に規定する期間内における肉用牛の一頭当たりの生産に要する

飼料費、労務費、と畜に係る経費その他の費用の区分別の平均額

飼料費、労務費、と畜に係る経費その他の費用の区分別の平均額

に、物価その他の経済事情の変動等を勘案し合理的に必要と認め

に、物価その他の経済事情の変動等を勘案し合理的に必要と認め

られる調整をそれぞれ加えた額を合算してするものとする。

られる調整をそれぞれ加えた額を合算してするものとする。

肉豚についての法第三条第四項の規定による標準的生産費の算

肉豚についての法第三条第四項の規定による標準的生産費の算

出は、農林水産大臣が定める品種の区分ごとに、第六条第二項に

出は、農林水産大臣が定める品種の区分ごとに、第五条第二項に

規定する期間内における肉豚の一頭当たりの生産に要する飼料費

規定する期間内における肉豚の一頭当たりの生産に要する飼料費

、労務費、と畜に係る経費その他の費用の区分別の平均額に、物

、労務費、と畜に係る経費その他の費用の区分別の平均額に、物

価その他の経済事情の変動等を勘案し合理的に必要と認められる

価その他の経済事情の変動等を勘案し合理的に必要と認められる

調整をそれぞれ加えた額を合算してするものとする。

調整をそれぞれ加えた額を合算してするものとする。

(業務方法書との関係)

(業務方法書との関係)

第十一条

第四条から前条までに規定するもののほか、交付金の交

第十条

第三条から前条までに規定するもののほか、交付金の交付

付に関しては、機構の業務方法書で定めるところによる。

に関しては、機構の業務方法書で定めるところによる。

(指定乳製品の生産等に関する計画の認定申請手続)

(削る。)

第十一条

法第七条第一項の認定を受けようとする者は、次に掲げ

る事項を記載した計画書を農林水産大臣に提出しなければならな

い。

計画の実施期間

生産しようとする指定乳製品の種類及び数量並びに当該指定

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乳製品に係る原料乳の数量(他に委託する生産にあつては、当

該生産に係る指定乳製品の種類及び数量並びに当該指定乳製品

に係る原料乳の数量)

生産施設の所在地、名称及び能力

生産した指定乳製品の処分方法

当該計画の実施を必要とする理由

その他参考となる事項

法第七条第二項の認定を受けようとする者は、次に掲げる事項

を記載した計画書を農林水産大臣に提出しなければならない。

計画の実施期間

保管又は販売をしようとする指定乳製品の種類及び数量

保管に係る計画にあつては、保管施設の種類、所在地及び名

称並びに保管後の処分方法、販売に係る計画にあつては、販売

の方法及び売渡予定価格

当該計画の実施を必要とする理由

その他参考となる事項

(年間販売計画の添付書類)

(指定乳製品の生産等に関する計画の認定基準)

第十二条

法第五条第一項の農林水産省令で定める書類は、次に掲

第十二条

法第七条第三項の農林水産省令で定める基準は、次のと

げる書類とする。

おりとする。

年間販売計画に記載する各月ごとの生乳又は特定乳製品(法

法第七条第一項の計画にあつては、次の要件を備えているこ

第五条第一項に規定する特定乳製品をいう。以下同じ。)の販

と。

売予定数量を証する書類

原料乳の生産者の販売価格が安定基準価格を下回つて低落

第一号対象事業者(法第九条第一項に規定する第一号対象事

し、又は低落するおそれがあると認められる場合において、

業者をいう。以下同じ。)又は第二号対象事業者(第二号対象

農林水産大臣が定める期間の範囲内で実施するものであるこ

事業を行う対象事業者をいう。以下同じ。)にあつては、生乳

と。

の検査方法を証する書類

おおむね都道府県の区域に相当する地域又はその区域を超

前二号に掲げる書類のほか、農林水産大臣が法第五条第三項

える広範な地域において原料乳の生産者の販売価格を安定基

の規定による通知をするかどうかの判断に関し必要と認める書

準価格以上に回復し、又は維持することができると認められ

るものであること。

当該計画に係る指定乳製品の生産量及び当該計画の実施期

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間が原料乳の生産者の販売価格を安定基準価格以上に回復し

、又は維持するために必要な範囲内のものであること。

生産しようとする指定乳製品の種類が、乳製品の生産施設

の設置状況、当該指定乳製品の需給事情等からみて不適当な

ものでないこと。

他に委託する生産にあつては、委託を受ける者について当

該委託に応じない正当な理由があると認められる事情がない

こと。

法第七条第二項の計画にあつては、次の要件を備えているこ

と。

指定乳製品の生産者の販売価格が安定下位価格を下回つて

低落し、又は低落するおそれがあると認められる場合におい

て、農林水産大臣が定める期間の範囲内で当該指定乳製品に

ついて実施するものであること。

指定乳製品の生産者の販売価格を安定下位価格以上に回復

し、又は維持することができると認められるものであるこ

と。

指定乳製品の保管数量及び保管期間又は販売数量が当該指

定乳製品の生産者の販売価格を安定下位価格以上に回復し、

又は維持するために必要な範囲内のものであること。

当該計画に係る指定乳製品の生産者(法第七条第一項に規

定する生乳生産者団体を除く。)について、その者が安定基

準価格に達しない価格で原料乳を買い入れ、又は買い入れる

おそれがないと認められること。

別表に掲げる種類ごとの正味重量及び包装に適合し、かつ

、生産の日から保管の開始又は販売の日までの期間が、バタ

ーにあつては四十日(法第七条第二項の計画に基づいて保管

した後販売するものにあつては、九十日)、その他の指定乳

製品にあつては六十日(同項の計画に基づいて保管した後販

売するものにあつては、百八十日)以内の指定乳製品につい

て実施すべき旨が定められていること。

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保管に係る計画にあつては、保管場所が当該指定乳製品の

生産及び消費の事情からみて適当な場所にあり、かつ、保管

施設が当該指定乳製品の品質を保全するに足るものであるこ

と。

(年間販売計画の記載事項)

第十三条

法第五条第二項第一号ヘの農林水産省令で定める事項は

(新設)

、次に掲げる事項とする。

当該対象事業者が生乳の乳業者に対する販売を行う場合にあ

つては、第一号対象事業に係る生乳の用途別の販売予定価格

当該対象事業者が特定乳製品の製造を行う場合にあつては、

次に掲げる事項

第一号対象事業に係る特定乳製品の製造に係る施設及び当

該施設についての設備に関する事項(特定乳製品の製造を委

託する場合にあつては、当該委託の内容に関する事項)

第一号対象事業に係る特定乳製品の販売予定価格

法第五条第二項第二号ニの農林水産省令で定める事項は、第二

号対象事業に係る生乳の用途別の販売予定価格とする。

法第五条第二項第三号ニの農林水産省令で定める事項は、次に

掲げる事項とする。

第三号対象事業に係る特定乳製品の製造に係る施設及び当該

施設についての設備に関する事項(特定乳製品の製造を委託す

る場合にあつては、当該委託の内容に関する事項)

第三号対象事業に係る特定乳製品の販売予定価格

(年間販売計画の基準)

第十四条

法第五条第三項の農林水産省令で定める基準は、次の各

(新設)

号に掲げる対象事業者の区分に応じ、当該各号に定める基準とす

る。

第一号対象事業者

次に掲げる要件の全てを満たすこと。

年間を通じた用途別の需要に基づく安定取引又は特定乳製

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品の製造であると認められること。

年間販売計画に記載された販売予定数量の裏付けとなる根

拠が明らかであると認められること。

生産者補給金の交付の業務が適正かつ確実に行われると認

められること。

生乳の乳業者への販売に係る価格の約定に当たつては、販

売価格を少なくとも加工原料乳及びその他の生乳の区分によ

り約定し、かつ、その約定において、代金の算定に係る加工

原料乳の数量は、令第五条第二項の規定により都道府県知事

が算出した同項第一号に掲げる数量(次号において「算出数

量」という。)に基づくこととしていること。

当該第一号対象事業者が次のいずれにも該当しないもので

あること。

暴力団員等又は暴力団員等がその事業活動を支配する者

(1)

法その他関係法令の規定に違反したために罰金以上の刑

(2)に処せられ、その刑の執行を終わり、又は刑の執行を受け

ることがなくなつた日から三年を経過しない者

その他農林水産大臣が定める要件に該当する者

(3)ヘ

当該第一号対象事業者が特定乳製品の製造を行う場合にあ

つては、特定乳製品の製造が適正かつ確実に行われると認め

られること。

第二号対象事業者

次に掲げる要件の全てを満たすこと。

年間を通じた用途別の需要に基づく安定取引であると認め

られること。

年間販売計画に記載された販売予定数量の裏付けとなる根

拠が明らかであると認められること。

生乳の乳業者への販売に係る価格の約定に当たつては、販

売価格を少なくとも加工原料乳及びその他の生乳の区分によ

り約定し、かつ、その約定において、代金の算定に係る加工

原料乳の数量は、算出数量に基づくこととしていること。

当該第二号対象事業者が次のいずれにも該当しないもので

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- 10 -

あること。

暴力団員等又は暴力団員等がその事業活動を支配する者

(1)

法その他関係法令の規定に違反したために罰金以上の刑

(2)に処せられ、その刑の執行を終わり、又は刑の執行を受け

ることがなくなつた日から三年を経過しない者

その他農林水産大臣が定める要件に該当する者

(3)

第三号対象事業者(第三号対象事業を行う対象事業者をい

う。以下この号において同じ。)

次に掲げる要件の全てを満

たすこと。

年間を通じた用途別の需要に基づく特定乳製品の製造であ

ると認められること。

年間販売計画に記載された販売予定数量の裏付けとなる根

拠が明らかであると認められること。

特定乳製品の製造が適正かつ確実に行われると認められる

こと。

当該第三号対象事業者が次のいずれにも該当しないもので

あること。

暴力団員等又は暴力団員等がその事業活動を支配する者

(1)

法その他関係法令の規定に違反したために罰金以上の刑

(2)に処せられ、その刑の執行を終わり、又は刑の執行を受け

ることがなくなつた日から三年を経過しない者

その他農林水産大臣が定める要件に該当する者

(3)

(交付対象数量の算出)

第十五条

法第五条第四項の交付対象数量の算出は、同項に規定す

(新設)

る総交付対象数量に、当該総交付対象数量が適用される会計年度

において各対象事業者が提出した年間販売計画に記載された数量

(農林水産大臣が適当と認めるものに限る。)の合計に占める当

該対象事業者が提出した年間販売計画に記載された数量(農林水

産大臣が適当と認めるものに限る。)の割合を乗じてするものと

する。

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- 11 -

(農林水産大臣への報告)

第十六条

法第五条第八項の農林水産省令で定める事項は、次に掲

(新設)

げる事項とする。

年間販売計画に係る対象事業の実績として次に掲げるもの

生乳又は特定乳製品の販売数量

生乳又は特定乳製品の販売価格

年間販売計画に係る対象事業の実施に要した経費

法第五条第八項の規定による報告は、前項第一号に掲げる事項

にあつては令第四条に規定する四半期の終了後遅滞なく、同項第

二号に掲げる事項にあつては毎会計年度の終了後遅滞なく、行わ

なければならない。ただし、農林水産大臣が必要と認めて報告を

要求した場合には、要求に従つて報告しなければならない。

(生乳受託販売に係る委託又は生乳買取販売に係る売渡しをした

者への報告)

第十七条

法第九条第三項の農林水産省令で定める事項は、次に掲

(新設)

げる事項とする。

その行う対象事業の実績として次に掲げるもの

生乳又は特定乳製品の販売数量

生乳又は特定乳製品の販売価格

その行う対象事業の実施に要した経費

(情報通信の技術を利用する方法)

第十八条

法第九条第五項の農林水産省令で定める方法は、次に掲

(新設)

げる方法とする。

第一号対象事業者の使用に係る電子計算機と、当該第一号対

象事業者に生乳受託販売に係る委託又は生乳買取販売に係る売

渡しをした者(以下この条において「委託者等」という。)の

使用に係る電子計算機とを電気通信回線で接続した電子情報処

理組織を使用する方法のうち、イ又はロに掲げるもの

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- 12 -

第一号対象事業者の使用に係る電子計算機と委託者等の使

用に係る電子計算機とを接続する電気通信回線を通じて書面

に記載すべき事項(以下この条において「記載事項」とい

う。)を送信し、受信者の使用に係る電子計算機に備えられ

たファイルに記録する方法

第一号対象事業者の使用に係る電子計算機に備えられたフ

ァイルを電気通信回線を通じて委託者等の閲覧に供し、当該

委託者等の使用に係る電子計算機に備えられたファイルに当

該記載事項を記録する方法

磁気ディスク、シー・ディー・ロムその他これらに準ずる方

法により一定の事項を確実に記録しておくことができる物をも

つて調製するファイルに記載事項を記録したものを交付する方

前項各号に掲げる方法は、委託者等がファイルへの記録を出力

することによる書面を作成することができるものでなければなら

ない。

第一項各号に掲げる方法により記載事項を提供する場合には、

委託者等に当該記載事項を十分に読むべき旨が表示された画像を

閲覧させることその他の委託者等が確実に当該記載事項の内容を

了知する方法により提供しなければならない。

(正当な理由に関する指定の要件)

第十九条

法第十条第一項第二号の農林水産省令で定める正当な理

(新設)

由は、次に掲げるものとする。

当該委託又は売渡しの申出に係る生乳の数量が、季節的な変

動要因を超えて増減していること。

当該委託又は売渡しの申出が、短期間の取引を求めるもので

あること。

当該委託又は売渡しが特定の用途への生乳販売を条件とする

ものであること。

当該委託又は売渡しの申出に係る生乳の品質が、当該指定事

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業者が統一的に定める基準に適合しないものであること。

当該委託又は売渡しの申出に係る生乳の数量が、当事者が合

意することなく、当該指定事業者との間で約定された数量から

大幅に増減していること。

当該委託又は売渡しの申出が、業務規程において生乳買取販

売のみを行うこととしている指定事業者に対する委託の申出若

しくは業務規程において生乳受託販売のみを行うこととしてい

る指定事業者に対する売渡しの申出であること又は次条第一号

から第三号までに掲げる業務規程の基準に適合しない申出であ

ること。

当該委託又は売渡しの申出を行つた者が、当該申出に関し偽

りその他不正の行為を行つたこと。

当該委託又は売渡しが法令の規定又は公の秩序若しくは善良

の風俗に反するものであること。

(業務規程に関する指定の要件)

第二十条

法第十条第一項第四号の農林水産省令で定める基準は、

(新設)

次に掲げるものとする。

生産者補給金及び集送乳調整金の金額の算定及びその交付の

方法については、機構から交付を受けた生産者補給交付金及び

集送乳調整金の金額に相当する金額を、それぞれ生産者補給金

及び集送乳調整金として、当該第一号対象事業者に生乳受託販

売に係る委託又は生乳買取販売に係る売渡しをした者に対し、

その委託又は売渡しに係る生乳の数量を基準として交付するこ

ととしていること。

集送乳に係る経費の算定の方法については、集送乳に要した

経費について生乳受託販売に係る委託又は生乳買取販売に係る

売渡しを行つた者間での平準化の措置がとられていること。

生乳受託販売に係る委託又は生乳買取販売に係る売渡しを行

う者と契約を締結するに当たつては、当該契約に係る生乳の一

キログラム当たりの集送乳に要する経費の額及びそのうち生乳

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の生産者が負担する額を、いずれも明らかにすることとしてい

ること。

前条各号に掲げる正当な理由に当たるものを除き、委託又は

売渡しを受ける条件を付していないと認められること。

(指定申請書及び業務規程の提出)

第二十一条

法第十条第二項の規定による指定申請書並びに定款そ

(新設)

の他の基本約款及び業務規程の提出は、次に掲げる書類を添えて

しなければならない。

生乳生産者団体にあつては、法第十条第三項に規定する議決

をした総会の議事録の写し

当該第一号対象事業者が法第五条第二項第一号ロの地域内の

全部又は大部分の区域から集送乳を行い、又は行う見込みが確

実であると認められることを証する書類その他都道府県知事(

同号ロの地域が一の都道府県の区域を超える第一号対象事業者

にあつては、農林水産大臣)が法第十条第一項の規定による指

定をするかどうかの判断に関し必要と認める書類

(業務規程の変更)

第二十二条

法第十二条第二項の農林水産省令で定める軽微な変更

(新設)

は、次に掲げるものとする。

地域の名称の変更又は地番の変更に伴う変更

法令の制定又は改廃に伴い当然必要とされる形式的な変更

法第十二条第二項の規定による届出は、次に掲げる書類を添え

て、届出書を提出してしなければならない。

理由書

新旧条文の対照表

指定生乳生産者団体(法第十二条第一項に規定する指定生乳

生産者団体をいう。)にあつては、同項に規定する議決をした

総会の議事録の写し

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(集送乳調整金の交付)

第二十三条

法第十六条第二項の規定による集送乳調整金の交付を

(新設)

受けた者による集送乳調整金の交付は、当該交付を受けた者に集

送乳調整金を交付した指定事業者が業務規程で定める方法に準じ

て行うものとする。

(契約に基づく機構への売渡しを要しない場合)

第二十四条

法第十八条第二項の農林水産省令で定める場合は、指

(新設)

定乳製品等(法第十七条第一項に規定する指定乳製品等をいう。

以下同じ。)であつて法第十八条第二項に規定するものについて

、関税暫定措置法(昭和三十五年法律第三十六号)第十二条にお

いて準用する関税定率法(明治四十三年法律第五十四号)第二十

条の三第一項の規定により関税の徴収が行われない場合とする。

(加算額の減額)

第二十五条

法二十一条第二項の規定により、同条第一項の規定に

(新設)

より加算する額(次項において「加算額」という。)につき減額

することができる額は、同条第一項の農林水産大臣が定めて告示

する金額に変質による価値の減少に基づき当該指定乳製品等の輸

入価格(関税の額に相当する金額を除く。)が低下した割合を乗

じて得た額に、当該指定乳製品等の数量を乗じて得た額とする。

法第二十一条第二項の規定により加算額の減額を受けようとす

る者は、法第十八条第三項の申込書の提出の際に、変質の原因及

び程度並びに減額を受けようとする額及びその計算の基礎を記載

した申請書を機構に提出しなければならない。

(契約に基づき売り渡される指定乳製品等の買入れの価額)

第二十六条

法第十八条第二項の規定による契約に基づく売渡しに

(新設)

係る指定乳製品等についての法第二十二条において準用する法第

十九条の規定による機構の買入れの価額は、当該指定乳製品等に

ついて輸入申告がされた価額に、消費税及び地方消費税の額に相

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- 16 -

当する金額を加えて得た額とする。

(準用)

第二十七条

第二十五条の規定は、法第十八条第二項の規定による

(新設)

契約に基づく指定乳製品等の機構への売渡し及びその売戻しにつ

いて準用する。この場合において、第二十五条第一項中「同条第

一項」とあるのは「法第二十二条において準用する法第二十一条

第一項」と、「告示する金額」とあるのは「告示する金額(消費

税及び地方消費税の額に相当する金額を除く。)」と、「、当該

指定乳製品等の数量を乗じて得た額」とあるのは「当該指定乳製

品等の数量を乗じて得た額に、消費税及び地方消費税の額に相当

する金額を加えて得た額」と、同条第二項中「法第十八条第三項

の申込書の提出の際」とあるのは「当該指定乳製品等の売渡しの

前」と読み替えるものとする。

(特別売渡しの数量基準)

(指定乳製品の特別売渡しの数量基準)

第二十八条

法第二十四条第一号の農林水産省令で定める数量は、

第十三条

法第十一条第一号の農林水産省令で定める数量は、指定

指定乳製品の種類ごとに、当該事業年度における当該指定乳製品

乳製品の種類ごとに、当該事業年度における当該指定乳製品の生

の国内生産予想量の十二分の一に相当する数量とする。

産予想量の十二分の一に相当する数量とする。

(特別売渡しの期間基準)

(指定乳製品の特渡しの期間基準)

第二十九条

法第二十四条第二号の農林水産省令で定める期間は、

第十四条

法第十一条第二号の農林水産省令で定める期間は、一年

一年とする。この場合において、法第二十六条の規定による交換

とする。この場合において、法第十三条の規定による交換によつ

によつて機構が取得した指定乳製品等の保管期間の計算について

て機構が取得した指定乳製品の保管期間の計算については、交換

は、交換前の当該指定乳製品等の保管期間は交換後の当該指定乳

前の当該指定乳製品の保管期間は交換後の当該指定乳製品の保管

製品等の保管期間に通算するものとする。

期間に通算するものとする。

(特別売渡しができるその他の場合)

(指定乳製品の特別売渡しができるその他の場合)

第三十条

法第二十四条第三号の農林水産省令で定める場合は、管

第十五条

法第十一条第三号の農林水産省令で定める場合は、管理

理上の必要がある場合及び農林水産大臣が指定する用途に供する

上の必要がある場合及び農林水産大臣が指定する用途に供する場

場合とする。

合とする。

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(指定乳製品の買入れをしないその他の場合)

(削る。)

第十六条

法第八条の規定による買入れに係る法第十二条第五号の

農林水産省令で定める理由は、次のとおりとする。

荷口の数量が五トンに満たないこと。

正味重量及び包装が別表に掲げる種類ごとの正味重量及び包

装に適合しないこと。

生産の日から買入れの日までの期間が、バターにあつては四

十日(法第七条第二項の計画に基づいて保管したものにあつて

は、九十日)、その他の指定乳製品にあつては六十日(同項の

計画に基づいて保管したものにあつては、百八十日)を超えて

いること。

(都道府県知事が報告をさせることができる場合)

第三十一条

令第十六条第二項の農林水産省令で定める場合は、次

(新設)

に掲げるものとする。

法第十条第一項の規定による指定事業者の指定を行うに当た

つて必要と認められる場合

法第十条第一項第三号の規定により農林水産大臣から意見を

求められた場合

都道府県知事が報告をさせるとすれば、農林水産大臣が報告

をさせる場合よりも効率的に行われると認められる場合であつ

て、農林水産大臣が必要と認める場合

(報告)

第三十二条

令第十六条第五項の規定による報告は、次に掲げる事

(新設)

項について、遅滞なくしなければならない。

報告を求め、又は立入検査をした特定乳製品の生産者又は販

売業者の氏名及び住所(法人にあつては、その名称及び所在地

)二

報告を求め、又は立入検査をした年月日

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徴収した報告の内容又は立入検査の結果

その他参考となる事項

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(独立行政法人農畜産業振興機構法施行規則の一部改正)

第二条

独立行政法人農畜産業振興機構法施行規則(平成十五年農林水産省令第百三号)の一部を次のよう

に改正する。

次の表により、改正前欄に掲げる規定の傍線部分でこれに対応する改正後欄に掲げる規定の傍線部分が

あるものは、これを当該傍線部分のように改め、改正前欄に掲げる規定の傍線部分でこれに対応する改正

後欄に掲げる規定の傍線部分がないものは、これを削る。

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(指定乳製品の保管経費に対する補助)

(削る。)

第一条

独立行政法人農畜産業振興機構法(以下「法」という。)

第十条第一号ニの規定による補助は、指定乳製品の保管に関する

計画について畜産経営の安定に関する法律(昭和三十六年法律第

百八十三号。次条において「畜産経営安定法」という。)第七条

第二項の認定を受けた者が当該計画に基づいて保管した指定乳製

品を販売した場合において、その販売代金の総額からその保管に

要した経費の総額を減じた額が、当該指定乳製品の数量に当該指

定乳製品の安定下位価格を乗じて得た額を下回るものであるとき

に行うものとする。

(畜産業振興事業)

(畜産業振興事業)

第一条

独立行政法人農畜産業振興機構法(以下「法」という。)

第二条

法第十条第二号の農林水産省令で定める事業は、次に掲げ

第十条第二号の農林水産省令で定める事業は、次に掲げる事業で

る事業で、農業協同組合、農業協同組合連合会、農事組合法人、

、農業協同組合、農業協同組合連合会、農事組合法人、中小企業

中小企業等協同組合、協業組合(農林水産大臣が定める基準に適

等協同組合、協業組合(農林水産大臣が定める基準に適合するも

合するものであって第一号に掲げる事業を行う場合に限る。)、

のであって第一号に掲げる事業を行う場合に限る。)、一般社団

一般社団法人若しくは一般財団法人、農業協同組合若しくは農業

法人若しくは一般財団法人、農業協同組合若しくは農業協同組合

協同組合連合会が株主となっている株式会社(農林水産大臣が定

連合会が株主となっている株式会社(農林水産大臣が定める基準

める基準に適合するものに限る。)、消費生活協同組合若しくは

に適合するものに限る。)、消費生活協同組合若しくは消費生活

消費生活協同組合連合会(第一号に掲げる事業を行う場合に限

協同組合連合会(第一号に掲げる事業を行う場合に限る。)、一

る。)、一般消費者が直接若しくは間接の構成員となっている団

般消費者が直接若しくは間接の構成員となっている団体(農林水

体(農林水産大臣が定める基準に適合するものであって第一号に

産大臣が定める基準に適合するものであって第一号に掲げる事業

掲げる事業を行う場合に限る。)、畜産経営安定法第七条第一項

を行う場合に限る。)、畜産経営の安定に関する法律(昭和三十

に規定する生乳生産者団体、畜産経営安定法第六条第一項に規定

六年法律第百八十三号)第二条第四項第一号イに規定する生乳生

する乳業者及び牛乳の販売業者が直接若しくは間接の構成員とな

産者団体、同号イに規定する乳業者及び牛乳の販売業者が直接若

っている団体(農林水産大臣が定める基準に適合するものであっ

しくは間接の構成員となっている団体(農林水産大臣が定める基

て第二号に掲げる事業を行う場合に限る。)、畜産業を営む個人

準に適合するものであって第二号に掲げる事業を行う場合に限

が株主若しくは社員となっている株式会社若しくは会社法(平成

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る。)、畜産業を営む個人が株主若しくは社員となっている株式

十七年法律第八十六号)第五百七十五条第一項に規定する持分会

会社若しくは会社法(平成十七年法律第八十六号)第五百七十五

社(農林水産大臣が定める基準に適合するものであって第五号か

条第一項に規定する持分会社(農林水産大臣が定める基準に適合

ら第七号まで、第九号又は第二十一号に掲げる事業を行う場合に

するものであって第一号、第三号、第五号から第七号まで、第九

限る。)、畜産業を営む個人が構成員となっている団体(農林水

号、第十三号又は第二十一号に掲げる事業を行う場合に限る。)

産大臣が定める基準に適合するものであって第五号から第七号ま

、畜産業を営む個人が構成員となっている団体(農林水産大臣が

で、第九号又は第二十一号に掲げる事業を行う場合に限る。)、

定める基準に適合するものであって第一号、第三号、第五号から

農業信用基金協会(第十六号に掲げる事業を行う場合に限る。)

第七号まで、第九号、第十三号又は第二十一号に掲げる事業を行

、鉱工業技術研究組合(第一号又は第五号から第十一号までに掲

う場合に限る。)、農業信用基金協会(第十六号に掲げる事業を

げる事業を行う場合に限る。)、広告代理業を主たる事業として

行う場合に限る。)、技術研究組合(第一号又は第五号から第十

営む株式会社(第一号に掲げる事業のうち畜産物の流通の合理化

一号までに掲げる事業を行う場合に限る。)、広告代理業を主た

のための知識の普及に係るもの及び第二号に掲げる事業を行う場

る事業として営む株式会社(第一号に掲げる事業のうち畜産物の

合に限る。)又は畜産業を営む個人(第五号又は第二十一号に掲

流通の合理化のための知識の普及に係るもの及び第二号に掲げる

げる事業を行う場合に限る。)が行うもの(各事業年度における

事業を行う場合に限る。)又は畜産業を営む個人(第三号、第五

法第十条第二号の農林水産省令で定める事業に係る補助の総額と

号、第十三号又は第二十一号に掲げる事業を行う場合に限る。)

して農林水産大臣が定める金額を超えない範囲で補助が行われる

が行うもの(各事業年度における法第十条第二号の農林水産省令

場合に限る。)とする。

で定める事業に係る補助の総額として農林水産大臣が定める金額

を超えない範囲で補助が行われる場合に限る。)とする。

一~十二

(略)

一~十二

(略)

十三

加工原料乳(畜産経営の安定に関する法律第二条第二項に

十三

加工原料乳(加工原料乳生産者補給金等暫定措置法(昭和

規定する加工原料乳をいう。)の取引価格の変動により生ずる

四十年法律第百十二号)第二条第一項に規定する加工原料乳を

損失を利用者の積立金により補填する事業

いう。)の取引価格の変動により生ずる損失を利用者の積立金

により補填する事業

十四~二十一

(略)

十四~二十一

(略)

(野菜農業振興事業)

(野菜農業振興事業)

第二条

(略)

第三条

(略)

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(独立行政法人農畜産業振興機構の業務運営、財務及び会計並びに人事管理に関する省令の一部改正)

第三条

独立行政法人農畜産業振興機構の業務運営、財務及び会計並びに人事管理に関する省令(平成十五

年農林水産省令第百四号)の一部を次のように改正する。

次の表により、改正前欄に掲げる規定の傍線部分でこれに対応する改正後欄に掲げる規定の傍線部分が

あるものは、これを当該傍線部分のように改め、改正後欄に掲げる規定の傍線部分でこれに対応する改正

前欄に掲げる規定の傍線部分がないものは、これを加え、改正前欄に掲げる規定の傍線部分でこれに対応

する改正後欄に掲げる規定の傍線部分がないものは、これを削る。

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- 23 -

(業務方法書の記載事項)

(業務方法書の記載事項)

第四条

機構に係る通則法第二十八条第二項の主務省令で定める業

第四条

機構に係る通則法第二十八条第二項の主務省令で定める業

務方法書に記載すべき事項は、次のとおりとする。

務方法書に記載すべき事項は、次のとおりとする。

機構法第十条第一号の業務及びこれに附帯する業務に関する

機構法第十条第一号の業務及びこれに附帯する業務に関する

次の事項

次の事項

イ・ロ

(略)

イ・ロ

(略)

加工原料乳についての生産者補給交付金及び生産者補給金

(新設)

並びに集送乳調整金の交付に関する事項

指定乳製品等の輸入に関する事項

(新設)

ニの業務に係る指定乳製品等の買入れ、交換及び売渡しに

指定乳製品の買入れ、交換及び売渡しに関する事項

関する事項

ホの業務に伴う指定乳製品等の保管に関する事項

指定乳製品の保管に関する事項

(削る。)

機構法第十条第一号ニの規定による補助に関する事項

機構以外の者の輸入に係る指定乳製品等の買入れ及び売戻

(新設)

しに関する事項

機構法第十条第二号及びこれに附帯する業務に関する次の事

機構法第十条第二号及びこれに附帯する業務に関する次の事

(略)

(略)

機構法第十条第二号の業務に附帯して行う独立行政法人農

機構法第十条第二号の業務に附帯して行う独立行政法人農

畜産業振興機構法施行規則(平成十五年農林水産省令第百

畜産業振興機構法施行規則(平成十五年農林水産省令第百三

三号。以下「機構法施行規則」という。)第一条第五号に

号。以下「機構法施行規則」という。)第二条第五号に規定

規定する肉用牛の生産の合理化のための事業及び同条第二

する肉用牛の生産の合理化のための事業及び同条第二十一号

十一号に規定する豚肉の取引価格又は生産費の変動により

に規定する豚肉の取引価格又は生産費の変動により生ずる損

生ずる損失の補填を受けるために機構に資金を拠出する事

失の補填を受けるために機構に資金を拠出する事業に必要な

業に必要な資金の交付であって、政府以外の者から拠出さ

資金の交付であって、政府以外の者から拠出された資金を財

れた資金を財源として行うものに関する事項

源として行うものに関する事項

(略)

(略)

機構法第十条第四号及びこれに附帯する業務に関する次の事

機構法第十条第四号及びこれに附帯する業務に関する次の事

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(略)

(略)

機構法第十条第四号の業務に附帯して行う機構法施行規則

機構法第十条第四号の業務に附帯して行う機構法施行規則

第二条第二号に規定する野菜の需給の調整に関する事業に必

第三条第二号に規定する野菜の需給の調整に関する事業に必

要な資金の交付であって、政府以外の者から拠出された資金

要な資金の交付であって、政府以外の者から拠出された資金

を財源として行うものに関する事項

を財源として行うものに関する事項

(略)

(略)

機構法第十条第六号の規定による畜産物、野菜、砂糖及びそ

機構法第十条第六号の規定による畜産物、野菜、砂糖及びそ

の原料作物並びにでん粉及びその原料作物の生産及び流通に関

の原料作物、でん粉及びその原料作物、繭並びに生糸の生産及

する情報の収集、整理及び提供に関する事項

び流通に関する情報の収集、整理及び提供に関する事項

(略)

(略)

(削る。)

機構法附則第七条第一項の業務に関する事項

八~十一

(略)

九~十二

(略)

(区分経理等)

(区分経理等)

第十条

機構は、機構法第十二条第一項に規定する勘定として、同

第十条

機構は、機構法第十二条に規定する勘定として、同条第一

項第一号の業務に係る経理については畜産勘定を、同項第二号の

号の業務に係る経理については畜産勘定を、同条第二号の業務に

業務に係る経理については補給金等勘定を、同項第三号の業務に

係る経理については野菜勘定を、同条第三号の業務に係る経理に

係る経理については野菜勘定を、同項第四号の業務に係る経理に

ついては砂糖勘定を、同条第四号の業務に係る経理についてはで

ついては砂糖勘定を、同項第五号の業務に係る経理についてはで

ん粉勘定を設けなければならない。

ん粉勘定を設けなければならない。

(略)

(略)

機構は、機構法第十二条第一項の規定により経理を区分して整

機構は、機構法第十二条の規定により経理を区分して整理する

理する場合において、一の勘定において整理すべき事項が他の勘

場合において、一の勘定において整理すべき事項が他の勘定にお

定において整理すべき事項と共通の事項であるため当該一の勘定

いて整理すべき事項と共通の事項であるため当該一の勘定に係る

に係る部分を区分して整理することが困難なときは、当該事項に

部分を区分して整理することが困難なときは、当該事項について

ついては、農林水産大臣の承認を受けて定める基準に従って、事

は、農林水産大臣の承認を受けて定める基準に従って、事業年度

業年度の期間中一括して整理し、当該事業年度の末日現在におい

の期間中一括して整理し、当該事業年度の末日現在において各勘

て各勘定に配分することにより整理することができる。

定に配分することにより整理することができる。

(畜産業振興資金等)

(畜産業振興資金等)

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- 25 -

第十一条

(略)

第十一条

(略)

機構は、機構法第十条第一号イ及び第二号の業務(これらに附

機構は、機構法第十条第一号イ及び第二号の業務(これらに附

帯する業務を含む。第四項において同じ。)に必要な経費の財源

帯する業務を含む。第四項において同じ。)に必要な経費の財源

に充てるために通則法第四十六条第一項の規定により政府から交

に充てるために通則法第四十六条第一項の規定により政府から交

付された金額及び機構法第十二条第二項の規定により繰り入れた

付された金額並びに第四条第一号ロの支払及び同条第二号ロの交

金額並びに第四条第一号ロの支払及び同条第二号ロの交付に必要

付に必要な経費の財源に充てるために政府以外の者から拠出され

な経費の財源に充てるために政府以外の者から拠出された金額を

た金額を畜産業振興資金に充てるものとする。

畜産業振興資金に充てるものとする。

3・4

(略)

3・4

(略)

機構は、翌事業年度における肉用子牛生産安定等特別措置法(

機構は、翌事業年度における肉用子牛生産安定等特別措置法(

昭和六十三年法律第九十八号。以下この条において「特別措置法

昭和六十三年法律第九十八号。以下この条において「特別措置法

」という。)第三条第一項に規定する業務又は機構法第十条第一

」という。)第三条第一項に規定する業務又は加工原料乳生産者

号ロからヘまでの業務(これらの業務に附帯する業務を含む。)

補給金等暫定措置法(昭和四十年法律第百十二号)第三条第一項

の財源に不足を生ずる場合には、特別措置法第十四条第二項に規

に規定する業務の財源に不足を生ずる場合には、特別措置法第十

定する資金の運用によって生じた利子その他当該資金の運用又は

四条第二項に規定する資金の運用によって生じた利子その他当該

使用に伴い生ずる収入の額又は見込額の全部又は一部を、当該不

資金の運用又は使用に伴い生ずる収入の額又は見込額の全部又は

足に相当する額として農林水産大臣が定める額を限度として、特

一部を、当該不足に相当する額として農林水産大臣が定める額を

別措置法第十六条第二項の規定による繰入れに必要な経費の財源

限度として、特別措置法第十六条第二項の規定による繰入れに必

に充てるための引当金として積み立てるものとする。

要な経費の財源に充てるための引当金として積み立てるものとす

る。

(略)

(略)

Page 28: 畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構 … · 律 及 び 独 立 行 政 法 人 農 畜 産 業 振 興 機 構 法 の 一 部

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この省令は、平成三十年四月一日から施行する。ただし、次項の規定は、公布の日から施行する。

畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改正する法律(第一号にお

いて「一部改正法」という。)附則第三条の農林水産省令で定める書類は、次に掲げる書類とする。

年間販売計画に記載する各月ごとの生乳又は特定乳製品(一部改正法第一条の規定による改正後の畜

産経営の安定に関する法律(昭和三十六年法律第百八十三号。以下この項において「新畜安法」という

。)第五条第一項に規定する特定乳製品をいう。)の販売予定数量を証する書類

第一号対象事業者(新畜安法第九条第一項に規定する第一号対象事業者をいう。)又は第二号対象事

業者(第二号対象事業を行う対象事業者をいう。)にあつては、生乳の検査方法を証する書類

前二号に掲げる書類のほか、農林水産大臣が新畜安法第五条第三項の規定による通知をするかどうか

の判断に関し必要と認める書類