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歯科医療従事者向け

歯科医療従事者向け - 口臭、歯肉炎の予防には薬用リステリン® · 2019. 6. 6. · 2週後に得られたTureskyの改良Quigley-Heinプラーク指数(PI)平均値および改良歯肉炎指数

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Page 1: 歯科医療従事者向け - 口臭、歯肉炎の予防には薬用リステリン® · 2019. 6. 6. · 2週後に得られたTureskyの改良Quigley-Heinプラーク指数(PI)平均値および改良歯肉炎指数

歯科医療従事者向け

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135年を超える使用歴と50年以上にわたって研究されたリステリン®は、米

国で最も広く歯科医療関係者の支持を得て使用されている市販洗口液です。リ

ステリン®は、多くの試験においてプラークおよび歯肉炎に対する有効性が臨

床で立証されており、歯肉縁上プラークを軽減し、歯肉炎の予防に役立つ製

品として、1987年に米国歯科医師会(ADA)から認定証が付与されました。こ

の小冊子は、これまでに実施されたリステリン®の膨大な臨床データから明らかに

なった有効性および安全性について、主な臨床試験を要約してご紹介します。

ADAでは、抗菌洗口液と、その歯肉縁上プラークおよび歯肉炎に対する有効性の評価において厳格な基準を設けています。リステリン®について実施し、公表された多数の長期臨床試験1)~6)*は、これらの基準を全て満たしています。

リステリン®は最も厳しい基準*を満たした試験をクリア。

データが示すリステリン®の実力

*ガイドラインはADAウェブサイト:www.ADA.org.で閲覧可能。

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1.リステリン ®ゼロのプラーク予防効果および歯肉炎予防効果 5

2.リステリン ®ゼロを用いたプラークおよび歯肉炎の長期管理 6

3.リステリン ®ゼロのin vivoでの有効性 7

4.ブラッシング + リステリン ®の効果 8

5. CHX配合洗口液との効果比較‐ 1 9 CHX配合洗口液との効果比較‐2 10

6.その他の応用例 (適用症外) インプラント、歯周外科手術後 1 1

CONTENTS

1.バイオフィルムに対する浸透・殺菌力 1 3

2.12時間の持続殺菌力 1 4

1.幅広い抗菌スペクトラム(対CHX) 1 6

2.血清に影響されない殺菌作用 1 7

3.最小発育阻止濃度(MIC) 1 8

4.ミュータンス連鎖球菌に対する効果 1 9

5.歯間プラークに対する殺菌作用 20

1.口腔内細菌叢への影響と感受性低下の可能性 22

2.口腔咽頭癌との因果関係 ―疫学試験調査結果― 23

3.口腔乾燥症の唾液流量への影響と口腔粘膜刺激の可能性 24

4.安全性のまとめ 25

Q&A 26

参考資料 29

プラークと歯肉炎に対する有用性 4

殺菌力 1 2

抗菌スペクトラムについて 1 5

安全性(長期使用) 2 1

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4 5

プラークと歯肉炎に対する有用性

Usefulness for plaque and gingivitis

参照文献 期間(月)

評価対象

プラーク抑制率

歯肉炎抑制率 対照洗口液

Lamsterら(1983年)2)  6 129 20.8% 27.7% 有効成分を除いた

リステリン®

臨床試験のハイライト ―既存のプラークおよび歯肉炎の減少

口腔衛生全般の改善におけるリステリン®の有効性については、過去

30年間にわたり、厳密な試験が実施されてきました。その 結 果、

リステリン ®は30 件以 上の臨 床 試 験 が公 表され、その有用性に

ついて最も広範に試験が行われた洗口液です。通常のブラッシング

に加えて、リステリン®を補助的に使用することにより、歯 肉 縁 上

プラークは56%、そして歯 肉炎は3 6%有 意に抑 制することが、

多くの長期臨床試験で立証されています(下記参照)。また、リステリン®は、

プラークや歯肉炎の発生を抑制するだけでなく、既存のプラーク

および歯肉炎も減少させることが確認されています。

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54 5

プラークと歯肉炎に対する有用性

リステリン®ゼロのプラーク予防効果および歯肉炎予防効果 39)1

リステリン®ゼロは、2週間にわたる実験的歯肉炎モデルを用いて対照洗口液と比較したとき、プラークおよび歯肉炎を統計的に有意に抑制する被験者90例が試験を完了した。試験を開始して2週後、LZの方がCよりも、プラーク(23.9%)および歯肉炎(10.4%)の抑制効果が高かった(P<0.001)。結論: リステリン®ゼロは、2週間にわたる実験的歯肉炎モデルを用いて対照洗口液と比較したとき、プラークおよび歯肉炎を統計的に有意に抑制することが明らかになった。

リステリン®ゼロのプラーク予防力および歯肉炎予防力を対照洗口液と比較して評価した。

目的 

リステリン ®ゼロ(LZ)または5%水性アルコール対照洗口液(C)洗口剤を使用する2群のうちいずれかに、18~68歳の全身状態良好な男女被験者92例を割り付けた。使用を開始して2週後に得られたTureskyの改良Quigley-Heinプラーク指数(PI)平均値および改良歯肉炎指数(MGI)平均値を主要有効性評価項目とした。被験者はベースライン時の検査後、完全な歯科予防処置を受け、唯一の口腔清掃手段としてそれぞれに割り付けられた洗口剤を用い、1日2回、2週間にわたる監視下での洗口を開始した。

検証方法 

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6

リステリン®ゼロを用いたプラークおよび歯肉炎の長期管理 38)

EOをCPCと比較したところ、プラークが26.9%減少し、歯肉炎が20.5%減少していた(P<0.001)どの洗口剤も忍容性は良好であった。被験者311例が試験を完了した。リステリン®ゼロの使用を開始して6ヵ月後、対照洗口剤と比較して、プラーク(31.6%)および歯肉炎(24.0%)が有意に減少した。CPCでも6ヵ月後に、陰性対照と比較してプラーク(6.4%)および歯肉炎(4.4%)が有意に減少した。EOをCPCと比較したところ、プラークが26.9%

減少し、歯肉炎が20.5%減少していた(P<0.001)。どの洗口剤も忍容性は良好であった。

2

リステリン®ゼロのプラーク予防/歯肉炎予防効果をプラセボ対照およびアルコールフリーCPC含有洗口剤と比較した。

目的 

歯肉炎に罹患している被験者337例を対象として臨床試験を実施し、ベースライン時、3ヵ月後および6ヵ月後の改良歯肉炎指数(MGI)およびプラーク指数(PI)をもとめた。主要有効性変数は、6ヵ月後のMGI平均値およびPI平均値とした(ANCOVAによって

統計的に解析を実施)。専門家による歯科予防処置後、通常のブラッシングおよびフロッシングの補助として、被験者を監督下に置かずにリステリン ®ゼロ、アルコールフリーCPC洗口剤または対照洗口剤を1日2回、6ヵ月にわたって使用する群に無作為に割り付けた。安全性の監視は試験期間全体を通じて行った。

検証方法 

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7

リステリン®ゼロのin vivoでの 有効性 37)

リステリン®ゼロは、ブラッシングの補助として使用すると、多数の嫌気性細菌およびVSC産生菌に接触して殺菌することが明らかになった。リステリン ®ゼロによって、嫌気性細菌の総数がベースライン時よりも1億CFU/mL超、VSC産生菌の総数が4000万CFU/mL超減少した。結論:本試験の結果から、リステリン®ゼロは、ブラッシングの補助として使用すると、多数の嫌気性細菌およびVSC産生菌に接触して殺菌することが明らかになった。

3

プラークと歯肉炎に対する有用性

リステリン®ゼロを単回使用後、口腔内で嫌気性細菌および悪臭を伴うVSC産生菌の総数を減少させる能力を明らかにする。

目的 

これは治験審査委員会(IRB)によって承認された単回使用無作為化観察者盲検単施設監視対照並行群間デザインを用いた臨床試験であり、リステリン®ゼロのin vivoでの殺菌力を対照であるブラッシング法と比較して評価した。試験を完了する被験者が30例となるよう合理的に推定し、一般に健康であり選択/除外基準に基づく条件を満たしている被験者37例を試験に組み入れた。被験者はまず、各自に割り当てられた歯ブラシおよびフッ化物配合歯磨剤を用い、1日2回ブラッシングを行う5~7日間の標準化期間に入った。次に、ブラッシングを実施する群またはブラッシングに加えて洗口剤を使用する群に無作為化された。ベースライン時、被験者は5mLの水で10秒間口をすすぎ、滅菌試験管に喀痰と非刺激唾液1mLを採取した。次に、フッ化物配合歯磨剤で1分間歯を磨き、喀痰した。さらに、水5mLで10秒間口をすすぎ、滅菌試験管に喀痰を採取した。洗口剤群の被験者は、被験製品20mLで30秒間口をすすぎ、喀痰を採取した。採取された喀痰検体すべてに、血液を添加したトリプチケースソイ寒天(TSA)上またはOOPs III寒天上でスパイラルプレート法を実施し、嫌気性細菌およびVSC産生菌の総数を解析した。リステリン®ゼロを使用して得られたCFU/mLをベースラインと比較し、減少量を定量した。

検証方法 

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8

ブラッシング + リステリン®の効果 5)

軽度~中等度の歯肉炎とプラークを有する被験者303例に対して、PMTCを行ない、L群;対照歯磨き(フッ素配合)+リステリン®、T群;トリクロサン配合歯磨き+対照洗口液(アルコール

含有水)、F群;対照群(フッ素配合歯磨き+アルコール水)のいずれかを使用する群に割り当てた。試験期間中は、他の洗口液または歯磨き剤を使用しないように、被験者に指示した。初診時、3ヶ月、6ヶ月に、口腔内を検査し、歯肉指数、出血指数、プラーク指数についてスコア判定した。

歯肉炎抑制効果のあるトリクロサン配合歯磨き剤とリステリン®にフッ素配合歯磨き剤を併用した時を比較すると、歯肉炎軽減効果は同等であったが、プラーク指数は明らかな違いが見られた。通常行なっているブラッシングに、リステリン®を追加する事で効果的なプラークコントロールができる事が示唆された。

4

(全てp<0.001)T群(対F群)

L群(対F群)

+ 22.9%

20.8%

70%

58%

56.1%

22.1%

プラーク指数 出血指数 歯肉炎指数

プラーク指数 出血指数 歯肉炎指数

対照歯 磨き リステリン®

トリクロサン含有 歯磨きだけ

ブラッシング後に、リステリン®を使用した場合の有効性について検討する。

目的 

検証方法 6ヶ月間の無作為化・非監視下・比較臨床試験

通常行なっているブラッシングに、リステリン®を追加する事で効果的なプラークコントロールができる事が示唆された。 6ヶ月における対照群と比較した平均減少率

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9

CHX配合洗口液との効果比較 8)

-1

20~57歳の被験者108例を、リステリン®群、ペリデックス(0.12%クロルヘキシジン配合)、対照洗口液群(5%アルコール水)のいずれかに割り付けた。初診時に、Loe-Silness歯肉指数、Quigley-Heinプラーク指数、Volpe-Manhold歯石指数、Lobene外因性歯牙着色指数を用いてスコア判定した。歯科予防処置に続き、通常の機械的プラークコントロールの口腔ケアに加えて、1日2回洗口を行なった(1日1回監視を実施)。被験者に対しては、柔らかいナイロン製歯ブラシおよびフッ素配合練り歯磨きを提供した。また本試験以外の洗口液は使用しないように被験者に指示し、3ヶ月目および6ヶ月目に再診察を行なった。

6ヶ月目におけるプラーク沈着予防効果および歯肉炎予防効果は、リステリン ®、ペリデックスとも同程度であった。特記される所見として、外因性歯牙着色および歯石形成の程度は、ペリデックスを使用した被験者の方がリステリン®を使用した被験者よりも有意に大きかった。対照群との比較で見られた差は、いずれも統計学的に有意(p<0.001)であったが、リステリン®とペリデックスで得られた軽減効果については、両群間で有意差はなかった。

5

歯肉炎 プラーク

リステリン® 14.0% 18.8%

ペリデックス (0.12%クロルヘキシジン配合) 18.2% 21.6%

(対照洗口液との比較、全てp<0.001)

6ヶ月目における対照群と比較した抑制率

プラークと歯肉炎に対する有用性

リステリン®とCHX配合洗口液のプラーク沈着・歯肉炎予防効果および安全性を比較検討する。

目的 

検証方法 6ヶ月間の臨床比較試験

6ヶ月目におけるプラーク沈着予防効果および歯肉炎予防効果は、リステリン®、ペリデックスとも同程度であった。

6ヶ月における対照群と比較した平均減少率

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10

プラーク 歯肉炎 歯牙着色 歯石(歯肉縁上)リステリン® 1 .048 0.748 0.13 0.14

ペリデックス 0.815 0.810 0.45 0.36

対照洗口液 1 .639 1 .166 0.07 0.09

6ヶ月目における平均スコア

対照洗口液〈歯肉縁上プラーク〉

(全てp<0.001)

100%ペリデックス 50.3%リステリン ® 36.1%

6ヶ月目における対照群と比較した抑制率

(全てp<0.001)

〈歯肉炎〉対照洗口液 100%ペリデックス 30.5%リステリン ® 35.9%

CHX配合洗口液との効果比較 4)

-2

リステリン®使用群および対照群のいずれにおいても、初診時のスコアと比較して、外因性歯牙着色および歯肉縁上歯石の有無の優位な悪化は見られなかった。6ヶ月目、リステリン®使用群では、対照群と比較して歯肉縁上プラークの発生が36.1%抑制され、歯肉炎の発症が35.9%抑制された。リステリン®

使用群および対照群のいずれにおいても、初診時のスコアと比較して、外因性歯牙着色および歯肉縁上歯石の有無の優位な悪化は見られなかった。一方、CHX配合のペリデックスは初診時に比べ増加した。

日常の口腔衛生管理およびプロフェッショナルによる定期的なケアの補助として、歯肉

縁上プラークや歯肉炎をコントロールするリステリン®を使用した場合の有効性およ

び安全性を評価する。

目的 

124例の成人に対して専門家による歯科予防処置を実施。次に通常の口腔ケアに加えてリステリン®、ペリデックス(0.12%CHX配合)、対照洗口液群(5%アルコール水)のいずれかを、1日2回、20mL(ペリデックスは15mL)を30秒間ずつ6ヶ月間にわたって洗口した。被験者に対して、柔らかいナイロン製歯ブラシおよびフッ素配合練り歯磨きを提供した。試験期間中は、他の洗口液を使用しないように指示した。初診時、3ヶ月目、6ヶ月目に、歯肉炎、歯肉縁上プラークの面積、外因性歯牙着色、歯肉縁上歯石形成の有無について診察した。

検証方法 6ヶ月間の無作為化・二重盲検・監視下・比較臨床試験

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11

インプラント時のプラークおよびインプラント周囲の歯肉組織に対する効果。

歯周外科手術後、プラークの形成を顕著に抑制し、浮腫および発赤を軽減し、創傷治癒の臨床徴候を改善する。

インプラント手術3ヶ月後の対照洗口液と比較した減少率

プ ラ ー ク歯 肉 炎出 血 指 数

(全てp<0.001)

53.7%34.2%

40.0%

プラークと歯肉炎に対する有用性

インプラント10)

歯周外科手術後31)~32)

その他の応用例(適用症外)

インプラント施術後にリステリン®で1日2回洗口することは、プラークを減少し、インプラント周囲の歯肉の健康状態を改善するのに効果的である。

2箇所以上のインプラントを受け、修正歯肉指数>1.5、Quigley‐Heinプラーク指数>1.7

の、健常成人20例を対象に、口腔予防処置を実施。その後、通常の口腔ケアに加えて、リス

テリン®あるいは、5%水アルコール(対照液)のいずれか20mLで洗口する群に割り当てた。洗口状況の監視は行わなかった。初診時、1ヶ月目、2ヶ月目、3ヶ月目に、プラーク指数、歯肉指数、出血指数についてスコア判定した。

3ヶ月目のプラーク指数、歯肉指数、出血指数は、対照群と比較して、リステリン®群で統計学的に有意に低下し、有害事象の報告はなかった。以上のことから、著者らは、インプラント施術後にリステリン®で1日2回洗口することは、プラークを減少し、インプラント周囲の歯肉の健康状態を改善するのに効果的であると結論づけた。

6

インプラント手術後にリステリン®を使用した場合の、歯肉とインプラント境界部のプラークおよびインプラント周囲の歯肉炎に対する効果を判定する。

目的 

検証方法 3ヶ月間の無作為化・二重盲検・非監視下・並行群間比較臨床試験

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12 13

バイオフィルムに対するリステリン®の殺菌作用を判定する。

目的 

1

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14 1514

リステリン®洗口12時間後の殺菌効果

歯肉縁上プラーク

100

50 57.3% - 95.3%細菌減少率

%

対照先口液 リステリン® リステリン®

100

50

76.0% - 96.1%

細菌減少率

舌背上プラーク

%

対照先口液

12時間の持続殺菌力 14)35)

リステリン®を洗口して、12時間経過した後も、歯肉縁上および舌上のVSC産生嫌気性菌に対する殺菌効果は持続した。洗口後 12時間目、リステリン ®を使用した被験者の歯肉縁上および舌背上の平均細菌数は、対照洗口液を使用した被験者よりも有意に少なかった(p≦0.005)。リステリン®による平均減少率は歯肉縁上試料で57.3%~95.3%、舌試料で76.0%~96.1%の範囲であった。また、14日間使用後の方が、減少率は大きくなる傾向にあった。これらの所見は、日中の試験も夜間を通じた試験も同様であった。リステリン®を洗口して、12時間経過した後も、歯肉縁上および舌上のVSC産生嫌気性菌に対する殺菌効果は持続した。

2

リステリン ®による洗口12時間後の抗菌効果を測定するため、日中と夜間の2つの試験を実施した。

目的 

初診時に歯肉縁上プラークおよび舌背上から細菌を採取した後、普段通り歯磨きを行ない、0.09%塩化亜鉛を含有するリステリン®または対照洗口液で、1日2回2週間洗口した。細菌は初回の洗口から12時間後に採取し、その14日後の最終洗口から12時間目にも細菌採取を行なった。7日間以上の中断の後、洗口液を入れ替えて同じ操作を行なった。評価対象者数は、日中の試験で17例、夜間を通じた試験で15例であった。

検証方法 無作為化・二重盲検・非監視下・クロスオーバー比較試験

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14 15

Ⅱ.殺菌力抗菌スペクトラムについて

About antibacterial spectrum

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16

幅広い抗菌スペクトラム (対CHX)11), 23)~ 29), 34)

リステリン®は、グラム陰性・陽性菌・真菌、HSV(単純ヘルペスウイルス)やインフルエンザウイルスなどを含むウイルスに対しても、30秒以内に殺菌する。数百種類の様々な口内有害菌に対して、幅広い抗菌スペクトルを有している事は、洗口液を評価する上で重要なポイントとなる。リステリン®は、数多くの試験結果によって、グラム陰性・陽性菌・真菌、HSV

(単純ヘルペスウイルス)やインフルエンザウイルスなどを含むウイルスに対しても、幅広い抗菌スペクトラムを示し、30秒以内に殺菌することが実証された。多くの抗生物質に耐性で、レジン床によく付着して義歯性口内炎を引き起こすC.albicans(カンジダ菌)に対しても、リステリン®は有効であることが確認された。23)また、院内感染の起因微生物の代表ともいえるMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)をはじめとしてStreptococcus pyogenes(化膿レンサ球菌)、B型肝炎ウイルス(HBV)、消化性潰瘍の病原菌として注目され、口腔内からも検出される、Helicobactor pylori(ピロリ菌)に対しても、30秒間の暴露で死滅する事が明らかになった。34)近年我国でも大流行したウイルス性の胃腸炎対策として、大半の原因となるロタウイルスやアデノウイルス等に対する不活化作用を示すことも報告されている。25)

一方、クロルヘキシジンは、真菌及び一部のグラム陽性菌、グラム陰性菌、ウイルスに対する殺菌効果が示されている。

1

グラム陽性菌 グラム陰性菌 真菌 ウイルスActinomyces naeslundii Actinobacillus actinomycetemcomitans Candida dubliniensis HSV-1&2Actinomyces viscosus Candida kruseiStaphylococcus aureus

Porphyromonas gingivalisCandida glabrata Cytomegalovirus

Streptococcus mutansPrevotella intermedia

Candida tropicalis HBVStreptococcus sanguis

Bacteroldes loescheiiCandida lusitaniae

Lactobacillus acidophiusEikenella corrodens

Candida parapsilosis RotavirusStaphylococcus epidermidis

Wolinella rectaSaccharomyces cerevisia Adenovirus

Streptococcus faecalisAerobacter aerogenes

Candida albicansStreptococcus pneumoniae

Escherichia coli

Streptococcus pyogenesFusobacterium nucleatum

Streptococcus salivariusKlebsiella pneumoniae

Streptococcus gordoniiLeptotrichia buccalis

MRSAProteus vulgarisPseudomonas aeruginosaFusobacterium fusiformFusobacterium polymorphumHelicobactor pylori

スペクトラムリステリン®

クロルヘキシジン

In vitro

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17

抗菌スペクトラムについて

菌 種 グラム反応/形態/生理殺菌時間の結果(SEC):血清なし 血清あり

⃝ Actinomyces naeslundii グラム陽性/桿菌/通性 <30 <30

⃝ Actinomyces odontolyticus グラム陽性/桿菌/通性 <30 <30

⃝ Actinomyces viscosus グラム陽性/桿菌/通性 <30 <30

⃝ Lactobacillus acidophius グラム陽性/桿菌/微好気性 <30 <30

⃝ Lactobacillus casei グラム陽性/桿菌/微好気性 <30 <30

● Staphylococcus aureus グラム陽性/球菌/通性 <30 <30

⃝ Streptococcus gordonii グラム陽性/球菌/通性 <30 <30

⃝ Streptococcus mutans グラム陽性/球菌/通性 <30 <30

  Streptococcus sanguis グラム陽性/球菌/通性 <30 <30

● Actinobacillus actinomycetemcomitans グラム陰性/桿菌/通性 <30 <30

● Capnocytophaga ochracea グラム陽性/桿菌/通性 <30 <30

● Campylobacter rectus グラム陰性/桿菌/嫌気性 <30 <30

● Eikenella corrodens グラム陰性/桿菌/嫌気性 <30 <30

● Fusobacterium nucleatum グラム陰性/桿菌/嫌気性 <30 <30

● Leptotrichia buccalis グラム陰性/桿菌/嫌気性 <30 <30

● Porphyromonas gingivalis グラム陰性/桿菌/嫌気性 <30 <30

● Prevotella intermedia グラム陰性/桿菌/嫌気性 <30 <30

● Prevotella loescheii グラム陰性/桿菌/嫌気性 <30 <30

● Pseudomonas aeruginosa グラム陰性/桿菌/嫌気性 <30 <30

● Candida albicans 酵母菌 <30 <30

リステリン®の殺菌時間11),12)

⃝ 虫歯に関連● 日和見感染菌に関連● 歯周病に関連

血清に影響されない殺菌作用 1 1)

リステリン®は、全般的な口腔内の健康に関わる20種類の細菌を含む広範囲の細菌を、曝露30秒以内に殺菌する。リステリン®は、全般的な口腔内の健康に関わる20種類の細菌を含む広範囲の細菌を、曝露30秒以内に殺菌する(in vitro)ことが確認されている。また、グラム陽性菌だけでなく、内毒素を保有するグラム陰性菌の両方に対して同等の効果を示し、その作用は血清の有無に影響されなかった。

2

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18

※細菌の増殖がみられない最大希釈

〈一部抜粋〉

細 菌 グラム反応 倍率 MIC

⃝ Actinomyces viscosus + 8倍 12.5%

⃝ Lactobacillus casei + 8倍 12.5%

⃝ Streptococcus mutans + 4倍 25.0%

● Actinobacillus actinomycetemcomitans ー 16倍 6.25%

● Eikenella corrodens ー 8倍 12.5%

● Fusobacterium nucleatum ー 16倍 6.25%

● Porphyromonas gingivalis ー 16倍 6.25%

● Prevotella intermedia ー 8倍 12.5%

● Candida albicans 酵母菌 8倍 12.5%

リステリン®のMIC

⃝ 虫歯に関連● 日和見感染菌に関連● 歯周病に関連

最小発育阻止濃度※(MIC)23)

リステリン®を4倍以上に希釈した場合でも、主要な口腔内原因菌に対して発育を阻止する。

リステリン®を4倍、8倍、16倍、32倍、64倍に希釈したものを試験液として、被験菌に対する発育阻止能を調べた。37菌種54菌株に対して試験した結果、MICは6.25~25%(16~32倍)の濃度となった。リステリン ®を4倍以上に希釈した場合でも、これらの主要な口腔内原因菌に対して発育を阻止することが確認された。

3

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19

抗菌スペクトラムについて

ミュータンス連鎖球菌に対する効果 12)

リステリン®で洗口した場合には、歯間プラークおよび唾液中のミュータンス連鎖球菌と全連鎖球菌の数が有意に減少(p<0.001)した。リステリン®群におけるミュータンス連鎖球菌および全連鎖球菌の減少率は、プラーク中でそれぞれ75.4%、69.9%、唾液中ではそれぞれ39.2%、50.8%であった(p<0.001)。リステリン®で洗口した場合には、歯間プラークおよび唾液中のミュータンス連鎖球菌と全連鎖球菌の数が有意に減少(p<0.001)した事から、通常行なう機械的プラークコントロールによる口腔衛生管理に加え、リステリン®を毎日使用することの意義が確認された。

4

29例の被験者を、リステリン®使用群または対照洗口液群(減菌水)のいずれかに無作為に割り付けた。通常のブラッシングに加えて、20mLを1日2回30秒間ずつ11日間洗口し、12日目は1回洗口した。洗口は監視下で行なった。ブラッシングは、治験責任医師から提供されるフッ素配合練り歯磨きおよび柔らかい歯ブラシで行なった。初診時および12日目に、唾液およびプラークの試料を採取し、ミュータンス連鎖球菌および全連鎖球菌の数を測定した。1週間の中断の後、洗口液を入れ替えて同じ操作を行なった。

検証方法 シングルブラインド、クロスオーバー比較試験

リステリン®で1日2回洗口した場合の、歯肉縁上歯間プラークおよび唾液中の、回収可能ミュータンス連鎖球菌(recoverable S.mutans)および全連鎖球菌に対する効果を検討すること。

目的 

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20

歯間プラークに対する殺菌作用 13)

リステリン®の使用により、歯間プラーク中の回収可能細菌が43.8%減少し、対照洗口液と比較して有意差が認められた(p<0.001)。リステリン®の使用により、歯間プラーク中の総細菌数が有意に減少した。リステリン®による洗口後、歯間プラーク中の回収可能細菌が43.8%減少し、対照洗口液と比較して有意差が認められた(p<0.001)。すでにいくつか実施されている6ヶ月間臨床試験で、リステリン®の使用により歯間歯肉炎の軽減が明らかに認められているが、今回の試験成績から、この所見にはリステリン®の抗菌作用が関与していることが示唆された。リステリン®のプラークおよび歯肉炎に対して臨床効果は本剤の速効性のある殺菌作用の発現と、プラーク中への透過性に起因するものと考えられる。

5

23~64歳の健康状態がほぼ良好的な成人34例を対象に、リステリン®または減菌水対照洗口液のいずれか20mLで、30秒間洗口した。5分後、ペーパーポイントを用いて歯間プラークを採取し、ハイエンドポイント希釈・分光測光法で細菌数を測定した。48時間後、洗口液を入れ替えて同じ操作を行なった。

検証方法 無作為化クロスオーバー比較試験

ブラッシング後にリステリン®を使用した場合の、歯間におけるin vivo殺菌作用を検討する。

目的 

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21

Safety in long-term use

現在、様々な洗口液が販売されていることから、歯科医療従事者は、

患者に推薦する製品に関して、多くの選択肢をもっています。歯周病や

う蝕を効果的に予防するためには、口内病原菌に対する殺菌力の

強さがポイントになります。また、高い殺菌力により歯肉炎や歯周炎に

対して効 果 がある事はもちろんですが、長 期 連 用 時の安全性も

重要な要素です。洗口剤の長期使用時には、ステインと呼ばれる色素

沈着が問題となる事があります。特に陽イオンの作用に基づくCHXを

含有する洗口剤は、効果の持続性という利点をもつ一方で、食餌

由来の色素沈着を介助してしまいます。リステリン®は、CHX含有洗口剤

との長期臨床試験において色素沈着は問題にならなかったと報告

されています。また、リステリン®は、口腔フローラのバランスを崩さず、

口腔癌のリスク又は口腔乾燥の亢進を起こさない事が各種のエビデ

ンスで確認されています。

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口腔内細菌叢への影響と感受性低下の可能性 16)~ 17)

歯肉縁上プラークの微生物学的評価において、リステリン®

の長期使用によって、口内フローラの有意な変化はなく、耐性菌や口腔内の病原菌の発生は起こらない。歯肉縁上プラークの微生物学的評価において、リステリン®の長期使用によって、口内フローラの有意な変化はなく、耐性菌や口腔内の病原菌の発生は起こらないことが判明した。殺菌剤が配合された歯周病予防効果をもつ洗口剤を長期使用した場合、口腔内細菌叢のバランスの変化が懸念される事がある。しかし、リステリン®には問題となるような細菌叢の変化は見られず、酵母菌、腸内細菌、またはブドウ球菌のような日和見病原体の出現はなかった。以上の結果から、感受性の低下もなかったと推論することができる。

1

プラークおよび歯肉炎が存在する被験者83例を対象として、歯科予防後に通常の口腔衛生

管理に加えて、リステリン®または水性アルコール対象のいずれかで、1日2回の洗口を行なった。被験者には、試験期間中に他の洗口液は一切使用しないよう指導した。治療前と治療3ヶ月後または6ヶ月後に、歯肉縁上プラークを採取し、微生物組成について評価した。

検証方法 6ヶ月の二重盲険比較試験

リステリン®の長期使用による口腔病原菌の増大や耐性菌の出現について判定し、口腔内細菌叢への影響について考察する。また、感受性低下の可能性についても検討する。

目的 

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安全性(長期使用)

*『連邦公報』とは、連邦公報局と米国国立公文書館が発行する公式の日刊機関紙で、通告や組織の規制などに関する事が記載されている。

アルコール含有洗口液の発ガン性が話題になった時期がありましたが、1996年にFDA(食品医薬品局)は、この問題に関する小委員会をつくり、7つの疫学研究の結果を分析した結果、アルコールが入った洗口液で口腔ガンのリスクが上がることは全くないとの結論が発表された。

『連邦公報』*(2003年5月29日号)に掲載されたFDAの見解。

また、分科会においても、「入手したデータは、アルコール含有洗口液の使用と口腔癌との間の因果関係を裏付けるものではない」との結論が出ている。

多くの試験の所見は、試験被験者における高飲酒量や喫煙といったリスク因子の存在のため混在している。用量は因果関係を判定する上で重要なものであるが、アルコール含有洗口液と口腔癌との間に一貫した用量反応関係は認められなかった。

参 考21)

口腔咽頭癌との因果関係–疫学試験調査結果–

1 8 )

アルコール含有洗口液は、OPC発現リスクの増大には関与しない。

調査した試験9件のうち6件は、OPCリスク増大の傾向を示していなかった。増大傾向を示した3件中1件は、追跡ケーススタディでリスク増大のない事が確認された。また、リスク増大の可能性のあった残りの試験についてはデータを再分析し、思い出しバイアスによるものであったと判定した。著者らは、アルコール含有洗口液は、OPC発現リスクの増大には関与しないとの結論に至った。

2

OPCと洗口液との因果関係に関する全9件の疫学試験について調査し、その内1件については、データの再分析も実施した。

検証方法 疫学試験の調査

リステリン®の使用によって口腔咽頭癌(OPC)の発現リスクが増大するかどうかを検討する。OPCと洗口液との因果関係に関する全9件の疫学試験について調査し、その内1件については、データの再分析も実施した。

目的 

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リステリン® 対照液

洗口前 0.077 0.075

洗口後 0.099 0.090

唾液の平均流速(mL/min)

口腔乾燥症の唾液流量への影響と 口腔粘膜刺激の可能性 20)

リステリン®は口腔粘膜刺激の可能性が最小限であり、唾液流量への影響もなかった事から、これらの患者に対しても安全に推奨することができる。7日目の検査で、リステリン®を使用した被験者2例のみが、試験洗口液に起因する軽度の口腔粘膜異常を来したが14日目(最終日)の検査では、両被験者は正常であった。唾液分泌量の評価では、洗口前後または比較対照群間において、唾液分泌量に統計的有意差はなかった。口腔乾燥患者に対し、リステリン®を1日3回使用した場合、口腔乾燥は全く認められず、またアルコール含有の低い対照洗口液と比較して、口腔粘膜に対する刺激にも臨床的有意差は認められなかった。重症の口腔乾燥症の患者を対象とした本試験の結果、リステリン®は口腔粘膜刺激の可能性が最小限であり、唾液流量への影響もなかった事から、これらの患者に対しても安全に推奨することができると思われる。

3

リステリン®の長期使用による口腔病原菌の増大や耐性菌の出現について判定し、口腔内細菌叢への影響について考察する。また、感受性低下の可能性についても検討する。

目的 

初診時に軟組織検査を受けた後、条件に適合した口腔乾燥症の女性被験者19例(平均年齢61

歳)を、リステリン®でまたは対照洗口液(5%水性アルコール溶液)のいずれかに無作為に割av

り付けた。被験者は、その後14日間にわたり、非監督下で20mL1日3回30秒間の洗口を行った(推奨1日用量の1.5倍)試験初日の初回洗口の5分後および最終日の最終洗口の5分後に、唾液流量を測定し軟組織検査を受けた。1週間の中断した後、被験者はもう一方の洗口液に切り替え、2週間にわたって検査と洗口を繰り返した。

検証方法 過剰使用による二重盲検試験

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安全性(長期使用)

1. 有意な歯牙着色なし2)-4),7)

全試験期間を通して、リステリン®では、有意な外因性の歯牙着色は認められなかった。ただし、Overholserら(9ページ参照)によると、リステリン®および対照と比較して、クロルヘキシジン群では、3および6ヶ月後の歯牙着色が有意に大きかった(P<0.01)。

2. 口腔粘膜における副作用なし3),4),7)

初診時とその後の各検査時に、徹底した口腔内軟組織検査(頬側、唇側、舌下粘膜、舌、口蓋垂、中咽頭)を実施して、炎症、感染、潰瘍、および病変の有無を調べた。その結果、リステリン®を使用した被験者では、軟組織に対する異常は認められなかった。

3. 歯石形成の増大なし4)

クロルヘキシジン群では、リステリン®や対照と比較して、歯石の有意な増大が認められた(P<0.05)。

4. レジンの接着強度・変形や歯科用合金への影響なし33),36)

石膏にヒトの歯を埋め込み、リステリン ®ですすいだ後、接着強度を測定した。また、6ヶ月にわたり、1日2回30秒間レジンをリステリン®に浸し、表面強度を測定した結果、レジンの接着強度や変形などに対する影響はなかった。

※ Lamsterら(6ヶ月)、DePaolaら(6ヶ月)、Gordonら(9ヶ月)、Overholserら(6ヶ月)。すべての試験はADA基準に準拠して実施された。

安全性のまとめ

多くの市販洗口液には副作用があり、そのために使用が制限されることがあります。これに対してリステリン®は、歯牙着色、口腔内軟組織刺激、歯石形成の増大など、他の洗口液で起こり得るような問題がなく、副作用プロフィールは非常に良好な結果が得られています。以下に、リステリン®について実施された4件の長期試験で報告された副作用データをまとめます。*

4

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Q Aご使用上のよくあるご質問

Q

Q 妊娠中や授乳中にリステリンを使用することはできますか。

糖尿病患者にリステリン®を使っても安全かどうかが気がかりです。

リステリン®は4種類のエッセンシャルオイル を有効成分としており、アルコールは含有されていますが、口腔内をゆすいだ後にはき捨てる用法です。リステリン®は、妊婦に対する臨床試験は実施しておりませんが、内容成分的には問題になる製品ではないと考えております。また、これまで妊婦や授乳婦がリステリン®を使用して有害事象が起こったという報告はありません。しかし、妊婦の体調については、主治医(担当医)が一番把握していることから、妊婦授乳婦には、「ご使用頂いても大丈夫ですが、妊娠中はデリケートな時期ですので、ご心配な場合は、担当医にご相談ください。」とお伝えください。

Qノンアルコールタイプのリステリン ®

使用後に口腔粘膜が剥がれてしまいました。なぜでしょうか。

リステリン®アルコールには、界面活性剤が含まれており、その影響で粘膜の一部が脱落する報告があり、そのような事例は存在するようでございます。ただし、リステリン®のノンアルコールタイプに限って生じることではございません。リステリン®以外の界面活性剤を含むほかの洗口液や歯磨剤でも、同様の事例が確認されています。またそのような事例がおきたとしても、その後、粘膜が発赤するような傷害が発言したという報告はございません。また、このような症状が高頻度に発生し心配している患者さんがいらっしゃれば、現在使用しているもの意外の洗口液やアルコールタイプのリステリン®をご紹介ください。

Q最初に洗口し、しばらくしてからブラッシングした方がよいと言う人もいますがなぜでしょうか。

洗口液にはイオン性のものがあり(たとえばCPC/クロルヘキシジン洗口液)、一部の歯磨剤に含まれている陰イオン性化合物と相互作用が起こり、洗口液の効果が打ち消されてしまうことがあります1),2)。このため、ブラッシングと洗口との間に時間をおくことを推奨する歯科医もいます。リステリン®は非イオン性であり、歯磨剤など口腔衛生製

品に含まれるイオンと有害な相互作用はないことに留意するのが重要 です。44), 45)

試験によって、糖尿病患者のなかでも特に管理不良糖尿病の場合に、歯周病が重度となりやすいことが明らかにされています。糖尿病患者の場合、毎日の口腔ケアとして徹底的なプラークコントロールを行うことが重要です。プラークと歯肉炎のコント

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Q&A

1. Von Fraunhofer, et al, Effect of a

dental unit waterline additive on resin

bond strengths, Gen.Dent. November

page 502-504, (2004)

2. Von Fraunhofer, et al. The effect of a

mouthrinse containing essential oils on

dental restorative materials. Gen. Dent.

November page 403-407, (2006)

Q

Q

はい、口を30秒間すすいでいる間に殺菌されます11)ので、リステリン®使用後に口をすすいでも効果は残ります。

複合修復や歯列矯正器に悪影響を及ぼすことはありません。また、リステリン®を使用しても修復材料は安全であることを裏付けた文献が3報あります。

この試験では、エッチングした象牙質表面を洗口液(リステリン®)を含有する希釈

この試験から得られた所見は、リステリン®を含有する洗口液と一部のよく使用される修復材料との間に有害反応はみられないと思われることを示している。試験は一般に臨床的使用として考えられている量をはるかに超える重大かつ強い曝露条件下で行われ、リステリン®がさまざまな修復材料に有害作用を及ぼさないと考えられることが明確に示された。

リステリン®が複合修復・レジンや歯列矯正器に悪影響を及ぼしますか?

リステリン®を使った直後に水で口をすすいでも効果は残りますか。

この試験では、これらの洗口液への長期曝露がヒトのエナメル質および修復材料に超微細構造的かつ生化学的な変化を引き起こすことはないため、製品を連続使用しても安全であることが示された。

3. Pelino, et al, Effects of Mouthwashes

on Human Enamel and Restorative

Surfaces. 59th ORCA Congress abstract

#156, Caries Res. 46:268–338 (2012)

ロールにリステリン®が効果的であることは、十分に管理された多数の臨床試験で裏付けられてきました。糖尿病に的を絞ったリステリン®の試験は行われていませんが、このような集団に対するリステリン®の効果が他と異なるとは考えられません。リステリン®は砂糖を含まない製品であり、糖尿病でも安全な人工甘味料で甘みがつけてあります。さらに、リステリン®は吐き出して使う製品であり、摂取するものではありません。糖尿病患者のなかでも特に管理不良糖尿病の場合、リステリン®によるプラークコントロールと歯肉炎コントロールが有益であると期待できます。40), 41), 42), 43)

混合液および蒸留水に曝露させても、その後の接着処置に悪影響はみられないことが明らかにされている。このため、歯科ユニット送水管システムでリステリン®を含有する洗口液を使用することの禁忌はなく、これを追加することは排水の細菌汚染をコントロールする安全かつ安価な方法であると言える。

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エッセンシャルオイルはフッ化物の効果に 影響を及ぼすことはありません。

Q

Q

Q

リステリン®エッセンシャルオイル4種類のうち、フッ化物の効果に何か影響を及ぼすものはありますか。

アルコールタイプとノンアルコールタイプのリステリン®では、効果に差がありますか。

介護者向けに口腔内を洗浄したいのですが、リステリンは使用できますか?

アルコールタイプとノンアルコールタイプのリステリン®で効果に差があるということはありません。アルコールはリステリン®の有効成分ではなく、エッセンシャルオイル用の溶媒であるというだけであって、殺菌効果に果たす役割というものはありません。

歯ブラシなどによる機械的口腔清掃に加え、リステリン®のような殺菌作用のある洗口液による科学的清掃を行うことで口腔内細菌数が激減し、口臭・歯肉炎も改善し、誤炎性肺炎予防の上でも効果的です。具体的な使用法としては、ガーゼや口腔清掃用スポンジにリステリン®をつけてブラッシングや清拭をし、洗口ができる人には、最後に30秒ほど洗口してもらうという方法が効果的です。34)

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参 考 資 料

すべての商標は、それぞれの所有者の財産です。

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Page 32: 歯科医療従事者向け - 口臭、歯肉炎の予防には薬用リステリン® · 2019. 6. 6. · 2週後に得られたTureskyの改良Quigley-Heinプラーク指数(PI)平均値および改良歯肉炎指数

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