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総合型地域スポーツクラブ
NPO法人ポルベニルカシハラスポーツクラブ
総合型地域スポーツクラブ
NPO法人ポルベニルカシハラスポーツクラブ
「Jクラブを目指す」宣言
2016.11
子ども体力・地域体力向上プロジェクト 1. 法人(クラブ)概要
名 称:NPO法人ポルベニルカシハラスポーツクラブ
(※「PORVENIR」:スペイン語「未来」)
設立年月日:2003年12月6日
所 在 地:奈良県橿原市木原町227-1
主な活動地域:橿原市(周辺地域も含む)
目 的:(定款 第3条より)
この法人は、地域のすべての人がスポーツに関わる活動に参加することができるようにスポーツの指導、指導者派遣等の事業を行い、地域のスポーツ文化の振興、子どもの健全育成、健康増進、社会教育の推進に寄与することを目的とする。
クラブ員数:423名(2016.10現在)
常 勤 職 員:3名(小川、中村、沼部)
非常勤職員:5名(森本、播田、大塚、吉川)
アドバイザー:1名(高間)
ボランティアスタッフ:多数
文部科学大臣表彰 2013年度
当クラブは、今から37年前の1979年に設立された橿原FC、1984年に設立された白橿FC、1993年に設立された畝傍FCが、2003年12月に合併して設立された総合型地域スポーツクラブです。
合併の目的は、それまでのサッカー指導の経験を通じて、「スポーツが子どもの健全育成に果たす役割」、「スポーツによる地域貢献」、「スポーツをする環境整備の重要性」を感じた各クラブのスタッフが、理念及び目的を一つに整理したうえで共有し、それらに対して各クラブが別々に取り組むのではなく、明確化した目的を達成するためにガバナンスを強化しつつ、地域の人々の信頼を得るために透明性のある会計としようと考え、一緒になってNPO法人として活動することとしたためです。
法人設立後は、サッカー以外に、陸上、ヨガ、ダンス、フットサル、バスケットボール、バトントワリングなど、多世代の方々がスポーツを楽しむことができるように、多種目のスポーツクラブ活動に取り組んでいます。
また、子どもの健全育成のため、「幼稚園・保育園へのスポーツ巡回指導事業」、「高等学校の部活動への専門スタッフ派遣事業」、「子ども体力向上事業」などの事業も、幼稚園、保育所、高校や大学などと積極的に連携して実施してきました。
2011年度以降は、国、奈良県、橿原市とも連携・協力して、それらの取り組みをより発展的に継続して実施してきました。
2011年度~ 「子ども体力向上事業」(2011,2012奈良県委託、2013~2015文部科学省委託、2016~単独)
2013年度~ 「トップスポーツと地域スポーツの好循環推進プロジェクト」(2013~2015文部科学省委託)
(ⅰ) 小学校へのトップアスリートの派遣事業(セレッソ大阪 森島氏等)
(ⅱ) 橿原市内小学校への体育支援コーディネーターの派遣事業
(ⅲ) スポーツ人材育成のための「ならスポーツカレッジ」の開催事業
2016年度~ 「橿原市内小学校への体育支援コーディネーターの派遣事業」(橿原市委託)
一方で、「スポーツによる地域貢献事業」として、以下のような事業を実施してきました。
2011年度~ 「まんようリレーマラソン」(2014年度~「飛鳥リレーマラソン」として橿原市と共催)
2012年度~ 「白橿健康フェスタ」(白橿町連合自治会と協働)
これらのイベントは、地域の様々な団体(企業、大学、自治会、橿原市、奈良県、国等)と連携・協力して実施できました。
これらの活動の積み重ねと、今年のリオオリンピックにおける高橋礼華選手(バトミントン・橿原市出身)の活躍などを通して、スポーツの持つ力を再認識し、さらに、橿原市を中心とした地域を元気にするために、今まで以上に積極的に活動していこうと、思いを新たにしました。
子ども体力・地域体力向上プロジェクト 2. ポルベニルがJクラブを目指す趣旨(1)
一方で、当クラブの理念を達成するため、様々な地域貢献活動をするには、30数年前とは異なり、地域の様々な方々との連携・協力無しにはできないことも感じてきました。
地域で活動する各団体や個人が、それぞれの思いを尊重しながら、協力・連携することで、何倍もの力を生み出すことを実感し、さらに、スポーツには、それらを結びつける力があることも実感しました。
37年前に始まった小さな活動をきっかけに、2003年のNPO法人化以後の取り組みを通して培った地域の方々とのつながりを大切にしながら、さらに私たちが暮らす橿原市を中心とした周辺地域をもっともっと元気にできないかと、地域の方々と一緒に考え、スポーツの持つ力を最大限に生かし、スポーツによる交流人口の増加を図って地域をさらに、元気にするため、このたび「スポーツコミッション」(以下「SC」という。)の設立に橿原市や地域の方々と一緒に取り組むことにしました。
スポーツには地域の人々につながりを生むだけでなく、もう一つの力があります。それは、リオオリンピックのバトミントンにおける地域の盛り上がりなどに象徴される、トップアスリートたちの活躍が地域の皆さんに元気と勇気と夢を与えることです。それが、遠い国のできごとではなく、テレビの中だけのできごとではなく、身近に、トップアスリートが、プロスポーツ選手がいることで、地域の方々に多くの元気と勇気と夢を与えることができます。当クラブも、これまで2名のJリーガー(平岡翼【FC東京(J1)】、加藤大樹【レノファ山口(J2)】)を育成してきましたが、彼らは毎年お正月には地元に帰ってきて、子どもたちと一緒にボールを蹴り、サインをして、子どもたちに具体的な、身近な夢を与えてくれています。
そのようなプロスポーツ選手の活躍が、地域の皆さんに元気と勇気と夢を与えているのを目の当たりにしてきた私たちは、地域の方々が「自分のクラブ」として応援できる、例えば、幼少期から知っている選手、スタッフが活躍しているようなクラブであり、また、地域の子どもたちにとってあこがれ、夢となる選手が活躍する「プロスポーツクラブ」が必要であると考えるにいたりました。
「どんなプロスポーツクラブが必要か?」と考えたとき、当クラブはサッカーを通じた活動がベースであること、またJリーガーを育成した経験から、まずは「プロスポーツクラブ」=「Jクラブ」でした。
「Jクラブ」にもいろいろなクラブがあります。大企業がサポートするビッグクラブもあれば、行政が主体的に進めるクラブもあれば、一人の熱血漢が引っ張るクラブもあります。
そのような中で、当クラブにとっての「Jクラブ」とは、「地域の人々と連携・協力して、一緒に創り上げるクラブ」であり、個人の思いで動くのではなく、「これまでの活動を通じて絆を深めてきた方々の思いや心を大切にして、地域のために活動するクラブ」でした。
そこで、当クラブは、今般の橿原市におけるSCの設立を契機に、地域の方々とも話し合い、地域活性化のために活動し、地域の子どもたちに夢を与える「Jクラブを目指す」こととしました。
子ども体力・地域体力向上プロジェクト 2. ポルベニルがJクラブを目指す趣旨(2)
子ども体力・地域体力向上プロジェクト 2. ポルベニルがJクラブを目指す趣旨(3)
子どもたちに夢を与えるだけでなく、Jクラブを目指して活動するなかで、SCを最大限活用し、他地域のJクラブ等との交流や、積極的なスポーツ大会の誘致等を通して、宿泊産業、観光産業、飲食産業など地域の方々にも具体的な利益を生み出すとともに、地域をインスパイヤ(奮い立たせる)することができると考えています。
また、トップアスリートが活躍できるスポーツ環境の整備にもつながっていけば良いと考えています。
「Jクラブ」となることが目標ではありますが、前述のように、これまでの当クラブの歴史(活動の歴史だけではなく、これまでに関わってきた方々、応援してくださる方々とのつながりも含めた全ての歴史)を踏まえて、今まで以上にスポーツを通じて地域に貢献していくことが目的ですので、いわゆる「勝利だけのために活動するクラブ」にならないためにも、いつまでに「Jクラブ入り」する、というような期限を設けることはしません。反対に、「決して諦めない」という宣言です。
当クラブの歴史を踏まえたJクラブを目指しますので、キッズ(幼児)、ジュニア(小学生)、ジュニアユース(中学生)の活動は今まで通り、サッカーの技術、戦術だけなく、マナーを守り、スポーツマンシップを大切にする人間教育を大切に、全ての子どもたちの育成に関して“決してあきらめない指導”を続けていきます。
この、当クラブにおける「Jクラブを目指す」宣言は、今までの歴史をふまえて、地域の方々と連携、協力することや、地域の子どもたちを健全に育成するという理念を忘れずに、地域の希望や夢となる「Jクラブ」となることを、地域の方々と一緒になって、覚悟をもって取り組んで行くことを宣言するものです。
皆様、どうぞ、応援を、ご支援をよろしくお願いします。
一緒に、地域に元気と勇気と夢をもたらすクラブを創っていくことに、ご協力いただけると幸いです。
2016年11月
NPO法人ポルベニルカシハラスポーツクラブ
理事長 福西 達男
3.今後のスケジュール
〇 想定される最短のスケジュール
2016年度 奈良県社会人サッカー 1部リーグ
2017年度 奈良県社会人サッカー 1部リーグ
2018年度 関西サッカーリーグ《KSL》 Division2
2019年度 関西サッカーリーグ《KSL》 Division1
2020年度 日本フットボールリーグ《JFL》 ※ 東京オリンピック
2021年度 日本プロサッカーリーグ《Jリーグ》 J3 LEAGUE
〇 それぞれのリーグにおいて、Jクラブを目指すたくさんのクラブが戦っており、
勝ちあがるのは簡単なことではありません。そのため、上記スケジュールどおり
に進むのは現実的には困難かもしれません。
しかし、諦めずに取り組んでいきます。
〇 Jリーグ参入には、スタジアム要件、クラブの財務要件等様々な基準があります。
4.今後、取り組んでいくこと
当クラブは、Jクラブを目指して、以下の取り組みを進めます。
〇 クラブ会員を増やします。
理念に共感し、一緒にスポーツを楽しむクラブ会員を増やします。
〇 協賛企業等を募集します。
理念に共感し、スポンサーとして出資していただける協賛企業等を募集します。
あわせて、選手を雇用していただける協賛企業等を募集します。
〇 トップチームの選手を募集します。
理念に共感し、当クラブとJクラブ昇格のために戦う選手を募集します。
協賛企業等への就職を斡旋します。
〇 スポーツコミッションの運営に協力します。
地域活性化のため橿原市が設置する予定のスポーツコミッションの運営に積極的に
協力します。
〇 スポーツ環境を整備します。
トップチームだけで無く、キッズ、ジュニア、ジュニアユースがサッカーを楽しむ
スポーツ環境の整備(芝生、人工芝のグラウンドの整備等)に努めます。