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重要事項説明書 NOSAI 仙北 (仙北農業共済組合) ℡0187-63-1066 【内容】 ご加入のみなさまへ P1 農作物共済(水稲・麦)重要事項説明書 P2 家畜共済重要事項説明書 P6 果樹共済重要事項説明書 P11 畑作物共済(大豆)重要事項説明書 P16 園芸施設共済重要事項説明書 P19 建物共済重要事項説明書 P22 農機具損害共済重要事項説明書 P28

農 業 共 済 事 業 重 要 事 項 説 明 書senboku/jyuuyoujikou/H25zyuuyouzikou.pdf · その年の実収穫量に品質指数を乗じる方法により算定した収穫

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Page 1: 農 業 共 済 事 業 重 要 事 項 説 明 書senboku/jyuuyoujikou/H25zyuuyouzikou.pdf · その年の実収穫量に品質指数を乗じる方法により算定した収穫

農 業 共 済 事 業

重 要 事 項 説 明 書

NOSAI 仙北

(仙北農業共済組合)

℡0187-63-1066

【内容】

ご加入のみなさまへ P 1

農作物共済(水稲・麦)重要事項説明書 P 2

家畜共済重要事項説明書 P 6

果樹共済重要事項説明書 P11

畑作物共済(大豆)重要事項説明書 P16

園芸施設共済重要事項説明書 P19

建物共済重要事項説明書 P22

農機具損害共済重要事項説明書 P28

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《NOSAI》ご加入のみなさまへ

農 業 共 済 事 業 重 要 事 項 説 明 書

NOSAI事業につきましては、日頃より格別のご理解、

ご協力を頂き厚くお礼申し上げます。

さて、NOSAIでは「金融商品の販売等に関する法律」

により、農業共済(NOSAI)事業の加入の際には、あら

かじめ重要事項の説明と勧誘方針の策定が義務づけられ、適

切な事業推進に努めているところです。

この「重要事項説明書」は、農家・組合員の皆様方にNO

SAI事業の加入に際して、特にご確認いただきたい事項を

記載したものです。

加入される前には必ずお読みいただき、事業内容をご確認

下さるようお願いします。

なお、本説明書は加入に関するすべての内容を記載してい

るものではありません。詳細、またはご不明な点につきまし

ては、本組合までご連絡下さい。

仙北農業共済組合

(NOSAI仙北)

電話番号0187-63-1066

FAX 0187-63-1033

住所 秋田県大仙市花館字西石田38

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農作物共済(水稲・麦)重要事項説明書

1.当然加入

農作物共済には、農業災害補償法で定められている、必ず加入しなければならない面

積基準があります。

○当然加入基準面積:水稲30a以上 麦10a以上

○任意加入基準面積:水稲と麦を合わせて10a以上30a未満の農家は申込みによ

り加入できます。

注)都市計画法に規定する市街化区域内または都市計画区域内における用途地域内

に栽培圃場があれば、当然加入基準面積が異なりますので、詳しくは共済組合ま

でお問い合わせ下さい。

2.加入方式と補償割合

加入方式と選択できる補償割合は、以下のとおりです。

補償割合加入方式

9 割 8 割 7 割 6 割 5 割

一 筆 方 式 ○ ○ ○

半 相 殺 方 式 ○ ○ ○

全 相 殺 方 式 ○ ○ ○

品質方式(水稲)災害収入方式(麦)

○ ○ ○

加入方式 内 容

一 筆 方 式耕地ごとの減収量(その耕地の基準収穫量から収穫量を差し引いた数量)が、その耕地の基準収穫量の3、4、5割を超えるときに共済金を支払う方式。

半 相 殺 方 式組合員の被害耕地に係る減収量の合計がその組合員の基準収穫量(その組合員の耕地ごとの基準収穫量の合計)の2、3、4割を超えるときに共済金を支払う方式。

全 相 殺 方 式組合員ごとの減収量(その組合員の基準収穫量から増収分も加味した収穫量を差し引いた数量)が、その組合員の基準収穫量の1、2、3割を超えるときに共済金を支払う方式。

品 質 方 式

その年の実収穫量に品質指数を乗じる方法により算定した収穫量が基準収穫量に達しない場合で、かつ、生産金額が補償額(基準生産金額の9、8、7割)に達しないときに共済金を支払う方式。生産量の概ね全量を原則として過去5年間において、数量及び等級に関する資料の提供が得られるJA等に出荷しており、かつ今後も概ね全量をJA等に出荷することが条件です。

注1)基準収穫量:いわゆる平年収量のことで、その年の天候や肥培管理等が平年

並みだった場合に見込まれる収量です。

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注2)品質指数:水稲の産地別銘柄ごとの出荷規格別価格の差を指数化したもので、

実績を基に毎年設定します。

注3)基準生産金額:過去5年間の出荷実績に基づく平均的な生産金額として農家

単位に設定します。

3.共済事故

風水害、干害、冷害、ひょう害その他の気象上の原因(地震及び噴火を含む)による

災害、火災、病虫害及び鳥獣害による水稲、麦の減収。

品質方式(水稲)並びに災害収入方式(麦)の場合は、前記災害による減収または品

質の低下を伴う生産金額の減少。

4.共済責任期間(補償期間)

本田移植期(直播栽培の場合は発芽期)から収穫期まで。なお、収穫とは適期に刈り

取りして、適期に圃場から搬出することです。

5.共済金額(補償金額)

①一筆方式 1kg 当たり共済金額×耕地の基準収穫量×7、6、5割

②半相殺方式 1kg 当たり共済金額×組合員の基準収穫量×8、7、6割

③全相殺方式 1kg 当たり共済金額×組合員の基準収穫量×9、8、7割

④品質方式(水稲)及び災害収入方式(麦)

基準生産金額×9、8、7割

注)1kg 当たり共済金額は、過去の一定年間における平均価格をもとに、国から告示

されます。

<H25年産1kg 当たり共済金額>

○水稲 194円(飼料用は40円、米粉用は84円となります)

ただし、申出により以下のいずれかの金額を選択することができます。

水稲:175 円、155 円、136 円、116 円、97 円

水稲飼料用:36 円、32 円、28 円、24 円、20 円、16 円、12 円

水稲米粉用:76 円、67 円、59 円、50 円、42 円、34 円、25 円

○麦

①畑作物(麦)戸別所得補償交付金交付申請者の金額 118円

②畑作物(麦)戸別所得補償交付金交付申請者以外の金額 18円

ただし、申出により以下のいずれかの金額を選択することができます。

①:101 円、84 円、67 円、50 円、33 円、18 円、14 円、9円

②:14 円、9円

希望する場合は、別途「単位当たり共済金額選択申出書」の提出が必要となりま

すので、当組合までご連絡下さい。

6.共済掛金(1年間)

共済掛金の額=共済金額×共済掛金率

注1)共済掛金率は、組合及び引受方式により異なります。

注2)共済掛金のうち、水稲は50%、麦は掛金率に応じ最高55%まで国が負担

します。

なお、共済掛金に加え、賦課金(事務手数料)もご負担いただきます。

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7.共済金

(1)一筆方式、半相殺方式、全相殺方式

共済金の支払額=1kg 当たり共済金額×共済減収量

注)共済減収量は次により算定します。

①一筆方式(7割補償の場合)

(被害耕地の基準収穫量-被害耕地の収穫量)

-被害耕地の基準収穫量×30/100

②半相殺方式(8割補償の場合)

(被害耕地の基準収穫量の合計-被害耕地の収穫量の合計)

-組合員の基準収穫量×20/100

③全相殺方式(9割補償の場合)

(組合員の基準収穫量-組合員の収穫量)-組合員の基準収穫量×10/100

(2)品質方式及び災害収入方式

共済金の支払額=共済金額-生産金額

8.共済金が支払われない場合

(1)共済責任期間外の災害

①水稲、麦を収穫し、圃場から搬出した後の災害

②収穫適期を過ぎた時期の災害

③本田移植(直播栽培の場合は発芽)前の災害

(2)通常すべき肥培管理や損害防止を怠ったために生じた災害

(3)共済事故の発生通知を怠り、または悪意もしくは重大な過失によって不実の通知

をしたとき

(4)悪意もしくは重大な過失によって共済細目書に不実の記載、あるいは不実の変更

通知をしたとき

(5)共済掛金の振込みを遅滞したとき

(6)植物防疫法の規定に違反した結果生じた損害

(7)通常の栽培方法以外のものに変更した結果生じた損害

9.分割評価

通常行うべき肥培管理の粗放、病害虫防除の不適切、その他共済事故以外の原因によ

ると認められる減収がある場合には、その原因による減収量と共済事故による減収量を

分割し、前者の減収量(分割減収量)は、共済金支払対象の減収量から除かれます。

10.加入者の通知義務

(1)共済事故による損害が発生した場合には、遅滞なく、当組合に事故発生通知・損

害通知をしてください。

(2)共済金の支払を受けるべき損害があると認めるときは、遅滞なく、次の事項を当

組合に通知してください。

①災害の種類

②災害の発生年月日

③災害により被害を受けた場所その他災害によって生じた損害の状況

④その他災害の状況が明らかとなる事項

(3)共済細目書に記載した事項に変更が生じたときは、遅滞なく、その旨を当組合に

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通知してください。

11.無事戻しについて

無事戻しを実施している場合、組合及び連合会の財務状況によっては、お支払いする

金額が削減されることがあります。

12.個人情報の取り扱いについて

共済細目書記載事項やご加入に際し知り得た情報につきましては、当組合、秋田県農

業共済組合連合会、農林水産省が、引受・損害評価事務などのほか、損害防止など各種

サービスの提供・充実のために限り利用させていただきます。

なお、法令により必要とされた場合には、個人情報を第三者に提供することがありま

す。

13・農業者戸別所得補償制度とNOSAIの関係について(麦)

農業者戸別所得補償制度の実施に伴い、畑作物(麦)の所得補償交付金交付申請者が、

後日、交付対象の要件を満たさないことが確認された場合には、1kg 当たり共済金額

が交付申請者以外の金額に変更となりますので、ご負担いただいた掛金の一部を返還い

たします。

なお、変更事由が生じた時、すでに共済金をお支払いしている場合には、交付申請者

以外の金額で共済金が再計算されますので、共済金の一部を返納いただくことがありま

す。

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家畜共済重要事項説明書

1.家畜共済とは…

家畜共済は、生命保険と健康保険が一つになったものです。加入家畜が死亡・廃用と

なったとき、補償金額に応じた死廃共済金を支払います。また、病気やケガのとき、一

定の範囲内で獣医師から無料(初診料除く)で診察を受けることができます。

2.家畜共済の仕組み概要

(1)包括共済の対象となる家畜の種類と加入要件

包括共済は、下記の対象となる家畜の種類ごとに飼養する全頭を一括して加入し

ます。

包括共済対象

家畜の種類共済目的の種類 加 入 要 件

乳 牛 の 雌 等成乳牛、育成乳牛、乳用子牛、

乳用胎児共済掛金期間内に授精等後240日

に達する可能性のある胎児、および

出生後第5月の月の末日を経過しな

い子牛、並びに出生後第5月の月の

末日を経過した牛肉 用 牛 等

肥育用成牛、肥育用子牛

その他の肉用成牛、その他の

肉用子牛、その他の肉用胎児

種雄馬以外の馬 一般馬 出生の年の末日を経過した馬

種 豚 種 豚出生後第5月の月の末日を経過した

繁殖用の豚

肉 豚特定肉豚

(農家単位引受方式)

出生後、第20日(その日に離乳し

ていない時は離乳の日)に達した肉

(2)補償の期間(共済責任期間)

共済掛金を納入いただいた翌日から1年間となります。

(3)家畜の評価額(共済価額)

組合で定めた評価基準を基に個体ごとに評価した価額の合計額です。

(4)補償の割合(付保割合)

共済価額の20~80%(肉豚は50~80%)の範囲内で選択できます。

(5)補償金額(共済金額)

共済価額に補償割合を乗じた金額となります。

(6)共済掛金

共済掛金の額は、共済金額(補償金額)× 共済掛金率 により算定されます。

なお、掛金の一部(牛5割、豚4割)は国が負担します。実際にお支払いいただく

共済掛金につきましては、納入告知書にてご確認ください。

※ 共済掛金率は、過去一定期間における被害率を基礎として共済目的の種類ごと、

地域ごとに設定され、3年ごとに改定されます。

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(7)共済掛金の分割納入

加入者負担掛金が3万円以上で、保証人による確約書を組合に提出できる場合は、

共済掛金を3回に分割して納入することができます。

なお、責任期間中に家畜経営を廃業する場合でも分納の残額すべてについて納入す

る義務があります。

(8)共済金額の変更(導入等による増額請求)

家畜の導入等によって共済価額が増加した場合でも共済金額は変化しないことか

ら、付保割合はその都度変動する仕組みになっています。このため、導入した直前の

付保割合の範囲内まで共済金額を増額することが可能です。(導入日から2週間以内)。

3.異動及び事故発生通知の義務

(1)異動の通知

下記事項に該当する場合は、遅滞なく組合へ連絡願います。

①家畜の導入、譲渡(出荷)、及び子牛の出生時等の場合

②家畜の加入資格が生じた場合(乳牛及び肉用牛等において子牛等を共済目的とし

ていない場合、出生後第5月の末日を経過したとき)

③放牧、種付け、または共進会出展等で牛舎を離れる場合(なお、出荷の際、運搬

車両に載せた後に発生した事故については補償対象外となります)

(2)事故発生の通知

事故(疾病・傷害・死亡)が発生した場合は、組合または家畜診療所、指定獣医師

まで速やかに通知願います。また、死亡・廃用事故について共済金の支払限度が適用

される方については、限度額を超過した後の死廃事故(共済金が支払われない死廃事

故)であっても事故通知が必要です。

4.共済事故と支払共済金の概要

対象となる共済事故の範囲は次のとおりです。

(1)病傷事故

共済金支払対象となるすべての病気やケガで、獣医師により診療を受けた場合

(2)死亡・廃用事故

と殺による場合を除く全ての原因による死亡事故及び下記該当の廃用事故

1号:疾病、傷害により死にひんしたとき

2号:不慮の災やくにより救うことのできない状態となったとき

3号:骨折、は行、両眼失明、伝達性海綿状脳症、牛白血病、創傷性心のう炎、

採食不能で治癒の見込みがなく使用価値を失ったとき

4号:行方不明となった日から30日以上生死が明らかでないとき

5号:乳牛の雌、種雄牛・馬の生殖器の疾病傷害により繁殖能力を失ったとき

6号:乳牛の雌が泌乳能力を失ったとき

7号:出生した牛が奇形又は不具で、将来の使用価値がないのが明らかなとき

共済事故の選択制

加入の際、すべての事故を対象とする方式のほか、一部の事故を除外する代わりに

その分掛金が割安になる「事故除外方式」を選択することができます。

その場合、除外された事故は補償の対象外となります。

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方式 除 外 す る 事 故 加入できる畜種

1号 火災、特定伝染病、自然災害以外の死廃事故乳牛、肉用牛

一般馬、種豚

2号すべての病傷事故

火災、特定伝染病、自然災害以外の死廃事故

乳牛、肉用牛

一般馬、種豚

3号 行方不明を除く廃用事故 肉用牛

4号すべての病傷事故

行方不明を除く廃用事故種 豚

5号 すべての病傷事故乳牛、肉用牛

一般馬、種豚

6号すべての病傷事故

火災、特定伝染病、自然災害以外の死廃事故特定肉豚

死廃事故の共済金

死廃事故については、事故家畜の評価額に事故発生時の付保割合(評価額に対する

補償額の割合)を乗じて得た額が共済金として支払われます。

ただし、廃用事故の場合、「廃用家畜の基準単価※に基づき算定される基準額」もし

くは「実際の枝肉価額または売渡価額による手取精算額」のいずれか高い方の額が残

存物価額として評価額から控除されます。

事故家畜の評価額 - × = 共済金

※廃用家畜の基準単価は、食肉市場のデータ等に基づき、県ごとに毎年定められま

す。

共済金の支払限度

病傷事故については、補償額に応じて定められた給付限度範囲内で共済金の支払い

に代えて診療を無料で受けられますが、限度を超えた分については自己負担となりま

す。

また、死廃事故については、過去3年間の事故発生状況により個人ごとに支払限度

適用の有無が設けられ、該当する場合はお支払いする共済金に限度額があります。た

だし、この限度が適用されるか否かは毎年見直されています。

5.共済金支払いの免責事由(共済金が支払われない場合)

以下の事例に対しては、共済金をお支払いできない場合があります。

(1)加入申込みの際の通知義務違反による免責

申込みの際、既に病気やケガをしている家畜がいる場合、もしくはその原因が生じ

ていた場合で、悪意もしくは重大な過失による不実の通知をしたときは、共済金の全

額または一部をお支払いできません。

(2)共済責任期間開始前の疾病等による免責

共済責任期間の開始する前に生じていた疾病もしくは傷害またはその原因が生じ

ていた場合は、共済金をお支払いできません。

(3)共済掛金の分割納入義務違反による免責

《補償割合》

補償額(共済金額)

評価額(共済価額)

・基 準 額

・手取精算額のいずれか高い方

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掛金を分納する場合、第2回目以降の払込みが正当な理由なく期限の2週間(猶予

期間)を経過したときは、払込期限から掛金が払い込まれた時までの間に発生した共

済事故については、共済金をお支払いすることができません。

(4)異動通知義務違反による免責

増加または出生したことを通知しなかったとき、または悪意もしくは重大な過失に

よって不実の通知をしたときの共済事故については、共済金がお支払いできません。

異動を通知しなかったために共済価額が増加しない状況の付保割合で算定された

共済金を既に支払った場合には、通知が正しく行われた場合の共済金との差額をご返

還いただくことがあります。

また、出荷等による共済価額の減少を通知しなかった場合の死廃事故については、

通知が正しく行われた場合の付保割合で算定される共済金の額との差額は免責とし

てお支払いすることができません。

(5)事故発生通知遅延による免責

事故発生通知が遅延した場合、共済金が減額されることがあります。

(6)加入方式変更(対象事故拡大)による免責

事故除外方式から対象となる共済事故を拡大した加入方式へ変更した場合、その拡

大した部分の事故にかかる病気やケガの原因がその時点で既に発生していたときは

共済金が免責されます。

(7)待期間による免責

新規加入の場合は共済責任の始まった日から2週間を「待期間(たいきかん)」とし、

事故の原因が共済責任の始まった後に生じたことが明らかな場合を除いて共済金の

請求はできません。同様に、導入された家畜(継続加入時も含む)についても異動の

日から2週間を待期間として取り扱います。

また、出荷の際、運搬車両に載せた後に発生した事故は、補償の対象外となります。

(8)継続時の共済金額増額(継続直前の付保割合を超える部分)による免責

継続時に共済金額を増額した場合、その時既に発生していた病気やケガ、またはそ

の原因が生じていたことにより死廃事故が発生し、継続直後の付保割合と事故発生時

の付保割合のいずれもが継続直前の付保割合より高いときは、その超える部分に対応

する共済金は免責されます。

(9)損害防止義務違反等による免責

通常すべき管理や損害防止を怠ったとき、もしくは組合または獣医師から損害防止

のため特に必要な処置をするよう指示された場合においてその指示に従わなかった

とき、故意または重大な過失によって損害を生じさせたときは、共済金をお支払いで

きないことがあります。

また、損害賠償の責任を負うことによって生じる損失を補てんするために、他人の

所有する家畜をご契約の対照にしたときは、故意により生じた損害に対して共済金を

お支払いできないことがあります。

6.ご契約の解除

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(1)告知義務違反による契約の解除

加入申込みの際、損害発生の可能性に関する重要な事項のうち NOSAI が告知を求め

たものについて、事実を告知いただく義務(告知義務)があります。故意もしくは、

重大な過失により事実の告知をしないとき、または不実の告知をしたときは、契約を

解除する場合があります。

(2)重大事由による契約の解除

次のことがある場合には、契約を解除します。

① 共済金を支払わせることを目的として損害を生じさせ、または生じさせようとし

たこと。

② 共済金の請求について詐欺を行い、または行おうとしてこと。

③ NOSAI の信頼を損ない、共済関係の存続を困難とする重大な事由があった場合。

(3)契約解除の効力

次により契約の解除をした場合には、その損害に対して共済金をお支払いしません。

① 解除されたときまでに発生した共済事故による損害。

② 重大事由が生じたときから解除された時までに発生した共済事故による損害。

7.その他重要事項

他人の家畜を飼養する場合で、損害賠償の責任を負うことによって生じる損害をて

ん補するためその家畜をご契約の対象にしたとき、損害賠償請求権を有するその家畜

の所有者に、共済金を請求する権利について先取特権があります。

共済契約者は、損害賠償請求権に係る債務について弁済をした金額、または所有者

の承諾があった金額の限度においてのみ、NOSAI に対する請求権があります。

この場合に限り、共済金を請求する権利は、損害賠償請求権を有する所有者に譲り

渡し、または請求権に関して差し押さえることができます。

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果樹共済重要事項説明書

1.対象果樹(共済目的の種類)

結果樹齢になったりんご、ぶどう、なしの3果樹です。

2.加入方式(秋田県で現在、引受している加入方式)

種 類 内 容

減収総合方式

一 般 方 式果実の減収による損害(3割以上)を対象とする。(7

割補償)

短 縮 方 式上記の収穫共済で、責任期間を短縮したもの。(7割

補償)

減収暴風雨方式

最大風速 13.9m/s以上又は最大瞬間風速 20.0m

/s以上の暴風雨(以下「暴風雨」という。)による

果実の減収による損害(2割以上)のみを対象とす

る。(8割補償)

減収暴風雨・ひょ

う害方式

暴風雨又は降ひょうによる果実の減収による損害

(2割以上)のみを対象とする。(8割補償)

減収暴風雨・ひょ

う害・凍霜害方式

暴風雨、降ひょう又は凍傷若しくは降霜による果実

の減収による損害(2割以上)のみを対象とする。(8

割補償)

減収総合方式

一 般 方 式果実の減収による損害(4割以上)を対象とする。(6

割補償)

短 縮 方 式上記の収穫共済で、責任期間を短縮したもの。(6割

補償)

減収暴風雨方式

最大風速 13.9m/s以上又は最大瞬間風速 20.0m

/s以上の暴風雨(以下「暴風雨」という。)による

果実の減収による損害(3割以上)のみを対象とす

る。(7割補償)

減収暴風雨・ひょ

う害方式

暴風雨又は降ひょうによる果実の減収による損害

(3割以上)のみを対象とする。(7割補償)

減収暴風雨・ひょ

う害・凍霜害方式

暴風雨、降ひょう又は凍傷若しくは降霜による果実

の減収による損害(3割以上)のみを対象とする。(7

割補償)

樹 体 共 済

樹体の枯死、滅失、埋没、損傷等による損害の額が

共済価額の1割又は、10万円のいずれか小さい方

の額を超える場合に共済金を支払う。

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3.共済事故

(1)収穫共済

①減収総合方式

風水害、ひょう害、干害、寒害、雪害、暖冬害、凍霜害、冷害、冷湿害、雨害

湿潤害、雷害、その他気象上の原因による災害、地震の害、噴火の害、地すべり

の害、火災、病虫害、鳥獣害による果実の減収

②特定危険方式

・減収暴風雨方式は、暴風雨(最大風速 13.9m/s 以上又は最大瞬間風速 20.0m/s

以上)による果実の減収

・減収暴風雨ひょう害方式は、暴風雨又は降ひょうによる果実の減収

・減収暴風雨ひょう害凍霜害方式は、暴風雨又は降ひょう、凍傷若しくは降霜に

よる果実の減収

(2)樹体共済

上記①による枯死、流失、滅失、埋没及び損傷。この場合の損傷とは、主枝に係る

損傷であり、かつ、樹冠容積の2/3以上が折損若しくは枯死するような損傷の程度

の甚だしいものとしている。

4.共済責任期間(補償期間)

(1)収穫共済

①減収総合一般方式 花芽の形成期(7月上旬頃)~翌年の収穫期まで 約1年半

②減収総合短縮方式 発芽期(4月上旬頃)~同年の収穫期まで 約半年

③特 定 危 険 方 式 発芽期(4月上旬頃)~同年の収穫期まで 約半年

(2)樹体共済 7月1日から 1年間です。

5.加入資格

(1)減収総合方式・樹体共済

類ごとに、5アール以上栽培している農家

(2)特定危険方式

類ごとに、5アール以上栽培し、栽培面積の合計が20アール以上の農家

6.加入の申し込みと契約(共済関係)の成立

下記の申込み期間内に、共済対象果樹のすべてについて申し込み、組合が承諾したと

きに契約(共済関係)が成立します。

〔申込み期間〕 ①減収総合短縮方式、特定危険方式 3月 1日 ~ 3月20日

②減収総合一般方式、樹体共済 5月25日 ~ 6月15日

7.標準収穫量

その年の天候及び肥培管理等が、平年並みに行われたとしたときに得られる収穫量で、

品種、樹齢、栽培条件及び栽植形態等に応じ定められ、共済金額(補償額)の算定基準

となります。

8.基準収穫量

支払共済金の算定基準となる収穫量で、次のように定めます。

(1)減収総合方式

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開花期に、園地条件、肥培管理等を調査し、その状況に応じて標準収穫量を調整し

て定めます。

(2)特定危険方式

摘果終了後に着果数調査を行い、標準収穫量を調整して定めます。

9.共済金額(補償金額)

共済事故により被害が生じた場合に、組合が農家に支払う共済金の最高責任限度額で

す。また、共済掛金の算定基準になります。

(1)収穫共済

◇共済金額 = 標準収穫量 × 果実の1kg当たり価額 × 補償割合

・果実の1kg当たり価額 品種等により毎年農林水産大臣が定めます。

・補償割合

(半相殺方式) 減収総合方式 最高70%~最低40%の範囲内で選択。

特定危険方式 最高80%~最低40%の範囲内で選択。

(樹園地単位方式)減収総合方式 最高60%~最低40%の範囲内で選択。

特定危険方式 最高70%~最低40%の範囲内で選択。

(2)樹体共済

◇共済金額 = 共済価額 × 補償割合

・共済価額 = 標準収穫量 × 果実の1kg当たり価額 × 換算係数

・補償割合 最高80%~最低40%の範囲内で選択。

・換算係数 樹齢ごと(5年刻み)に農林水産大臣が定めています。

10.共済掛金

◇共済掛金 = 共済金額 × 共済掛金率

・国が掛金の1/2を負担し、残りを農家が負担します。

・共済掛金率は組合及び引受方式により異なります。

〔共済掛金の納入期限〕

(1)減収総合短縮方式、特定危険方式 4月 5日

(2)減収総合一般方式、樹体共済 6月30日

なお、共済掛金に加え、賦課金(事務手数料)もご負担いただきます。

11.共済金

(1)収穫共済

①減収総合方式

類ごとに共済事故による減収量が、基準収穫量の3割(樹園地単位方式は4割)

を超えた場合に共済金が支払われます。

②特定危険方式

類ごとに共済事故による減収量が、基準収穫量の2割(樹園地単位方式は3割)

を超えた場合に共済金が支払われます。

◇共済金 = 共済金額 × 支払割合

(支払割合は損害割合に応じて定められます。)

(2)樹体共済

共済事故によって損害額が共済価額の1割又は10万円を超えた場合に共済金が

支払われます。

◇共済金 = 共済金額 × 損害額 / 共済価額

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12.共済金の削減

農業災害補償制度は、農業共済組合、農業共済組合連合会、国の3段階の責任分担に

より危険分散を図り、共済金を確実に支払う仕組みとなっておりますが、組合の財務状況

によっては、共済金の支払額が削減されることがあります。

13.共済金の全額または一部が支払われない場合

(1)共済責任期間外の災害

(2)通常すべき肥培管理や損害防止を怠ったために生じた災害

(3)共済事故の発生通知を怠り、または悪意もしくは重大な過失によって不実の通知を

したとき

(4)悪意もしくは重大な過失によって果樹共済加入申込書に不実の記載、あるいは不実

の変更通知をしたとき

(5)植物防疫法の規定に違反したとき

(6)共済事故による損害であることが確認できないとき

14.分割評価

肥培管理の粗放、その他共済事故以外の原因によると認められる損害と共済事故によ

る損害との分割評価を行い、下記の原因による減収量又は損害額は共済事故として取り

扱いません。

(1)共済事故以外の原因による損害であることが明らかな場合

(2)共済責任期間以外に発生した災害による損害であることが明らかな場合

(3)共済擬古による損害であることが確認できない場合

(4)共済事故の発生原因が分割事由に該当する場合

15.加入者の通知義務

次に掲げる事項が発生した場合は、遅滞なく、当組合に通知してください。

(1)共済事故が発生したとき

(2)共済金の支払いを受けるべき損害があると認めたとき

①災害の種類

②災害の発生月日

③災害により被害を受けた場所その他災害によって生じた損害の状況

④その他損害の状況が明らかとなる事項

(3)加入申込書に記載した事項に変更が生じたとき

(4)共済目的について、次に掲げる事項が生じたとき

①共済目的を譲渡したとき

②共済目的を伐採又は高接ぎしたとき

③栽培方法を変更したとき

16.共済関係の解除

次の場合、共済関係を解除する場合があります。

(1)加入申込書により告知した事項について、故意若しくは重大な過失により事実の

告知をせず、又は不実の告知をしたとき

(2)共済掛金を納入期限までに納入しなかった場合

(3)共済金の給付を目的とした損害を生じさせようとした場合

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17.無事戻し金の削減

無事戻しを実施している場合、連合会・組合などの財務状況によってはお支払いする

金額が削減又はお支払いできないことがあります。

18.個人情報の取り扱いについて

加入申込書記載事項やご加入に際し知り得た情報につきましては、当組合、秋田県農

業共済組合連合会、農林水産省が、引受・損害評価事務などのほか、損害防止など各種

サービスの提供・充実のために限り利用させていただきます。

なお、法令により必要とされた場合には、個人情報を第三者に提供することがありま

す。

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畑作物共済(大豆)重要事項説明書

1.加入方式

加入方式 内 容

一筆方式(7割補償)

耕地ごとの減収量(その耕地の基準収穫量から収穫量を差し引いた数量)が、その耕地の基準収穫量の3割を超えるときに共済金を支払う方式。

半相殺方式(8割補償)

被害耕地ごとの減収量(その耕地の基準収穫量から収穫量を差し引いた数量)の合計が、その組合員の基準収穫量(その組合員の耕地ごとの基準収穫量の合計)の2割を超えるときに共済金を支払う方式。

全相殺方式(9割補償)

組合員ごとの減収量(その組合員の基準収穫量から収穫量を差し引いた数量)が、その組合員の基準収穫量の1割を超えるときに共済金を支払う方式。生産量の概ね全量をJA等に出荷しており、その出荷資料により収穫量を適正に確認できることが条件です。

※ 基準収穫量:いわゆる平年収量のことで、その年の天候が平年並みで、肥培管

理等が普通一般並みに行われた場合に見込まれる収量です。

2.共済事故

風水害、干害、冷害、ひょう害、その他の気象上の原因(地震及び噴火を含む)によ

る災害、火災、病虫害及び鳥獣外による大豆の減収

3.共済責任期間(保障期間)

発芽期(移植をする場合は移植期)から収穫期まで。なお、収穫とは適期に刈り取り

して、摘記に搬出することです。

4.加入資格

実取りを目的とした大豆を5アール以上栽培している農家及び一定の要件を備えた

集落営農等組織。

5.加入申込みと契約(共済関係)の成立

組合が定める加入申込期間中に、畑作物共済加入申込書兼畑作台帳に必要事項を記

入・押印の上、申込み、組合がこれを承諾したときに契約(共済関係)が成立します。

6.共済金額(補償金額)

(1)一筆方式 1kg 当たり共済金額×耕地の基準収穫量×7割

(2)半相殺方式 1kg 当たり共済金額×組合員の基準収穫量×8割

(3)全相殺方式 1kg 当たり共済金額×組合員の基準収穫量×9割

※1kg 当たり共済金額は、次のとおりです。

<平成25年産1kg 当たり共済金額>

①畑作物の直接支払交付金交付農業者以外の金額 100円

②畑作物の直接支払交付金交付農業者の金額 284円

③種子用大豆の金額 305円

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ただし、申出により、以下のいずれかの金額を選択することができます。

①90 円、80 円、70 円、60 円

②256 円、227 円、199 円、170 円、100 円、90 円、80 円、70 円、60 円

③275 円、244 円、214 円、183 円

7・共済掛金(1年間)

共済掛金の額=共済金額×共済掛金率

注1)共済掛金率は、組合及び引受方式により異なります。

注2)共済掛金のうち、55%は国が負担します。

なお、共済掛金に加え、賦課金(事務手数料)もご負担いただきます。

8.共済金

共済金の支払額=1kg 当たりの共済金額×共済減収量

※ 共済減収量は次により算定します。

(1)一筆方式

(被害耕地の基準収穫量-被害耕地の収穫量)

-被害耕地の基準収穫量×30/100

(2)半相殺方式

(被害耕地の基準収穫量の合計-被害耕地の収穫量の合計)

-組合員の基準収穫量×20/100

(3)全相殺方式

(組合員の基準収穫量-組合員の収穫量)-組合員の基準収穫量×10/100

9.共済金の削減

農業災害補償制度は、農業共済組合、農業共済組合連合会、国の3段階の責任分担に

より危険分散を図り、狭隘金を確実に支払う仕組みとなっておりますが、組合の財務状

況によっては、共済金の支払額が削減されることがあります。

10.共済金が支払われない場合

(1)共済責任期間外の災害

①大豆を収穫し、圃場から搬出した後の災害

②収穫適期を過ぎた時期の災害

③発芽前の災害

(2)通常すべき肥培管理や損害防止を怠ったために生じた災害

(3)共済事故の発生通知を怠り、または悪意もしくは重大な過失によって不実の通知

をしたとき

(4)悪意もしくは重大な過失によって、畑作物共済加入申込書兼畑作台帳に不実の記

載、あるいは不実の変更通知をしたとき

(5)通常の栽培方法以外のものに変更した結果生じた損害

(6)植物防疫法の規定に違反した結果生じた損害

11.分割評価

通常行うべき肥培管理の粗放、病害虫防除の不適切、その他共済事故以外の原因によ

ると認められる減収がある場合には、その原因による減収量と共済事故による減収量を

分割し、共済事故以外の原因による減収量(分割減収量)は、共済金支払対象の減収量

11.分割評価

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から除かれます。

12.加入者の通知義務

(1)共済事故による損害が発生した場合には、遅滞なく、当組合に事故発生通知・損

害通知をしてください。

(2)共済金の支払を受けるべき損害があると認めるときは、遅滞なく、次の事項を当

組合に通知してください。

①災害の種類

②災害の発生年月日

③災害により被害を受けた場所、その他災害によって生じた損害の状況

④その他災害の状況が明らかとなる事項

(3)加入申込書に記載した事項に変更が生じたときは遅滞なく、その旨を当組合に通

知してください。

(4)当該共済関係に係る共済目的について、次に掲げる事項が生じたときは、遅滞な

く、その旨を組合に通知しなければなりません。

①共済目的を譲渡したとき

②収穫適期前に刈り取り、抜き取りもしくはすき込んだとき

③通常の栽培方法以外のものへ変更したとき

④全相殺方式の大豆に係る収穫物の出荷計画を変更したとき

13.無事戻しについて

無事戻しを実施している場合、組合及び連合会の財務状況によっては、お支払いする

金額が削減されることがあります。

14.個人情報の取り扱いについて

加入申込書記載事項やご加入に際し知り得た情報につきましては、当組合、秋田県農

業共済組合連合会、農林水産省が、引受・損害評価事務などのほか、損害防止など各種

サービスの提供・充実のために限り利用させていただきます。

なお、法令により必要とされた場合には、個人情報を第三者に提供することがありま

す。

15.経営所得安定対策と NOSAI の関係について

経営所得安定対策の実施に伴い、畑作物の直接支払交付金交付農業者が、故実、交付

対象の要件を満たさないことが確認された場合には、1kg 当たり共済金額が交付農業者

以外の金額に変更となりますので、ご負担いただいた掛金の一部を返還する場合がござ

います。

イメージ図(平成25年度)1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位

交付農業者 284円 256円 227円 199円 170円 100円 90円 80円 70円 60円

交付農業者以外 100円 90円 80円 70円 60円 - - - - -※交付農業者1位~5位までを選択していた場合、掛金の返還が生じます。

なお、変更事由が生じた時、すでに共済金をお支払いしている場合には、交付農業者以

外の金額で共済金が再計算されますので、共済金の一部を返納いただく場合もございます。

(注意)「経営所得安定対策」等の名称については、平成25年度国家予算が成立するこ

とを前提として使用しています。

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園芸施設共済重要事項説明書

1.加入できるもの

園芸施設本体及び農家の選択により施設本体に併せて付帯施設、施設内農作物が加入

できます。

2.共済事故

風水害、ひょう害、雪害その他気象上の原因(地震及び噴火を含む。)による災害、

火災、破裂及び爆発、航空機の墜落及び接触並びに航空機からの物体の落下、車両及び

その積載物の衝突及び接触、病虫害、鳥獣害

3.共済責任期間(補償期間)

共済責任期間は、共済掛金の払込みを受けた日の翌日から1年間です。ただし、施設

の被覆期間にあわせて2カ月~12カ月までの1カ月単位で責任期間を選択できます。

4.共済金額(補償金額)

災害にあった時に補償される最高限度額は、共済価額(加入時の評価額)の40%~

80%(補償割合)の範囲内で選択できます。

①特定園芸施設の共済価額の算定

ガラス室の共済価額=再建築価額×時価現有率

プラスチックハウスの共済価額=本体の再建築価額×時価現有率

+プラスチックフィルム等の再取得価額×被覆経過割合

プラスチックフィルム等の再取得価額=プラスチックフィルム等の標準価額

×被覆面積

②付帯施設の共済価額の算定

付帯施設の共済価額=再取得価額×時価現有率

③施設内農作物の共済価額の算定

施設内農作物の共済価額=当該施設内農作物が栽培されている特定園芸施設

の再建築価額×作物区分ごとの施設内農作物共済価額算定率

(注)・再建築価額はプラスチックハウスにあっては、プラスチックフィルム等の再

取得価額を含めたもの。

・施設内農作物共済価額算定率は施設内農作物の生産費を勘案して、果菜類、

葉菜類、花き類の3段階に設定されている。

5.共済掛金

◎共済掛金 = 共済金額 × 共済掛金率

・国が掛金の1/2を負担し、残りを農家が負担します。

・共済掛金率は過去の金額被害率をもとに3年を基本に改定されます。

6.共済金の支払い

共済金は1棟ごとの損害額が3万円、または共済価額(時価額)の1割を超えた場合

に支払われます。次式により支払額を算出します。

支払共済金=損害額×補償割合

損害額=被害額-(残存物価額+賠償金等)

被害額=特定園芸施設の共済価額×損害割合+付帯施設の共済価額

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×損害割合+施設内農作物の共済価額×損害割合×(1-分割割合)

(注)・自然消耗によって生じた被覆物の損害は支払いの対象になりません。

・他人の所有する特定園芸施設を共済に付した場合は、加入者ではなく、所有

者が、共済金を請求する権利を有します。

7.共済金の全額または一部が支払われない場合

(1)共済責任期間外の損害

(2)解除の事由が生じたときから解除がされた時までに発生した損害

(3)共済目的の性質、瑕疵または自然の消耗によって生じた損害

(4)通常すべき管理その他損害防止の義務を怠ったとき

(5)損害防止の指示に従わなかったとき

(6)共済事故の発生通知を怠り、または悪意もしくは重大な過失によって不実の通知を

したとき

(7)悪意もしくは重大な過失によって園芸施設共済加入申込書に不実の記載、あるいは

不実の変更通知をしたとき

(8)植物防疫法の規定に違反したとき

(9)共済事故による損害であることが確認できない場合

(10)組合の財務状況によっては、共済金等の支払い金額が削減されることがあります。

8.共済金の解除

(1)加入申込の際、不実の告知をしたとき

(2)共済金を支払わせることを目的として損害を生じさせ、または生じさせようとした

とき

(3)共済金の請求について詐欺を行い、また行おうとしたとき

(4)組合の信頼を損ない、共済関係の存続を困難とする重大な事由があったとき

8.共済責任期間中の通知義務

共済責任期間中に加入申し込みのときと異なる次のような事実が発生した場合には、

速やかに組合に連絡願います。加入者がこの義務を怠ったとき、共済金をお支払いでき

ない場合や契約を解除・失効しなければならなくなる場合もあります。

(1)特定園芸施設等を譲渡、移転、解体、増築若しくは改築したとき

(2)特定園芸施設等の構造若しくは材質を変更したとき

(3)特定園芸施設等が共済事故以外の事由により破損若しくは減失したとき

(4)加入した特定園芸施設等を他の保険若しくは共済に付したとき

(5)施設内農作物の種類若しくは栽培期間を変更したとき

(6)施設内農作物が発芽したとき又は移植したとき

9.事故発生の通知

共済事故による損害が発生したときは、遅滞なく組合に事故発生の通知をお願いいた

します。

10.損害防止の義務

加入者は、加入した特定園芸施設等について、通常の管理、損害防止を行うとともに、

事故が発生したときは、その防止、軽減に努めて下さい。これらの努めを怠ったときは、

損害の額から防止・軽減できたと認められた額を差し引くことがあります。また、必要

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な処置について組合から指示することがあります。

11.分割評価

施設内農作物について通常行うべき施設の管理、病害虫防除、肥培管理等がなされな

いことによって発生した病虫害は、基準を定めた分割評価により、損害額からその部分

を除外して共済金の算定を行います。

12.個人情報の取り扱いについて

加入申込書記載事項やご加入に際し知り得た情報につきましては、当組合、秋田県農

業共済組合連合会、農林水産省が、引受・損害評価事務などのほか、損害防止など各種

サービスの提供・充実のために限り利用させていただきます。

なお、法令により必要とされた場合には、個人情報を第三者に提供することがありま

す。

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建物共済のご契約にあたって(重 要 事 項 説 明 書)

Ⅰ.契約概要のご説明

1.仕組み及び引受条件等

(1)共済の仕組み及び名称

①仕組み

建物火災共済・総合共済は火災をはじめとする様々な偶発の事故(注)により、建物及び

その建物に収容する家具・小農器具(以下、「家具類等」といいます。)などが損害を受け

たとき損害共済金及び費用共済金(以下、「共済金」といいます。)をお支払いします。(注)

「(3)共済金をお支払いする場合」を参照してください。

②共済の名称(種類)

共済金の支払い対象となる事故により次の 2種類の共済があります。

・建物火災共済 ・建物総合共済

(2)補償の対象(共済目的)

補償の対象は、建物(注 1)及びその建物に附属又は収容する次の物(注2)です。

①建物の基礎及び畳、建具その他の従物、電気・ガス・水道・空調設備などの付属設備(補

償の対象としない旨の申出が無ければ、補償の対象となります。)

②建物に附属する門・垣・塀その他の工作物(補償の対象とする場合は、申出が必要です。)

③建物に収容されている家具類等(補償の対象とする場合は、申出が必要です。)

(注1) 建物であっても、構造、設備及び用途(業種)などにより補償の対象にできない

場合があります。

(注2) 次の物は補償の対象となりません。

・道路運送車両法に規定する自動車(農機具を除きます。)

・通貨、有価証券、預貯金証書(預金証書又は貯金証書をいい、通帳及び現金自動預け払

い・支払機用カードを含みます。)、印紙、切手、乗車券、その他これらに準ずる物

・貴金属、宝玉及び宝石並びに書画、骨とう品、彫刻物その他美術品で1個又は1組の価

額が 30 万円を超える物

・稿本、設計書、図案、ひな型、い型、模型、証書、帳簿その他これらに準ずる物

・動物及び植物等の生物

・営業用什器備品、商品、製品、半製品、原材料、工作機械その他これらに準ずる物(農

機具は除きます。)

・テープ、カード、ディスク、ドラム等のコンピュータ用の記録媒体に記録されているデ

ータその他これらに類するもの

・船舶(ヨット、モーターボート及びボートを含む)及び航空機

・建物共済加入申込書に共済目的から除外する旨を記載している物

(3)共済金(損害共済金及び費用共済金)をお支払いする場合

①共済責任期間中に発生した損害で補償の対象となる事故(共済事故)は、次のとおりです。

ア.建物火災共済

火災、落雷、破裂・爆発、建物の外部からの物体の落下・飛来・衝突、倒壊(自

然災害の事故による損害は除きます。)、給排水設備の事故及び加入者以外の占

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有する戸室で生じた事故による水ぬれ(自然災害の事故による損害は除きま

す。)、盗難によって生じたき損・汚損、騒乱・集団行動による暴力・破壊行為

(以下「火災等事故」と言います。)

イ.建物総合共済

前記アの火災等事故に加えて、自然災害(台風、旋風、突風、暴風雨、洪水、豪雨、

高潮等の風水害、降雪、雪崩れ等の雪害、土砂崩れ、崖崩れ、地滑り、地震及び噴

火並びにこれらによる津波(以下「地震等」といいます。)、その他これらに類する

自然現象)

②損害共済金のお支払い額

損害共済金のお支払い額の算定方法は、火災等事故、地震等事故を除く自然災害、地震

等事故ごとに異なり、共済約款でご確認ください。なお、建物総合共済における地震等の

お支払いでは、ご加入いただいた共済金額は共済金額×30%として計算されますのでご注

意ください。

③前記の損害共済金に加えて次の費用共済金をお支払いします。詳しくは共済約款でご確

認ください。

ア.残存物取片付け費用共済金

共済事故によって損害を受けた共済目的の残存物の取り壊し・片付け費用の実費(損害

共済金×10%が限度)をお支払いします。

イ.地震火災費用共済金(建物火災共済加入の場合)

地震等の事故により建物等が半焼以上の損害が発生した場合、共済金額×5%をお支払

いします。なお、建物総合共済においては、地震等事故について損害共済金をお支払

いするため、地震火災費用共済金のお支払いはありません。

ウ.特別費用共済金

建物火災共済若しくは建物総合共済いずれの加入の場合であっても、火災等の事故に

よって、損害割合(共済価額に対する損害額の割合)が 80%以上の場合、仮住まい費用

などに対して共済金額×10%(200 万円が限度)をお支払いします。

エ.損害防止費用共済金

消火活動のために使用した消火薬剤等の費用を約款に基づく算定方法により、お支払

いします。

オ.失火見舞費用共済金

火災、破裂、爆発によって第三者が所有する物に損害を与えた場合、被災世帯×20 万

円(共済金額の 20%が限度)をお支払いします。

④他の保険(共済)契約がある場合

ア.加入契約いただいた建物等に、複数の「保険(共済)」(以下、共済等といいます。)

と契約がされている場合、それぞれの共済等から共済金・保険金(以下、共済金等)

が支払われますが、支払われる共済金等の合計額が、損害の額を超えてお支払

いすることはできません。そのため、それぞれの契約の支払い合計が共済約款に

定める支払限度額を超えるときは、共済約款に定める方法により共済金を分担して支払

うこととなります。

イ.他の共済等では、按分支払いをせずに自社の独立責任額を共済金等としてお支

払いをし、その支払額が NOSAI との按分により算出した額を超えた分を NOSAI

に請求(求償)することにより調整を行う場合があります。この方法を希望された

場合、NOSAI では、損害額と他の共済等が支払った共済金等との差額をお支払

いすることとなりますので、他の共済等が NOSAI に請求する額をご確認の上、

NOSAI への共済金の請求をお忘れないよう、ご注意をお願いいたします。

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- 24 -

(4)共済金をお支払いしない場合

①次に掲げる損害に対しては、共済金を支払いません。

ア.共済掛金等をお支払いいただく前に生じた損害

イ.加入者(加入者でない方で共済金を受取る方も含めます。)又はそれらの方の法定

代理人の故意又は重大な過失によって生じた損害

ウ.加入者と同じ世帯に属する親族の故意によって生じた損害

エ.事故の際の紛失又は盗難

オ.共済目的の性質又は欠陥によって生じた損害

カ.戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の

事変又は暴動によって生じた損害

キ.地震等によって生じた損害。(建物総合共済における地震事故及び建物火災共済地

震火災費用共済金をお支払いする場合は除きます。)

ク.核燃料物質若しくは核燃料物質によって汚染された物の放射性、爆発性その他の

有害な特性又はこれらの特性に起因する事故によって生じた損害

②共済約款に記載されている次の場合には共済金をお支払いできない場合があります。

ア.「損害発生の場合の手続き」の通知を怠り又は故意若しくは重大な過失により不実

の通知をしたり損害調査を妨害した場合

イ.「損害防止義務」の指示に従わなかった場合

ウ.「通知義務」、「告知義務」又は「重大事由による解除」により契約を解除した場合

エ.共済金の請求を 3年間怠った場合

(5)付帯できる特約及びその概要

付帯できる特約及びその概要は次のとおりです。なお、詳しくは特約条項でご確認くださ

い。

特約の名称 特約の概要 ご留意事項

新価特約損害共済金算定の基となる共済価額及び損害額を再築又は再取得するために要する再取得価額で評価します。

建物の築年数によっては付帯できない場合があります。

臨時費用担保特約

事故の際の臨時の出費のために損害共済金×20%(250 万円が限度)をお支払いします。また、火災等事故により加入者や同居人などの方が、死亡又は後遺障害を被った場合、1名ごとに共済金額×30%(200 万円が限度)をお支払いします。

共済掛金等は臨時費用共済金に相当する分が割増となります。

費用共済金不担保特約

事故の際にお支払いする共済金は、損害共済金のみで、費用共済金のお支払いはありません。

共済掛金等は費用共済金に相当する分が割引となります。

継続申込特約(注)

2年又は3年分の共済掛金等を契約当初に一括前払いいただくことで、ご契約を継続いたします。

前払いいただく共済掛金等の一部が割引となります。

共済掛金等分割払特約

1年分の共済掛金等を2回又は4回に分割してお支払いいただくことができます。

共済掛金等の割増はありません。

自動継続特約毎年の更新手続きの必要がなく、責任期間を3年間自動継続いたします。

共済掛金等は毎年お支払いいただきます。

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- 25 -

(注)継続申込特約は共済掛金等分割払特約又は自動継続特約と重複して付帯することは

出来ません。

2.共済責任期間

①共済責任期間は、1年です。なお、ご都合により始期を同じにするために限り、1月単

位に1年未満の共済責任期間でご契約することができます。

②ご契約者の共済責任期間は、加入申込書に記載した責任開始日の午後4時から翌年同日

の午後4時までとなります。加入申込後にお送りする「加入承諾書兼共済掛金等納入通知

書」に記載されている納入期限日までにお支払いください。なお、共済責任期間は後日お

送りする建物共済証券でご確認ください。

③加入申込書に記載された責任開始日を過ぎてお支払いいただいた場合の責任期間は、お

支払い日から1年となります。なお、共済掛金等のお支払い前の事故については、共済金

のお支払いはできません。

3.契約条件(共済金額等)

(1)契約の単位

①建物1棟ごとの契約となります。(家具類等も含めた場合も合わせて1棟となります。)

②家具類等は契約建物に収容されている物に限り、家具類等単独の契約はできません。

③建物と家具類等及び小農器具が各々金額区別せず一括して加入する「含み契約」

の場合、それぞれごとの共済金額は、建物の再建築価額と家具類等または小農器具の再取

得価額の合計でそれぞれの価格を除した割合を共済金額に乗じた金額となります。

(2)共済金額の設定

①建物火災共済の共済金額の最高限度額は1棟 6,000 万円です。

②建物総合共済の共済金額の最高限度額は1棟 2,000 万円です。

③同じ建物が建物火災共済と建物総合共済の両方に契約することができますが、合わせて

6,500 万円が限度です。

④共済金額の設定は、1棟ごとに5万円以上で、1万円単位となります。

4.共済掛金等

共済掛金等は、共済金額、建物の用途・構造、付帯する特約などにより決まります。詳

しくはNOSAIまでお問い合わせください。

5.共済掛金等の払込方法

・共済掛金等の払込方法は、口座振替の他、NOSAIの口座への振込み、現金支払いな

どの方法があります。加入申込の際にお申出ください。

・掛金等の払込は、原則共済責任期間ごとに1回払いですが、1.の(5)「付帯できる特

約及びその概要」に記載する特約を付帯することにより、複数年分の一括払い又は分割払

いでの払込方法があります。詳しくはNOSAIにご確認ください。

Ⅱ.注意喚起情報のご説明

1.告知義務・通知義務等

(1)ご契約時の注意事項(告知義務―加入申込書の記載上の注意事項)

・契約者には、ご契約時に危険に関する重要な事項としてNOSAIが告知を求めたもの

(告知事項)について事実を正確に告知いただく義務(告知義務)があります。

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・加入申込書に記載された内容のうち、★印が付いている項目が告知事項です。この項目

が、事実と違っている場合、又は事実を記載しなかった場合には、ご契約を解除し、共済

金をお支払いできないことがありますので、加入申込書の記載内容を必ずご確認ください。

【告知事項】

①建物の情報

用途、構造、延面積、てん補範囲、所在地

②他の保険・共済契約等の関する情報

建物を契約の対象とする他の保険契約又は共済契約

(2)ご契約後にご連絡いただくべき事項(通知義務事項等)

・ご契約後、加入申込書に記載された内容のうち、☆印が付いている項目の変更・訂正が

あった場合及び次に掲げる事実が発生した場合には、遅滞なくNOSAIにご通知くださ

い。

・ご通知がない場合には、ご契約を解除し、共済金をお支払いできないことがありますの

で、十分ご注意ください。

・ご通知いただいた内容により、ご契約の変更を行いますが、変更ができない場合は、ご

契約の全部又は一部を解除する場合があります。

【通知事項等】(加入申込書の☆印以外の事項)

①建物を譲渡する場合

②建物を解体、改築・増築、修繕又は構造変更する場合

③建物を 30 日以上無人又は空家にする場合

④建物が共済事故以外の原因により破損した場合

⑤共済目的を他の場所に移転する場合

⑥共済目的の危険が著しく増加した場合

⑦ご契約後に共済目的の価額が著しく減少した場合

2.損害防止義務

①共済契約者は共済目的について通常の管理や、事故が発生したとき又はその原因が生じ

たときには、損害の防止又はその軽減に努めるなどの損害防止義務があります。

②損害防止義務を怠ったときは、損害の額から防止又は軽減することができたと認められ

る額を差し引くことがあります。

3.重大事由による解除

次のことがあった場合は、ご契約を解除し、共済金をお支払いできないことがあります。

①共済金を支払わせることを目的として損害を生じさせ、または生じさせようとしたこと

②共済金の請求について詐欺を行い、また行おうとしたこと

③NOSAIの契約者の信頼を損ない、契約の存続が困難な重大な事由があった場合

Ⅲ.その他のご説明

1.注意喚起情報のほかにご注意いただきたい事項

(1)超過共済による共済金額の減額

①ご契約の際に設定された共済金額が共済目的の価額を超えていたことについて、ご契約

者の善意でかつ重大な過失がなかった場合、共済契約者はその超過する部分についてご契

約日から取り消すことができます。

②ご契約後に共済目的の価額が著しく減少し共済金額が共済価額を超過した場合、ご契約

者はその超過した部分について、超過した時から先の期間について共済金額の減額を請求

することができます。

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(2)掛金等の返還・追加

・通知義務事項等により、契約内容の変更又は契約を解除した場合、約款等の規程により

掛金等を返還又は追加請求をいたします。

・解除の理由によっては、掛金等を返還しない場合があります。

2.事故が起こった場合の手続き等

(1)事故が起こった場合の手続き

①事故が発生した場合遅滞なくNOSAIにご連絡ください。

②共済契約者はNOSAIから請求した共済金請求書などの書類を作成し、事故を通知し

た日から 30 日以内に提出してください。

③NOSAIは事故による損害があった共済目的について必要な調査をすることができ

ます。

④事故の通知を怠ったり、故意若しくは重大な過失により不実の通知をし、また正当な理

由がなく損害調査の妨害、請求書類に不実の記載や変造した場合、契約を解除し、共済金

を支払わない場合があります。

(2)共済金支払後の共済契約

①損害割合(共済価額に対する損害額の割合)が 80%以上の事故が発生したときは、共済金

をお支払いした後、共済契約は消滅します。

②損害割合が 80%未満の場合、共済契約は当初契約の内容で共済責任期間の終了日まで継

続します。

Ⅳ.個人情報の取扱いについて

ご加入の内容、申込書記載事項やその他の知り得た情報(以下「個人情報」という。)に

ついては、当組合が、引受の判断、共済金等の支払、共済契約の継続・維持管理、各種サ

ービスの提供・充実を行うために利用(以下「利用目的」という。)します。また、本共

済関係に関する個人情報は、当組合が実施する他の共済の案内等のために業務に必要な範

囲で利用することがあります。

当組合は、共済金支払責任のすべてを秋田県農業共済組合連合会(以下「連合会」という。)

の保険に付し、連合会は保険金支払責任の一部を全国共済農業共同組合連合会(以下「JA

全共連」という。)の再共済に付しているため、連合会および JA 全共連との間で個人情報

を共同利用します。

法令により必要と判断される場合、加入者・公共の利益のために必要と考えられる場合、

個人情報の利用目的のために業務を委託する場合、他の共済・保険との支払分担を行う場

合、再保険取引のために必要な場合には、必要な範囲で個人情報を第三者に提供すること

があります。

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農機具損害共済のご契約にあたって(重 要 事 項 説 明 書)

Ⅰ.契約概要のご説明

1.仕組み及び引受条件等

(1)共済の仕組み及び名称

①仕組み

農機具損害共済は、稼働中の事故をはじめとする様々な偶発の事故(注)により、ご加入

いただいた農機具及び付属装置が損害を受けたときに災害共済金をお支払いします。(注)

「(3)共済金をお支払いする場合」を参照してください。

②共済の名称(種類)

農機具共済は、次の2種類の共済があります。

・農機具総合共済・農機具火災共済

(2)補償の対象(共済目的)

補償の対象は、未使用の状態で取得され、かつ共済規程で定める農機具です。

①付属装置を補償の対象とする場合は、申出が必要です。(トラクタのロータリ、コンバ

インの結束機以外は補償の対象外です)

(3)共済金をお支払いする場合

①災害共済金のお支払い対象となる事故(共済事故)は、次のとおりです。

ア.農機具総合共済

火災、落雷、物体の落下・飛来、破裂・爆発、盗難による盗取若しくはき損・鳥

獣害又は第三者行為による不可抗力のき損、衝突、接触、墜落、転覆、異物の巻き込み、

その他これらに類する稼働中の事故、台風、旋風、突風、暴風雨、洪水、豪雨、高潮、降

ひょう、雪崩等の雪害、土砂崩れ、崖崩れ、地滑り、その他これらに類する自然災害(地

震及び噴火並びにこれらによる津波(以下「地震等」といいます)及び落雷による損害を除

きます。)

イ.農機具火災共済

格納中の火災、落雷、物体の落下又は飛来、破裂又は爆発、車両及びその積載物

の衝突及び接触、盗難による盗取又はき損、鳥獣害、第三者行為による不可抗力の

き損。なお、総合共済、火災共済とも加入申込の際、地震等担保特約を付帯する旨

を申し出て契約したときは、地震・噴火・津波による損害も補償の対象となります。

②災害共済金のお支払額

災害共済金のお支払い額(注1)は、損害の額(注2)に共済金額の新調達価額(共済目的

と同一の機種で、同一又は類似の性能を有する新規の農機具を取得するために要する価

額)に対する割合を乗じて得た額となります。損害額の算定は、損害部品の価格について

は標準小売単価により、修理時間及び工賃は標準作業時間及び標準作業工賃に基づき、そ

れぞれ算出します。又、事故内容及び損害部品によっては、損害額から免責額が差引かれ

て支払われます。差引かれる免責額は損害額×免責割合で算出されます。免責事項には上

記のほか、整備不良や運転者の操作不適切により発生した損害も、その程度に応じて免責

されます。具体的な免責割合については、NOSAI にお問い合わせください。(注 1)農機具

共済は、新調達(再取得)価額までを補てんする仕組みですが、損害が生じてから一年以内

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に復旧しなかった場合、時価損害額によって算定した共済金のお支払いとなりますので、

ご注意ください。

(注 2)損害の額は、新調達価額を限度として、その損害の発生直前の状態に復旧するため

に必要な費用の最低限となります。

③他の保険(共済)契約がある場合

ア.加入契約いただいた農機具に、複数の「保険(共済)」(以下、共済等といいます。)と

契約がされている場合、それぞれの共済等から共済金・保険金(以下、共済金等)が支払

われますが、支払われる共済金等の合計金額が、損害の額を超えてお支払いすることは

できません。そのため、それぞれの契約のお支払い合計が共済約款に定める支払限度額

を超えるときは、共済約款に定める方法により共済金を分担して支払うことになります。

イ.他の共済等では、按分支払いをせず自社の独立責任額を共済金等としてお支払いをし、

その支払額がNOSAIとの按分により算出した額を超えた分をNOSAIに請求(求償)するこ

とにより調整を行う場合があります。この方法を希望された場合、NOSAI では、損害額

と他の共済等が支払った共済金等との差額をお支払いすることとなりますので、他の共

済等が NOSAI に請求する額をご確認の上、NOSAI への共済金の請求をお忘れないよう、

ご注意をお願いいたします。

(4)共済金をお支払いしない場合

①次に掲げる損害に対しては、災害共済金を支払いません。

ア.損害額が1万円未満の損害(標準小売単価、標準作業時間、標準作業工賃により

算出された損害額)

イ.共済掛金等をお支払いいただく前に生じた損害

ウ.加入者(加入者でない方で共済金を受取る方も含めます。)又はそれらの方の法

定代理人の故意又は重大な過失によって生じた損害

エ.加入者と同じ世帯に属する親族の故意によって生じた損害

オ.運転者の故意または重大な過失によって発生した損害

カ.農作業以外の使用目的による事故によって発生した損害

キ.共済目的に存在する欠陥、摩滅、腐食、さびその他自然消耗による損害

ク.故障(偶然な外来の事故に直接起因しない共済目的の電気的又は機械的損害を

いいます)。

ケ.凍結(ラジエーターの冷却水の抜き忘れによる凍結破損等)によって発生した

損害

コ.消耗部品にのみ発生した損害

サ.戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似

の事変又は暴動によって生じた損害

シ.地震等によって生じた損害。(地震等によって生じた火災、破裂又は爆発、これ

らが拡大して発生した損害も含みます)

ス.核燃料物質若しくは核燃料物質によって汚染された物の放射性、爆発性その他

の有害な特性又はこれらの特性に起因する事故によって生じた損害

②共済約款に記載されている次の場合には共済金をお支払いできない場合があります。

ア.「損害発生の場合の手続き」の通知を怠り又は故意若しくは重大な過失により不実の

通知をしたり損害調査を妨害した場合

イ.「損害防止義務」の指示に従わなかった場合

ウ.「通知義務」、「告知義務」又は「重大事由による解除」により契約を解除した場

エ.共済金の請求を3年間怠った場合

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(5)付帯できる特約及びその概要

付帯できる特約及びその概要は次のとおりです。なお、詳しくは特約条項でご確認くださ

い。

(注)継続申込特約は共済掛金等分割払特約又は自動継続特約と重複して付帯することは

出来ません。

2.共済責任期間

(1)農機具損害共済の共済責任期間は、1年です。なお、ご都合により始期を同じにするた

めに限り、1月単位に 1年未満の共済責任期間でご契約することができます。

(2)ご契約者の共済責任期間は、加入申込書に記載した責任開始日の午後4時から翌年同

日の午後4時までとなります。加入申込後にお送りする「引受承諾書兼共済掛金等納入通

知書」に記載されている納入期限日までにお支払いください。なお、共済責任期間は後日

お送りする農機具共済証券でご確認ください。

(3)加入申込書に記載された責任開始日を過ぎてお支払いいただいた場合の責任期間は、

お支払い日から1年となります。なお、共済掛金等のお支払い前の事故については、共済

金のお支払いはできません。

3.契約条件(共済金額等)

(1)契約の単位

農機具1台(又は一式)ごとの契約となります。(トラクタのロータ、コンバインの結束

特約の名称 特約の概要 ご留意事項

臨時費用担保特約

事故の際の臨時の出費のために、共済金額に損害割合の 10%を乗じた額を臨時費用共済金としてお支払いします。また、共済目的が農業用自動車以外の場合で、加入者等が死亡・後遺障害を被った場合、1名ごとに共済金額×30%(50万円限度)、怪我による入院が必要となった場合は、1名ごとに共済金額×5%(20 万円限度)の傷害費用共済金を加算して支払います。

共済掛金等は臨時費用共済金に相当する分が割増となります。

継続申込特約(注)

継続特約期間を2年、3年、4年、5年として契約時に掛金を一括払い込みいただくことで、お選びいただいた期間の契約を継続いたします。

継続特約期間に応じて掛金が割り引かれます。

共済掛金等分割払特約(注)

共済掛金の払い込みを年2回または4回に分割する特約で、掛金払い込み時の掛金負担額を軽減できる特約です。

共済掛金等の割増はありません。

自動継続特約(注)

毎年の更新手続きが不要となり、満了する契約内容と同内容で契約を自動継続いたします。自動継続期間に制限はありません。

共済掛金等は毎年お支払いいただきます。

地震等担保特約

地震、噴火及び津波による損害の場合、加入共済金額の 50%を限度として共済金をお支払いします。

損害割合が5%以上となった場合に限ります。

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機以外の付属装置はご加入できません)。

(2)共済金額の設定

①農機具共済の最高限度額は 1台 2,000 万円です。

②共済金額の設定は、1台ごとに 5万円以上で、1万円単位となります。

4.共済掛金等

共済掛金等は、共済金額、農機具の機種や用途、付帯する特約などにより決まります。詳

しくはNOSAIまでお問い合わせください。

5.共済掛金等の払込み方法

共済掛金等の払込み方法には、口座振替のほか、NOSAIの口座への振込み、現金支払

などの方法があります。加入申込の際にお申出ください。

①農機具損害共済の掛金の払込み方法

原則共済責任期間ごとに1回払いですが、1.(5)「付帯できる特約及びその概要」に記

載する特約を付帯することにより、複数年分の一括払い又は分割払いでの払い込み方法が

あります。

Ⅱ.注意喚起情報のご説明

1.告知義務・通知義務等

(1)ご契約時の注意事項(告知義務―加入申込書の記載上の注意事項)

・契約者には、ご契約時に危険に関する重要な事項としてNOSAIが告知を求めたもの

(告知事項)について事実を正確に告知いただく義務(告知義務)があります。

・加入申込書に記載された内容のうち、★印が付いている項目が告知事項です。この項目

が、事実と違っている場合、又は事実を記載しなかった場合には、ご契約を解除したり、

共済金をお支払いできないことがありますので、加入申込書の記載内容を必ずご確認くだ

さい。

【告知事項】

①農機具の情報

機種名、銘柄、型式、車体番号、付属装置、購入年月、格納場所、管理物件の有無

②他の保険・共済契約等の関する情報

農機具を契約の対象とする他の保険契約又は共済契約

(2)ご契約後にご連絡いただくべき事項(通知義務事項等)

・ご契約後、加入申込書に記載された内容のうち、☆印が付いている項目の変更・訂正

があった場合及び次に掲げる事実が発生した場合には、遅滞なくNOSAIにご通知くだ

さい。

・ご通知がない場合には、ご契約を解除したり、共済金をお支払いできないことがありま

すので、十分ご注意ください。

・ご通知いただいた内容により、ご契約の変更を行いますが、変更ができない場合は、ご

契約の全部又は一部を解除する場合があります。

【通知事項等】(加入申込書の☆印以外の事項)

①農機具を譲渡する場合

②農機具を解体または廃棄する場合

③農機具が共済事故以外の原因により破損した場合

④農機具の用途を変更し、または著しく改造した場合

⑤農機具の格納場所または設置場所を変更した場合

⑥共済事故に係る危険が著しく増加した場合

⑦告知事項の内容に変更を生じさせる事実が発生した場合

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2.損害防止義務

①共済契約者は共済目的について通常の管理や操作を怠ってはならず、事故が発生したと

き又はその原因が生じたときには、損害の防止又はその軽減に努めるなどの損害防止義務

があります。

②損害防止義務を怠ったときは、損害の額から防止又は軽減することができたと認められ

る額を差し引くことがあります。

3.重大事由による解除

次のことがあった場合は、ご契約を解除し、共済金をお支払いできないことがあります。

①共済金を支払わせることを目的として損害を生じさせ、または生じさせようとしたこと

②共済金の請求について詐欺を行い、また行おうとしたこと

③NOSAIの契約者の信頼を損ない、契約の存続が困難な重大な事由があった場合

Ⅲ.その他のご説明

1.注意喚起情報のほかにご注意いただきたい事項

(1)超過共済による共済金額の減額

①ご契約の際に設定された共済金額が共済目的の価額を超えていたことについて、ご契約

者の善意でかつ重大な過失がなかった場合、ご契約者はその超過する部分についてご契約

日から取り消すことができます。

②ご契約後に共済目的の価額が著しく減少し共済金額が共済価額を超過した場合、ご契約

者はその超過した部分について、超過した時から先の期間について共済金額の減額を請求

することができます。

(2)掛金等の返還・追加

・通知義務事項等により、契約内容の変更又は契約を解除した場合、約款等の規定により

掛金等の返還又は追加請求をいたします。

・解除の理由によっては、掛金等を返還しない場合があります。

2.事故が起こった場合の手続き等

(1)事故が起こった場合の手続き

①事故が発生した場合遅滞なくNOSAIにご連絡ください。

②ご契約者はNOSAIから請求した共済金請求書などの書類を作成し、事故を通知した

日から 30 日以内に提出してください。

③NOSAIは事故による損害があった共済目的について必要な調査をすることができ

ます。

④事故の通知を怠ったり、故意若しくは重大な過失により不実の通知をし、また正当な理

由がなく損害調査の妨害、請求書類に不実の記載や変造した場合、契約を解除し、共済金

を支払わない場合があります。

(2)共済金支払後の共済契約

①災害共済金の支払合計額が、共済金額に相当する金額になったとき共済関係は消滅しま

す。災害共済金の支払額が共済金額に達するまでは、共済契約は当初契約の内容で共済責

任期間の終了日まで継続します。

Ⅳ.個人情報の取扱いについて

ご加入の内容、申込書記載事項やその他の知り得た情報(以下「個人情報」という。)に

ついては、当組合が、引受の判断、共済金等の支払、共済契約の継続・維持管理、各種サ

ービスの提供・充実を行うために利用(以下「利用目的」という。)します。また、本共

済関係に関する個人情報は、当組合が実施する他の共済の案内等のために業務に必要な範

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- 33 -

囲で利用することがあります。

当組合は、共済金支払責任の一部を秋田県農業共済組合連合会(以下「連合会」という。)

の保険に付しているため、連合会との間で個人情報を共同利用します。

法令により必要と判断される場合、加入者・公共の利益のために必要と考えられる場合、

個人情報の利用目的のために業務を委託する場合、他の共済・保険との支払分担を行う場

合に、必要な範囲で個人情報を第三者に提供することがあります。