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中途採用に係る現状等について 令和元年9月27日 厚生労働省職業安定局 資料4 1

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中途採用に係る現状等について

令和元年9月27日厚生労働省職業安定局

資料4

1

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中途採用に係る現状について

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入職者

約767万人

うち一般労働者約425万人

未就業入職者(入職前1年間に就業経験のない者)

約271万人うち一般労働者

約126万人

転職入職者 約496万人うち一般労働者 約298万人

新規学卒者 約122万人うち一般労働者 約89万人

新規学卒者以外 約149万人うち一般労働者 約37万人

(備考)1.厚生労働省「雇用動向調査」により作成。2.用語の定義は以下の通り。

パートタイム労働者又はパート :常用労働者のうち、1日の所定労働時間がその事業所の一般の労働者より短い者、又はその事業所の一般の労働者と1日の所定労働時間が同じでも1週の所定労働日数が少ない者をいう。一般労働者又は一般 :常用労働者のうち、パートタイム労働者以外の労働者をいう。雇用期間の定めなし :常用労働者のうち、期間を定めずに雇われている者をいう。なお、試用又は見習い期間中の者及び出向者も含む。雇用期間の定めあり:常用労働者のうち、1か月以上の期間を定めて雇われている者をいう。未就業入職者:入職者のうち、入職前1年間に就業経験のない者をいう。新規学卒者:未就業入職者のうち、新卒の者をいう。本調査では、進学、就職等の別を問わず、入職者のうち調査年に卒業の者(進学した者であっても学業とは別に常用労働者として働いている場合を含む。)を「新規学卒者」としている。

3.入職者は、常用労働者のうち、調査対象期間中に事業所が新たに採用した者をいい、他企業からの出向者・出向復帰者を含み、同一企業内の他事業所からの転入者を除く。

○ 2018年の入職者数は約767万人で、そのうち新規学卒者以外が約149万人(うち一般労働者は約37万人)、転職入職者が約496万人(うち一般労働者は約298万人)となっている。

図表1:入職者の状況

3

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図表2:入職者及び転職入職者数(率)の推移

○ 入職者数・転職入職者数は長期的にみると増加傾向となっている。○ 転職入職率は長期的にみると緩やかな伸びとなっている。

4

(備考)1.厚生労働省「雇用動向調査」により作成。2.転職入職率は、常用労働者に占める転職入職者(入職者のうち、入職前1年間に就業経験のある者)の割合3.2012年から2015年までの値は、毎月勤労統計調査の再集計前の値に基づく値。4.2004年からは教育・学習支援業が調査対象に加わっている。

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1991 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 17

入職者数・転職入職者数

(万人)

(年)

入職者数

転職入職者数

転職入職者(一般労働者)数

0%

2%

4%

6%

8%

10%

12%

14%

16%

18%

20%

1991 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 17

入職率・転職入職率

(年)

入職率

転職入職率

転職入職率(一般労働者)

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図表3:入職者の内訳

○ 入職者の内訳をみると、パートタイム労働者が大きく増加しており、一般労働者の転職入職者も緩やかに増加している。

5

(備考)1.厚生労働省「雇用動向調査」により作成。2.2012年から2015年までの値は、毎月勤労統計調査の再集計前の値に基づく値。3.2004年からは教育・学習支援業が調査対象に加わっている。

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1991 92 93 94 95 96 97 98 99 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18

パート(学卒含む未就業)

パート(転職入職)

一般(学卒含む未就業)

一般(転職入職)

入職者

(万人)

(年)

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図表4:企業規模別の転職入職者数・転職入職率(一般労働者)

○ 企業規模別の転職入職者数をみると、従業員数1000人以上の大企業は大きく増加している○ 一方、転職入職率については、従業員数300人以上の大企業の転職入職率は増加傾向にあるが、従業員数300人未満の中小企業と比較すると、低い水準にとどまっている。

6

(備考)1.厚生労働省「雇用動向調査」により作成。一般労働者による値。2.転職入職率は、常用労働者に占める転職入職者(入職者のうち、入職前1年間に就業経験のある者)の割合。3.2012年から2015年までの値は、毎月勤労統計調査の再集計前の値に基づく値。4.2004年からは教育・学習支援業が調査対象に加わっている。

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

1991 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 17

転職入職者数(企業規模別)

1000人以上

300-999人

100-299人

5-99人

(万人)

(年)

2%

3%

4%

5%

6%

7%

8%

9%

10%

11%

12%

1991 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 17

転職入職率(企業規模別)

1000人以上

300-999人

100-299人

5-99

(年)

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図表5:企業規模別の中途採用割合(一般労働者・雇用期間の定めなし)

7

○ 従業員規模が大きいほど中途採用割合は低い。

(備考)1.厚生労働省「雇用動向調査」により作成。平成30年の値。雇用期間の定めのない一般労働者によるもの。2.中途採用割合は、転職入職者と新規学卒者を除く未就業者の合計が、入職者に占める割合。3.入職者及び転職入職者は、他企業からの出向者・出向復帰者を含む。

50

55

60

65

70

75

80

85

90

企業規模計 1000人以上 300~999人 100~299人 30~99人 5~29人

(%)

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図表6:企業規模別の新卒・中途採用比率(正社員)

8

○ 従業員規模が大きいほど新卒採用比率が高く、中途採用比率は低い。

新卒・中途採用の比率(2017年度)

社数新卒採用比率(2018年卒)

中途採用比率(2017年度)

1社あたり新卒採用人数(人)

1社あたり中途採用人数(人)

全体 4,055 34.7% 65.3% 0.78 1.47

規模別

5~299人 2,084 23.3% 76.7% 0.38 1.25

300~999人 1,071 58.5% 41.5% 12.50 8.86

1,000~4,999人 710 59.6% 40.4% 35.71 24.20

5,000人以上 190 62.6% 37.4% 127.89 76.31

(備考)1.リクルートワークス研究所「中途採用実態調査(2017年度実績)」より作成。調査対象は従業員5人以上の民間企業。2.集計は、新卒採用・中途採用を実施した企業、実施しなかった企業を含んでおり、一社当たりの人数は採用を実施していない企業を含んだ社数で

平均を算出。また、従業員規模によって、ウェイトバックした値を掲載。3.新卒採用は大学生・大学院生(2018年卒)、中途採用(2017年度)は正社員を対象とした人数。

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図表7:企業規模別・産業別の中途採用割合(一般労働者、雇用期間の定めなし)

○ 中途採用割合(一般労働者、雇用期間の定めなし)を企業規模別・産業別にみると、産業により違いがあるものの、概ね企業規模が大きくなるほど低くなる傾向にある。

9

(備考)1.厚生労働省「雇用動向調査」の特別集計により作成。サンプル数を確保するため、平成27~29年の値により算出。

2.中途採用割合は、転職入職者と新規学卒者を除く未就業者の合計が、入職者に占める割合。3.一般労働者で、雇用契約期間の定めのない者によるもの。4.毎月勤労統計調査の再集計前の値に基づく値。

0

20

40

60

80

100

120

計 複合サービス事業

生活関連サービス,

娯楽

金融,

保険

情報通信

卸売,

小売

電気・ガス・

熱供給・水道

学術研究,

専門・技術サービス

製造

医療,

福祉

教育,

学習支援

建設

不動産,

物品貸借

運輸,

郵便

飲食,

宿泊 サ

ービス業

(他に分類されないもの)

中途採用割合(企業規模・産業別)

合計 300~ 5~299

(%)

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図表8:職業別の転職入職率(一般労働者)

○ 職業別に転職入職率(一般労働者)をみると、サービス業では高く、管理職では低くなっている。

10

15.3

12.8

11.110.7

8.6 8.3 8.07.5 7.2

4.3

0

2

4

6

8

10

12

14

16

18

サービス

運搬・清掃

・包装等

保安

輸送・機械運転

建設・採掘

事務

専門的・技術的

生産工程

販売

管理

職業別の転職入職率

(%)

(備考)1.厚生労働省「雇用動向調査」の特別集計により作成。一般労働者による値。2.転職入職率は、常用労働者に占める転職入職者(入職者のうち、入職前1年間に就業経験のある者)の割合。3.サンプル数を確保するため、平成27~29年の転職入職者の合計と常用労働者の合計により算出。4.毎月勤労統計調査の再集計前の値に基づく値。

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図表9:転職就業者の役職割合(正規雇用労働者)

○ 役職別割合をみると、転職就業者の方が継続就業者と比較して役職についていない割合が高い。

11

(備考)1.リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査2019」により作成。2.2018年12月時点で正規雇用として就業している者のうち、2014年以降に退職した前職のある者を転職就業者、2014年以降に退職経験のない

前職のない者を継続就業者としている。3. 転職就業者と継続就業者とに分けて、それぞれの役職別割合を集計したもの。

62.1

23.0

10.1

4.4 0.4

81.3

11.2

4.1 3.2 0.2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

役職なし 係長・

主任クラス

課長クラス 部長クラス 役員クラス

継続就業者

転職就業者

(%)

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図表10:正社員の採用方針(企業規模別)

○ 企業規模別に正社員の採用方針をみると、企業規模が大きくなるほど新規学卒に重点をおいており、企業規模が小さくなるほど中途採用に重点を置いている。

12(備考)1.労働政策研究・研修機構「企業の多様な採用に関する調査」により作成。2017年7月調査。

2.無回答はサンプルから除いている。

0

10

20

30

40

50

60

70

新規学卒

に重点

中途採用

に重点

ほぼ同じ程度

に重点

(%)

~99人

100~299人

300~999人

1000人~

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図表11:職業別の転職求人倍率(民間職業紹介)

○ 転職求人倍率を業種別・職種別にみると、IT/通信等の技術系や専門職(コンサルタントなど)が高くなっている。

13(備考)パーソルキャリア株式会社「転職求人倍率レポート」により作成。

0

2

4

6

8

10

12

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7

2016 17 18 19

職種別転職求人倍率の推移

営業系 企画事務系 技術系(IT/通信) 技術系(電気/機械)

技術系(メディカル) 技術系(化学/食品) 技術系(建築/土木) 専門職

クリエイター 販売/サービス系 事務・アシスタント系

(倍)

(月)(年度)

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図表12:人材採用を円滑化するために実施している取組

○ 企業が人材採用を円滑化するために実施している取組を正社員の新卒と中途採用で比較すると、説明会や職場見学会等を実施している企業の割合は、中途採用の方が少ない。

14

(備考)1.今後の雇用政策の実施に向けた現状分析に関する調査研究事業(平成27年3月 みずほ情報総研(株))により作成。2.複数回答によるもの。3.斜線部分は、新卒採用と中途採用で回答項目が異なる箇所。

28.5

5.4

8.4

16.7

28.0

28.2

31.0

37.1

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45

特になし/募集・採用はしていない

賃金等の処遇を競合他社

よりも高く設定

大学OB・OGによるリクルートを実施

会社説明会を地方で開催

職場見学会・職場体験会を実施

学生向けのインターンシップを実施

ハローワーク等行政機関が

主催する会社説明会に参加

大学に出向いて会社説明会を実施

正社員の新卒採用

31.1

2.4

6.6

7.0

9.6

10.0

23.3

23.4

25.6

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45

特になし/募集・採用はしていない

会社説明会を地方で開催

再就職支援会社を活用

賃金等の処遇を競合他社

よりも高く設定

職場見学会・職場体験会を開催

民間人材会社が実施する合同説明会

に参加

非正社員から正社員への

登用を積極的に実施

ハローワーク等行政機関が

主催する会社説明会に参加

民間の職業紹介機関を活用

正社員の中途採用

(%) (%)

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転職者・転職希望者をめぐる状況

15

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図表13:平均寿命と高齢者の就業率の推移

○ 平均寿命の伸長により、就業期間も長期化していくことが見込まれる。

16

(備考)1.厚生労働省「簡易生命表」、「完全生命表」、国立社会保障人口問題研究所「日本の将来人口推計(平成29年推計)」、総務省「労働力調査」、労働政策研究・研修機構「労働力の需給推計」により作成。

2.2020年以降の平均寿命の推移は出生中位・死亡中位推計、2020年以降の高齢者の就業率の推移は、経済成長と労働参加が適切に進むケース。

81

85

87

91

55

60

65

70

75

80

85

90

95

100

1955 65 75 85 95 05 15 25 35 45 55 65

平均寿命の推移

男性 女性

(歳)

(予測)

(年)

66.2

80.0

44.3

61.7

27.1

39.9

9.0

12.8

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

2000 05 10 15 17 20 25 30 35 40

高齢者の就業率の推移

60~64 65~69

70~74 75~

(予測)

(%)

(年)

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図表14:年齢別の転職回数

○ 初職が正規雇用労働者であった者のキャリアパスをみると、年齢が上がるにつれて、転職経験がある者(退職回数が1回以上)の割合が増えている。

17(備考)1.リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査2019」により作成。

2.初職が正規雇用労働者であった者について、就業状況・退職回数別に割合を算出したもの。

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

15~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~

男性

退職2回以上(無業) 退職1回(無業)

退職2回以上(有業) 退職1回(有業)

退職0回

(歳)

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

15~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~

女性

退職2回以上(無業) 退職1回(無業)

退職2回以上(有業) 退職1回(有業)

退職0回

(歳)

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図表15:転職(就業)希望者の現状①

○ 転職希望者は、正規雇用労働者のうち約343万人、非正規雇用労働者のうち約300万人となっている。

○ 無業者のうち、就業を希望している者は、約862万人となっている。

18

(備考)総務省「平成29年就業構造基本調査」により作成。

1,244,300 2,187,100

31,082,300

正規雇用労働者

転職希望・求職活動

転職希望・非求職活動

転職非希望

1,479,700

1,522,200

18,323,800

非正規雇用労働者

転職希望・求職活動

転職希望・非求職活動

転職非希望

3,338,300

5,285,000

36,140,400

無業者

就業希望・求職活動

就業希望・非求職活動

就業非希望

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図表16:転職(就業)希望者の現状②

○ 転職(就業)を希望している者のうち、求職活動をしている者の割合をみると、年齢が上がるにつれて低下する傾向にある。

19

(備考)1.総務省「平成29年就業構造基本調査」により作成。2.転職を希望している正規雇用・非正規雇用労働者のうち、実際に求職活動を行っている者と、就業を希望している無業者のうち、

実際に求職活動を行っている者の割合を示している。

求職活動をしている転職(就業)希望者の割合

0

10

20

30

40

50

60

15~24 25~34 35~44 45~54 55~64 65~

正規雇用労働者

(%)

0

10

20

30

40

50

60

15~24 25~34 35~44 45~54 55~64 65~

非正規雇用労働者(%)

0

10

20

30

40

50

60

15~24 25~34 35~44 45~54 55~64 65~

無業者(%)

(歳) (歳) (歳)

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図表17:転職希望者に占める転職就業者の割合

○ 年齢別に、転職を希望する者(転職希望者)に対する実際に転職を経験した者(転職就業者)の割合をみると、40~59歳の中高年層において低い傾向が見られる。

20

(備考)1.総務省「平成29年就業構造基本調査」により作成。2.転職就業者は、「就業者のうち前職のある者で、過去1年間(平成28年10月以降)に離職を経験した者」をさす。

45.2

60.7

50.3

41.9 41.9

36.2 36.6 35.438.2

67.1

70.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

総数 15~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~

(%)

(歳)

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図表18:年齢別の転職入職率(一般労働者)

○ 年齢階級別の一般労働者の転職入職率をみると、20代・30代と比較して、40代・50代の転職入職率は低くなっている。

21

(備考)1.厚生労働省「雇用動向調査」により作成。平成30年の値。2.転職入職率は、常用労働者に占める転職入職者(入職者のうち、入職前1年間に就業経験のある者)の割合

11.8

13.4

9.2

8.2

6.8

6.1

5.3 5.9

10.2

4.0

0

2

4

6

8

10

12

14

16

18

20

~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~

(%)

(歳)

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図表19:中途採用の年齢別の採用方針

○ 中途採用の方針は、「35歳未満」では約95%の企業が採用に積極的である一方、年齢層が高くなるにつれ採用の積極性は弱まり、「35歳以上45歳未満」では「良い人材であれば採用したい」が最多になる一方、45歳以上では「あまり採用は考えていない」が最多となっている。

22

35歳未満

35歳以上45歳未満

45歳以上55歳未満

55歳以上

43.5

12.1

3.1

1.0

52.2

64.1

39.8

23.5

17.4

48.9

67.0

6.4

8.5

1.52.8

8.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

積極的に採用を強化したい 良い人材であれば採用したい

あまり採用は考えていない 無回答

中途採用の年齢別の採用方針

(備考)今後の雇用政策の実施に向けた現状分析に関する調査研究事業(平成27年3月 みずほ情報総研(株))により作成。

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図表20:正規転換の現状

○ 過去5年間で、非正規雇用労働者から正規雇用労働者に転換した転職就業者と非正規雇用労働者から非正規雇用労働者に転職した転職就業者の割合をみると、年齢が上がるほど、正規雇用労働者に転換した転職就業者の割合が少なくなっている。

23

(備考)1.総務省「就業構造基本調査」により作成。2.転職就業者とは、平成24年10月以降に前職をやめた前職及び現職が雇用者(役員を除く)の者。

非正規雇用労働者からの転職就業者割合(正規雇用労働者・非正規雇用労働者別)

5.3

11.6

18.8

25.1

41.2

25.4

94.7

88.4

81.2

74.9

58.8

74.6

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

65歳~

55~64歳

45~54歳

35~44歳

25~34歳

15~24歳

正規 非正規

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図表21:不本意非正規雇用労働者の現状

○ 不本意非正規雇用労働者は、過去5年間で大きく減少しているものの、2018年で255万人となっている。年齢階級別に不本意非正規雇用労働者割合をみると、男性の25~54歳で多い。

24(備考)1.総務省「労働力調査(詳細集計)」により作成。

2.不本意非正規雇用労働者割合は、非正規雇用労働者のうち、正規の仕事がないため非正規雇用労働者として就業している者の割合。

不本意非正規雇用労働者数の推移

172

129

169

127

341

255

0

50

100

150

200

250

300

350

400

2013 2018

男性 女性

(万人)

(年)

年齢階級別の不本意非正規雇用労働者割合(2018年)

7.4

31.6

35.0

37.5

23.3

11.8

7.3

13.5

9.6 9.110.0

5.0

0

5

10

15

20

25

30

35

40

15~24歳 25~34歳 35~44歳 45~54歳 55~64歳 65歳以上

男性 女性

(%)

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H20(25歳~34歳)

H30(35歳~44歳)

88万人

52万人

H20(25歳~34歳)

H30(35歳~44歳)

38万人 40万人

無業者数の推移フリーター等の推移

(資料出所)総務省「労働力調査」

(各年3月卒)

(資料出所) 「大学等卒業者の就職状況調査」(厚労省・文科省)及び「高等学校卒業(予定)者の就職(内定)状況に関する調査」(文科省)(備考)数値は就職希望者のうち、就職先が決定していない者(大学等については4月1日時点、高校については3月末時点)大学等の未就職卒業者数については、文部科学省「学校基本調査」から推計した卒業予定者数に「大学等卒業者の就職状況調査」結果(就職希望率、就職率)を乗じて推計した数値

就職氷河期における学卒未就職者の状況

12.0

2.1

8.8

1.8

3.2

0.3 0

5

10

15

93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19

合計

大学

高校

(万人)

いわゆる就職氷河期

図表22:就職氷河期世代の現状①

○ 就職氷河期世代は、1993(平成5)年~2004(平成16)年に学校卒業期を迎えた世代。○ 就職氷河期世代に概ね該当する現時点で35~44歳の就業状況は、10年前と比べ、フリーターは約36万人の減少、無業者数は概ね横ばいとなっている。

25

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• 就業を希望しながら、様々な事情により求職活動をしていない長期無業者

• 社会参加に向けてより丁寧な支援を必要とする者などが含まれる。

正規雇用の

職員・従業員

916万人非正規雇用の

職員・従業員(※1)

371万人

非労働力人口

219万人(うち無業者(※3)40万人)

自営業主・家族従業者

94万人

役員 46万人

完全失業者 33万人 その他(※4) 9万人

「労働力調査基本集計(2018年平均)(総務省統計局)」に基づき内閣府作成。各項目万人単位のため、端数処理の関係で合計が一致しない場合がある。(※1)「非正規雇用の職員・従業員」は、パート・アルバイト、労働者派遣事業所の派遣社員、契約社員、嘱託、その他に該当する者(※2)「労働力調査詳細集計(2018年平均)(総務省統計局)」で、現職の雇用形態(非正規雇用)についた主な理由が「正規雇用の職員・従業員の仕事がないから」と回答した者。このほか、潜在的な正規

雇用希望者も想定される。)(※3)「無業者」の定義は、非労働力人口のうち、家事も通学もしていない者(※4)「その他」は、『従業上の地位不詳(就業していることは明らかであるが、勤めか自営かの別及び勤め先における呼称が未回答の者)』と『就業状態不詳(就業の有無の別が未回答の者)』の合計

就職氷河期世代の中心層となる35~44歳の雇用形態等内訳 (2018年:1,689万人)

正規雇用を希望していながら、現在は非正規雇用で働いている者(※2)

50万人

図表23:就職氷河期世代の現状②

○ 就職氷河期世代支援プログラムの支援対象としては、正規雇用を希望していながら不本意に非正規雇用で働く者、就業を希望しながら、様々な事情により求職活動をしていない長期無業者、社会参加に向けてより丁寧な支援を必要とする者など、100万人程度と見込んでいる。

26

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参考資料

27

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成長戦略実行計画等(令和元年6月21日閣議決定)~中途採用の促進関係~

<令和元年度革新的事業活動に関する実行計画(抜粋)>

<成長戦略実行計画(抜粋)>

第3章 全世代型社会保障への改革2.中途採用・経験者採用の促進(2)対応の方向性人生100年時代を踏まえ、働く意欲がある労働者がその能力を十分に発揮できるよう、雇用制度改革を進めることが必要である。特に大企業に伝統的に残る新卒一括採用中心の採用制度の見直しを図ると同時に、通年採用による中途採用・経験者採用の拡大を図る必要がある。このため、企業側においては、採用制度及び評価・報酬制度の見直しに取り組む必要がある。政府としては、個々の大企業に対し、中途採用・経験者採用比率の情報公開を求めるといった対応を図る。

28

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中途採用・経験者採用に関する環境整備の推進(現状)

「年齢にかかわりない転職・再就職者の受入れ促進のための指針」の周知

中途採用等支援助成金の実施

・ 中途採用率を拡大させた企業や45歳以上の者を初めて採用した企業への助成(中途採用拡大コース)

・ 東京圏からの移住者を雇い入れた企業への助成(UIJターンコース)

「中途採用・経験者採用協議会」の開催

労働移動の円滑化①

認定制度(※)の着実な実施、 職場情報総合サイト「しょくばらぼ」の運用

(※)ユースエール認定、 くるみん・プラチナくるみん認定、えるぼし認定、 高齢者雇用開発コンテスト 等

職業情報提供サイト(日本版O-NET)(仮称)の構築

技能検定の実施、 職業能力評価基準の普及促進

ジョブ・カードの活用促進

労働市場の見える化③

ハローワークにおける求職者の状況に応じたマッチング支援

ハローワークの「人材確保対策コーナー」の拡充(84→94箇所)による人手不足分野の人材確保支援

国と地方の連携(「雇用対策協定」の締結推進、国の無料職業紹介業務等と自治体の業務をワンストップで実施)

産業雇用安定センターによる出向・移籍支援

マッチング支援②

わかものハローワーク(28箇所)、

わかもの支援コーナー(195箇所)等の設置若年者

マザーズハローワーク、マザーズコーナー

の拡充(199→202箇所)女性

生涯現役支援窓口の拡充

(180→240箇所)高齢者

29

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企業

年齢にかかわりない転職・再就職者の受入れ促進のための指針について

職業キャリアが長期化し、働き方のニーズが多様化するとともに、急速な技術革新や産業・事業構造の変化によって、企業・労働者双方において中途採用・転職・再就職ニーズが高まっている。このため、転職・再就職が不利にならない柔軟な労働市場や企業慣行の確立が求められている。

○ 人手不足の中で、事業承継や企業価値向上の担い手となる中核人材を求める中小企業。

○ 産業・事業構造の劇的な変化の中で、必要な専門性等を持つ人材を速やかに採用したい企業。

労働者

国等

○ これまで培ってきた「職務遂行能力」や「専門性」を利用して、キャリアアップ

やキャリアチェンジを図りたい労働者。

○ 企業・労働者双方のニーズを踏まえて、年齢にかかわりない円滑な転職・再就職を支援する国等。

○ 必要とする職業能力等の明確化及び職場情報等の積極的な提供

○ 職務経験により培われる職務遂行能力の適正な評価○ 専門性の高い従業員の活躍機会の拡大

転職市場

転職・再就職拡大を進める主体

○ 公平かつ柔軟な処遇○ 早期定着に向けた支援○ 平素からの従業員に求める役

割の明確化、職業能力の把握

○ 転職市場に関する情報発信、職場情報の見える化の促進

○ 転職・再就職者の受入れ促進のための機運の醸成

○ 労働者の専門性や職務遂行能力等の見える化○ 中高年齢者等の中途採用拡大に取り組む企業への助成等

機運の醸成年齢にかかわりない適正な評価・採用

<国の取組>

<企業の取組>

採用後の活躍支援

○ 一度でも中高年齢者の中途採用経験がある企業は、採用に積極的になる傾向がある。

○ 「専門性」だけでなく、職務経験により培われる土台となる「職務遂行能力」(コンピューターのOSに相当するもの)が、企業横断的に活躍するために重要であり、職務経験が豊富な労働者の転職後の活躍が期待される。

○ 転職後の活躍度合いは、転職による業種・職種の変化にかかわらずほぼ同様の傾向にある。

○ 中途採用された中高年齢者が活躍している好事例を持つ企業の存在。

年齢にかかわりない活躍の可能性

転職指針の中核となる取組

①② ③

○ 従業者の主体的(自律的)・継続的なキャリア形成の促進

平成30年3月に、転職・再就職者の受入れ促進のため、企業が取り組むことが望ましいと考えられる基本となるべき事項等を示した、「年齢にかかわりない転職・再就職者の受入れ促進のための指針」を新たに策定し、同年4月に経済界に要請を行った。

指針策定の背景

30

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中途採用等支援助成金(中途採用拡大コース)の概要

(計画の内容)①中途採用者の雇用管理制度の整備②中途採用の拡大A 中途採用率(※1)の向上またはB 45歳以上を初めて中途採用

※1 中途採用率は、無期フルタイム雇用で採用した者のうち、中途採用で採用する者の割合。計画前3年間の中途採用率の平均が50%未満の企業が対象。

※2 生産性は、中途採用計画開始前直近の事業年度と、その3年後を比較。※3 3年後に、中途採用計画期間に採用した者の定着率が一定割合以上であることが必要。

これまで学卒採用中心であった企業が、中途採用者の雇用管理制度を整備した上で、中途採用者の採用を拡大し、生産性を向上させた場合に助成を行う。

助成(A:50万円、B:60万円)(B:採用時の年齢が60歳以上の者の場合は

10万円を上乗せ助成)

令和元年度予算額 22.8(18.1)億円

中途採用計画の策定

割増助成

A 中途採用率の向上(計画期間前3年間の中途採用率より20ポイント以上向上)

またはB 45歳以上を初めて中途採用

中途採用の拡大

A(中途採用率の拡大):1年(※)※最大3年まで延長可

B(45歳以上の初採用):1年以内

生産性の向上(※2、3)

計画策定から3年後

31

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中途採用等支援助成金 UIJターンコース

○東京一極集中の是正を図り、地方創生を推進する観点から、東京圏(一定の要件を満たす地域)から東京圏以外の地域

へのUIJターンを促進するとともに、人手不足に直面する地域の企業の人材の確保を図ることが必要。

○このため、内閣府の地方創生推進交付金(移住・起業・就業タイプ)を活用して地方公共団体が実施する移住支援制

度を利用したUIJターン者を採用した事業主に対し、その採用活動に要した経費の一部を助成する。

支給までの流れ

助成の内容

計画

① 計画提出② 採用活動

④ 支給申請

⑤ 助成金の支給

計画

③ 移住・就労

UIJターン者

対象事業主東京圏以外の地域又は東京圏内の条件不利地域(※1)に所在する事業所において対象労働者を1名以上雇い

入れた事業主

助成対象経費

対象労働者の採用に要した次の経費

① 就職説明会等の実施に係る経費

② 募集・採用パンフレット等の作成経費(※2)

対象労働者 地方公共団体から移住支援金(※3)の支給を受けた労働者(新規学卒者を除く)

助成額 助成対象経費に1/2(中小企業以外は1/3)を乗じた額(上限100万円)

※1 過疎地域自立促進特別措置法等の関係法において規定される条件不利地域を有する市町村(政令指定都市を除く)。※2 地方創生推進交付金(移住・起業・就業タイプ)を活用したマッチング支援事業により支援する経費を除く。※3 移住支援金は、地方創生推進交付金(移住・起業・就業タイプ)を活用して創設されたものに限る。

④支給申請に当たっては、地方公共団体が対象労働者に移住支援金を支給したことを証明する書類の提出を求める

地方公共団体よりUIJターン者に移住支援金(地方創生推進交付金

を活用)を支給

令和元年度予算額 1.1億円

32

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事業概要

人材不足分野におけるハローワークの就職支援策

雇用情勢が着実に改善している中において、福祉等の分野において有効求人倍率が高止まりしており、人材不足が深刻化している状況にあることから、求職者に人材不足分野のしごとの魅力を伝えるとともに、求人者には求人充足のための支援を強化し、両者を結び付けるマッチングの機会を拡充することにより、ミスマッチの改善を図る。

ハローワークにおける人材不足分野に係る就職支援の拡充

令和元年度予算額 34.1(25.8)億円

◆人材確保対策コーナーの拡充

人材不足分野の求人が多い等特に人材確保支援が必要な安定所に「人材確保対策コーナー」を増設する(10箇所)。

◆就職支援コーディネーター(人材確保対策分)の新規配置労働局に新たに『就職支援コーディネーター(人材確保対策分)』を配置し、人材不足分野を中心に、地域の関係団体と連携強化を図るとともに、局内のハローワークの横断的な取組を積極的に展開することにより、地域事業所に対する広域的・戦略的な人材確保支援を推進する(12局)。

福祉分野のほか、警備業、運輸業など雇用吸収率の高い分野へのマッチング支援を強化するため、人材確保支援の総合専門窓口となる

「人材確保対策コーナー」を全国84箇所に設置し、関係団体等と連携した人材確保支援を実施。

◆ 都道府県労働局ごとに関係団体等をメンバーとした協議会を設置し、支援策について検討

◆ 求職者ニーズの把握と、それに基づいた求人者への求人充足に向けた助言、指導

◆ 求職者に対する担当者制によるきめ細かな職業相談・職業紹介

◆ 業界団体との連携による求人者向け・求職者向けセミナー、事業所見学会、就職面接会等の開催

令和元年度

現行

33

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産業雇用安定センターによる出向・移籍のあっせん

○ 産業雇用安定センターは、13の産業団体(※)の拠出により設立された公益財団法人。

○ 労働力の産業間、企業間移動の円滑化に寄与するため、出向・移籍による失業なき労働移動に関する情報提供・相談等を実施。(平成26年度から、そのあっせん機能を大幅に強化。)

○ 平成30年度の実績:送り出し件数11,072件に対して、出向・移籍の成立件数7,539件、成立率68.1%

送り出し企業

受け入れ企業

移籍

産業雇用安定センター

送出情報の登録

受入情報の提供

受入情報の登録

送出情報の提供

キャリアコンサルティング、個人の課題に応じた各種講習・訓練(民間の職業訓練機関の活用を含む)の実施

出向・移籍のあっせん

※ (社)日本造船工業会、(社)日本鉄鋼連盟、電気事業連合会、全国銀行協会、(社)日本自動車工業会、(社)日本電機工業会、(社)セメント協会日本化学繊維協会、日本製紙連合会、日本石炭協会、日本紡績協会、(社)日本民営鉄道協会、(社)日本船主協会

話し合いの場の設定等 面接の場の設定等

出向(雇用調整、人材育成)

令和元年度予算額 38.3(38.1)億円

34

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若者の雇用管理の状況が優良な中小企業の認定(ユースエール認定企業)

・ 若者の採用・育成に積極的に取り組み、実力がある中小企業でも、知名度等から若者の採用面に課題。・ 大企業と比較して、中小企業は求人倍率が高い。(従業員300人未満:8.62倍 1,000人以上:0.76倍)

若者雇用促進法に基づき以下の基準を満たす中小企業を厚生労働大臣が認定する制度を創設し、認定企業の情報発信を後押しすることにより、若者の適職選択や当該企業が求める人材の円滑な採用を支援する。(平成27年10月創設)

1 学卒求人など、若者対象の正社員の求人申込みまたは募集を行っていること(既卒3年以内の者が応募可であることが必要。)

2 若者の採用や人材育成に積極的に取り組む企業であること

3右の要件をすべ

て満たしている

こと

・「人材育成方針」と「教育訓練計画」を策定していること

・直近3事業年度の正社員として就職した新卒者等のうち同期間に離職した者の割合が20%以下

・前事業年度の正社員の月平均所定外労働時間が20時間以下かつ、月平均の法定時間外労働60時間以上の正社員が1人もいないこと

・前事業年度の正社員の有給休暇の付与日数に占める取得日数の平均が70%以上または取得日数の平均が10日以上

・直近3事業年度で、男性労働者の育児休業などの取得者が1人以上又は女性労働者の育児休業等の取得率が75%以上

4右の雇用情報項

目について公表

していること

・直近3事業年度の新卒者などの採用者数・離職者数、男女別採用者数、平均継続勤務年数

・研修内容、メンター制度の有無、自己啓発支援・キャリアコンサルティング制度・社内検定などの制度の有無とその内容

・前事業年度の月平均の所定外労働時間、有給休暇の平均取得日数、育児休業の取得対象者数・取得者数(男女別)、

役員・管理職の女性割合

5 過去3年間に新規学卒者の採用内定取消しを行っていないこと 7 各種助成金の不支給措置を受けていないこと

6 過去1年間に事業主都合による解雇または退職勧奨を行っていないこと 8 重大な労働関係等法令違反を行っていないこと 等

<認定基準>

<認定のメリット>

<実績>

<認定マーク>

実績:564社(令和元年7月末時点)

1 ハローワークなどで 重点的PRを実施 2 認定企業限定の就職面接会などへの参加が可能

3 自社の商品、広告などに認定マークの使用が可能

4

若者の採用・育成を支援するため、認定企業が次の各種助成金を活用する際、一定額が加算

①キャリアアップ助成金 ②人材開発支援助成金(旧キャリア形成促進助成金) ③トライアル雇用助成金

④特定求職者雇用開発助成金(三年以内既卒者等採用定着コース)

5株式会社日本政策金融公庫(中小企業事業・国民生活事業)において実施している「働き方改革推進支援資金(企業活力強化貸付)」を利用することが

可能

6公共調達のうち、各府省が価格以外の要素を評価する調達(総合評価落札方式・企画競争方式)を行う場合は、契約内容に応じて加点評価(「女性の活

躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針」)

35

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認定の段階

えるぼし認定について

認定の概要

認定実績(令和元年6月末時点)

認定企業への優遇措置

① 女性活躍推進法(以下「女活法」)に基づいた一般事業主行動計画の策定・届出を行った企業のうち、評価基準を満たした企業について、女性活躍推進に関する状況が優良な企業として認定(えるぼし認定)。

② 認定は満たした評価基準の数に応じて3段階あり、段階別に認定マークを商品などに付することができる。

③ 評価基準を満たさなくなった、女活法に違反した等の場合には、認定取消しの対象となる。

商品や求人票等へのマーク使用

公共調達の加点評価日本政策金融公庫による低利融資

全国で870社。うち、3段階目559社、2段階目306社、1段階目5社。

1段階目

2段階目

3段階目

♦評価基準1採用、2継続就業、3労働時間等の働き方、4管理職比率、5多様なキャリアコース※上記の他、省令に定める基準を満たす必要がある。 36

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女性活躍推進法に関する情報公開制度の概要(現状)

法律 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律

情報公開項目

・採用した労働者に占める女性職員割合・男女別の採用における競争倍率・労働者に占める女性労働者の割合・男女の平均継続勤務年数の差異・男女別の継続雇用割合・男女別の育児休業取得率・一月当たりの労働者の平均残業時間・雇用管理区分ごとの労働者の一月当たりの平均残業時間・有給休暇取得率・係長級にある者に占める女性労働者割合・管理職に占める女性労働者割合・役員に占める女性の割合・男女別の職種又は雇用形態の転換実績・男女別の再雇用又は中途採用実績

要件(義務、

努力義務等)

1つ以上の項目に関して公表義務※改正女活法等の施行により、301人以上の企業については、2つ以上の項目の公表を義務づけ予定

対象となる企業規模等

301人以上の企業(300人以下は努力義務)※改正女活法等の施行により101人以上に対象拡大予定

施行日 平成28年4月1日施行

37

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くるみん・プラチナくるみん(共通)♦女性の育児休業取得率 75%以上労働時間数フルタイム労働者の月平均時間外・休日労働 45時間未満全労働者の月平均時間外労働 60時間未満

くるみん認定・プラチナくるみん認定について認定の概要

主な認定基準 認定実績(令和元年6月末時点)

認定企業への優遇措置

① 企業が次世代育成支援対策推進法(以下「次世代法」)に基づいた一般事業主行動計画の策定・届出を行い、その行動計画に定めた目標を達成するなどの一定の要件を満たした場合、「子育てサポート企業」として認定(くるみん認定)

② くるみん認定企業のうち、より高い水準の要件を満たした企業に対しては、より優良な「子育てサポート企業」として認定(プラチナくるみん認定)

③ 認定基準を満たさなくなったり、次世代法に違反したりした等の場合に、認定取消しの対象となる。

くるみん認定企業 3,153社 うち,プラチナくるみん認定企業 303社

商品や広告等へのマーク使用公共調達の加点評価日本政策金融公庫による低利融資両立支援等助成金の加算

くるみん

男性の育児休業等取得率

育児休業 7%以上育児休業+育児目的休暇

15%以上

プラチナくるみん

男性の育児休業等取得率

育児休業 13%以上育児休業+育児目的休暇

30%以上

【目標:令和2年までにくるみん企業3,000社】・少子化社会対策大綱(平成27年3月20日閣議決定)・第4次男女共同参画基本計画(平成27年12月27日閣議決定)・まち・ひと・しごと総合戦略2018改訂版KPI(平成30年12月21日閣議決定)

認定実績の時点修正

38

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職場情報総合サイトの運用等について

○次世代育成支援対策推進法、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律及び青少年の雇用の促進等に関する法律に基づき、企業による職場情報の提供を促進しているが、既存の事業では若者・女性といった個別分野毎の職場情報の提供を行うことに留まっている。

○企業の職場情報を求職者、学生等に総合的に提供することにより、職業選択を支援して労働市場のマッチング機能を改善するとともに企業が労働市場で選ばれるために雇用管理改善(働き方改革、人材育成、女性活躍等)に積極的に取り組むインセンティブを強化していく必要がある。

現状・課題

概要

○企業の職場情報を求職者、学生等に総合的に提供するためのウェブサイト職場情報総合サイトを運営。○既存の事業で提供している職場情報を収集等したうえで、求職者、学生等に対して検索、企業間の比較を容易にする一覧化の仕組みを提供する。

令和元年度予算額 1.6(1.6)億円

実施イメージ

厚生労働省 民間企業等

求職者・学生等

民間の就職情報サイト等・取得した職場情報データの利活用(例)自社の求人情報への職場情報の付加など

職場情報総合サイト・各個別分野の職場情報の収集(連携)機能・利便性の高い検索機能や企業間比較機能・収集した職場情報データの外部への提供機能等を備えたウェブサイトを運営

既存の事業 (※一部は他省で実施)

・「えるぼし認定」、「くるみん認定」、「ユースエール認定」、「なでしこ銘柄」、「健康経営銘柄」などの各種認定・個別分野毎の職場情報の管理及びウェブサイト等での提供の実施

求人企業等・雇用管理改善に係る様々な取組み(例)働き方改革、人材育成、女性活躍等

総合的な職場情報の提供

職場情報検索、比較

職場情報登録

登録の要請、認定等

職場情報の収集(連携)職場情報データの取得(オープンデータ)

・マッチング機能の改善・企業における雇用管理の改善を促進

「幅広い企業情報の提供に積極的な企業」「雇用管理の状況が優良な企業」ほど選ばれるように。

39

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目的 職業を「ジョブ」「タスク」「スキル」等の観点から分析し、労働市場の共通言語・共通基準(*)としてデータベース化することで、職業情報を「見える化」し、求職者等の就職活動や企業の採用活動等を支援する。

対象者 キャリアコンサルタント等の専門家、需給調整機関の担当者、企業の人事管理担当者、求職者(高齢者、障害者等を含む)、学生等

活用領域 就職・転職・進路指導、企業の人事労務管理・マネジメント等

提供する職業情報 職業解説(視覚情報を含む)、タスク・スキル等の定性・定量データ、各種官公庁統計データ等(約500職業を想定)

主な機能・職業検索(フリーワード、職業分野、資格・スキル・知識等からの検索等)・キャリア分析(自己のこれまでの職歴等により、保有しているスキル・知識等のレベルと、希望する職業で求められるスキル・知識等との類似性やギャップを照合できる機能)

・人材採用支援(職業のタスク・スキル等情報を自社の求人内容等に合うよう編集した職務要件シートを作成する機能)・人材活用シミュレーション(企業内人材活用に際して、各職業間のスキル・知識等の類似性やギャップを比較できる機能)・外部サイト(ハローワークインターネットサービス、職場情報総合サイト等)との連携機能

職業情報提供サイト(日本版O-NET)(仮称)の構築

○ 人口減少下で安定的な経済成長を実現し、国全体の労働生産性の向上を図るためには、一人ひとりが持つ能力を最大限に活かせるよう、転職・再就職など多様な採用機会を拡大することが必要。この多様な採用機会の拡大のためには、転職希望者等が持つ職業スキルや経験等を活かした就職活動や企業の採用活動が行えるよう「職業情報の見える化」を進めることが重要。また、「見える化」された職業情報が有効活用されるためには、ユーザがいつでも手軽に情報を入手できるようサイトによる無料提供が効果的。○ そのため、職業情報提供サイト(日本版O-NET)(仮称)を構築し、広く求人者・求職者等に職業情報を提供することにより、効果的なマッチングを図る。

現状・課題

概要日本版O-NET(仮称)のコンテンツ (イメージ)

(*) 「共通言語」とは、誰もが共通の認識で誤解無く使用することができる言葉・用語、「共通基準」とは、業種間・企業間等で共通して使用できる基準を指す。

令和元年度予算額 4.6(0.7)億円

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○ 受検申請者数の推移(過去6年)

○ 技能検定制度は、労働者の有する技能の程度を検定し、これを公証する国家検定制度であり、労働者の技能と地位の向上を図ることを目的に、職業能力開発促進法に基づき昭和34年から実施。○ ものづくり分野を中心に、技能のウエイトが高く、全国的に需要を有する分野を対象に、国が主体となり全国、業種・職種共通の基準の下で制度を構築・運営。

1.概要

○ 厚生労働大臣が厚生労働省令で定める職種ごとに、厚生労働省令で定める等級(特級、1~3級など)に区分して、レベルに応じた技能・知識の程度を、実技試験及び学科試験により客観的に評価。令和元年7月末現在、130職種(うち建設・製造業関係は造園、さく井、金属溶解、機械加工など100職種。ファイナンシャル・プランニングなどサービス業関係は30職種)。○ 技能検定に合格した者は、「技能士」と称することができる(いわゆる名称独占資格)。○ 都道府県が実施する方式(111職種)に加え、平成13年に、厚生労働大臣が一定の要件を満たすものとして指定する民間団体が実施する指定試験機関方式(19職種)を導入。

2.実施内容

○ 平成30年度は全国で約80.7万人の受検申請があり、約32.4万人が合格。 (累計では延べ約697万人が「技能士」)○ 平成30年度の受検申請者数が多い職種は、ファイナンシャル・プランニングの約45.2万人(対前年度比3.4%減)、機械保全の約3.7万人(同4.5%増)、機械加工の約2.4万人(同10.1%増)。

3.実施状況

721,981 688,575 706,144 757,380 784,048 807,287

0

200,000

400,000

600,000

800,000

1,000,000

平成25年度平成26年度平成27年度平成28年度平成29年度平成30年度

合計 1級 2級 3級

(人)

機械加工職種

建築大工職種

ウェブデザイン職種

○ 職種数の推移

*都道府県実施方式分・指定試験機関方式分を合わせた全数

技能検定制度の概要

5

118

65

142

133

137 130

0

30

60

90

120

150S3

4S3

6S3

8S4

0S4

2S4

4S4

6S4

8S5

0S5

2S5

4S5

6S5

8S6

0S6

2H

1H

3H

5H

7H

9H

11

H1

3H

15

H1

7H

19

H2

1H

23

H2

5H

27

H2

9R

1

開始職種数類似職種の統合を集中的に行った

新職業訓練法の施行に伴い、職種の名称変更を行った

職種の整理統合を集中的に行った

指定試験機関を導入した

41

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ジョブ・カード制度について

-個人が生涯活用するキャリア・プランニング及び職業能力証明のツールとして普及を促進-

○ 免許・資格、学習・訓練歴、雇用型訓練、公的職業訓練をはじめとする訓練の評価、職務経験、仕事ぶりの評価の情報を蓄積し、応募書類等としても活用

○ 個人が履歴、職業経験の棚卸し、職業生活設計等の情報を蓄積の上、キャリアコンサルティングを受けつつジョブ・カードを作成し、訓練の受講、キャリア選択等で活用

生涯を通じたキャリア・プランニングのツール

円滑な就職等のための職業能力証明のツール

学校卒業 求職 在職(非正規雇用、正規雇用) ミドル~引退

職業能力の見える化

目 的

○ 個人の状況に応じた職業能力開発、多様な人材の必要な分野への円滑な就職の支援等のため、下記のツールとして、生涯を通して活用

○ 職業能力開発促進法第15条の4第1項の規定に基づき、厚生労働大臣が「職務経歴等記録書」(ジョブ・カード)の様式を定めている。○ 職業人生を通じて、個人が、各情報を項目別に各様式に記入(必要に応じてキャリアコンサルティング等の支援を受けて記入)。原則、電子化(個人自らのパソコン等に入力)し継続的に蓄積、場面に応じて抽出・編集して活用。様式の一部に所要の調整等を加えることも可能。

活用の形態・様式

・様式1 キャリア・プランシート

・様式3-3 訓練成果・実務成果シート

・様式2 職務経歴シート

・様式3-1 免許・資格シート

・様式3-2 学習・訓練歴シート

様式1

様式2

様式3-1

様式3-2

様式3-3

周知・広報

○ジョブ・カード制度総合サイト

・ジョブ・カードの各様式やその記入例、スキルチェック機能、メール相談サービス、免許・資格や労働関係の統計情報等の関係情報を提供。

・ジョブ・カード作成支援、履歴書・職務経歴書の作成ができる「ジョブ・カード作成支援ソフトウェア(WEB版含む)」や「スマートフォン版アプリ」等を提供。

○パンフレット・リーフレット・ポスター・動画求職者・在職者、事業主、学生など幅広い層への周知広報のためパンフレット・リーフレット等を配布。

ジョブ・カード制度の説明や活用好事例をまとめた動画を配信。

職業能力証明シート

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