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第99号 2016年 1月号発 行 社会医療法人社団健友会 中野・杉並健康友の会 〒 164-0001 中野区中野 5-44-3 TEL 03-3387-3051 FAX 03-3388-1381編 集 「健友」編集委員会ホームページアドレス www.kenyu-kai.or.jp/
１００年
１００年
後、２０１５
後、２０１５
年を「もう一
年を「もう一
度悲惨な戦争
度悲惨な戦争
へ突き進む
へ突き進む
きっかけの
きっかけの
年であった」と教科書
年であった」と教科書
に書かれているかもし
に書かれているかもし
れない▼安倍首相はこ
れない▼安倍首相はこ
れまでの自民党政権が
れまでの自民党政権が
やらなかった（できな
やらなかった（できな
かった）戦争法を、公
かった）戦争法を、公
明党の力を借り国民の
明党の力を借り国民の
反対の声を無視してつ
反対の声を無視してつ
くった。第二次大戦前
くった。第二次大戦前
のドイツでは、ワイ
のドイツでは、ワイ
マール憲法治下でヒト
マール憲法治下でヒト
ラーのナチスが台頭し
ラーのナチスが台頭し
た。そして障害者やユ
た。そして障害者やユ
ダヤ人、社会主義者
ダヤ人、社会主義者
の殲滅（せんめつ）を
の殲滅（せんめつ）を
実行していった▼ヒト
実行していった▼ヒト
ラーは大戦後、国民生
ラーは大戦後、国民生
活が混乱した中で雇用
活が混乱した中で雇用
の拡大や経済の回復を
の拡大や経済の回復を
利用し、国民の目を曇
利用し、国民の目を曇
らせ、一時的な「熱狂
らせ、一時的な「熱狂
的支持」を背景に、人
的支持」を背景に、人
類史に残る恐怖政治を
類史に残る恐怖政治を
行った▼２０１３年、
行った▼２０１３年、
自民党麻生太郎副総理
自民党麻生太郎副総理
の「ドイツのワイマー
の「ドイツのワイマー
ル憲法はいつの間にか
ル憲法はいつの間にか
変わっていた。誰も気
変わっていた。誰も気
がつかない間に変わっ
がつかない間に変わっ
た。あの手口を学んだ
た。あの手口を学んだ
らどうか」との言葉を
らどうか」との言葉を
思い出す▼憲法を守り
思い出す▼憲法を守り
戦争法反対のたたかい
戦争法反対のたたかい
は始まったばかりだ。
は始まったばかりだ。
新年にあたり１００年
新年にあたり１００年
後の教科書で日本も含
後の教科書で日本も含
め、２０１６年以降が
め、２０１６年以降が
平和な年であったと描
平和な年であったと描
かれるよう「すべきこ
かれるよう「すべきこ
と」をしたい。
と」をしたい。
（飛）
（飛）
あけましておめでとうございます。今年はさる年です。「みざる、きかざる、
いわざる」ではなく、いまの安倍政権下では、逆に「よく見る、よく聞く、そ
して思いを言葉にして、よく言う」。それが大事な年になりそうです。
地域包括ケアが、いよいよ実践の段階に入りました。健友会では、法人内に
健康友の会の方々と一緒に「地域包括ケア推進委員会」を立ち上げ、「地域に
出る、地域を知る」をキーワードに学習し、施設見学などの活動を行ってきま
した。今年の春には「健友会への地域包括ケアの提言」をまとめる予定です。
提言の中心となる内容ですが、介護保険制度の動きや地域の現状、利用者・
家族の実態、在宅分野での課題や問題意識など、日頃の活動を通して把握して
いる内容を法人に積極的に発信すること。法人全体で共有をはかれるようにす
ること。
これまで、ややもすれば「病院・診療所中心」に展開してきた健友会は、介護・
福祉の領域について十分な検討に至っていない実態があります。介護・福祉事
業を医療と同程度の位置づけで取り組まなければ、地域包括ケアは「絵に描い
た餅」になりかねません。
「誰もが、人間らしく、その人らしく、安心して暮らし続けること」を実現
するために地域に何が必要とされているか、これから何が必要とされるのかを
明らかにし、提言に盛り込んでいきます。
さらに、第６期介護保険事業計画がスタートし、施設など従来型の基盤整備
計画に加え、総合事業や新たな包括的支援事業（在宅医療･介護連携推進、認
知症施策、生活支援体制整備事業）など、各自治体での地域包括ケアの取り組
みが本格的に開始されています。自治体の計画内容や進捗状況を分析し、法人
の構想や実績を伝え、具体的な提案を行うことが必要です。委託事業も増えて
います。法人で検討し積極的に受託していくことなどを提言していきます。
今年もよろしくお願いします。
社会医療法人社団健友会理事長
山田 智
新たな地域包括ケア元年
新たな地域包括ケア元年
にむけて
にむけて
七福神城西診療所健康友の会 米山 淳子／作
新・三猿やまと健康友の会 井上 和昭／作
謹賀新年
健 友（けんゆう）2 0 1 6年1月号 第99号 （2）
けんこう教室をやっています
城西診療所健康友の会
1010月1010日、日、
第2回目の教
回目の教
室がありまし
室がありまし
た。場所は城
た。場所は城
西診療所待合
西診療所待合
室です。講師
室です。講師
は歯科衛生士
は歯科衛生士
の菊地陽子さ
の菊地陽子さ
ん。「あいうべ体操」を学びまし
ん。「あいうべ体操」を学びまし
た。鼻呼吸は，温め・加湿効果で
た。鼻呼吸は，温め・加湿効果で
菌の活動を弱めます。だから、「あ
菌の活動を弱めます。だから、「あ
いうべ体操」で鼻呼吸、そして免
いうべ体操」で鼻呼吸、そして免
疫力アップ。
疫力アップ。
（田中）
（田中）
美味満腹の旅でした
かわしん健康友の会
1111月４月４
日、今年
日、今年
の旅は、
の旅は、
千葉は袖
千葉は袖
ケ浦公園。
ケ浦公園。
公園に咲
公園に咲
く花に、
く花に、
青空に虹
青空に虹
色のシャ
色のシャ
ボン玉の
ボン玉の
花も咲か
花も咲か
せ感激の
せ感激の
記念撮影。
記念撮影。
そして美
そして美
味満腹の
味満腹の
旅でした。
旅でした。
（永江）
（永江）
食事会と健康講座と
やまと健康友の会
食事会が終わってから健康講座
食事会が終わってから健康講座
を続けて行うのは今回で４回目。
を続けて行うのは今回で４回目。
1111月2525日、やまと友の会初挑戦の
日、やまと友の会初挑戦の
けんちん汁を
けんちん汁を1717人で楽しんだ後、
人で楽しんだ後、
全員参加で「血糖値」について学
全員参加で「血糖値」について学
びました。写真は、インフルエン
びました。写真は、インフルエン
ザ・ノロウイルス予防の正しい手
ザ・ノロウイルス予防の正しい手
の洗い方の学習。 （池田）
の洗い方の学習。 （池田）
至福の味、ハゼの天ぷら
桜山健康友の会
1111月1717日
の食事会は
の食事会は
小池会長の
小池会長の
ハゼの天ぷ
ハゼの天ぷ
ら。ご夫婦
ら。ご夫婦
で、ご子息
で、ご子息
と2人でな
人でな
ど1818人が参
人が参
加。加。9090歳代歳代
の3人娘は
人娘は
「釣りたて・
「釣りたて・
揚げたてが
揚げたてが
食べられる
食べられる
なんて料亭
なんて料亭
みたい」と、
みたい」と、
食べて笑って、おしゃべり…健
食べて笑って、おしゃべり…健
康寿命はまだまだ延びそうです。
康寿命はまだまだ延びそうです。
（木村）
（木村）
西荻お昼ごはんの会
杉並区地域包括支援センター
ケア24西荻
毎月第４土曜に、一人暮らしの
毎月第４土曜に、一人暮らしの
高齢者向けの食事会を西荻窪診療
高齢者向けの食事会を西荻窪診療
所２階で開催。友の会が中心のボ
所２階で開催。友の会が中心のボ
ランティアが、手作りの料理を
ランティアが、手作りの料理を
在宅医療科では、毎日
在宅医療科では、毎日
たくさんの電話やＦＡ
たくさんの電話やＦＡ
Ｘ・郵便物をやりとりし
Ｘ・郵便物をやりとりし
ています。訪問診療を受
ています。訪問診療を受
けている患者さんや、こ
けている患者さんや、こ
れから受ける方の関係者
れから受ける方の関係者
から、また、病院のソー
から、また、病院のソー
シャルワーカー、ケアマ
シャルワーカー、ケアマ
ネジャー、訪問看護師、
ネジャー、訪問看護師、
薬剤師、リハビリテー
薬剤師、リハビリテー
ションの専門職などから
ションの専門職などから
です。
です。
専門職同士で
情報を共有
訪問診療を受けている
訪問診療を受けている
方の多くは高齢者で、ほ
方の多くは高齢者で、ほ
とんどの方が何らかの介
とんどの方が何らかの介
護保険サービスを受けて
護保険サービスを受けて
いるため、特にケアマネ
いるため、特にケアマネ
ジャーとの関わりは多く
ジャーとの関わりは多く
なります。訪問診療の時
なります。訪問診療の時
間と他のサービス（訪問
間と他のサービス（訪問
介護、訪問看護、リハビ
介護、訪問看護、リハビ
リ、デイサービス、訪問
リ、デイサービス、訪問
入浴）が重ならないよう
入浴）が重ならないよう
にスケジュールを教えて
にスケジュールを教えて
もらい、患者さんの状態
もらい、患者さんの状態
に変化があったときには
に変化があったときには
報告をもらいます。
報告をもらいます。
こちらからも、訪問診
こちらからも、訪問診
療時の患者さんの報告
療時の患者さんの報告
や、日常生活で気をつけ
や、日常生活で気をつけ
てもらいたいことなどを
てもらいたいことなどを
伝え、ケアマネジャーか
伝え、ケアマネジャーか
ら生活の支援をしている
ら生活の支援をしている
ヘルパーなどにも伝えて
ヘルパーなどにも伝えて
もらいます。
もらいます。
ヘルパーは、認知症の
ヘルパーは、認知症の
患者さんなど特に自分の
患者さんなど特に自分の
症状が言えない患者さん
症状が言えない患者さん
の日々の体調や、食事量・
の日々の体調や、食事量・
排泄のことなどをノート
排泄のことなどをノート
に書き、こちらが情報を
に書き、こちらが情報を
得やすいようにしてくれ
得やすいようにしてくれ
ています。
ています。
飲みやすい工夫や
残薬確認
薬を届けている薬剤師
薬を届けている薬剤師
は、患者さんの服薬状況
は、患者さんの服薬状況
に応じて、間違えないよ
に応じて、間違えないよ
今さら？とも思いま
今さら？とも思いま
すが、ぜひ紹介したい
すが、ぜひ紹介したい
〝人〝人 〞です。親しい人
〞です。親しい人
は「とりへいさん」と
は「とりへいさん」と
呼んでいます。
呼んでいます。
中野共立病院近くの
中野共立病院近くの
商店街で、大正時代か
商店街で、大正時代か
ら続いた鶏肉と卵の専
ら続いた鶏肉と卵の専
門店の屋号が「鳥平」
門店の屋号が「鳥平」
だったのです。飯島さ
だったのです。飯島さ
んは２代目として店は
んは２代目として店は
繁盛、誰にでも好かれ
繁盛、誰にでも好かれ
る人柄は「
る人柄は「商あ
きんど
あきんど人
根性で
根性で
すね」と笑って認めま
すね」と笑って認めま
す。す。6767歳での引退はお
歳での引退はお
客様に「ちょっと早す
客様に「ちょっと早す
ぎる」とびっくりされ
ぎる」とびっくりされ
ました。
ました。
閉店
閉店
セール
セール
の２、３
の２、３
日後に
日後に
は中野
は中野
共立病院の職員が来
共立病院の職員が来
て、「友の会を手伝っ
て、「友の会を手伝っ
てくれないか」以来
てくれないか」以来2323
年間、友の会役員です。
年間、友の会役員です。
患者としては、働く
患者としては、働く
者が安心してかかれる
者が安心してかかれる
診療所をつくる運動か
診療所をつくる運動か
らの長い付き合いで
らの長い付き合いで
す。１９４９年に開設
す。１９４９年に開設
された城西診療所はバ
された城西診療所はバ
ラック建て、アルミの
ラック建て、アルミの
弁当箱をストーブの上
弁当箱をストーブの上
にのせ注射器を消毒し
にのせ注射器を消毒し
ていたのも見ていたそ
ていたのも見ていたそ
うです。
うです。
飯島さんが友の会に
飯島さんが友の会に
関わるようになってか
関わるようになってか
ら、それまで不定期
ら、それまで不定期
だった機関紙の発行
だった機関紙の発行
と、役員会の開催が定
と、役員会の開催が定
期的になりました。「事
期的になりました。「事
務局の田辺榮次さんと
務局の田辺榮次さんと
一緒に、会としての組
一緒に、会としての組
識づくりをよくやった
識づくりをよくやった
と思いますよ。いま、
と思いますよ。いま、
友の会がこんな素晴ら
友の会がこんな素晴ら
しい組識になっている
しい組識になっている
のは本当にうれしい」
のは本当にうれしい」
と話します。
と話します。
（編集部
武籐）
（編集部
武籐）
うに薬を１回分ごとにま
うに薬を１回分ごとにま
とめたり、日付を入れて
とめたり、日付を入れて
カレンダー式にするなど
カレンダー式にするなど
飲みやすいように工夫し
飲みやすいように工夫し
てくれます。
てくれます。
また、患者さんが飲み
また、患者さんが飲み
にくい薬や飲めていない
にくい薬や飲めていない
薬があれば、その都度教
薬があれば、その都度教
えてくれるので、次に医
えてくれるので、次に医
師が薬を処方するときの
師が薬を処方するときの
助けになります。
助けになります。
多職種が役割を
果たしながらの援助
訪問看護師やリハビリ
訪問看護師やリハビリ
テーションのスタッフか
テーションのスタッフか
らも、患者さんの状態の
らも、患者さんの状態の
報告と、それぞれの専門
報告と、それぞれの専門
職としての意見をもらい
職としての意見をもらい
ます。
ます。
このように、患者さん
このように、患者さん
をとりまくいろいろな職
をとりまくいろいろな職
種の人々が、患者さんの
種の人々が、患者さんの
状態を報告しあい、互い
状態を報告しあい、互い
に情報を共有し、それぞ
に情報を共有し、それぞ
れの役割を果たしなが
れの役割を果たしなが
ら、患者さんの在宅生活
ら、患者さんの在宅生活
を援助しています。
を援助しています。
これからも、他職種の
これからも、他職種の
人々との連携をより深め
人々との連携をより深め
て、患者さんが安心して
て、患者さんが安心して
生活していけるように努
生活していけるように努
力していきたいと思いま
力していきたいと思いま
す。す。
中野共立健康友の会
飯島
登さん（90歳）
友の会の生き字引き
在宅での生活を
在宅での生活を
支えるために
支えるために
続・在宅医療
中野共立診療所
在宅医療科
看護師
市川
多恵子
在宅医療を利用する、藤田ハルヨさん（87歳、中野5丁目在住）宅で 在宅医療を利用する、藤田ハルヨさん（87歳、中野5丁目在住）宅での担当者会議。の担当者会議。 この日は、ハルヨさんと息子さん、地域の福祉用具専門のアースシステ この日は、ハルヨさんと息子さん、地域の福祉用具専門のアースシステムから相談員、健友会・ヘルパーステーションほっとからサービス提供責ムから相談員、健友会・ヘルパーステーションほっとからサービス提供責任者、健友会・居宅介護支援からケアマネジャーの担当者が集まり、家族任者、健友会・居宅介護支援からケアマネジャーの担当者が集まり、家族の不安や疑問に応え、要望を確認すると共に情報交換を実施。今後のサーの不安や疑問に応え、要望を確認すると共に情報交換を実施。今後のサービス利用などの話し合いが行われました。ビス利用などの話し合いが行われました。
健 友（けんゆう）（3） 2 0 1 6年1月号 第99号
一人の患者さんのために考える看護を
中野共立病院 透析室師長 義村 典子
準備して、
準備して、
参加者に
参加者に
喜ばれてい
喜ばれてい
ます。食後
ます。食後
には、友の
には、友の
会会長菅井
会会長菅井
さんのハー
さんのハー
モニカ伴奏
モニカ伴奏
で、みんな
で、みんな
で歌うのが恒例です。写真は
で歌うのが恒例です。写真は1111月
2828日。 （大出）
日。 （大出）
教会通りまつりで青空健診
天診健康友の会
1212月5日、日、
教会通りま
教会通りま
つりで、骨
つりで、骨
密度測定、
密度測定、
血圧測定、
血圧測定、
健康相談、
健康相談、
甘酒サービ
甘酒サービ
スを行いま
スを行いま
した。骨密
した。骨密
度測定参加
度測定参加
者は者は2323人。人。
多めに用意した甘酒２００杯は好
多めに用意した甘酒２００杯は好
評で、早々に完配しました。（犬山）
評で、早々に完配しました。（犬山）
三診合同日帰り旅行
桃井健康友の会
1010月2727日、日、
近くにあり
近くにあり
ながら、な
ながら、な
かなか行く
かなか行く
ことがない
ことがない
という人も
という人も
いる横浜へ。
いる横浜へ。
三渓園は重
三渓園は重
要文化財が
要文化財が
多数ある広
多数ある広
い庭園。菊
い庭園。菊
花展を鑑賞
花展を鑑賞
するなど散
するなど散
策し甲斐の
策し甲斐の
ある場所で
ある場所で
した。お昼に中華街でお腹を満た
した。お昼に中華街でお腹を満た
し、赤レンガ倉庫見学、横浜港ク
し、赤レンガ倉庫見学、横浜港ク
ルーズと、新旧取り混ぜた横浜を
ルーズと、新旧取り混ぜた横浜を
たっぷり堪能。 （小仁所）
たっぷり堪能。 （小仁所）
見事な紅葉に歓声
中野共立健康友の会
1212月4日、日、
新座市・平
新座市・平
林寺へ
林寺へ2424人
でウォ
でウォ̶
キ
ング。境内
ング。境内
に入ると参
に入ると参
加者から歓
加者から歓
声が上がり、
声が上がり、
どこまでも
どこまでも
続く紅葉に
続く紅葉に
「京都のお寺
「京都のお寺
に来たみた
に来たみた
い」との声
い」との声
が。昼食後
が。昼食後
の合唱では
の合唱では
近くにいた
近くにいた
観光客も加わり、
観光客も加わり、5050人ぐらいの歌
人ぐらいの歌
の輪に広がりました。 （関）
の輪に広がりました。 （関）
満足の一日ぬ
ましん健康友の会
1111月2727日、日、1515人で久々の浜離
人で久々の浜離
宮恩賜庭園へ出かけました。迎え
宮恩賜庭園へ出かけました。迎え
てくれた、３００年の大松にびっく
てくれた、３００年の大松にびっく
り。徳川将軍の庭園としてつくら
り。徳川将軍の庭園としてつくら
れ、今日では都心のオアシスとし
れ、今日では都心のオアシスとし
て親しまれている庭園を散策、食
て親しまれている庭園を散策、食
事をし、築地市場で買い物を楽し
事をし、築地市場で買い物を楽し
み、満足の一日となりました。（鈴木）
み、満足の一日となりました。（鈴木）
毎年この時期に行われ
毎年この時期に行われ
る健友会看護介護研究交
る健友会看護介護研究交
流集会が中野区産業振興
流集会が中野区産業振興
センターで行われまし
センターで行われまし
た。た。
多かった看取りの報告
多かった看取りの報告
９つの報告がありまし
９つの報告がありまし
たが、そのうち５つは看
たが、そのうち５つは看
取りに関するものでし
取りに関するものでし
た。ケアマネジャー、病
た。ケアマネジャー、病
棟看護師、透析室、訪問
棟看護師、透析室、訪問
看護師とそれぞれの立場
看護師とそれぞれの立場
から、「死」を宣告され
から、「死」を宣告され
た患者・家族の悩み、不
た患者・家族の悩み、不
安に感じることをどう聞
安に感じることをどう聞
きだし、応えられるか
きだし、応えられるか︙。
最近では、自宅・病院
最近では、自宅・病院
以外の施設での看取りも
以外の施設での看取りも
増えてきています。治療
増えてきています。治療
を中断することの不安や
を中断することの不安や
迷い、患者・家族だけで
迷い、患者・家族だけで
なく施設の介護スタッフ
なく施設の介護スタッフ
も死に向き合うことに不
も死に向き合うことに不
安を持っており、その連
安を持っており、その連
携をどう図るか、医療と
携をどう図るか、医療と
地域が一体となった地域
地域が一体となった地域
包括ケアの課題が見えま
包括ケアの課題が見えま
した。
した。
予防での健診が
予防での健診が
いかに大事か
いかに大事か
他には、区民健診の大
他には、区民健診の大
腸がん検診未実施者の中
腸がん検診未実施者の中
から大腸がんを発症し亡
から大腸がんを発症し亡
くなられた方、貧血症状
くなられた方、貧血症状
など入院精査する中で発
など入院精査する中で発
見、治療中の方が出たこ
見、治療中の方が出たこ
とをきっかけに、健診結
とをきっかけに、健診結
果を振り返り、患者さん
果を振り返り、患者さん
の追跡調査をする報告も
の追跡調査をする報告も
ありました。予防での健
ありました。予防での健
診がいかに大事か、数字
診がいかに大事か、数字
にも表われていました。
にも表われていました。
ここ数年、連携をテー
ここ数年、連携をテー
マにしているこの交流集
マにしているこの交流集
会ですが、「人と人の関
会ですが、「人と人の関
係では倫理的な考えが必
係では倫理的な考えが必
要で、数値化して可視化
要で、数値化して可視化
できるものがあると、よ
できるものがあると、よ
り良くなる」と総評をい
り良くなる」と総評をい
ただきました。
ただきました。
参加者は
参加者は6262名。看護師、
名。看護師、
介護士、ケアマネジャー、
介護士、ケアマネジャー、
技師、薬剤師、事務、そ
技師、薬剤師、事務、そ
して友の会の方が参加し
して友の会の方が参加し
てくれました。
てくれました。
８０代男性Ａさんは
８０代男性Ａさんは
数年前に慢性腎不全と
数年前に慢性腎不全と
診断を受け、透析を始
診断を受け、透析を始
めて約２年。病院から
めて約２年。病院から
隔日の送迎で３時間の
隔日の送迎で３時間の
透析を行う日々。
透析を行う日々。
◆「透析をやめたい」
徐々に歩行障害も進
徐々に歩行障害も進
み、透析を続ける意欲
み、透析を続ける意欲
も低下。妻が亡くなっ
も低下。妻が亡くなっ
た時は特に「透析をや
た時は特に「透析をや
めたい。行きたくない」
めたい。行きたくない」
と言い出した。そのた
と言い出した。そのた
め、医師面談、スタッ
め、医師面談、スタッ
フの自宅訪問で本人の
フの自宅訪問で本人の
意思確認と透析治療の
意思確認と透析治療の
継続の働きかけを行っ
継続の働きかけを行っ
た。しかし、本人はや
た。しかし、本人はや
めると固い意思表示。
めると固い意思表示。
娘さんも、やめた後の
娘さんも、やめた後の
予測される経過を聞い
予測される経過を聞い
て、不安や迷いがある
て、不安や迷いがある
ものの父親に同意。
ものの父親に同意。
Ａさんは言葉通り、
Ａさんは言葉通り、
通院をやめた。
通院をやめた。
◆倫理委員会を開催
この事例について倫
この事例について倫
理委員会を急きょ開
理委員会を急きょ開
催。入院での対応やリ
催。入院での対応やリ
ハビリしながらの入院
ハビリしながらの入院
など提案できることを
など提案できることを
話し合った。翌日、医
話し合った。翌日、医
師と看護師で自宅を訪
師と看護師で自宅を訪
問。Ａさんの生い立
問。Ａさんの生い立
ち（経歴）や希望を聞
ち（経歴）や希望を聞
くことができた。戦争
くことができた。戦争
中は戦艦大和の乗組員
中は戦艦大和の乗組員
だった。たくさんの仲
だった。たくさんの仲
間が戦死したのに、自
間が戦死したのに、自
分は分は8080年好きなことを
年好きなことを
して生きてきた。その
して生きてきた。その
一方、「孫が成長して、
一方、「孫が成長して、
嫁に行く姿を見てみた
嫁に行く姿を見てみた
い」など希望の声も。
い」など希望の声も。
話をする中で、透析
話をする中で、透析
時間を短縮、週３回の
時間を短縮、週３回の
透析を２回に減らし再
透析を２回に減らし再
開してみないかと提案
開してみないかと提案
し、応じてくれた。
し、応じてくれた。
透析開始２日後に転
透析開始２日後に転
倒、緊急入院。病状が
倒、緊急入院。病状が
悪化。最期は苦痛のな
悪化。最期は苦痛のな
いようにしてあげたい
いようにしてあげたい
とのご家族の意思を尊
とのご家族の意思を尊
重し、入院２週間で看
重し、入院２週間で看
取りとなった。
取りとなった。
◆負担や苦痛の大きさを
目のあたりにして
Ａさんとの関わりを
Ａさんとの関わりを
通し、透析を継続する
通し、透析を継続する
患者さんの身体的・精
患者さんの身体的・精
神的な負担や苦痛の大
神的な負担や苦痛の大
きさを目のあたりにし
きさを目のあたりにし
た。どのように寄り
た。どのように寄り
添っていくことができ
添っていくことができ
るのか、これからも一
るのか、これからも一
人ひとりの患者さんの
人ひとりの患者さんの
ために考え、看護を続
ために考え、看護を続
けていきたい。
けていきたい。
看護・介護の現場から 44
荻窪駅北口、教会通り
荻窪駅北口、教会通り
商店街に入り、少し歩く
商店街に入り、少し歩く
と、天沼診療所がありま
と、天沼診療所がありま
す。信号待ちがなければ
す。信号待ちがなければ
駅から３分です。訪問し
駅から３分です。訪問し
た日は夜間診療もある日
た日は夜間診療もある日
でした。午後４時半を
でした。午後４時半を
回っていたのに、待合室
回っていたのに、待合室
にはまだ、診察を待つ患
にはまだ、診察を待つ患
者さんが５名残っていま
者さんが５名残っていま
した。
した。
診察を終え夜間外来ま
診察を終え夜間外来ま
での間に、竹崎
での間に、竹崎三みたて
みたて立所長所長
にお話を伺いました。
にお話を伺いました。
〞医療の心
を守って
夜間外来を訪れるのは
夜間外来を訪れるのは
地域の方もいますが、勤
地域の方もいますが、勤
め帰りの方が多く、「夜
め帰りの方が多く、「夜
間診療はどうしても必要
間診療はどうしても必要
ですね」と話されます。
ですね」と話されます。
荻窪駅周辺は早くから
荻窪駅周辺は早くから
開けていたために、高齢
開けていたために、高齢
の方が多く、低所得の方
の方が多く、低所得の方
も多いそうです。診療体
も多いそうです。診療体
制表を見ると、週３回の
制表を見ると、週３回の
往診と、週２回の夜間診
往診と、週２回の夜間診
療があります。これは地
療があります。これは地
域のニーズに合わせた体
域のニーズに合わせた体
制なのです。夜間診療で
制なのです。夜間診療で
は、多い時には１時間半
は、多い時には１時間半
で、で、2222〜2323人
もの診察をす
もの診察をす
ることもある
ることもある
そうです。
そうです。
年を取って
年を取って
病気を持つの
病気を持つの
は当たり前の
は当たり前の
こと。これ
こと。これ
からは、訪問診療のニー
からは、訪問診療のニー
ズがどんどん増えていく
ズがどんどん増えていく
でしょう。法人としては、
でしょう。法人としては、
体制を整えて、患者さん
体制を整えて、患者さん
をサポートしていくこと
をサポートしていくこと
が大切と考えているとい
が大切と考えているとい
うことでした。地域住民
うことでした。地域住民
の要求に応える医療を実
の要求に応える医療を実
践する、ロマンスグレー
践する、ロマンスグレー
の柔和な笑顔が素敵な所
の柔和な笑顔が素敵な所
長です。「民医連綱領は
長です。「民医連綱領は
見るだけでなく、実行す
見るだけでなく、実行す
るもの」という言葉から
るもの」という言葉から
〝医療の心〞が伝わって
〝医療の心〞が伝わって
きました。
きました。
工夫を凝らした
友の会活動
「友の会は大切」これ
「友の会は大切」これ
も所長の言葉です。昨年
も所長の言葉です。昨年
の1111月から、天診友の
月から、天診友の
会は杉並区の「長寿応援
会は杉並区の「長寿応援
ポイント事業」（※）に
ポイント事業」（※）に
申請し、認定を受けまし
申請し、認定を受けまし
た。友の会の催しに参加
た。友の会の催しに参加
することで、ポイントが
することで、ポイントが
受けられるようになりま
受けられるようになりま
した。
した。2525ポイントで千円
ポイントで千円
の区内商品券がもらえま
の区内商品券がもらえま
す。楽しみながら特典も
す。楽しみながら特典も
ある友の会活動です。
ある友の会活動です。
（編集部
田中）
（編集部
田中）
⑥●天沼診療所
健友会
看護学生室師長
松村
恵美子
〜支えよう、見守ろう、
患者・利用者・家族の生きる力を〜
看護介護研究交流集会
看護介護研究交流集会
※長寿応援ポイント事業
区が認定したボランティア
区が認定したボランティア
などの地域貢献活動、いきがい
などの地域貢献活動、いきがい
活動、また区が実施する健康
活動、また区が実施する健康
増進・介護予防活動などに
増進・介護予防活動などに7575
歳以上の高齢者が参加した場
歳以上の高齢者が参加した場
合に、ポイントがつきます。
合に、ポイントがつきます。
健 友（けんゆう）2 0 1 6年1月号 第99号 （4）
健康談 第14回
中野共立診療所内科医（甲状腺）沼沢 益行
スマートホンが携帯電話
スマートホンが携帯電話
の主流となって久しい。一
の主流となって久しい。一
方、いわゆるガラケーなる
方、いわゆるガラケーなる
昔ながらの携帯電話を好む
昔ながらの携帯電話を好む
人々も少なくない。
人々も少なくない。
スマホユーザーにとって
スマホユーザーにとって
ガラケーは古いものという
ガラケーは古いものという
位置付けのようだが、歴史
位置付けのようだが、歴史
的に見ればガラケーも十分
的に見ればガラケーも十分
に近代的な用品である。初
に近代的な用品である。初
期の携帯電話は今よりもは
期の携帯電話は今よりもは
るかに巨大で、肩に担いで
るかに巨大で、肩に担いで
運ぶようなものであった。
運ぶようなものであった。
それでも、持ち運んで使用
それでも、持ち運んで使用
できるというだけで驚き
できるというだけで驚き
の、いわば当時の「スマホ」
の、いわば当時の「スマホ」
だったわけである。ほんの
だったわけである。ほんの
半世紀ほど前の話である。
半世紀ほど前の話である。
医療もまた然り
文明が進歩し、医療もま
文明が進歩し、医療もま
た然りである。
た然りである。
今ではごく簡単に手に入
今ではごく簡単に手に入
る抗菌薬、その開発の起源
る抗菌薬、その開発の起源
となったのはペニシリンの
となったのはペニシリンの
発見であるが、その発見か
発見であるが、その発見か
らまだ１００年も経ってい
らまだ１００年も経ってい
ない。それ以前の時代で
ない。それ以前の時代で
は、人類は感染症に対して
は、人類は感染症に対して
白旗を揚げるしかなかった
白旗を揚げるしかなかった
のである。抗菌薬の進歩に
のである。抗菌薬の進歩に
より、人類の死因として上
より、人類の死因として上
位であった結核や肺炎は次
位であった結核や肺炎は次
第に順位を下げていった。
第に順位を下げていった。
医療の進歩は
様々な領域に
医療の進歩は様々な領域
医療の進歩は様々な領域
に現れ、疾患の早期発見や
に現れ、疾患の早期発見や
治療法の向上等は、総じて
治療法の向上等は、総じて
人類の寿命延長をもたらし
人類の寿命延長をもたらし
た。感染症の衰退や長寿等
た。感染症の衰退や長寿等
により死因として台頭して
により死因として台頭して
きたのが、悪性腫瘍である。
きたのが、悪性腫瘍である。
悪性腫瘍は、概して言えば
悪性腫瘍は、概して言えば
高齢になるほど出現しやす
高齢になるほど出現しやす
くなるからである。
くなるからである。
その悪性腫瘍とも、現
その悪性腫瘍とも、現
代の医学は戦い続けてい
代の医学は戦い続けてい
る。がんが根治できること
る。がんが根治できること
も珍しくなく、それが当た
も珍しくなく、それが当た
り前かのように言われる時
り前かのように言われる時
代となった。これが現代医
代となった。これが現代医
療の「スマホ」なのだろう
療の「スマホ」なのだろう
か。しかし、巨大携帯電話
か。しかし、巨大携帯電話
があったからこそ発明され
があったからこそ発明され
たスマホである。感染症を
たスマホである。感染症を
治せるようになったこ
治せるようになったこ
と、高齢まで生きられ
と、高齢まで生きられ
る人が多くなったこと
る人が多くなったこと
等、医療の「ガラケー」
等、医療の「ガラケー」
がもたらしたものへの
がもたらしたものへの
感謝も忘れないでいた
感謝も忘れないでいた
いものである。
いものである。
「進歩」
学生時代の沼沢先生
●青葉調剤薬局 中野区中野 5-47-10 3389-7110
●ちひろ薬局 中野区沼袋 2-30-7 3387-3426
●わかば薬局 中野区弥生町3-27-11 3372-5664
●すみれ薬局 中野区東中野3-17-17 3362-2510株式会社 東京医療問題研究所 本社事務局電話 3389-6911
〒164-0001 中野区中野5-47-10ホームページ http://www.toiken.co.jp
薬剤師さんをご紹介ください。薬剤師も地域へ、在宅医療を旺盛に展開
薬 剤 師 募 集 中 !薬 剤 師 募 集 中 ! ●桃園薬局 中野区中野 3-3-2 3384-5527
●西荻みなみ薬局 杉並区西荻南1-14-19 3335-7200
●やまと花公園薬局 中野区大和町1-57-4 3336-3775
●なごみ薬局 杉並区天沼 3-28-8 5347-0671
芸能まつり芸能まつり 昨年の11月11日、なかの小劇場にて、中野・杉並健康友の会主催の「芸能まつり」が行われました。250名の来場で終始立ち見がでるほど。25演目の発表に、舞台と客席が一体となり、感動の拍手が会場を包みました。
舞台と客席が一体となった
作品展会場で、参加者全員が色づけした「ゲルニカ」。共同制作は今回で3作目。
第20回
天診健康友の会 「フラ・フイ・オ・悠美」 城西診療所健康友の会 「セシオンハーモニーメイツ」 かわしん健康友の会 手話ダンスみなみ
西荻診健康友の会寸劇「迷子になった花子さん」
やまと健康友の会 踊り
中野共立健康友の会 健康教室「太極拳」 桃井健康友の会 「うたう会」
桜山健康友の会 季美蝶会
ぬましん健康友の会 役員一同
芸能まつり20回を記念して中野勤医協ＯＢ会 コーラスフィナーレ 全員合唱と踊り 炭坑節の替え歌『反抗節』
