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長谷緒井路発電所における遠隔監視システムの開発
長谷緒土地改良区事務長 首藤幸徳
2016年6月9日
事務所
長谷緒井路発電所長谷緒井路頭首口
課題①:各施設間の移動に時間を要する
事務所と施設の距離・所要時間
発電所の位置発電所の位置
落石等の障害物により、所要時間が増えることがある
10km車で20分 5km
車で10分
課題②:異常検出と復旧に時間を要する
すべて現地を確認のうえ、復旧作業を実施している
増水水位が減少し、発電に必要な水量の確保が困難
土砂吐きゲートが開き、水を排出
発電所の停止により、警報機が作動
異常確認増水水位が減少し、発電に必要な水量の確保が困難
土砂吐きゲートが開き、水を排出
発電所の停止により、警報機が作動
異常確認
事業所にて異常確認
移動(約1時間)
現地の操作盤でゲートを閉じる
現地確認発電所まで通水し、復旧(3~4時間)
事業所にて異常確認
移動(約1時間)
現地の操作盤でゲートを閉じる
現地確認発電所まで通水し、復旧(3~4時間)
異常検出異常検出
復旧復旧
通水ゲート
土砂吐きゲート
頭首口
通水ゲート
土砂吐きゲート
課題③:計器の記録に時間を要する
発電機の制御盤
異常がないか計器に表示される数値を発電所にて定期的に記録している
発電機
水車
頭首口で異常検出
発電所で異常検出メール送信
長谷緒井路土地改良区(事務所のパソコン)(職員の携帯電話)
改善①-1:確認のネットワーク化
メール送信
改善①-2:現地映像の配信
監視カメラ2土砂吐堰の確認
監視カメラ1水位の確認
監視カメラにより、リアルタイムで現地確認を行うことができる「
改善②:遠隔操作による復旧
イメージ画面
監視カメラ1
取水口の様子を確認しながら通水ゲートの遠隔操作を行う
監視カメラ2
イメージ画面
堰の様子を確認しながら土砂吐きゲート遠隔操作を行う
頭首口に行かなくても事務所のパソコンや職員のスマートフォンから復旧が可能
イメージ画面
改善③:計器記録の自動化
計器の記録作業を自動化し、自動的にサーバーへ保存する
改善による効果①
システム導入前 システム導入後
3時間10分
4時間
30分 30分
平日 休日・夜間 平日 休日・夜間
平日で 2時間40分休日・夜間で 3時間30分の短縮
復旧時間の大幅な短縮を実現
改善による効果②
合計¥897,600合計¥897,600
合計¥88,200合計¥88,200
効果金額¥809,400効果金額¥809,400
損失費の大幅な削減に寄与する予定