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介護認定審査会についての調査 - 千葉県医師会 … · Web view介護認定審査会についての調査 報 告 書 平成23年9月 千 葉 県 医 師 会 目 次

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介 護 認 定 審 査 会 に つ い て の 調査

報   告   書

平成23年9月

千 葉 県 医 師 会

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目   次

第1章 調査の概要 1 1-1 調査の目的 1 1-2 調査概要 1

第2章 千葉県における介護サービスの現況 32-1 介護サービス施設について 32-2 介護保険の認定者について 42-3 介護保険の受給者について 52-4 介護保険の給付について 52-5 要介護認定事務に係る現況 62-6 一次判定と二次判定の比較 11

第3章 アンケート調査結果 12 3-1 介護認定審査会についての調査(自治体) 12 3-2 介護認定審査会委員(医師)への調査 21

第4章 まとめ 33 4-1 自治体への調査結果 33 4-2 介護認定審査会委員(医師)への調査結果 35 4-3 自治体と医師による意見の比較 39

第5章 調査結果を踏まえての展開 53 5-1 市町村への要望 53 5-2 医師会に対する要望 54 5-3 医療機関・主治医への要望 54 5-4 制度に対する要望 55

資 料 編○アンケート調査票○自由回答全文記載(別添のExcel ファイル)

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第 1 章   調 査 の 概 要

1-1 調査の目的

介護認定審査会とは、申請者が介護保険の給付を受けるのが適当かどうか、またその範囲を審査・判定する組織である。審査会では、申請者の 基本調査にもとづく一次判定「結果 、 訪問調査員の特記事項 、 主治医による意見書 の内容をもとに慎重に審」 「 」 「 」査・判定しており、審査会は各分野の専門家を委員として運営されている。

本調査は、今後の医師会活動の推進と介護認定審査会運営の改善を図る上で、活用基礎資料とすることを目的に実施するものである。

1-2 調査概要 千葉県内の全市町村54 ヵ所の介護保険認定審査担当課及び介護認定審査会委員に対してアンケート調査を実施した。

(1)調査対象  ・県内介護認定審査会運営自治体 54 自治体

・各審査会の委員担当医師等

(2)調査期間  平成23 年5 月13 日 ~ 平成23 年6 月30 日

(3)調査方法郵送にて質問票・回答票を配布し、郵送、FAXにて調査票・回答票の回収を行っ

た。

(4)調査項目・基礎項目( 性別・年齢・施設別など)・審査の現況把握・申請から認定までの日数等・自由記載回答等

(5)配布回収結果調査票を配布した介護認定審査会運営自治体54 ヵ所のうち、回答があった自治体

は47 ヵ所であった(回収率87.0 %)。また、委員担当医師から回答があった調査票数は353 票であった。回答のあった委員担当医師の市町村の内訳を表1-1 に示す。

1

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表1-1  委員担当医師の市町村内訳

千葉市 64船橋市 33松戸市 24長生広域 21山武広域 18八千代市 16市原市 13柏市 12市川市 11富津市 10香取市 10銚子市 9習志野市 9木更津市 8我孫子市 8南房総市 7旭市 7館山市 6袖ヶ浦市 6成田市 6印西市 6野田市 6鎌ヶ谷市 6富里市 5浦安市 5鴨川市 4君津市 4八街市 4佐倉市 4酒々井町 3鋸南町 2東庄町 2神埼町 1多古町 1栄町 1不明 1

2

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第 2 章   千 葉 県 に お け る 介 護 サ ー ビ ス の 現 況

2-1 介護サービス施設について

平成20 年介護サービス施設・事業調査によると、千葉県の介護老人福祉施設は208施設(定員数14,535 人)、介護老人保健施設は127 施設(定員数12,555 人)、介護療養型医療施設は39 施設(病床数2,415 床)、地域密着型介護老人福祉施設は10 施設(定員数250人)となっている。また、二次保健医療圏別、保健所別の内訳は表2-2 のとおりである。

表2-1  介護サービス施設の事業所数と定員(病床)数平 成 21 年 10 月 1 日 現在

施設数 定員数 施設数 定員数 施設数 病床数 施設数 定員数

千葉県 201 13,725 121 12,042 38 2,209 16 422

介護老人福祉施設 介護老人保健施設 介護療養型医療施設 地域密着型介護老人福祉施設

出典:介 護 サ ー ビ ス ・ 事業所 調 査 ( 千 葉 県 )

表2-2  介護サービス施設の定員(病床数)と従事者数(二次保健医療圏別・保健所別)平 成 21 年 10 月 1 日 現在

21 10 1平成 年 月 日 施設数 定員 常勤換算従事者数 施設数 定員 常勤換算

従事者数 施設数 病床数 常勤換算従事者数

12 千葉県 201 13,725 8,544 121 12,042 7,190 38 2,209 1,598(二次保健医療圏)

千 葉 27 1,897 1,210 20 1,891 1,065 4 208 142東葛南部 33 2,615 1,670 20 2,203 1,301 3 587 349東葛北部 37 2,555 1,573 22 2,287 1,299 5 309 208

印 旛 22 1,408 904 13 1,222 741 6 338 287香取海匝 17 1,220 744 11 1,000 633 3 73 58

山武長生夷隅 31 1,872 1,168 15 1,463 958 6 210 159 安 房 12 779 451 6 591 378 7 315 278 君 津 12 821 470 8 843 491 3 158 102 市 原 10 558 359 6 542 325 1 11 16

       ( 保 健 所 ) 千 葉 市 27 1,897 1,210 20 1,891 1,065 4 208 142 船 橋 市 15 1,179 743 9 843 485 0 0 0 柏 市 13 879 564 7 720 399 0 0 0 市 川 8 708 489 7 800 518 2 131 67 松 戸 17 1,218 747 13 1,343 792 4 257 176 野 田 7 458 262 2 224 108 1 52 32 印 旛 22 1,408 904 13 1,222 741 6 338 287 長 生 12 632 410 5 508 294 2 122 86 夷 隅 7 460 312 4 400 287 2 50 31 市 原 10 558 359 6 542 325 1 11 16 君 津 12 821 470 8 843 491 3 158 102 習 志 野 10 728 438 4 560 298 1 456 282 香 取 7 456 305 4 360 260 2 64 47 海 匝 10 764 439 7 640 373 1 9 11 山 武 12 780 446 6 555 377 2 38 42 安 房 12 779 451 6 591 378 7 315 278

介護老人福祉施設 介護老人保健施設 介護療養型医療施設

出典:介 護 サ ー ビ ス ・ 事業所 調 査 ( 千 葉 県健康福祉指導課 )

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2-2 介護保険の認定者について

平成21 年度介護保険事業状況報告によると、千葉県における介護保険の認定者(要介護・要支援合計)は、175,418人(全国平均103,105人)で、全国第9位となっている。

また、区分別では、「要支援1」18,841 人、「要支援2」22,915 人、「経過的要介護」0 人、「要介護1」31,904 人、「要介護2」31,504 人、「要介護3」27,105人、「要介護4」23, 657 人、「要介護5」19,492 人で、それぞれの区分で75 歳以上の認定者が約8 割を占めている。

図2-1  都道府県別要介護・要支援認定者数

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

400,000

450,000

北海道

青森

岩手

宮城

秋田

山形

福島

茨城

栃木

群馬

埼玉

千葉

東京都

神奈

川県

新潟

富山

石川

福井

山梨

長野

岐阜

静岡

愛知

三重

滋賀

京都府

大阪府

兵庫

奈良

和歌

山県

鳥取

島根

岡山

広島

山口

徳島

香川

愛媛

高知

福岡

佐賀

長崎

熊本

大分

宮崎

鹿児島

沖縄

103,105全国平均

(単位;人)

出典;平 成 21 年 度厚生労働省介 護 保 険 事業状況 報 告

表2-3  年齢別、区分別認定者数(千葉県)( 上段:人数 、下段:% )

要支援1 要支援2 経過的要介護 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 合計

65 75歳以上 歳未満 3,147 3,885 0 4,823 5,235 4,105 3,327 2,847 27,36916.7 17.0 - 15.1 16.6 15.1 14.1 14.6 15.6

75歳以上 15,280 18,173 - 26,024 24,633 21,777 19,452 15,581 140,92081.1 79.3 - 81.6 78.2 80.3 82.2 79.9 80.3

その他の年齢 414 857 - 1,057 1,636 1,223 878 1,064 7,1292.2 3.7 3.3 5.2 4.5 3.7 5.5 4.1

総 数 18,841 22,915 - 31,904 31,504 27,105 23,657 19,492 175,418出典;平 成 21 年 度厚生労働省介 護 保 険 事業状況 報 告

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2-3 介護保険の受給者について

平成21 年度の千葉県における介護保険の受給者は、「居宅(介護予防)サービス」1,255,373 人、「地域密着型(介 護予防) サー ビス」84,385 人、「施 設サービス」 335,490 人と な っ て い る 。 ま た 、 施 設 サ ー ビ ス の 内 訳 は 、「介 護老人福祉施設」172,873人、「介護老人保健施設」140,981人、「介護療養型医療施設」22,637 人となっている。

表2-4  サービス別、区分別受給者数(千葉県)(単位:人)

要支援1 要支援2 経過的要介護 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 合計

106,753 177,996 5 266,198 271,197 207,842 139,351 86,031 1,255,373

496 992 - 14,127 18,979 24,578 16,881 8,332 84,385

施設サービス 2 8 15,327 39,564 82,668 105,814 92,107 335,490

介護老人福祉施設 0 1 5,238 16,394 40,933 58,832 51,475 172,873

介護老人保健施設 2 5 9,897 22,515 39,535 41,812 27,215 140,981

介護療養型医療施設 0 2 216 717 2,468 5,571 13,663 22,637

居宅(介護予防)サービス

地域密着型(介護予防)サービス

出典;平 成 21 年 度厚生労働省介 護 保 険 事業状況 報 告

2-4 介護保険の給付について

平成21 年度の千葉県における介護保険の給付額は、「居宅(介護予防)サービス」139,970,901千円、「地域密着型(介護予防)サービス」19,154,577 千円、「施設サービス」95,634,196 千円となっている。また、施設サービスの内訳は、「介護老人福祉施設」45,761,830 千円、「介護老人保健施設」41,031,160 千円、「介護療養型医療施設」8,841,206 千円となっている。

表2-5  サービス別、区分別給付額(千葉県)(単位:千円)

要支援1 要支援2 経過的要介護 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 合計

3,284,324 8,705,599 9 22,201,936 29,008,207 31,092,574 26,217,207 19,461,043 139,970,901

22,694 111,754 - 2,775,853 4,201,832 5,811,675 4,151,385 2,079,385 19,154,577

施設サービス 222 1,996 3,659,978 10,043,657 22,405,562 30,649,027 28,873,755 95,634,196

介護老人福祉施設 - 212 1,108,799 3,792,275 10,245,382 15,876,149 14,739,013 45,761,830

介護老人保健施設 222 1,231 2,498,300 6,055,259 11,274,375 12,622,486 8,579,287 41,031,160

介護療養型医療施設 - 553 52,879 196,123 885,805 2,150,392 5,555,454 8,841,206

居宅(介護予防)サービス

地域密着型(介護予防)サービス

出典;平 成 21 年 度厚生労働省介 護 保 険 事業状況 報 告

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2-5 要介護認定事務に係る現況

(1)介護認定審査会に関して要介護認定事務に係る現況調査(平成14 年6 月実施、対象市町村数3,241 )による

と、介護認定審査会委員長の資格として最も多かったのが「医師」で93.5 %、委員の資格で最も多か っ た の が「医 師」 38.9 % 、 次 い で「歯科医 師」 10.8 % 、「看護師」10.1 %となっている。

また、1合議体あたりの委員数は平均5.9 人、介護認定審査会あたり合議体設置数は平均7.0 、1 月あたりの合議体平均開催回数は1.7 回、1合議体あたりの平均審査件数(月間)は47.6 件、合議体1回あたりの平均審査件数は28.8 件であった。

表2-6  介護認定審査会委員長の資格

人数 構成割合

医師 1,076 93.50%歯科医師 8 0.70%薬剤師 0 0.00%保健師 1 0.10%助産師 0 0.00%看護師 1 0.10%准看護師 0 0.00%理学療法士 4 0.30%作業療法士 0 0.00%社会福祉士 6 0.50%介護福祉士 0 0.00%視能訓練士 0 0.00%義肢装具士 0 0.00%歯科衛生士 0 0.00%言語聴覚士 0 0.00%あん摩マッサージ指圧師 0 0.00%はり師 0 0.00%きゅう師 0 0.00%柔道整復師 0 0.00%栄養士(管理栄養士を含む) 0 0.00%精神保健福祉士 0 0.00%その他 55 4.80%総計 1,151 100.00%出典;厚生労働省全国介 護 保 険 担 当 課 長 会議資 料 ( 平 成 14 年 9 月 )

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表2-7  介護認定審査会委員の資格内訳数(延数)

人数 構成割合

医師 19,065 38.90%歯科医師 5,307 10.80%薬剤師 3,033 6.20%保健師 2,802 5.70%助産師 39 0.10%看護師 4,947 10.10%准看護師 187 0.40%理学療法士 1,713 3.50%作業療法士 818 1.70%社会福祉士 2,033 4.20%介護福祉士 2,842 5.80%視能訓練士 2 0.00%義肢装具士 1 0.00%歯科衛生士 40 0.10%言語聴覚士 19 0.00%あん摩マッサージ指圧師 9 0.00%はり師 28 0.10%きゅう師 6 0.00%柔道整復師 119 0.20%栄養士(管理栄養士を含む) 87 0.20%精神保健福祉士 149 0.30%その他 5,702 11.60%

48,948 100.00%出典;厚生労働省全国介 護 保 険 担 当 課 長 会議資 料 ( 平 成 14 年 9 月 )

○介護認定審査会委員数(平成14 年6 月1 日現在) 48,979 人 ・1合議体当たりの委員数(平均) 5.9 人

○合議体数(平成14年6月1日現在) 8,257   ・介護認定審査会あたりの合議体設置数(平均) 7.0  

○平成14 年6 月の合議体開催総回数 13,634 回 ・1月あたりの合議体平均開催回数 1.7 回

○平成14 年6 月の合議体での審査総件数 393,142件 ・1合議体あたりの平均審査件数(月間) 47.6 件 ・合議体1回あたりの平均審査件数 28.8 件

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(2)申請者に対する調査内容等の開示に関して要介護認定事務に係る現況調査(平成14 年6 月実施)によると、申請者に対する調

査内容等の開示に関しては、認定調査票、一次判定結果、二次判定変更理由についてはそれぞれ「請求があれば提供・開示(申請書必要)」が最も多く、約9 割の市町村がいずれかの条件で調査内容等を開示している。

また、主治医意見書については、約9 割の市町村が開示しているが、提供の前提として85.4 %の市町村が記載医師の提供同意を必要としている。

表2-8  申請者に対する調査内容等の開示に関して

認定調査票(特記事項含)

市町村数 構成割合

請求の有無にかかわらず基本的に提示・開示 125 3.90%請求があれば提供・開示(申請書不要) 1,223 37.70%請求があれば提供・開示(申請書必要) 1,746 53.90%非提供・非開示 116 3.60%未実施 31 1.00%合計 3,241 100.00%

一次判定結果

市町村数 構成割合

請求の有無にかかわらず基本的に提示・開示 91 2.80%請求があれば提供・開示(申請書不要) 1,308 40.40%請求があれば提供・開示(申請書必要) 1,418 43.80%非提供・非開示 400 12.30%未実施 24 0.70%合計 3,241 100.00%

二次判定変更理由

市町村数 構成割合

請求の有無にかかわらず基本的に提示・開示 124 3.80%請求があれば提供・開示(申請書不要) 1,301 40.10%請求があれば提供・開示(申請書必要) 1,334 41.20%非提供・非開示 457 14.10%未実施 25 0.80%合計 3,241 100.00%

8

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主治医意見書

市町村数 構成割合

請求の有無にかかわらず基本的に提示・開示 93 2.90%請求があれば提供・開示(申請書不要) 1,163 35.90%請求があれば提供・開示(申請書必要) 1,799 55.50%非提供・非開示 160 4.90%未実施 26 0.80%合計 3,241 100.00%

○提供の前提として記載医師の提供同意について

市町村数 構成割合

提供・開示

同意が必要 2,767 85.40% 同意は不要 367 11.30%未実施 107 3.30%合計 3,241 100.00%

出典;厚生労働省全国介 護 保 険 担 当 課 長 会議資 料 ( 平 成 14 年 9 月 )

(3)主治医意見書記載医師に対する情報提供に関して要介護認定事務に係る現況調査(平成14 年6 月実施)によると、主治医意見書記載

医師に対する情報提供に関しては、認定調査票、一次判定結果、二次判定変更理由、認定結果についてはそれぞれ「請求があれば提供・開示(申請書不要)」が最も多く、約8 割の市町村がいずれかの条件で調査内容棟を開示している。

また、提供の前提として87.0 %の市町村が申請者本人の同意を必要としている。

表2-9  主治医意見書記載医師に対する情報提供に関して

認定調査票(特記事項含)

市町村数 構成割合

請求の有無にかかわらず基本的に提示・開示 305 9.40%請求があれば提供・開示(申請書不要) 1,268 39.10%請求があれば提供・開示(申請書必要) 1,069 33.00%非提供・非開示 575 17.70%未実施 24 0.70%合計 3,241 100.00%

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一次判定結果

市町村数 構成割合

請求の有無にかかわらず基本的に提示・開示 308 9.50%請求があれば提供・開示(申請書不要) 1,316 40.60%請求があれば提供・開示(申請書必要) 843 26.00%非提供・非開示 750 23.10%未実施 24 0.70%合計 3,241 100.00%

二次判定変更理由

市町村数 構成割合

請求の有無にかかわらず基本的に提示・開示 300 9.30%請求があれば提供・開示(申請書不要) 1,322 40.80%請求があれば提供・開示(申請書必要) 810 25.00%非提供・非開示 784 24.20%未実施 25 0.80%合計 3,241 100.00%

認定結果

市町村数 構成割合

請求の有無にかかわらず基本的に提示・開示 420 13.00%請求があれば提供・開示(申請書不要) 1,892 58.40%請求があれば提供・開示(申請書必要) 793 24.50%非提供・非開示 112 3.50%未実施 24 0.70%合計 3,241 100.00%

○提供の前提として申請者本人の同意について

市町村数 構成割合

いずれかの項目を提供・開示

同意が必要 2,820 87.00% 同意は不要 355 11.00%未実施 66 2.00%合計 3,241 100.00%出典;厚生労働省全国介 護 保 険 担 当 課 長 会議資 料 ( 平 成 14 年 9 月 )

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2-6 一次判定と二次判定の比較

千葉県における一次判定と二次判定の変更割合は、重度変更 26.1 %、軽度変更6.4 %、合計32.5 %、全国平均は31.5 %(重度変更23.6%、軽度変更7.9% )で、全国第17 位の変更割合となっている。

図2-2  一次判定と二次判定の変更割合

0.0%

5.0%

10.0%

15.0%

20.0%

25.0%

30.0%

35.0%

40.0%

45.0%

北海道

青森

岩手

宮城

県秋

田県

山形

福島

県茨城

栃木

群馬

県埼玉

千葉

東京都

神奈

川県

新潟

富山

県石

川県

福井

山梨

県長

野県

岐阜

静岡

県愛知

三重

滋賀

県京都府

大阪府

兵庫

県奈良

和歌

山県

鳥取

県島根

岡山

広島

県山口

徳島

香川

県愛媛

高知

福岡

県佐賀

長崎

熊本

県大

分県

宮崎

鹿児島

県沖縄

31.5全国平均 % 軽度変更

重度変更

出典;厚生労働省全国介 護 保 険 担 当 課 長 会議資 料 ( 平 成 14 年 9 月 )

11

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第 3 章   ア ン ケ ー ト 調 査 結 果3-1 介護認定審査会についての調査(自治体)

1.審査件数の増加の実情と審査体制について

○合議体数について合議体数については、現在の平均8.9 (中央値6 、最大値30 )、開始時の平均

6.5 (中央値4 、最大値21 )で、開始時から36.9 %の増加となっている。

現在 開始時 増減率市町村数 34 32

平 均 8.9 6.5 36.9%標準偏差 7.3 5.4中央値 6 4

最 小 1 1 最 大 30 21 合 計 301 207

8.96.5

05

101520

現在 開始時

○合議体の審査員数審査員数については、現在の平均4.8 人(中央値5 、最大値7 )、開始時の平均

5.3 人(中央値5 、最大値8 )で、開始時から8.8 %の減少となっている。また、開始時と現在を比較した場合、「変化なし」が最も多く60.0 %であった。

現在 開始時 増減率市町村数 29 17

平 均 4.8 5.3 -8.8%標準偏差 0.8 0.9中央値 5 5

最 小 3 4 最 大 7 8 合 計 140 90

4.8 5.3

01234567

現在 開始時

・開始時と現在を比較した場合(n=20)

増えた 2 10.0%減った 6 30.0%変化なし 12 60.0%

○構成職種合議体の構成は、メンバーには必ず医師がいて委員長(合議体長)を努めているケ

ースが多い。その他、大きく分けて医療分野、保健分野、介護分野の職種が多くみられる。

医療分野:医師・歯科医師・薬剤師保健分野:看護師・准看護師 保健師・理学療法士・作業療法士・福祉分野:福祉施設長・ケアマネ・介護職員・介護福祉士・社会福祉士・接骨師・

柔道整復師

12

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○医師の主な標榜科審査委員が医師である場合、その主な標榜科は「内科」が最も多く68.6 %、次い

で「外科」8.9 %、「整形外科」8.0 %であった。

○医師の選出医師の選出については、大多数が「地区医師会からの推薦」となっている。

○開催回数年間の開催回数については、現在の平均174.8 回(中央値100、最大値978)、開

始時の平均122.2 回(中央値86 、最大値631)で、開始時から43.1 %の増加となっている。

現在 開始時 増減率市町村数 34 32

平 均 174.8 122.2 43.1%標準偏差 195.4 122.4中央値 100 86

最 小 24 24 最 大 978 631 合 計 5,943 3,910

174.8122.2

0100200300400

現在 開始時

○開催頻度1 ヶ月あたりの開催頻度については、現在の平均2.1 回(中央値2 、最大値9 )、

開始時の平均1.9 回(中央値2 、最大値6 )で、開始時から13.4 %の増加となっている。

13

その他9.4%精神科

5.1%整形外科

8.0%

外科8.9% 内科

68.6%

医師数 比率内科 240 68.6%外科 31 8.9%整形外科 28 8.0%精神科 18 5.1%胃・消化器 6 1.7%泌尿器科 5 1.4%耳鼻科・耳鼻咽喉科 4 1.1%皮膚科 4 1.1%眼科 3 0.9%脳外科 3 0.9%産科・産婦人科 2 0.6%その他 6 1.7%

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現在 開始時 増減率市町村数 34 33

平 均 2.1 1.9 13.4%標準偏差 1.8 1.2中央値 2 2

最 小 1 1 最 大 9 6 合 計 73 62

2.1 1.9

012345

現在 開始時

○年間総審査件数年間の総審査件数については、現在の平均5,912.2 件(中央値3,597 、最大値

32,870 )、開始時の平均4,235.9件(中央値2,683 、最大値34,710 )で、開始時から39.6 %の増加となっている。

現在 開始時 増減率市町村数 34 31

平 均 5,912.2 4,235.9 39.6%標準偏差 6,623.3 6,578.8中央値 3,597 2,683

最 小 261 216 最 大 32,870 34,710 合 計 201,014 131,312

59124236

02000400060008000

100001200014000

現在 開始時

○1 回当たり平均審査件数1 回当たり平均審査件数については、現在の平均33.2 件(中央値35 、最大値

47 )、開始時の平均27.2 件(中央値26 、最大値50 )で、開始時から22.2 %の増加となっている。

現在 開始時 増減率市町村数 34 30

平 均 33.2 27.2 22.2%標準偏差 8.0 11.0中央値 35 26

最 小 6 3 最 大 47 50 合 計 1,128 815

33.227.2

01020304050

現在 開始時

○1 回の審議時間1 回の審議時間については、現在の平均1.0 時間(中央値1 、最大値2 )、開始時

の平均1.5 時間(中央値2 、最大値3 )で、開始時から34.6 %の減少となっている。

14

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現在 開始時 増減率市町村数 33 26

平 均 1.0 1.5 -34.6%標準偏差 0.3 0.5中央値 1 2

最 小 1 1 最 大 2 3

1.01.5

0112233

現在 開始時

○開催の時間帯(複数回答あり)開催の時間帯については、「13 時~14 時台」が最も多く65.6 %、次いで

「19 時台~」34.4 %、「17 時~18 時台」25.0 %であった。また、開始時と現在を比較した場合、「変更なし」83.9 %、「変更あり」16.1 %であった。

N 構成比回答市町村数 32 100.0%午前中 1 3.1%

13 14時~ 時台 21 65.6%15 16時~ 時台 2 6.3%17 18時~ 時台 8 25.0%

19時台~ 11 34.4%その他 1 3.1%

・開始時と現在を比較した場合(n=31)

変更なし 26 83.9%変更あり 5 16.1%

○報酬委員長の報酬については、現在の平均23,642.1 円(中央値24,000 、最大値

30,000 )、開始時の平均22,957.4 円(中央値23,900 、最大値30,000 )、委員については、現在の平均22,590.3 円(中央値23,300 、最大値28,720 )、開始時の平均21,892.2 円(中央値20,000 、最大値28,720 )であった。委員長の報酬が委員よりも高く、それぞれ開始時から約1,000円ほど増加している。

審査員間の報酬の違いについて、「あり」36.7 %、「なし」63.3 %、また、開始時と現在を比較した場合、「不変」が最も多く64.0 %であった。

現在 開始時 現在 開始時市町村数 29 23 29 23

平 均 23,642.1 22,957.4 22,590.3 21,892.2標準偏差 3,552.4 4,532.9 3,983.0 4,654.5中央値 24,000 23,900 23,300 20,000

最 小 16,700 13,000 16,700 13,000 最 大 30,000 30,000 28,720 28,720

委員長 委員23642 22957 22590 21892

05000

1000015000200002500030000

現在 開始時 現在 開始時

委員長 委員

15

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・審査員間の報酬の差(N=30 )

あり 11 36.7%なし 19 63.3%

・開始時と現在を比較した場合(n=25)

増額 5 20.0%減額 4 16.0%不変 16 64.0%

○負担軽減策について審査会委員に負担軽減策を講じている場合、主な意見は「1 回の審査件数に上限を

設ける」であった。また、「講じていない・特になし」との回答が10 市町村あった。

2.申請から認定までの日数申請から認定までの日数については、最小日数は平均16.5 日(中央値17 、最大

値35 )、最大日数は平均101. 日(中央値93 、最大値195 )、平均日数は平均36.6 日(中央値36 、最大値70 )であった。

また、認定が遅れる主な理由は、「主治医意見書の遅延」との回答が36 市町村(76.6 %)、「認定調査の遅れ」が17 市町村(36.2 %)で、主治医意見書の遅延は、対象者都合・医師都合の両方の要因があり、認定調査の遅れは、対象者の状態が安定しない等、対象者都合が多い。

最小日数 最大日数 平均日数市町村数 42 42 41

平 均 16.5 101.7 36.6標準偏差 6.9 42.3 9.2中央値 17 93 36

最 小 5 30 14 最 大 35 195 70

3.平成22 年2 月の末期がん患者への認定調査及び審査状況におけるその後の改善状況についてその後の改善状況について主な意見は、「出来る限り早く対応している」であった。

4.介護度の主治医への通知介護度の決定後、その結果を主治医に通知しているかについて、「要望のあった先

生にのみ通知」が最も多く71.1 %、次いで「通知はしていない」24.4 %であった。

16

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5.主治医意見書について○標榜科ごとの作成件数(1年間)

標榜科ごとの作成件数については、「内科」が最も多く15,026 件(58.6 %)、次いで「整形外科」3,254件(12.7 %)、「外科」2,002件(7.8 %)であった。

・標榜科ごとの作成件数件数 比率

内 科 15,026 58.6%精神・神経科 1,576 6.1%

外 科 2,002 7.8%整形外科 3,254 12.7%脳神経外科 1,243 4.8%婦人科 89 0.3%泌尿器科 465 1.8%

眼 科 41 0.2%皮膚科 43 0.2%耳鼻咽喉科 67 0.3%放射線科 1 0.0%麻酔科 16 0.1%

リハビリテーション科 218 0.8%小児科 0 0.0%

歯科・口腔外科 9 0.0%その他の科 586 2.3%

不 明 1,018 4.0%計 25,654

○主病名別の作成件数(1 年間)主病名別の作成件数については、「脳血管障害及び脳外科疾患」が最も多く3,976

件(23.8 %)、次いで「認知症・精神疾患」3,596件(21.5 %)、「整形外科的疾患」(14.4 %)であった。

17

N 構成比市町村数 45 100.0%全例に通知している 0 0.0%要望のあった先生にのみ通知 32 71.1%通知はしていない 11 24.4%その他 2 4.4%

その他4.4%

通知はしていない24.4%

要望のあった先生にのみ通知71.1%

58.6%12.7%

7.8%6.1%

4.8%1.8%

0.8%0.3%0.3%0.2%0.2%0.1%0.0%0.0%0.0%

2.3%4.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

内 科

整形外科

外 科

精神・神経科脳神経外科

泌尿器科

リハビリテーション科

婦人科

耳鼻咽喉科皮膚科

眼 科

麻酔科

歯科・口腔外科放射線科

小児科

その他の科

不 明

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・主病名別の件数件数 比率

末期がん 538 3.2%認知症・精神疾患 3,596 21.5%脳血管障害及び脳外科疾患 3,976 23.8%循環器疾患 1,932 11.6%整形外科的疾患 2,411 14.4%神経難病 896 5.4%呼吸器疾患 863 5.2%消化器疾患 735 4.4%

内分泌・代謝性疾患 681 4.1%皮膚科疾患 103 0.6%耳鼻咽喉科疾患 19 0.1%眼科疾患 58 0.3%泌尿器疾患 328 2.0%産婦人科疾患 27 0.2%

歯科・口腔外科疾患 4 0.0%その他 538 3.2%計 16,705

○主治医意見書を理由とする最終判定変更案件について全変更案件のうち、主治医意見書を理由とする最終判定変更案件は、「20 %以下」

が最も多く50.0 %、次いで「21 ~40 %」33.3 %であった。

N 構成比市町村数 36 100.0%20%以下 18 50.0%21 40~ % 12 33.3%41 60~ % 4 11.1%61 80~ % 2 5.6%80%以上 0 0.0%

61~80%5.6%

41~60%11.1%

21~40%33.3%

20%以下50.0%

○主治医意見書への要望主治医意見書への要望についての主な意見としては、「文字が読みにくい」、「専

門用語が判らない」、「記入漏れが多い」等であった。

○特に提出の遅れる医師の共通点意見書の提出が遅れる医師の共通点についての主な意見としては、「開業医よりも

規模の大きい病院の勤務医の提出が遅れる」、「多忙」等であった。

18

23.8%21.5%

14.4%11.6%

5.4%5.2%

4.4%4.1%

3.2%2.0%

0.6%0.3%0.2%0.1%0.0%

3.2%

0% 5% 10% 15% 20% 25%

脳血管障害及び脳外科疾患

認知症・精神疾患

整形外科的疾患

循環器疾患

神経難病

呼吸器疾患

消化器疾患

内分泌・代謝性疾患

末期がん

泌尿器疾患

皮膚科疾患

眼科疾患

産婦人科疾患

耳鼻咽喉科疾患

歯科・口腔外科疾患

その他

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○市町村担当者から地域の医師会員に主治医意見書についての説明や要望をする機会機 会 の 設置に つ い て 、「設 け ら れ て い る」 32.6 % 、「設 け ら れ て い な

い」67.4 %であった。

N 構成比市町村数 43 100.0%

設けられている 14 32.6%設けられていない 29 67.4%

設けられてい

る32.6%

設けられていない67.4%

6.審査会委員研修について○県開催の新任・現任研修について

過去に委員であった人も受講対象者とするべきかどうかについて、「そうすべき」37.2 % 、「そうすべきとは思わない」30.2 % 、「どちらともいえない」25.6 %であった。

N 構成比43 100.0%16 37.2%13 30.2%11 25.6%

市町村数そうすべき

そうすべきとは思わないどちらともいえない

どちらともいえない25.6%

そうすべきとは思わない30.2%

そうすべき37.2%

○市町村独自の研修市町村独自の研修については、「必要」35.3 %、「必要なし」64.7 %であった。

また、研修の開催については、「開催の予定はない」が最も多く68.4 %であった。

N 構成比34 100.0%12 35.3%22 64.7%

市町村数必要必要なし

必要35.3%

必要なし64.7%

19

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N 構成比38 100.0%10 26.3%2 5.3%

26 68.4%

市町村数すでに開催している

今後開催を予定開催の予定はない

開催の予

定はない

68.4%

今後開催を予定5.3%

すでに開催している26.3%

7.審査会間の審査判定の平準化の取り組みについて○平準化すべき事項や地域格差に関する意見

資料編を参照。

○訪問調査員による実際の調査や記載に対する平準化への取り組み資料編を参照。

○審査会委員同士や合議体同士の検討会や審査会総会の開催について「2年に1回開催している」、「年に1回開催している」との意見が多かった。ま

た、「開催していない」との回答が12 市町村あった。

○審査会ごとの審査判定のばらつきを最小限にするための取り組み「委員の編成を考慮」、「事例を用いた研修」、「資料(情報)の共有」との意見が多かった。また、「特に行っていない」との回答が11 市町村あった。

○判定困難事例検討や事例を用いての模擬審査等の研修は必要と思われますか「必要と思う・有用である」との回答が26 市町村、「必要とは思わない」が5 市町村、「今後開催を検討中」が1 市町村、「要望がある場合には検討」が1 市町村であった。

8.訪問調査及び記載方法が変更されたことによる審査判定への影響について「軽めに出る又は影響があった」との回答が19 市町村、「特になし又は適正」が17 市町村であった。

9.要介護認定・ケアプラン作成以外の主治医意見書の使われ方について(複数回答)主治医意見書の使われ方について、「医療費控除確認書発行のため」が最も多く93.2 %、次いで「障害者控除認定書発行のため」75.0 %であった。

20

75.0%

36.4%

11.4%

93.2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

障害者控除認定書発行

医療費控除確認書発行

給付事業の支給決定

その他

N 構成比市町村数 44 100.0%障害者控除認定書発行のため 33 75.0%医療費控除確認書発行のため 41 93.2%給付事業の支給決定のため 16 36.4%その他 5 11.4%

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10.審査会運営 要介護認定について・資料編を参照。

3-2 介護認定審査会委員(医師)への調査

○介護認定審査会委員(医師)調査の回答者属性

【市町村】最も多か っ た の は「千 葉 市」で 18.4 % 、 次 い で「船 橋 市」 9.5 % 、「松 戸市」6.3 %、「長生郡市広域」6.0 %であった。

n 構成比 全 体 348 100.0%

千葉市 64 18.4%船橋市 33 9.5%松戸市 22 6.3%

長生郡市広域 21 6.0%山武広域 17 4.9%八千代市 16 4.6%市原市 13 3.7%柏市 12 3.4%

市川市 12 3.4%香取市 10 2.9%富津市 9 2.6%

習志野市 9 2.6%木更津市 8 2.3%銚子市 8 2.3%

我孫子市 8 2.3%南房総市 7 2.0%

旭市 7 2.0%鎌ヶ谷市 7 2.0%館山市 6 1.7%

袖ヶ浦市 6 1.7%成田市 6 1.7%野田市 6 1.7%印西市 5 1.4%浦安市 5 1.4%鴨川市 4 1.1%君津市 4 1.1%富里市 4 1.1%八街市 4 1.1%佐倉市 4 1.1%酒々井町 3 0.9%鋸南町 2 0.6%東庄町 2 0.6%不明 1 0.3%神崎町 1 0.3%多古町 1 0.3%栄町 1 0.3%

21

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【標榜科目(複数回答)】最も多か っ た の は「内科」で 60.3 % 、 次 い で「外科」 10.9 % 、「整形外科」8.6 %、「精神科」4.9 %であった。

60.3%10.9%

8.6%4.9%

2.6%2.3%1.7%1.4%1.4%1.4%1.1%0.9%0.9%0.9%0.9%0.6%0.6%0.6%0.6%0.3%0.3%0.3%0.3%0.3%0.3%0.3%0.3%0.3%0.3%

6.6%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%内科外科

整形外科精神科小児科胃腸科

泌尿器科循環器科皮膚科

リハビリテーション科眼科婦人科

神経内科消化器科

歯科耳鼻科麻酔科

産婦人科形成外科

耳鼻咽喉科放射線科

精神神経科総合診療

老健脳神経外科

脳外科循環器内科乳腺外科

総合診療科不明

22

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【年齢】最も多かったのは「50 歳代」で41.7 %、次いで「60 歳代」23.3 %であった。

【性別】性別については、「男性」87.4 %、「女性」10.6 %であった。

男性87.4%

女性10.6%

不明2.0%

23

50歳代41.7%

40歳代17.2%

60歳代23.3%

70歳代9.2%

不明5.7%

30歳代2.9%

n 328 平 均 56.3

標準偏差 9.4中央値 56

最 小 31 最 大 78

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1.審査会出席への時間的精神的負担について

○1回あたりの平均審査件数1回あたりの平均審査件数については、平均34.8 件(中央値35 、最大値55 )であった。

n 346 平 均 34.8

標準偏差 5.3中央値 35

最 小 8 最 大 55

全 体 348 100.0%29~ 件 22 6.3%

30 34~ 件 76 21.8%35 39~ 件 181 52.0%40件~ 67 19.3%不明 2 0.6%

35 39~ 件52.0%

29~ 件6.3%

不明0.6%

40件~19.3% 30 34~ 件

21.8%

○1回の審議時間1回の審議時間については、平均1.1 時間(中央値1 、最大値5.0 )であった。

n 338 平 均 1.1

標準偏差 0.4中央値 1

最 小 0.3 最 大 5.0

全 体 348 100.0%1時間未満 79 22.7%

1 1.5~ 時間未満 186 53.4%1.5 2~ 時間未満 55 15.8%

2時間以上 18 5.2%不明 10 2.9%

1.5 1.9~15.8%

1.0 1.4~53.4%

2.0~5.2%

不明2.9%

0.9~22.7%

○予習時間予習時間 につ いて は、「2 ~ 3 時間」が最も多く 27.6 % 、 次 い で「3 ~ 4 時間」25.0 %であった。

24

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○1件あたりの予習所要時間1件あたりの予習所要時間については、平均7.3 分(中央値5 、最大値60 )であ

った。

n 337 平 均 7.3

標準偏差 5.8中央値 5

最 小 0 最 大 60

全 体 348 100.0%5分未満 85 24.4%

5 10~ 分未満 163 46.8%10 20~ 分未満 74 21.3%

20分以上 15 4.3%不明 11 3.2%

4~ 分24.4%

不明3.2%

20分~4.3%

5 9~ 分46.8%

10 19~ 分21.3%

○1合議体の妥当と思われる審査会開催回数/月妥当と思われる開催回数については、「1 ~2 回」が最も多く44.3 %、次いで「0~1 回」26.1 %であった。

25

全 体 348 100.0%0 1~ 回 91 26.1%1 2~ 回 154 44.3%2 3~ 回 64 18.4%3 4~ 回 31 8.9%4 5~ 回 4 1.1%5回以上 0 0.0%不明 4 1.1%

不明1.1%

2 3~ 回18.4%

1 2~ 回44.3%

3 4~ 回8.9%

4 5~ 回1.1%

0 1~ 回26.1%

全 体 348 100.0%1 2~ 時間 55 15.8%2 3~ 時間 96 27.6%3 4~ 時間 87 25.0%4 5~ 時間 50 14.4%5 6~ 時間 25 7.2%6 7~ 時間 11 3.2%7 8~ 時間 7 2.0%8 9~ 時間 6 1.7%9 10~ 時間 3 0.9%10時間以上 5 1.4%不明 3 0.9%

15.8%27.6%

25.0%14.4%

7.2%3.2%

2.0%1.7%

0.9%1.4%

0.9%

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30%

1 2~ 時間2 3~ 時間3 4~ 時間4 5~ 時間5 6~ 時間6 7~ 時間7 8~ 時間8 9~ 時間

9 10~ 時間10時間以上

不明

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○適当と思われる1回の審査件数適当と思われる1回の審査件数については、「21 ~30 件」が最も多く48.3 %、次いで「31 ~40 件」37.6 %であった。

全 体 348 100.0%10 20~ 件 30 8.6%21 30~ 件 168 48.3%31 40~ 件 131 37.6%41 50~ 件 13 3.7%51 60~ 件 2 0.6%61件以上 0 0.0%不明 4 1.1%

10 20~ 件8.6%

51 60~ 件0.6%

41 50~ 件3.7%

21 30~ 件48.3%

31 40~ 件37.6%

不明1.1%

○適当と思われる1回の審議時間適当と思われる1回の審議時間については、「1時間以内」が最も多く62.9 %、次いで「2時間以内」34.8 %であった。

全 体 348 100.0%1時間以内 219 62.9%2時間以内 121 34.8%3時間以内 6 1.7%4時間以内 0 0.0%4時間以上 0 0.0%不明 2 0.6% 1時間以

内62.9%

不明0.6%

2時間以内

34.8%

3時間以内

1.7%

○開催の時間帯について開催の時間帯については、「現行のままでよい」 88.8 %、「時間帯の変更を希望」10.1 %であった。希望変更の内訳では、「午後7 時台以降」という意見が多くなっている。

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○審査会委員を引き受けた主な理由審査委員を引き受けた主な理由としては、「医師会からの依頼・推薦」、「医師会員の義務」、「介護保険制度への関心」、「地域医療への協力・貢献」等の意見が多くなっている。

○委員報酬委員報酬については、「どちらとも言えない」が最も多く 50.9 %、次いで「満足」36.8 %であった。

全 体 348 100.0%満足 128 36.8%不満 34 9.8%

どちらとも言えない 177 50.9%不明 9 2.6%

満足36.8%

不明2.6%

不満9.8%

どちらとも言えない

50.9%

○委員報酬に関する意見 要望・「満足」と回答した理由については、「適正である・現状でよい」、「高すぎる・もっと減らすべき」との意見が多く、「不満」と回答した理由については、「予習にかかる時間に見合わない」との意見が多かった。

○審査員を務めていてよかったと感じた経験よかったと感じた経験については、「ある」が最も多く57.2 %、次いで「どちらと

27

全 体 348 100.0%現行の時間帯でよい 309 88.8%時間帯の変更を希望 35 10.1%

不明 4 1.1%

【変更希望の内訳】午前中 3

1 3午後 時~ 時台 44 5午後 時~ 時台 16午後 時台 67午後 時台以降 19

13 or 19時 時 114 or 18時 時 1

不明1.1%時間帯の

変更を希望

10.1%

現行の時間帯でよ

い88.8%

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も言えない」26.4 %であった。また、「ある」と回答した理由については、「介護保険制度について理解が深まった」、「主治医意見書の書き方がわかった」、「介護の現状がわかった」等の意見が多かった。

○審査会出席への時間的及び精神的負担時間的及び精神的負担については、「ふつう」が最も多く 59.8 %、次いで「重い」34.2 %であった。また、「重い」と回答した理由については、「予習にかかる時間が負担」、「日常診療があり、時間的に負担」、「責任が重い」等の意見が多かった。

全 体 348 100.0% 軽 い 17 4.9%

ふつう 208 59.8% 重 い 119 34.2% 不 明 4 1.1%

軽 い4.9%

不 明1.1%

ふつう59.8%

重 い34.2%

○今後も継続して審査員を引き受けても良いか審査員の継続については、「良い」が最も多く42.0 %、次いで「どちらとも言えない」37.4 %であった。

28

全 体 348 100.0%ある 199 57.2%ない 50 14.4%

どちらとも言えない 92 26.4%不明 7 2.0%

どちらとも言えな

い26.4%

ない14.4%

不明2.0%

ある57.2%

全 体 348 100.0% 良 い 146 42.0%

引き受けたくない 69 19.8%どちらともいえない 130 37.4%

不 明 3 0.9%どちらともいえな

い37.4%

引き受けたくない19.8%

不 明0.9%

良 い42.0%

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○事務局への事前報告による審査の効率化事務局への事前報告による審査の効率化については、「そう思う」27.3 %、「そ

うは思わない」68.4 %であった。また、「そうは思わない」と回答した理由については、「負担が増える」等の意見

が多かった。

全 体 348 100.0%そう思う 95 27.3%

そうは思わない 238 68.4% 不 明 15 4.3% そう思う

27.3%

そうは思わない68.4%

不 明4.3%

○審査会委員の負担軽減と審査会の円滑な進行に関する意見資料編を参照。

2.審査会委員研修について

○県開催の新任・現任研修について過去に委員であった人も受講対象者とするべきかどうかについては、「そうすべき」 22.1 % 、「そ う すべきと は思わな い」 25.6 % 、「ど ち ら と も言え ない」42.2 %であった。

また、「そうすべきとは思わない」と回答した理由については、「改正点の説明資料で十分」、「どちらとも言えない」については、「希望者のみ受講する」、「大きな改正があった時は必要」等の意見が多かった。

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全 体 348 100.0%そうすべき 77 22.1%

そうすべきとは思わない 89 25.6%どちらとも言えない 147 42.2%

不明 35 10.1%

そうすべき

22.1%

不明10.1%

そうすべきとは思わない25.6%

どちらとも言えない

42.2%

○市町村独自の研修について市町村独自の研修については、「必要」31.0 %、「必要なし」57.5 %であった。また、「必要」と回答した理由については、「県の研修は出席しにくいので市町村

(地元)で開催して欲しい」、「市町村の実情に沿った研修が必要」、「必要なし」については、「県の研修で十分」、「資料で十分」、「市町村独自の研修だと内容にばらつきが出る」、「時間的負担が多くなる」等の意見が多かった。

全 体 348 100.0%必要 108 31.0%必要なし 200 57.5%不明 40 11.5%

必要31.0%

必要なし57.5%

不明11.5%

3.審査会間の審査判定の平準化の取り組みについて○審査会委員同士や合議体同士の検討会について

審査会委員同士や合議体同士の検討会については、「必要」 42.2 %、「必要なし」44.5 % で あっ た。 また 、検討会 の開催に つい ては 、「すで に開催し ている」14.4 %、「今後開催を予定」2.9 %、「開催の予定はない」17.2 %であった。

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全 体 348 100.0%必要 147 42.2%必要なし 155 44.5%不明 46 13.2%

必要42.2%

必要なし44.5%

不明13.2%

○審査会ごとの審査判定のばらつきを最小限にするための取り組みについて資料編を参照。

○判定困難事例検討や事例を用いての模擬審査等の研修について資料編を参照。

4.訪問調査及び記載方法が変更されたことによる審査判定への影響について変更による審査判定への影響については、「影響はなかった」28.7 %、「影響はあった」36.8 %、「どちらとも言えない」31.0 %であった。また、「影響はあった」と回答した理由については、「軽度に判定される傾向がある」、「調査員によるばらつきが大きい」等の意見が多かった。

31

全 体 348 100.0%すでに開催している 50 14.4%

今後開催を予定 10 2.9%開催の予定はない 60 17.2%

不明 228 65.5%

すでに開催してい

る14.4%

不明65.5%

今後開催を予定

2.9%開催の予定はな

い17.2%

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全 体 348 100.0%影響はなかった 100 28.7%影響はあった 128 36.8%

どちらとも言えない 108 31.0%不明 12 3.4%

影響はなかった28.7%

不明3.4%

影響はあった36.8%

どちらとも言えない

31.0%

5.主治医意見書を理由とする最終判定変更案件全変更案件のうち、主治医意見書を理由とする最終判定変更案件は、「20 %以下」

が最も多く55.5 %、次いで「21 ~40 %」29.9 %であった。

全 体 348 100.0%20%以下 193 55.5%21 40%~ 104 29.9%41 60%~ 32 9.2%61 80%~ 7 2.0%80%以上 2 0.6%不明 10 2.9% 20%以下

55.5%21 40%~29.9%

61 80%~2.0%

41 60%~9.2% 80%以上

0.6%

不明2.9%

6.がん末期の事例では介護度の判定をより重度にすることを心がけているかより 重 度 にす るこ とを心が けて いる かに つい ては 、「はい」 74.7 % 、「い いえ」6.0 %、「どちらとも言えない」16.1 %であった。

全 体 348 100.0%はい 260 74.7%

いいえ 21 6.0%どちらとも言えない 56 16.1%

不明 11 3.2%はい74.7%

不明3.2%

いいえ6.0%

どちらとも言えな

い16.1%

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7.主治医意見書・要介護認定・介護認定審査会についての要望・意見資料編を参照。

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第 4 章   ま と め介護保険を利用するには、要介護認定(要支援認定を含む)が欠かせない。この要介

護認定を決定する場が保険者である各市町村に設置されている介護認定審査会である。市町村の認定調査員による訪問調査及び主治医意見書の一部の項目に基づくコンピュータ判定(一次判定)結果と調査員の特記事項及び主治医意見書等を用いて最終的な審査判定(二次判定)が、保健・医療・福祉の専門家により構成される介護認定審査会により行われる。要介護認定は介護サービスの給付額に結びつくことから、その基準については全国一律に客観的に定められているとされているものの、審査件数の増加、主治医意見書提出遅延、審査会委員研修のあり方、審査会ごとの判定のばらつき、認定審査会委員医師の確保の難しさ、末期がん患者の審査判定上の問題など様々な課題がある。

本調査は、保険者である市町村への調査と審査会委員である医師に対する調査の2 種類の調査により、今後の介護認定審査会運営改善と要介護認定への医師の関与のあり方を考えるともに介護保険に関する医師会活動推進に資することを目的に実施し、その調査結果から問題・課題を整理した。

4-1 自治体への調査結果

1.調査票を配布した介護認定審査会運営自治体54 ヵ所のうち、回答があった自治体は47 ヵ所であった(回収率87.0 %)。

2.年間総審査件数の増加(現在の平均5,912.2 件で、開始時から39.6 %の増加)に伴い、合議体数については、現在平均8.9 で、開始時から36.9 %の増加となっている一方、一合議体の審査員数については、現在の平均4.8 人で、開始時から8.8 %の減少となっており、合議体数増加により審査会委員に負担軽減策を講じているものの一合議体の審査員数については減らさざるを得ない現状がみてとれる。合議体数を増加しても、1 回当たり平均審査件数については、現在の平均33.2 件と、開始時から22.2 %の増加となっており、また、1 ヶ月あたりの開催頻度については、現在の平均2.1 回で、開始時から13.4 %の増加となっており、今後さらなる負担軽減策が必要と考えられた。夷隅郡市広域市町村圏事務組合から、認定有効期間にローカルルールを導入し、最長24 ヶ月まで拡大し、審査会の回数を減らすことにより審査会委員の負担の軽減に努めているとの回答があった。

3.合議体の構成メンバーには必ず医師がいて委員長(合議体長)を努めているケースが多かった。医師の選出については、大多数が「地区医師会からの推薦」となっており、その主な標榜科は「内科」が最も多く68.6 %、次いで「外科」8.9 %、「整形外科」8.0 %であった。

4.1 回の審議時間については、現在の平均1.0 時間、開始時の平均1.5 時間で、開始時から34.6 %の減少となっており、開催の時間帯については、「13 時~14 時台」が最も多く65.6 % 、 次 いで「19 時台~」34.4 % 、「17 時~18 時台」 25.0 % で あ っ た 。 ま た 、 開始時と 現在を 比 較 し た場合、「変更 なし」83.9 %、「変更あり」16.1 %であった。

5.委員長の報酬については、現在の平均23,642.1 円、開始時の平均22,957.4 円、委員については、現在の平均22,590.3 円、開始時の平均21,892.2 円であった。委員長の報酬が委員よりも高く、それぞれ開始時から約1,000 円ほど増加している。 但し、審査員間の報酬の違いについて、「あり」36.7 %、「なし」63.3 %、また、開始時と現在を比較した場合、「不変」が最も多く64.0 %であった。

6.申請から認定までの日数については、最小日数は平均 16.5 日、最大日数は平均101. 日、平均日数は平均36.6 日であった。また、認定が遅れる主な理由は、

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「主治医意見書の遅延」との回答が36 市町村(76.6 %)、「認定調査の遅れ」が17 市町村(36.2 %)で、主治医意見書の遅延は、対象者都合・医師都合の両方の要因があり、認定調査の遅れは、対象者の状態が安定しない等、対象者都合が多い。

7.千葉県医師会では、平成21 年2 月24 日付け県内各市町村長に対し「がん末期の患者さんの介護保険利用についての要望」を発出し、平成22 年2 月5 日付け各県内市町村介護保険担当者に対し、がん末期の患者の認定調査についての調査を行った(参考:http://www.chiba.med.or.jp/personnel/nursing/survey/index.html )が、その後の認定調査及び審査状況における改善状況について主な意見は、「出来る限り早く対応している」であった。

8.介護度の決定後、その結果を主治医に通知しているかについて、「要望のあった先生にのみ通知」が最も多く71.1 %、次いで「通知はしていない」24.4 %であった。鴨川市から、個人情報保護条例により、審査判定に係る資料の開示は被保険者と、契約を締結している介護支援事業所としているとの回答があった。

9.主治医意見書について、標榜科ごとの作成件数については、「内科」が最も多く58.6 %、次いで「整形外科」12.7 %、「外科」7.8 %であった。又、主病名別の作成件数については、「脳血管障害及び脳外科疾患」が最も多く23.8 %、次いで「認知症・精神疾患」21.5 %、「整形外科的疾患」14.4 %であった。

10 .主治医意見書を理由とする最終判定変更案件は、全変更案件のうち、「20 %以下」が最も多く50.0 %、次いで「21 ~40 %」33.3 %であった。

11 .主治医意見書への要望についての主な意見としては、「文字が読みにくい」、「専門用語が判らない」、「記入漏れが多い」等であった。

12 .意見書の提出が遅れる医師の共通点についての主な意見としては、「開業医よりも規模の大きい病院の勤務医の提出が遅れる」、「多忙」等であった。

13 .市町村担当者から地域の医師会員に主治医意見書についての説明や要望をする機会の設置について、「設けられている」32.6 %、「設けられていない」67.4 %であった。「県の医師会で、主治医記載書を記載する上での記載方法や説明文書等を作成して頂けると助かります。医師によっては、障害高齢者日常生活自立度・認知症高齢者日常生活自立度の判断が明らかに間違っていると思われる意見書もあるので。」、「市内の医師会の研修時に機会が設けられてはいるが、意見書を記入する医師が全員出席するわけではないため、上部団体でも記入マニュアルの配布や研修の実施等を行っていただきたい。」、「主治医意見書は地域の医師のみではないため、できれば医師会全体で取り組んでいただければと思います。」等の意見があった。

14 .県開催の新任・現任研修については、過去に委員であった人も受講対象者とするべきか ど う か に つ い て 、「そ う すべき」 37.2 % 、「そ う すべきと は思わない」30.2 %、「どちらともいえない」25.6 %であった。

15 .市町村独自の研修については、「必要」35.3 %、「必要なし」64.7 %であった。また、研修の開催については、「開催の予定はない」が最も多く68.4 %であった。

16 .審査会間の審査判定の平準化の取り組みについて、平準化すべき事項や地域格差に関する意見として、「経管栄養( 鼻腔・胃ろう)を導入し、日常生活が全介助の方は、一次判定では要介護4の基準時間までしかならない。審査会で要介護4のままか要介護5にするかは、判断が分かれる所なので、その点は平準化すべきと思う。」、「介護者のいない独居の方は、日常生活において無理してでも自力で行っている部分があり、施設入所されている方と比べると、必要な介護を受けられていないケースが多く、一次判定の段階で差が出てしまっているように感じます。」、

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「平準化するためには、テキストに具体的な例示を記載することが不可欠だと思います。」、「審査判定のばらつきを小さくするために、二次判定における変更の唯一の基準である「介護の手間」の理解について平準化が必要である。」等の記載があった。

17 .訪問調査員による実際の調査や記載に対する平準化への取り組みについては、ほぼすべての自治体で、国提供のeラーニング(認定調査員学習プログラム)の受講、県主催の現任研修、定期的又は必要に応じ研修会を開催していた。

18 .審査会委員同士や合議体同士の検討会や審査会総会の開催については、「2年に1回開催している」、「年に1回開催している」との意見が多かった。また、「開催していない」との回答が12 市町村あった。

19 .審査会ごとの審査判定のばらつきを最小限にするための取り組みについては、「委員の編成を考慮」、「事例を用いた研修」、「資料(情報)の共有」との意見が多かった。また、「特に行っていない」との回答が11 市町村あった。

20 .判定困難事例検討や事例を用いての模擬審査等の研修については、「必要と思う・有用である」との回答が26 市町村、「必要とは思わない」が5 市町村、「今後開催を検討中」が1 市町村、「要望がある場合には検討」が1 市町村であった。山武郡市広域行政組合からは、「必要だと思います。しかし、委員の方の時間の確保が困難だと思われるので、研修ではなく資料を配布するなどといった別の形で行ったほうが良いかと思います。」との回答、鴨川市からは、「必要と思います。県等での説明だけでは、実際の現場で見られる様々な状態にそぐわないこともあります。」との回答が寄せられた。

21 .訪問調査及び記載方法が変更されたことによる審査判定への影響については、「軽めに出る又は影響があった」との回答が19 市町村、「特になし又は適正」が17市町村であった。茂原市からは、「以前の一次判定ソフトでは要介護5だった完全寝たきりの人が、現在の一次判定ソフトでは要介護4となってしまうケースがあり、審査会で要介護5に変更する理由を選び出すのに困ることがあります。」との回答があった一方、南房総市からは、「旧方式で表せなかった介護状態が汲み取られ、改善を感じる。」との回答があった。

22 .要介護認定・ケアプラン作成以外の主治医意見書の使われ方については、「医療費控除確認書発行のため」が最も多く93.2 %、次いで「障害者控除認定書発行のため」75.0 %であった。その他として、「自己情報の開示対象資料として(施設入所の審査資料や、契約 遺言の法的有効性を主張する資料として利用されることが・多いようです)。※利用目的は制限されておりません。」との回答があった。

23 .審査会運営 要介護認定について「認定にかけるコストは大きく、今後も介護保険・の利用者は増加していくと考えられるため、よりシンプルな認定制度が望ましいと思います。」、「有効期間を出来るだけ延長することにより、経費削減に繋がる。寝たきりで意思疎通が出来ない方の期間の延長を検討してほしい(たとえば5年間とか ) 。」、「全てを審査会にかけなくても、一次判定を結果としてよいのでは・・・と思う。」等の負担軽減案が目立った。

4-2 介護認定審査会委員(医師)への調査結果

1.介護認定審査会運営自治体54 ヵ所のうち、認定審査医師からの回答数は353 票であっ た 。 回 答 者 が最も多か っ た の は「千 葉 市」で 18.4 % 、 次 い で「船 橋市」9.5 %、「松戸市」6.3 %、「長生郡市広域」6.0 %であった。標榜科目で最も多か っ た の は「内科」で 60.3 % 、 次 い で「外科」 10.9 % 、「整形外

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科」8.6 %、「精神科」4.9 %であった。年齢は、最も多かったのは「50 歳代」で 41.7 % 、 次 い で「60 歳代」23.3 % で あ っ た 。 性 別 に つ い て は 、「男性」87.4 %、「女性」10.6 %であった。

2.1回あたりの平均審査件数については、平均34.8 件(中央値35 、最大値55 )であった。1回の審議時間については、平均1.1 時間(中央値1 、最大値5.0 )であった。予習時間については、「2 ~3 時間」が最も多く27.6 %、次いで「3 ~4時間」25.0 %であった。1件あたりの予習所要時間については、平均7.3 分であった。1合議体の妥当と思われる審査会開催回数/月については、「1 ~2 回」が最も多く44.3 %、次いで「0 ~1 回」26.1 %であった。適当と思われる1回の審査件数については、「21 ~30 件」が最も多く48.3 %、次いで「31 ~40件」37.6 %であった。適当と思われる1回の審議時間については、「1時間以内」が最も多く62.9 %、次いで「2時間以内」34.8 %であった。開催の時間帯については、「現行のままでよい」88.8 %、「時間帯の変更を希望」10.1 %であった。希望変更の内訳では、「午後7 時台以降」という意見が多くなっている。

3.審査委員を引き受けた主な理由としては、「医師会からの依頼・推薦」、「医師会員の義務」、「介護保険制度への関心」、「地域医療への協力・貢献」等の意見が多く な っ て い る 。 委 員 報酬に つ い て は 、「ど ち ら と も言え な い」が最も多く50.9 %、次いで「満足」36.8 %であり、「満足」と回答した理由については、「適正である・現状でよい」、「高すぎる・もっと減らすべき」との意見が多く、「不満」と回答した理由については、「予習にかかる時間に見合わない」との意見が多かった。

4.審 査 員 を 務 め て い て よ か っ た と感じた経験に つ い て は 、「あ る」が最も多く57.2 %、次いで「どちらとも言えない」26.4 %であり、「ある」と回答した理由については、「介護保険制度について理解が深まった」、「主治医意見書の書き方がわかった」、「介護の現状がわかった」等の意見が多かった。審査会出席への時間的及び精神的負担については、「ふつう」が最も多く 59.8 %、次いで「重い」34.2 %であり、「重い」と回答した理由については、「予習にかかる時間が負担」、「日常診療があり、時間的に負担」、「責任が重い」等の意見が多かった。審査員継続の可否については、「良い」が最も多く42.0 %、次いで「どちらとも言えない」37.4 %であった。

5.事務局への事前報告による審査の効率化については、「そう思う」27.3 %、「そうは思わない」68.4 %であった。審査会委員の負担軽減と審査会の円滑な進行に関する意見として、「介護度変更の理由としてあげることができる項目とできない項目の区別を、各委員が認識しなければなりませんが、このあたりが曖昧なので、専門家による解説などを配布していただくとありがたい」、「合議体数を増やすとともに1回あたりの件数を減らすべき、審査案件の当日配布は避け資料送付日を早めて欲しい」、「主治医意見書の充実が必要で大病院等では医療クラークに手伝って書いてもらうべき、不適切な主治医意見書を記載した医師に対しての指導を厳しくすべき、医師会の会合で、それとなく注意したいので、行政は医師名を教えて欲しい」、「調査員の実務能力の向上」、「二次判定簡素化 ( 認定そのものの簡素化) 」、「調査書、主治医意見書とも読める字で書いて欲しい、全てワープロにして欲しい」、「審査を円滑に進めるために、これまで審査判定時介護度変更理由として採用された文言を収集して目録化し、これを意見書や特記事項記載者に周知し、必ず各案件ごとにその核心的状態を表す文言としてこの目録の中から一つ選択 記・載させるようにしてもらえれば幸甚です。」等の記載があった。

6.県開催の新任・現任研修については、過去に委員であった人も受講対象者とするべき

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か ど う か に つ い て は 、「そ う すべき」 22.1 % 、「そ う すべきと は思わない」25.6 %、「どちらとも言えない」42.2 %であり、「そうすべきとは思わない」と回答した理由については、「改正点の説明資料で十分」、「どちらとも言えない」については、「希望者のみ受講する」、「大きな改正があった時は必要」等の意見が多かった。

7.市町村独自の研修については、「必要」31.0 %、「必要なし」57.5 %であった。また、「必要」と回答した理由については、「県の研修は出席しにくいので市町村(地元)で開催して欲しい」、「市町村の実情に沿った研修が必要」、「必要なし」については、「県の研修で十分」、「資料で十分」、「市町村独自の研修だと内容にばらつきが出る」、「時間的負担が多くなる」等の意見が多かった。

8.審査会委員同士や合議体同士の検討会については、「必要」 42.2 %、「必要なし」44.5 %であった。また、検討会の開催については、「すでに開催している」14.4 %、「今後開催を予定」2.9 %、「開催の予定はない」17.2 %であった。

9.審査会ごとの審査判定のばらつきを最小限にするための取り組みについては、「審査員の入れ替え等にて対応」や「なにをもって「ばらつき」とするのか、難しい問題であると思う。人為的操作を嫌がるのなら審査会をやめて一次判定のみにすればよい。しかしそれでは血の通った判断とならないと思うので、私としては審査会での二次判定は必要と考える。基準は示されているわけなので、あとは個々の審査会で判断すればよいことと思う。委員の考え方、資料をどう解釈するかで甘くなったり辛くなったりするのは当然である。」等の意見があった。

10 .判定困難事例検討や事例を用いての模擬審査等の研修については、「必要だと思うが時間が取れない。研修ではなく事例集等の文書で各委員に配布すべき。」、「困難例は認定期間を短くする等の一定のルールは欲しい。」、「判定困難例の多くは主治医意見書の不備によるもの。主治医意見書作成の指導をきちんとして欲しい。」等の意見があった。

11 .訪問調査及び記載方法が変更されたことによる審査判定への影響については、「影響は な か っ た」28.7 % 、「影響は あ っ た」 36.8 % 、「ど ち ら と も言え ない」31.0 %であり、「影響はあった」と回答した理由については、「軽度に判定される傾向がある」、「調査員によるばらつきが大きい」等の意見が多かった。

12 .全変更案件のうち、主治医意見書を理由とする最終判定変更案件は、「20 %以下」が最も多く55.5 %、次いで「21 ~40 %」29.9 %であった。

13 .がん末期の事例では介護度の判定をより重度にすることを心がけているかについては、「はい」74.7 %、「いいえ」6.0 %、「どちらとも言えない」16.1 %であった。「がん末期の病名で2回目以降の審査を受ける人もいる」との指摘があった他、「意見書で末期かどうか状態が分からないことがあります。末期になる場合は意見書の書き方を統一したほうがよいかもしれません。」、「がん末期の記載が無いために判定に困ることもある。もし今後がん末期を重要視するなら、主治医意見書の診断名にがん末期と記載するように指導すべき。」、「ターミナルケアの判断が主治医意見書から判断できない症例有り。具体的にターミナルケアを判断できる文言が必要と考えます。」等の意見があった。

14 .主治医意見書・要介護認定・介護認定審査会についての要望・意見については、「主治医意見書の記載不備が多く要介護認定に活用出来ていない。著しく情報の欠落した主治医意見書を書く医師に対して個別指導を行える法的整備があれば良いと思う。意見書を書く場合の参考にできるような、患者及び家族への質問票を申請時の義務にしていただけると助かる。HDS- Rの記載必要。多くの医師に介護認定

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全般に対する関心を持ってもらうために審査会委員を経験させるべき。」等の意見があった。審査の負担軽減策として「要介護5と認定された場合は、一律36 ヶ月以上とする。ケースによっては終身とすれば調査・審査とも経費も時間も節約できると思う。」、「変更申請でより重度となり回復の難しい例に関しては認定期間を24 ヶ月にしていただきたい。」、さらに「すでに制度が安定してきており、意見書、認定法の簡略化が必要ではないか。コストも考慮した認定方法の検討が必要。」等の意見があった。「今回の改悪によりコンピュータ判定重視が強まり、一次判定を変えるハードルが高くなった。どこの合議体でも変更率が低下し、審査のしがいがない。」との意見がある一方、「コンピュータの一次判定に任せ、区分変更申請時のみ主治医意見書作成や審査会開催をすればよい。」との意見もあった。「要支援2と要介護1の判断に毎回悩む。要介護1と要支援2は介護に要する手間は同じであるという虚構・屁理屈は続けないでシンプルにしてほしい。」という意見があった。又、「審査会の開始時間を考えて欲しい。個人経営の診療所は時間制限があるので患者の評判も落ちる。急いで駆けつけると事故の原因にもなりかねない。」、「開催場所をもっと近くして欲しい。」等の意見もあった。審査結果の開示について「主治医意見書を作成する立場だが、判定結果の通知希望をしても認知症等で本人の同意が得られないと通知されない。在宅診療を行っている主治医としては診療に必要な情報であり、通知していただきたい。医師には守秘義務があるのだから必要な情報は提供すべき。訪問看護指示書にも介護度を記入することになっているのだが。」との意見があった。

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4 - 3   自 治 体 と 医 師 に よ る 意 見 の 比 較○審 査 会 委 員 の 負 担 軽 減 と 審 査 会 の 円 滑 な 進 行 に 関 す る 意 見

自 治 体 ( 市 町 村 ) 審 査 委 員 ( 医 師 )・ 「 事 前 審 査 方 式 」 を 実 施 し 、 判 定 が 一 致し た 事 案 は 審 査 会 当 日 の 審 議 を 割 愛 す る こと と し た 。・ 1 回 の 審 査 会 に か け る 審 査 件 数 の 増 加 に伴 い 、 合 議 体 を 増 や し た 。・ 1 回 の 審 査 件 数 に 上 限 を 設 け る ( 50 件 )・ 事 前 に 審 査 会 資 料 を 作 成 す る 際 に 、 調 査票 と 特 記 事 項 に ず れ が な い か ど う か 確 認し 、 審 査 会 に お い て 一 次 判 定 を 修 正 す る 件数 を 減 ら す よ う に 努 め て い る 。・ 審 査 会 資 料 を 事 前 に 配 布 し 当 日 の 審 議 時間 の 短 縮 を 図 っ て い る 。・ 審 査 会 を A パ タ ー ン ・ B パ タ ー ン に 区 分し て い る 。 B で は 、 新 規 更 新 ・ 区 分 変 更・申 請 と 全 て の 申 請 を 対 象 に し て お り 、 事 前の 読 み 込 み を 要 す る 審 査 会 、 上 限 は 35 件 。A パ タ ー ン で は 主 に 更 新 申 請 で 前 回 と 今 回の 一 次 判 定 が 変 わ ら な い ケ ー ス を 対 象 と する 審 査 会 、 上 限 は 概 ね 55 件 程 度 。・ 審 査 件 数 の 偏 り を な く す よ う 努 め て いる 。・ 認 定 有 効 期 間 を 長 く 設 定 し 、 審 査 件 数 の軽 減 を 図 っ た 。・ 審 査 会 委 員 の 定 数 を 70 人 か ら 100 人 に 改正 し 、 薬 剤 師 、 保 健 関 係 、 福 祉 関 係 の 委 員の 審 査 会 へ の 出 席 を 毎 週 1 回 か ら 隔 週 1 回の 出 席 と し た 。 ( 医 師 、 歯 科 医 師 は 隔 週 1回 で 変 化 な し )・ 見 や す い 資 料 へ の 改 善 等

・ 調 査 書 、 主 治 医 意 見 書 と も き れ い な 読 める 字 で 書 く

・ 一 回 の 審 査 件 数 を 減 ら し て 、 審 査 会 ・ 合議 体 の 数 を 増 や す

・ 予 習 を し て 審 査 会 で は 必 要 な ポ イ ン ト のみ を 話 し 合 っ て い く よ う に す る

・ 一 次 判 定 、 特 に 記 載 漏 れ や あ や ま ち に つい て は 事 務 局 で 予 め チ ェ ッ ク し て ほ し い 。・ 主 治 医 意 見 書 の 充 実 、 調 査 員 の 実 務 能 力の 向 上・ 明 ら か に 議 論 不 要 な 症 例 を 簡 略 化 す る・ 委 員 の 人 数 の 削 減 が 必 要・ 委 員 は 数 年 で 交 代 す る 等 の 期 限 を 設 け て欲 し い 。・ 医 師 以 外 の 職 種 も 合 議 体 長 に 積 極 的 に と

り あ げ る 。・ 調 査 員 と 主 治 医 の 判 定 が 著 し く 異 な る 時

等 、 事 務 局 が 事 前 に チ ェ ッ ク し て お く と 、委 員 会 が ス ム ー ズ に 進 行 す る 。

・ 審 査 員 の 居 住 地 ( 勤 務 地 ) と 審 査 会 場 の 位置 関 係 を 考 慮 す る 。

・ ① 新 規 申 請 と そ の 後 を 別 の 項 目 用 紙 に した ら ど う か 。 ② サ ー ビ ス 利 用 の 成 果 を 評 価し 、 変 化 が 無 い も の と 区 別 し た ら ど う か 。③ 大 病 院 で は 医 療 ク ラ ー ク に 手 伝 っ て も らい 退 院 サ マ リ ー を 書 い て も ら う こ と も 出 来る と 思 う 。

・ 訪 問 調 査 と コ ン ピ ュ ー タ の 精 度 が か な り良 く な っ て い る 。 主 治 医 意 見 書 は 必 要 ない 。 再 審 査 請 求 が 出 た 場 合 の み 、 主 治 医 意見 書 を 出 し て も ら う だ け で 審 査 会 の 回 数 を

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減 ら す こ と が 出 来 、 時 間 と 経 費 の 節 約 に なる 。

・ 介 護 サ ー ビ ス を 使 用 し て い な い 要 介 護 の人 は サ ー ビ ス を 使 用 し な い な ら ば 、 次 回 は申 請 し な い で 欲 し い と 思 う 。

・ 介 護 度 変 更 の 理 由 と し て あ げ る こ と が でき る 項 目 と で き な い 項 目 の 区 別 を 、 各 委 員が 認 識 し な け れ ば な り ま せ ん が 、 こ の あ たり が 曖 昧 な の で 、 時 々 審 査 会 ニ ュ ー ス etc で専 門 家 に よ る 解 説 な ど を 配 布 し て い た だ くと あ り が た い で す 。

・ 開 催 時 間 に つ い て 、 一 つ の 時 間 帯 に 限 定せ ず 、 日 中 に 審 査 を 行 う 合 議 体 、 夜 間 に 審査 を 行 う 合 議 体 の 両 方 を 設 定 し 、 都 合 の 良い 時 間 帯 の 合 議 体 に 所 属 す る よ う に し て いた だ き た い 。

・ 警 告 コ ー ド が 出 て い る も の は 、 あ ら か じめ 事 務 局 で 調 べ て お い て 欲 し い 。・ コ ン ピ ュ ー タ の 一 次 判 定 の 精 度 を 高 め るこ と 。・ 医 師 は 必 要 な い・ 二 次 判 定 簡 素 化 ( 認 定 そ の も の の 簡 素化 )・ 不 適 切 な 主 治 医 意 見 書 を 記 載 し た 医 師 に

対 し て 、 不 適 切 で あ る こ と を 伝 え 、 今 後 改善 す る よ う に し て も ら う 手 段 を 考 え て 欲 しい 。

・ 船 橋 で は 司 会 の 進 行 表 の 例 を 提 示 し て くれ て い る の で 予 定 し や す い と 思 う 。

○ 審 査 会 委 員 研 修 に つ い て・ 県 開 催 の 新 任 ・ 現 任 研 修 は 制 度 改 正 が 多 い の で 過 去 に 委 員 で あ っ た 人 も 受 講 す べ き( そ う す べ き )

自 治 体 ( 市 町 村 ) 審 査 委 員 ( 医 師 )・ 委 員 に は 毎 年 現 任 者 研 修 に 参 加 し て も ら ・ 研 修 該 当 者 で な く て も 介 護 保 険 へ の 認 識

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っ て い ま す の で 現 任 者 研 修 の 内 容 の 充 実 をお 願 い し ま す 。・ 該 当 者 と す べ き と は 思 う が 、 資 料 を 読 めば わ か る 程 度 の 内 容 で あ る と 、 時 間 を 割 いて 遠 方 ま で 出 向 く こ と が 負 担 と な っ て いる 。 ( 委 員 よ り 、 そ う い っ た 意 見 が 多 い )・ 県 主 催 の 現 任 研 修 は 委 員 全 員 出 席 す る よう お 願 い し て い ま す 。 当 日 欠 席 の 場 合 は 、次 回 の 審 査 会 日 に 資 料 配 布 し 、 出 席 し た 委員 長 ( 委 員 ) よ り 説 明 し て い る 。・ こ こ 数 年 で 制 度 改 正 が 多 い の で 、 今 後 も大 き な 変 更 が あ る な ら 「 そ う す べ き 」 と 思う が 、 県 開 催 の 研 修 会 は 質 問 を 受 け 付 け ない の で 、 疑 問 が 解 決 さ れ な い 場 合 も 多 い 。・ 新 任 現 任 な ど も 含 め 研 修 会 の 内 容 の 充・実 が 必 要 と 思 わ れ 、 事 例 検 討 や 模 擬 審 査 など も 必 要 で は な い か と 思 い ま す 。

を 深 め る た め 、 希 望 者 に は 受 講 さ せ て 欲 しい 。 無 報 酬 で 可 。

・ 県 と 市 で 連 携 し て 必 要 最 低 限 で す れ ば 時間 的 負 担 も 少 な く 、 必 要 な こ と だ と 思 い ます 。・ 県 の 研 修 は 会 場 が 遠 い 。 時 間 も も っ と 遅

い 時 間 帯 に し て く れ な い と 間 に 合 わ な い 。会 場 を も っ と 増 や し て 欲 し い 。

・ 新 任 研 修 の 時 間 は 短 す ぎ で 実 際 の 審 査 の場 面 で 即 座 に 対 応 で き な い 。 新 任 と 現 任 の研 修 は 別 に 行 っ て く だ さ い 。

・ そ う す べ き と 思 い ま す が 、 多 忙 な 開 業 医を 都 合 も 聞 か ず に 集 め る 今 の 出 席 の と り 方に は 反 対 で す 。

・ こ れ を 義 務 化 す る と 委 員 に な っ て く れ る人 が 減 る 可 能 性 も あ る 。・ 単 な る 法 律 上 の 変 更 点 を 伝 え る だ け で な

い も の 、 前 回 の 法 律 と 今 回 の 法 律 で 介 護 度等 が 変 わ る 具 体 的 な 症 例 の 提 示 。

・ 必 要 な と き に 県 が 統 一 し た 意 見 ( 変 更 点等 ) を 周 知 す る こ と が 望 ま し い 。・ ビ デ オ で の チ ュ ー ト リ ア ル で パ ソ コ ン にダ ウ ン ロ ー ド で き る よ う に し て も ら え れ ばあ り が た い

・ よ く 制 度 改 正 が あ る の で 研 修 と ま で は 行か な い ま で も 、 そ の 都 度 よ く 分 か る 教 材 を渡 す な り し た 方 が 良 い と 考 え ま す 。

( そ う す べ き と は 思 わ な い )自 治 体 ( 市 町 村 ) 審 査 委 員 ( 医 師 )

・ 過 去 に お い て 委 員 で あ っ た 人 も 、 オ ブ ザー バ ー と し て 受 講 す る こ と は 可 能 な の で 、あ え て 受 講 対 象 者 と す る 必 要 は 無 い と 思 いま す 。

・ 忙 し く て 時 間 が 無 い 。・ 改 正 点 を し っ か り 読 め ば 研 修 は 必 要 な し・ 改 正 の 要 点 を き ち ん と 知 ら せ れ ば よ い 。・ 過 去 に 委 員 で あ っ た 人 ま で 研 修 の 受 講 対

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・ 研 修 会 場 の 受 け 入 れ 人 数 が 限 ら れ て い るた め 現 任 者 を 優 先 し た い 。・ 審 査 会 委 員 ( 医 師 ) の 推 薦 は 地 区 の 医 師 会に 依 頼 し て い ま す が 、 退 任 後 に 再 任 用 を 要望 さ れ る ケ ー ス は ほ と ん ど な い よ う で す 。・ 新 任 、 現 任 者 の み で 良 い 。

象 者 と す る と 委 員 を 引 き 受 け る 人 が い な くな る・ 県 開 催 よ り は 市 町 村 開 催 の ほ う が 良 い と思 う・ 研 修 会 の 内 容 が 盛 り だ く さ ん な 反 面 、 時

間 も 短 く 、 正 直 受 講 し て も そ の 内 容 の 理 解は ほ と ん ど 出 来 な か っ た 。

・ 研 修 自 体 分 か り に く い・ 研 修 内 容 は 一 般 的 で 具 体 例 が 見 ら れ な い

の で 、 あ ま り 審 査 会 の 役 に 立 っ て い な い よう に 思 わ れ る 。

・ 現 状 で ほ と ん ど 理 解 で き て い る・ 時 間 と 経 費 の 無 駄・ 市 町 村 独 自 の 研 修 だ け で よ い・ 種 々 の 研 修 会 が 多 す ぎ る・ 資 料 と し て の 意 見 書 の 質 に ば ら つ き が 多

い の で 研 修 会 で 医 師 全 員 へ 具 体 的 記 入 の 指導 を し て ほ し い 。

・ ボ ラ ン テ ィ ア で 審 査 委 員 を し て い る の に研 修 を 強 要 さ れ る の は 心 外 だ 。

( ど ち ら と も い え な い )自 治 体 ( 市 町 村 ) 審 査 委 員 ( 医 師 )

・ 希 望 者 に は 受 講 機 会 が あ れ ば い い と 思 いま す 。・ 研 修 を 受 講 対 象 者 と す る べ き と 思 う が 、そ れ に 伴 い 審 査 会 委 員 に 対 し て 負 担 が 増 加す る た め 。・ 今 後 審 査 会 委 員 に 復 帰 す る 可 能 性 の あ る方 に は 必 要 と 思 わ れ ま す 。・ 新 任 研 修 は そ の と お り で あ る 。 現 任 研 修は 実 施 地 域 が 少 な く 、 研 修 地 域 が 遠 い た め参 加 が 極 め て 難 し い と 考 え ら れ ま す 。・ 特 に 制 度 改 正 時 に は ご 参 加 を お 願 い し て

・ 委 員 を 今 後 受 け る な ら 出 席 す べ き・ 市 町 村 で 伝 達 し て 欲 し い・ 市 町 村 の 方 が 近 く で 開 催 さ れ 利 用 し や すい 。・ 会 場 、 時 間 等 の 選 択 が 出 来 れ ば 、 楽 に 出席 が で き る と 考 え ま す・ 改 正 時 に 研 修 を 受 け れ ば 良 い 。・ 希 望 者 の み 受 講・ 研 修 会 で な く と も 変 更 点 な ど を き ち ん と知 ら せ る シ ス テ ム を 作 る・ 研 修 が 有 意 義 な ら 賛 成 。 形 式 的 な ら 無 意

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お り ま す が 、 審 査 判 定 方 法 の 再 確 認 や 市 独自 の 審 査 判 定 に な ら な い よ う に 他 市 町 村 との 平 準 化 を 目 的 と し て ご 参 加 を 頂 き た い と考 え て お り ま す 。

味・ 研 修 場 所 が 遠 い・ 文 章 で 良 い と 思 い ま す・ 再 任 の ケ ー ス が 無 い の で 、 新 任 現 任 研 修・の み で 良 い・ 小 改 正 で は 不 要 、 大 き な 改 正 で は 必 要・ や む を 得 ず 研 修 に 参 加 で き な い 場 合 、 資

料 の 配 布 の み で な く 研 修 の ポ イ ン ト を わ かり や す く 伝 達 し て 欲 し い 。 ま た 質 問 や 疑 問に つ い て も Q& A で お 知 ら せ い た だ き たい 。

・ 審 査 会 当 日 に 話 し 合 っ て い る の で 、 特 に「 す べ き 」 と は 思 わ な い・ 新 任 研 修 の 回 数 を 1 年 に 2 ~ 3 回 に し て 1 人

で も 多 く 研 修 で き る よ う に し て ほ し い 。 交代 人 数 が 足 り な い 。

・ 制 度 改 正 が 多 い た め に 生 じ る 問 題 な ので 、 な ぜ 制 度 改 正 が 多 い の か の 検 討 の 方 が重 要 と 考 え ま す 。

・ 必 要 性 は あ る が 、 そ の 場 で の 質 問 に 答 えず 、 一 方 通 行 の 研 修 な の で 単 な る 「 説 明会 」 に な っ て い る 。

・ 変 更 点 の み 伝 達 す る 研 修 は あ っ て も よ いか も し れ な い が 、 文 書 通 知 、 確 認 し た こ との チ ェ ッ ク 用 紙 回 収 で 伝 達 講 習 済 み と し ても 良 か ろ う 。

・ 要 介 護 度 に 応 じ て ど れ だ け の サ ー ビ ス が受 け ら れ る の か 、 自 己 負 担 の 額 は な ど 一 目で わ か る よ う な 表 を コ ン パ ク ト に ま と め ても ら う と 有 り 難 い 。

・ 市 町 村 独 自 の 研 修 に つ い て( 必 要 で あ る )

自 治 体 ( 市 町 村 ) 審 査 委 員 ( 医 師 )< 既 に 開 催 し て い る > ・ 1 ~ 2 年 に 1 回 位 は や っ た ほ う が い い

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・ 委 員 が 入 れ 替 わ る と き に 、 簡 単 な 模 擬事 例 を 用 い た 研 修 を 行 っ て い ま す 。・ 新 規 の 委 員 に は 実 施 し て い る・ 制 度 改 正 時 な ど 審 査 判 定 方 法 の 確 認 や他 市 町 村 と の 平 準 化 が 必 要 な 場 合 に 開 催す る こ と と し て い ま す 。・ 月 に 1 回 程 度 、 市 内 部 で 研 修 の 機 会 を 持ち 、 平 準 化 の 向 け て の 話 し 合 い や 、 調 査方 法 の 検 討 を 行 っ て い る 。・ 必 要 だ と 思 い ま す 。 委 員 全 員 を 一 同 に介 し て は 困 難 な た め 、 各 合 議 体 で 審 査 会終 了 後 に 行 う 。< 開 催 の 予 定 は な い >・ 研 修 会 の 必 要 性 は 感 じ る が 、 審 査 会 委員 は 全 員 仕 事 を 持 っ て お り 、 そ れ を 考 える と 研 修 を 行 う こ と に 遠 慮 が あ る こ と と予 算 的 に も 厳 し い 。・ 必 要 と 考 え て い る が 審 査 員 の 予 定 が なか な か あ わ な い と 思 う 。 現 任 者 研 修 だ と声 を か け や す い の で 現 任 者 研 修 で 対 応 いて い く 、 そ の 分 現 任 者 研 修 の 内 容 を 充 実し て ほ し い と 希 望 し ま す ( 事 例 検 討 、 模擬 審 査 会 等 ) 。

・ 4 市 の 認 定 の 平 準 化・ 一 般 医 師 の 研 修 は 必 要・ 改 正 ポ イ ン ト 等 の 研 修 は 必 要・ 制 度 改 正 時 と 審 査 委 員 交 代 時 に・ 各 自 治 体 の 事 情 が そ れ ぞ れ 異 な る の で 独 自の 研 修 が あ っ た ほ う が 良 い 。・ 県 開 催 の 研 修 に 参 加 で き な い 場 合 も あ る ので 、 研 修 開 催 回 数 が 多 け れ ば 出 席 し や す い 。・ 県 開 催 の 研 修 は 出 席 し に く い の で 、 市 の 研修 が あ れ ば そ の ほ う が 良 い 。・ 県 開 催 は 中 止 し て 市 開 催 に 下 方 が 実 情 に 沿う と 考 え ま す・ 県 と 合 同 に し て は・ 合 議 体 長 間 の 進 行 方 法 の す り 合 わ せ は 必 要・ 審 査 会 の 質 の 康 応 や 平 準 化 に 必 要・ 申 請 時 期 を ど の 時 点 で 定 め る か 市 町 村 で 差

が 有 り 、 八 千 代 市 が ど の よ う な ポ リ シ ー で運 営 し て い る か 知 り た い 。

・ 判 定 困 難 事 例 検 討・ ビ デ オ で の チ ュ ー ト リ ア ル で パ ソ コ ン に ダウ ン ロ ー ド で き る よ う に し て も ら え れ ば あ りが た い・ 平 準 化 が 進 ん で い る が 、 い ま だ 合 議 体 の 中

で 格 差 の あ る 症 例 に つ き 各 審 査 会 で 検 討 すべ き と 考 え る 。

・ 北 海 道 東 北 で は 要 支 援 レ ベ ル で は 自 治 体・が 介 護 を な る べ く 使 わ な い よ う に 広 報 し てい る よ う で す が 、 そ の よ う な 独 自 性 を 千 葉市 が 持 て ば 、 研 修 は 必 要 で あ ろ う 。

・ 有 用 な 研 修 が 出 来 る よ う に 、 講 師 場 所 時・ ・間 を 考 慮 願 い た い

( 必 要 な い )自 治 体 ( 市 町 村 ) 審 査 委 員 ( 医 師 )

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・ 介 護 認 定 は 市 町 村 独 自 の 制 度 で は なく 、 ま た 他 市 区 町 村 の 審 査 会 委 員 を 兼 任し て い る 審 査 会 委 員 も い る た め 、 県 で 一括 し て 行 っ た ほ う が 妥 当 と 考 え る た め 。・ 仮 に 開 催 す る と し て も 、 委 員 の 方 の 時間 の 確 保 が 困 難 で あ る と 思 わ れ ま す 。・ 合 議 体 編 成 に よ る 委 員 の 入 れ 替 え に より 認 識 の 共 有 化 を 図 っ て い る が 、 必 要 によ り 研 修 も 検 討・ 審 査 会 委 員 研 修 は 県 が 開 催 し て お り 、内 容 が 重 複 す る た め ニ ー ズ が 少 な い と 考え る 。・ 制 度 改 正 が あ っ た 時 に は 、 そ の 都 度 委員 の 方 々 に 資 料 を 配 布 す る な ど し て 周 知を 図 っ て い ま す が 、 独 自 の 研 修 会 を 開 催す る と こ ろ ま で は 至 っ て お り ま せ ん 。・ 制 度 変 更 の 周 知 に つ い て は 、 そ の つ ど文 書 等 に よ り 実 施 し て い る 。 ま た 委 員 から の 質 問 に 対 し て は 随 時 答 え て い る 。・ 市 独 自 で の 審 査 会 を 開 催 し て い な い ため 、 組 合 審 査 会 担 当 事 務 局 で 行 う べ き だと 考 え て い る 。・ 審 査 会 委 員 は 、 広 域 で 委 嘱 し て い る ため 。

・ 改 正 ポ イ ン ト な ど 資 料 と し て 審 査 員 に 配 布で 十 分・ 同 じ 内 容 で あ れ ば 必 要 な い 。 町 村 に よ り 審

査 会 で 介 護 度 を 変 更 す る 割 合 に は 大 き な 差が あ れ ば 必 要 が あ る か も し れ な い 。

・ 国 県 レ ベ ル で の 統 一 が 重 要 で あ る・・ 現 在 は 1 件 ず つ 審 議 し て い る の で 勉 強 に なる・ 研 修 会 で な く と も 変 更 点 な ど を き ち ん と 知ら せ る シ ス テ ム を 作 る・ 研 修 で 頭 に 入 っ た こ と は ほ と ん ど 無 く 、 会議 に 参 加 す る 段 階 で 本 ( 研 修 資 料 ) を 読 ん でや り 直 し た の で 。

・ 研 修 は 無 く て も 班 の 人 た ち と の 集 ま り 、 市の 担 当 者 よ り 意 見 を 聞 く こ と が 出 来 る 。・ 研 修 よ り 実 務 で 経 験 し た 方 が よ さ そ う・ 現 状 で ほ と ん ど 理 解 で き て い る・ 現 状 の ス ケ ジ ュ ー ル に お い て 今 後 受 講 す るこ と は 不 可 能・ 県 で 行 っ て い る の で 改 め て 行 う 必 要 は 無 い・ 時 間 的 負 担 が 大 き い・ 市 全 体 の 動 向 な ど は 教 え て 欲 し い・ 市 町 村 単 位 で 審 査 判 定 に 差 が あ る 場 合 は 必要 と 思 い ま す・ 市 町 村 独 自 の 研 修 は 、 ば ら つ き の 要 因 と なる の で は な い か・ 審 査 会 の バ ラ ツ キ を 抑 え る の は 必 要 だ が 、研 修 会 ま で は 必 要 と は 思 わ な い・ 全 国 で 差 が 無 い 結 果 を 出 す た め に は 窓 口 が一 つ の 方 が 良 い と 思 わ れ ま す・ 適 宜 審 査 会 の と き に 必 要 な こ と を 伝 達 し たら ど う で し ょ う か・ 必 要 な と き の み

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( ど ち ら と も い え な い )自 治 体 ( 市 町 村 ) 審 査 委 員 ( 医 師 )

・ 委 員 の 負 担 増 と な る と 、 ま す ま す 委 員 に なる 人 が い な く な る・ 大 幅 改 正 の と き は 必 要 。 た だ し 県 と 市 町 村

2 回 の 必 要 は 無 い 。 市 町 村 の 方 が 近 く で 開催 さ れ 利 用 し や す い 。

・ 介 護 1 と 2 、 あ る い は 介 護 2 と 3 の 間 で 受 け られ な い サ ー ビ ス に ど の く ら い の 違 い が 生 じる の か 、 い ま ひ と つ イ メ ー ジ が わ か な い ので 、 そ う し た こ と は 市 町 村 で ど う い う こ とを や っ て い る の か 教 え て い た だ け る と あ りが た い の で す が 。

・ 研 修 内 容 に よ る・ 研 修 よ り も 委 員 の 負 担 を 少 な く し 効 率 的 な審 査 会 を 考 え る べ き で し ょ う 。・ 研 修 を 受 け て か ら 数 年 後 に 指 名 さ れ て も ほと ん ど 記 憶 に 無 い・ 県 と 市 主 催 の 区 別 が つ き に く い の で は な いか と 思 い ま す 。・ 合 議 体 間 の バ ラ ツ キ 調 整 に は 良 い か も し れな い・ 市 町 村 独 自 の 事 情 が あ れ ば 必 要・ 市 町 村 独 自 の み で も 良 い と 思 う・ 千 葉 市 で は 必 要 な い と 思 う が 、 遠 方 で 研 修

会 に 出 に く い 人 へ 配 慮 す る 研 修 会 は あ っ ても 良 い か も し れ な い 。

○ 審 査 会 間 の 審 査 判 定 の 平 準 化 の 取 り 組 み に つ い て・ 審 査 会 ご と の 審 査 判 定 の ば ら つ き を 最 小 限 に す る た め の 取 り 組 み に つ い て

自 治 体 ( 市 町 村 ) 審 査 委 員 ( 医 師 )

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・ 「 審 査 員 テ キ ス ト 」 を 用 い 、 該 当 箇 所 を指 摘 し て 正 し い 理 解 を 求 め て い る 。・ 審 査 会 委 員 長 ・ 市 町 担 当 者 合 同 会 議 に おい て 、 委 員 長 に 対 し 要 望 し て い る 。・ 事 例 等 の 研 修 を 行 っ て い る 。・ 委 員 の 編 成 を 考 慮 し て い る 。・ 各 合 議 体 ご と の 変 更 率 等 を 示 し た 資 料 を用 い て 情 報 の 共 有 を 図 っ て い ま す 。・ 極 端 な 審 査 判 定 案 件 に 対 し 、 事 務 局 で 確認 す る こ と は あ り ま す 。・ 合 議 体 長 の 会 議 に お い て 、 合 議 体 の 長 に周 知 し て い る 。・ 合 議 体 別 審 査 実 績 表 の 配 布・ 今 年 度 国 か ら 出 た 審 査 会 の D V D を 委 員に 渡 し て 見 て も ら う よ う に し た が 1 本 し かな く 、 な か な か 全 員 に 見 て も ら う こ と は 出来 て い な い 状 況 。・ 市 で も 独 自 の 研 修 を 設 け て 、 共 通 認 識 を持 っ て い た だ く よ う に 努 め て お り ま す 。・ 審 査 判 定 に つ い て 事 務 局 か ら 意 見 を 述 べる こ と は 出 来 ま せ ん が 、 委 員 の 誤 っ た 考 え方 ・ 見 方 に は 意 見 を 付 し て い ま す 。・ 審 査 判 定 の 際 に 、 委 員 の 方 た ち に 対 し て適 宜 有 効 期 間 の 設 定 時 に 確 認 を し 、 必 要 に応 じ て 説 明 を 行 っ て い ま す 。・ 千 葉 県 主 催 の 審 査 会 委 員 現 任 研 修 で 行 って い ま す 。 市 と し て は 現 在 特 に 行 っ て い ませ ん 。・ 当 市 の 審 査 会 の 体 制 が A ・ Bパ タ ー ン と なっ て い る の で 、 審 査 す る 対 象 が 異 な っ て いる の で 、 審 査 会 ご と の ば ら つ き は ど う し ても 出 て し ま う 状 況 で す 。・ 二 次 判 定 に お け る 重 度 変 更 軽 度 変 更 の・割 合 等 を 各 審 査 会 ご と に 集 計 し 、 審 査 会 委

・ 「 変 更 」 に 関 し て の パ ー セ ン テ ー ジ で 全合 議 体 に 公 表 し て い ま す 。・ 1 つ の 審 査 合 議 体 中 で あ ま り ば ら つ き が出 な い よ う に 暗 黙 の 統 一 基 準 を 作 っ て い ます 。・ 説 明 資 料 有 り 、 そ れ を 意 識 し て 審 査 会 に活 か し て い る 。・ 4 市 で は 年 1 回 医 師 会 主 催 で や っ て い る・ 委 員 長 だ け の 集 ま り は あ る が 、 ま だ そ こ

ま で 達 し て い な い と 思 わ れ る 。 将 来 的 に は無 く せ る よ う に 出 来 る と 良 い

・ 医 師 会 員 で は 年 1 回 話 し 合 い 、 問 題 点 を 調整 し て い る・ 意 識 し て 審 査 の と き に 反 映 さ せ る よ う にし て い る 。・ 一 次 判 定 そ の も の の 制 度 に 疑 問 が あ り ま

す 。 又 、 年 毎 に 変 更 が 多 く 、 そ の あ た り の根 本 を 変 え な い と い け な い と 思 い ま す 。

・ 今 ま で ど お り デ ー タ を 各 委 員 へ・ 各 委 員 と 意 見 を あ わ せ バ ラ ツ キ を 少 な くす る 努 力 は し て い ま す 。・ 各 部 会 ご と の デ ー タ を 共 有 し て は ?・ 過 去 に は 同 じ 事 例 を 用 意 し て 各 合 議 体 で 5件 ず つ 程 度 や っ た こ と あ り 。・ 行 政 の 説 明 会 、 研 修 会 へ の 出 席・ 国 の 方 針 に な る べ く 沿 っ て い る・ 現 在 行 っ て い な い が 、 取 り 組 み を 行 う べき で あ る 。 何 ら か の 方 法 で 委 員 の 交 流 を 図れ る よ う 考 え て い る 。

・ 研 修 で は な く 文 書 で 各 委 員 に 配 布 す れ ばよ い 。・ 定 期 的 に 検 討 会 の 開 催 を し て い る・ 合 議 体 長 会 議 で 示 さ れ て い る・ 合 議 体 メ ン バ ー の 入 れ 替 え

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員 に 定 期 的 に 送 付 し て い る 。・ 年 1 回 の 割 合 で 平 準 化 委 員 会 を 開 催 し 、審 査 会 間 の ば ら つ き が 小 さ く な る よ う に 努力 し て い ま す 。

・ こ れ は 町 単 位 で 無 く 、 県 単 位 、 国 単 位 で判 断 す べ き 。・ 市 で の 模 擬 審 査・ 市 の ほ う で や っ て い る 様 だ が 、 平 均 値 のみ の 表 示 で バ ラ ツ キ が 載 っ て い な い た め 、本 当 に 合 議 体 で 差 が あ る か わ か ら な い 。

・ 自 分 自 身 の 中 で は 基 準 を 決 め て い る・ 市 役 所 の 職 員 の 方 に 適 宜 助 言 を 頂 い て いる 。・ 十 分 な 審 査 会 で の 検 討・ 審 査 会 長 や 医 師 の 懇 親 会 は あ る が 、 審 査員 全 員 の 話 し 合 い は 無 い の で 、 今 後 必 要 と考 え る 。・ そ も そ も 一 次 判 定 の 段 階 で コ ン ピ ュ ー タ処 理 さ れ て い る の で 、 ば ら つ き が 多 い と は思 え な い 。 二 次 判 定 で の 変 更 は 個 別 案 件 なの で 多 少 の ば ら つ き は 許 容 範 囲 内 と 考 える 。

・ 調 査 ~ 一 次 判 定 ま で し っ か り し て い れ ば必 要 な し・ 調 査 員 の レ ポ ー ト 、 一 次 判 定 を 重 視 す る・ な に を も っ て 「 ば ら つ き 」 と す る の か 、難 し い 問 題 で あ る と 思 う 。 人 為 的 操 作 を 嫌が る の な ら 審 査 会 を や め て 一 次 判 定 の み にす れ ば よ い 。 し か し そ れ で は 血 の 通 っ た 判断 と な ら な い と 思 う の で 、 私 と し て は 審 査会 で の 二 次 判 定 は 必 要 と 考 え る 。 基 準 は 示さ れ て い る わ け な の で 、 あ と は 個 々 の 審 査会 で 判 断 す れ ば よ い こ と と 思 う 。 委 員 の 考え 方 、 資 料 を ど う 解 釈 す る か で 甘 く な っ たり 辛 く な っ た り す る の は 当 然 で あ る 。

・ ば ら つ き が あ っ て も 良 い と 思 う・ 判 定 困 難 な 例 に つ い て は 、 多 様 な 意 見 を聞 い て い ま す

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・ 必 要 な と き に 実 施 し て い る 、 定 期 的 に はし な い・ 部 会 長 会 議 で 議 論 さ れ て い る・ 平 準 化 す る 為 に は 情 状 酌 量 的 な 判 断 を 必

要 と し な い 判 定 ソ フ ト を 作 り 、 審 査 会 の 必要 性 ( 回 数 ) を 減 ら す よ う に し か な い の で はな い か 。

・ 約 束 事 項 の 取 り 決 め 等 を 、 正 副 委 員 長 会議 で 意 見 を 交 換

・ 判 定 困 難 事 例 検 討 や 事 例 を 用 い て の 模 擬 審 査 等 の 研 修 の 必 要 性 に つ い て自 治 体 ( 市 町 村 ) 審 査 委 員 ( 医 師 )

・ 必 要 と 思 う ・ 有 用 で あ る       26 市 町 村・ 必 要 と は 思 わ な い             5 市 町 村・ 今 後 開 催 を 検 討 中             1 市 町 村・ 要 望 が あ る 場 合 に は 検 討       1 市 町 村

・ 必 要 と 思 う 、 あ れ ば よ い・ 必 要 か も し れ ま せ ん 。 で も そ れ よ り も 一

次 判 定 → 二 次 判 定 変 更 が 容 易 に 出 来 る こ とが 平 準 化 を 妨 げ て い る と 思 い ま す 。

・ 必 要 性 を 感 じ る 場 合 も あ り ま す 。 特 に 認知 症 の 方 に 対 す る 審 査 は 合 議 体 で バ ラ ツ キが あ る よ う に 感 じ て い ま す 。

・ 必 要 だ が 一 次 判 定 が 疑 問 を 呈 さ な い よ うな 改 善 が な さ れ る こ と が 先 決・ 必 要 だ が 結 果 が 反 映 さ れ な け れ ば 意 味 ない・ 必 要 だ と 思 う が 時 間 が 取 れ な い・ 必 要 と 思 わ れ る が 、 研 修 で 解 決 す る と は考 え に く い・ 必 要 と 考 え ま す が 正 解 は 無 く 全 体 の 意 見の 集 約 と な る と 考 え ら れ る 。・ 時 間 的 負 担 の 無 い 形 で の 開 催 で あ れ ば 良い・ 制 度 が 大 き く 変 わ っ た と き に 必 要・ 千 葉 市 で は 行 っ て い る・ 必 要 と は 思 わ な い・ 案 内 で よ い と 考 え る

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・ 各 合 議 体 の 検 討 で 十 分 と 思 わ れ る・ 希 望 者 の 受 講 を 許 可 す る 。 強 制 で は ない 。・ ケ ー ス バ イ ケ ー ス・ 県 開 催 の 研 修 時 に 組 み 込 ま れ て い る と 良い 。・ 研 修 で は な く 文 書 で 各 委 員 に 配 布 す れ ばよ い 。・ 判 定 困 難 事 例 を 審 査 す る 上 部 審 査 会 が あれ ば 良 い と 思 う 。・ こ の 頃 現 任 研 修 で 省 略 さ れ て い る 、 そ の場 の 延 長 と し て の 質 疑 応 答 に 力 を さ く べ しと 思 い ま す 。 県 担 当 の 人 1 人 で は 荷 が 重 いと 思 い ま す の で 、 数 人 と 対 応 が 必 要 と 思 われ ま す 。 「 法 の 精 神 」 と い う か 「 こ の 方 針で や っ て 欲 し い 」 と の 注 文 で も 結 構 で す 。

・ 困 難 例 は 認 定 期 間 を 短 く す る 等 の 一 定 のル ー ル は 欲 し い と 思 い ま す 。・ 全 国 レ ベ ル で 事 務 レ ベ ル で ま ず 平 準 化 の検 討 を し て 頂 け る よ う 現 状 把 握 に 努 め て くだ さ い 。・ た だ 研 修 会 や 検 討 会 を 行 っ て も 講 師 や 内

容 が 問 題 で す 。 毎 年 行 わ れ る 県 の 講 演 会 の内 容 な ど は 時 間 の 無 駄 と 思 う 。 参 加 し た い人 が 満 足 感 を 持 つ よ う な 内 容 に す べ き 。 やれ ば い い と い う こ と で は な い 。

・ 誰 が そ れ を 判 定 困 難 事 例 と し て 選 ぶ か が困 難・ 特 に 困 難 例 を 経 験 し て い な い・ 過 去 に 模 擬 審 査 を や っ て い て 出 席 し て いた が 、 そ れ ほ ど 効 果 が あ っ た と は 思 わ な い・ 特 別 な 審 査 会 で 判 定 を・ 抜 き 打 ち 的 に 模 擬 事 例 を 入 れ て み れ ば 良い

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・ 判 定 困 難 事 案 を 他 合 議 体 に ゆ だ ね る シ ステ ム が あ っ て も 良 い か・ 判 定 困 難 例 の 多 く は 主 治 医 意 見 書 の 不 備

に よ る も の 。 主 治 医 意 見 書 作 成 の 指 導 を きち ん と し て 欲 し い 。

○訪 問 調 査 及 び 記 載 方 法 が 変 更 さ れ た こ と に よ る 審 査 判 定 へ の 影 響 に つ い て自 治 体 ( 市 町 村 ) 審 査 委 員 ( 医 師 )

・ 平 成 21 年 4 月 の 見 直 し に よ り 認 定 が 軽 度に 出 る 傾 向 が あ る 。・ 以 前 の 一 次 判 定 ソ フ ト で は 要 介 護 5 だ った 完 全 寝 た き り の 人 が 、 現 在 の 一 次 判 定 ソフ ト で は 要 介 護 4 と な っ て し ま う ケ ー ス があ り 、 審 査 会 で 要 介 護 5 に 変 更 す る 理 由 を選 び 出 す の に 困 る こ と が あ り ま す 。・ 身 体 の 状 況 が 明 ら か に 悪 化 し て い る に もか か わ ら ず 介 護 度 が 前 回 よ り も 軽 く 判 定 され る ケ ー ス が 増 え た 。・ 調 査 項 目 及 び 判 断 基 準 の 変 更 に よ り 、 一次 判 定 が 軽 く な る 傾 向 が 見 ら れ る 。 よ っ て特 記 事 項 の 記 載 内 容 の 充 実 が 求 め ら れ て いる 。・ 特 記 事 項 を か な り し っ か り 書 か な い と 一次 判 定 で 前 回 と 同 じ チ ェ ッ ク で も ワ ン ラ ンク 下 が る こ と が 多 く な り 、 サ ー ビ ス 量 足 りず 、 区 変 か か っ た り 、 不 服 苦 情 と な り 、・対 応 に 苦 慮 し て い る・ 訪 問 調 査 及 び 記 載 方 法 の 変 更 に つ い ては 、 当 市 で は H21 よ り 実 施 し て お り 、 当 初は 判 定 が 下 が る 傾 向 も あ っ た が 、 現 在 は 落ち 着 い て き て い る 。・ 介 護 の 手 間 等 、 特 記 事 項 の 記 載 よ り 審 査判 定 に 影 響 が 出 て い る 。

・ 軽 く 判 定 さ れ る ケ ー ス が あ る・ 6 割 近 く の 病 院 の 先 生 方 は 主 治 医 意 見 書

を し っ か り 書 い て い な い の で 影 響 は あ った 。 ま た 訪 問 調 査 員 の 同 席 も 必 要 と 思 わ れる 。

・ 主 治 医 意 見 書 よ り も 特 記 事 項 よ り 判 断 する 機 会 が 圧 倒 的 に 増 え ま し た 。・ 安 定 し て き た・ 以 前 訪 問 調 査 員 が 見 た ま ま の 場 合 、 実 際

と か け 離 れ て い た 場 合 が 多 く 、 軽 く 判 定 され る 例 が 多 か っ た 。 現 在 の 訪 問 調 査 の 記 載に な っ て か ら は 、 い く ら か 改 善 さ れ た と 考え る 。

・ 以 前 よ り 判 り づ ら く な っ た・ 介 護 の 手 間 が な る べ く 少 な く 出 る よ う に変 更 さ れ て い る 。・ 基 本 的 病 状 は 変 化 が 無 い の に ス コ ア が 症例 に よ り 大 分 異 な る こ と が あ る 。・ 具 体 的 に 介 護 の 手 間 が ど れ ほ ど の も の か

が わ か り や す く な っ た 。 た だ 中 に は そ の 肝心 な 点 の 記 述 が 無 い 為 に 、 文 章 を 拡 大 解 釈す る わ け に も い か ず 、 一 時 判 定 ど お り と せざ る を 得 な い 事 が あ る 。 又 、 記 載 量 は 多 いも の の 要 点 が は っ き り し な か っ た り 、 同 じ記 述 が 繰 り 返 さ れ る も の が あ り 、 要 領 よ く

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・ 介 護 の 手 間 に か か る 審 査 判 定 に お い て 、特 記 事 項 や 主 治 医 意 見 書 の 記 載 量 が 少 な いた め に 、 変 更 理 由 が 見 つ け ら れ ず 変 更 さ れな か っ た 事 例 は あ り ま し た 。・ 旧 方 式 で 表 せ な か っ た 介 護 状 態 が 汲 み 取ら れ 、 改 善 を 感 じ る・ 審 査 委 員 が 丁 寧 に 資 料 の 読 み 込 み を す るよ う に な っ た ( 変 わ ら な い 委 員 も い るが ・ ・ ・ ) 。・ 基 準 時 間 を 意 識 し て 、 審 査 す る よ う に なっ た 。・ 審 査 員 が 、 調 査 票 の 特 記 事 項 を 精 読 す るよ う に な っ た 。・ 調 査 項 目 が 変 更 さ れ た こ と に 伴 い 、 一 次判 定 を 変 更 す る 根 拠 を 見 出 す 箇 所 に つ い ても 必 然 的 に 変 更 と な る と 思 慮 さ れ ま す 。・ 調 査 の 改 訂 に よ り 不 適 切 な 状 況 も チ ェ ック の 選 択 肢 に 認 め ら れ 、 審 査 判 定 の 際 、 対象 者 の 状 況 把 握 が し や す く な っ て い る 。・ 調 査 票 の 特 記 事 項 の 重 要 性・ 月 4 回 の 審 査 会 で 1 0 件 程 度 記 載 内 容 変更 で 判 定 が 変 わ る こ と が あ る 。・ 二 次 判 定 は 、 一 次 判 定 ど お り や 一 段 階 上昇 が 増 え 、 以 前 に 比 べ 大 幅 な 変 更 が 少 な くな っ て い ま す 。・ 変 更 当 初 は 多 少 の 混 乱 も 見 ら れ ま し たが 、 現 在 は ほ と ん ど 影 響 な い 。・ よ り 実 態 に 即 し た 介 護 度 が 出 て い る と 思わ れ る 。

簡 潔 に し て ほ し い 。・ 結 果 判 定 の 訂 正 が 減 っ た・ 個 人 差 が 出 る こ と が 多 い の で 注 意 が 必 要・ コ ン ピ ュ ー タ 判 断 主 導 が さ ら に 強 ま っ た・ 詳 細 に な り 審 査 の 参 考 に な る が 予 習 が 大変 と な っ た 。 独 居 な ど で 介 護 力 が 不 足 し てい る 場 合 、 適 切 な 介 助 を 選 択 す る と あ るが 、 こ の 基 準 の バ ラ ツ キ が 大 き い と 思 う 。

・ 全 て の 項 目 に つ い て 調 査 す べ き だ・ 調 査 員 に よ り 書 き 方 の ば ら つ き が 大 き

い 。・ 調 査 項 目 が 何 回 か 変 更 さ れ て い る よ う で

す が 、 困 惑 し ま す 。 複 雑 に な っ て 判 定 が 難し く な り ま し た 。

・ 調 査 内 容 が は っ き り 見 え て き た 、 良 く なっ た 。・ 当 初 な れ な い た め に 判 定 に 時 間 が か か った・ 特 に 施 設 、 自 分 の 施 設 の 属 す る ケ ア マ ネ

の 作 成 し た も の は 我 田 引 水 的 な と こ ろ の ある の を 感 じ る 。

・ 内 容 変 更 箇 所 を 簡 略 に 知 り や す い 通 知 があ れ ば 良 い で す・ 判 断 が 曖 昧 に な っ て い る・ 判 断 し や す い 記 載 内 容 と な っ た 。 介 護 度の 変 更 事 例 が 減 少 し た 。・ 判 断 し や す く な っ た 部 分 と 逆 に 状 況 が 見

え に く く な っ た 部 分 が あ る 。 よ く 読 み こ まな い と 1,2 等 の 判 定 が 適 切 か 判 ら な い こ と もあ る 。

・ 変 更 が な ぜ 必 要 で あ っ た か に つ い て 、 はっ き り し た 説 明 な し 。・ 訪 問 調 査 員 の 記 載 内 容 は 患 者 さ ん の 状 態を 把 握 す る の に 大 変 役 立 っ て い る と 思 い ま

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す 。・ 訪 問 調 査 の 内 容 を 細 か く 読 む 必 要 が 増 え負 担 が 増 し た 。・ 麻 痺 の 評 価 が 変 わ っ た 。・ モ チ ベ ー シ ョ ン が 下 が っ た・ 良 く な っ た と 思 わ れ る が 個 人 差 が あ る・ 読 む 量 は 多 く な っ た が 、 判 断 は し や す くな っ た と 思 う 。・ よ り 状 態 が わ か る よ う に な っ た と 思 う・ 介 護 認 定 審 査 会 に お け る 2 次 判 定 の 重 要

な ポ イ ン ト と し て は 、 申 請 者 「 固 有 の 手間 」 が 、 評 価 さ れ る 部 分 と し て 、 ① 介 護 の手 間 ・ 頻 度 、 ② 介 助 の 方 法 や 有 無 な ど が 、特 記 事 項 や 主 治 医 意 見 書 に 記 載 さ れ て い るこ と が 重 要 で あ り 、 特 に 、 介 護 の 手 間 ( 主に 第 2 群 の 生 活 機 能 ) や 、 有 無 ( 主 に 第 4群 の B P S D 関 連 ) の 記 載 は 、 介 護 認 定 審査 会 の 審 査 で 大 き な 影 響 を 与 え る 為 、 訪 問調 査 員 や 介 護 認 定 審 査 会 の 委 員 が 、 お 互 いに そ の 内 容 を 理 解 し た こ と で 、 適 正 な 審 査と 平 準 化 が 図 ら れ る よ う に も 思 わ れ る 。 調査 員 の 教 育 を 相 当 数 や っ て 欲 し い 。

○主 治 医 意 見 書 ・ 審 査 会 運 営 ・ 要 介 護 認 定 に つ い て自 治 体 ( 市 町 村 ) 審 査 委 員 ( 医 師 )

・ 介 護 認 定 遅 延 の 一 番 の 原 因 に な っ て い る主 治 医 意 見 書 に つ い て 、 記 載 内 容 依 頼 方・法 に つ い て の 見 直 し が 必 要 と 思 わ れ ま す 。・ 被 保 険 者 の 負 担 ・ 認 定 委 員 会 委 員 の 負 担軽 減 の 為 に 、 認 定 有 効 期 間 の 延 長 を 検 討 して 頂 き た い 。・ 年 々 、 要 介 護 認 定 者 が 増 加 し て お り 、 新規 申 請 を 含 む 申 請 全 件 に お い て 二 次 判 定 を必 要 と す る 制 度 そ の も の の あ り 方 や 有 効 期

< 主 治 医 意 見 書 に つ い て >・ 誰 に で も わ か り や す い 読 み や す い 字 で 書い て 欲 し い・ 英 文 字 や 略 語 、 専 門 用 語 の 使 用 は 避 け てほ し い 。・ 記 載 内 容 に 不 十 分 な も の が 多 い 。・ 主 治 医 意 見 書 か ら 介 護 度 の 変 更 が し に く

く な っ て お り 、 こ の ま ま で は 病 名 だ け 書 けば よ い と 思 う 先 生 も 出 て く る の で は な い

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間 等 に つ い て 継 続 的 に 議 論 が 必 要 と 考 え ます 。

認 定 期 間 の 変 更 が 今 年 度 あ り ま し た が 、・そ の 他 寝 た き り で 意 思 疎 通 が 出 来 な い 方 の期 間 の 延 長 を 検 討 し て ほ し い ( た と え ば 5年 間 と か )・ 有 効 期 間 の 設 定 に つ い て は 、 各 部 会 に よっ て 設 定 期 間 が バ ラ バ ラ で あ る 。 例 え ば 前回 の 介 護 度 と 同 じ く 判 定 さ れ 介 護 に 係 っ てい る 「 手 間 」 に つ い て も 変 更 が 無 い と 考 えら れ る こ と か ら 、 有 効 期 間 を 24 ヶ 月 の 延 長に し て も 良 い よ う な 案 件 等 を 12 ヵ 月 と 設 定す る 審 査 会 が 少 な く な い 。 ま た 、 期 間 延 長を し な か っ た 理 由 を 明 確 に し な い ま ま 決 定し 「 な ん と な く 」 感 が 否 め な い 。 結 論 か ら申 し 上 げ る と 、 期 間 延 長 で き る 案 件 に つ いて は 、 出 来 る だ け 有 効 期 間 を 延 長 し て い ただ き た い 。 も し 、 被 保 険 者 が 体 調 を 崩 し て明 ら か に 認 定 度 と 違 っ た 状 態 で あ れ ば 、 変更 申 請 を 速 や か に 行 え ば 良 い と 考 え る 。 訪問 調 査 時 に 家 族 の 方 々 が 立 会 い を 希 望 さ れる こ と が 多 く 、 日 中 勤 務 し て い る 家 族 の 方に と っ て は 仕 事 を 休 ま な く て は な ら ず 、 年1,2 回 の こ と と は い え 、 経 済 的 損 失 も 加 え て家 族 が 抱 え る 負 担 は 大 き い 。 家 族 の 方 が 立会 い を し な か っ た 時 、 被 保 険 者 が 調 査 の 質問 事 項 に つ い て 、 出 来 な い に も か か わ ら ず「 出 来 る 」 と 回 答 し た こ と に よ り 、 介 護 度が 軽 め に 出 る 事 例 が あ り 、 家 族 に と っ て はも ち ろ ん 不 満 で あ り 、 市 窓 口 と し て は 再 度見 直 し 等 事 務 の 手 続 き が 増 え 煩 雑 と な る 。有 効 期 間 を 出 来 る だ け 延 長 す る こ と に より 、 更 新 等 の 手 続 き が 減 る こ と に よ り 、 本人 の 負 担 ・ 家 族 の 負 担 も 減 り 、 主 治 医 意 見

か 。・ 主 治 医 意 見 書 作 成 の 際 、 ソ フ ト の 使 用 を促 進 し て も ら い た い 。・ 主 治 医 意 見 書 作 成 の 際 、 特 記 事 項 は 必 須事 項 に し た ほ う が 良 い と 思 い ま す 。・ 主 治 医 意 見 書 は 認 定 審 査 に 必 要 な 項 目 のみ を 記 載 す る よ う に 簡 素 化 し て い た だ き たい 。・ 調 査 票 で 良 く な っ て い る 点 と 悪 く な っ てい る 点 を わ か り や す く 書 い て 欲 し い 。・ 主 治 医 意 見 書 の 書 き 方 の 研 修 会 は 必 要 と思 い ま す が 、 医 師 に 出 席 し て い た だ く の が困 難 。・ 主 治 医 意 見 書 の 研 修 会 は 隔 年 で よ い の では 。・ 実 際 に 介 護 に 関 わ っ て い る 医 師 以 外 の

方 々 こ そ 患 者 を よ く 把 握 で き て お り 、 介 護の 手 間 を 体 感 し て い る わ け で あ り 、 医 師 も実 際 に 介 護 の 現 場 で 働 い て み な い と 役 に 立つ 意 見 書 を 書 け な い も の と 思 う 。 し か し それ は 無 理 な 話 だ 。

・ 主 治 医 意 見 書 を 書 い た も の に つ い て 調 査員 資 料 を 希 望 者 に つ い て は フ ィ ー ド バ ッ クし て い た だ け れ ば と 思 い ま す 。

・ 主 治 医 意 見 書 を 記 入 す る に あ た り 、 患 者本 人 及 び 家 族 に 用 紙 ま た は 申 込 書 を 持 参 させ て 欲 し い 。 通 常 受 診 の 直 後 に 意 見 書 が 届く と 電 話 等 で 確 認 が 必 要 に な っ て し ま う こと が 多 い 。

・ 主 治 医 意 見 書 を 作 成 す る 立 場 だ が 、 判 定結 果 の 通 知 希 望 を し て も 認 知 症 等 で 本 人 の同 意 が 得 ら れ な い と 通 知 さ れ な い 。 在 宅 診療 を 行 っ て い る 主 治 医 と し て は 診 療 に 必 要な 情 報 で あ り 、 通 知 し て い た だ き た い 。 医

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書 を 作 成 す る 機 会 も 減 り 、 主 治 医 の 負 担 も減 る 、 私 た ち の 立 場 で 一 番 大 き な メ リ ッ トは 、 主 治 医 意 見 書 作 成 料 、 臨 時 職 員 を 雇 って の 訪 問 調 査 に 係 る 人 件 費 、 審 査 会 に 諮 るま で の 事 務 手 続 き 、 審 査 会 開 催 の 減 に 伴 う経 費 削 減 に 繋 が る こ と に な る の で す 。・ 介 護 認 定 有 効 期 間 を 検 討 し て 欲 し い 。 30日 以 内 で 認 定 結 果 を 通 知 す る こ と に な っ てい ま す が 、 認 定 結 果 が 30 日 以 内 に 通 知 で きて い る 件 数 は 少 な く ほ と ん ど 遅 延 し て い ます 。 半 年 の 有 効 期 間 で あ る と 、 更 新 申 請 は60 日 前 か ら 申 請 が 可 能 な た め 次 の 申 請 ま で被 保 険 証 が 届 い て 2 ヶ 月 弱 で 次 の 申 請 手 続き を 取 る こ と に な り ま す 。 再 度 診 察 、 意 見記 入 を す る こ と は 申 請 者 や 主 治 医 に と っ て負 担 が 大 き い 。・ 審 査 会 に お い て 重 要 性 が 高 い 主 治 医 意 見書 2 枚 目 「 5. 特 記 す べ き 事 項 」 に は 、 申 請者 の 状 態 や そ の ケ ア に 係 る 手 間 、 頻 度 等 をよ り 具 体 的 に 記 載 を お 願 い し ま す 。・ 主 治 医 意 見 書 記 載 項 目 数 の 削 減・ 現 在 の 7 段 階 認 定 か ら 、 軽 度 、 中 度 、 重度 へ の 3 段 階 認 定 へ の 簡 略 化・ 認 定 に か け る コ ス ト は 大 き く 、 今 後 も 介護 保 険 の 利 用 者 は 増 加 し て い く と 考 え ら れる た め 、 よ り シ ン プ ル な 認 定 制 度 が 望 ま しい と 思 い ま す 。・ 一 次 判 定 で 要 支 援 2 と 要 介 護 1 が ふ り わけ ら れ る の は よ い が 、 基 準 時 間 が 同 じ で は審 査 す る 側 に と っ て も 対 象 者 に と っ て も わか り に く い 。・ 主 治 医 意 見 書 の 記 載 内 容 で 、 特 に 1 . 傷病 に 関 す る 意 見 ( 3 ) や 、 5 . の 特 記 す べき 事 項 を 詳 細 に 記 入 し て い た だ き た い 。

師 に は 守 秘 義 務 が あ る の だ か ら 必 要 な 情 報は 提 供 す べ き 。 訪 問 看 護 指 示 書 に も 介 護 度を 記 入 す る こ と に な っ て い る の だ が 。

・ 意 見 書 を 書 く 医 師 は 審 査 会 経 験 者 が 望 まし い 。・ 意 見 書 記 載 法 の 周 知 が 必 要 。 異 議 申 し 立

て に 対 し 毅 然 と 対 応 で き る 仕 組 み が 必 要 。前 回 よ り 軽 症 化 す る 例 が も っ と 多 い は ず 。

・ 意 見 書 と 調 査 員 の 調 査 内 容 の 食 い 違 い が見 ら れ る こ と が 多 い よ う で す 。・ 意 見 書 に つ い て 、 記 述 が 少 な く 判 定 の 参考 に な ら な い 場 合 、 審 査 会 の 権 限 で 差 し 戻し を 出 来 る よ う に し て い た だ き た い 。 多 少手 間 を か け る よ う に し な い と 雑 な 意 見 書 はな く な ら な い と 思 い ま す 。

・ 意 見 書 を 書 く 場 合 の 参 考 に で き る よ うな 、 患 者 及 び 家 族 へ の 質 問 票 を 申 請 時 の 義務 に し て い た だ け る と 助 か り ま す 。

・ 著 し く 情 報 の 欠 落 し た 主 治 医 意 見 書 を 書く 医 師 に 対 し て 個 別 指 導 を 行 え る 法 的 整 備が あ れ ば 良 い と 思 い ま す 。

・ 主 治 医 は 日 常 生 活 の 状 態 を あ ま り わ か らな い で 主 治 医 意 見 書 を 書 か さ れ る こ と が 多い の で 、 判 定 の ず れ に 繋 が る 。 病 気 の 重 症度 に 限 定 し て 記 入 す る よ う に し て も い い ので は 。

・ 重 要 な 仕 事 で あ り 、 実 情 を 一 般 開 業 医 等に DVD 等 で 情 報 提 供 し て は 如 何 か ?

< 審 査 会 運 営 に つ い て >・ 今 後 高 齢 化 に 伴 い 審 査 件 数 の 増 加 が 考 えら れ る 。 審 査 委 員 の 確 保 が 必 要 。・ 調 査 委 員 の 同 席 を 従 来 ど お り 希 望 す る 。・ 介 護 認 定 委 員 の 医 師 は 内 科 系 が 占 め て い

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・ 急 性 期 に も か か わ ら ず 医 師 が 介 護 保 険 を勧 め て 家 族 が 相 談 に 来 る 。 結 果 が 出 る 前 に亡 く な っ た り 、 退 院 で き ず そ の ま ま 亡 く なる 人 が い る 。 状 態 が 落 ち 着 き 在 宅 生 活 に 又は 施 設 入 所 の 方 向 性 が 決 ま っ て か ら 申 請 の話 を 家 族 に し て も ら い た い 。・ 部 会 に よ っ て 、 介 護 の 手 間 へ の 視 点 が 違い 、 一 段 階 左 右 さ れ る こ と が あ る 。・ 今 後 も 公 正 か つ 円 滑 な 審 査 判 定 を 行 っ てい く た め に は 、 審 査 会 委 員 の 負 担 軽 減 が 必要 だ と 思 い ま す 。 ま た 要 介 護 認 定 に は 、 でき る だ け 詳 細 に 作 成 さ れ た 主 治 医 意 見 書 の迅 速 な 入 手 が 必 要 で す 。・ 医 師 の ほ う で 「 要 介 護 2 は 取 れ る 」 等 、予 測 で 発 言 し 、 後 に ト ラ ブ ル に な る ケ ー スが あ る 。 ま た 、 医 療 機 関 で 介 護 が 必 要 で ない 自 立 し た 人 に も 「 と り あ え ず 申 請 し たら ? 」 等 、 勧 め て い る ケ ー ス が あ る 。 介 護保 険 の 制 度 を 理 解 し た う え で 必 要 な 人 に 申請 を 勧 め て ほ し い 。・ 全 て を 審 査 会 に か け な く て も 、 一 次 判 定を 結 果 と し て よ い の で は ・ ・ ・ と 思 う 。・ 要 介 護 認 定 は 、 医 師 等 各 専 門 職 や 様 々 な業 務 を 担 う 職 員 に よ っ て 運 営 さ れ て い ます 。 適 正 な 介 護 認 定 審 査 会 の 運 営 は 、 各 関係 者 の 適 正 な 参 加 が あ っ て 、 は じ め て 達 成さ れ ま す の で 、 今 後 と も ご 協 力 を お 願 い いた し ま す 。・ 認 定 の 方 法 が 変 わ ら な い 限 り は 、 現 在 の方 法 が 定 着 し て い る の で 、 こ れ で 良 い と 思う が 、 も っ と 時 間 の か か ら な い 方 法 が あ れば と 思 う 。

る よ う に 思 わ れ ま す が 、 外 科 系 等 他 科 の 専門 医 で も 支 障 は 無 い よ う に 思 わ れ ま す 。

・ 審 査 会 委 員 の 人 数 は 3 ~ 4 人 で も 問 題 な いの で は な い か と 思 わ れ ま す 。 "・ 医 師 の 参 加 は 不 要 と 考 え る・ 直 接 介 護 に 携 わ る 職 種 の 方 の み で 審 査 をす べ き と 思 う 。・ 10 年 以 上 が 経 過 し た の で 医 療 と 介 護 が 明確 に 独 立 し た と 感 じ て い る の で 介 護 の 方 は独 自 に 判 断 で き 、 医 師 は 意 見 書 の 介 入 の みで 充 分 。

・ 一 合 議 体 だ け で な く 、 各 合 議 体 同 士 の 検討 会 が 必 要 で は 。・ 多 く の 医 師 が 審 査 委 員 を 経 験 す る よ う な工 夫 が 出 来 る と 良 い・ 現 在 1 回 45 件 で あ る の で 件 数 を こ の 前 後に お さ め て 欲 し い 。・ 形 式 又 は 形 骸 化 さ れ て い る と 思 う 。・ 現 在 の 審 査 会 で は 二 次 判 定 で の 変 更 が ほ

と ん ど 出 来 な い 状 況 に な っ て い る の で 、 一次 判 定 の み で 介 護 度 を 判 定 し 、 不 服 の あ るケ ー ス の み 審 査 会 に 出 し た ら い い の で は ない で し ょ う か 。 ま た サ ー ビ ス 利 用 が 無 い のに 更 新 申 請 を し て い る ケ ー ス が 多 く 見 ら れる の で 、 サ ー ビ ス が 必 要 に な っ た と き に 申請 す る よ う に し て も ら い た い と 思 い ま す 。

・ 合 議 体 の 違 い で 予 定 を 変 え て も ら え な いこ と で 不 便 を 感 じ て お り ま す 。・ こ れ 以 上 の 負 担 は 望 み ま せ ん 。・ 自 院 で 開 催 す る と か 、 近 く で 開 催 す る と

か し て 頂 き た い 。 そ う す れ ば 一 回 の 数 を 多く し て も 良 い 。 主 治 医 意 見 書 を 作 成 し て いる 主 治 医 は 、 審 査 会 に 出 席 さ せ る 制 度 を 作っ て 欲 し い 。

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・ 審 査 会 等 で 問 題 と な る 事 項 や 疑 問 点 を 解消 す る 方 策 が 現 シ ス テ ム に は 無 い 。・ 審 査 会 の 開 始 時 間 を 考 え て 欲 し い 。 個 人経 営 の 診 療 所 は 時 間 制 限 が あ る の で 患 者 の評 判 も 落 ち る 。 急 い で 駆 け つ け る と 事 故 の原 因 に も な り か ね な い 。

・ 審 査 の 書 類 が 以 前 よ り 見 づ ら く な っ た 。・ 審 査 会 に つ い て の 要 望 は 無 い が 、 サ ー ビ

ス を 利 用 す る 気 が 無 い 者 に 「 一 応 と っ て おい た ほ う が い い 」 な ど と く だ ら な い こ と を言 う ヘ ル パ ー が い る の で 件 数 が 増 え る の が不 満 。

・ す で に 制 度 が 安 定 し て き て お り 、 意 見書 、 認 定 法 の 簡 略 化 が 必 要 で は な い か 。 大事 な 事 業 だ が 医 療 の マ ン パ ワ ー の 上 で 他 にも し な け れ ば な ら な い こ と が 多 い た め 。

・ 多 忙 な た め 引 き 続 き 夜 間 の 審 査 を お 願 いし た い 。・ 担 当 者 以 外 は 関 心 が 少 な い よ う な の で 、や は り 委 員 は 持 ち 回 り が better で し ょ う 。・ 月 一 回 程 度 の 開 催 と す る か 、 1 回 の 審 査で 20 名 程 度 の 負 担 と な る と き が 楽 で す 。・ よ り 効 率 的 で 、 報 酬 も 少 し 上 が る と 幸 いで す・ 夜 に 審 査 会 は 出 来 な い だ ろ う か 。・ 夏 休 み な ど 、 医 院 に よ っ て 期 間 に ば ら つき あ り 。 8 月 な ど は 審 査 会 の 休 み を も っ と広 く 取 っ て 欲 し い 。

・ コ ン ピ ュ ー タ の 判 定 を 申 請 者 に 報 告 し 、申 請 者 が 納 得 す れ ば 審 査 会 に 提 出 し な く てよ い の で は 。 会 議 の 回 数 が 多 く な れ ば 負 担が 多 く な り 、 出 席 で き な く な る 。

・ ソ フ ト の 精 度 を 上 げ て 審 査 会 を も っ と 簡略 化 す れ ば 1 回 あ た り の 審 査 数 も 増 え 、 人

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件 費 を 減 ら せ る の で は 。 最 終 的 に は 審 査 会を な し と し て は ど う で す か 。

< 要 介 護 認 定 に つ い て >・ 要 介 護 認 定 の 区 分 を に つ い て も っ と 大 まか に し て ほ し い 。・ コ ン ピ ュ ー タ の 一 次 判 定 の 精 度 を 向 上 して 欲 し い 。・ 施 設 入 所 し た 利 用 者 の 介 護 度 が 下 が る のは 如 何 な も の か 。・ 利 用 者 は 申 請 時 よ り 利 用 さ れ る と 思 うが 、 現 実 に は 利 用 さ れ て い な い と 思 う 。・ 若 い 頃 か ら し て い な い こ と を 、 認 定 で して い な い た め 障 害 と す る の は 如 何 な も のか 。・ 予 防 給 付 も サ ー ビ ス に 差 が 無 い こ と が 多い の で 、 級 を 少 な く し た ら ど う か 。・ 要 介 護 認 定 は 原 則 一 次 判 定 と し 、 申 請 者

か ら 申 し 出 が あ っ た 症 例 に つ い て の み 審 査会 に か け る

・ 在 宅 に つ い て は 要 介 護 は 不 要 と し 、 利 用者 が 利 用 し た い と き だ け 利 用 し 、 そ の 分 を支 払 う 。 施 設 入 所 に つ い て は 介 護 度 に よ る区 分 も 必 要 と 考 え ま す 。 こ れ に よ り 審 査 会に か か る 事 務 費 の 大 幅 な 削 減 が 期 待 さ れ ます の で 、 本 来 の 介 護 に 支 出 を ま わ す こ と が出 来 ま す 。

・ 介 護 保 険 制 度 は 国 の シ ス テ ム で す 。 保 険者 は 行 政 。 医 師 会 の ス タ ン ス は 意 見 書 と 審査 員 を 推 薦 す る こ と で す 。 こ の シ ス テ ム の中 で 県 医 師 会 は 何 を し た い の で す か ?

・ 一 次 判 定 で 軽 く 出 る 傾 向 が あ る と 感 じる 。 「 で き る 」 「 で き な い 」 の と り 方 が 、認 知 症 は 軽 度 の 段 階 で は 要 支 援 に な る こ と

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も 多 い が 、 要 介 護 1 以 上 に す べ き と 考 える 。

・ 今 の 判 定 ソ フ ト が 改 善 さ れ れ ば 審 査 会 は不 要・ 介 護 度 認 定 は 必 要 な い 。 な ぜ な ら 、 こ れだ け の 時 間 と 経 費 を か け て も 、 サ ー ビ ス を利 用 し な い も の が 多 す ぎ る 。 医 療 保 険 の よう に 希 望 す る も の だ け が 、 1 ~ 2 割 の 負 担金 を 支 払 っ て サ ー ビ ス を 利 用 す る よ う に する 。 当 然 上 限 を 決 め て お い て 、 そ れ 以 上 は自 己 負 担 と す る べ き と 考 え る 。

・ 介 護 難 民 を 作 ら な い よ う 努 力 し た い と 考え ま す・ 仮 決 定 後 、 短 縮 さ れ た 期 間 内 で 内 容 に つい て 照 会 で き る ル ー ル も 作 っ た 方 が 良 い 。・ 眼 科 領 域 の 視 覚 障 害 者 の 配 慮 や 重 点 が 充

分 と は い え な い 制 度 と な っ て い る 、 と 感 じる こ と が あ る 。

・ 関 節 リ ウ マ チ で は 、 何 を す る に も 非 常 に時 間 が か か る が 、 現 状 で は す べ て 「 で きる 」 と さ れ て し ま う 。 「 時 間 が か か る 」 こと へ の 評 価 が 乏 し い 。

・ 国 の 方 針 で あ ろ う こ と は 承 知 の 上 で すが 、 介 護 認 定 の 方 法 が あ ま り に コ ロ コ ロ 変わ り 、 又 極 め て 場 当 た り 的 、 よ り 介 護 度 を下 げ よ う と す る 意 図 が 見 て 取 れ ま す 。 介 護保 険 制 度 が 始 ま り 10 年 以 上 た つ わ け で す から 、 そ ろ そ ろ 一 定 の 方 向 性 を 持 つ し っ か りと し た 認 定 方 法 の 確 立 を 希 望 し ま す 。

・ 現 在 の 介 護 度 が 5 段 階 → 3 段 階 く ら い の 分類 で よ い の で は な い か 。・ コ ス ト も 考 慮 し た 認 定 の 検 討 を 。・ 今 回 の 改 悪 に よ り コ ン ピ ュ ー タ 判 定 重 視

が 強 ま り 、 一 次 判 定 を 変 え る ハ ー ド ル が 高

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く な っ た 。 ど こ の 合 議 体 で も 変 更 率 が 低 下し 、 審 査 の し が い が な い 。

・ 最 近 一 次 判 定 よ り 二 次 判 定 が 重 く な る ケー ス が 多 い 。 一 次 判 定 は 軽 め に 出 て い る 気が し ま す 。・ 自 分 た ち の 出 し た 判 定 結 果 が 妥 当 で あ るの か い つ も 気 に な っ て い ま す 。・ 行 政 側 の 指 導 が 大 分 大 き く な っ て き た のは 問 題 で す 。・ 制 度 改 正 が 多 す ぎ る 。・ 認 知 症 自 立 度 評 価 に つ い て 一 致 度 が 低 すぎ ま す 。・ 認 知 症 で 身 体 的 な 活 動 の 障 害 が 無 い と 軽く 判 定 さ れ る 傾 向 が あ り 改 善 を 望 む 。・ 病 状 が 急 性 期 の 申 し 込 み が 多 く 、 安 定 期に 入 っ て か ら 受 け 付 け た ほ う が 良 い の では 。・ 船 橋 市 の 判 定 で 、 要 支 援 が 県 に 訴 え て 要

介 護 に な っ た 方 が い ま す 。 2 回 目 の 今 回 も要 支 援 が 、 県 の 制 定 で 要 介 護 に 変 更 さ れ たケ ー ス が あ っ た 。 調 査 員 審 査 の 方 々 も 誠・意 を 持 っ て 仕 事 を し て い る の で 、 県 の 方 は我 々 が 納 得 で き る 方 法 で 変 更 を 認 め て 欲 しい 。

・ 平 準 化 を 可 と す る こ と 、 一 時 判 定 の 変 更を 異 と す る こ と 、 等 に 合 わ せ た 方 向 性 は ok な の で し ょ う か ? 違 っ て い て も 良 い の では ? ( 最 終 的 に は 人 の 判 断 に て )

・ 変 更 申 請 で よ り 重 度 と な り 回 復 の 難 し い例 に 関 し て は 認 定 期 間 を 24 ヶ 月 に し て い ただ き た い 。

・ ま さ か の 事 態 に 備 え て の 申 請 は 控 え る よう に 周 知 し て 頂 き た い 。・ ま だ 経 験 が 浅 い の で わ か ら な い こ と が 多

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い の で 勉 強 し ま す・ 無 用 、 無 駄 な 負 担 は 極 力 排 除 し て ほ しい 。・ も う 少 し 患 者 の 状 況 だ け で な く 介 護 力 を盛 り 込 ん だ 一 次 判 定 を 作 れ な い も の か 、 考え て 欲 し い 。 当 事 者 の 状 態 が 同 じ で も 主 介護 者 が 息 子 で 日 中 単 身 と 女 手 3 人 も い る 場合 で は 、 社 会 資 源 に た よ る 度 合 い が 異 な るこ と 考 え る 。

・ 要 介 護 認 定 の 一 次 判 定 の 基 準 が 正 し い と思 え な い 。 そ の 上 で の 二 次 判 定 も あ い ま いに な ら ざ る を え な い 。

・ 要 介 護 認 定 は も っ と 簡 単 に 出 来 る は ず 。時 間 や 人 件 費 の か け す ぎ で あ る 。・ 要 支 援 2 と 要 介 護 1 の 判 断 に 毎 回 悩 む 。・ 理 想 を 言 え ば き り が 無 い の で 、 あ ま り 完全 を 求 め ず 少 し ず つ 改 善 し て い き た い 。

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第 5 章   調 査 結 果 を 踏 ま え て の 展 開これらの調査結果について千葉県医師会介護保険等検討委員会において意見交換の結

果、自治体に対する要望、医師会に対する要望、医療機関・医師に対する要望、制度に対する要望、事例集作成を行うこととなった。

5-1 市町村への要望

(1)県内各市町村長への要望1.介護度の決定後、その結果の開示を希望する主治医に対しては、極力通知をして

いただきたい。認知症等のため本人の同意が得られない場合においても、訪問看護指示書作成上等必要な情報であり、守秘義務がある医師に開示していただくことには問題は無いと考える。

2.審査会開催時間や開催場所については、変更を希望する医師もいる現状があることから、出席する医師の負担軽減のため、改善をお願いしたい。

(2)各市町村介護保険担当者への要望1.1 回の審査件数は、35 件を越えないよう配慮をお願いしたい。やむを得ない場

合においても40 件以内としていただきたい。2.審査会資料の配布は、原則として7 日前としていただきたい。3.1合議体の月あたりの開催回数は1 回が望ましく、多くても2 回以内としていた

だきたい。常習的に2 回以上の開催が見込まれる場合は、合議体数を増やして対処して欲しい。

4.「がん末期」の患者さんの訪問調査及び審査については、出来る限り早く対応していただいている現状ではあるが、今後も引き続き速やかな対応をお願いしたい。参考:①市町村向け調査~がん末期の患者さんの介護保険利用について~(http://www.chiba.med.or.jp/personnel/nursing/survey/index.html)②「末期がん等の方への迅速な要介護認定等の実施について(平成 23 年10 月

18 日)」(http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/nintei/dl/terminal-cancer_5.pdf)③「末期がん等の方への福祉用具貸与の取扱等について(平成22 年10 月25

日)」(http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/nintei/dl/terminal-cancer_2.pdf)④「末期がん等の方への要介護認定等における留意事項について(平成22 年4 月

30 日)」(http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/nintei/dl/terminal-cancer_1.pdf)

5.意見書を書く場合の参考にできるような、患者及び家族への質問票を申請時に配布し、記入したものを主治医へ持参することを義務づけていただきたい(参考例:主 治 医 意 見 書 予 診 票 http://www.chiba.med.or.jp/personnel/nursing/styles.html )。

6.調査員による特記事項記載については、手書きのものが散見されるが、判読しやすいものとするために、なるべく活字にして欲しい。また、必要な場合には調査員の審査会への同席について配慮いただきたい。

7.介護認定審査委員になった医師には、県主催の新任研修や、現任研修への出席を依頼すると共に、合議体長となることが多いので、要介護認定についての資料を提供していただきたい。

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参考:①老発0930 第6 号(平成21 年9 月30 日):介護認定審査会の運営について(http://www.pref.mie.jp/CHOJUS/HP/kaisei/SVOL/SVOL115-4.pdf )②厚生労働省:介護・高齢者福祉:要介護認定(1.要介護認定の概要 2.テキ

スト 3.事務連絡)(http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/index_nintei.html )

8.記載不備な主治医意見書がいまだ多く見られるので、改善についてご協力いただきたい(医師会の集まりや個人的な付き合いのなかで、それとなく注意できる場合も多いので、記載医師名について、ケースによっては、教えていただくなど)。

5-2 医師会に対する要望1.医師の介護認定審査会委員については、内科標榜医師が、70 %を占めている現

状があるが、どのような標榜科の医師であっても充分可能な業務である。主治医意見書の記載改善や医師の介護保険への理解を深めていただくために、標榜科にこだわらず、多くの医師に介護認定審査会委員を経験させるように計らっていただきたい。

2.主治医研修会開催に際しては、市町村の介護保険担当者からの意見書記入についての説明や要望の機会を設けるとともに、意見書記載の不備や意見書提出期限の遅れが多い病院勤務医の出席を多くするための方策について検討していただきたい。

3.主治医意見書の記述が少なく判定の参考にならない場合、医師会長や介護保険担当理事から記載医師への注意をお願いしたい。

4.県医師会で、主治医研修の際参考となるような事例集を含むテキストを作成・配布し、千葉県医師会ホームページ上にも掲載するので、活用いただきたい。主治医研修会に欠席した医師には、このテキストの一読を呼びかけていただきたい。

5-3 医療機関・主治医への要望1.医師が最終的に確認し署名又は、捺印することを条件に、事務職員が医師の補助

者として主治医意見書の記載を代行することも可能である。主治医意見書記入の負担軽減の た め 、 事 務職員 の積極的 活 用 を 要 望 す る (参考:( 医政発第1228001 号 平成19 年12 月28 日)医師及び医療関係職と事務職員等との間等 での役割分担 の推 進について;http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/200407-c00.pdf )。又、HDS - Rの記 載 も必要 (参考:http://www.chiba.med.or.jp/personnel/

nursing/styles.html )。意見書提出の遅れ・記載不備、意見書の記入漏れについては、事務でのチェックで防げるものも多いので、点検してから提出をお願いしたい。

2.主治医意見書を判読しやすく、記載漏れのないものとするためには、電磁的記録により作成することが望ましい。是非千葉県医師会ホームページ上の主治医意見書WORD 版 を ダ ウ ン ロ ー ド し て ご 活 用 い た だ き た い ( 参 考 : http://www.chiba.med.or.jp/personnel/nursing/styles.html )。この他に、日本医師会総合政策研究機構ORCA プロジェクト(参考:http://www.orca.med.or.jp/)の「H18年度改正対応・主治医意見書/ 訪問看護指示書作成ソフトウェア(障害者自立支援法の「医師意見書」の作成も可能)」(参考: http://www.orca.med.or.jp/ikensyo/index.html )及び「ORCA サポートセンタ医見書」(参考:

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http://www.orca-support-center.jp/ikensyo/index.html#kounyu)もご活用いただきたい。

3.「がん末期」の病名で2回目以降の審査を受ける人もいるという指摘があった。「がん末期」の病名は、概ね6月間以内に死が訪れると判断される場合に、診断名の「1.」に記入することとし、具体的にターミナルケアを判断できる文言を意見書内に記載していただきたい。

4.主治医意見書作成に際しては、千葉県医師会ホームページの「主治医意見書記入の手引き・特定疾病にかかる診断基準」を一読し、「主治医意見書記入のポイント」や「主治医意見書について市町村で困惑していること・お願い」も参考にして い た だ き た い ( 参 考 : http://www.chiba.med.or.jp/personnel/nursing/text.html )。

5.確定申告のおむつ代医療控除に使用する証明書の発行時、主治医意見書の4-(3)尿失禁のチェックが用いられており、障害者控除認定書発行・医療費控除確認書発行・給付事業の支給決定等のための確認書類として、又、自己情報の開示対象資料として様々な場面でも主治医意見書が利用されていることをご認識いただきたい。

6.主治医意見書の「5.特記すべき事項」の記載については、日本医師会から事例集(主治医意見書記載ガイドブック)がでているので参考にしていただきたい。参考:NPOシルバー総合研究所 http://www.silver-soken.com/  ・高齢者ケア等に関する調査研究 【厚生労働省委託事業】

http://www.silver-soken.com/jisseki/index.html・4.要介護認定における主治医意見書の記載方法等に関する調査研究事業

http://www.silver-soken.com/jisseki/html/h22_ikensyo.html・事業報告書(巻末:主治医意見書記載ガイドブック)

http://www.silver-soken.com/jisseki/PDF/h22_ikensyo.pdf7.医師が、「要介護2は取れる」等、予測で発言し、後にトラブルになるケースが

あるとの指摘があった。又、サービス利用が無いのに「一応とっておいたほうがいい」などと患者・家族に勧めるケースがあるとの指摘もあった。介護保険の制度を理解したうえでサービスが必要になったときに必要な人に申請を勧めてほしい。

5-4 制度に対する要望

1.期間延長できる案件については、出来るだけ認定有効期間の延長を可としていただきたい。(例①寝たきりで意思疎通が出来ない方の認定有効期間の延長、②要介護5と認定された場合の認定有効期間は36 ヶ月を原則とする。ケースによっては終身とする。③変更申請でより重度となり回復の難しい例に関しては認定期間を24 ヶ月とする。)

2.一次判定ソフトの改良の際には、要支援2と要介護1の判断に悩まなくてすむようシンプルにしてほしい。基準時間が同じでは審査する側にとっても対象者にとってもわかりにくい。又、患者の状況だけでなく介護力を盛り込んだ一次判定を作って欲しい。当事者の状態が同じでも主介護者が息子で日中単身と女手3 人もいる場合では、社会資源にたよる度合いが異なる。更に関節リウマチやパーキンソン症候群では、何をするにも非常に時間がかかるが、現状ではすべて「できる」とされてしまう。「時間がかかる」ことへの評価が乏しい。

3.一次判定ソフトの改良により、初回申請時と区分変更申請時のみ審査会で審査する等で、要介護認定を簡略化できるようにして欲しい。

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4.主治医意見書をもっと簡略化すると共に審査に活用できる内容に変更して欲しい。5.介護認定審査会委員研修は、e-ラーニングも可能にしていただきたい。厚生労働省の

要介護認定適正化事業(http://nintei.net/index.html )についても自治体職員や認定調査員以外の介護認定審査会委員や主治医意見書作成医師にも閲覧できるようにしてほしい。

6.医学生・研修医・大病院勤務医に対して主治医研修を必修する制度を作るべきである。医師国家試験問題にも介護保険や主治医意見書に関する設問を加えるべきである。

 以上の各要望書や事例集の作成を今後急ぐこととする。

末筆となりましたが、今回の調査に熱意を持ってご協力いただいた自治体の介護保険担当者の皆様及び介護認定審査員医師の先生方に深く感謝申し上げます。

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資   料   編

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○ア ン ケ ー ト 調 査 票

市町村名:

□ □ □ □ 全例に通知している 要望のあった先生のみに通知している 通知はしていない その他*その理由についてご記入ください。

4.介護度の決定後、その結果を主治医に通知していますか。

2.申請から認定までの日数について

3.平成22年2月に末期がん患者さんの認定調査及び審査状況について お訊ねしております。その後の改善状況はいかがでしょうか?

*認定が遅れる主な理由を教えてください。

FAX 千葉県医師会地域医療課 八木行 〈 043-246-3142〉

* △ △現在の認定審査委員のうち医師の主な標榜科を教えてください。(例:内科 名、外科 名)

*医師についてはどのように選出いただいておりますでしょうか?

* / 現在の年間開催回数〔 〕回 制度開始時の年間開催回数〔 〕回

* / 1 現在の1合議体の開催頻度:月平均〔 〕回 制度開始時の 合議体の開催頻度:月平均〔 〕回

* / 1 現在の年間の総審査件数〔 〕件 制度開始時の 年間の総審査件数〔 〕件

介護認定審査会についての調査

1.審査件数の増加の実情と審査体制について

* / 現在の合議体数:〔 〕 制度開始時の合議体数:〔 〕

*現在の1合議体の審査委員数と構成職種は?制度開始時と現在の違いは?

* / 1 現在の1回あたりの平均審査件数〔 〕件 制度開始時の 回あたりの審査件数〔 〕件

* 1 / 1 現在の 回の審議時間:約〔 〕時間 制度開始時の 回の審議時間:約〔 〕時間

* 開催の時間帯は? 制度開始時と現在に違いはありますか?

* 制度開始時と現在の審査会委員の報酬は? 審査員間に報酬額の違いは?

* 審査会委員の負担軽減策を講じたか? 講じた場合はその内容を教えて下さい。

* 最小日数〔 〕日 最大日数〔 〕日 平均日数〔 〕日

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□ □設けられている 設けられていないご意見

*市町村の担当者から地域の医師会員に主治医意見書についての説明や要望をする機会は 設けられていますか。そのような機会を設けるべきかどうかについてもご意見をお願いします。

□ □ □ 神経難病(脊損含む)〔 〕件 呼吸器疾患〔 〕件 消化器疾患〔 〕件

□ □ □ 内分泌・代謝性疾患〔 〕件 皮膚科疾患〔 〕件 耳鼻咽喉科疾患〔 〕件

□ □ □ 眼科疾患〔 〕件 泌尿器疾患〔 〕件 産婦人科疾患〔 〕件

□ □ 歯科・口腔外科疾患〔 〕件 その他( )

*主治医意見書を理由とする最終判定変更案件はどの程度あるのでしょうか。

*記載文字・記載内容(不備等)・提出期限について・その他主治医意見書への要望

*意見書の提出が特に遅れる医師について共通点等お気づきのことがありましたらご記入ください。

□ その他の科〔 〕件

*主治医意見書の主病名別の件数(1年間)を教えてください。(わかる範囲のみで結構です)

□ □ □ 末期がん〔 〕件 認知症・精神疾患〔 〕件 脳血管障害及び脳外科疾患〔 〕件

□ □ 循環器疾患(脳血管障害除く)〔 〕件 整形外科的疾患(廃用症候群含む)〔 〕件

5.主治医意見書について*主治医意見書作成者の主な標榜科ごとの作成件数(1年間)を教えてください。 (おおよそでも結構です)

□ □ □ □ 内科〔 〕件 精神・神経科〔 〕件 外科〔 〕件 整形外科〔 〕件

□ □ □ □ 脳神経外科〔 〕件 産婦人科〔 〕件 泌尿器科〔 〕件 眼科〔 〕件

□20 □21 40 □41 60 □61 80 □81全変更案件のおよそ %以下 ~ % ~ % ~ % %以上

□ □ □ □ 皮膚科〔 〕件 耳鼻咽喉科〔 〕件 放射線科〔 〕件 麻酔科〔 〕件

□ □ □ リハビリテーション科〔 〕件 小児科〔 〕件 歯科・口腔外科〔 〕件

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□ □ □そうすべき そうすべきとは思わない どちらとも言えない

□ □ 必要 必要なし□ □ □ すでに開催している 今後開催を予定 開催の予定はないご意見をご記入ください。

6.審査会委員研修について

9.要介護認定・ケアプラン作成以外の主治医意見書の使われ方について

7.審査会間の審査判定の平準化の取り組みについて*平準化すべき事項や地域格差についてご意見をお願いします。

*訪問調査員による実際の調査や記載に対する平準化への取り組み状況をお教えください。

*ご協力ありがとうございました*

*審査会ごとの審査判定のばらつきを最小限にするための取り組みはされていますか。

*判定困難事例検討や事例を用いての模擬審査等の研修は必要と思われますか。

8. 訪問調査及び記載方法が変更されたことによる審査判定への影響についてご記入ください

*審査会委員同士や合議体同士の検討会や審査会総会は開催されていますか。

□ その他

10.審査会運営・要介護認定についてご意見をお願いします

□ 所得税、地方税上の障害者控除認定書発行のための確認書類として□ 2年目以降のおむつに係る費用の医療費控除確認書発行のための確認書類として□ 市町村の紙おむつ給付事業の支給決定のための確認書類として

*市町村独自の研修についてお尋ねします。

*県開催の新任・現任研修は、過去において委員であった人は該当しないが、制度改正が多いので、 研修の受講該当者とすべきではないか。

ご意見をご記入ください。

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□0 1 □ 2 □2 3 □3 4 □4 5 □5~ 回 1~ 回 ~ 回 ~ 回 回~ 回 回以上

□10 20 □21 30 □31 40 □41 50 □51 60 □61~ 件 ~ 件 ~ 件 ~ 件 件~ 件 件以上

□1 □2 □3 □4 □4時間以内 時間以内 時間以内 時間以内 時間以上

□ □ 現行の時間帯で良い 時間帯の変更を希望 ( 時頃)

□ □ □ 満足 不満 どちらとも言えない

□ □ □ ある ない どちらとも言えない理由

□ □ □ 軽い ふつう 重い 、負担が多いか。審査会当日までの予習時間は?負担感についてのご感想を記入してください。

□ □ □ 良い 引き受けたくない どちらともいえない

*開催の時間帯についてのご希望は?

*先生が審査会委員を引き受けられた主な理由についてお答えください

*委員報酬は適正でしょうか。

*その他、審査会委員の負担軽減と審査会の円滑な進行に関するご意見を記入してください。

*委員報酬に関するご意見やご要望についてご記入下さい。

*審査員を務めていてよかったと感じた経験の有無とその理由についてお答えください。

*現状の審査会出席への時間的及び精神的負担について

*今後も継続して審査員を引き受けても良いとお考えでしょうか。

*審査会の前日までに、各委員は特に議論の必要と考える事例とその理由を事務局に知らせ、事務局はこれを 一覧表にまとめて当日配布するなどにより、審査の効率化を図ると良いでしょうか。

□ □ そう思う そうは思わない

FAX 千葉県医師会地域医療課 八木行 〈 043-246-3142〉

* 1 現在の 回あたりの平均審査件数 およそ〔 〕件* 1 現在の 回の審議時間は平均何時間くらいでしょうか。 平均〔 〕時間*事前配布された審査会資料を当日までに予習する時間はどのくらいかかっていますか。

介護認定審査会委員(医師)への調査

市町村名: 合議体名: 主な標榜科: 年齢: 歳 性別:男・女

□1 2 □2 3 □3 4 □4 5 □5 6 □6 7 □7 8 ~ 時間 ~ 時間 ~ 時間 ~ 時間 ~ 時間 ~ 時間 ~ 時間

□8 9 □9 10 □10~ 時間 ~ 時間 時間以上

1.審査会出席への時間的及び精神的負担について

*1回の審査件数について、何件くらいが適当とお考えでしょうか。

* 1審査会 回ごとの審議時間は何時間くらいが適当でしょうか。

*1 件あたりの予習所要時間 およそ〔 〕分

*1合議体の審査会開催は月に何回くらいが適当でしょうか。

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