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『農薬問題~生活クラブ生協の取り組みから』 生活クラブ連合会 開発管理部農畜産課 斉藤康之 1

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『農薬問題~生活クラブ生協の取り組みから』

生活クラブ連合会

開発管理部農畜産課 斉藤康之

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Page 2: 『農薬問題~生活クラブ生協の取り組みから』 - …『農薬問題~生活クラブ生協の取り組みから』 生活クラブ連合会 開発管理部農畜産課

内容

• 生活クラブ生協とは

• 生活クラブの農産物取り組みと農薬問題

• 生活クラブの提携生産者の取り組み

• 生活クラブの農薬削減の現状と課題

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• 生活クラブ生協とは

• 生活クラブの農産物取り組みと農薬問題

• 生活クラブの提携生産者の取り組み

• 生活クラブの農薬削減の現状と課題

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生活クラブ生協とは http://www.seikatsuclub.coop/about/

生活クラブは、今から約40年前、「まとめ買いして安く分け合おう」と、200人あま

りのお母さんたちが集まって牛乳の共同購入を始めたことからスタートした生協(消費生活協同組合)です。 生活クラブ生協の活動するエリアは、北は北海道から南は兵庫県までの21都道府県、組合員数は約35万人になります。

既存の商品を購入するのではなく、自分達の生活に必要な品物を、自分たちが開発過程にかかわりながら生産者とともに、納得いくものをつくるという、徹底したものづくりの姿勢でとりくんでいます。

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牛乳は、生活クラブの基礎を作った消費材の代表例です。 脱脂乳や加工乳などが主流だった40年前、素性のわかる牛乳を手に入れるために酪農家と共同出資をして、直営の牛乳工場を設立し、牛のえさから飼育環境、生産者、原乳の品質管理、収乳・製造日、製造・洗浄工程、容器や価格まで、すべてを把握することによって、極めて安全性の高いものづくりのしくみをつくりあげることができました。

消費者団体である生活クラブ生協が生産に参画することで、食べものを手に入れるのに必要な「生産時間・生産空間」についても理解を深めることが出来ました

ぱすのすけ

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「消費材」とよんでいます。 生活クラブで扱う食品や生活雑貨は、売買によって利益を得ることを目的とした「商品」ではないことから、「消費材」とよんでいます。

「安全」「健康」「環境」にこだわったものづくり、「疑わしいものは使わない」「情報は公開する」がキホンです 生活クラブでは、組合員と生産者がともに、米や野菜、肉などあらゆる食材について、独自の安全基準を設け、その基準に基づく厳しい生産管理をおこなっています。

添加物、遺伝子組み換え作物、環境ホルモンなど、安全性が疑わしいものは使用しません。また、産地・生産者・製造法・流通経・価格など、食材が組合員の元に届くまでの、全ての情報公開を徹底しています。

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国産にこだわっています

国産にこだわる理由は、単に産地がわかるものを購入するという目的だけではありません。

組合員ひとりひとりが、安心できるおいしい国産食材を購入することは、実は大きな規模で日本の農業、漁業、畜産、さらには自然環境を支えることにつながっていきます。

さらに、生活クラブは、組合員と生産者がともに話し合ってつくりあげるという姿勢、お互いの信頼関係こそが、食の「安全」「安心」を高めることが最も大切なものと考えています。

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生産時間と生産空間

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●鶏肉:生産の時間と空間 <国産鶏種「はりま」の生産体系>

ステージ 原種鶏 種 鶏 はりま 生産に要す

る総期間 孵化期 肥育期 孵化期 肥育期 孵化期 肥育期

期 間 1ヶ月 約6ヶ月 1ヶ月 約6ヶ月 1ヶ月 約2ヶ月 約17ヶ月

【鶏肉】生産に必要な飼料穀物生産面積(60日令で生体重約2.9kgとした場合)

・給与している飼料穀物の量をトウモロコシ換算した場合、1羽当たり約11.6kg必要。

・生体重2.9kgから取れる肉量は、約1.2kg

・トウモロコシの10㌃当たりの収穫量を約890kgとすると、1羽当たり約0.13㌃必要

・09年度1人当たり鶏肉目標数値9kgから必要羽数は約200万羽

・約200万羽分の飼料穀物生産面積は、約2,600㌶となる

「はりま」とは? 「種まで含めた国内自給を高める、安全・安心でおいしい鶏肉を供給・消費する」という運動を進める中で、1)生産履歴を育種改良の段階まで遡ることが出来る、2)長期間の飼育(肥育)に適しおいしい鶏肉を作りやすいということで、独立行政法人家畜改良センター兵庫牧場が開発した国産鶏種を採用、平成13年より生産、普及がされました。なお、「はりま」の名称は、兵庫牧場が設立当初「播磨種鶏場」という組織名だったことに由来します。http://www.nlbc.go.jp/hyogo/harima.html

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• 生活クラブの農産物取り組みと農薬問題

• 生活クラブの提携生産者の取り組み

• 生活クラブの農薬削減の現状と課題

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農業の基本姿勢 1. 食物が人の健康を脅かさないこと

2. 永続的な農業生産が続けられること

3. 国内で食料を自給するために努力すること

4. 土づくりを基本とした農業をすること

5. 農薬・化学肥料をなるべく使用しないこと

6. 輪作を重視すること(ただし、水稲と果樹を除く)

7. 適地適作をすること

8. 適期栽培をすること

9. 品質および安全性向上へ意欲的に取組むこと

10. 地球環境全体に視野を広げ、環境保全に取組むこと

11. 栽培記録管理者を選任すること

12. 農業生産者と消費する組合員が、ひとりひとりが自ら努力し、協同して目的を達成すること

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有機農産物の生産と現状(農水省資料より:H21)

http://www.maff.go.jp/j/study/yuki_suisin/04/pdf/data8.pdf 11

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農薬に関する考え方

1.私たちは、農薬を基本的に使用は否定されるべき物と考えます。たしかに、農薬は農業生産を経済的側面(生産性)において支えている資材です。しかし、自然環境や生物にとって問題となる毒性を持っています。その毒性こそが農薬の本質であるからです。 2.上記の考えを純粋に追求し、努力してJAS有機栽培を実践している産地はあります。しかし、現実問題として、すべての産地がJAS有機栽培に着手できるかといえば、周辺環境によって難しい産地もあります。生活クラブは食糧自給力の向上、持続性可能な農業の推進を考えた時、グループ地場産地から指定産地まで多様な産地との提携が望ましいと考えます。 3.農薬の使用が不可避である限り、毒性の弱い農薬の使用を基本とします。このことは、生産者、消費者の安全性を求めるものであり、環境に対する負荷も軽減させることにつながり、こうした活動の推進が、私たちが次世代に果たす責務であると考えるからです。 4.とはいえ、毒性の強弱は、農薬の撒布回数と相関関係があり、毒性の弱い農薬を使用した場合は散布回数の増加もありえます。従って,生活クラブは、毒性の弱い農薬使用を最優先課題とし、農薬の散布回数の削減を次期課題とします。 5.毒性の強い農薬から弱い農薬への切り替えは、生産者の不断な努力が求められます。同時に、生活クラブは、生産者の作物を食べ続け、支えていくことが求められます。そして、双方の努力の合力とし、毒性の弱い農薬使用の青果物を社会的価値としていくことが大切と考えます。

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特別栽培農産物

農林水産省資料よりhttp://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/tokusai_pamph_a.pdf

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特別栽培農産物の慣行栽培基準例

東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県

サトイモ 10 4 5 10

ほうれん草 春まき 4 7 10 8

夏まき 4 7 10 10

秋まき 2 7 10 8

冬まき 2 7 8

キャベツ 夏まき 15 21 13 18

秋まき 15 15 13 18

人 参 夏まき 8 4 13 18

*単位:成分回数。サトイモを例にとれば、東京都、千葉県の慣行栽培基準(農薬剤型数)が10であるので、特別栽培は5農薬以下の栽培となりますが、神奈川

県、埼玉県の慣行栽培基準は、すでに東京都、千葉県の特別栽培と同じレベルにあります。

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• 生活クラブと提携する生産者で組織する「生活クラブ農産物提携産地連絡協議会(=生活クラブ青果の会)」では、生活クラブと共に毒性の高い農薬を“要改善農薬”と位置付け、主体的な削減活動に取り組んでいます。

• 生活クラブ独自の農薬リストに基づき、産地での切り換えの試験を続けています。

農薬散布の回数削減を評価しつつも、毒性の強い農薬=「要改善農薬」を使用していない青果物に評価の重点を置いています。

要改善農薬とは・・・。 ・環境ホルモン農薬(展着剤) ・ダイオキシン含有の報告がある農薬 ・発ガン性農薬 ・毒物指定農薬 ・水質汚濁性農薬

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要改善農薬の例

ID 日本登録名要改善農薬評価(使用実態に応じた

段階的評価)

ダイオキシン 環境ホルモン 毒劇物魚毒性(水質汚濁性)

発ガン性

1619 2,4-Dイソプロピルアミン塩 禁止 Ⅹ ▲ ▲2

159 2,4-Dエチル 禁止 Ⅹ ▲ ▲2

164 2,4-Dジメチルアミン塩 禁止 Ⅹ ▲ ▲2

160 2,4-Dナトリウム塩 禁止 Ⅹ ▲ ▲2

65 DCIP ▲ ▽ △ ▲

71 D-D(1,3-ジクロロプロペン) ▲▲ ▽ ▽ ▲2

125 MCPA (MCP) エチル 禁止 Ⅹ ▽ ▲

126 MCPA (MCP) ナトリウム塩 禁止 Ⅹ ▽ ▲

2001 MCPA (MCP) ナトリウム塩一水化物 禁止 Ⅹ ▽ ▲

124 MCPA (MCP) イソプロピルアミン塩 禁止 Ⅹ ▽ ▲

199 アイオキシニル ▲ ▽ ▲ △

192 クロロタロニル(TPN) ▲▲▲ ▲ △ ▲2

489 シアナジン ▲▲ ▽ ▽ ▲2

490 ジアフェンチウロン ▲▲ △ △ ▲2

66 ジウロン(DCMU) ▲▲ ▽ ▲2

139 ジカンバ(MDBA) ▲▲ ▽ ▲2

140 ジカンバ(MDBA)ジメチルアミン塩 ▲▲ ▽ ▲2

62 ジクロベニル(DBN) ▲▲ ▽ ▲2

80 ジクロルボス(DDVP) ▲▲ ▽ ▽ △ ▲2

547 ジフェノコナゾール ▲▲ ▽ ▽ ▲2

552 ジフルベンズロン ▲ ▽ ▽ ▲

554 シプロコナゾール ▲▲ ▽ ▽ ▲2

558 シペルメトリン ▲▲ ▽ ▲ △ △ ▲

559 ジベレリン ▲▲ ▲2

28 シマジン(CAT) ▲▲▲ ▽ ▲ ▲ ▲2

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• 生活クラブの提携生産者の取り組み

• 生活クラブの農薬削減の現状と課題

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組合員と生産者の定期的な協議

生活クラブの基本となる生産者(コア産地)には基本的に、地域の生活クラブ生協が活動の窓口を担います。(担当単協)

生活クラブ生協は産地と定期的に協議を行い、活動を進めています。

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生産者との共同開発 ~つくる手、食べる手、その手は一つ~

JA庄内みどり(山形県遊佐町)には「遊佐町共同開発米部会」という組織があり、

農法や品種ならびに価格等について生活クラブと生産者(会員462人)が一緒に創り上げる「共同開発米事業」を進めています。それが「遊YOU米」です。

全域で農薬散布回数の削減を進めながら、無農薬栽培の試験や、地域の畜産生産者との連携(耕畜連携)による堆肥の使用や、地域内の未使用資材を活用した地域内循環肥料「遊佐づくし」の開発ならびに、「飼料用米プロジェクト」の活動も進めています。

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独自の取り組み規格 化学合成農薬の削減を進めていくために、生活クラブでは独自の取り組み規格を設定しています。

規格は「作り続けられる。食べ続けられる」ことを基本に、生活クラブと生産者が協議して設定しています。

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目揃えの実施

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生育状況に応じた柔軟な対応

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生産者の努力

山梨県:八ヶ岳やさい倶楽部HPより

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生産への労働参画

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利用結集と仲間作り

http://aichi.seikatsuclub.coop/news/ 26

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• 生活クラブの農薬削減の現状と課題

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• 2013年までの取り組みでは品目ベースで、要改善農薬対応開始以前の概ね7割程度まで削減が進んでいます。しかし、毒性の低い農薬がない場合や、農薬に替わる農法技術で対応しきれない場合などもあり、今後の削減には一層の知恵の結集と工夫が求められます。

• 課題としては、大きく分けて①栽培環境の変化、②生産者側の変化、③消費者側の変化、④その他の4つに分けられます。

①気温上昇に伴う病害虫の増加(例:越冬害虫の増加) ①外来種の影響 (例:堆肥の元になる輸入飼料由来と思われる雑草) ②高齢化に伴い、体力的に厳しい除草作業が出来なくなる ③若年世代を中心とする生鮮野菜摂取量の減少 ③農薬削減が難しいサラダ系野菜や高糖度系果物への消費移行 ③「旬」の概念減少に伴う栽培困難時期への嗜好増加 (夏場に冬野菜を求める) ④農薬使用を前提とする育種

• 生活クラブでは、生産者の努力と工夫による削減の成果と課題をより深く理解し、ともに削減を目指すために、生産者との協議を継続的に進め、実態に則した削減活動の点検を行っています。 28

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まとめ

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消費者が求める材を手に入れるためには、生産者との関係性作りが基本

生産者が作った物を消費者が食べることで関係性はスタートする

生産者・消費者双方、出来ることと出来ないことがあるので、理解を深めながら出来るところから始める

一人で食べられる量は限られているので仲間を増やす

食べ物(特に一次産品)は生産時間と生産空間の制約がある。

今、目の前にある食べ物はこれまでの成果(結果)。これから何を食べるかで将来が決まる。(食べない物を生産者は作ってくれない)

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食べもの半分、食べ方半分 • からだも暮らしも「食」によって育まれます。消費材をバランスよく食べる

ことで健康なからだが養われ、暮らしに豊かさが生まれます。しあわせは、いつもの食卓のおいしい笑顔の中にあります。なにを食べるか。どんなふうに食べるか。そんな食と健康の情報交流をもっと豊かにしていきたい!だから、「ビオサポ」始めます。

http://www.seikatsuclub.coop/biosapo/ 31

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• ご静聴ありがとうございました。

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