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都市養蜂が描く 持続可能な社会のデザインとは? 都市養蜂は、主として都市部のビルの屋上て実施する養蜂活動です 13年前、 NP0法 人銀座气ツバチプロジェクトか銀座で実施して以来、大きく注目されるようになりました。 現在にしたるまで国内外のメティアからの取材、各地域の自治体からの相談が絶えません これまて全国各地に地域の名前を冠した「ミツバチプロンエクト」が誕生し、屋上での養 蜂か広がりをみせています NP0法人のみならす、教育現場や企業の環境活動での展開 も顕著になっています今年、東京都千代田区では、養蜂に関わる活動に助成をする制度 を設けました 都市養蜂の多が採蜜ガけを目的とせす、子とも九ちの環境教育、緑化活動、地域 のボランブイア活動、蜜游とメる草花の調査なとを行っています 服部篤子 同志社大学政策学部教授 同志社大学人文科学研究所第20期第5研究会兼扣研究員 都市養蜂がもたらしたものは何でしょうか? 本講演会では、まず、銀座ミツバチプロジェクトの設立者である田中さんより都市養蜂 の魅力と挑戦について講演いただきます。銀座ミツバチプロジェクトは、ロジェクトに 関わる人々のみならず、企業や行政に影響を与えてきましたミツバチが花を飛び交うよ うに、都市の消費と地方の生産者とのつながりを強化した点、景観や屋上緑化なと都市開 発での環境対策の契機をつくった点など、セクターにまたがってひとつのソー'ヤレ・イ ノベーションを惹起せしめてきたのではないかと思われます。 銀座ミツバチプロジェクトとは 2006年春、銀座の周辺で働く有志たちが集まりビル屋上て之ツバチを飼うプロシェクトがスタート養蜂を 通して都市と自然環境との#生を目指し六蜂蜜は寸テノノ'ー、スィーツ店テハートなど銀座の技で次々 に商品とナリ話題となる 2007年より銀座の屋上に「ヒカーテン」と称する1,000平方メートルを越える屋 上菜園展開し最近は芋を植えて焼酎を作り 2016年グノトテザイ/賞受賞都心繁華街で地産地倩力実現し たことて世界からも注目を集め、年間1,000人を超える視察か相吹くファームエイド銀座て全国の地域とつ なかり、福島で酒米を作り山口でお酒に醸し銀座て販売する6次化等、様々な実例か挺生する h杜P WWW.gin-pachi.jp top.html 都市養蜂が身近な日常生活になったら 私亢ちのライフスタイルはどう変わるでしょうか? 講演を受け~ネノティスカッンヨンでは堵K市養蜂をキーワ-NLしなから、ー れからの持続可能な社=を「市民主体」でどようにテザ/しいくことかできるのか、 社会科学と自然科学の研究者及び実践者の協力のもと、多様な角度から議論を交わしたい と思います都市養蜂か明らかにしてきた社会の問題の解決のためには、人と自然との関 係を見直すライフスタイルの変化、環境の「生態系」ととも1 地域の「エコシステム」の 再構築が求められていると考えています。 最後にワークショップ「みつぱちになろう」でまとめを行います。 登壇者プロフィール ◆田中淳夫氏 NP0法人銀座ミツバチプロジェクト理事長 (株泳氏ハルプ会館専務取締役農業生産法人(株 艮座ノハチ代表取締役 著書に「銀座ミツバチ物語」畦艮座ミツバチ物語Part2」時事通信社、共著こ と」 CMEコデックス、「新銀座学」さんこう社。 ◆古本強氏龍谷大学農学部教授 専門は植物生理生化学。養蜂歴10年超。 博士(農学)。1999年京都大学大学院生命科学研究科修了。 東京大学大学院理学系研究科助手、京都大学大学院生命科学研究科助手、広島大学大学院理学研究科准教 授を経て、 2012年より現職。葉緑体に局在するビルビン酸輸送体の同定の研究がNature誌に掲載された。 ◆浅井俊子氏一社)1mpactHubKyot0代表理事 長年、京都において知識コミュニティのプロモーティングやサポート事業を展開地域の人々、風士、伝 統、文化などの社会的資源の創造的継承に関心を持ち、それらの連携による魅力的な場田A)の創出を 数多く手がける。その対象分野は、大学や行政、企業や市民セクターなど広範囲に及ぶ。これまでの主な 仕事に京都デジタルアーカイブ研究センター立ち上げ、京都文化会議事務局など。 ◆佐藤壮広氏立教大学非常勤講師 専門は宗教人類学(表現文化研究)。シャーマニズムを中心とした沖縄の精神文化を研究。また、コール &レスポンスの場を生成する表現の可能性を探り、ミニシェーカーやギターなどを使ったワークショップ を実施している。著書に、『沖縄民俗辞典』吉川弘文館 2008 (共編著)、『平和と音』細本平和学会編平 和研究51号)早稲田大学出版部 2019 (巻頭言執筆)など。 銀座・ひとと花とミツバチ 挨拶 今里滋 同志社大学政策学部教授 人文科学研究所第5研究会「ソーシャル・イノベーション学構築に向けた総合的研究」代表 進行 服部篤子同志社大学政策学部教授、人文科学研究所第5研究会兼担研究員

都市養蜂が描く 銀座ミツバチプロジェクトとは 持続可能な社 …...2019/12/15  · 都市養蜂が描く 持続可能な社会のデザインとは? 都市養蜂は、主として都市部のビルの屋上て実施する養蜂活動です

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  • 都市養蜂が描く

    持続可能な社会のデザインとは?

    都市養蜂は、主として都市部のビルの屋上て実施する養蜂活動です 13年前、 NP0法

    人銀座气ツバチプロジェクトか銀座で実施して以来、大きく注目されるようになりました。

    現在にしたるまで国内外のメティアからの取材、各地域の自治体からの相談が絶えません

    これまて全国各地に地域の名前を冠した「ミツバチプロンエクト」が誕生し、屋上での養

    蜂か広がりをみせています NP0法人のみならす、教育現場や企業の環境活動での展開

    も顕著になっています今年、東京都千代田区では、養蜂に関わる活動に助成をする制度

    を設けました

    都市養蜂の多が採蜜ガけを目的とせす、子とも九ちの環境教育、緑化活動、地域

    のボランブイア活動、蜜游とメる草花の調査なとを行っています

    服部篤子同志社大学政策学部教授

    同志社大学人文科学研究所第20期第5研究会兼扣研究員

    ゛ユ 都市養蜂がもたらしたものは何でしょうか?

    本講演会では、まず、銀座ミツバチプロジェクトの設立者である田中さんより都市養蜂

    の魅力と挑戦について講演いただきます。銀座ミツバチプロジェクトは、ロジェクトに

    関わる人々のみならず、企業や行政に影響を与えてきましたミツバチが花を飛び交うよ

    うに、都市の消費と地方の生産者とのつながりを強化した点、景観や屋上緑化なと都市開

    発での環境対策の契機をつくった点など、セクターにまたがってひとつのソー'ヤレ・イ

    ノベーションを惹起せしめてきたのではないかと思われます。

    銀座ミツバチプロジェクトとは

    2006年春、銀座の周辺で働く有志たちが集まりビル屋上て之ツバチを飼うプロシェクトがスタート養蜂を

    通して都市と自然環境との#生を目指し六蜂蜜は寸テノノ'ー、スィーツ店テハートなど銀座の技で次々

    に商品とナリ話題となる 2007年より銀座の屋上に「ヒカーテン」と称する1,000平方メートルを越える屋

    上菜園展開し最近は芋を植えて焼酎を作り 2016年グノトテザイ/賞受賞都心繁華街で地産地倩力実現し

    たことて世界からも注目を集め、年間1,000人を超える視察か相吹くファームエイド銀座て全国の地域とつ

    なかり、福島で酒米を作り山口でお酒に醸し銀座て販売する6次化等、様々な実例か挺生する

    h杜P WWW.gin-pachi.jp top.html

    ゛ン 都市養蜂が身近な日常生活になったら

    私亢ちのライフスタイルはどう変わるでしょうか?

    講演を受け~ネノティスカッンヨンでは堵K市養蜂をキーワ-NLしなから、ー

    れからの持続可能な社=を「市民主体」でどようにテザ/しいくことかできるのか、

    社会科学と自然科学の研究者及び実践者の協力のもと、多様な角度から議論を交わしたい

    と思います都市養蜂か明らかにしてきた社会の問題の解決のためには、人と自然との関

    係を見直すライフスタイルの変化、環境の「生態系」ととも1 地域の「エコシステム」の

    再構築が求められていると考えています。

    最後にワークショップ「みつぱちになろう」でまとめを行います。

    登壇者プロフィール

    ◆田中淳夫氏 NP0法人銀座ミツバチプロジェクト理事長

    (株泳氏ハルプ会館専務取締役農業生産法人(株雉艮座ノハチ代表取締役

    著書に「銀座ミツバチ物語」畦艮座ミツバチ物語Part2」時事通信社、共著こ

    と」 CMEコデックス、「新銀座学」さんこう社。

    ◆古本強氏龍谷大学農学部教授

    専門は植物生理生化学。養蜂歴10年超。

    博士(農学)。1999年京都大学大学院生命科学研究科修了。

    東京大学大学院理学系研究科助手、京都大学大学院生命科学研究科助手、広島大学大学院理学研究科准教

    授を経て、 2012年より現職。葉緑体に局在するビルビン酸輸送体の同定の研究がNature誌に掲載された。

    ◆浅井俊子氏一社)1mpactHubKyot0代表理事

    長年、京都において知識コミュニティのプロモーティングやサポート事業を展開地域の人々、風士、伝

    統、文化などの社会的資源の創造的継承に関心を持ち、それらの連携による魅力的な場田A)の創出を

    数多く手がける。その対象分野は、大学や行政、企業や市民セクターなど広範囲に及ぶ。これまでの主な

    仕事に京都デジタルアーカイブ研究センター立ち上げ、京都文化会議事務局など。

    ◆佐藤壮広氏立教大学非常勤講師

    専門は宗教人類学(表現文化研究)。シャーマニズムを中心とした沖縄の精神文化を研究。また、コール

    &レスポンスの場を生成する表現の可能性を探り、ミニシェーカーやギターなどを使ったワークショップ

    を実施している。著書に、『沖縄民俗辞典』吉川弘文館 2008 (共編著)、『平和と音』細本平和学会編平

    和研究51号)早稲田大学出版部 2019 (巻頭言執筆)など。

    銀座・ひとと花とミツバチ

    挨拶

    今里滋 同志社大学政策学部教授

    人文科学研究所第5研究会「ソーシャル・イノベーション学構築に向けた総合的研究」代表

    進行

    服部篤子同志社大学政策学部教授、人文科学研究所第5研究会兼担研究員