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長浜赤十字病院清掃管理業務委託仕様書 1.委託業務名称 平成28年度 長浜赤十字病院 清掃管理委託業務 2.委託業務期間 平成28年4月1日 平成29年3月31日 3.委託業務対象施設 1)建築概念 (1)名 長浜赤十字病院 (2)所 滋賀県長浜市宮前町14-7 (3)構造・規模 鉄骨造 地上8階・塔屋2階 本館 鉄骨造 地上 5 階・塔屋1階 2号館 鉄骨造 地下1階・地上2階 機械棟 鉄骨造 地上2階 備蓄倉庫 鉄骨造 地上3層4段 立体駐車場 (4)敷地面積 21,881.61㎡ (5)延べ面積 41,952.75㎡ 2)施設概要 (1)病棟 病棟数 12病棟 (2)病床 504床 一般 430床 精神 70床 感染症 4床 (3)診療科31科 内科、消化器科、循環器科、糖尿病・内分泌内科、神経内科、血液内科、呼吸器 内科、内視鏡内科、肝臓内科、小児科、精神科、救急科、外科、乳線外科、肛門 外科、呼吸器外科、整形外科、脳神経外科、形成外科、内視鏡外科、皮膚科、泌 尿器科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、 病理診断科、麻酔科、歯科口腔外科 (4)その他 手術室 7室(バイオクリーンルーム 1 室含む。)、腎・透析センター 分娩室2室、臨床検査部門、放射線部門(結石破砕室含む。) NICU、薬剤部門、健診センター他 4.長浜赤十字病院理念および基本方針 【「人道・博愛」の赤十字精神にのっとり、やさしさのある全人的医療を提供します。】を理 念とし、下記の5つの基本方針を掲げる。 1)患者さまの人権を尊重し、安全で高度な医療を提供します。 2)地域の保健・医療機関との連携を強化します。 3)救急医療を充実します。 4)災害救護、国際救援に積極的に参加します。 5)最善の医療を提供するため常に研修・研鑽に努めます。

長浜赤十字病院清掃管理業務委託仕様書 · (4)その他 手術室 7室(バイオクリーンルーム1 室含む。)、腎・透析センター )、腎・透析センター

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長浜赤十字病院清掃管理業務委託仕様書

1.委託業務名称

平成28年度 長浜赤十字病院 清掃管理委託業務

2.委託業務期間

平成28年4月1日 ~ 平成29年3月31日

3.委託業務対象施設

1)建築概念

(1)名 所 長浜赤十字病院

(2)所 在 地 滋賀県長浜市宮前町14-7

(3)構造・規模 鉄骨造 地上8階・塔屋2階 本館

鉄骨造 地上 5 階・塔屋1階 2号館

鉄骨造 地下1階・地上2階 機械棟

鉄骨造 地上2階 備蓄倉庫

鉄骨造 地上3層4段 立体駐車場

(4)敷地面積 21,881.61㎡

(5)延べ面積 41,952.75㎡

2)施設概要

(1)病棟 病棟数 12病棟

(2)病床 504床

一般 430床

精神 70床 感染症 4床

(3)診療科31科

内科、消化器科、循環器科、糖尿病・内分泌内科、神経内科、血液内科、呼吸器

内科、内視鏡内科、肝臓内科、小児科、精神科、救急科、外科、乳線外科、肛門

外科、呼吸器外科、整形外科、脳神経外科、形成外科、内視鏡外科、皮膚科、泌

尿器科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、

病理診断科、麻酔科、歯科口腔外科

(4)その他 手術室 7室(バイオクリーンルーム 1 室含む。)、腎・透析センター

分娩室2室、臨床検査部門、放射線部門(結石破砕室含む。)

NICU、薬剤部門、健診センター他

4.長浜赤十字病院理念および基本方針

【「人道・博愛」の赤十字精神にのっとり、やさしさのある全人的医療を提供します。】を理

念とし、下記の5つの基本方針を掲げる。

1)患者さまの人権を尊重し、安全で高度な医療を提供します。

2)地域の保健・医療機関との連携を強化します。

3)救急医療を充実します。

4)災害救護、国際救援に積極的に参加します。

5)最善の医療を提供するため常に研修・研鑽に努めます。

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上記理念および基本方針に基づき、清掃管理業務に従事するにふさわしい規律と節度を持っ

て、業務を遂行しなければならない。また、湖北保健医療圏の中核病院として、その役割を担

い、圏域に根ざした病院として、病院と診療所との連携、病院相互の連携を推進するなど、地

域に開かれた病院づくりや、救急救命センターと災害時の拠点病院としての施設・機能・緊急

体制の充実を目指している病院であり、快適な居住性と高品質な環境を維持することを目的と

する。

清掃管理業務受託者として、長浜赤十字病院での業務であることを認識し、常に「病院職員」

としての自覚をもって、来訪者の信頼を損ねないよう業務を遂行すること。また、人権を尊重

した対応を図ることとする。

5.業務体制

業務の作業の実施にあたり、統括責任者 1 人および業務毎に業務責任者を定め、従事する作

業員を指揮監督するものとする。統括責任者、業務責任者は医療機関での管理業務について実

務経験を有することが望ましい。また、次に掲げる事項の知識を有し、業務に関係のある各部

署と連絡調整を行い、良好な管理状態の保持と円滑な業務の遂行に努めるものとする。

(1)作業計画の作成(年間、月間、週間)

(2)作業の方法

(3)作業の点検および業務の評価

(4)清潔区域等医療施設の特性に関する事項

(5)感染の予防

(6)緊急時の連絡体制および対応の明確化

本件業務の実施にあたっては、業務の性質上当然実施しなければならないものはもとより、

本仕様書に記載のない事項でも、業務に付帯し認められる軽微な業務についても、常に委託者

と密接な関係をもち、契約金額の範囲内で実施するものとし、清潔、整頓、美化に努めなけれ

ばならない。

6.業務内容

(1)日常清掃業務 ① 本 館

② 2号館

③ 機械棟

(2)病室清掃業務 ① 本 館 10病棟

② 2号館 2病棟

(3)定期清掃業務 ① 床面洗浄ワックス塗布作業

② 窓ガラス清掃(窓枠含む)

③ 網戸清掃作業

④ 病室等椅子洗浄作業

⑤ 手術室等清掃作業

⑥ 職員更衣室清掃

(4)塵芥収集処理業務 ① 一般廃棄物収集処理作業

② 医療廃棄物収集処理作業

(5)その他業務 ① マットリース業務

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7.基本事項

(1)受託者は、本業務に従事する従業員の名簿(配置別人数を記入したものおよび住所、氏名、

生年月日、性別等が記載されたもの。)および健康診断書を委託者に提出しなければならない。

なお、従業員を変更する場合も、変更届けを提出し、事前に上記の措置をとること。

(2)受託者は、この業務に病院の品位を傷つけるような者を従事させてはいけない。また、従

業員には一定の作業着を着用させ、受託者の従業員であることを明瞭にし、常に清潔を保た

せなければならない。なお、各人に名札をつけさせること。

(3)従業員は、業務上知り得た秘密を外に漏らしてはならない。また、職を退いた以降におい

ても同様とする。

(4)この業務に従事する従業員の更衣、休憩などは委託者の指定する場所で行うこと。

(5)受託者はこの業務の実施にあたって委託者または第3者に損害を及ぼしたときには、委託

者の責に帰す理由による場合のほかは、その賠償の責を負わなければならない。

(6)作業中に建物および付属施設について破損させ、または破損箇所を発見したときは、すみ

やかに委託者に連絡すること。

(7)委託者は緊急な措置が必要と認められる時は、受託者に対して臨機の措置を講ずることを

求め、その処置の状況について報告させることができる。

(8)各現場での作業の追加や中止等はその場の責任者の判断に委ねるが、長期に継続する内容

の場合は単独で判断せず、委託者に報告しなければならない。

(9)業務責任者は作業の結果について独自に検査を行う一方、委託者の検査に立会い(概ね週 1

回)、作業の結果が契約書および仕様書に適合しないと認められるときは、委託者はその作業

の手直しを命ずることができる。

(10)災害拠点病院であることを認識し、災害対応の指示に従い必要な業務を行うこと。

(11)作業実施にあたっては、病院の業務、特に患者の診察に支障のないよう、十分に注意する。

(12)作業時間等

1)作業時間は各々の業務について別途定める。

2)部門別の作業実施の順序や方法が記載された作業時間表を契約時に委託者に提出し承諾

を得ること。また、現場から作業時間等の変更の申し入れがあり、変更した時も、委託

者に報告すること。

(13)作業記録等の業務関係帳票

1)年間計画表(月間、週間含む。)

業務範囲および日程については、事前に調整し年間計画表を提出すること。

2)作業記録等

作業実施状況を記録し、毎日委託者に報告すること。委託者が開示を求めたとき、提示

することができるよう、作業記録等の業務関係票を備え、2 年間保管すること。

(14)作業の点検に関する見直し会議の開催

委託者および受託者の代表者で構成する会議を月 1 回定例で行い、現状報告と問題点を検

討し、すみやかに課題の解決への対応を行うこと。なお、開催時期や出席者は双方協議の上、

決定する。

8.使用資材および経費負担

(1)この業務に使用する洗剤・ワックス・薬品類は、製品安全データシート(MSDS)開示製

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品でかつ予め委託者の承諾を受けたものを使用すること。

(2)清掃カート(1 モップ 2 バケツ)に必要な清掃道具を積載し、オフロケーション方式によ

る清掃を行うこと。使用するモップはフラットモップのこと。床は水拭き、ワンパス(一方

方向拭き)により行うこと。モップは作業品質を維持するため、オートクレープ滅菌処理可

能な品質のこと。

(3)費用負担

清掃業務の遂行または委託者が決定する場所にかかる光熱水費および内線電話代は委託者

の負担とする。

従業員の更衣室、休憩室および資機材置場は指定した場所とし、施設使用料は受託者負担

とする。

従業員の勤務に自動車を使用する場合は、病院敷地外に駐車場を確保すること。

その他、不明なものは委託者と協議を行い取り決めるものとする。

9.従業員の研修

(1)受託者は、病院という施設の特殊性を十分理解し、契約履行が始まる前に従業員に対し、

本件業務遂行にかかる技術、院内感染防止上の知識、患者接遇マナー等について十分な研修

を実施すること。

また、委託者が行う業務研修ならびに人権学習等には業務従事者を必ず参加させること。

人権推進を行うため行政機関に事業所登録を行い、積極的に人権研修を行うこと。

研修内容については、具体的に記載したものを委託者に提出すること。主な研修内容とし

ては以下のとおりである。

1)標準作業書の理解と基本作業技術の習得

2)用具・消毒薬の正しい取り扱いおよび管理方法

3)感染に関する知識および予防方法

4)清潔区域等ゾーニングの意味および入室方法

5)患者等のプライバシー保護

6)患者・その他来院患者に対するマナー

(2)従業員を変更する場合も上記研修を受けさせて後、業務に従事させること。

(3)従業員各人ごとに、業務内容に応じて作成したスケジュール表に従い業務を進めること。

また、継続的教育を行うことにより、業務に対する積極的意欲の高揚を図り、質の高い業

務ができるよう教育すること。

(4)消毒薬の使用は菌の耐性を考慮し、委託者の了承を得て使用すること。

(5)施設の特殊性に応じ、病院側で特別マニュアルを用意する場合はそれに従って行うこと。

(6)医療上本院が指示する特別な場所にあっては、院内感染防止の知識を事前に十分研修を受

けた者を特定として従事させること。

(7)上記研修の他に、委託者が必要と認めた研修の実施を求めた場合、受託者は速やかに実施

すること。

10.受託者変更に伴う引継作業

契約の変更または契約解除による受託者に変更があった場合は、本件受託者は、本件業務の

引き継ぎが円滑にできるよう、次の受託者に対して適切な業務引継ぎを行うこと。なお、業務

引継ぎに要する費用は、本件受託者が負担するものとする。

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11.その他

(1)この仕様書に疑義が生じた場合、あるいは定めのない事項については双方協議して定める。

(2)医療法・廃棄物の処理および清掃に関する法律、関係法令を遵守すること。

12.清掃管理業務の範囲

(1)家具、什器等(椅子等軽微なものは除く)の移動は、特記がない限り別途とする。

(2)次に掲げる部分の清掃は、特記がない限り省略できる。

(ア)ロッカー、家具等があり清掃不可能な部分。

(イ)電気が通電されている部分または運転中の機器が近くにあるなど、清掃が極めて危険な

部分。

(ウ)医療行為に使用する器具等。

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Ⅰ.日常清掃業務

1.作業場所

別紙「作業基準表」で定めるとおり。

2.作業回数

別紙「作業基準表」で定めるとおり。

3.作業日および時間

作業の実施時間は別紙「作業基準表」で定める回数に基づき、別途年間計画表で委託者と協

議し、実施するものとする。

作業日については別途「作業日について」で定めるとおり。

4.作業要領

(1)日常清掃実施項目

1)ゴミの取り扱いとゴミ箱の清掃

① ゴミ箱にはゴミ袋を取り付けること。

② ゴミ箱が汚れている場合、必要に応じて消毒剤を含む溶剤で拭いて消毒クリーニング

を行う。

③ 病院の指定分類に従って集積されたゴミを、本館北側の集積場まで運搬し、分別作業

を行いそれぞれの所定の場所に収める。

④ 回収の回数は午前 1 回・午後 1 回とするが、現場の状況により必要に応じて適宜増や

すこと。

⑤ 感染性のゴミ以外は各階の担当従業員が運搬作業にあたって差し支えないが、一般エ

リアに注射針、感染性ゴミ、医療用ガラス瓶があった場合の回収は十分研修を受けた特

定の作業員が各階のゴミ専用容器で回収し、事故のないように注意すること。

⑥ ゴミの運搬時間と回収終了時間をうまく連動させて計画するなどの配慮をし、ゴミ回

収場所は常に整頓された状態であるようにすること。

⑦ 再資源利用廃棄物等(リサイクル資源)については、ビン・カン・ペットボトル・ダ

ンボールの分別作業を行ない、保管し、回収業者に引き渡す。

⑧ 特別管理産業廃棄物(感染性廃棄物)専用プラスチックボックス、ダンボール箱等の

管理、および運搬作業を行う。また、搬出後の電子マニュフェスト管理について搬出実

施状況を記録し、毎月委託者に報告すること。

2)高所清掃

① 天井に近いところ、即ち扉上部、桟、壁面の上部等に存在する挨等を高所除塵に適し

た用具(集塵装置または高所除塵用モップ等)で除塵する。

② 天井の通風口は週 1 回除塵する。

3)床の除塵と消毒

① ハードフロアはゴミや挨が空中に舞い上がらないよう、注意しながら清潔なドライモ

ップで除塵を行う。

② カーペットフロアのゴミや挨は HEPA 付き真空掃除機で除塵を行う。除塵中に染みを

発見したときは、簡単に取れる染みは染み抜き処置を行い(処置が早ければ簡単に取れ

る場合が多い。)努力しても取れない染み、または破損箇所がある場合は、委託者に連絡

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すること。

③ ハードフロアは洗剤または消毒剤を入れた溶剤に浸したフラットモップで S 字ストロ

ーク方向を用いて、汚れを取り除きゴミや挨のたまりやすい隅はモップを手でつかんで

拭くこと。

④ なおモップやクロスの使用方法は、ゾーン別に実施方法を記載した書類を委託者に提

示し、承諾を得た方法で実施すること。トイレ使用されたものがその他のエリアに使用

されないこと。

4)桟、備品等の清掃

次に掲げる項目について、ゾーニングにより決められた洗剤溶液を含ませた清潔なクロ

スで拭き取る。ガラス、ステンレス部分は清拭後、乾拭きを行う。

① 室内窓ガラス(ただし汚れている場合のみ適宜。クモの巣)、桟、棚、カウンター、手

摺り、案内板、扉、手の届く範囲の壁、室内ロッカーの表面等

② 扉の取手・蝶番・ガラリ等の部分的な汚れや染み

③ 扉のガラリ部の除塵と清掃

④ 共用部分の備品すべて(ソファー、テーブル、電話機、消火栓、フラワーボックス等)

5)施設の水周り(手洗い流し、トイレ、浴室、湯沸し等)

① 手洗い流し、便器の内外部、バスタブ等の消毒・清掃を行う。

② 棚、桟等、ガラス、壁等の消毒・清掃を行う。

③ 水道蛇口、シャワー器具、配管パイプ、排水溝等の消毒・清掃を行う。

④ 床の消毒・清掃を行う。

⑤ 鏡を磨く。

⑥ トイレットペーパー、石鹸水等を必要に応じて補給する。

⑦ 各部分の清掃方法は以下を参照すること。

床 →洗剤拭き、消毒拭きを適宜行う。特にトイレでは、尿の汚れが放置される

と染みの原因となるので適宜点検を行う。

壁および扉→手の届く範囲を対象に、扉では取手周りを中心に行う。洗剤拭き、消毒拭

きを行い、必要に応じて空拭きをする。

大・小便器→大・小便器は日に 1 回全面清掃を行う。特に小便器の目皿や便座の裏側な

ども入念に行う。作業に当たっては強酸性洗剤、研磨剤入りパットの使用

は、処理槽の機能低下原因や陶器を傷める原因になるので注意すること。

また、便器用の用具はすべて他とは別に用意すること。

洗面台 →材質にあった洗剤、用具を使用して日の 1 回全面洗浄を行い、不良箇所が

あれば点検時に補修する。ステンレス部分は仕上げに空拭きを行う。

鏡 →日に一回十分に清拭を行う。

ゴミ処理 →場所ごとに基準回数に合わせ内容物を収集し、適宜点検する。汚物入れ、

生ゴミについても同様に行う。

金属部 →衛生金具は日に 1 回空拭きを行い、錆が発生しないようにする。

流し台 →流し台の清掃はステンレス部に傷がつかないように注意して洗浄を行

い、汚れを除去する。

その他 →湯沸し器、棚等の清掃も適宜行う。

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6)講堂および会議室、その他部門等のホワイトボードおよび机上清掃

白板 →上記の白板(ホワイトボード)、スチールに使用されたホワイトボードマ

ーカーを、ワイピングクロスを使用して左右・上下に十分入念に吹き上げ

る。汚れのひどい所やむらがある所は、適宜洗浄液を使用して洗浄する。

7)霊安室の清掃と慰霊用具の確認

床の除塵清拭はもとより、線香、ロウソク等の用具の確認を行う。

8)共用部分(廊下・ホール・トイレ)の壁の挨の除塵

廊下・ホール等の壁は専用の器材を使用して挨を除去する。

9)非常階段・塔屋

非常階段の床、手摺りには見苦しい状態にならないように、月 1 回は清掃を行うこと。

特に鳩の糞がひどい部分は適宜回数を増やして実施する。

10)外周り

外周りの施設・駐車場や側溝などは、日 1 回程度ゴミ取りを行う。

特に汚れが目立つ場所は適宜回数を増やして実施する。

11)1)~10)以外については全て日常清掃要領の基本項目に従って清掃を行う。

12)見直し・点検・補修作業

① 清掃時に動かした備品等は作業終了後もとの状態に戻すこと。

② 非常口・防火戸の前または防火シャッターの下には何も物を置かないようにし、置い

てあれば移動させるか、委託者まで報告すること。

③ 使用中でない用具、器材はすべて所定の場所に収納し、患者の目に触れる場所に置か

ないこと。

④ 常に業務内容の見直しを行い業務改善に努めること。

⑤ 排水管の詰まり(便所等)を発見した場合は、すみやかに初期対応を行い、委託者へ

報告すること。

(2)部門別特記事項

1)特殊な施設(MRI、RI、放射線治療室等)

各施設の施設担当者の指示に従うこと。

(別途マニュアルのある場所はそれに従うこと。)

2)階段

階段の床面、けこみ板

巾木、手摺り、桟、その他手の届く範囲の壁の部分的に汚れ等、すべてについて美観を

損なうことがないような作業スケジュールを立てて、効率的に清掃を行うこと。

3)エレベータ

エレベータの清掃は早朝の利用者の少ない時間帯に行うこと。また、汚れの通報があっ

たときは随時すみやかに清掃を行うこと。

床、壁、手摺りは消毒クロスで清拭後、十分乾拭きを行い、ステンレス、鏡に曇りがな

いように仕上げる。天井は週 1 回以上除塵を行い、適宜消毒清拭を行うこと。

4)共用部分(廊下・ホール・トイレ)の壁洗浄清掃

廊下・ホール等の壁は洗剤を使用して汚れを除去した後、消毒液を含ませたクロスで拭

く。ただし、清拭できない壁(水性塗料が塗布されている場合や紙クロス等)については

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委託者の指示に従って実施すること。

洗剤・消毒液については材質を傷めないようにテストを行ってから実施する。

間仕切り、扉等の屋内ガラス、アコーディオンカーテンは、日常清掃の「作業基準表」

の壁清掃に準じて行うこと。

5)非常階段・塔屋

非常階段の床、手摺りは見苦しい状態にならないように、月 1 回は清掃を行うこと。

鳩の糞は清拭後適宜消毒剤〈病院指定)を散布しておくこと。特に鳩の糞がひどい部分

は適宜回数を増やして実施する。

6)外周り

駐車場や側溝などの外周りの施設は日 1 回程度ゴミ取りを行うこと。また、毎日点検を

行い、美観の向上に努めること。

特に汚れが目立つ場所は適宜回数を増やして実施する。

7) 1)~6)以外についてはすべて日常清掃要領の基本に従って清掃を行う。

(3)定期清掃実施項目

1)床定期清掃

① ハードフロア

ハードフロアは安全性および床材劣化防止のためホスピタルドライケアにて維持管理

すること。

a)床洗浄および剥離清掃

ハードフロアの床洗浄および剥離清浄回数は、別紙「作業基準表」の定める回数を実

施する。

ただし、特に汚れの激しいところは状況により回数を増やすこと。階段は、滑り止め、

けこみ板、ささら巾木、巾木もすべて清掃を行うこと。

b)ワックス塗布

剥離洗浄後については、下地材を 1 層塗布後、樹脂ワックスを 3 層以上塗布し、表面

洗浄後は樹脂ワックスを2~3層塗布する。

特殊床材のワックス塗布は委託者と協議のうえ実施する。

c)実施にあたって

外来の定期清掃は、来院患者の状態などによって実施しにくい部分もあるが、委託者

より定期清掃の指示があった時はすみやかに対応できるよう、定期清掃チームを常に準

備できるような体制作りをしておくこと。

d)その他

作業の際は椅子、机等移動可能な物すべて移動して行い、終了後はもとに戻すこと。

外来ホールの清掃については、患者や見舞客等人が通行している場合もあり、安全に

は、十分に注意し慎重に行うこと。作業はスケジュール表に基づいて行うことを原則と

するが、必要のある時は協議のうえ変更できるものとする。

② カーペットフロア

a)カーペットの洗浄

カーペットの洗浄は、別紙「作業基準表」に定める回数を実施する。洗浄の基本はウ

ェット処理とし、洗浄液をカーペットに吹きつけ、汚れを落とし、汚水ごと吸引して洗

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浄する。また、洗浄後は速やかに使用できるよう、乾燥剤の使用も併せて行うこと。ま

た、洗浄剤や乾燥剤によっては、カーペットの色落ちを起こすことがあるので、事前に

十分にテストを行うこと。ただし、特に汚れの激しいところは状況により回数を増やす

こと。

使用する機械によっては、かなり騒音が発生する場合もあるので、病院という環境を

考慮し、極力騒音を抑え、委託者と事前に打ち合わせを行い、実施時間に工夫を行って

実施すること。その他の注意事項はハードフロアに準ずる。

③ 窓ガラス・網戸清掃(内窓・外窓)

窓ガラス・網戸清掃は、全館の内窓・外窓を年 2 回、清掃を行うこと。また実施にあ

たっては、担当部者・病棟等と十分協議のうえ実施すること。

④ 光庭等の清掃

光庭等の清掃は、年 2 回程度タイル、コンクリート、溝、天窓の汚れを除去し、美観

を保つこと。

⑤ 職員更衣室清掃

職員更衣室清掃は、男性用(2 号館 2 階)、女性用(2 号館 5 階)、医師用(2 号館 4

階)がある。年 2 回、床とロッカー天板部の埃を除去する。実施にあたっては、担

当部署と協議の上実施すること。

5.作業日について

(1)定期清掃などの作業日については別途協議のうえ決定し実施する。

(2)土曜日、日曜日および祝日

公共エリアのゴミの処理と水廻り(トイレ・洗面所・浴室・湯沸し等)は平日と同じ使

用で行い、その他については汚れている部分のみスポット清掃を行う。ただし、救急等の

関連により、救急部門・休日夜間出入り口は平日と同様の対応をとる。

(3)ゴールデンウィーク、年末年始等の4日以上の連休

上記期間の清掃については、日曜と同じ仕様を行い、その他は平日と同じ仕様とする。

具体的な日程は計画書を提出し、年末に協議する。

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Ⅱ.病室清掃業務

1.作業場所

別紙「作業基準表」で定めるとおり。

2.作業回数

別紙「作業基準表」で定めるとおり。

3.作業日および時間

作業の実施時間は別紙「作業基準表」で定める回数に基づき、別紙年間計画表で委託者と協

議し、実施するものとする。

作業日については別紙「作業日について」で定めるとおり。

4.作業要領

(1)日常清掃実施項目

1)ゴミの取り除きとゴミ箱の清掃

① ゴミ箱にはゴミ袋を取り付けること。

② ゴミ箱が汚れている場合は、必要に応じて消毒剤を含む溶剤で拭いて消毒クリーニン

グを行う。

③ 病院の指定分類に従って集積されたゴミを、本館北側の集積場まで運搬し、分別作業

を行いそれぞれ指定の場所に収める。

④ 回収の回数は午前 1 回・午後 1 回とするが、現場の状況により必要に応じ適宜増やす

こと。

⑤ 感染性のゴミ以外は各階の担当従事者が運搬作業にあたって差し支えないが、一般エ

リアに注射針、感染性ゴミ、医療用ガラス瓶があった場合の回収は、十分研修を受けた

特定の従業員が各階のゴミを専用容器で回収し、事故のないように注意すること。

⑥ ゴミの運搬時間と回収終了時間をうまく連動させて計画することなどの配慮をし、ゴ

ミ回収場所は常に整頓された状態であるようにする。

⑦ 再資源利用廃棄物等(リサイクル資源)については、ビン・カン・ペットボトル・ダ

ンボールの分別作業を行ない、保管し、回収業者に引き渡す。

⑧ 特別管理産業廃棄物(感染性廃棄物)専用プラスチックボックス、専用ダンボール等

の管理、および運搬作業を行う。また、搬出後の電子マニュフェスト管理について搬出

実施状況を記録し、毎月委託者に報告すること。

2)高所清掃

① 天井に近いところ、即ち扉上部、桟、壁面の上部に存在する挨等を高所除塵に適した

用具(集塵装置または高所除塵用モップ等)で除塵する。

② 天井の通風口は週 1 回除塵する。

3)床の除塵と消毒

① ハードフロアはゴミや埃が空中に舞い上がらないよう、注意しながら清潔なドライモ

ップで除塵を行う。

② カーペットフロアのゴミや挨は HEPA 付き真空掃除機で行う。除塵中に染みを発見し

たときは、簡単に取れる染みは染み抜き処理を行い、(処置が早ければ簡単に取れる場合

が多い。)努力しても取れない染み、または破損箇所がある場合は、委託者に連絡するこ

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と。

③ ハードフロアは洗剤または消毒剤を入れた溶剤に浸したフラットモップで S 字ストロ

ーク方法を用いて、汚れを取り除きゴミや挨のたまりやすい隅はモップを手でつかんで

拭くこと。

④ モップやクロスの使用方法は、ゾーン別に実施方法を記載した書類を委託者に提示し、

承諾を得た方法で実施すること。トイレで使用されたものがその他のエリアで使用され

ないこと。

4)桟、備品類の清掃

次に掲げる項目について、ゾーニングにより決められた洗剤溶液を含ませた清潔なクロ

スで拭き取る。ガラス、ステンレス部分は清拭後、乾拭きを行う。

① 室内窓ガラス(ただし汚れている場合のみ適宜。)桟、棚、カウンター、手摺り、案内

板、扉、手の届く範囲の壁、室内ロッカー、床頭台、冷蔵庫の表面等

② 扉の取手・蝶番・ガラリ等の部分的な汚れや染み

③ 共用部分の備品すべて

(ソファー、テーブル、電話機、消火栓、フラワーボックス等)

5)施設の水廻り(手洗い流し、トイレ、浴室、湯沸し室等)

① 手洗い流し、便器の内外部、バスタブ等の消毒・清掃を行う。

② 棚、桟等、ガラス、壁等の消毒・清掃を行う。

③ 水道蛇口、シャワー器具、配管パイプ、排水溝等の消毒・清掃を行う。

④ 床の消毒・清掃を行う。

⑤ 鏡を磨く。

⑥ トイレットペーパー、石鹸水等を必要に応じて補給する。

⑦ 各部分の清掃方法は以下を参照すること。

床 →洗剤拭き、消毒拭きを適宜行う。特にトイレでは、尿の汚れが放置される

と染みの原因となるので適宜点検を行う。

壁および扉→手の届く範囲を対象に、扉では取手周りを中心に行う。 洗剤拭き、消毒

拭きを行い、必要に応じ乾拭きを行う。

大・小便器→大・小便器は日に1回全面清掃を行う。特に小便器の目皿や便座の裏側な

ども入念に行う。作業にあたっては強酸性洗剤、研磨剤入りパッドの使用

は、処理槽の機能低下の原因や陶器を傷める原因になるので注意すること。

また、便器用の用具はすべて他とは別に用意すること。

洗面台 →材質にあった洗剤、用具を使用して日に 1 回全面洗浄を行い、不良箇所が

あれば点検時に補修する。ステンレス部は仕上げに乾拭きを行う。

鏡 →日に 1 回十分に清拭を行い、点検時に汚れたところを補修する。

ゴミ処理 →場所ごとの基準回数に合わせて内容物を収集し、適宜点検する。汚物入れ、

生ゴミについても同様に行う。

ゴミ容器は、適宜水か洗剤で洗い、消毒拭きを行う。

金属部分 →衛生金具は日に 1 回空拭きを行い、錆が発生しないようにする。

流し台 →流し台の清掃はステンレス部分に傷が付かないよう注意して洗浄を行い、

汚れを除去する。

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その他 →湯沸し器、棚等の清掃も適宜行う。

6)見直し・点検・補修作業

① 清掃時に動かした備品類は作業終了後もとの状態に戻すこと。

② 非常口・防火戸の前または防火シャッターの下には何も物を置かないようにし、置い

てあれば移動させるか、委託者まで報告すること。

③ 使用中でない用具、器材はすべて所定の場所に収納し、患者の目に触れる場所に置か

ないこと。

④ 常に業務内容の見直しを行い、業務改善に努めること。

⑤ 排水管の詰まり(便器等)を発見した場合は、すみやかに初期対応を行い、委託者へ

報告すること。

(2)部門別特記事項

1)特殊病棟の病室(感染病室等)

清掃方法は汚染管理区域に準ずるが、各病棟により作業内容の変更がある場合は委託者

の指示に従うこと

(別途マニュアルのある場合はそれに従うこと。〉

2)共用部分(廊下・ホール・トイレ)の壁洗浄清掃

廊下・ホール等の壁は洗剤を使用して汚れを除去した後、消毒液を含ませたクロスで拭

く。ただし、清拭できない壁(水性塗料が塗布されている場合や紙クロス等)については

委託者の指示に従って実施する。

洗剤・消毒液の使用については材質を傷めないようにテストを行ってから実施する。

3)非常階段・塔屋

非常階段の床、手摺りは病室から見える部分について、見苦しい状態にならないように、

月 1 回は清掃を行うこと。

鳩の糞は清掃後適宜、消毒剤(病院指定)を塗布しておくこと。特に鳩の糞がひどい部

分は適宜回数を増やして実施する.

4)退院後の清掃

患者退院後に、オーバーベッドテーブル、ロッカー(内外)、床頭台、壁、窓などの普段

清掃がしにくい場所の清掃を行い、最後に床の清拭を行うこと。また、個室などにおける

退院後の清掃は、病室に備え付けのミニキッチン(冷蔵庫等)などがある場合や、付属の

施設(バス、トイレ、シンク)がある場合はそれらも入念に行う。

各病棟により作業内容の変更がある場合は委託者の指示に従うこと。

5)1)~4)以外についてはすべて日常清掃要領の基本事項に従って清掃を行う。

(3)定期清掃実施項目

1)床定期清掃

①ハードフロア・

a)床洗浄

ハードフロアの床洗浄および剥離清掃回数は、別紙「作業基準表」に定める回数を実施

する。ただし、特に汚れの激しいところは状況により回数を増やすこと。

階段は、滑り止め、けこみ板、ささら巾木、巾木もすべて清掃を行うこと。

夕イル床についても別紙「作業内訳青」に基づき、洗浄を行う。

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b)ワックス塗布

剥離洗浄後については、下地材を 1 層塗布後、樹脂ワックスを 3 層以上塗布し、表面

洗浄後は樹脂ワックスを 2~3 層塗布する。

特殊床材のワックス塗布は、委託者との協議のうえ実施する。

c)実施にあたって

病室などの定期清掃は、入院患者の状態などによって実施がしにくい部分もあるが、委

託者より定期清掃の指示があったときはすみやかに対応できるように定期清掃チームを

常に準備できるような体制作りをしておくこと。

d)その他

作業の際はベッド、椅子、机等移動可能の物はすべて移動して行い、終了後はもとに戻

すこと。

病室などの清掃については、患者や見舞客等人の通行している場合もあり、安全には十

分注意し、慎重に作業を行うこと。

作業はスケジュール表に基づいて行うことを原則とするが、必要のあるときは協議のう

えで変更できるものとする。

②カーペットフロア

a)カーペット洗浄

カーペットの洗浄は、別紙「作業基準表」に定める回数を実施する。

洗浄の基本はウェット処理とし、洗浄液をカーペットに吹きつけ、汚れを落とし、汚水

ごと吸引して洗浄する。また、洗浄後は速やかに使用できるよう、乾燥剤の使用も併せ

て行うこと。また、洗浄剤や乾操剤によっては、カーペットの色落ちを起こすことがあ

るので、事前に十分なテストを行うこと。

ただし、特に汚れの激しいところは状況により回数を増やすこと。

使用する機械によっては、かなり騒音が発生する場合もあるので、病院という環境を考

慮し、極力騒音を抑え、委託者と事前に打ち合わせを行い、実施時間に工夫を行って実

施すること。その他の注意事項はハードフロアに準ずる。

2)感染症患者が使用した病室の退院時清掃

感染症患者が使用した病室の退院時清掃は、消毒薬(病院指定)による病室内の全面清

拭きとし、委託者より指示された方法で行うこと。

5.作業日について

(1)定期清掃などの作業日については別途協議のうえ決定し実施する。

(2)土曜日・日曜日および祝日

公共エリアのゴミの処理と水廻り(トイレ・洗面所・浴室・湯沸し等)は平日と同じ仕様

で行い、その他については汚れている部分のみのスポット清掃を行う。

(3)ゴールデンウィーク、年末年始等の4日以上の連休

上記期間の清掃については、日曜と同じ仕様を行い、その他は平日と同じ仕様とする。

具体的な日程は計画書を提出し、年末に協議する。

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Ⅲ.定期清掃業務

【床面洗浄ワックス塗布作業】

1.作業場所

別紙「作業基準表」で定めるとおり。

2.作業回数

別紙「作業基準表」で定めるとおり。

3.作業日および時間

作業の実施時間は別紙「作業基準表」で定める回数に基づき、別途年間計画表で委託者と協

議し、実施するものとする。

4.作業要領

①ハードフロア・

a)床洗浄

ハードフロアの床洗浄および剥離清掃回数は、別紙「作業基準表」に定める回数を実施

する。ただし、特に汚れの激しいところは状況により回数を増やすこと。

階段は、滑り止め、けこみ板、ささら巾木、巾木もすべて清掃を行うこと。

夕イル床についても別紙「作業内訳青」に基づき、洗浄を行う。

b)ワックス塗布

剥離洗浄後については、下地材を 1 層塗布後、樹脂ワックスを 3 層以上塗布し、表面

洗浄後は樹脂ワックスを 2~3 層塗布する。

特殊床材のワックス塗布は、委託者との協議のうえ実施する。

c)実施にあたって

病室などの定期清掃は、入院患者の状態などによって実施がしにくい部分もあるが、委

託者より定期清掃の指示があったときはすみやかに対応できるように定期清掃チームを

常に準備できるような体制作りをしておくこと。

d)その他

作業の際はベッド、椅子、机等移動可能の物はすべて移動して行い、終了後はもとに戻

すこと。

病室などの清掃については、患者や見舞客等人の通行している場合もあり、安全には十

分注意し、慎重に作業を行うこと。

作業はスケジュール表に基づいて行うことを原則とするが、必要のあるときは協議のう

えで変更できるものとする。

②カーペットフロア

a)カーペット洗浄

カーペットの洗浄は、別紙「作業基準表」に定める回数を実施する。

洗浄の基本はウェット処理とし、洗浄液をカーペットに吹きつけ、汚れを落とし、汚水

ごと吸引して洗浄する。また、洗浄後は速やかに使用できるよう、乾燥剤の使用も併せ

て行うこと。また、洗浄剤や乾操剤によっては、カーペットの色落ちを起こすことがあ

るので、事前に十分なテストを行うこと。

ただし、特に汚れの激しいところは状況により回数を増やすこと。

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使用する機械によっては、かなり騒音が発生する場合もあるので、病院という環境を考

慮し、極力騒音を抑え、委託者と事前に打ち合わせを行い、実施時間に工夫を行って実

施すること。その他の注意事項はハードフロアに準ずる。

【窓ガラス清掃】(窓枠含む)

1.作業範囲及び作業数量

本 館 透明ガラス 1,930㎡ 不透明ガラス 131㎡

2号館 透明ガラス 662㎡ 不透明ガラス 226㎡

内外両面を清掃するものとする。

2.作業実施回数

年間2回実施するものとする。(概ね5月及び11月)

3.作業日及び作業時間

事前に担当部署と協議の上、病院の業務に支障の無いよう、実施するものとする。

4.作業実施要領

①ガラス面の汚れを専用洗剤で取り除く。

②ガラススクイジー等により汚水を取り除く。

③乾いたタオル等でガラス枠に残った水分を取り除く。

④窓枠の汚れ及び付着物等は、タオル等で取り除く。

5.特記事項

①作業に際しては、事前に実施計画を作成し、担当部署との協議を十分に行い、作業を実施

すること。

②清掃の際に移動した什器等については、清掃終了後、元の位置に戻すこと。

③清掃作業を実施するにあたっては、周囲の状況に十分注意して行うこと。

④本館南側4階から7階については、作業用足場を設置して作業を行うこと。

⑤本館7階NICU室については、外部から清掃を行うこと。

⑥その他高所作業における墜落防止措置を講じるものとする。

【網戸清掃作業】

1.作業範囲及び作業数量

本 館 網戸(大) 378枚 (小) 300枚

2号館 網戸(大) 260枚

2.作業実施回数

年間2回実施するものとする。(概ね5月及び11月)

3.作業日及び作業時間

事前に担当部署と協議の上、病院の業務に支障の無いよう、実施するものとする。

4.作業実施要領

①網戸は取り付けた状態とする。

②表面のほこり、汚れについて掃除機等を使用して汚れを取り除く。

③網戸サッシ枠の汚れ及び付着物等は、タオル等で取り除く。

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5.特記事項

①作業に際しては、事前に実施計画を作成し、担当部署との協議を十分に行い、作業を実施

すること。

②清掃の際に移動した什器等については、清掃終了後、元の位置に戻すこと。

③清掃作業を実施するにあたっては、周囲の状況に十分注意して行うこと。

④その他高所作業における墜落防止措置を講じるものとする。

【病室等椅子洗浄作業】

1.作業範囲及び作業数量

別紙1「病室等椅子洗浄リスト」による

2.作業実施回数

年間を通じて2回実施するものとする。

3.作業日及び作業時間

事前に担当部署と協議の上、病院の業務に支障の無いよう、実施するものとする。

4.作業実施要領

①カーペット用洗剤を椅子の全面に均一に塗布する。

②特に汚れのひどい箇所についてブラシ等を用いて汚れを落とす。

③カーペットリンサーにて洗剤分を取り除くとともに、清水にてリンス作業を行う。

④天日にて乾燥させる。

5.特記事項

①作業に際しては、事前に実施計画を作成し、担当部署との協議を行うこと。

②各病室及び共用部分の椅子については、予備品との入れ替えを行い、清掃中も患者等に支

障の無いようにすること。

③椅子の乾燥については十分注意すること。

【手術室清掃管理業務】

1.作業場所

3階手術室

2.作業回数

①清潔区域 手術室内・清潔ホール・清潔物品保管庫

②準清潔区域 手術室準清潔ホール・更衣室・休憩室

③一般区域 乗換えホール

清掃については、別紙「作業基準表」で定めるとおり。

3.作業日および時間

作業実施時間については、作業要領で定める業務内容・回数に基づき、別途委託者と協議

し実施するものとする

作業日については、別紙「作業時間について」で定めるとおり。

4.作業要領

(1)手術室内・清潔物品保管庫日常清掃業務

(清潔区域)

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日常清掃は対象外とする。ただし、別に定める特別清掃業務として対応。

1)清潔ホール

①週 1回床面の消毒拭きと清潔物品保管庫等の清拭を行う。

(既滅菌物にはふれないこと。)

a)床の除塵

b)手洗いコーナーの洗浄・消毒

c)床の消毒拭き

(準清潔区域)

1)回収廊下

①1日 1回の準清潔ホールの床を除塵して消毒する。

a)床の除塵

b)流しの洗浄・消毒

c)床の消毒拭き

2)記録室・説明室・更衣室・カンファレンス

①1日 1回記録室等の床と備品の清掃を行う。

a)ごみを回収

b)床の除塵

c)椅子・テーブルの清拭

d)流しの洗浄

e)その他付帯業務(シャワー室・トイレ等)

f)床の消毒拭き

g)リネン類の回収

(一般区域)

1)乗換えホール

①1日 1回一般区域の清掃を行う。

a)床の除塵

b)乗換え用機械類の清拭

c)床の清拭

(2) 手術室特別清掃業務

1) 定期清掃

①手術室エリアの総合消毒清掃を毎週土曜日(午前中が望ましい)に行う。

a)壁面の消毒

b)高所の消毒

c)床面の消毒

2)手術室エリアの床ワックス清掃

剥離ワックス作業 1回/年、洗浄ワックス作業 1回/年を年間予定に従って行うこと。

5.作業日について

(1)定期清掃などの作業日については別途協議のうえ決定し実施する。

(2)日曜日、祝日

休日とする。

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(3)土曜日

土曜日は「手術室特別清掃業務」に記載された業務(手術室エリアの総合消毒清掃)を実

施する。

(4)ゴールデンウィーク、年末年始等の4日以上の連休

具体的な日程は計画書を提出し、年末に協議する。

【中央材料室清掃管理業務】

1.作業場所

別紙「作業基準表」で定めるとおり

2.作業回数

清掃については、別紙「作業基準表」で定めるとおり。

3.作業日および時間

作業実施時間については、作業要領で定める業務内容・回数に基づき、別途委託者と協議し

実施するものとする。

作業日については、別紙「作業時間について」で定めるとおり。

(1)中央材料室清掃業務

(日常作業)

1)ゴミの回収

各ゴミ箱のゴミを回収して所定の場所に運搬する。

2)塵の除去

床の塵をダストモップで取り除く。

3)消毒拭き(上拭き)

作業台・洗浄機械・滅菌機械・物品保管棚の消毒拭きを清掃スケジュールに合わせて行

う。

4)床の消毒拭き

指定の消毒剤を使用して、湿式方式により床面の消毒拭きを行う。

5)水廻り

流し、トイレ等の水廻りの清掃を行う。

(特別清掃)

1) 定期清掃

①中央材料室エリアの床ワックス清掃

剥離ワックス作業 1 回/年、洗浄ワックス作業 1 回/年を年間予定表に従って行う。

4.作業日について

(1)定期清掃などの作業日については別途協議のうえ決定し実施する。

(2)土曜日、日曜日および祝日

休日とする。

(3)年末年始

具体的な日程は計画書を提出し、年末に協議する。

【クリーンエリア清掃管理業務】

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1.作業場所

別紙「作業基準表」で定めるとおり

2.作業回数

清掃については、別紙「作業基準表」で定めるとおり

3.作業日および時間

作業実施時間については、作業要領で定める業務内容・回数に基づき、別途委託者と協議し

実施するものとする

作業日については、別紙「作業時間について」で定めるとおり。

4.作業要領

(1)日常清掃実施項目

1)ゴミの取り除きとゴミ箱の清掃

① ゴミ箱にはゴミ袋を取り付けること。

② ゴミ箱が汚れている場合は、必要に応じて消毒剤を含む溶剤で拭いて消毒クリーニン

グを行う。

③ 病院の指定分類に従って集積されたゴミを、本館北側の集積場まで運搬し、分別作業

を行いそれぞれ指定の場所に収める。

④ 回収の回数は午前 1 回・午後 1 回とするが、現場の状況により必要に応じ適宜増やす

こと。

⑤ 感染性のゴミ以外は各階の担当従事者が運搬作業にあたって差し支えないが、一般エ

リアに注射針、感染性ゴミ、医療用ガラス瓶があった場合の回収は、十分研修を受けた

特定の従業員が各階のゴミを専用容器で回収し、事故のないように注意すること。

⑥ ゴミの運搬時間と回収終了時間をうまく連動させて計画することなどの配慮をし、ゴ

ミ回収場所は常に整頓された状態であるようにする。

⑦ 再資源利用廃棄物等(リサイクル資源)については、ビン・カン・ペットボトル・ダ

ンボールの分別作業を行ない、保管し、回収業者に引き渡す。

⑧ 特別管理産業廃棄物(感染性廃棄物)専用プラスチックボックス、専用ダンボール等

の管理、および運搬作業を行う。また、搬出後の電子マニュフェスト管理について搬出

実施状況を記録し、毎月委託者に報告すること。

2)高所清掃

①天井に近いところ、即ち扉上部、桟、壁面の上部に存在する挨等を高所除塵に適した用

具(集塵装置または高所除塵用モップ等)で除塵する。

②天井の通風口は週 1 回除塵する。

3)床の除塵と消毒

① ハードフロアはゴミや埃が空中に舞い上がらないよう、注意しながら清潔なドライモ

ップで除塵を行う。

② カーペットフロアのゴミや挨は HEPA 付き真空掃除機で行う。除塵中に染みを発見

したときは、簡単に取れる染みは染み抜き処理を行い、(処置が早ければ簡単に取れる

場合が多い。)努力しても取れない染み、または破損箇所がある場合は、委託者に連絡

すること。

③ ハードフロアは洗剤または消毒剤を入れた溶剤に浸したフラットモップで S 字ストロ

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ーク方法を用いて、汚れを取り除きゴミや挨のたまりやすい隅はモップを手でつかんで

拭くこと。

④ モップやクロスの使用方法は、ゾーン別に実施方法を記載した書類を委託者に提示

し、承諾を得た方法で実施すること。トイレで使用されたものがその他のエリアで使用

されないこと。

4)桟、備品類の清掃

次に掲げる項目について、ゾーニングにより決められた洗剤溶液を含ませた清潔なクロ

スで拭き取る。ガラス、ステンレス部分は清拭後、乾拭きを行う。

① 室内窓ガラス(ただし汚れている場合のみ適宜。)桟、棚、カウンター、手摺り、案内

板、扉、手の届く範囲の壁、室内ロッカー、床頭台、冷蔵庫の表面等

② 扉の取手・蝶番・ガラリ等の部分的な汚れや染み

③ 共用部分の備品すべて

(ソファー、テーブル、電話機、消火栓、フラワーボックス等)

5)施設の水廻り(手洗い流し、トイレ、浴室、湯沸し室等)

① 手洗い流し、便器の内外部、バスタブ等の消毒・清掃を行う。

② 棚、桟等、ガラス、壁等の消毒・清掃を行う。

③ 水道蛇口、シャワー器具、配管パイプ、排水溝等の消毒・清掃を行う。

④ 床の消毒・清掃を行う。

⑤ 鏡を磨く。

⑥ トイレットペーパー、石鹸水等を必要に応じて補給する。

⑦ 各部分の清掃方法は以下を参照すること。

床 →洗剤拭き、消毒拭きを適宜行う。特にトイレでは、尿の汚れが放置される

と染みの原因となるので適宜点検を行う。

壁および扉→手の届く範囲を対象に、扉では取手周りを中心に行う。 洗剤拭き、消毒

拭きを行い、必要に応じ乾拭きを行う。

大・小便器→大・小便器は日に1回全面清掃を行う。特に小便器の目皿や便座の裏側な

ども入念に行う。作業にあたっては強酸性洗剤、研磨剤入りパッドの使用

は、処理槽の機能低下の原因や陶器を傷める原因になるので注意すること。

また、便器用の用具はすべて他とは別に用意すること。

洗面台 →材質にあった洗剤、用具を使用して日に 1 回全面洗浄を行い、不良箇所が

あれば点検時に補修する。ステンレス部は仕上げに乾拭きを行う。

鏡 →日に 1 回十分に清拭を行い、点検時に汚れたところを補修する。

ゴミ処理 →場所ごとの基準回数に合わせて内容物を収集し、適宜点検する。汚物入れ、

生ゴミについても同様に行う。

ゴミ容器は、適宜水か洗剤で洗い、消毒拭きを行う。

金属部分 →衛生金具は日に 1 回空拭きを行い、錆が発生しないようにする。

流し台 →流し台の清掃はステンレス部分に傷が付かないよう注意して洗浄を行い、

汚れを除去する。

その他 →湯沸し器、棚等の清掃も適宜行う。

6)見直し・点検・補修作業

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① 清掃時に動かした備品類は作業終了後もとの状態に戻すこと。

② 非常口・防火戸の前または防火シャッターの下には何も物を置かないようにし、置い

てあれば移動させるか、委託者まで報告すること。

③ 使用中でない用具、器材はすべて所定の場所に収納し、患者の目に触れる場所に置か

ないこと。

④ 常に業務内容の見直しを行い、業務改善に努めること。

⑤ 排水管の詰まり(便器等)を発見した場合は、すみやかに初期対応を行い、委託者へ

報告すること。

(2)部門別特記事項

1)特殊病棟の病室(ICU、NICU、LDR、無菌室等)

清掃と不潔の概念が必要となり、業務責任者や主任はその知識を十分に有している必要

があり、現場の作業者は事前に十分なトレーニングを受けた者で対応させる。

2)共用部分(廊下・ホール・トイレ)の壁洗浄清掃

廊下・ホール等の壁は洗剤を使用して汚れを除去した後、消毒液を含ませたクロスで拭

く。

ただし、清拭できない壁(水性塗料が塗布されている場合や紙クロス等〉については委

託者の指示に従って実施する。

洗剤・消毒液の使用については材質を傷めないようにテストを行ってから実施する。

3)退院後の清掃

患者退院後に、オーバーベッドテーブル、ロッカー(内外)、床頭台、壁、窓などの普段

清掃がしにくい場所の清掃を行い、最後に床の清拭を行うこと。また、病室に備え付けの

ミニキッチン(冷蔵庫等)などがある場合や、付属の施設(バス、トイレ、シンク)があ

る場合はそれらも入念に行う。

病院より退院時清掃の指示があったときは、優先的にこれを行う。また、感染症の有無

の確認を行い、感染症に対応した清掃で室内の消毒・清掃を実施する。

各部署により作業内容の変更がある場合は委託者の指示に従うこと。

4. 作業日について

(1)定期清掃などの作業日については別途協議のうえ決定し実施する。

(2)土曜日、日曜日および祝日

ICU、NICU、LDR 等は通常清掃とする。その他については汚れている部分のみスポット

清掃を行う。

(3)ゴールデンウィーク、年末年始等の4日以上の連休

上記期間の清掃については、日曜と同じ仕様を各日毎に行い、その他は平日と同じ仕様と

する.

具体的な日程は計画書を提出し、年末に協議する。

【職員更衣室清掃】

1.作業場所

別紙「作業基準表」で定めるとおり

2.作業回数

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清掃については、別紙「作業基準表」で定めるとおり

3.作業日および時間

作業実施時間については、作業要領で定める業務内容・回数に基づき、別途委託者と協議し

実施するものとする

4.作業要領

(1)ゴミの取り除きとゴミ箱の清掃

(2)ロッカー上部のほこりの除去

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Ⅳ.塵芥収集処理業務

【一般廃棄物収集処理作業】

1.回収の回数

原則として午前1回・午後1回の1日2回とするが、状況に応じて増やすものとする。

2.作業日及び作業時間

①作業日

病院の休日日を含む毎日実施するものとする。 長期休暇については、その都度協議の上、

定めるものとする。

②作業時間

平 日 ・・・・・8:00~18:30

土曜日 ・・・・・8:00~17:00

休診日 ・・・・・8:00~15:00

但し、特別に依頼があったとき、もしくは特別な事情があるときは、この限りでない。

3.作業実施要領

・専用の台車により指定箇所のゴミ箱のゴミを回収し、新たにゴミ袋を装着する。

・回収したゴミを所定のステーションに運搬する。

・ゴミの種類に応じて、病院の定める「廃棄物処理マニュアル」に従い、ゴミの分別、廃棄処

理を行う。

・再資源利用廃棄物等(リサイクル資源)については、ビン・カン・ペットボトル・ダンボー

ルの分別を行い、保管し、回収業者に引き渡す。

4.特記事項

・ゴミ容器が汚れているときは、必要に応じて容器の清掃を行うこと。

・ゴミ回収用の台車は、積載したゴミが来院者の目に出来るだけ見えないように配慮した蓋付

台車とし、一般廃棄物用と医療用廃棄物用にそれぞれの専用台車を使用し、混同しないこと。

また、医療用廃棄物回収台車にはバイオハザードマークを貼付け、医療用廃棄物専用の台車

であることを明確にすること。

・ゴミ回収運搬時の台車の操作については、曲がり角付近、EV乗降時等、周囲の状況に十分

注意し、来院者の危険とならないようにすること。

・ゴミの取り扱いには十分注意し、針刺し事故等が発生しないように従事者への研修等を適切

に行うこと。

【医療廃棄物収集処理作業】

1.回収の回数

原則として午前1回・午後1回の1日2回とするが、状況に応じて増やすものとする。

2.作業日及び作業時間

①作業日

病院の休日日を含む毎日実施するものとする。 長期休暇については、その都度協議の上、

定めるものとする。

②作業時間

Page 25: 長浜赤十字病院清掃管理業務委託仕様書 · (4)その他 手術室 7室(バイオクリーンルーム1 室含む。)、腎・透析センター )、腎・透析センター

平 日 ・・・・・8:00~18:30

土曜日 ・・・・・8:00~17:00

休診日 ・・・・・8:00~15:00

但し、特別に依頼があったとき、もしくは特別な事情があるときは、この限りでない。

3.作業実施要領

・専用の台車により指定箇所のゴミ箱のゴミを回収し、新たにゴミ袋を装着する。

・回収したゴミを所定のステーションに運搬する。

・ゴミの種類に応じて、病院の定める「廃棄物処理マニュアル」に従い、ゴミの分別、廃棄処

理を行う。

・特別管理産業廃棄物(感染性廃棄物)専用プラスチックボックス、ダンボール箱等の管理及

び運搬作業を行う。また、搬出後のマニフェスト管理について搬出実施状況を記録し、電子

マニフェストに登録する。毎月委託者に報告すること。

4.特記事項

・ゴミ回収用の台車は、積載したゴミが来院者の目に出来るだけ見えないように配慮した蓋付

台車とし、一般廃棄物用と医療用廃棄物用にそれぞれの専用台車を使用し、混同しないこと。

また、医療用廃棄物回収台車にはバイオハザードマークを貼付け、医療用廃棄物専用の台車

であることを明確にすること。

・ゴミ回収運搬時の台車の操作については、曲がり角付近、EV乗降時等、周囲の状況に十分

注意し、来院者の危険とならないようにすること。

・ゴミの取り扱いには十分注意し、針刺し事故等が発生しないように従事者への研修等を適切

に行うこと。

Page 26: 長浜赤十字病院清掃管理業務委託仕様書 · (4)その他 手術室 7室(バイオクリーンルーム1 室含む。)、腎・透析センター )、腎・透析センター

Ⅴ.その他業務

【マットリース業務】

1.目的

マットリース業務については、別紙2のとおり指定箇所のマットを定められた周期でクリーニ

ングされたものと交換することを主体的な業務とし、建物内への汚れの持込みを防止すること

を目的として行うものとする。

2.マットの種別及び数量並びに交換周期

別紙2で定めるとおりとし、交換周期は月2回交換すること。

3.マットの配置場所

上記マットの配置場所については、別紙2で定めるとおり。

4.業務の内容

上記マットの各種別についてのマットを1ヶ月に2回、定期的にクリーニングされたマットに

交換すること。

5.特記事項

・雨天時、この契約によるマットの配置にて対応できない場合においては、予備品等を利用し、

応急的にマットの数量等を増やす等の対応を行う。

・マットの配置については、歩行によりつまづきやずれたりしないような措置を施すものとす

ること。