広島県の医療費の概況

平成２７年３月

広島県医療保険課

資料１

－ 目 次 －

１ 県民医療費 ・・・・・・・・・・・・ １

２ 保険者別医療費 ・・・・・・・・・・・・ ３

３ 地域差指数 ・・・・・・・・・・・・ ５

４ 年齢階級別にみた広島県の医療費 ・・・・・・・・・・・・ １０

５ 疾病分類別にみた広島県の医療費 ・・・・・・・・・・・・ １３

６ 後発医薬品（ジェネリック）の使用割合 ・・・・・・・・・・・・ １６

用語解説 ・・・・・・・・・・・・ １７

１ 県民医療費

（１）広島県の医療費の推移

出典：「国民医療費」（厚生労働省） 【図表【図表【図表【図表２２２２】県民医療費の推移】県民医療費の推移】県民医療費の推移】県民医療費の推移 区 分 ａ平成 20年度 ｂ平成 23年度 増加額 （b-a） 増加率 （b/a） 広 島 県 8,836億円 9,700億円 864億円 9.8％ 全 国 34兆 8,084億円 38兆 5,850億円 3兆 7,766億円 10.8％

（２）人口一人当たり県民医療費 出典：「平成 23年度国民医療費」（厚生労働省） 【図表４】【図表４】【図表４】【図表４】人口一人当たり人口一人当たり人口一人当たり人口一人当たり県民医療費の推移県民医療費の推移県民医療費の推移県民医療費の推移 区 分 ａ平成 20年度 ｂ平成 23年度 増加額 （b-a） 増加率 （b/a） 広 島 県 308.0千円（第 15位） 339.7千円（第 15位） 31.7千円 10.3％ 全 国 272.6千円 301.9千円 29.3千円 10.7％ 全国との差 ＋35.4千円 ＋37.8千円

0

2000

4000

6000

8000

10000

12000

H2 H5 H8 H11 H14 H17 H20 H23

【【【【図表１図表１図表１図表１】】】】広島県の県民医療費広島県の県民医療費広島県の県民医療費広島県の県民医療費

0

100

200

300

400

500

高知 山口 徳島 香川島根愛媛 広島 岡山 鳥取 千葉【【【【図表３図表３図表３図表３】】】】人口一人当たり人口一人当たり人口一人当たり人口一人当たり県民医療費（平成県民医療費（平成県民医療費（平成県民医療費（平成23232323年度）年度）年度）年度）第 15位

8836 9700

全国平均

億円

千円

☛ 広島県の県民医療費は１兆円に迫る。平成 20 年度から平成 23 年度の増加率は全国を 下回るも，年ベースで約 300 億円増加。

☛ 一人当たり県民医療費の増加率はほぼ全国並み。額は全国より４万円近く高い。 －１－

（３）人口一人当たり県民医療費（入院） 出典：「平成 23年度国民医療費」（厚生労働省） 【図表【図表【図表【図表６６６６】】】】（（（（入院）入院）入院）入院）人口一人当たり県民医療費の推移人口一人当たり県民医療費の推移人口一人当たり県民医療費の推移人口一人当たり県民医療費の推移 区 分 ａ平成 20年度 ｂ平成 23年度 増加額 （b-a） 増加率 （b/a） 広 島 県 112.9千円（第 23位） 125.4千円（第 23位） 12.5千円 11.1％ 全 国 100.4千円 112.5千円 12.1千円 12.1％ 全国との差 ＋12.5千円 ＋12,9千円

（４）人口一人当たり県民医療費（入院外）

出典：「平成 23年度国民医療費」（厚生労働省） 【図表【図表【図表【図表８８８８】】】】（（（（入院外）入院外）入院外）入院外）人口一人当たり県民医療費の推移人口一人当たり県民医療費の推移人口一人当たり県民医療費の推移人口一人当たり県民医療費の推移 区 分 ａ平成 20年度 ｂ平成 23年度 増加額 （b-a） 増加率 （b/a） 広 島 県 117.3千円（第 8位） 120.7千円（第 6位） 3.4千円 2.9％ 全 国 102.9千円 105.1千円 2.2千円 2.1％ 全国との差 ＋14.4千円 ＋15.6千円

0

50

100

150

200

高知 山口 徳島島根愛媛 香川岡山鳥取 広島 千葉【【【【図表５図表５図表５図表５】】】】（入院）人口一人当たり（入院）人口一人当たり（入院）人口一人当たり（入院）人口一人当たり県民医療費（平成県民医療費（平成県民医療費（平成県民医療費（平成23232323年度）年度）年度）年度）

0

50

100

150

200

和歌山徳島愛媛香川岡山広島高知 山口 島根 鳥取 沖縄【【【【図表７図表７図表７図表７】】】】（入院外）人口一人当たり（入院外）人口一人当たり（入院外）人口一人当たり（入院外）人口一人当たり県民医療費（平成県民医療費（平成県民医療費（平成県民医療費（平成23232323年度）年度）年度）年度）

第 23位 全国平均

第６位 全国平均

千円

千円

☛ 県民医療費のうち一人当たり「入院医療費」の増加率は全国をやや下回る。額は全国を上回っているが，全国順位は第 23 位で変わらず。 47 都道府県を並べると中間に位置。本県以外の中四国各県はいずれも高水準にある。 ☛ 県民医療費のうち一人当たり「入院外医療費」の増加率は全国を上回る。額も全国を上回り，全国順位は第６位へと高い水準。 なお，上位には本県とともに岡山県及び四国４県が位置。 －２－

２ 保険者別医療費

（１）市町村国保 出典：「平成 24年度国民健康保険事業年報」（厚生労働省） 【図表１０】市町村国保【図表１０】市町村国保【図表１０】市町村国保【図表１０】市町村国保 被保険者一人当たり医療費の推移被保険者一人当たり医療費の推移被保険者一人当たり医療費の推移被保険者一人当たり医療費の推移 区 分 ａ平成 20年度 ｂ平成 24年度 増加額 （b-a） 増加率 （b/a） 広 島 県 342.6千円（第 1位） 373.3千円（第 6位） 20.7千円 9.0％ 全 国 281.8千円 315.9千円 34.1千円 12.1％ 全国との差 ＋60.8千円 ＋57.4千円

（２）協会けんぽ 出典：「全国健康保険協会統計情報」（全国健康保険協会） 【図表１２】協会けんぽ【図表１２】協会けんぽ【図表１２】協会けんぽ【図表１２】協会けんぽ 加入者一人当たり医療費の推移加入者一人当たり医療費の推移加入者一人当たり医療費の推移加入者一人当たり医療費の推移 区 分 ａ平成 21年度 ｂ平成 24年度 増加額 （b-a） 増加率 （b/a） 広 島 県 151.4千円（第 11位） 164.1千円（第 13位） 12.7千円 8.4％ 全 国 146.9千円 160.9千円 14.0千円 9.5％ 全国との差 ＋4.5千円 ＋3.2千円

0

100

200

300

400

500

山口島根香川 広島 徳島岡山高知 愛媛 鳥取 沖縄【【【【図表９図表９図表９図表９】】】】市町村国保市町村国保市町村国保市町村国保 被保険者一人当たり医療費（平成被保険者一人当たり医療費（平成被保険者一人当たり医療費（平成被保険者一人当たり医療費（平成24242424年度）年度）年度）年度）

0

50

100

150

200

北海道 山口 徳島香川 岡山高知島根広島 鳥取 愛媛 沖縄【【【【図表１１図表１１図表１１図表１１】】】】協会けんぽ協会けんぽ協会けんぽ協会けんぽ 加入者一人当たり医療費（平成加入者一人当たり医療費（平成加入者一人当たり医療費（平成加入者一人当たり医療費（平成24242424年度）年度）年度）年度）

第13位

☛ 平成 20 年度には全国で最も高かった市町村国保の一人当たり医療費は，全国より伸びが低く相対的に順位を下げているが，それでも第６位と高い水準にある。

☛ 協会けんぽの一人当たり医療費の伸びは，全国の伸びを下回り，全国順位も第 11 位から第 13 位へと下がっている。

第６位 全国平均

全国平均

千円

千円

－３－

（３）後期高齢者医療

出典：「平成 24年度後期高齢者医療事業年報」（厚生労働省） 【図表１４】後期高齢者医療【図表１４】後期高齢者医療【図表１４】後期高齢者医療【図表１４】後期高齢者医療 被保険者一人当たり医療費の推移被保険者一人当たり医療費の推移被保険者一人当たり医療費の推移被保険者一人当たり医療費の推移 区 分 ａ平成 20年度 ｂ平成 24年度 増加額 （b-a） 増加率 （b/a） 広 島 県 906.4千円（第 6位） 1,055.5千円（第 6位） 149.1千円 16.4％ 全 国 785.9千円 919.5千円 133.6千円 17.0％ 全国との差 ＋120.5千円 ＋136.0千円

0

400

800

1200

福岡高知 広島 山口 徳島 岡山香川 愛媛 鳥取島根 新潟【【【【図表１３図表１３図表１３図表１３】】】】後期高齢者医療後期高齢者医療後期高齢者医療後期高齢者医療 被保険者一人当たり医療費被保険者一人当たり医療費被保険者一人当たり医療費被保険者一人当たり医療費（平成（平成（平成（平成24242424年度）年度）年度）年度）

☛ 後期高齢者医療の一人当たり医療費は，全国と同程度に増加しており，順位も第６位と 高位のままである。

第６位 全国平均 千円

－４－

３ 地域差分析

（１）市町村国保 【図表１【図表１【図表１【図表１５５５５】診療種類別，地域差指数（平成】診療種類別，地域差指数（平成】診療種類別，地域差指数（平成】診療種類別，地域差指数（平成 24242424年度）年度）年度）年度） 区分 計 入院 入院外＋調剤 歯科 順位 順位 順位 順位 鳥取県 1.036 21 1.157 17 0.961 38 0.956 25 島根県 1.121 8 1.292 6 1.031 12 0.882 35 岡山県 1.103 12 1.187 15 1.047 5 1.073 5 広島県 1.128 7 1.133 19 1.126 1 1.114 2 山口県 1.137 6 1.,295 5 1.047 7 0.966 21 出典：「平成 24年度医療費の地域差分析」（厚生労働省） （注）「地域差指数」は，一人当たり医療費を年齢補正して「全国＝１」として指数化したもの。 （注）「入院」は，入院診療及び食事療養・生活療養の計である。「入院外＋調剤」は，入院外診療及び調剤 の支給の計である。「歯科」は，歯科診療である。

出典：「平成 24年度医療費の地域差分析」（厚生労働省）

0.8

0.9

1

1.1

1.2

北海道 茨城 東京 大阪 鳥取島根岡山広島山口 佐賀 沖縄【【【【図表１６図表１６図表１６図表１６】】】】市町村国保市町村国保市町村国保市町村国保 地域差指数（計）（平成地域差指数（計）（平成地域差指数（計）（平成地域差指数（計）（平成24242424年度）年度）年度）年度） 第1位

-0.2

-0.1

0

0.1

0.2 北海道 茨城 東京 大阪 鳥取島根岡山広島山口 佐賀 沖縄【【【【図表１７図表１７図表１７図表１７】】】】市町村国保市町村国保市町村国保市町村国保 地域差指数（計）に対する寄与度地域差指数（計）に対する寄与度地域差指数（計）に対する寄与度地域差指数（計）に対する寄与度診療種類別（平成診療種類別（平成診療種類別（平成診療種類別（平成24242424年度）年度）年度）年度）入院

☛ 市町村国保の地域差指数をみると広島県は第７位。診療種類別では，「入院外＋調剤」が 第１位。診療種類別の寄与度では「入院外＋調剤」が大きい。

第 47位

入院外＋調剤 歯科

第 7位

－５－

〔 二次医療圏別にみた市町国保の医療費 〕 【図表１【図表１【図表１【図表１８８８８】】】】二次医療圏別二次医療圏別二次医療圏別二次医療圏別 一人当たり医療費（計）一人当たり医療費（計）一人当たり医療費（計）一人当たり医療費（計） 区 分 ａ平成 21年度 ｂ平成 24年度 b-a b/a 広 島 349.9千円 373.9千円 24.1千円 6.9％ 広島西 330.7千円 348.1千円 17.5千円 5.3％ 呉 394.1千円 409.7千円 15.6千円 4.0％ 広島中央 330.6千円 351.9千円 21.2千円 6.4％ 尾 三 364.9千円 382.7千円 17.8千円 4.9％ 福山・府中 316.8千円 333.0千円 16.2千円 5.1％ 備 北 362.4千円 397.7千円 35.2千円 9.7％ 出典：「医療費の地域差分析」（厚生労働省）

【図表【図表【図表【図表２１２１２１２１】】】】二次医療圏別二次医療圏別二次医療圏別二次医療圏別 診療種別，地域差指数（平成診療種別，地域差指数（平成診療種別，地域差指数（平成診療種別，地域差指数（平成 24242424年度）年度）年度）年度） 区分 計 入院 入院外＋調剤 歯科 寄与度 寄与度 寄与度 広 島 1.179 1.140 0.054 1.206 0.111 1.186 0.014 広島西 1.059 1.046 0.018 1.064 0.035 1.089 0.007 呉 1.152 1.227 0.088 1.094 0.051 1.176 0.013 広島中央 1.063 1.089 0.034 1.038 0.020 1.121 0.009 尾 三 1.100 1.164 0.064 1.063 0.034 1.029 0.002 福山・府中 1.028 1.023 0.009 1.032 0.017 1.025 0.002 備 北 1.137 1.277 0.108 1.065 0.035 0.918 -0.006 出典：「平成 24年度医療費の地域差分析」（厚生労働省）

0

500 広島 広島西 呉 広島中央 尾三 福山府中 備北【【【【図表１９図表１９図表１９図表１９】】】】市町国保市町国保市町国保市町国保 二次医療圏別二次医療圏別二次医療圏別二次医療圏別 一人当たり医療費一人当たり医療費一人当たり医療費一人当たり医療費計（平成計（平成計（平成計（平成24242424年度）年度）年度）年度）

0

20

40 広島 広島西 呉 広島中央 尾三 福山府中 備北【【【【図表２０図表２０図表２０図表２０】】】】市町国保市町国保市町国保市町国保 二次医療圏別二次医療圏別二次医療圏別二次医療圏別 一人当たり医療費一人当たり医療費一人当たり医療費一人当たり医療費計（平成計（平成計（平成計（平成21212121～～～～24242424年度の増加額）年度の増加額）年度の増加額）年度の増加額）

☛ 市町村国保の一人当たり医療費を二次医療圏別に見ると，呉医療圏が最も高く，次いで備北医療圏。平成 21 年度からの増加額では備北医療圏が最も大きい。

千円

千円

－６－

★印は，指数が最も高い圏域

出典：「平成 24年度医療費の地域差分析」（厚生労働省）

-0.05

0

0.05

0.1

0.15

0.2

広島 広島西 呉 広島中央 尾三 福山府中 備北【【【【図表２２図表２２図表２２図表２２】】】】市町国保市町国保市町国保市町国保 二次医療圏別二次医療圏別二次医療圏別二次医療圏別 地域差指数に対する寄与度地域差指数に対する寄与度地域差指数に対する寄与度地域差指数に対する寄与度（平成（平成（平成（平成24242424年度）年度）年度）年度） 入院

☛ 本県の二次医療圏別地域差指数をみると広島，呉，備北の順で高い。診療種類別にみると，広島が「入院外＋調剤」の寄与度が高いのに対し，呉と備北では「入院」の寄与度が高い。

0.5

1

1.5広島 広島西呉広島中央尾三福山府中備北入院入院入院入院

0.5

1

1.5広島 広島西呉広島中央尾三福山府中備北計計計計

0.5

1

1.5広島 広島西呉広島中央尾三福山府中備北

入院外＋調剤入院外＋調剤入院外＋調剤入院外＋調剤

0.5

1

1.5広島 広島西呉広島中央尾三福山府中備北歯科歯科歯科歯科

入院外 歯科

－７－

（２）協会けんぽ 【図表【図表【図表【図表２３２３２３２３】診療種類別，地域差指数（平成】診療種類別，地域差指数（平成】診療種類別，地域差指数（平成】診療種類別，地域差指数（平成 24242424年度）年度）年度）年度） 区分 計 入院 入院外＋調剤 歯科 順位 順位 順位 順位 鳥取県 0.090 31 1.025 16 0.971 44 0.995 26 島根県 1.000 22 1.033 11 0.993 28 0.984 45 岡山県 1.045 6 1.018 17 1.026 4 1.006 7 広島県 1.024 13 1.002 25 1.025 5 1.001 11 山口県 1.038 8 1.031 13 1.015 9 0.998 18 出典：「平成 24年度全国健康保険協会事業年報」（全国健康保険協会） （注）「入院」は，入院診療及び食事療養・生活療養の計である。「入院外＋調剤」は，入院外診療及び調剤 の支給の計である。「歯科」は，歯科診療である。

出典：「平成 24年度全国健康保険協会事業年報」（全国健康保険協会）

（３）後期高齢者医療 【図表２【図表２【図表２【図表２５５５５】診療種類別，地域差指数（平成】診療種類別，地域差指数（平成】診療種類別，地域差指数（平成】診療種類別，地域差指数（平成 24242424年度）年度）年度）年度） 区分 計 入院 入院外＋調剤 歯科 順位 順位 順位 順位 鳥取県 0.948 28 0.995 23 0.901 39 0.863 24 島根県 0.940 29 0.964 25 0.926 37 0.754 40 岡山県 1.045 16 1.087 16 1.001 13 1.018 10 広島県 1.137 7 1.097 14 1.171 1 1.284 3 山口県 1.100 11 1.224 10 0.981 20 0.881 21 出典：「平成 24年度医療費の地域差分析」（厚生労働省） （注）「入院」は，入院診療及び食事療養・生活療養の計である。「入院外＋調剤」は，入院外診療及び調剤 の支給の計である。「歯科」は，歯科診療である。

0.8

0.9

1

1.1

1.2

北海道 東京 長野 大阪 鳥取島根岡山広島山口 佐賀 沖縄【【【【図表２４図表２４図表２４図表２４】】】】協会けんぽ協会けんぽ協会けんぽ協会けんぽ 地域差指数（計）（平成地域差指数（計）（平成地域差指数（計）（平成地域差指数（計）（平成24242424年度）年度）年度）年度） 第1位

☛ 協会けんぽの地域差指数をみると広島県は第 13 位。診療種類別では「入院外＋調剤」が第 5 位と上位になっているが，「入院」と「歯科」の地域差指数はほぼ 1.002 と 1.001 であり，ほぼ全国並み。

第 13位 第 47位

－８－

出典：「平成 24年度医療費の地域差分析」（厚生労働省）

0.7

0.8

0.9

1

1.1

1.2

1.3

北海道 東京 新潟 大阪 鳥取島根岡山広島山口 福岡 沖縄【【【【図表２６図表２６図表２６図表２６】】】】後期高齢者医療後期高齢者医療後期高齢者医療後期高齢者医療 地域差指数（計）（平成地域差指数（計）（平成地域差指数（計）（平成地域差指数（計）（平成24242424年度）年度）年度）年度） 第1位

-0.3

-0.2

-0.1

0

0.1

0.2

0.3 北海道 東京 新潟 大阪 鳥取島根岡山広島山口 福岡 沖縄【【【【図表２７図表２７図表２７図表２７】】】】後期高齢者医療後期高齢者医療後期高齢者医療後期高齢者医療 地域差指数（計）に対する寄与度地域差指数（計）に対する寄与度地域差指数（計）に対する寄与度地域差指数（計）に対する寄与度診療種類別（平成診療種類別（平成診療種類別（平成診療種類別（平成24242424年度）年度）年度）年度）

☛ 後期高齢者医療の地域差指数をみると，広島県は第７位。診療種類別では「入院外＋調剤」が第１位。診療種類別の寄与度では「入院外＋調剤」の寄与度が高い。

第 7位 第 47位

入院外

入院

－９－

４ 年齢階級別にみた広島県の医療費

（１）市町村国保

出典：「平成 24年度医療給付実態調査」（厚生労働省） 【図表２９】市町【図表２９】市町【図表２９】市町【図表２９】市町村村村村国保国保国保国保 年齢階級別年齢階級別年齢階級別年齢階級別医療費（総計）医療費（総計）医療費（総計）医療費（総計） （億円） 区 分 0～9 10～19 20～29 30～39 40～49 50～59 60～69 70～74 医 療 費 52.6 31.2 51.8 112.9 171.4 269.6 1101.3 811.9 構 成 比 2.0％ 1.2％ 2.0％ 4.3％ 6.6％ 10.3％ 42.2％ 31.1％

73.3％ 出典：「平成 24年度医療給付実態調査」（厚生労働省） 【図表３０】市町【図表３０】市町【図表３０】市町【図表３０】市町村村村村国保国保国保国保 年齢階級別被保険者数年齢階級別被保険者数年齢階級別被保険者数年齢階級別被保険者数 （千人） 区 分 0～9 10～19 20～29 30～39 40～49 50～59 60～69 70～74 被保険者数 32.9 39.7 48.7 63.2 65.1 71.6 243.5 131.0 構 成 比 4.7％ 5.7％ 7.0％ 9.1％ 9.4％ 10.3％ 35.0％ 18.8％ 53.8％ 出典：「平成 24年度国民健康保険実態調査」（厚生労働省）

出典：「平成 24年度医療給付実態調査」「平成 24年度国民健康保険実態調査」（厚生労働省） （注）平成 24年５月から平成 25年４月に審査決定されたレセプトを集計対象としている。 （注）一人当たり医療費を算出するために用いた被保険者数は「平成 24年度国民健康保険実態調査」による。

0

500

1000

1500

0～9 10～19 20～29 30～39 40～49 50～59 60～69 70～74【【【【図表２８図表２８図表２８図表２８】】】】市町村国保（総計）市町村国保（総計）市町村国保（総計）市町村国保（総計）医療費（平成医療費（平成医療費（平成医療費（平成24242424年度）年度）年度）年度）

0

500

1000

0～9 10～19 20～29 30～39 40～49 50～59 60～69 70～74【【【【図表３１図表３１図表３１図表３１】】】】市町村国保（総計）市町村国保（総計）市町村国保（総計）市町村国保（総計）被保険者一人当たり医療費（平成被保険者一人当たり医療費（平成被保険者一人当たり医療費（平成被保険者一人当たり医療費（平成24242424年度）年度）年度）年度）

☛ 市町村国保では，60～74 歳の年齢階級が被保険者全体の５割強を占める。一人当たり医療費は加齢とともに高くなっており，60～74 歳の年齢階級の医療費は全体の７割強となっている。

千円

億円 （2,609.4 億円）

－１０－

（２）協会けんぽ

出典：協会けんぽ広島支部資料 【図表【図表【図表【図表３３３３３３３３】】】】協会けんぽ協会けんぽ協会けんぽ協会けんぽ 年齢階級別医療費（総計）年齢階級別医療費（総計）年齢階級別医療費（総計）年齢階級別医療費（総計） （億円） 区 分 0～9 10～19 20～29 30～39 40～49 50～59 60～69 70～74 医 療 費 202.9 92.7 116.6 190.3 219.3 320.3 399.7 92.4 構 成 比 12.4％ 5.7％ 7.1％ 11.6％ 13.4％ 19.6％ 24.5％ 5.7％

51.8％ 出典：協会けんぽ広島支部資料 【図表３【図表３【図表３【図表３４４４４】】】】協会けんぽ協会けんぽ協会けんぽ協会けんぽ 年齢階級別被年齢階級別被年齢階級別被年齢階級別被加入者加入者加入者加入者数数数数 （千人） 区 分 0～9 10～19 20～29 30～39 40～49 50～59 60～69 70～74 被保険者数 116.7 123.1 143.6 181.4 166.7 146.0 114.9 15.2 構 成 比 11.6％ 12.2％ 14.3％ 18.0％ 16.5％ 14.5％ 11.4％ 1.5％ 63.3％ 出典：協会けんぽ広島支部資料

出典：協会けんぽ広島支部資料 （注）一人当たり医療費を算出するために用いた被保険者数は協会けんぽ広島支部資料による。

0

100

200

300

400

500

0～9 10～19 20～29 30～39 40～49 50～59 60～69 70～74【【【【図表３２図表３２図表３２図表３２】】】】協会けんぽ（総計）協会けんぽ（総計）協会けんぽ（総計）協会けんぽ（総計）医療費（平成医療費（平成医療費（平成医療費（平成24242424年度）年度）年度）年度）

0

500

1000

0～9 10～19 20～29 30～39 40～49 50～59 60～69 70～74【【【【図表３５図表３５図表３５図表３５】】】】協会けんぽ（総計）協会けんぽ（総計）協会けんぽ（総計）協会けんぽ（総計）加入者一人当たり医療費（平成加入者一人当たり医療費（平成加入者一人当たり医療費（平成加入者一人当たり医療費（平成24242424年度）年度）年度）年度）

☛ 協会けんぽでは，現役世代である 20～59 歳の年齢階級の被保険者割合が全体の６割強，医療費は全体の５割強となっている。

千円

億円 （1,634.0 億円）

－１１－

（２）後期高齢者医療

出典：「平成 24年度医療給付実態調査」（厚生労働省） 【図表【図表【図表【図表３７３７３７３７】】】】後期高齢者医療後期高齢者医療後期高齢者医療後期高齢者医療 年齢階級別医療費（総計）年齢階級別医療費（総計）年齢階級別医療費（総計）年齢階級別医療費（総計） （億円） 区 分 65～74 75～84 85～94 95～ 医 療 費 238.4 2258.0 1118.7 135.4 構 成 比 6.4％ 60.2％ 29.8％ 3.6％ 出典：「平成 24年度医療給付実態調査」（厚生労働省） 【図表３【図表３【図表３【図表３８８８８】】】】後期高齢者医療後期高齢者医療後期高齢者医療後期高齢者医療 年齢階級別被年齢階級別被年齢階級別被年齢階級別被加入者加入者加入者加入者数数数数 （千人） 区 分 65～74 75～84 85～94 95～ 被保険者数 11.4 242.9 98.8 11.0 構 成 比 3.1％ 66,7％ 27.1％ 3.0％ 出典：「平成 24年度後期高齢者医療事業年報」（厚生労働省）

出典：「平成 24年度医療給付実態調査」「平成 24年度後期高齢者医療事業年報」（厚生労働省） （注）後期高齢者医療の被保険者 ・ 75歳以上の方 ・ 65歳以上 75歳未満の一定程度の障害がある方で，申請により広域連合の認定（障害認定）を受け た方 （注）一人当たり医療費を算出するために用いた被保険者数は「平成 24年度後期高齢者医療事業年報」による。

0

1000

2000

3000

65～74 75～84 85～94 95～【【【【図表３６図表３６図表３６図表３６】】】】後期高齢者医療（総計）後期高齢者医療（総計）後期高齢者医療（総計）後期高齢者医療（総計）医療費（平成医療費（平成医療費（平成医療費（平成24242424年度）年度）年度）年度）

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1000

2000

3000

65～74 75～84 85～94 95～【【【【図表３９図表３９図表３９図表３９】】】】後期高齢者医療後期高齢者医療後期高齢者医療後期高齢者医療被保険者一人当たり医療費（平成被保険者一人当たり医療費（平成被保険者一人当たり医療費（平成被保険者一人当たり医療費（平成24242424年度）年度）年度）年度）

☛ 後期高齢者医療では，年齢階級ごとの医療費割合と被保険者数割合がほぼ同じ割合となっている。

千円

億円 （3,750.6 億円）

－１２－

５ 疾病分類別にみた広島県の医療費

（１）市町村国保

出典：「平成 24年度医療給付実態調査」（厚生労働省） （注）疾病大分類による。「入院」は，入院診療及び食事療養・生活療養の計である。以下同じ。

【図表【図表【図表【図表４１４１４１４１】】】】（（（（入院入院入院入院））））医療費占有率（平成医療費占有率（平成医療費占有率（平成医療費占有率（平成 24242424年度年度年度年度，上位，上位，上位，上位３３３３位）位）位）位） 疾病大分類 総計に占める割合 広島県 a 全 国 b a-b １ 新生物 22.2％ 21.7％ 0.5ポイント ２ 精神及び行動の障害 18.5％ 16.2％ 2.3ポイント ３ 循環器系の疾患 17.6％ 19.1％ △1.5ポイント 出典：「平成 24年度医療給付実態調査」（厚生労働省） 【図表【図表【図表【図表４２４２４２４２】（入院外）医療費占有率（平成】（入院外）医療費占有率（平成】（入院外）医療費占有率（平成】（入院外）医療費占有率（平成 24242424年度，上位３位）年度，上位３位）年度，上位３位）年度，上位３位） 疾病大分類 総計に占める割合 広島県 a 全 国 b a-b １ 循環器系の疾患 17.2％ 18.3％ △1.1ポイント ２ 内分泌，栄養及び代謝疾患 13.9％ 12.9％ 1.0ポイント ３ 新生物 12.0％ 11.0％ 1.0ポイント

【【【【図表４０図表４０図表４０図表４０】】】】医療費の構成（入院＋入院外）医療費の構成（入院＋入院外）医療費の構成（入院＋入院外）医療費の構成（入院＋入院外）（平成（平成（平成（平成24242424年度）年度）年度）年度） 循環器系の疾患新生物 精神及び行動の障害 内分泌，栄養及び代謝疾患

筋骨格系及び結合組織の疾患

その他 17.4％ 17.3％ 12.6％ 8.0％ 7.3％ 37.4％

☛ 市町村国保では，循環器系の疾患と新生物がほぼ同率で医療費構成の第１位，第２位となっている。ただ，循環器系疾患の割合は入院，入院外ともに全国割合を下回っている。 －１３－

（２）協会けんぽ

出典：協会けんぽ広島支部資料 【図表４【図表４【図表４【図表４４４４４】（入院）医療費占有率（平成】（入院）医療費占有率（平成】（入院）医療費占有率（平成】（入院）医療費占有率（平成 24242424年度，上位３位）年度，上位３位）年度，上位３位）年度，上位３位） 疾病大分類 総計に占める割合 広島県 a 全 国 b a-b １ 新生物 25.0％ 23.9％ 1.1ポイント ２ 循環器系の疾患 15.8％ 16.4％ △0.6ポイント ３ 損傷，中毒及びその他の外因の影響 7.6％ 7.0％ 0.6ポイント 出典：協会けんぽ広島支部資料 【図表４【図表４【図表４【図表４５５５５】（入院外）医療費占有率（平成】（入院外）医療費占有率（平成】（入院外）医療費占有率（平成】（入院外）医療費占有率（平成 24242424年度，上位３位）年度，上位３位）年度，上位３位）年度，上位３位） 疾病大分類 総計に占める割合 広島県 a 全 国 b a-b １ 呼吸器系の疾患 17.5％ 17.1％ 0.4ポイント ２ 循環器系の疾患 12.6％ 14.0％ △1.4ポイント ３ 内分泌，栄養及び代謝疾患 11.3％ 11.1％ 0.2ポイント

【【【【図表４３図表４３図表４３図表４３】】】】医療費の構成（入院＋入院外）医療費の構成（入院＋入院外）医療費の構成（入院＋入院外）医療費の構成（入院＋入院外）（平成（平成（平成（平成24242424年度）年度）年度）年度）循環器系の疾患

☛ 協会けんぽでは，呼吸器系の疾患が第１位となっており，ほぼ同率で循環器系の疾患，新生物と続いている。

新生物 内分泌，栄養及び代謝疾患 筋骨格系及び結合組織の疾患 呼吸器系の疾患 その他 13.8％ 13.6％ 13.3％ 8.4％ 7.0％ 52.7％

－１４－

（３）後期高齢者医療

出典：「平成 24年度医療給付実態調査」（厚生労働省） 【図表【図表【図表【図表４４４４７７７７】】】】（入院）（入院）（入院）（入院）医療費占有率（平成医療費占有率（平成医療費占有率（平成医療費占有率（平成 24242424年度，上位年度，上位年度，上位年度，上位３３３３位）位）位）位） 疾病大分類 総計に占める割合 広島県 a 全 国 b a-b １ 循環器系の疾患 25.7％ 28.1％ △2.4ポイント ２ 新生物 12.8％ 12.4％ 0.4ポイント ３ 損傷，中毒及びその他の外因の影響 12.3％ 11.4％ 0.9ポイント 出典：「平成 24年度医療給付実態調査」（厚生労働省） 【図表【図表【図表【図表４８４８４８４８】】】】（入院外）（入院外）（入院外）（入院外）医療費占有率（平成医療費占有率（平成医療費占有率（平成医療費占有率（平成 24242424年度，上位年度，上位年度，上位年度，上位３３３３位）位）位）位） 疾病大分類 総計に占める割合 広島県 a 全 国 b a-b １ 循環器系の疾患 28.2％ 29.2％ △1.0ポイント ２ 腎尿路生殖器系の疾患 12.2％ 12.8％ △0.6ポイント ３ 内分泌，栄養及び代謝疾患 11.8％ 10.7％ 1.1ポイント

【【【【図表４６図表４６図表４６図表４６】】】】医療費の構成（入院＋入院外）医療費の構成（入院＋入院外）医療費の構成（入院＋入院外）医療費の構成（入院＋入院外）（平成（平成（平成（平成24242424年度）年度）年度）年度） 循環器系の疾患

☛ 後期高齢者医療では，循環器系の疾患が全体の３割近くを占めており，入院，入院外ともに医療費占有率第１位となっている。

新生物 損傷，中毒その他の外因の影響 筋骨格系及び結合組織の疾患 腎尿路生殖器系の疾患 その他 26.7％ 11.0％ 8.6％ 7.9％ 7.8％ 37.9％

－１５－

６ 後発医薬品（ジェネリック）の使用割合

出典：「最近の調剤医療費の動向」（厚生労働省） 【図表【図表【図表【図表５５５５００００】使用割合の推移】使用割合の推移】使用割合の推移】使用割合の推移 区 分 ａ平成 25年４月 ｂ平成 26年９月 増加ポイント （b-a） 広 島 県 43.9％（第 39位） 54.2％（第 34位） 10.3ポイント 全 国 46.5％ 56.1％ 9.6ポイント 全国との差 ▲2.6ポイント ▲1.9ポイント

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沖縄 島根 岡山 山口 鳥取 広島 香川愛媛 高知 徳島

【【【【図表４９図表４９図表４９図表４９】】】】都道府県別都道府県別都道府県別都道府県別 使用割合使用割合使用割合使用割合（平成（平成（平成（平成26262626年９月）年９月）年９月）年９月）％ 第 34位 全国平均

☛ 広島県の後発医薬品の使用割合の増加ポイントは全国を上回っているが，使用割合は全国的には依然低い水準にある。

－１６－

【用語の説明】

Ｐ１ 県民医療費

医療機関を受診し，保険診療の対象となる傷病の治療に要した費用の推計。医療保険

などによる支払のほか，公費負担，患者負担を含む。国民医療費は毎年度公表されるが，

県民医療費は３年毎に厚生労働省が推計し，公表している。直近は平成 23年度。

なお，国民医療費の直近は平成 24年度国民医療費で 39兆 2,117億円。対前年度 1.6％

増。（平成 26年 10月公表）

Ｐ３ 「国民医療保険事業年報」の医療費

療養の給付等に要する費用の額。医療費には患者負担等を含む。診療種類別では，診

療費（入院＋入院外＋歯科），調剤，食事療養・生活療養，訪問看護，その他の療養の給

付の計である。

Ｐ３ 「全国健康保険協会統計情報」の医療費

社会保険診療報酬支払基金審査分（入院，入院外，歯科，薬剤支給），入院時食事療養

費・生活療養費，訪問看護療養費），療養費，移送費の計である。

なお，都道府県別の医療費は，加入者の事業所所在地の都道府県毎に集計したもの。

Ｐ４ 「後期高齢者医療事業年報」の医療費

療養の給付等に要する費用の額。医療費には患者負担等を含む。診療種類別では，診

療費（入院＋入院外＋歯科），調剤，食事療養・生活療養，訪問看護，その他の療養の給

付の計である。

Ｐ５ 地域差指数

地域の一人当たり医療費について，人口の年齢構成の相違による分を補正し，指数化

（全国を１）したもの。

Ｐ１０ 「医療給付実態調査」の医療費

入院，入院外，歯科，調剤，食事療養・生活療養の計である。

Ｐ１６ 後発医薬品使用割合

使用割合＝〔後発医薬品の数量〕／（〔後発医薬品のある先発医薬品の数量〕＋〔後発

医薬品の数量〕）（平成 25年 4月より新指標）

「数量」とは，薬価基準告示上の規格単位ごとに数えた数量をいう。

都道府県別の数量は，保険薬局の所在する都道府県ごとに集計したものである。

－１７－