1
デンマーク出身、伝統的メタルにロカビリーを取り入れた音楽性で 世界を席巻するバンド“VOLBEAT”ユニバーサルよりついに日本デビュー!! -またあなたがたの出身であるデンマークとアメリカの南部生まれのロカビリーでは、あまり私の 頭の中では結び付かないのですが、あなたがたにとってロカビリーを取り入れようと思ったきっか けを教えてください。 ロカビリーはアメリカだね。アメリカの音楽には影響されたよ。デンマークの音楽は好きじゃない。 いいのはMERCYFUL FATEとKING DIAMONDぐらいだよ。 -デンマークというとROYAL HUNTやPRETTY MAIDSなどのオーセンティック・メタル・バン ドから、MNEMICなどのエクストリーム・メタル・バンドまでと、数こそ多くはないにしても個性的 なバンドが揃っているイメージが強いのですが実際にはデンマークのシーンはいかがですか? 今デンマークではメタルはかなり死んでるよ。メタルのライヴをやるライヴハウスは減っていく一 方だし、メタルはどんどんアンダーグラウンド扱いになっている。でもいつもそうなんだ、メタル には波があるからしばらくしたらまた流行り出すだろう。でも今は流行ってないね。PRETTY MAIDSは最近アルバムを出したしまだ活動してる、KING DIAMONDもやってる、でもそれぐら いかなぁとか思っちゃうよね。 -オンリー・ワンの音楽性は他のバンドと差別化できるという利点もありますが、似たようなバ ンドやシーンとファンを共有できないというマイナス面もあると思いますが、実際のところいかが でしょうか? 俺たちのショーを見にくるファンはメタル・ヘッドもいれば、ブルース好きもいる。カントリー好き もいるしパンクスもいる。昼間は銀行で働いてて仕事が終わったその足でライヴに来たみたいな 人もいるだろうし。でもそれって素晴らしいことだと思うよ!!いろんな音楽のファンが楽しんでく れる、それをとても誇りに思っているんだ! -METALLICAのメンバーやMEGADETHのDave Mustaineなどメタルの第1人者がこぞって あなたがたを称賛していますね。あなた方自身、何が彼らを惹きつけるのだと思いますか? METALLICAとMEGADETHは言えば俺が音楽をはじめた理由みたいなもんだ!だからとても 嬉しい!理由はわからないけど、多分何か共感できるものがあったんだと思う。VOLBEATの中 にある古い音楽(オールドスクールな)インスピレーションに気づいてくれたんじゃないかな? とても感謝しているよ。 -本国だけでなく、ヨーロッパやUSツアーを行っているそうですが、どういったバンドと一緒に 回っているのでしょうか?またキャパシティーはどれくらいのライヴハウスで演っているのですか? MOTORHEADやMETALLICA、MEGADETH、AC/DC、からENTOMBEDまでまだまだあ るけど、そういったグレイトなバンドとツアーできたことを本当に嬉しく思っているよ! -デンマークでバンド活動のみで生活しているものは少ないと想像しますが、実際いかがですか? あなた方は長いツアーを行っていますし、素晴らしい成績を残していますのでバンドのみで生活 できているのではないでしょうか? バンドで暮らすのはきっととても難しいね。デンマークは税金が高くてほぼ50%をとられるからね。 中には口座を国外のスペインに持ったりしてなんとかしようとしてる人たちもいるし、苦しんでいる バンドも多いよ。その中で俺たちは音楽だけで生活できていることをとても感謝しなくちゃいけ ないと思っているよ。 Michael Poulsen (Vo/Gt) インタビュアー:ムラオカ Interpreter:Rei Shishido -5枚目のフル・アルバム『Outlaw Gentleman & Shady Ladies』リリースおめでとうござい ます。本国のみならず、オーストラリア、カナダなどの英語圏でも1位、そしてUSビルボード・チャー トでもトップ10入りを果たすなど、まさに大躍進の作品となりましたね。この結果には大満足では ないですか? とても満足しているよ!そうだね。デンマークをはじめ、ドイツ、スウェーデン、オランダとかヨー ロッパで気に入られて、それから今ではアメリカでも良い成果を出せている。ビルボード・チャー トでは8位になったんだ。信じられないよね!まさかと思ったよ! -この結果は予想していましたか?また今作がここまでブレイクしたのはなぜか自己分析しても らえますか? 全く予想していなかったね!アルバムはなんと9カ国で1位をとったんだ。いいアルバムができた から数カ国で1位はとれるかもしれないと思っていたけど、まさかリリースから数週間という短期 間でこんなに多い国で1位になったなんてね。とても驚いているし感謝しているよ!! -また5枚目にして日本デビューも決定しましたね。日本デビューが決まった今の気持ちを教えて ください。 非常に楽しみにしているよ!!誰も日本に行ったことがないからね!日本ではじめてリリースできる ことも6月あたりに来日できることも、とても楽しみだ!メンバー全員待ちきれないといっているよ! 日本のみんなに気に入られるといいなぁ、VOLBEATは日本をロックする準備は万端だから! -Jacob Hansenと元ANTHRAXのRob Caggianoによる共同プロデュースとのことですが、 今までJacob、1人でずっとプロデュースしてきたものに対して、今作では新しい風を入れたくなった のでしょうか? Jacobとは長い間一緒に仕事をしていて、彼はとてもいいプロデューサーだ。だから今回ももちろ ん彼と一緒なんだが、Robに関しては新しい意見やインスピレーションが欲しかったんだ。それで プロデューサーを2人起用することになったんだ。Robの話は前から聞いていて、彼のプロデュー スしたANTHRAXのアルバムは俺のお気に入りの1つだ。本当にいいプロデューサーだと思った。 彼と話すようになって、彼もVOLBEATのファンになってくれた。彼が言ったんだ。“VOLBEAT の曲をプロデュースしてみたいなぁ”って。俺はそこですぐにこう答えた。“今すぐスタジオに入ら ないか?”って。第2プロデューサーとしてね。この一連の動きはバンドにとって本当に良いもの になった。アルバムはさらにダイナミックなものになったし、1つ高みに登った気がするよ。とても 誇りに思っている。 -さらにはRob Caggianoがメンバーとしても加入しましたね。驚きを隠せないでいますが、彼 が加入した経緯を教えてください。 彼はプロデュースに対してとても真面目に取り組んでいたんだ。ANTHRAXも抜けた時で、プロ デュース業に専念したいと言っていた。彼はVOLBEATに対して良いインスピレーションを沢山 与えてくれた。アルバムではソロを披露することも快諾してくれたんだ。ある日電話で彼に聞いて みた“VOLBEATのメンバーにならないか?”ってね。最初彼はそれが冗談だと思ったみたいで 翌日までなんて言っていいかわからなかったみたいだ。翌日“昨日のあれは本気か?”って聞かれ たよ。“もちろんさ、バンドにとって役に立ってくれているし君さえよければメンバーになるべき だ!”って俺が言って、彼はYESと答えたのさ。 -VOLBEATというバンド名はどういう経緯で付けられたのでしょうか? VOLはvolume、BEATはビート、リズムだ。 -あなたがたを語る際にまず“ロカビリーとメタル”の融合という点に触れられることが多いと思 います。ロカビリーとメタルを融合させたバンドは珍しいですよね。なぜこのような融合を試みた のでしょうか? いい質問だね。俺はそれがなんであれ心に浮かぶものをつなぎ合わせて音楽を作っている。小さ い頃俺は、両親がいつも聴いていた音楽と共に育ったんだ。Elvis PresleyやJohnny Cash さ。だから俺は今でも50年代の音楽の大ファンなんだ。それから10代になってヘヴィ・メタルに 出会った。姉貴のボーイフレンドがメタル・ヘッドだったんだ。彼のレコード・コレクションをよく 拝借したよ。DIO、BLACK SABBATH、METALLICA、RAINBOWなんかだ。50年代のロカ ビリーも好きだし、メタルも好きだ、それにカントリーやブルース、ゴスペルも聴いた。だから、 VOLBEATを聴くといろんな音楽の影響を受けているのが聴き取れると思うよ。 インタビューの続きは 激ロックウェブサイトをチェック!!>> GEKIROCK.COM 元ANTHRAXのRob Caggiano (Gt)が新たにラインナップに加わった デンマークの4人組、VOLBEAT。今年のSUMMER SONICで、ぜひライヴ を見てみたい!と思わせるバンドの1組である彼らがついに日本デビュー。 全米9位に食い込んだ本作は、彼らの5作目となるアルバム。90年代以降 のメタル・サウンドを踏襲しながら、ロカビリーや、そのルーツとも言える カントリーやブルースの影響も取り入れ、曲ごとに異なるその匙加減の妙 が彼らのレパートリーにMETALLICAからBON JOVIまでのファンにア ピールできるくらいの幅広さを与えている。伸びやかなヴォーカルでエネル ギッシュに歌い上げる明快な曲が多いので、生粋のメタル・ファンはもちろん、 メタル以外のロック・ファンでも十二分に楽しめるはず。 山口 智男 VOLBEAT Outlaw Gentleman & Shady Ladies NOW ON SALE!! LABEL : UNIVERSAL MUSIC JAPAN GENRE : METAL, ROCKABILLY FOR FANS OF : METALLICA, NICKELBACK, Elvis Presley

デンマーク出身、伝統的メタルにロカビリーを取り入れた音 …-METALLICAのメンバーやMEGADETHのDave Mustaineなどメタルの第1人者がこぞって

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

  • デンマーク出身、伝統的メタルにロカビリーを取り入れた音楽性で世界を席巻するバンド“VOLBEAT”ユニバーサルよりついに日本デビュー!!

    -またあなたがたの出身であるデンマークとアメリカの南部生まれのロカビリーでは、あまり私の頭の中では結び付かないのですが、あなたがたにとってロカビリーを取り入れようと思ったきっかけを教えてください。

    ロカビリーはアメリカだね。アメリカの音楽には影響されたよ。デンマークの音楽は好きじゃない。いいのはMERCYFUL FATEとKING DIAMONDぐらいだよ。 -デンマークというとROYAL HUNTやPRETTY MAIDSなどのオーセンティック・メタル・バンドから、MNEMICなどのエクストリーム・メタル・バンドまでと、数こそ多くはないにしても個性的なバンドが揃っているイメージが強いのですが実際にはデンマークのシーンはいかがですか? 今デンマークではメタルはかなり死んでるよ。メタルのライヴをやるライヴハウスは減っていく一方だし、メタルはどんどんアンダーグラウンド扱いになっている。でもいつもそうなんだ、メタルには波があるからしばらくしたらまた流行り出すだろう。でも今は流行ってないね。PRETTY MAIDSは最近アルバムを出したしまだ活動してる、KING DIAMONDもやってる、でもそれぐらいかなぁとか思っちゃうよね。

    -オンリー・ワンの音楽性は他のバンドと差別化できるという利点もありますが、似たようなバンドやシーンとファンを共有できないというマイナス面もあると思いますが、実際のところいかがでしょうか? 俺たちのショーを見にくるファンはメタル・ヘッドもいれば、ブルース好きもいる。カントリー好きもいるしパンクスもいる。昼間は銀行で働いてて仕事が終わったその足でライヴに来たみたいな人もいるだろうし。でもそれって素晴らしいことだと思うよ!!いろんな音楽のファンが楽しんでくれる、それをとても誇りに思っているんだ!

    -METALLICAのメンバーやMEGADETHのDave Mustaineなどメタルの第1人者がこぞってあなたがたを称賛していますね。あなた方自身、何が彼らを惹きつけるのだと思いますか?

    METALLICAとMEGADETHは言えば俺が音楽をはじめた理由みたいなもんだ!だからとても嬉しい!理由はわからないけど、多分何か共感できるものがあったんだと思う。VOLBEATの中にある古い音楽(オールドスクールな)インスピレーションに気づいてくれたんじゃないかな?とても感謝しているよ。 -本国だけでなく、ヨーロッパやUSツアーを行っているそうですが、どういったバンドと一緒に回っているのでしょうか?またキャパシティーはどれくらいのライヴハウスで演っているのですか? MOTORHEADやMETALLICA、MEGADETH、AC/DC、からENTOMBEDまでまだまだあるけど、そういったグレイトなバンドとツアーできたことを本当に嬉しく思っているよ!

    -デンマークでバンド活動のみで生活しているものは少ないと想像しますが、実際いかがですか?あなた方は長いツアーを行っていますし、素晴らしい成績を残していますのでバンドのみで生活できているのではないでしょうか?

    バンドで暮らすのはきっととても難しいね。デンマークは税金が高くてほぼ50%をとられるからね。中には口座を国外のスペインに持ったりしてなんとかしようとしてる人たちもいるし、苦しんでいるバンドも多いよ。その中で俺たちは音楽だけで生活できていることをとても感謝しなくちゃいけないと思っているよ。

    Michael Poulsen (Vo/Gt) インタビュアー:ムラオカ Interpreter:Rei Shishido

    -5枚目のフル・アルバム『Outlaw Gentleman & Shady Ladies』リリースおめでとうございます。本国のみならず、オーストラリア、カナダなどの英語圏でも1位、そしてUSビルボード・チャートでもトップ10入りを果たすなど、まさに大躍進の作品となりましたね。この結果には大満足ではないですか?

    とても満足しているよ!そうだね。デンマークをはじめ、ドイツ、スウェーデン、オランダとかヨーロッパで気に入られて、それから今ではアメリカでも良い成果を出せている。ビルボード・チャートでは8位になったんだ。信じられないよね!まさかと思ったよ! -この結果は予想していましたか?また今作がここまでブレイクしたのはなぜか自己分析してもらえますか? 全く予想していなかったね!アルバムはなんと9カ国で1位をとったんだ。いいアルバムができたから数カ国で1位はとれるかもしれないと思っていたけど、まさかリリースから数週間という短期間でこんなに多い国で1位になったなんてね。とても驚いているし感謝しているよ!!

    -また5枚目にして日本デビューも決定しましたね。日本デビューが決まった今の気持ちを教えてください。

    非常に楽しみにしているよ!!誰も日本に行ったことがないからね!日本ではじめてリリースできることも6月あたりに来日できることも、とても楽しみだ!メンバー全員待ちきれないといっているよ!日本のみんなに気に入られるといいなぁ、VOLBEATは日本をロックする準備は万端だから!

    -Jacob Hansenと元ANTHRAXのRob Caggianoによる共同プロデュースとのことですが、今までJacob、1人でずっとプロデュースしてきたものに対して、今作では新しい風を入れたくなったのでしょうか?

    Jacobとは長い間一緒に仕事をしていて、彼はとてもいいプロデューサーだ。だから今回ももちろん彼と一緒なんだが、Robに関しては新しい意見やインスピレーションが欲しかったんだ。それでプロデューサーを2人起用することになったんだ。Robの話は前から聞いていて、彼のプロデュースしたANTHRAXのアルバムは俺のお気に入りの1つだ。本当にいいプロデューサーだと思った。彼と話すようになって、彼もVOLBEATのファンになってくれた。彼が言ったんだ。“VOLBEATの曲をプロデュースしてみたいなぁ”って。俺はそこですぐにこう答えた。“今すぐスタジオに入らないか?”って。第2プロデューサーとしてね。この一連の動きはバンドにとって本当に良いものになった。アルバムはさらにダイナミックなものになったし、1つ高みに登った気がするよ。とても誇りに思っている。

    -さらにはRob Caggianoがメンバーとしても加入しましたね。驚きを隠せないでいますが、彼が加入した経緯を教えてください。

    彼はプロデュースに対してとても真面目に取り組んでいたんだ。ANTHRAXも抜けた時で、プロデュース業に専念したいと言っていた。彼はVOLBEATに対して良いインスピレーションを沢山与えてくれた。アルバムではソロを披露することも快諾してくれたんだ。ある日電話で彼に聞いてみた“VOLBEATのメンバーにならないか?”ってね。最初彼はそれが冗談だと思ったみたいで翌日までなんて言っていいかわからなかったみたいだ。翌日“昨日のあれは本気か?”って聞かれたよ。“もちろんさ、バンドにとって役に立ってくれているし君さえよければメンバーになるべきだ!”って俺が言って、彼はYESと答えたのさ。

    -VOLBEATというバンド名はどういう経緯で付けられたのでしょうか?

    VOLはvolume、BEATはビート、リズムだ。

    -あなたがたを語る際にまず“ロカビリーとメタル”の融合という点に触れられることが多いと思います。ロカビリーとメタルを融合させたバンドは珍しいですよね。なぜこのような融合を試みたのでしょうか?

    いい質問だね。俺はそれがなんであれ心に浮かぶものをつなぎ合わせて音楽を作っている。小さい頃俺は、両親がいつも聴いていた音楽と共に育ったんだ。Elvis PresleyやJohnny Cashさ。だから俺は今でも50年代の音楽の大ファンなんだ。それから10代になってヘヴィ・メタルに出会った。姉貴のボーイフレンドがメタル・ヘッドだったんだ。彼のレコード・コレクションをよく拝借したよ。DIO、BLACK SABBATH、METALLICA、RAINBOWなんかだ。50年代のロカビリーも好きだし、メタルも好きだ、それにカントリーやブルース、ゴスペルも聴いた。だから、VOLBEATを聴くといろんな音楽の影響を受けているのが聴き取れると思うよ。

    インタビューの続きは激ロックウェブサイトをチェック!!>>GEKIROCK.COM

    元ANTHRAXのRob Caggiano (Gt)が新たにラインナップに加わった

    デンマークの4人組、VOLBEAT。今年のSUMMER SONICで、ぜひライヴ

    を見てみたい!と思わせるバンドの1組である彼らがついに日本デビュー。

    全米9位に食い込んだ本作は、彼らの5作目となるアルバム。90年代以降

    のメタル・サウンドを踏襲しながら、ロカビリーや、そのルーツとも言える

    カントリーやブルースの影響も取り入れ、曲ごとに異なるその匙加減の妙

    が彼らのレパートリーにMETALLICAからBON JOVIまでのファンにア

    ピールできるくらいの幅広さを与えている。伸びやかなヴォーカルでエネル

    ギッシュに歌い上げる明快な曲が多いので、生粋のメタル・ファンはもちろん、

    メタル以外のロック・ファンでも十二分に楽しめるはず。 山口 智男

    VOLBEAT Outlaw Gentleman & Shady LadiesNOW ON SALE!!

    LABEL : UNIVERSAL MUSIC JAPANGENRE : METAL, ROCKABILLYFOR FANS OF : METALLICA, NICKELBACK, Elvis Presley