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このコンテンツは、頸動脈エコーを実施する際に描出される甲状腺エコー像について、甲状腺の疾患を見逃さないためのコツと観察ポイントを解説しています。
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甲状腺エコー検査の進め方の目次です。
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超音波画像の表示方法は、日本超音波学会によって決められたルールがあります。縦断像では画面の左側が被検者の頭側に、右が尾側になるように表示します。横断像は、被検者の尾側から見上げた形で、画面の左側が被検者の右側になるように表示します。
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患者の体位は仰臥位とし、頸部周辺を開きます。枕はせずに、頸部をやや伸展させます。あらかじめ、喉頭周辺にエコーゼリーを多めに出しておきます。
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甲状腺エコーで使用するプローブは、体表臓器用の中心周波数12MHz程度のものがお薦めですが、血管エコー用のプローブでも検査は十分可能です。
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甲状腺を、1.甲状腺右葉上部2.甲状腺右葉中部3.甲状腺右葉下部4.甲状腺左葉上部5.甲状腺左葉中部6.甲状腺左葉下部7.甲状腺峡部の7つのエリアに分割し、詳しく観察することが必要です。また、8.左右の頚動脈の外側領域9.オトガイ下、左右顎下腺領域も併せて観察します。
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甲状腺超音波検査で最も重要なことは、甲状腺悪性腫瘍を見逃さないことです。
病変を見落としやすい部位としては、①甲状腺の上極②甲状腺の下極③錘体葉と峡部④甲状腺背面⑤気管の近傍⑥腫瘤の近傍が挙げられます。
この部位は見落としの無いよう、十分に観察することが必要です。
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ルーチン甲状腺エコー検査では、まず、「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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ルーチン甲状腺エコー検査では、まず、「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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ルーチン甲状腺エコー検査では、まず、「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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ルーチン甲状腺エコー検査では、まず、「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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ルーチン甲状腺エコー検査では、まず、「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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ルーチン甲状腺エコー検査では、まず、「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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ルーチン甲状腺エコー検査では、まず、「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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ルーチン甲状腺エコー検査では、まず、「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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ルーチン甲状腺エコー検査では、まず、「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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ルーチン甲状腺エコー検査では、まず、「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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ルーチン甲状腺エコー検査では、まず、「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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ルーチン甲状腺エコー検査では、まず、「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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ルーチン甲状腺エコー検査のまとめです。
「右葉の上極、中央部、下極の順」に縦走査で甲状腺全体を観察します。左葉も同じように全体をくまなく走査します。
次に短軸断面で、「右葉、峡部、左葉に分けて観察」し、最後にリンパ節を観察します。
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甲状腺専門病院で、実際に行われているルーチン甲状腺エコー検査法です。
実際の動画が「学習の島」にupされていますので、ぜひ視聴ください。
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このように、腺腫様甲状腺腫の中に甲状腺がんが合併していることがあり、注意深く観察する必要があります。
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静止画オープニング頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画①頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画②頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画③頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画④頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑤頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑥頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑦頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑧頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑨頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑩頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑪頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑫頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑬頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑭頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑮頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑯頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑰頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑱頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画⑲頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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静止画エンディング頸動脈エコー検査時に、甲状腺がどのように見えるか、頸動脈エコー検査のすすめ方に沿って見てみます。
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ここでは、頸動脈エコー検査時に、甲状腺に異常を発見した際の、対応の仕方とチェックポイントについてご紹介します。
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頸動脈と甲状腺の位置関係についてです。頸動脈と甲状腺は近接していて、総頸動脈観察時には,必ず甲状腺が描出されています。峡部の病変は見えない場合もありますが,両葉に存在する病変は発見できるはずです.頸動脈エコー時に描出される甲状腺の大きさや腫瘤にも注意をして検査を行ってください。
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甲状腺の検査を施行したことがなくても、頸動脈エコー検査施行時に、気付くべき甲状腺の異常所見は、びまん性の変化です。腫大や萎縮に注意してください。また、腫瘤像がある場合には、嚢胞性なのか充実性なのか、内部エコーや境界の明瞭性などにより良悪性診断は可能ですが、これらの異常所見を見つけたら、専門医に紹介する必要があります。
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頸動脈エコー検査時に甲状腺の異常を発見した際には、甲状腺の異常を判断できない場合でも、1、まず、頸動脈エコー検査を先に終わらせます。2、甲状腺の異常を指摘されたことがあるかを確認します。3、乳腺・甲状腺用の高周波リニアプローブがある場合は持ち替え、甲状腺エコー検査を行ってください。4、甲状腺全体を観察し、異常所見の画像を記録します。5、びまん性の異常の場合は,甲状腺の大きさを計測し、記載します。6、腫瘤性病変の場合は,腫瘤の種類を判断し,数を把握し大きさを計測します。可能であれば質的評価も行ってください。
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超音波検査で判断できる甲状腺疾患ですが、
びまん性の甲状腺疾患では、1)自己免疫性疾患 バセドウ病,慢性甲状腺炎(橋本病)2)炎症性疾患 亜急性甲状腺炎,無痛性甲状腺炎,急性化膿性甲状腺炎などがあります。
結節性の甲状腺疾患1)良性疾患 濾胞腺腫,腺腫様甲状腺腫など2)悪性疾患 乳頭癌,濾胞癌,未分化癌,髄様癌,悪性リンパ腫などがあります。
日本超音波医学会が公示している、甲状腺結節(腫瘤)における超音波診断基準です。結節腺疾患のチェックポイントとして活用してください。
掲載のサイトからPDFファイルがダウンロード可能です。
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このコンテンツは、伊藤病院 診療技術部部長の北川 亘 先生の監修の元に作成しております。
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