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GUOCB13PV01 2019年4月 15
カペシタビンとシスプラチンの併用療法を受ける患者さんへ
〔監修〕九州大学大学院医学研究院 消化器・総合外科(第二外科)診療准教授 沖 英次 先生
カペシタビン+シスプラチンカペシタビン+シスプラチン+トラスツズマブ
はじめに目 次がんに対しては様々な抗がん剤を使った治療が行われ
ますが、いくつかの抗がん剤を組み合わせる治療法を抗がん剤の併用療法といいます。この冊子は、カペシタビンとシスプラチンの併用療法について解説しています。
抗がん剤治療では、起こりうる副作用やその対処法について理解し、副作用と上手に付き合いながら治療を続けていくことがとても大切です。この冊子を読んでいただき、わからないことや疑問に思うことがあれば、担当の医師や看護師、薬剤師にいつでもお尋ねください。
安心して治療に取り組んでいただくために、この冊子をお役立ていただければ幸いです。
カペシタビンとシスプラチンの併用療法とは
治療を始める前に
投与スケジュール
点滴中の注意点
カペシタビンの服用方法
治療中に気をつけたいこと
副作用について
主な副作用と対処法
治療日誌をつけましょう
手足症候群
骨髄抑制(感染症、貧血、出血)
吐き気・嘔吐・食欲不振
下 痢
腎障害/口内炎
倦怠感・疲労感/しゃっくり
脱 毛
神経毒性(難聴、耳鳴り など)/間質性肺炎
トラスツズマブを併用する場合にみられる副作用
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かんしつせいはいえん
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カペシタビンとシスプラチンの併用療法とは 治療を始める前に
がんの主な治療法には、手術療法、放射線療法、薬物療法があります。薬物療法では様々な抗がん剤が使われますが、治療の効果を高め、副作用をできる限り少なくする目的で、いくつかの抗がん剤を組み合わせて使用する併用療法が行われることがあります。
この冊子で紹介するカペシタビンとシスプラチンの併用療法は、胃がんの患者さんを対象としています。
カペシタビンとシスプラチンに、トラスツズマブという分子標的治療薬を組み合わせて使用することもあります。
白 金(プラチナ)製 剤に属 する抗 が ん 剤です。が ん 細 胞 のDNAと結合し、その合成を妨げることで、がん細胞の増殖をおさえます。
シスプラチン
カペシタビンは、体の中で数回の代謝を受けて、フルオロウラシルという抗がん剤に変化します。フルオロウラシルはがん細胞の DNAに作用してその合成を妨げ、がん細胞が増殖するのをおさえます。
カペシタビン 商品名:カペシタビン錠 300mg「サワイ」 など
次のような点に心当たりがある場合は、あらかじめ担当医師や看護師、薬剤師に伝えてください。
これまでに、お薬でアレルギー症状があらわれたことがある。
カペシタビンあるいはカペシタビンと同じ種類(フッ化ピリミジン系)のお薬でアレルギー症状があらわれたことがある。
シスプラチンあるいは白金製剤でアレルギー症状があらわれたことがある。
現在、他の診療科や、他の医療機関で処方されているお薬がある。
カペシタビンと同じ種類(フッ化ピリミジン系)のお薬を飲んでいる。
薬局で買ったお薬、サプリメント、健康食品を使用している。
腎臓や肝臓、心臓の病気をもっている、あるいはもっていた。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍などにかかっている。
医師から骨髄機能が低下していると言われている。
現在、感染症にかかっている(みずぼうそうなど)。
現在、しびれや耳が聞こえにくい、耳鳴りなどの症状がある。
妊娠中または妊娠の可能性がある、授乳中である。がん細胞の増殖に関わる特定の分子に作用する抗がん剤
です。カペシタビンとシスプラチンの併用療法に組み合わせることで、治療の効果が高まることが期待できます。
分子標的治療薬とは
2 3
カペシタビン+シスプラチン+トラスツズマブ
トラスツズマブは、がん細胞の表面にあるHER2というタンパク質の働きを妨げ、がん細胞が増殖するのをおさえます。トラスツズマブがHER2タンパクに結合することで目印となり、体の中の異物を排除する役割を持つ免疫細胞ががん細胞を攻撃し、破壊するとも考えられています。HER2タンパクの量には個人差があるため、検査でHER2タンパクの量が多いとわかった人が、トラスツズマブ投与の対象となります。
次の点に当てはまる場合は、トラスツズマブを併用することができません。
トラスツズマブに対してアレルギー症状があらわれたことがある。
重い心臓の病気をもっている。
また、次の点に当てはまる場合には十分な注意が必要となりますので、担当医師や看護師、薬剤師に伝えてください。
胸部への放射線治療を行っている。
むくみ、疲れやすい、呼吸困難、咳が出やすいなどの心不全の症状がある。
心筋梗塞や狭心症などを起こしたことがある。
高血圧症と言われたことがある。
HER2タンパクの働き
HER2タンパクは、細胞に対して「増殖せよ」という信号を送っています。そのため、表面にHER2タン
パクをたくさん持つがん細胞は、HER2タンパクを介して増殖信号が多く発信され、増殖し続けてしまいます。
トラスツズマブを併用する場合ハーツー
がん細胞にHER2タンパクが多い場合
がん細胞HER2タンパク
カペシタビン
シスプラチン
トラスツズマブ
がん細胞にHER2タンパクが少ない場合
カペシタビン
シスプラチン
増殖せよ!
増殖せよ!
増殖せよ!
HER2タンパク
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3 週間(21 日間)ごとに繰り返します。 3 週間(21 日間)ごとに繰り返します。
カペシタビン+シスプラチン + トラスツズマブ投与スケジュール
120分
カペシタビンとシスプラチンの併用療法は、通常、3 週間(21日間)をひと区切り(1コース)として行います。
投与スケジュール例カペシタビン+シスプラチン・シスプラチンを 1 日目に病院で点滴投与します。・カペシタビンを 1 日目の夕食後から 15 日目の朝食後までの毎日、
朝夕 2 回服用します。・15 日目の服用後から 21 日目まで体を休める休薬期間(抗がん剤を
使わない期間)を設けます。・何コースか繰り返します。
カペシタビン+シスプラチン+トラスツズマブ・1 日目に病院でシスプラチンを点滴投与した後に、トラスツズマブ
を点滴投与します。・カペシタビンを 1 日目の夕食後から 15 日目の朝食後までの毎日、
朝夕 2 回服用します。・15 日目の服用後から 21 日目まで体を休める休薬期間(抗がん剤を
使わない期間)を設けます。・何コースか繰り返します。
腎臓へのシスプラチンの影響を軽くするため、次のような対策がとら れます。
投与スケジュールに関して▶投与スケジュールは、がんの種類や患者さんの状態に応じて決められます。 ▶治療がスタートした後も、個々の患者さんに合わせて投与スケジュールが調整されま す。患者さんの状態や副作用の程度などにより、休薬期間が延長されることがあります。 再開の時期については、担当医師と相談しながら決めていきます。残ったカペシタビ ンを休薬期間中に飲まないようにしてください。
シスプラチンの投与前後に、時間をかけて大量の輸液(点滴)を行います。シスプラチンの排泄を促すために、シスプラチンの投与後に利尿剤を点滴投与し ます。
朝食後(30分以内)
夕食後(30分以内)
スタート
カペシタビン
シスプラチン
終了
休 薬
1日目
1日目夕食後から15日目朝食後までの
毎日、朝夕服用
14日目 15日目 21日目…… …
120分15分
吐き気止め
朝食後(30分以内)
夕食後(30分以内)
スタート
カペシタビン
シスプラチン トラスツズマブ 終了
休 薬
1日目
1日目夕食後から15日目朝食後までの
毎日、朝夕服用
14日目 15日目 21日目…… …
90分※15分
吐き気止め
※トラスツズマブは初回は90分、2 コース目以降は 30~60 分かけて投与されます。
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点滴中の注意点 カペシタビンの服用方法
点滴当日は、体をしめつけない、ゆったりとした衣服を着用するようにしましょう。
点滴中は安静にしてください。
点滴部位に痛み、腫れ、かゆみ、不快感があらわれたら、すぐに担当医師や看護師、薬剤師に伝えてください。
全身のかゆみ、息苦しさ、頭痛、唇の腫れ、悪寒、のどが腫れたような感じがあらわれた場合にも、すぐに担当医師や看護師、薬剤師に伝えてください。
上記に加えて、発熱、寒け、発疹、息苦しさなどの症状があらわれたら、すぐに担当医師や看護師、薬剤師に伝えてください。
▶24ページ参照
トラスツズマブを併用する場合
担当医師の指示に従って、決められた量を1日2回、朝夕の食後30分以内を目安に
水またはぬるま湯で飲んでください。
1日に飲む量は身長と体重、体の状態を考えて決められています。自分の判断で服用する量や服用期間を変えないようにしてください。
服用したら治療日誌(26ページ~)にすぐに記録するなどして、飲み忘れに気をつけるようにしましょう。
服用方法
飲み忘れた場合、多く飲んでしまった場合飲み忘れた場合は、次の回から決められたとおりの服用を始めてください。
飲んだか飲んでいないかわからない場合は、その回の服用はやめて、次の回から決められたとおりの服用を始めてください。
間違えて多く飲んでしまった場合は、すぐに担当医師か薬剤師に連絡してください。
飲み忘れたお薬を絶対に次の分と一緒に飲まないようにしてください。2回分を一度に飲むと副作用が強くあらわれるおそれがあります。
▶余ったお薬はそのまま残して、次回の診察日に担当医師に伝えてください。
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治療中に気をつけたいこと
日常生活での注意点できるだけ規則正しい生活を送るようにしましょう。規則正しい生活は、疲労からの回復や規則的な排泄、胃腸の調子を整えることによる食欲の増進などにつながるため、体力が回復しやすくなります。
バランスのよい食事をとるようにしましょう。
休息と睡眠をしっかりとって、体調を整えることが大切です。十分な睡眠を心がけるようにしましょう。眠れないときは担当医師に相談しましょう。
適度な運動を心がけましょう。散歩やストレッチなどは気分転換にもなります。
仕事やスポーツ、旅行は体調を考慮して、無理のない範囲で行うようにしましょう。
サプリメントや健康食品、民間療法を利用する場合は、必ず事前に担当医師に相談しましょう。
カペシタビンの保管方法
子供が欲しい方・授乳中の方妊娠中に服用すると胎児に影響が出るおそれがあるため、服用中は妊娠しないよう気をつけてください。男性の場合も、避妊するようにしましょう。また、母乳を介して赤ちゃんの体内にお薬の成分が入るおそれがあります。授乳は避けてください。
湿気を避けて、室温で保管してください。
他の人が間違えて飲むことのないよう、特に小さいお子さんの手の届かないところに保管してください。
他の人に絶対に譲らないでください。このお薬は、ご自身の病気と体の状態に合わせて処方されたものです。他の人が服用した場合には、重大な副作用があらわれることがあります。ご自身と同じ病気や症状の人がいても、絶対に譲らないようにしてください。
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副作用について
副作用は、正常な細胞が抗がん剤の作用を受けることで起こります。例えば、骨髄(血液を作る組織)や消化管の粘膜などは抗がん剤の作用を受けやすいため、副作用があらわれやすくなります。
副作用があらわれたときには、我慢せずに担当医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。必要に応じて副作用を軽減する対策がとられるほか、お薬を減量したり、いったん治療を中断したりして様子をみることもあります。
副作用のあらわれる時期や症状の程度には個人差があります。また、副作用はすべての人にあらわれるというわけではありません。
手足症候群腎障害神経毒性
(難聴、耳鳴り など)
吐き気・嘔吐・食欲不振倦怠感・疲労感しゃっくり
カペシタビン+シスプラチン併用療法による主な副作用とあらわれやすい時期
口内炎下 痢倦怠感・疲労感骨髄抑制
(感染症、貧血、出血)腎障害脱 毛
服用開始~数日 数日~1, 2週間 数週間~数ヵ月
医療機関や薬局の窓口で支払った医療費が、同一月(月の初めから終わりまで)の中で決められた上限を超えた場合、「高額療養費制度」による医療費助成が受けられます。この制度では、支払う医療費の上限が年齢や所得に応じて決められており、上限を超えた分の医療費が支給されます。
所定の手続きが必要になりますので、病院の相談窓口もしくは健康保険証に記載されている保険者にお問い合わせください。
医療費が高額になったとき
「高額療養費制度を利用される皆さまへ」参考 厚生労働省ホームページ
コラム
12 13
主な副作用と対処法
手のひらや足の裏に、しびれ、痛み、ヒリヒリ・チクチク感、腫れ、皮膚が赤くなるなどの症状があらわれることがあります。カペシタビンを服用した場合に起こりやすい副作用の一つで、多くの場合、服用から8週目くらいまでにあらわれます。
これらの症状がひどくなると、物がつかめなくなる、歩きにくくなるなど、日常生活に支障をきたすようになります。
症状の程度によっては、カペシタビンの服用を休んだり、服用する量を少なくするといった対策がとられることがあります。
手足症候群
手のひら・足の裏にあらわれる主な症状
しびれ ヒリヒリ・チクチク感 皮膚の知覚過敏腫れ 赤くなる 皮膚がテカテカする痛み(やけどしたときのような痛み) 色素沈着皮膚が硬くなる、ひび割れる 水ぶくれ
このほかにも、爪に色素沈着や変形が起こることがあります。
手足に気になる症状があらわれたら、必ず医師・看護師・薬剤師に相談しましょう。
手足症候群は、症状が軽いうちに対処すれば悪化を防げる場合があります。
治療が始まったらご自身の手や足をよく観察して、早期発見につとめましょう。特に、足の裏の症状には気づきにくいため、注意深く観察するようにしましょう。
日常生活で気をつけたいこと保湿クリームなどを塗って、手足の乾燥を防ぎましょう。熱いお湯につかることや、熱いシャワーを浴びることは避けましょう。足を保護しましょう。
長時間の歩行や立ち続けることを避けて、足に過度に体重がかからないようにしましょう。靴は柔らかい材質のものを選びましょう。靴をはくときは、厚めの靴下やジェル状の靴の中敷きを利用しましょう。きつい靴下をはかないようにしましょう。
強い日差しに当たらないようにしましょう。外出時は日焼け止めクリームを塗ったり、帽子や衣服で直射日光を遮ったりするようにしましょう。腫れがひどい時には、その部分を冷やしてみましょう。
14 15
骨髄が抗がん剤の作用を受けると、白血球や赤血球、血小板などをつくる機能が低下して、血液中のこれらの成分が減少することがあります。
症状を自覚しにくいものもあるため、担当医師の指示に従って定期的に血液検査を受けましょう。
骨髄抑制
日常生活で気をつけたいこと激しい運動は控えて安静を保ち、十分な休養をとるようにしましょう。たんぱく質や鉄分を多く含む食品をとりましょう。
日常生活で気をつけたいこと手洗いやうがいをこまめに行いましょう(食事の前、外出の後など)。体や口の中を清潔に保ちましょう。外出時はなるべく人ごみを避け、マスクを着用しましょう。
細菌などから体を守る働きを持つ白血球の数が減少すると、感染症にかかりやすくなり、感染すると症状が重くなることがあります。
感染症(白血球数の減少)
赤血球は、赤血球の中にあるヘモグロビンに酸素を結合させて、全身に酸素を運んでいます。赤血球の数やヘモグロビンが減少すると貧血が起こり、めまい、立ちくらみ、息切れ、動悸、頭が重いといった症状があらわれることがあります。
貧血(赤血球数、ヘモグロビンの減少)
血小板は血を止める働きを持っています。血小板の数が減少すると、出血しやすくなったり、血が止まりにくくなったりします。
出血(血小板数の減少)
熱がある(37.5℃以上) 寒けがする のどが痛い 咳が出る排尿時に痛みがある、残尿感、血尿、頻尿
こんなときは担当医師・看護師・薬剤師にすぐに連絡を!
鼻血が出る歯みがきで出血する内出血しやすい(あざができる) 血が止まりにくい
こんなときは担当医師・看護師・薬剤師にすぐに連絡を!
〈出血時の対処法〉出血した部分(歯ぐきも含む)を清潔なタオルやガーゼでしっかり押さえましょう。鼻血が出た場合には、上を向かず、小鼻をしっかりと押さえましょう。
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吐き気や嘔吐、食欲不振といった消化器症状は、高い頻度であらわれる副作用です。抗がん剤を投与する際には、吐き気や嘔吐の症状を和らげるために吐き気止めの点滴や飲み薬が投与されます。
吐き気・嘔吐・食欲不振
日常生活で気をつけたいこと体を締め付ける衣服は避けましょう。脱水を起こさないよう水分補給を心がけましょう。においの強い食べ物は避けましょう。食べ物は冷ますとにおいがおさえられます。食べられるものを少しずつでも食べるようにしましょう。
症状が続き、食事や水分がほとんどとれない
こんなときは担当医師・看護師・薬剤師にすぐに連絡を!
下痢の症状があらわれることがあります。症状が続くと脱水症状になることがあるため、担当医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。整腸剤や下痢止めが処方されることもあります。
下 痢
激しい下痢(水のような便)排便が1日4回以上増えた
こんなときは担当医師・看護師・薬剤師にすぐに連絡を!
日常生活で気をつけたいこと軽い下痢(軟便程度)でも、脱水症状を防ぐためにこまめに水分を補給しましょう。食物繊維や脂肪分の多い食べ物、香辛料を多く使った料理をとり過ぎないようにして、できるだけ消化のよいものを食べるようにしましょう。コーヒーなどのカフェインの多い飲み物や、乳製品をとり過ぎないようにしましょう。おなかや下半身の保温を心がけましょう。
気分のよいときを選んで食べるようにしてみましょう。
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口の中の粘膜や歯ぐきなどに口内炎の症状(赤く腫れる、ただれる、潰瘍ができる)があらわれ、痛みや出血が起こることがあります。症状がひどいときは担当医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。
口内炎
治療の後に、だるさや疲れを感じやすくなることがあります。これは、抗がん剤による治療を受けた患者さんの多くが訴える症状です。無理をせず、十分に体を休めましょう。
倦怠感・疲労感
日常生活で気をつけたいことこまめな歯みがきやうがいで、口の中を清潔に保ちましょう。歯ブラシはやわらかいものを使い、やさしく歯をみがきましょう。虫歯はあらかじめ治療しておきましょう。口の中が乾燥しないよう、十分に水分をとるようにしましょう。
腎臓のはたらきが悪くなり、尿の量が減ったり、足や顔がむくんだりすることがあります。このような症状があらわれたら担当医師に伝えましょう。また、腎障害の予防のために、水分補給を心がけましょう。
腎障害
シスプラチンの副作用として、しゃっくりが出ることがあります。しゃっくりが多く出ることで、食事がとりにくい、夜ゆっくり眠れないなど、生活に支障をきたす場合には、担当医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。しゃっくりを止めるのに効果があるといわれるお薬が処方されることもあります。
しゃっくり
シスプラチンは腎障害を起こすことが知られています。腎臓への影響を軽くするため、シスプラチンの投与前後に大量の輸液(点滴)を行います。また、シスプラチンの排泄を促すために、投与後に利尿剤を点滴投与します。
病院での対策
かいよう
20 21
シスプラチンにより、以下のような神経毒性があらわれることがあります。
神経毒性 ( 難聴、耳鳴り など)
まれに、肺の間質という部分に炎症が起こり、肺の機能が低下する間質性肺炎が起こることがあります。重症化すると致命的になることがあるため、以下の症状に注意しましょう。
間質性肺炎か んし つ せ い は い え ん
こんなときは担当医師・看護師・薬剤師にすぐに連絡を!
かぜとよく似た症状のため見過ごしてしまいがちです。自分で判断せず、担当医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。
から咳 発熱 息切れ
毛根の細胞は抗がん剤の影響を受けやすいため、脱毛はよく起こる副作用の一つです。投与 2~3 週間後くらいから抜け始めて、頭髪やまゆ毛など全身の体毛が抜けることがあります。治療が終われば少しずつ回復します。
脱 毛
〈治療を始める前の準備〉自分にあったサイズやスタイルのウイッグを用意しておくと安心です。また、何種類かの帽子やスカーフを用意しておくと、おしゃれとしても楽しめます。頭髪を短くカットしておくのもよいでしょう。
〈治療中のヘア・ケア〉治療中は頭皮がデリケートになっています。毛先の柔らかいブラシを使いましょう。刺激の少ないシャンプーを使ってやさしく洗いましょう。パーマやヘアカラーは控えましょう。ナイトキャップを利用すると寝具に毛髪がつくのを防ぐことができます。
特に、手足のしびれや耳が聞こえにくい症状があらわれた場合は、すぐに担当医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。
こんな症状があらわれたら担当医師に伝えましょう。■ 手足のしびれ ■ 高い音が聞こえにくい ■ 耳鳴りがする■ めまい ■ 味覚の異常 など
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カペシタビン+シスプラチン+トラスツズマブ 「治療日誌」をつけましょう
記入例
服用するカペシタビンの量
コース 週目
月 /日
通院した日カペシタビン
の服用* 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕
体 温(℃) . . . . .
体 重(kg) . . . . .
食事の量0:通常と同じ 1:やや少ない 2:少ない 3:ほとんど食べられない
吐き気・嘔吐0:なし 1:我慢できる程度 2:吐き気止めを飲めば我慢できる 3:吐き気止めを飲
排便の回数(回)
便の状態普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普:普通の便 固:固い便 軟:軟らかい便 水:水のような便
手や足の感覚しびれや痛み 0:なし 1:しびれや痛みが少しあるが、動作に影響はない 2:しびれや痛みのために
手足のむくみ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
口内炎 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
をブマズツスラト
合場るす用併
点滴を受けた日
息切れ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
脈が速い 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
メ モ
気になること・
主治医に伝えたいこと
など
朝 錠 夕
トラスツズマブを併用する場合、以下の副作用があらわれることがあります。
トラスツズマブを併用する場合にみられる副作用
トラスツズマブの投与中または24時間以内に、発熱、寒け、発疹、息苦しさなどの「投与時反応」が起こることがあります。初回の点滴の際にあらわれることが多いといわれています。
投与時反応が現れたら、すぐに担当医師や看護師、薬剤師に伝えてください。
トラスツズマブが心臓の機能を低下させることがあります。以下のような症状があらわれたら、担当医師に相談しましょう。
投与時反応
心臓への影響
息切れしやすくなったあお向けに寝ると呼吸がしづらい咳が出やすい脈が速い手足がむくむ
抗がん剤の投与後、いつ頃、どのような症状があらわれたかを「治療日誌」につけることをおすすめします。「治療日誌」に、体調の変化を記録することで、副作用に早く気づくことができ、担当医師への報告もスムーズに行えます。
24 25
服用するカペシタビンの量
コース 週目 コース 週目 コース 週目
月 /日
通院した日カペシタビン
の服用* 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 休 薬
体 温(℃) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
体 重(kg) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
食事の量0:通常と同じ 1:やや少ない 2:少ない 3:ほとんど食べられない
吐き気・嘔吐0:なし 1:我慢できる程度 2:吐き気止めを飲めば我慢できる 3:吐き気止めを飲 んでも吐いてしまう
排便の回数(回)
便の状態普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普:普通の便 固:固い便 軟:軟らかい便 水:水のような便
手や足の感覚しびれや痛み 0:なし 1:しびれや痛みが少しあるが、動作に影響はない 2:しびれや痛みのために 日常生活に支障がある 3:感覚がない
手足のむくみ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
口内炎 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
トラスツズマブを
併用する場合
点滴を受けた日
息切れ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
脈が速い 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
メ モ
気になること・
主治医に伝えたいこと
など
朝 錠 夕 錠 *カペシタビンの服用1日目の夕食後からスタート 15日目(3週・1日目)の朝食後まで2日目の朝食後からスタート 15日目(3週・1日目)の夕食後まで
※�コピーして記録を�続けてください。
26 27
服用するカペシタビンの量
コース 週目 コース 週目 コース 週目
月 /日
通院した日カペシタビン
の服用* 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 休 薬
体 温(℃) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
体 重(kg) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
食事の量0:通常と同じ 1:やや少ない 2:少ない 3:ほとんど食べられない
吐き気・嘔吐0:なし 1:我慢できる程度 2:吐き気止めを飲めば我慢できる 3:吐き気止めを飲 んでも吐いてしまう
排便の回数(回)
便の状態普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普:普通の便 固:固い便 軟:軟らかい便 水:水のような便
手や足の感覚しびれや痛み 0:なし 1:しびれや痛みが少しあるが、動作に影響はない 2:しびれや痛みのために 日常生活に支障がある 3:感覚がない
手足のむくみ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
口内炎 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
トラスツズマブを
併用する場合
点滴を受けた日
息切れ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
脈が速い 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
メ モ
気になること・
主治医に伝えたいこと
など
朝 錠 夕 錠 *カペシタビンの服用1日目の夕食後からスタート 15日目(3週・1日目)の朝食後まで2日目の朝食後からスタート 15日目(3週・1日目)の夕食後まで
※�コピーして記録を�続けてください。
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服用するカペシタビンの量
コース 週目 コース 週目 コース 週目
月 /日
通院した日カペシタビン
の服用* 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 休 薬
体 温(℃) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
体 重(kg) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
食事の量0:通常と同じ 1:やや少ない 2:少ない 3:ほとんど食べられない
吐き気・嘔吐0:なし 1:我慢できる程度 2:吐き気止めを飲めば我慢できる 3:吐き気止めを飲 んでも吐いてしまう
排便の回数(回)
便の状態普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普:普通の便 固:固い便 軟:軟らかい便 水:水のような便
手や足の感覚しびれや痛み 0:なし 1:しびれや痛みが少しあるが、動作に影響はない 2:しびれや痛みのために 日常生活に支障がある 3:感覚がない
手足のむくみ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
口内炎 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
トラスツズマブを
併用する場合
点滴を受けた日
息切れ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
脈が速い 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
メ モ
気になること・
主治医に伝えたいこと
など
朝 錠 夕 錠 *カペシタビンの服用1日目の夕食後からスタート 15日目(3週・1日目)の朝食後まで2日目の朝食後からスタート 15日目(3週・1日目)の夕食後まで
※�コピーして記録を�続けてください。
30 31
服用するカペシタビンの量
コース 週目 コース 週目 コース 週目
月 /日
通院した日カペシタビン
の服用* 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 休 薬
体 温(℃) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
体 重(kg) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
食事の量0:通常と同じ 1:やや少ない 2:少ない 3:ほとんど食べられない
吐き気・嘔吐0:なし 1:我慢できる程度 2:吐き気止めを飲めば我慢できる 3:吐き気止めを飲 んでも吐いてしまう
排便の回数(回)
便の状態普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
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普 固軟 水
普 固軟 水
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普 固軟 水
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普 固軟 水
普 固軟 水
普:普通の便 固:固い便 軟:軟らかい便 水:水のような便
手や足の感覚しびれや痛み 0:なし 1:しびれや痛みが少しあるが、動作に影響はない 2:しびれや痛みのために 日常生活に支障がある 3:感覚がない
手足のむくみ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
口内炎 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
トラスツズマブを
併用する場合
点滴を受けた日
息切れ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
脈が速い 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
メ モ
気になること・
主治医に伝えたいこと
など
朝 錠 夕 錠 *カペシタビンの服用1日目の夕食後からスタート 15日目(3週・1日目)の朝食後まで2日目の朝食後からスタート 15日目(3週・1日目)の夕食後まで
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服用するカペシタビンの量
コース 週目 コース 週目 コース 週目
月 /日
通院した日カペシタビン
の服用* 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 休 薬
体 温(℃) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
体 重(kg) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
食事の量0:通常と同じ 1:やや少ない 2:少ない 3:ほとんど食べられない
吐き気・嘔吐0:なし 1:我慢できる程度 2:吐き気止めを飲めば我慢できる 3:吐き気止めを飲 んでも吐いてしまう
排便の回数(回)
便の状態普 固軟 水
普 固軟 水
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普 固軟 水
普 固軟 水
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普 固軟 水
普 固軟 水
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普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普:普通の便 固:固い便 軟:軟らかい便 水:水のような便
手や足の感覚しびれや痛み 0:なし 1:しびれや痛みが少しあるが、動作に影響はない 2:しびれや痛みのために 日常生活に支障がある 3:感覚がない
手足のむくみ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
口内炎 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
トラスツズマブを
併用する場合
点滴を受けた日
息切れ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
脈が速い 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
メ モ
気になること・
主治医に伝えたいこと
など
朝 錠 夕 錠 *カペシタビンの服用1日目の夕食後からスタート 15日目(3週・1日目)の朝食後まで2日目の朝食後からスタート 15日目(3週・1日目)の夕食後まで
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服用するカペシタビンの量
コース 週目 コース 週目 コース 週目
月 /日
通院した日カペシタビン
の服用* 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 朝 夕 休 薬
体 温(℃) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
体 重(kg) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
食事の量0:通常と同じ 1:やや少ない 2:少ない 3:ほとんど食べられない
吐き気・嘔吐0:なし 1:我慢できる程度 2:吐き気止めを飲めば我慢できる 3:吐き気止めを飲 んでも吐いてしまう
排便の回数(回)
便の状態普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
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普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普 固軟 水
普:普通の便 固:固い便 軟:軟らかい便 水:水のような便
手や足の感覚しびれや痛み 0:なし 1:しびれや痛みが少しあるが、動作に影響はない 2:しびれや痛みのために 日常生活に支障がある 3:感覚がない
手足のむくみ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
口内炎 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
トラスツズマブを
併用する場合
点滴を受けた日
息切れ 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
脈が速い 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無 有 無
メ モ
気になること・
主治医に伝えたいこと
など
朝 錠 夕 錠 *カペシタビンの服用1日目の夕食後からスタート 15日目(3週・1日目)の朝食後まで2日目の朝食後からスタート 15日目(3週・1日目)の夕食後まで
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