スイッチングレギュレータパワーMOSFET 内蔵タイプ · 2014-11-27 · 1/17 2009.04 - rev.b ... パワーmosfet 内蔵タイプ bd9701fp/cp-v5/t/t-v5, bd9703fp/cp-v5/t/t-v5,

1/17 www.rohm.com 2009.04 - Rev.B© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.

1chip FET 内蔵タイプスイッチングレギュレータシリーズかんたん降圧スイッチングレギュレータパワーMOSFET 内蔵タイプ BD9701FP/CP-V5/T/T-V5, BD9703FP/CP-V5/T/T-V5, BD9702CP-V5/T/T-V5

概要

BD9701/BD9703/BD9702 は、PWM 方式のスイッチングレギュレータです。

軽負荷時の効率を高くするため Pch スイッチング FET を内蔵しております。

また、Bi-CMOS プロセスを使用することにより、回路電流 4mA(Typ.)、スタンバイ時回路電流 0μA(Typ.)とセットの低消費

電流化に貢献します。

特徴

1) 最大スイッチング電流： 1.5A (BD9701、BD9703)、 3A (BD9702)

2) 高効率を実現するための Pch スイッチング FET 内蔵

3) 出力電圧を外付け分割抵抗により設定可能

4) 発振回路内蔵： 100kHz (BD9701)、300kHz (BD9703)、110kHz (BD9702)

5) 過電流保護回路内蔵 (OCP)、温度保護回路内蔵(TSD)

6) STBY 端子により、出力を ON/OFF 可能

7) 小型面実装 TO252-5 パッケージ (BD9701FP、BD9703FP のみ)

用途

TV, プリンター, DVD, プロジェクタ, パチンコ, PC, カーステレオ, カーナビゲーション, ETC 等, 通信, AV, OA,

産業機器等あらゆる分野で使用可能です。

ラインアップ

BD9701FP/CP-V5/T/T-V5 BD9703FP/CP-V5/T/T-V5 BD9702CP-V5/T/T-V5

出力電流 1.5A 3.0A

入力範囲 8 or Vo+3 ～ 36V

発振周波数範囲 100kHz 固定 300kHz 固定 110kHz 固定

外部同期無

スタンバイ機能有

動作温度範囲 -40 ～ +85

パッケージ TO252-5/TO220CP-V5/TO220FP-5/TO220FP-5 (V5) TO220CP-V5/TO220FP-5/TO220FP-5 (V5)

.

No.09027JBT01

BD9701FP/CP-V5/T/T-V5,BD9703FP/CP-V5/T/T-V5,BD9702CP-V5/T/T-V5 Technical Note


絶対最大定格（Ta＝25）

項目記号定格単位

電源電圧（VCC-GND 間） VCC 36 V

STBY-GND 間 VSTBY 36 V

OUT-GND 間 VO 36 V

INV-GND 間 VINV 10 V

最大スイッチング出力電流 BD9701/BD9703

Iout 1.5

A BD9702 3

許容損失 TO252

Pd 0.8(*1)

W TO220 2

動作温度範囲 Topr -40～+85

保存温度範囲 Tstg -55～+150 *1) IC 単体。1上昇する度に、16mW 減ずる。（25以上）無限大放熱板使用時には 22W、1上昇する度に 17.6mW 減ずる。（25以上）

推奨動作範囲(Ta=-40～+85)

項目記号規格値

単位最小標準最大

電源電圧 VCC 8.0 or Vo+3※ - 35.0 V

出力電圧 Vo 1.0 - 32 V

※電源電圧の最小は 8.0V もしくは Vo+3 のどちらか大きい値とします。

電気的特性（特に指定のない限り、 Ta=25,VCC=12V,Vo=5V,STBY=3V）

BD9701FP/CP-V5/T/T-V5


単位条件最小標準最大

出力 MOS ON 抵抗 Ron - 1.0 1.5 Ω 設計保証

効率 η - 86 - % Io＝0.5A 設計保証

発振周波数 fosc 80 100 120 kHz

ロードレギュレーション ΔVOLOAD - 10 40 mV VCC=20V, Io=0.5～1.5A

ラインレギュレーション ΔVOLINE - 40 100 mV VCC=10～30V, Io=1.0A

過電流検出電流 Iocp 1.6 - - A

INV 端子スレッショルド電圧 VINV 0.98 1.00 1.02 V

INV 端子スレッショルド電圧温度変動率 ΔVINV - ±0.5 - % Tj=0～85設計保証

INV 端子流入電流 IINV - 1 - μA VINV=1.0V

STB端子制御電圧 ON VSTBYON 2.0 - 36 V

OFF VSTBYOFF -0.3 - 0.3 V

STBY 端子流入電流 Istby 5 25 50 μA STBY=3V

回路電流 Icc - 4 12 mA

スタンバイ電流 Ist - 0 5 μA STBY＝0V

耐放射線設計はしておりません。



電気的特性 BD9703FP/CP-V5/T/T-V5 電気的特性（特に指定のない限り、 Ta=25,VCC=12V,Vo=5V,STBY=3V）




効率 η - 86 - % Io＝0.5A 設計保証


ロードレギュレーション ΔVOLOAD - 10 40 mV VCC=20V, Io=0.5～1.5A




INV 端子スレッショルド電圧温度変動率

ΔVINV - ±0.5 - % Tj=0～85設計保証








BD9702FP/CP-V5/T/T-V5 電気的特性（特に指定のない限り、 Ta=25,VCC=12V,Vo=5V,STBY=3V）




効率 η - 86 - % Io＝1A 設計保証


ロードレギュレーション ΔVOLOAD - 10 40 mV VCC=20V, Io=1～3A




INV 端子スレッショルド電圧温度変動率

ΔVINV - ±0.5 - % Tj=0～85設計保証










40

50

60

70

80

90

100

10 100 1000

OUTPUT CURRENT : IOUT[A]

EFFIC

IEN

CY

η: [%

]

0

0.5

1

1.5

2

2.5

3

3.5

0 0.5 1 1.5 2

SWITCHING CURRENT : ISW[A]

OU

TP

UT V

OLTA

GE : V

DS[V

]

0.980

0.990

1.000

1.010

1.020

-10 10 30 50 70 90AMBIENT TEMPERATURE : Ta []

INV

TH

RES

HO

LD

VO

LTA

GE : V

INV

[V]

特性データ BD9701FP/CP-V5/T/T-V5（特に指定のない限り、Ta=25、VCC=12V、Vo=5V、STBY=3V）

１

0

1

2

3

4

5

6

0 1 2 3 4

OUTPUT CURRENT IOUT : [A]

OU

TP

UT V

OLTA

GE : V

O [

V]

90

95

100

105

110

-10 10 30 50 70 90

AMBIENT TEMPERATURE : Ta []

OS

C F

REQ

UEN

CY : F

OS

C　

[ｋH

z]

4.9

4.95

5

5.05

5.1

0 200 400 600 800 1000

OUTPUT CURRENT : IOUT[A]

OU

TP

UT V

OLTA

GE : V

O [

V]

4.900

4.950

5.000

5.050

5.100

0 10 20 30 40INPUT VOLTAGE : VCC [V]

OU

TP

UT V

OLTA

GE : V

O [

V]

VCC=30V

VCC=20V VCC=10V

90

95

100

105

110

0 10 20 30 40

INPUT VOLTAGE : VCC [V]

OS

C F

REQ

UEN

CY

: F

OSC

　[ｋ

Hz]

0

0.5

1

1.5

2

2.5

3

3.5

4

4.5

5

10 15 20 25 30 35


CIR

CU

IT C

UR

REN

T ; [

mA

]

Fig.1

効率－負荷電流

Fig.2

過電流保護特性 VCC=20V

Fig.3

発振周波数－温度

Fig.4

出力電圧－負荷電流

Fig.5

出力電圧－電源電圧

（Vo=5V、Ro=5ohm）

Fig.6

回路電流－電源電圧 IOUT=無負荷

Fig.7

VOUT～OUT 端子間電圧－スイッチング電流 Fig.8

発振周波数－電源電圧 Fig.9

INV スレッショルド電圧－温度



40

50

60

70

80

90

100

10 100 1000 10000OUTPUT CURRENT : IOUT[A]

EFFIC

IEN

CY

η: [%

]

0

1

2

3

4

5

6

0 1 2 3 4 5 6OUTPUT CURRENT : IOUT[A]

OU

TP

UT V

OLTA

GE : V

O [

V]

4.90

4.95

5.00

5.05

5.10

0 500 1000 1500 2000 2500 3000OUTPUT CURRENT : IOUT[A]

OU

TP

UT V

OLTA

GE : V

O [

V]

VCC=10V

VCC=20V

VCC=30V

4.90

4.95

5.00

5.05

5.10

0 10 20 30 40INPUT VOLTAGE : VCC [V]

OU

TP

UT V

OLTA

GE : V

O [

V]

0

1

2

3

4

5

10 15 20 25 30 35


CIR

CU

IT C

UR

REN

T ; [

mA

]

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 0.5 1 1.5 2 2.5 3


OU

TP

UT V

OLTA

GE : V

DS

[V]

100

105

110

115

120

0 10 20 30 40


OSC

FR

EQ

UEN

CY : F

OS

C　

[ｋH

z]

0.98

0.99

1.00

1.01

1.02

-10 10 30 50 70 90


INV

TH

RES

HO

LD

VO

LTA

GE : V

INV

[V]

特性データ

BD9702FP/CP-V5/T/T-V5（特に指定のない限り、Ta=25、VCC=12V、Vo=5V、STBY=3V）

Fig.10


Fig.11

過電流保護特性 VCC=20V

Fig.12


Fig.13


Fig.14



Fig.15


Fig.16

VOUT～OUT 端子間電圧－スイッチング電流

Fig.17

発振周波数－電源電圧 Fig.18




270

285

300

315

330

-10 10 30 50 70 90AMBIENT TEMPERATURE : Ta []

OS

C F

REQ

UEN

CY : F

OS

C　

[ｋH

z]

4.90

4.95

5.00

5.05

5.10

0 10 20 30 40


OU

TP

UT V

OLTA

GE : V

O [

V]

0

1

2

3

4

5

10 15 20 25 30 35INPUT VOLTAGE : VCC [V]

CIR

CUIT

CURRENT ; [m

A]

特性データ

BD9703FP/CP-V5/T/T-V5（特に指定のない限り、Ta=25、VCC=12V、Vo=5V、STBY=3V）

4.9

4.95

5

5.05

5.1

0 200 400 600 800 1000OUTPUT CURRENT : IOUT[A]

OU

TP

UT V

OLTA

GE : V

O [

V]

VCC=30V

VCC=20V

VCC=10V

40

50

60

70

80

90

100

10 100 1000OUTPUT CURRENT : IOUT[A]

EFFIC

IEN

CY

η: [%

]

0

1

2

3

4

5

6

0 1 2 3 4OUTPUT CURRENT : IOUT[A]

OU

TP

UT V

OLTA

GE : V

O [

V]

0

0.5

1

1.5

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.4 1.6


OU

TP

UT V

OLTA

GE : V

DS[V

]

270

285

300

315

330

0 10 20 30 40


OS

C F

REQ

UEN

CY

: F

OS

C　

[ｋH

z]

0.98

0.99

1.00

1.01

1.02

-10 10 30 50 70 90


INV

TH

RES

HO

LD

VO

LTA

GE : V

INV

[V]

Fig.19


Fig.20

過電流保護特性 VCC=20V Fig.21


Fig.22


Fig.23



Fig.24


Fig.25

VOUT～OUT 端子間電圧－スイッチング電流

Fig.26

発振周波数－電源電圧

Fig.27




ブロック図 BD9701FP/CP-V5/T/T-V5, BD9703FP/CP-V5/T-V5, BD9701CP-V5/T/T-V5

(*2)TO252-5 の場合は 3PIN ではなく FIN となります。

端子番号端子名機能

1 VCC 電源電圧端子

2 OUT 内蔵 PMOS FET ドレイン端子

3、FIN(*2) GND 接地端子

4 INV 出力電圧帰還端子

5 STBY ON/OFF 制御端子

VREF

OSC

1

2

DRIVERPWM COMP

CTL

LOGIC

TSD

Error AMP4

INV

OUT

GND

STBY 5

VCC

OCP

STBY

3

TO252-5 外形図(mm)

TO220FP-5 外形図(mm) TO220FP-5(V5) 外形図(mm)

Fig.28

ブロック図

TO220CP-V5 外形図(mm)



各ブロック動作説明

・ VREF

VCC 端子より供給される電源入力から、温度補償された定電圧を作っています。

・ OSC

IC 内部の抵抗及びコンデンサにて三角波を発生させ PWM コンパレータに（BD9701：100kHz、BD9703：300kHz、BD9702：

110kHz）入力しています。

・ Error AMP

出力電圧を INV 端子で検知して出力設定電圧との誤差を増幅し、PWM COMP に出力します。比較電圧は1V、精度は±2%です。

・ PWM COMP

Error AMP 出力電圧を PWM 波形に変換し、DRIVER に出力します。

・ DRIVER

内蔵 Pch-FET に駆動するプッシュプル方式のドライバです。

・ STBY

STBY 端子により出力の ON/OFF 制御が可能で STBY 端子が”H”のとき ON となります。スタンバイ OFF 時の回路電流は

5μA 未満です。

・温度保護回路 (TSD)

異常発熱による IC 破壊を防止するための保護回路です。チップの異常発熱を検知すると出力を OFF に固定します。

・過電流保護回路 (OCP)

FET に流れる電流による電圧ドロップを検出して過電流保護回路を ON させます。自己復帰型（ラッチ型ではない）の過

電流保護方式です。

タイミングチャート

Error AMP出力

ＯＵＴ端子波形

OSC（内部発振波形）

出力電圧波形

VCC端子

電圧波形

電圧波形

Fig.29

タイミングチャート



基板レイアウト時の注意点

・リップルノイズ軽減のため、VCC-GND 間のコンデンサは可能な限り IC までの距離を短くして下さい。・ノイズ軽減・効率の悪化を防ぐため、VCC-GND 間のショットキーダイオードは可能な限り IC までの距離を短くして下さい。・出力電圧の安定性の為、INV – GND 間の抵抗、出力-GND 間のコンデンサの 2 つの GND は 1 点でとるようにして下さい。

外付け部品について

コイル L1 コイルの巻き線抵抗が大きい場合効率が低下する場合があります。また、過電流保護回路が動作するのが最小 1.6A (BD9701FP/CP-V5/T/T-V5、 BD9703FP/CP-V5/T-V5)、 3.2A (BD9701CO-V5/T/T-V5)のため、過負荷、短絡時のコイル発熱に十分御注意下さい。コイルの電流定格は IOUT(MAX)＋⊿IL 以上としてください。 Iout（MAX）: maximum load current 定格電流以上の電流を流しますと、コイルは発熱し、磁気飽和を起こし、効率の低下や発振の原因となります。ピーク電流が、コイルの定格電流を越えないよう、十分マージンをもって、選定してください。

.

L1：コイル値, VCC：入力電圧, VOUT：出力電圧, ⊿IL：リップル電流, fosc：発振周波数

ショットキーバリアダイオード D1 極力順方向電圧 VF の低いショットキーダイオードを選択して下さい。 (順方向電圧の電圧降下による損失を抑え、効率を上げることが出来ます。) ダイオードの選択は順方向の最大電流定格、逆方向電圧定格、ダイオードの許容損失に基づきます。

・最大電流定格は最大負荷電流+コイルのリップル電流値（⊿IL）以上とします。・逆方向電圧定格は VIN 以上とします。・逆方向電流 IR のできるだけ小さいものを選んでください。特に高温時、IR が大きくなり、熱暴走を起こすおそれがあります。・ダイオードの許容損失が定格以内であるものを選択します。ダイオードの損失 Pdi は以下の式で表されます。

Pdi=Iout(MAX)×Vf×(1-VOUT/VCC)

Iout（MAX）: 負荷電流, Vf: 順方向電圧, VOUT:出力電圧, VCC: 入力電圧

Fig.30

レイアウト図

⊿IL. = L1

(VCC－VOUT) VOUT

VCC fosc

1 × ×

45

2

3

1

INV STBY

R2 : 1kO R1 : 4kO

C5

VCC OUT

GNDC2

5.0VL1

D1 C3C4C1



コンデンサ C1,C2,C3,C4,C5 C1,C3 には大きなリップル電流が流れますのでスイッチング電源用高周波低インピーダンス電解コンデンサをご使用下さい。

C2 のセラミックコンデンサは必ず接続してください。接続しない場合、ノイズによる誤動作を引き起こす恐れがございます。

入出力のリップル電圧が大きい場合、C1.C3 に加えて C4 へ ESR の低いセラミックコンデンサ、タンタルコンデンサ、OSコン等を接続することでリップル電圧を減らせる場合がございます。ただし、ESR の低いコンデンサのみ接続すると発振等、

不安定になりますので御注意下さい。 C5 は位相補償用のコンデンサです。通常は必要ありませんが、出力端子と INV 端子間または INV 端子と GND 間に接続する

ことにより全体の安定度を改善できる場合がございます。抵抗 R1,R2

R1,R2 は出力電圧を設定するための帰還抵抗です。出力電圧は以下の式で決定致します。 VOUT=(R1+R2)VINV/R2（VINV：INV 端子スレッショルド電圧）

出力電圧は INV 端子流入電流と帰還抵抗値により、オフセットを生じます。したがいまして帰還抵抗の値が高い場合、出力電圧が設定値どおりにならない場合があります。推奨：INV～GND 間抵抗＝数 kΩ以下

推奨回路例

(BD9701FP/CP-V5/T/T-V5)

＜推奨部品例 1＞

コイル L1＝100μH ：CDRH127/LD （sumida）

ダイオード D1 ：RB050LA-40 （ROHM）

コンデンサ C1＝100μF(50V) ：電解コンデンサ UHD1H101MPT (nichicon)

C2＝なし

C3＝220μF(25V) ：電解コンデンサ UHD1E221MPT (nichicon)

C4＝なし

C5＝なし

＜推奨部品例 2＞


ショットキーバリアダイオード D1 ：RB050LA-40（ROHM）

コンデンサ C1＝220μF(25V) ：電解コンデンサ UVR1H221MPA (nichicon)

C2＝1.0μF(50V) ：セラコンデンサ UMK212F105ZG (TAIYO YUDEN)

C3＝470μF(16V) ：電解コンデンサ UVR1E471MPA (nichicon)

C4＝150μF(20V) ：OS コンデンサ 20SVP150M (SANYO) C5＝なし

Fig.31 推奨回路

出力電圧 5.0V 応用回路例(参考)

+

+

5

3

4

2

1VCC

STBY

GND

INV

OUT5.0V

C5R1 : 4kΩ

R2 : 1kΩ

C3C4D1

L1

C1C2



(BD9703FP/CP-V5/T/T-V5)

＜推奨部品＞


ショットキーバリアダイオード D1 ：RB050LA-40 （ROHM）


C2＝2.2μF(50V) ：セラコンデンサ CM43X7R225K50A (KYOCERA)


C4＝なし

C5＝なし

(BD9702CP-V5/T/T-V5)

＜推奨部品例＞


ショットキーバリアダイオード D1 ：RB050LA-40 （ROHM）


C2＝なし


C4＝なし

C5＝なし

入出力測定回路

I INVIcc

Vcc OUT GND INV STBY

Vcc

SW4 SW5SW2

1 2 3 4 5

A

Vo

f

1kΩA A

V

2kΩVINV

ISTB

VSTB

SW6

+

+

Io

Fig.32

入出力測定回路



入出力端子等価回路図

1Pin,FIN (VCC, GND) 2pin (OUT) 4pin (INV) 5pin (STBY)

使用上の注意 1) 絶対最大定格について

印過電圧及び動作温度範囲等の絶対最大定格を超えた場合、破壊の可能性があります。破壊した場合、ショートモードも

しくはオープンモ－ド等、特定できませんので絶対最大定格を超えるような特殊モードが想定される場合、ヒューズ等、

物理的な安全な対策を施すようにお願い致します。

2) GND 電位について GND 端子の電位はいかなる動作状態においても、最低電位になるようにしてください。

3) 熱設計について

実際の使用状態での許容損失(Pd)を考え、十分マージンを持った熱設計を行ってください。

4) 端子間ショートと誤装着について

セット基板に取り付ける際、IC の向きや位置ずれに十分注意してください。誤って取り付けた場合、IC が破壊する恐れ

があります。また出力間や出力と電源-GND 間に異物が入るなどしてショートした場合についても破壊の可能性がありま

す。

5) 強電磁界中での動作について

強電磁界中の御使用では、誤動作をする可能性がありますので、御注意下さい。 6) 温度保護回路（TSD 回路）

本 IC は温度保護回路(TSD 回路)を内蔵しています。温度保護回路(TSD 回路)はあくまでも熱的暴走から IC を遮断するこ

とを目的とした回路であり、IC の保護及び保証を目的とはしておりません。よって、この回路を動作させて以降の連続

使用及び、温度保護回路動作を前提とした使用はしないでください。 7) セット基板での検査について

セット基板での検査時に、インピーダンスの低いピンにコンデンサを接続する場合は、IC にストレスがかかる恐れがあ

るので、１工程ごとに必ず放電を行なってください。静電気対策として、組み立て工程にはアースを施し、運搬や保存の

際には十分ご注意ください。また、検査工程での治具への接続をする際には必ず電源を OFF にしてから接続し、電源を

OFF にしてから取り外してください。

VCC

GND

OUT

VCC

Fig.33

入出力等価回路図

INV

VCC

300Ω

STB

VC

70KΩ

60KΩ

140KΩ



8) IC 端子入力について本ＩＣはモノリシックＩＣであり、各素子間に素子分離の為のＰ+アイソレーションと、Ｐ基板を有しています。このＰ

層と各素子のＮ層とで P-N 接合が形成され、各種の寄生素子が構成されています。例えば、下図のように、抵抗とトランジスタが端子と接続されている場合、抵抗では、ＧＮＤ＞(端子Ａ)の時、トランジスタ(ＮＰＮ)ではＧＮＤ＞(端子Ｂ)の時、P-N 接合が寄生ダイオードとして動作します。また、トランジスタ(ＮＰＮ)では、ＧＮＤ＞(端子Ｂ)の時、前述の寄生ダイオードと近接する他の素子のＮ層によって寄生のＮＰＮトランジスタが動作します。ＩＣの構造上、寄生素子は電位関係によって必然的にできます。寄生素子が動作することにより、回路動作の干渉を引き

起こし、誤動作、ひいては破壊の原因ともなり得ます。したがって、入出力端子にＧＮＤ(Ｐ基板)より低い電圧を印加す

るなど、寄生素子が動作するような使い方をしないよう十分に注意して下さい。

～

～

ＧＮＤ

Ｐ基板

Ｎ

Ｐ

ＮＮ

Ｐ＋Ｐ＋

（端子Ａ）

抵抗

～

～

ＧＮＤ

Ｎ

Ｐ

ＮＮ

Ｐ＋Ｐ＋

（端子Ｂ）

トランジスタ（ＮＰＮ）

Ｂ

Ｎ

ＥＣ

ＧＮＤ

～

～

（端子Ａ）

ＧＮＤ

寄生素子～

～

ＧＮＤ

（端子Ｂ）

ＢＣ

Ｅ

Ｐ基板寄生素子

寄生素子

寄生素子近接する他の素子

Fig.34

モノリシック IC 簡易構造



出力端子

VCC

逆流防止ダイオード

バイパスダイオード

9) 共通インピーダンスについて

電源及び GND の配線は、共通のインピーダンスを下げる、リップルをできるだけ小さくする(配線をできるだけ太く短

くする、L・C によりリップルを落とす)等、十分な配慮を行ってください。

10) アプリケーションにおいて VCC と各端子電位が逆になるモードが存在する場合、内部回路を損傷する可能性があります。例えば、外付けコンデンサに電荷がチャージされた状態で、VCC が GND にショートされた場合など。VCC 直列に逆流

防止のダイオードもしくは各端-VCC 間にバイパスのダイオードを挿入することを推奨します。

Fig.35

11) 応用回路に関して

応用回路は推奨すべきものと確信しておりますが、ご使用に当たっては更に特性のご確認を十分にお願いします。又、特

許権に関しましては当社では十分な確認はできておりませんのでご了承ください。

12) スタンバイ状態にする場合は、STBY 端子電圧を 3.0V 以下に、動作状態にする場合は 2.0V 以上に設定して下さい。 STBY 端子を 0.3V 以上 2.0V 以下に固定しないようにしてください。誤動作もしくは故障の原因になります。



熱軽減特性

TO252-S

TO220

AMBIENT TEMPERATURE : Ta[°C]

0

5

10

15

0 25 50 75 100 125 150

(3) 11.0W

(2) 6.5W

(1) 2.0W

PO

WE

R D

ISS

IPA

TIO

N :

Pd

[W]

(1) No heat sink

(2) 2layer PCB

(Copper laminate area 15 mm×15mm)

(3) 2layer PCB


(4) 4layer PCB


(1) No heat sink

(2) Aluminum heat sink

50×50×2（mm3）

(3) Aluminum heat sink

100×100×2（mm3）

0

2

5

3

0 25 50 75 100 125 150

(1) 0.80W

(2) 1.85W

AMBIENT TEMPERATURE : Ta[°C]

1

4

85

(3) 3.50W

(4) 4.80W

PO

WE

R D

ISS

IPA

TIO

N :

Pd

[W]

Fig.36

Fig.37



発注形名セレクション

B D 9 7 0 1 F P - E 2

ローム形名品番

9701=36V/1.5A

9702=36V/1.5A

9703=36V/3.0A

パッケージ

FP : TO252-5

CP-V5 : TO220CP-V5

T/T-V5 : TO220FP-5(V5)

包装、フォーミング仕様

E2：リール状エンボステーピング

なし：トレー、チューブ

包装仕様

(Unit : mm)

TO252-5

1 2 3 54

0.8

0.5 1.27

1.5

2.5

FIN

6.5±0.2 2.3±0.2

0.5±0.1

1.0±0.2

9.5±

0.5

0.5±0.1

5.5±

0.2

1.5±

0.2

C0.55.1+0.2

-0.1

(Unit : mm)

TO220FP-5

7.0

10.0

2.8

4.5

1.778 0.5±0.1

1.2

0.8

1.8±

0.2

8.0±

0.2

0.712

.0±0

.2

17.0

13.5

Min

.

φ3.2±0.1

−0.2

+0.4

+0.3−0.1

−0.1+0.2+0.3

−0.1

+0.3−0.1

2 3 4 51

2.85



(Unit : mm)

TO220FP-5(V5)

0.7

7.0

10.0

1.778

1 2 3 4 5

1.2

0.8

1.8±

0.2

8.0±

0.2

12.0

±0.2

17.0

31.5

Max

.

φ3.2±0.1−0

.2+0

.4+ 0.3− 0.1

+ 0.3− 0.1

2.8

4.5

0.5±0.1

−0.1+0.2

+0.3−0.1

(2.85)

4.25

(2.0

)

23.4 17

.5

25.8

8.15

(Unit : mm)

TO220CP-V5

16.9

2

0.92

φ3.2±0.14.5±0.1

0.82±0.1

8.0

±0.2

1.580.42±0.1

12.0

±0.2

1.7781.444

4.92

±0.2

10.0 +0.3-0.1 2.8+0.2

-0.1

13.6

0

15.2

-0.2

+0.

4

4.12

1.0

±0.2

(1.0

)

(2.85)

www.rohm.com© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.

Notice

ご注意

本資料の一部または全部をロームの許可なく、転載・複写することを堅くお断りします。

本資料の記載内容は改良などのため予告なく変更することがあります。

本資料に記載されている内容は製品のご紹介資料です。ご使用にあたりましては、別途仕様書を必ずご請求のうえ、ご確認ください。

本資料に記載されております応用回路例やその定数などの情報につきましては、本製品の標準的な動作や使い方を説明するものです。したがいまして、量産設計をされる場合には、外部諸条件を考慮していただきますようお願いいたします。

本資料に記載されております情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、万が一、当該情報の誤り・誤植に起因する損害がお客様に生じた場合においても、ロームはその責任を負うものではありません。

本資料に記載されております技術情報は、製品の代表的動作および応用回路例などを示したものであり、ロームまたは他社の知的財産権その他のあらゆる権利について明示的にも黙示的にも、その実施または利用を許諾するものではありません。上記技術情報の使用に起因して紛争が発生した場合、ロームはその責任を負うものではありません。

本資料に掲載されております製品は、一般的な電子機器（AV機器、OA機器、通信機器、家電製品、アミューズメント機器など）への使用を意図しています。

本知り資料に掲載されております製品は、「耐放射線設計」はなされておりません。

ロームは常に品質・信頼性の向上に取り組んでおりますが、種々の要因で故障することもあり得ます。

ローム製品が故障した際、その影響により人身事故、火災損害等が起こらないようご使用機器でのディレーティング、冗長設計、延焼防止、フェイルセーフ等の安全確保をお願いします。定格を超えたご使用や使用上の注意書が守られていない場合、いかなる責任もロームは負うものではありません。

極めて高度な信頼性が要求され、その製品の故障や誤動作が直接人命を脅かしあるいは人体に危害を及ぼすおそれのある機器・装置・システム（医療機器、輸送機器、航空宇宙機、原子力制御、燃料制御、各種安全装置など）へのご使用を意図して設計・製造されたものではありません。上記特定用途に使用された場合、いかなる責任もロームは負うものではありません。上記特定用途への使用を検討される際は、事前にローム営業窓口までご相談願います。

本資料に記載されております製品および技術のうち「外国為替及び外国貿易法」に該当する製品または技術を輸出する場合、または国外に提供する場合には、同法に基づく許可が必要です。

ローム製品のご検討ありがとうございます。より詳しい資料やカタログなどご用意しておりますので、お問合せください。

ROHM Customer Support Systemhttp://www.rohm.co.jp/contact/

R0039A

Documents

スイッチングレギュレータ パワーMOSFET 内蔵タイプ · 2014-11-27 · 1/17 2009.04 - rev.b ... パワーmosfet 内蔵タイプ bd9701fp/cp-v5/t/t-v5, bd9703fp/cp-v5/t/t-v5,

スイッチングレギュレータパワーMOSFET 内蔵タイプ · 2014-11-27 · 1/17 2009.04 - rev.b ... パワーmosfet 内蔵タイプ bd9701fp/cp-v5/t/t-v5, bd9703fp/cp-v5/t/t-v5,