Upload
others
View
0
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
スマートサプライチェーン実証実験IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業(国内消費財サプライチェーンの効率化)
平成31年2月
経済産業省消費・流通政策課
実験概要
1
事業概要
項 目 内 容
事業名国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業(国内消費財サプライチェーンの効率化)」
委託事業者 大日本印刷株式会社
事業目的サプライチェーン情報共有システムを実験的に構築し、生活者を含むサプライチェーンの様々なプレーヤーの連携を通じた社会課題の解決や新たなサービスの提供について検討するとともに、情報共有システムの仕様等を整理すること
実験日時平成31年2月12日~28日※ただし、ウエルシア千代田御茶ノ水店は2月15日、経済産業省本館1階ロビーの展示は2月下旬より開始※実験の時間帯は、実験店舗ごとの営業時間や実験方針によります
実験内容(1) サプライチェーンのプレーヤー間の連携(2) 店舗と生活者との連携(3) 電子タグを用いた家庭内サービスの体験
実験店舗
ウエルシア 千代田御茶ノ水店ココカラファイン 清澄白河店ツルハドラッグ 目黒中根店ミニストップ 神田錦町3丁目店ローソン ゲートシティ大崎アトリウム店
展示
・東京ガス 横浜ショールーム くらしのライブラリー キッチンライブラリーコーナー(神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目5-1 MARK IS みなとみらい 4階)・経済産業省 本館1階ロビー(東京都千代田区霞が関1丁目-3-1)
2
(1)サプライチェーンのプレーヤー間の連携
• 本実験では、電子タグが貼付された商品が入出荷される際に読取を行い、何の商品が、いつ、どこにあったかのログデータをサプライチェーン情報共有システムに蓄積することで、商品の流れを可視化できるかを検証する。
• また、協力いただけるモニター家庭でも電子タグの読取をしていただき、家庭内での電子タグを用いたサービスや、プライバシーへの配慮の方法などについても検討を行う。
物流 リードポイント電子タグの貼付
物流センター
メーカー
データ連携
卸売事業者
実験店舗 モニター家庭
サプライチェーン情報共有システム
3
(2)店舗と生活者との連携
• 電子タグ等のIoT関連技術を用いて店舗と生活者とのデータ連携を行うことで、社会課題の解決や新たなサービスの創出について検証を行う。
注:ダイナミックプライシングの〇・☆標記消費・賞味期限が迫った商品の購入を促進する手段として、〇の店舗では値引シールを用いた現金値引を、☆の店舗では電子レシートを用いたLINEポイントの還元を採用する
店舗チェーン 店舗名 実験期間実験内容
ダイナミックプライシング
広告最適化
ウエルシア千代田
御茶ノ水店
平成31年2月15日~28日
※貼付可能な全ての商品に電子タグを実装するため3日遅れて実験を開始する
〇
ココカラファイン 清澄白河店
平成31年2月12日~28日
☆ 〇
ツルハドラッグ 目黒中根店 〇 〇
ミニストップ神田錦町三丁目店 〇
ローソンゲートシティ
大崎アトリウム店 ☆ 〇
<実験店舗別の実験内容>
4
(2)店舗と生活者との連携:ダイナミックプライシング(現金値引き型)
②消費・賞味期限が近付いた商品が棚で読み取られると、当該商品を購入するとレジで現金値引きされる旨がLINE実験用アカウントを通じて実験参加者へ通知される
電子タグ
RFIDリーダー
①電子タグとRFIDリーダーを用いて実験用商品の消費・賞味期限をリアルタイムで管理
③生活者が店舗に来店し、値引きシールにしたがって、消費・賞味期限の短い商品を選ぶ
明日まで明日まで 今日まで
④レジでは、商品に貼付された値引きシールに基づき、現金値引きが行われる
※電子タグにはSGTIN(JAN+シリアル)が書き込まれており、SGTINをキーにクラウドから消費・賞味期限情報を参照可能
• 電子タグを用いて実験対象商品の消費・賞味期限を管理し、期限が迫り値引きが行われる商品がある場合は、LINE実験用アカウントで実験参加者に対して通知を行う。
• 店舗が在庫している商品情報と生活者との連携を通じて、期限が迫る商品の購入を促進する。
20円引き
値引シール
20円引き
注:図はイメージです
5
(2)店舗と生活者との連携:ダイナミックプライシング(ポイント還元型)
②消費・賞味期限が近付いた商品が棚で読み取られると、当該商品を購入するとポイントが付与される旨がLINE実験用アカウントを通じて実験参加者へ通知される
電子タグ
RFIDリーダー
①電子タグとRFIDリーダーを用いて実験用商品の消費・賞味期限をリアルタイムで管理
③生活者が店舗に来店し、通知にしたがって、消費・賞味期限の短い商品を選ぶ
明日まで明日まで 今日まで
⑤レジの読取データから、電子タグの情報と、生活者のスマホに発行される電子レシートの紐づけを行う
④レジでは、商品に貼付された電子タグの情報と、生活者のスマホに表示される電子レシート発行用のバーコードを読み取る
Point
⑥消費・賞味期限などの条件への適合が確認できた場合は、当該購入者にポイントが付与される
※電子タグにはSGTIN(JAN+シリアル)が書き込まれており、SGTINをキーにクラウドから消費・賞味期限情報を参照可能
• 電子タグを用いて実験対象商品の消費・賞味期限を管理し、期限が迫る商品がある場合は、LINE実験用アカウントから実験参加者に対して(決済方法や電子レシートの発行等の)条件にしたがって当該消費・賞味期限の商品を購入するとポイントを付与する旨を通知する。
• ポイント還元型の場合は、電子レシートを用いることで商品に値引きシールを貼る必要がなくなる。
注:図はイメージです
6
(2)店舗と生活者との連携:広告最適化
• 電子タグとRFIDリーダーを用いて、実験対象商品が手に取られたことを感知し、棚前のサイネージから当該商品の紹介や、おすすめ商品などの動画等を流す。
• また、カメラ、WiFi、購買データなどの(個人を特定しない)店内データも用いて分析を行い、来店者のお買物に役立つ広告方法について検討を行う。
電子タグ
RFIDリーダー
実験中 実験中 実験中
サイネージ
【通常時】 【商品が手に取られた場合】
注:図はイメージです
商品動画 実験中 実験中
手に取られる
RFIDリーダーが商品の動きを感知し、サイネージから商品動画等が流れる
テーマ 内 容
スマートおもちゃ箱おもちゃなどに電子タグが活用されると、片付け方を教えてもらえる
スマートゴミ箱商品とゴミ箱に電子タグが活用されると、分別の仕方を教えてもらえる
スマートストック食品と備蓄袋に電子タグが活用されると、家庭内の備蓄状況を教えてもらえる
スマートレシピ食品や調味料に電子タグが活用されると、どの順番で何を使えばレシピ通りに料理できるかを教えてもらえる
7
(3)電子タグを用いた家庭内サービスの体験:東京ガス 横浜ショールーム
• 東京ガス 横浜ショールーム「くらしのライブラリー」において、アイデアソン・ハッカソンを通じて生まれた電子タグを用いた家庭内サービスに関する展示を行う。
• 「ひと・もの・いえがつながる未来」をテーマに、IoTによって新たに生まれる家庭内サービスのアイデアを家族で体験いただける場を設ける。
※展示期間:平成31年2月12日~28日
<展示物の例示>
※展示内容は変更される可能性があります
8
(3)電子タグを用いた家庭内サービスの体験:経済産業省本館1階ロビー
• 経済産業省本館1階ロビーにおいて、電子タグを読み取る機能が付いた冷蔵庫の展示を行う。
• 冷蔵庫横に設置した電子タグ付きの商品を冷蔵庫に入れ、電子タグの読み取りを行うと、備え付けのタブレットに冷蔵庫内に入れられた商品の情報が表示される。
• なお、当該冷蔵庫は、実験店舗で別途購入された電子タグ付き商品も読み取ることが可能。
※展示期間:平成31年2月下旬~28日を予定
※図はイメージです。展示内容は変更される可能性があります。
RFIDリーダー 読み取り
結果
商品A 商品B 商品C 商品D
電子タグが付いた商品が設置されている
冷蔵庫内のRFIDリーダー
冷蔵庫内で電子タグを読み取った結果をタブレットに表示
商品E
実験店舗で購入された電子タグ付き商品も読み取り可能