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米国CCAR結果の評価 ムーディーズ・アナリティックス ディレクター 野 裕 [email protected] 2015年3月19日 ムーディーズのリサーチサービスご紹介シリーズ ニュースレター No.180

ムーディーズのリサーチサービスご紹介シリーズ 米国CCAR …ma.moodys.com/rs/moodys/images/MA_20150319.pdfGroup、Morgan Stanley)が修正計画を提出した。これはゴルフのティーショットの

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米国CCAR結果の評価

ムーディーズ・アナリティックス

ディレクター

水 野 裕 二

[email protected]

2015年3月19日

ムーディーズのリサーチサービスご紹介シリーズ

ニュースレター No.180

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米国CCAR結果の評価

本資料は米国の資本計画審査(CCAR)の結果に関するムーディーズ・インベスターズ・サービスのリサーチレポートの内容および米国OFRの米銀に関するレポート内容をご紹介するものです。

“US Federal Reserve Review of Bank Capital Plans Is Credit Positive” (Moody’s

Investors Service, Mar 16, 2015)

“Systemic Importance Indicators for 33 US Bank Holding Companies: An overview

of Recent Data” (Office of Financial Research, Feb 12, 2015)

はじめに

本資料はオリジナルのリサーチレポートの内容

の一部をご紹介しているもので、全てを網羅して

いるわけではありません。

リサーチレポートのご購読にはムーディーズ・ア

ナリティックスがご提供する有償リサーチ・サー

ビスのご契約が必要となります。この機会に

ムーディーズ・アナリティックスのリサーチ・サー

ビスのご活用を是非ご検討ください。

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米国CCAR結果の評価

1.米国CCAR結果の評価

本章の内容は“US Federal Reserve Review of Bank Capital Plans Is Credit

Positive” (Moody’s Investors Service, Mar 16, 2015) に依拠している。

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米国CCAR結果の評価

エグゼクティブサマリー/米銀のパフォーマンスは改善

2015年3月11日、米国FEDは米国31社の大手銀行持株会社(BHC)に関する2015年の資本計画検査(CCAR)の結果を公表した。CCAR自体とその結果に見られた銀行の改善状況は両方ともクレジット・ポジティブ要因である。

2015年の定量的な根拠に基づくストレステストにて不合格となった銀行はなかった(昨年はZionsのみ不合格であった)。定性的な要因で不合格となった金融機関は昨年の4社から2社に減少した。昨年は不合格であったCitigroup、Citizens、HSBC North Americaはいずれも合格した。この改善状況はFEDが米銀の資本プロセスとコントロールを改善させることに成功していることを示している。

今年の検査ではDeutsche Bank Trust CorporationとSantander Holdings USAの2社が定性的な要因で不合格となった。Santanderは2年連続の不合格であった。

Bank of Americaは資本計画プロセスの欠陥に関するFEDの懸念に対処した資本計画を9月30日までに提出することを条件に合格した。また、当初の資本計画後に規制最低基準を下回る結果となった3社(JPMorgan Chase、Goldman Sachs Group、Morgan Stanley)が修正計画を提出した。これはゴルフのティーショットの打ち直しルール(「マリガン」)のごとく、各銀行による株主への資本配分を統制するものである。これらの4社についてもテスト結果は(債券保有者にとって)ポジティブと考える。CCARがなければ株主配当が高くなっていたはずだからである。

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米国CCAR結果の評価

資本計画を勘案した後の資本最悪値は規制最低基準を上回った

全体として、CCAR結果はより多くの米銀がFEDの非常に厳しいシナリオ下において、資本計画を反映した後であっても、強い資本を維持していることを示している。以下の表は各銀行の非常に厳しいシナリオ下における予想CET1資本比率の最悪値(2015-16年)を規制最低基準4.5%に照らして表示したものである。

【非常に厳しいシナリオ下における予想CET1資本比率(2015-16年)の最悪値(資本計画の勘案後)】

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(ご参考)対象31社の略称一覧

Ally = Ally Financial Inc

AXP = American Express Company

BAC = Bank of America Corporation

BK = The Bank of New York Mellon Corporation

BBT = BB&T Corporation

BBVA Compass = BBVA Compass Bancshares, Inc

BMO Fin = BMO Financial Corp

COF = Capital One Financial Corporation

C = Citigroup, Inc

CFG = Citizens Financial Group, Inc

CMA = Comerica Incorporated

DB = Deutche Bank Trust Corporation

DFS = Discover Financial Services

FITB = Fifth Third Bancorp

GS = The Goldman Sachs Group, Inc

HSBC N.A = HSBC North America Holdings Inc

HBAN = Huntington Bancshares Incorporated

JPM = JPMorgan Chase & Co

KEY = KeyCorp

MTB = M&T Bank Corporation

MS = Morgan Stanley

MUFG UB = MUFG Americas Holdings Inc

NTRS = Northern Trust Corporation

PNC = The PNC Financial Services Group; Inc

RF = Regions Financial Corporation

SHUSA = Santander Holdings USA, Inc

STT = State Street Corporation

STI = SunTrust Banks; Inc

USB = U.S. Bancorp

WFC = Wells Fargo & Company

ZION = Zions Bancorporation.

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2社の資本計画が却下された/サンタンデール銀行

Santander Holdings USAは2年連続で定性的理由に基づき資本計画を却下された唯一のBHCである。 却下理由では、同社がFEDが昨年指摘したコントロール上の問題へ適切に対処できていないことを強調している。FEDの開示資料によればSantanderには資本計画プロセスに広範囲かつ「危機的な(critical)」な欠陥があるとされている(昨年の「重大な」(significant)という表現よりも強くなっている)。欠陥はガバナンス、内部コントロール、リスク特定、リスク管理、経営情報システム(MIS)など、多くの重要な分野で特定された。FEDはそれらの欠陥が同社の資本計画プロセスの全体的な信頼性を損なっていると付け加えている。

Santanderではオートファイナンス子会社が2014年5月に未承認の配当を実施することを公表してしまい、FEDと書面による合意をしたという経緯があったため、今回の不合格はある程度は予想されていた。その未承認配当の件は昨年のCCARで資本計画が却下された後に発生したものである。同社の2年連続の不合格は、 Citigroup、Citizens Financial、HSBC North America、Zionsなど昨年は不合格であった金融機関が今年の合格に向けて経営資源を投入して改善に努めてきたことと極めて対照的である。

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2社の資本計画が却下された/ドイチェ・バンク・トラスト

FEDはDeutsche Bank Trust Corporationの資本計画も却下した。同社はCCARに初めて参加した金融機関である。FEDによる却下理由では、親会社であるDeutsche Bank AGが米国で中間持株会社構造を採用し、新たな規制要件に対処するためにリスクコントロールを改善する際に直面している、継続的な課題を強調している。 Deutsche Bankでは規制関連の支出増加が1つの理由となり、全社的な収益性改善目標(コスト・収入比率65%の達成)の達成を部分的に遅らせる必要に迫られている。

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大手米銀5社の資本計画は合格した

FEDは大手5社の投資銀行の資本計画を合格とし、彼らが内部コントロールに対する行ってきた投資活動が効果的であることを実証した。これはクレジット・ポジティブである。

Citigroupは昨年のCCARでグローバル業務状況を適切に予測する能力に欠けているとして不合格になって以来、重要な戦略目標となっていたCCAR合格を達成した。 JPMorgan Chase、Goldman Sachs、Morgan Stanleyの3社は規制要件を満たさない指標があったため、資本計画を修正した(ゴルフで言うところのティーショットの打ち直

し)。 Bank of Americaは資本計画プロセスの弱さに対処するため2015年9月末までに資本計画の再提出を命じられた。

ムーディーズでは、銀行がティーショットの打ち直しをしたとしても、最終的に合格となるのであれば不名誉なことではないと考えている。各社自身のストレステストが当局のものほど厳しい結果にならない場合、FEDの結果に即して合格となるよう、配当や株式買戻しなどの計画を修正する機会を与えられることは適切である。しかし、ティーショットの打ち直しを毎年のように続けるのであれば、それは株主配当に対する強気な姿勢やより大きなリスクを受容するカルチャーがあることを示唆している可能性がある。

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大手米銀5社の資本計画は合格した

Bank of Americaのケースでは資本計画プロセスの欠陥として、収入・損失のモデリングの弱さと内部コントロールのいくつかの側面での弱さが指摘された。これらの弱さ、特に内部コントロールに関連する点は、同社には依然として同業他社と比べてもリスク管理を強化する余地があることを示唆しており、クレジット・ネガティブ要因である。一方で、同社の相対的に保守的な資本計画はこれらの欠陥の一部を補っている。同社のストレス後のバーゼルⅢ自己資本比率の最悪値は同業他社の水準を上回っていた。

大手5社に対する規制や業務環境のプレッシャーは依然として厳しい。各社の経営層は引き続き株主配当要求と規制遵守の間でバランスを取ろうとしている。

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CCARがなければ、大手米銀5社の株主配当はもっと増えていた

以下の図は大手5社のROE(CET1自己資本に対するリターン)とPBR(株価純資産倍率)をプロットしたものである(2015年3月12日時点)。全5社ともPBRやPER(株価収益率)が低く、収益を伸ばすことに苦労している。その結果、投資家はより高い配当と株式買戻しを要求している。CCARプロセスがなければ、これら5社の株主配当はおそらく間違いなく、もっと高い水準になっているだろう。

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2.米国主要銀行のシステミックな重要度

本章の内容は“Systemic Importance Indicators for 33 US Bank Holding Companies:

An overview of Recent Data” (Office of Financial Research, Feb 12, 2015) に依拠し

ている。

OFR(金融調査局)はドッド・フランク法に基づき米国財務省下に設立された金融調査機関で、マクロプルデンス政策のために必要な金融情報の収集を主な役割としている。

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主要米銀12社のG-SIB選定手法に基づくスコア結果

2013年末の各社データ及びBCBSが公表しているG-SIB選定方法に基づき、OFRがG-SIBスコアを算出したもの。(2014年11月にFSBが公表したG-SIBリストでも2013年末データが使用されている。)

表の対象は総資産2,500億ドル以上の米BHC12社。総資産のサイズの順に並んでいる。

グレーで表示されている8社がG-SIB。8社のスコア結果は2014年11月にFSBが公表した区分と一致している。

米国の資産500億ドル以上の銀行(33社)は本手法に基づくスコアを算出して当局に報告する義務がある。

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主要米銀12社のG-SIBカテゴリー内の位置

左図はOFRが算出した各社のG-SIBスコアをパーセントで表記したもの

下図はバーゼル委員会が公表しているG-SIBスコアに基づく、バケット区分と追加資本のルール。(スコアは左記と異なり、bpsで表記されている)

例えば、JPモルガンはスコアが5.05%(505bps)なので、バケットとしては5(スコア530-629)に該当する。8社のG-SIBについて確認したところ、2014年11月にFSBが公表したバケット区分と全て合致した。

スコアを仔細に見るとバケットの中の位置が分かる。例えば、シティグループはバケット3だが、バケット4にかなり近い位置にあり、JPモルガンもバケット4だが、バケット5に近い位置にある。一方、ステート・ストリート銀行はバケット1だが、下限に近く、ギリギリのところでG-SIBに選定されている。

G-SIB以外のBHCのスコアは0.19%から0.38%という水準で、バケット1の下限130bpsと比べるとかなり差がある。

JPモルガンとシティグループはそれぞれ上のカテゴリーに近く、ステート・ストリート銀行はG-SIBの下限に近い水準で選ばれている。G-SIB以外のBHCはスコア上はG-SIBとかなり差異がある。

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米国G-SIB8社のレバレッジ比率は相対的に低い

G-SIBである8社では資本は十分だが、レバレッジ比率(Tier1ベース)は米国大手の非G-SIB銀行の平均を下回っている。

ウェルズファーゴ銀行を除く、全てのG-SIBのレバレッジ比率が、非G-SIBの大手銀行の平均を下回っている。

縦軸はレバレッジ比率(%)、横軸はG-SIBのバケット区分を示す。右に行くほど、G-SIBとしての追加資本が重くなる。

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米国G-SIB8社の資産サイズは全体の70%を占める

G-SIBである8社の資産合計は銀行全体(*)の70%、エクスポージャー合計は72%を占めている。

(*)ここでは総資産500億ドル以上の銀行33社を合算したものを「銀行全体」としている

【主要米銀の総資産とエクスポージャー】

総資産とエクスポージャーの定義はバーゼル委員会が定めるG-SIB算定方法と同一。エクスポージャーにはデリバティブや証券ファイナンスを含むため、総資産よりも大きくなる。

Otherには8社以外の25社の銀行が含まれる。

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米国G-SIB8社の資産・負債のバランスにはバラつきがある

総資産500億ドル以上の銀行33社全体での総資産は約750億ドル、総負債は約720億ドルとバランスが取れているが、G-SIB8社を個別に見ると、大きなバラつきがある。

縦軸が負債、横軸が資産(単位:10億ドル)

バブルの大きさはエクスポージャー合計を示す

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その他

米国ではFRBが2014年12月9日に米国独自のGSIB選定手法とGSIBに適用される資本サーチャージ規制案を市中協議にかけている。コメント期限は2015年2月28日で終了済み。

米国規制案におけるGSIB選定手法では国際基準では使用していない「短期ホールセール調達への依存度」をファクターとして利用し、短期調達へ依存する銀行に重い資本サーチャージを課す意図が示されている。

本資料で行われているG-SIBスコアの計算方法は米国独自の手法ではなく、バーゼル委員会が制定した国際基準の方である。

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ムーディーズ・アナリティックスの受賞歴

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