Upload
others
View
1
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
代表取締役社長
2015年6月、富士通は創立80周年を迎えました。私たちは、人が安心して暮らせる豊かな未来を、お客様や社会の皆様とともに創造したいと考えています。80年という歴史の重さを認識し、進化するICTの力で、ビジネスの革新や様々な社会課題の解決にこれからも貢献していきます。今日、ICTはビジネスや経済を支える存在となり、日々の暮らしにおいても欠かせない、社会インフラの一部となっています。加えて、ICTの高度化と活用の拡がりを受けてデジタル技術を利用した画期的なサービスが次々と登場し、ビジネスや社会生活に大きな変化をもたらし始めています。今後、ネットワークにつながるモノの数は飛躍的に増えていくと予想されており、こうした変化のスピードはますます加速すると考えます。
富士通の企業理念は、「常に変革に挑戦し続け、快適で安心できるネットワーク社会づくりに貢献し、豊かで夢のある未来を世界中の人々に提供すること」です。私たちは、これからもイノベーションへの挑戦を加速させ、お客様とともにICTの新たな力をお客様のビジネスの革新や社会における様々な課題の解決に役立てることで、この理念の実現を目指してまいります。
社長メッセージ
ICT分野において各種サービスを提供するとともに、これらを支える最先端・高性能かつ高品質のプロダクトおよび電子 デバイスの開発、製造、販売から保守運用までを総合的に提供する、トータルソリューションビジネスを行っています。
主に法人のお客様向けに、ICTを活用したビジネスソリューションを提供しています。サービスビジネスは国内No.1※、グローバルNo.5※のシェアを持ち、グローバルに展開。特にアウトソーシング分野では、日本と欧州を中心に、世界16カ国、121拠点にデータセンターを配し、お客様のICTにかかる運用負担の軽減や環境対応など、様々なニーズに応えるサービスを提供しています。※出典:Gartner, “Market Share: IT Services, 2014” 31 March 2015
パソコンやスマートフォンのほか、オーディオ・ナビゲーション機器などのモバイルウェアの開発、製造、販売などを行っています。特に、ノートパソコンは、設計から製造・組立・カスタムメイドまでを島根富士通で一貫製造し、高品質・高付加価値製品を提供しています。
当社子会社の富士通セミコンダクターおよび そのグループ会社がデジタル家電や自動車、 スマートフォン、サーバなどに搭載されるLSIを提供しています。また、上場連結子会社である新光電気工業、富士通コンポーネント、FDKなどが、半導体パッケージをはじめとする電子部品のほか、電池、リレー、コネクタなどの機構部品を提供しています。
テクノロジーソリューション
ユビキタスソリューション
デバイスソリューション
business 事業紹介
富士通の“MetaArc”は、最先端のICTと、お客様とともに培ってきたノウハウを結集したビジネス・プラットフォームです。企業や業界の枠を“越えてつなぎ”、お客様のデジタル革新を実現します。
最先端ICTをワンストップで提供クラウド、モバイル、ビッグデータ、IoT、AIなどの最先端技術を実装。企業間の共創や業界横断のビジネスモデル構築、新たな価値創造に貢献します。
新たなビジネスと既存システムを連携新たなイノベーションを創出するシステムと基幹システムなどの従来の情報システムを、同一のプラットフォーム上で実現します。
社内システムでの実践を通じて継続的に進化社内にある約640システムのクラウド移行に加え、パッケージ開発、ソフトウェア開発、研究所などの現場部門での活用により、ノウハウを蓄積。継続的な機能改善に取り組みます。
デジタルビジネス・プラットフォーム 「MetaArc(メタアーク)」
ヒューマンセントリック・イノベーションとは、デジタルな情報、そしてリアルなモノやインフラを つなげて人の判断や行動を支援することによりビジネスや社会の価値を生み出す富士通のアプローチです。
ヒューマンセントリック・イノベーション・イン アクションHuman CentriC
innovation in aCtion
人や身のまわりの様々なモノがネットワークにつながる世界「ハイパーコネクテッド・ワールド」が出現し、人々の生活やビジネスに大きな影響を与えています。2020年には500億個以上のモノがネットワークに接続されると言われ、このようなあらゆるモノとのつながりや、そこから生み出される大量のデータを活用することで、新たな価値を創出できるようになります。
そして、様々なモノとの「つながり」が価値を生み出す時代が始まっています。新たなテクノロジーを活用することで、多様なニーズに応える商品を、低コストかつ、大規模に生み出すことができるのです。このような時代の流れの中では、テクノロジーを活用して人がどのように新たな価値を生み出せるかということが重要になります。
富士通は「ヒューマンセントリック」という考え方で、人を エンパワーする(力を与える)テクノロジーを追求しています。
富士通が提案する「ヒューマンセントリック・イノベーション」は人を中心としたイノベーションを生み出すアプローチです。デジタルな情報とリアルなモノやインフラをつなげて人をエンパワーすることにより、ビジネスや社会の価値を創造することができます。ヒューマンセントリック・イノベーションは、一人ひとりの個人から、企業や公共機関、さらに産業という異なるレベルに対して段階的に適用することができます。そして、この道が豊かで持続可能な社会「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」に続いていると富士通は考えています。
旭酒造株式会社様
オムロン株式会社様
株式会社レオパレス21様
トヨタ自動車株式会社様
Customer Cases
プリント基板の製造ラインにおけるプロセス改善のためにビッグデータを活用し、人の改善力を強化。各装置が発するログデータを統合し、生産工程を一連の流れとしてリアルタイムで可視化することで、生産性の向上に取り組んでいます。
原料となる酒米の安定的な調達を実現するため、食・農クラウド「Akisai」を導入。データの活用により、栽培が難しい山田錦の生産量拡大に向けた生産ノウハウや知見の共有に取り組んでいます。
水素社会の実現に向け、CO2排出量0の燃料電池自動車(FCV)“MIRAI”を発売。FCVの 普及に向け、業界の枠を超えた取り組みとして、富士通の水素ステーション情報管理サービスを活用し、ドライバーへリアルタイムにステーション情報を提供しています。
IoT(センサー+ネットワーク)とクラウドを活用した監視サービスによって、賃貸住宅の屋根をオーナー様から借り、太陽光発電システムを設置することでクリーンな電力を生み出す「屋根借り太陽光発電事業(ルーフメガソーラープロジェクト)」に取り組んでいます。
データ活用によるものづくり改革
iCt活用による農業改革
水素社会の実現に向けた情報改革
太陽光発電の運用改革
オリンピック・パラリンピックは世界中の人・情報・インフラが密に交わり、大きなイノベーションを起こす場です。まさに富士通が掲げる顧客価値、社会価値を実現する「ヒューマンセントリック・イノベーション」と合致するものであり、富士通のデータセンター技術によるサービスを通じて、安全で確実な大会運営の実現に向けて寄与していきます。
ゴールドスポンサー(データセンター)として東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をサポート
スポーツを通じた貢献
aCtivity 社会価値実現のための活動
英国では、富士通UK and Irelandが、定職を持たない若年層に生活技能やビジネス理解向上のための理数知識を提供するプログラムに参加しています。
いわゆる理科・数学離れが懸念される中、「数学オリンピック」や「情報オリンピック」など、将来の日本の科学技術を担う若者を発掘・育成するコンテストを支援しています。
2002年からマレーシアサバ州にある「富士通グループ・マレーシア・エコ・フォレストパーク」で、サバ州森林開発公社の支援を受けながら、熱帯雨林再生プロジェクトに取り組んでいます。
共創への高まるニーズに応える一環として、社内外の人々を集めたワークショップを開催。新たなソフトウェアやIoTソリューションのアイデアを出してプロトタイプを作りあげるハッカソンに取り組んでいます。
職業能力養成への支援
次世代の人材育成
環境社会貢献
共創の人材 ハッカソン
富士通株式会社
本社所在地 〒105-7123 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター
teL 03-6252-2220(代表)
設立 1935年6月20日
資本金 3,246億2,507万5,685円(2015年3月31日現在)
連結子会社数 510社(2015年3月31日現在)
ホームページ http://jp.fujitsu.com/
グローバルな事業体制
企業プロフィール
※ 2013年3月期の数値については、「従業員給付」(IAS第19号平成23年6月16日)の遡及適用後の数値となっています。
ComPany ProFiLe
テクノロジーソリューション・システムプラットフォーム
デバイスソリューション
ユビキタスソリューション 21.2%
11.9%
11.9%
53.9%
テクノロジーソリューション・サービス
連結売上高(売上収益)推移 連結営業利益推移 2015年3月期セグメント別売上収益比率
注: 売上収益は顧客の所在地を基礎として、国又は地域に分類しており、連結売上収益を100%として、各地域が占める割合を示しています。(「2014年度連結決算概要」参照)
連結子会社数 従業員数 売上収益 データセンター数
2015年3月期海外地域別売上収益比率
アメリカemeia
アジア
日本
オセアニア
51社0.8万人3,920億円10カ所
131社2.9万人9,906億円24カ所
92社1.8万人3,871億円10カ所
197社9.9万人28,732億円71カ所
39社0.4万人1,100億円6カ所60.4%
©2015 富士通株式会社Printed in Japan AA0001-23(2015年12月)
見やすさへの配慮本冊子は、富士通が開発したソフトウェア「Color Selector(カラーセレクター)」でチェックし、文字や図表がより多くの人にとって見やすいように、アクセシビリティの高い色の組み合わせを使用しています。
環境への配慮● 有害物質の使用量や排出量が少ない「水なし印刷」技術を使用しています。
● 森林保全につながるFSC®(Forest Stewardship Council®)「森林認証紙」を使用しています。
● VOC(揮発性有機化合物)を含まない「植物油インキ」を使用しています。
jp.fujitsu.com
富士通株式会社〒105-7123 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター電話:03-6252-2220(代表)