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神⽥外語⼤学・グローバルコミュニケーション研究
所の久保⾕先⽣が在外公館派遣員試験への勉強会を
始め、2009年に第1期⽣を輩出して以来、今回第87
期として2018年3⽉に派遣される17名を含めると
123名が神⽥外語⼤学・神⽥外語学院より在外公館
派遣員として、世界に⽻ばたき、活躍しています。
司会を務める、元ジンバブエ⼤使館派遣員根本さんと元タンザ
ニア⼤使館派遣員江波⼾さん
神⽥外語 在外公館派遣員100名突破記念OBOG会が⾏われました
平成30年2⽉吉⽇、如⽔会館において、神⽥外語⼤学・神⽥外語学院で外務省在外公館派遣員になった学⽣
が100名を突破したことを記念し、懇親会が⾏われました。
外務省在外公館派遣員制度とは・・・海外にある⽇本の在外公館(⼤使館、総領事館、政府代表部、領
事事務所)に⼈材を派遣する制度です。主として、語学⼒を活かし館務事務補佐をしつつ、国際社会で
の経験を積み、友好親善に寄与することを⽬的としています。(2018年2⽉現在、任期は原則2年)
今回の神⽥外語在外公館派遣員OBOG会〜祝100名突破記念〜では、既に帰国している元派遣員、これから
出発する第87期の派遣員に加えて、前国連代表部特命全権⼤使・神⽥外語⼤学グローバルコミュニケーショ
ン研究所客員教授の吉川先⽣や卒業⽣で外務省にて活躍してされている⽅々などにお越しいただき、総勢約
60名で開催されました。
2018.04.03
酒井学⻑からのごあいさつの場⾯では、神⽥外語に
とって世界中で活躍している在外公館派遣員は宝
物。神⽥外語出⾝の先輩がいるというタテのつなが
りと、⼀緒に派遣される仲間がいるというヨコのつ
ながりがあるということは神⽥外語の強みであり、
これからもより⼀層⼤事にしていってほしいとお⾔
葉をいただきました。
開会のごあいさつにて、佐野理事⻑より建学の理念である「⾔葉は世界をつなぐ平和の礎」という⾔葉か
ら、海外に2年間⾝を置き、現地の⼈と触れ合うことによって、そこから平和の礎が⽣まれていくことを⽰
していただきました。これから出発する第87期の派遣員に対しては、この建学の理念に沿う形で平和の⼀助
となるように頑張ってほしいとエールを送りました。既に帰国し、様々な場所で活躍している卒業⽣に対し
ては、これから⾃分たちにできることは何なのかを考えて、皆に建学の理念である「⾔葉は世界をつなぐ平
和の礎」を実現していってほしいとお⾔葉をいただきました。
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続いて前国際連合⽇本政府代表部吉川⼤使よりご挨拶とこれから出発する派遣員への激励として「⼈⽣にお
いて⼤事なものは、単位の取れる授業だけでは得られない」というお話をいただきました。
歓談の中では、これから赴任する派遣員が既に帰国した先輩から現地の話や派遣員としての⼼得を聞くこと
で、残り数⽇で出発という⽅もいる中、不安や緊張を和らげ、これからの海外赴任で待ち受けることにも果
敢に臨んでいこうという姿勢になっていたようです。
また、これから赴任する派遣員の⾃⼰紹介では、⼀
⼈ずつ抱負や決意を発表しました。既に帰国した先
輩元派遣員は、外務省で働いている⽅や⽇本政府観
光局(JNTO)、国際協⼒機構(JICA)など、派遣員で培
った知識や経験を活かして様々な場所で活躍してい
ます。在外公館派遣員試験は年2回ありますが、これ
からは半年ごとに現在派遣員として活躍している⽅
が続々と帰国する予定であり、これからの活躍にも
⾮常に期待が⾼まります。
今回会場内では帰国派遣員から集めた、赴任した国の紹介や思い出に残っている写真を展⽰するコーナーを
設け、その写真を⾒ながら懐かしんだり、⾃分の赴任地とは⼤きく異なる国の写真を⾒ながら驚いたりと、
⾮常に楽しんでいました。
「単位にならないけれども、毎回来てくれる学⽣と
講座以外でも⾯談をし、時には、その学⽣のためと
思い、厳しいことも⾔った。けれども、そこでくじ
けずに懸命にみんなが⽬標に向かって臨んできてく
れる。今⽇集まった既に帰国した元派遣員の⽅々も
みんなキラキラと輝いていて、こうやって続けてい
て、本当に良かったと⼼から思った。」と今までの
思い出を振り返りつつ、お話をいただきました。
そして、帰国した派遣員から久保⾕先⽣への感謝の
メッセージを集めたものをお渡ししました。
最後に宮内学⻑補佐(新学⻑)より、お祝いの歌と共に
これから出発する学⽣にエールをいただき、会は無
事終了となりました。
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多くの学⽣を在外公館派遣員として送り出してきた、久保⾕先⽣からのご挨拶の場⾯では、「今回赴任する
派遣員も合わせると123名が外務省在外公館派遣員試験に合格していることは本当に素晴らしい。この講座
は始め、本当に1~2⼈の学⽣が相談に来るような形のものから始まり、今や50⼈規模の講座になってい
る。」
グローバルコミュニケーション研究所の久保⾕先⽣が⾏っている「+α・+β教養講座」は今や各回50
名近くの学⽣が参加する⼤きなものとなっていますが、先⽣がこの派遣員の対策講座を始めたころは、
昼休みの時間に数名が集まって開かれる、⾮常にこじんまりとしたものでした。
教えていたことは今と変わらず、「派遣員になるための勉強」ではなく、「国際社会で活躍する学⽣に
必要なグローバル教養を⾝に付けるためのもの」でした。
海外の⽇本⼤使館、総領事館等で働くためにはもちろん語学⼒も必要ですが、それに加えてグローバル
な視野と基礎知識、そして社会⼈⼒が⾮常に重要。