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「京都メディアテーク」 U3:メディアテーク課題  2009 年建築新人戦ファイナリスト 16 作品入選 敷地 ― 京都市左京区北山 用途 ― メディアテーク 期間 ― 2009/06 ~ 2009/07

kyoto media theque

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Under Graduate Project

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Page 1: kyoto media theque

「京都メディアテーク」U3:メディアテーク課題 2009 年建築新人戦ファイナリスト 16 作品入選

敷地 ― 京都市左京区北山用途 ― メディアテーク期間 ― 2009/06 ~ 2009/07

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Information+

Architecture

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情報を発信する建築を考える

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「京都メディアテーク」

Project Theme「 京 都 府 立 総 合 資 料 館 の コ ン バ ー ジョン」京都の北に存在感の薄い資料館が建っている。中には膨大な数の資料が収められ、それらが人目に触れることはほとんどなく、建物自体を利用する人は非常に限られている。この建物

を現代の情報を発信し、様々なメディアに触れることのできる「きょうとメディアテーク」にコンバージョンを行う。

京都府立総合資料館(1963-)

Site

敷地は京都市北山。北山通りに面し、京都市営地下鉄北山駅の交差点

に隣接する。付近には「陶板名画の庭」、「京都府立植物園」、「京都コ

ンサートホール」が立ち並ぶ。コンサートホールとの間には壁が立ち、

コンサートホール前の広場とは完全に分離された状態にある。北山通

り側の敷地内部には駅前にも関わらず広い駐車場が広がり、高い垣根

で囲われることで、完全にヴォイド化している。これらにより、緑あ

ふれる北山の駅前一等地に関わらず、資料館を目的に訪れる人以外に

は何の建物かも解らない状況を作りだしてしまっている。

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U G CourseProject2011 / 04 - 2011 / 05

nder raduate

Concept 街路の延長上にメディアテークを作る

メディアテークを都市の延長上に作る。既存建物のヴォイド部分にマッシブなヴォリュー

ムを挿入し、その内部をメディアテークとするのではなく、京都特有の碁盤目状のグリッ

トの延長上にメディアテークが存在することが適しているのではないかと考えた。既存の

構造体の間隔に合わせたスケールのヴォリュームをオープンスペースに並べ、街の街区の

延長上に建物が存在するように計画した。新しく建てられたヴォリュームの間にできた道

は人の流れを導き、既存の建物内部に新しく作られた道と繋がる。

京都の街を構成する碁盤目状の道。その延長上で情報を発信する場を作る。

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「京都メディアテーク」

GL±0 PLAN 1/400

A

DHK

I E

F

GJ

B

C

Smoking Room

Entrance

RestroomShed

Shed

Shed

Children Room Office Gallery Machine Room

Dedital Archive

既存の建物の構造体の間隔を元に空間のスケールを決定する。新しく追加されるヴォリュームもそのスケールに

よって構成され、既存建物内部と連続するような形で構成される。メディアテークを訪れる人々はこれらのヴォ

リュームの間の道を巡る。

A

B

C

D

E

F I

J

K

Information

Gallery

Gallery + Image Box

Gallery

Gallery Shop

Station Entrance

Digital Archive

G

H

Image Box

+-0 -1040 -2240

GalleryPlant Cage

NEW GALLERY

既存の構造体 新たに空間の単位を作る 外部にも空間を延長させる

北山通りから既存内部へ

コンサートホールから北山通りへ

駅を降りて、コンサートホールへ

← 鞍馬街道 →

← 北山通り →

住宅地からギャラリーを抜ける

地下鉄出口から広場へ

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U G CourseProject2011 / 04 - 2011 / 05

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隣接する京都コンサートホール

の広場と繋がる

既存建物と新しいヴォリューム

が道を作り出す

道端のお店に立ち寄るように

展示室に入る

1

2

3

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既存の図書館 図書をヴォリューム化する 図書を視覚化する

街路を内部空間にまで延長させる既存の資料館内部に納められていた資料を情報の BOXとしてまとめる。

暗い建物内部に納められていた情報を BOX として視覚化することで情

報を発信する場に転換する。新しいセルの延長上に作ることで、新しい

物と古い物を等価に扱うことができると考えた。

A-A` Section 1/300

「京都メディアテーク」

Page 9: kyoto media theque

P.S

P.SD.S

P.SD.S

自習室

喫煙室

ロビー

倉庫

バックヤード

ウッドデッキ

図書事務室

図書館

休憩室

A

A`

P.S

E.V

P.SD.S

+7150

+8050

+7150+9650

P.SD.S

図書館

カフェ

倉庫+前室

バックヤード

ウッドデッキ

A

A`

P.S

P.SD.S

+7150+9650

+10900+11650

+10900

+9130+10130

+10900

P.SD.S

ホワイエ

研究室

ホール

バックヤード

バックヤード

A

A`

Smoking Room

Entrance

Restroom

Shed

Shed

Shed

Children Room

Office

Gallery

Machine Room

Dedital Archive

2 n d F l o o r

3 r d F l o o r

4 t h F l o o r

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北山通りからメディアテークへ

ギャラリーの間を抜ける

エントランスより内部へ

吹き抜けのロビーを抜ける

図書のヴォリュームを抜ける

渡り廊下を渡る

カフェの脇を抜ける

最上部のホールへ入る

LibraryStudy RoomCafeHallLavoratory

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視覚化された資料のヴォリューム

上部のウッドデッキ中央ロビーの吹き抜け

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