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非グローバル化時代の
2014年5月23日LET中部第83回研究大会
非グローバル化時代の英語教育
戦後史と社会統計から考える寺沢 拓敬
1
寺沢 拓敬日本学術振興会PD/国⽴⾳楽⼤学Mail: [email protected]
Blog: http://d.hatena.ne.jp/TerasawaT/
Twitter ID: tera_sawa1
目的目的「グローバル化→英語教育」言説を
相対化する2
相対化にどんなメリットが︖• 学術的意義–グローバル化と英語教育の関係、–グローバル化と英語教育の関係、
その複雑性を理解• 実務的意義–巷の英語言説を批判的な吟味
教室でウソをつかなくなる–教室でウソをつかなくなる or
つけなくなる
3
相対化、2つの視点第I部 歴史的な相対化第I部 歴史的な相対化グローバル化していなかった時代では、英語教育振興は⽣じなかったのか︖
第II部 社会統計的な相対化(印象論を排し)社会統計を⾒ると、現代日本は
4
(印象論を排し)社会統計を⾒ると、現代日本はどれほどグローバル化・英語化しているか︖
第I部
5
第I部グローバル化していなかった時代の英語教育振興
戦後のグローバル化の例貿易額(出所、財務省)、出⼊国者数(同法務省)
入入入入(百百百)出入入入(百百百)
60
出入入入(百百百)
20
30
40
50
輸出輸(兆兆)輸入輸(兆兆)輸出輸(兆兆)輸入輸(兆兆)
66
0
10
20
1950 1960 1970 1980 1990 2000
中学校英語の必修化Q. 中学校で外国語が必修教科になったのQ. 中学校で外国語が必修教科になったの
はいつ︖
① 戦前 (〜1945.8)② 本⼟占領期 (1945.9〜1952.4)③ ⾼度成⻑期前後(1952.5〜1969)
7
③ ⾼度成⻑期前後(1952.5〜1969)④ 昭和後期 (1970〜1988)⑤ 平成期 (1989〜)
7
いつ事実上の必修化は⽣まれたか︖
8
⽣まれたか︖要点・「全員が1度は学ぶ」という意味では1950年代・「全員が3年学ぶ」という意味では1960年代
8
旧学制中等教育に進学した⼈の⼀部だけが英語を履修
新学制指導要領試案
19471945
名実ともに選択科目
指導要領試案「外国語が必要でない⽣徒もいる。選択科目が妥当」
事実上の必修科目1950 加藤周⼀の
必修化反対論英語は多くの⽣徒に必要な
事実上の必修科目全員が⼀度は学ぶ
全員が3年間学ぶ1960
必修化反対論英語は多くの⽣徒に必要ない。社会・政治が再び右傾化しつつある今、日本語や社会科の学習の方がよほど重要
9
1970平泉・渡部論争「英語は義務教育の対象外」と言った
事実上の必修科目「全員が3年間学ぶ」
1980
1990
「英語は義務教育の対象外」と言った平泉ですら、ごく基本的なレベルでの英語教育は肯定
英語週3時間反対運動戦後初期には当たり前だった授業時数の差(⽣徒間の差、地域差)が、1980年代には「不平等」と認識された
1010
1990 の差(⽣徒間の差、地域差)が、1980年代には「不平等」と認識された
中学校外国語が「必修教科」に2000
10
戦後初期︓名実ともに選択科目• 今日義務教育においてただちに英語を必修科目とするこ
とはこれまた⾏き過ぎであるとの⾒解にも接した。. . . とはこれまた⾏き過ぎであるとの⾒解にも接した。. . . 実際として、「第⼀学年における英語科必修」ということは提唱してもよかろうと思う。…[しかしながら] ⼀学年英語科必修というわたくしの提唱には、実施に当たってかなりの困難があろう。(松川, 1948, pp. 11-2)
• ⽣徒のほうも選択によって英語を習うということになっ
11
• ⽣徒のほうも選択によって英語を習うということになっていますし、普通、⼀年⽣は全部やり、⼆年になると少し減るようです。…学校によっては⾼等学校ではじめてABC を教えるところができます。
(『英語 教育と教養』編集部 1948, p. 20)11
1954年、愛知県での履修率100%
20%
40%
60%
80%
愛知県教育文化研究所の調査(『英語教育』
0%
20%
中1 中2 中3
12
(『英語教育』編集部1955 より引用)
1960年代の英語履修率100%
85%
90%
95%
中1(推測値) 出所︓文部省発⾏、全 国 中
80%
85%
1961 62 63 64 65 66 67 68 69
中2中3
13
文部省発⾏、全 国 中学 校 学 ⼒ 調 査 の報 告 書、各年度版
農漁村地域の急上昇
95%
100%住宅市街
工業市街
75%
80%
85%
90%
工業市街
商業市街
山村
普通農村
農山村
※1 「全学テ」報告書記載の各地域のシェアから推
14
65%
70%
75%
1961 62 63 64 65 66
農山村
純農村
漁村
シェアから推※2 報告書原本の
14地域から、特徴的な8地域を抜粋。
戦後初期の農漁村地域• ⼈々の多くは農漁村に• ⼈々の多くは農漁村に–1947年の国勢調査︓67%が郡部居住
• 農村と都市の間の文化格差–農村は「封建的」「非⺠主的」「教育
に無関心」(広田 1999, p. 84)
15
に無関心」(広田 1999, p. 84)→ グローバル化ばかりか「近代化」に
も遠かった農村が必修化完了の主役15
農漁村における英語への不信感• 1940年代後半、山村地域の⼈々の声
「英語などどうでもよいのだ」「英語などどうでもよいのだ」「英語は⼈間を堕落せしめるものである」「英語の出来る者は不良の奴だ」
(禰津 1950, pp. 1, 47-8)• 1960年前後の日教組教研集会
「先⽣、なんで英語なんかやるだい。英語なんかいらねえと思うけどなあ」という声が⽣徒からも⽗⺟から
16
「先⽣、なんで英語なんかやるだい。英語なんかいらねえと思うけどなあ」という声が⽣徒からも⽗⺟からも出はじめました。それに対して、どう答えたらよいのか、… ⽣徒や⽗⺟を納得させることはもち論、⾃分⾃身を納得させるだけの答えが出来ませんでした。
(五⼗嵐 1962, p. 8)16
ここまでのまとめ名実ともに選択科目1947
事実上の必修科目全員が⼀度は学ぶ
全員が3年間学ぶ
1950
1960全員が3年間学ぶ
「英語=《国⺠教育》」という伝統の⾃明化
1970
17
なぜ事実上の必修化は⽣まれたか︖
18
⽣まれたか︖要点・英語科の必然的な発展ではない・偶然の要因の複合的作用の結果
18
[F1] ⾼校⼊試へ
必修化促進要因 必修化
阻害要因
仮説
[F2] 英語の必要性増
[F3] 関係者の
[F1] ⾼校⼊試へ英語導⼊
1950年代〜60年代の
中学校英語
選択科目の理念社会の要求に応えられない科目は必修にすべきでない
19
[F3] 関係者の必修化運動
[F4] ⽣徒数急増・教員採用の変化
60年代の中学校英語
農村の苦境
19
分析の結果必修化
促進要因 必修化阻害要因
離農化戦後⺠主主義の退潮
[F4]
[F1]⾼校⼊試への
英語導⼊ 1950年代〜60年代の
中学校英語
選択科目の理念「社会の要求」
農村の苦境
阻害要因の退潮
20
[F4]⽣徒数急増・
教員採用の変化
中学校英語 農村の苦境
文化教養説 「科学的に正しい語学」言説
20
[F1] ⾼校⼊試・⾼校進学率• 「⾼校⼊試への英語導⼊が、事実上の必修化を⽣んだ」という説「⾼校⼊試への英語導⼊が、事実上の必修化を⽣んだ」という説(中村・峯村 2004, Butler & Iino 2005)
• 1952︓英語⼊試の開始(河村 2010)• ⾼校進学率の上昇• ⾼校進学率の上昇– 43%(1950) → 58%(1960)→ 82%(1970)
21
30
40
46
60
80
100
都都都都入
高高高高高(()
0
10
20
0
20
40
60
都都都都入
高高高高高
高高高高高
入入に英英を課しし都都都都
高高高高高
22
1950 1955 1960 1965 1970
00
データの出所- 進学率︓文部省「学校基本調査」各年度版- ⾼校⼊試の動向︓河村 2010
「⾼校⼊試」説だけでは不⼗分な理由
1. 進学率漸増と履修率急増の間の⼤1. 進学率漸増と履修率急増の間の⼤きなギャップ(特に農漁村地域)
2. せいぜい数⼗%の進学率上昇で、戦後初期の「阻害要因」に戦後初期の「阻害要因」に競り勝ったと考えるのは非現実的
23
80%
90%
100%
全国の中3履修率
漁村の中3履修率
50%
60%
70%
80% 漁村の中3履修率
東京都の⾼校進学率
⻘森県の⾼校進学率
40%
50%
1960
年度1961
年度1962
年度1963
年度1964
年度
宮崎県の⾼校進学率
24
[F2] 英語の必要性は増えたか︖
• 戦後前期の国際化状況は限定的–海外旅⾏はまだ⾃由化されていない–海外旅⾏はまだ⾃由化されていない–対外貿易額はまだ⼩さい
• ⼈々の必要性認知もごくわずか–内閣府世論調査
25
内閣府世論調査–1960年「新⼊社員に期待する英語⼒」
アンケート(有名企業20社)
25
英語(外国語)学習の予定・意欲がある⼈の割合内閣府世論調査より(詳細︓寺沢 2013a)
5%
10%
15%
15歳〜24歳男⼥成⼈男性成⼈⼥性
0%
5%
1962 76 81 84 92 99 200526
60%
80%
100%
⼤卒者への期待⾼卒者への期待
「期待する」と回答した企業の割合
0%
20%
40%
60%
基礎⼒ 文書が 手紙が 会話が 電話の
読める 書ける できる 応接
27
有名企業20社アンケート「新卒社員に期待する英語⼒」(『英語教育』編集部 1960)
[F3] 必修化運動︖• 『英語教育』誌上
→ 反対論が多数派→ 反対論が多数派• 全国英語教育連盟(全英連)
→ 関心薄い• 日教組教研集会 外国語教育分科会
→ 根強い慎重論
28
→ 根強い慎重論• 文部省
→ 「進路・適性に応じた教育」をスローガンにむしろ選択制の徹底を目論む
28
[F4] ⽣徒数の急増、教員採用の変化
• ベビーブーマーと教育環境の変化に関する実証研究(e.g. 苅谷 2009)
400
500
600
700
中学校生徒数
関する実証研究(e.g. 苅谷 2009)
29
0
100
200
300
1950 1955 1960 1965 1970
中学校生徒数(万人)
29
⽣徒数の⼤変動と履修率上昇• 戦後初期の深刻な(英語)教員不⾜• ⽣徒数増への対応として英語教員増員• ⽣徒数増への対応として英語教員増員• ⽣徒減少後も採用した教員は維持
⼈的リソースの余裕↓
上級学年に⼈員をまわすことが可能に
3030
↓
上級学年に⼈員をまわすことが可能に↓
英語クラスの新規開講
英語履修者絶対数では1962年以降減少
500
600
700
中3
中2
中1
万⼈
推計方法
200
300
400
500推計方法各学年の⽣徒数に、次
の履修率をかけた- 中1︓100%
- 中2︓「全学テ」報告書記載の履修率
- 中3︓「全学テ」報告
0
100
1961 1962 1963 1964
- 中3︓「全学テ」報告書記載の履修率
3131
31
百百5
社社
公⽴中本務教員数 ベビーブーマー在学期
百百3
百百4
入英
入高
理理
32
1947 1950 1953 1956 1959 1962 1965
外入英
32
出所︓『学校教員統計調査』各年度版
英語教員のシェア
(縦軸)
およびおよび
ベビーブーマー卒業後の
教員採用方針(横軸)
3333
(横軸)
の相関関係都市6都府県および北海道をのぞく39県のプロット
必修化阻害要因を解消した要因
1. 戦後型文化教養説1. 戦後型文化教養説–読み替え︓戦前の「⾼尚」な教養言説を、
「⼤衆のための英語教育」に適合させた–ニーズがなくても「教養のため」と
正当化可能に2. 「科学的に正しい語学」言説2. 「科学的に正しい語学」言説3. 戦後⺠主主義の退潮4. 就業構造の変動(農業⼈口の減少)
34
分析の結果(再掲)必修化
促進要因 必修化阻害要因
離農化戦後⺠主主義の退潮
[F4]
[F1]⾼校⼊試への
英語導⼊ 1950年代〜60年代の
中学校英語
選択科目の理念「社会の要求」
農村の苦境
阻害要因の退潮
[F4]⽣徒数急増・
教員採用の変化
中学校英語 農村の苦境
文化教養説 「科学的に正しい語学」言説
まとめグローバル化が限定的だった時代に、英語科はなぜ必修教科に英語科はなぜ必修教科にアップグレードできたのか︖
3636
必修化は偶然の産物
英語科の必然的な発展の結果英語科の必然的な発展の結果
英語科にとって外在的な要因の相互作用の結果
3737
歴史の「もしも…︖」
• もしも英語⼊試の導⼊が、関係者の• もしも英語⼊試の導⼊が、関係者の猛反対で頓挫していたなら…︖
• もしもベビーブームがなかったなら… ︖• もしもオーラルアプローチの流⾏が
なかったなら… ︖もしも⾼度経済成⻑がなく、農業国のなかったなら ︖
• もしも⾼度経済成⻑がなく、農業国のままだったなら… ︖
3838
もしも…だったなら︖
• 「英語は全ての子どもが学ぶもの」という• 「英語は全ての子どもが学ぶもの」という現状は⽣まれていなかったかもしれない
• その傍証–戦前は「⼀部の⽣徒だけが学ぶ」のは当たり前–加藤周⼀や平泉渉の必修化廃⽌論
39
–加藤周⼀や平泉渉の必修化廃⽌論– 1950年代の文部省は完全な選択制を目論む
39
第II部40
第II部社会統計から⾒たグローバル化・英語化の実態
英語使用に関する統計• 無作為抽出調査が⼤前提–ネット調査/ネットモニター調査には⼤きな–ネット調査/ネットモニター調査には⼤きな
バイアス(本多 2005)
• 日本版総合的社会調査(JGSS)における英語使用を問う設問–あなたは、日常⽣活や仕事で英語を使います–あなたは、日常⽣活や仕事で英語を使います
か︖(複数選択可)–詳細︓寺沢 2013b
41
英語使用率( JGSS-2002/2003 統合データ)
6.1%7% • 総回答者数︓4910⼈
5.1%
1.0%
6.1%
0%
1%
2%
3%
4%
5%
6%
• 総回答者数︓4910⼈• ⺟集団︓
– 日本全国に居住する20〜89歳の有権者
• 分⺟が就労者の場合– 仕事でよく使う0% – 仕事でよく使う
…1.4%– 仕事で時々使う
…7.9%
42
10年以上前の使用率でしょ︖10年以上前の使用率でしょ︖
2010年代になれば、使用者はもっと増えているのでは︖
43
「あなたは過去 1年間に、以下のことで英語を読んだり、聴いたり、話 したりしたことが少しでもありますか」(JGSS-2006 & JGSS-2010)
26.8%30%2006 2010
21.0%
7.4%
26.8%
9.8% 9.3%
16.3%
6.1%
23.1%
10.0%7.8%
0%
10%
20%
30%
仕事
友⼈・
映画・読
書
インターネット
海外旅⾏
2006 2010
*
・知⼈
・⾳楽・
読書*
インターネット
海外旅⾏
*: p < 0.05
仕事の分⺟は就労者詳細︓寺沢 2014b
44
2006-2010間のできごと• 世界的不況(2008年秋〜)–日本の経済成⻑率–日本の経済成⻑率• 2009年︓前年⽐マイナス 5.5%
–日本の対外貿易額(円)• 2009年︓前年⽐マイナス 33.9%
–訪日外国⼈–訪日外国⼈• 2009年︓前年⽐マイナス 16.1%
45
30%
40%
50%
2006 2010過去⼀年の
(分⺟
減少が⼤きい産業 減少が⼩さい産業
0%
10%
20%
30%
飲食店産業
運輸業
情報サービス
卸売業
公務
金融保険
教育研究
⼩売業
製造業
建設業
その他
医療サービス
農業
の仕事での英語使用
分⺟:就労者)
飲食店産業*
運輸業* サ
ービス
卸売業
金融保険
教育研究サービス
⼩売業
製造業
建設業 他
サービス業
サービス*: p < 0.05
n > 50 の産業のみ詳細︓寺沢2014b
46
• 訪日外国⼈減少の影響が⼤きい産業–飲食店(外食チェーン含む)–運輸業(旅客運輸含む)–運輸業(旅客運輸含む)
• 貿易不況の影響が⼤きい産業–運輸業–卸売業(いわゆる「問屋」)
• 影響が少ないドメスティックな産業• 影響が少ないドメスティックな産業–⼩売業–医療サービス–農業
47
⽶国︓リーマンショック金融危機の
グローバル化×
世界的不況
日本︓貿易減 訪日外国⼈減
×英語使用減
48
日本︓貿易減 訪日外国⼈減
日本︓英語使用減少
第II部のまとめ• 日常的な英語使用者はおそらく数%• 不景気になれば、グローバル化にかかわ• 不景気になれば、グローバル化にかかわ
らず、英語使用は減る• グローバル化によって、必ずしも英語使
用が増えるわけではない
49
結論結論50
「グローバル化→英語教育普及」の相対化
1. 英語教育の普及は、グローバル化と独⽴して、⽣じることもある
2. グローバル化が、直線的に、英語化を促すわけではないすわけではない
5151
(あえての)ご清聴ありがとうございました!!!
本日の準備をして頂いた皆さん本日の準備をして頂いた皆さんありがとうございました!!!
52
「ありがとう」と言うとデータがきれいになる例
Butler, Y. G. & Iino, M. 2005. Current Japanese reforms in English language education: The 2003 “Action Plan.” Language Policy, 4: 25-45.
五⼗嵐新次郎 1962 「英語教師志望の N 君へ」『英語教育』5 月, 8-9.
『英語 教育と教養』編集部 1948 「座談会・新制中学校の英語科施『英語 教育と教養』編集部 1948 「座談会・新制中学校の英語科施設について」『英語 教育と教養』11 月, 18-21.
『英語教育』編集部 1955 「英語教育通信」『英語教育』5 月, 32.『英語教育』編集部 1960 「アンケート「役に⽴つ英語」―実業界の
意向―」『英語教育』10 月, 12-14.苅谷剛彦 2009 『教育と平等』中央公論新社河村和也 2010 「新制⾼等学校の⼊試への英語の導⼊ (1) その経緯
と背景に関する基本問題」『日本英語教育史研究』25:49-67.寺沢拓敬 2013a 「戦後日本社会における英語志向とジェンダー ―世
5353
と背景に関する基本問題」『日本英語教育史研究』25:49-67.寺沢拓敬 2013a 「戦後日本社会における英語志向とジェンダー ―世
論調査の検討から」『言語情報科学』11号, 159-175.寺沢拓敬 2013b「『日本⼈の 9 割に英語はいらない』は本当か︖ ―
仕事における英語の必要性の計量分析」『関東甲信越英語教育学会学会誌』第27号, 71-83.
寺沢拓敬 2014a 『「何で英語やるの︖」の戦後史 ―《国⺠教育》としての英語、その伝統の成⽴過程 』研究社
寺沢拓敬 2014b 「日本社会は『英語化』しているか ―2000年代後半の社会調査の統計分析から」『関東甲信越英語教育学会学会誌』 28, 97-108.
中村敬・峯村勝 2004 『幻の英語教材︓英語教科書、その政治性と中村敬・峯村勝 2004 『幻の英語教材︓英語教科書、その政治性と題材論』三元社
禰津義範 1950 『英語カリキュラム』開隆堂本多則恵 2005「 社会調査へのインターネ ッ ト調査の導⼊をめぐ
る論点―⽐較実験調査の結果か ら」『 労働統計調査月報』57(2),12-20.
広田照幸 1999 『日本⼈のしつけは衰退したか ―「教育する家族」のゆくえ』講談社
松川昇太郎 1948 「新制中学と英語」『英語 教育と教養』11 月,
5454
族」のゆくえ』講談社松川昇太郎 1948 「新制中学と英語」『英語 教育と教養』11 月,
11-3.