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Microsoft Dynamics CRM Online 入門 自習書 SFA シリーズ 商談管理編 本書はクラウド型の Dynamics CRM Online Fall’13 に基づいておりますが、設置型 Dynamics CRM 2013 にも適用できます。本書に記述されている機能的な内容は 設置型の Dynamics CRM 2013 とほぼ同等であるためです。

Microsoft Dynamics CRM Onlinedownload.microsoft.com/.../Dynamics_CRM_Online_sales2013.pdfMicrosoft Dynamics CRM Online 入門 自習書 SFA シリーズ ~ 商談管理編 ~ ※

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Microsoft Dynamics CRM Online 入門

自習書 SFA シリーズ

~ 商談管理編 ~

※ 本書はクラウド型の Dynamics CRM Online Fall’13 に基づいておりますが、設置型

の Dynamics CRM 2013 にも適用できます。本書に記述されている機能的な内容は

設置型の Dynamics CRM 2013 とほぼ同等であるためです。

※ 本書は 2013年 10月執筆時点での Dynamics CRM Online Fall’13 に基づいており、

機能強化などにより、実際のご利用バージョンでは内容が異なる場合がありますのでご

注意ください。

著作権

このドキュメントに記載されている情報 (URL 等のインターネット Web サイトに関する情報を含む) は、将来

予告なしに変更することがあります。別途記載されていない場合、このソフトウェアおよび関連するドキュメント

で使用している会社、組織、製品、ドメイン名、電子メール アドレス、ロゴ、人物、場所、出来事などの名称は架

空のものです。実在する名称とは一切関係ありません。お客様ご自身の責任において、適用されるすべての著作権

関連法規に従ったご使用を願います。マイクロソフトは、このドキュメントに記載されている内容に関し、特許、

特許申請、商標、著作権、またはその他の無体財産権を有する場合があります。別途マイクロソフトのライセンス

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Microsoft、Microsoft Dynamics、Microsoft Dynamics のロゴ、Active Directory、Internet Explorer、

MSDN、Microsoft Office Outlook、Windows Live、および Windows Server は、マイクロソフト グループの

商標です。

その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。

目次

演習 1. 新規営業案件登録 ................................................................................................... 6

Step 1 営業案件の登録 ...................................................................................................... 8

Step 2 営業案件情報の変更 ............................................................................................. 27

Step 3 受注の確定 ............................................................................................................ 32

演習 2. 案件状況確認 ........................................................................................................ 39

Step 1 営業パイプラインを用いた案件状況確認 ................................................................ 40

Step 2 ダッシュボードを用いた案件状況確認 ..................................................................... 60

Step 3 営業案件一覧からの案件状況確認 ........................................................................ 74

Step 4 レポートを用いた案件状況確認 .............................................................................. 80

Step 5 営業案件の Excel ダウンロード ............................................................................. 84

演習 3. 目標管理 ............................................................................................................... 90

Step 1 営業目標の登録 .................................................................................................... 91

Step 2 営業目標に対する進捗確認 ................................................................................... 96

便利な機能 ............................................................................................................................ 100

はじめに

1

はじめに

Microsoft Dynamics CRM Online Fall’13 (以下、Dynamics CRM )はお客様の最初のコ

ンタクトから営業活動、購入後のアフターサービスに至るまでの顧客の全体像を把握できる統合

型 CRM ソリューションです。Dynamics CRM には、営業、サービスおよびマーケティング向け

のモジュールがあり、各ビジネスプロセスを強化します。

この自習書では、Dynamics CRM における営業のアプリケーション機能を中心に用いて、シン

プルな SFA (Sales Force Automation)システムを実現する方法について説明します。

※ 「Dynamics CRM Online 入門 自習書 SFA シリーズ」は「顧客管理編」、「商談管理編」、

「活動管理編」の 3部構成となっております。

「顧客管理編」 ⇒ 「商談管理編」 ⇒ 「活動管理編」の順序での自習をお勧めいたします。

※ この自習書では、B2B モデルを想定した構成となっておりますが、B2Cモデルでも利用する

ことができます。

※ Dynamics CRM では商談を[営業案件]と表現しています。本自習書では、[営業案件]とい

う言葉が多く登場しますが、一般的な商談だとお考えください。

Dynamics CRM Online 顧客管理編の概要

2

Dynamics CRM Online 入門 商談管理編の概要

商談管理編では、主に Internet Explorer を利用します。

商談管理編の対象者

Dynamics CRM 評価メンバ

Dynamics CRM 導入メンバ

Dynamics CRM 管理者

商談管理編で使用するソフトウェア

Microsoft Dynamics CRM Online

Microsoft Internet Explorer 10

Microsoft Excel 2010

Dynamics CRM 標準データ構造(SFA領域)

潜在顧客(ABC株式会社)

取引先企業(ABC株式会社)

営業案件(製品Aを3個)

活動(予定)

活動(メール)

活動(電話)

営業案件(製品Bを5個)

商談管理編ではこの範囲を説明します

Dynamics CRM Online 顧客管理編の概要

3

商談管理編の流れ

商談管理編では、以下の 3 つの構成となっています。演習は一連の流れとなっておりますので、

演習番号順に学習されることをお勧めします。

[演習 1. 新規営業案件登録] では、顧客からの引き合いに対し、営業案件情報を登録し、受

注に至るまでの手順を確認します。

[演習 2. 案件状況確認] では、案件状況を様々な目線で確認する手順を確認します。

[演習 3. 目標管理] では、売上目標の登録から、目標に対する進捗を管理する手順を確認し

ます。

演習1新規営業案件登録

演習2案件状況確認、報告

演習3目標管理

Dynamics CRM Online 顧客管理編の概要

4

商談管理編 演習のシナリオ

この自習書で扱う演習は、以下の3つのシナリオを想定しております。

営業案件情報の新規登録、更新及び、受注を確定する

案件状況の確認をする

目標の登録及び、目標に対する進捗確認をする

演習1 新規営業案件登録

演習2 案件状況確認

演習3 目標管理

営業担当

顧客案件登録

案件情報更新

引き合い

訪問

顧客名:ファブリカム担当者名:早川さん

案件のクローズ

受注

営業マネージャー

案件状況の確認

受注目標金額の登録

受注目標に対する進捗確認

営業マネージャー

5

1.新規営業案件登録

演習1. 新規営業案件登録

6

演習 1. 新規営業案件登録

この演習では、あなたが営業担当者となって、既存の顧客からの引き合いに対し、営業案件登

録から受注を登録します。

演習のゴール

Dynamics CRM の以下の機能を理解する。

営業案件の新規登録

営業案件の情報更新

受注の登録

シナリオでの場面

営業担当

顧客案件登録

案件情報更新

引き合い

訪問

顧客名:ファブリカム担当者名:早川さん

案件のクローズ

受注

演習1. 新規営業案件登録

7

用語説明

演習 1で使用する用語について説明します。

[ダッシュボード]

複数の情報からデータを集め、概要をまとめて一覧表示する画面のことです。

[潜在顧客]

販売する見込みがあるかないか不明である状態の顧客のことです。

[取引先企業]

販売をする可能性のある会社のことです。

[営業案件]

売り上げをもたらす可能性のある商談のことです。

[レコード]

Dynamics CRM のデータ1件分のことです。例えば[取引先企業]においては。1社分の情報が

レコードとなります。

[ビュー]

ビューとはレコードの一覧に適用されるフィルタのことです。ユーザーは、すべてのレコードを一

覧表示に含ませるビュー、または特定の種類のビューなどを選択できます。

[クローズ]

レコードの状態を終了に設定することです。特定の種類のレコードは読み取り専用になります。

[アクティブ]

レコードの状態のことで、クローズしておらず通常の状態であることです。

[オープン]

レコードの状態のことで、クローズしておらず通常の状態であることです。

[フィールド]

入力が可能な領域のことです。

[グリッド]

レコードの一覧が表示されるエリアのことです。

演習1. 新規営業案件登録

8

Step 1 営業案件の登録

既存の顧客である(ファブリカム)社から電話にて製品の問合せがありました。この問合せを見込

みありと判断して、営業案件に登録します。

1. 営業に関する情報を登録するために、メニューより[営業]をクリックし、ナビゲーションを表示

します。

演習1. 新規営業案件登録

9

2. 顧客を検索するためにナビゲーションの[取引先企業]をクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

10

3. グリッドに[取引先企業]の一覧が表示されます。(ファブリカム)に関する営業案件を登録す

るため(ファブリカム)レコードをクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

11

4. (ファブリカム)の詳細情報が表示されます。

5. 営業案件を登録するため、メニューから[ファブリカム(サンプル)]の右にある下矢印をクリッ

クし、ナビゲーション内の[>]をクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

12

6. ナビゲーションより[営業案件]をクリックします。

7. [営業案件]が表示されます。(ファブリカム)に関する営業案件が表示されています。新規で

営業案件を登録するため、[新しい営業案件の追加]ボタンをクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

13

8. [新規営業案件登録]入力フィールドが表示されます。

演習1. 新規営業案件登録

14

9. 任意のデータを入力します。

※ここでは例として以下のように入力します。

商談タイトル プリンター C2500

利益 ユーザーにより指定

売上見込み ¥50,000

確率 10

予測クローズ日 2014/12/10

※[利益]フィールドはここでは非表示ですが、自動的に「ユーザーにより指定」が設定されます。

※[確率]フィールドは 19ページから入力します。

演習1. 新規営業案件登録

15

10. 入力が完了したら[上書き保存]ボタンをクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

16

※[営業案件]の入力フィールドについて

[営業案件]は、保存後以下のような画面になります。(一部抜粋)

演習1. 新規営業案件登録

17

主だったフィールドに入力する内容は以下の通りです。

商談タイトル 商談のタイトルを記載します。

売上見込み 商談の受注見込み金額を記載します。

確率 商談の受注確率あるいは進捗率を記載しま

す。

予測クローズ日 商談の受注予測日を記載します。

投稿 活動 メモ 商談に関連する[活動]やメモを記載します。

製品品目 商談の提案製品を選択します。

見積もり 商談に関連する[見積もり]を記載します。

※[利益]フィールドの[システムにより計算]について

[利益フィールド]における[システムにより計算]を選択すると[品目]にて提案製品を選択すること

で、[売上見込み]を自動計算します。

[品目]の詳細については本自習書では扱いません。

演習1. 新規営業案件登録

18

11. (プリンター C2500)レコードが追加されたことを確認します。

演習1. 新規営業案件登録

19

12. 既定では[確率]フィールドは表示されませんので、[確率]フィールドを表示させるためにフォ

ームへの追加操作(カスタマイズ)を行います。

(プリンター C2500)レコードをクリックし、[・・・]→[フォーム] をクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

20

13. [確率]フィールドを[フォーム:営業案件]の[概要][支払方法]フィールドの下に追加する作業

を行います。

[フォーム:営業案件]ウインドウが表示されますので、右側の[フィールドエクスプローラー]よ

り[確率]をドラッグします。

演習1. 新規営業案件登録

21

14. [確率]を[概要][支払方法]フィールドの下でドロップします。

演習1. 新規営業案件登録

22

15. [確率]フィールドが追加されました。[下書きとして保存]ボタンをクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

23

16. このカスタマイズを反映させます。[公開]ボタンをクリックし、公開が完了したら[×]ボタンを

クリックします。

17. 開いていた営業案件 [プリンター C2500] のフォームの [営業案件] ボタンをクリックして

一覧画面に遷移します。

演習1. 新規営業案件登録

24

18. [確率]追加のカスタマイズが反映されていることを確認するために、(プリンター C2500)レ

コードをクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

25

19. [確率]フィールドが画面に追加されたことを確認します。

項番 9 で入力保留にした[確率]を入力し、保存します。(画面が移動する際には、自動で保

存されます。手動で保存を行いたい場合は、画面右下の[保存]をクリックします。)

※ここでは例として以下のように入力します。

確率 10

演習1. 新規営業案件登録

26

20. [営業案件]をクリックし、一覧より(プリンター C2500)レコードの[確率]フィールドが更新さ

れたことを確認し、処理を終了します。

演習1. 新規営業案件登録

27

Step 2 営業案件情報の変更

商談の結果、案件規模が大きくなりました。営業案件の金額、受注日、確率、に変化があった場

合は営業案件の情報を変更します。

1. 営業案件の変更をするため[営業]→[営業案件]をクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

28

2. [自分のオープンにされている営業案件ビュー]が表示されます。案件情報を変更するため

(プリンター C2500)レコードをクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

29

3. (プリンター C2500)案件の詳細情報ウインドウが表示されます。任意のデータを入力しま

す。

※ここでは例として以下のように入力します。

売上見込み ¥200,000

確率 60

予測クローズ日 2013/12/17

演習1. 新規営業案件登録

30

4. レコードは、画面が移動する際には自動で保存されます。手動で保存を行いたい場合は、

画面右下の[保存]をクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

31

5. [営業案件]をクリックし、(プリンター C2500)レコードの[予測クローズ日]、[売上見込み]、

[確率]が変更されたのを確認します。

便利な機能

営業案件を一括で更新する場合は 100ページを参照ください。

演習1. 新規営業案件登録

32

Step 3 受注の確定

商談の結果、受注が確定しました。営業案件を受注として確定させます。

1. 受注の登録をします。(プリンター C2500)レコードをクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

33

2. (プリンター C2500)案件の詳細情報ウインドウが開きます。[受注としてクローズ]ボタンを

クリックします。

演習1. 新規営業案件登録

34

3. [営業案件のクローズ]ウインドウが表示されます。[クローズ日]を入力します。

※ここでは例として 2013/4/6 と入力します。

4. 入力が完了したら[OK]ボタンをクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

35

5. (プリンター C2500)案件の商談情報の各入力項目がグレーアウトされ、フィールドに鍵マ

ークが付き、変更ができなくなったことを確認します。続いて[営業案件]をクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

36

6. [自分のオープンされている営業案件]ビューが表示されます。営業案件がクローズされたこ

とを確認するために、[自分のオープンされている営業案件]ビューをクリックし、ビューの一

覧が表示されますので、[クローズされた営業案件]ビューをクリックします。

演習1. 新規営業案件登録

37

7. クローズされた営業案件の一覧が表示されます。(プリンター C2500)レコードが

¥200,000の受注として登録されていることを確認します。

「演習1. 新規案件登録」は以上で終了です。

38

2.案件状況確認

演習2. 案件状況確認

39

演習 2. 案件状況確認

この演習では、あなたが営業マネージャーとなって、自分を含むメンバの営業案件の各種状況を

確認します。

演習のゴール

Dynamics CRM の以下の機能を理解する。

営業パイプライン

ダッシュボード

フィルター

レポート

Excelダウンロード

シナリオでの場面

用語説明

演習 2で使用する用語について説明します。

[営業パイプライン]

アプローチから受注に至る営業プロセスの中で、顧客や案件数は絞り込まれるため、営業目標

を継続的に達成するためには、見込み顧客や案件を一定数確保しておく必要があります。

営業パイプラインでは各営業プロセスにおける顧客や案件がどの程度、確保されているか確認

することができます。

演習2. 案件状況確認

40

Step 1 営業パイプラインを用いた案件状況確認

営業パイプラインから、自分とメンバの営業プロセスの状況を把握します。

この Step では大きく2つのカスタマイズを実施しています。①[パイプラインの段階]フィールドを

[営業案件]画面に表示させるカスタマイズと、②そのフィールドをビューに表示させるカスタマイ

ズです。

1. [パイプラインの段階]フィールドを[営業案件]の画面に表示させるカスタマイズをします。ま

ず、(プリンター C2500) をクリックしてフォームを開きます。

演習2. 案件状況確認

41

2. [・・・]→[フォーム] をクリックします。

演習2. 案件状況確認

42

3. [パイプラインの段階]フィールドを[フォーム:営業案件]の[概要][確率]フィールドの下に追加

する作業を行います。

[フォーム:営業案件]ウインドウが表示されますので、右側の[フィールドエクスプローラー]よ

り[パイプラインの段階]をドラッグします。

演習2. 案件状況確認

43

4. [パイプラインの段階]を[概要][確率]フィールドの下でドロップします。

演習2. 案件状況確認

44

5. [パイプラインの段階]フォームが追加されました。[下書きとして保存]ボタンをクリックしま

す。

演習2. 案件状況確認

45

6. このカスタマイズを反映させます。[公開]ボタンをクリックし、公開が完了したら[×]ボタンを

クリックします。

7. [パイプラインの段階]追加のカスタマイズが反映されていることを確認するために、[営業案

件]をクリックして一覧画面に遷移します。

演習2. 案件状況確認

46

8. [クローズされた営業案件]ビューが表示されている場合は、[クローズされた営業案件]の上

でクリックします。

演習2. 案件状況確認

47

9. [自分のオープンされている営業案件]をクリックします。

演習2. 案件状況確認

48

10. [自分のオープンされている営業案件]ビューが表示されました。(製品 SKU JJ202 の 6

個の受注)レコードをクリックします。

演習2. 案件状況確認

49

11. [パイプラインの段階]フィールドが画面に追加されたことを確認します

※[パイプラインの段階]について

Dynamics CRM の[パイプラインの段階]はフリーテキストで入力ができるフィールドとなってい

ます。これはあくまでサンプルデータのためです。

本来であれば選択肢型(オプションセット型)のフィールドで管理し、そのフィールドの値に基づい

てパイプラインの段階を管理することが望ましいです。

演習2. 案件状況確認

50

12. 続いて、一覧を表示するために[営業案件]をクリックします。

[自分のオープンされている営業案件] ビューが表示されます。グリッドに表示させる項目に

[パイプラインの段階]を追加するためにカスタマイズします。[・・・]→[ビュー]ボタンをクリック

します。

演習2. 案件状況確認

51

13. [ビュー:自分のオープンされている営業案件]ウインドウが表示されます。[列の追加]ボタン

をクリックします。

演習2. 案件状況確認

52

14. [列の追加]ウインドウが表示されます。[パイプラインの段階]にチェックを入れます。

15. [OK]ボタンをクリックします。

演習2. 案件状況確認

53

16. スクロールバーを右に移動させます。

17. [パイプラインの段階]が追加されました。[←]ボタンを 5 回クリックし[売上見込み]と[取引先

担当者]の間に移動させます。

演習2. 案件状況確認

54

18. [パイプラインの段階]が移動されました。このビューを保存しておくため、[ファイル名を付け

て保存]ボタンをクリックします。

19. [ビューのプロパティ]ウインドウが表示されます。[名前]に(自分のオープンされている営業

案件-パイプライン)と入力します。

演習2. 案件状況確認

55

20. [OK]ボタンをクリックします。

21. [ビュー:自分のオープンされている営業案件-パイプライン]と保存されました。[×]ボタンを

クリックし、画面を閉じます。

演習2. 案件状況確認

56

22. ブラウザーの[再読み込み]ボタンをクリックします。今作成したビューが表示されるようにす

るためです。

演習2. 案件状況確認

57

23. [自分のオープンされている営業案件]ビューが表示されます。[自分のオープンされている

営業案件]ビューの上でクリックします。

演習2. 案件状況確認

58

24. [パイプラインの段階]が追加されていることを確認するために、[自分のオープンされている

営業案件-パイプライン]をクリックします。

演習2. 案件状況確認

59

25. [パイプラインの段階]が一覧に追加されたことを確認します。

演習2. 案件状況確認

60

Step 2 ダッシュボードを用いた案件状況確認

[ダッシュボード機能]を使用して自分とメンバの営業状況を把握します。

1. [ダッシュボード機能]を使用します。[ダッシュボード]をクリックします。

演習2. 案件状況確認

61

2. [営業活動ソーシャル ダッシュボード]が表示されます。

[営業活動ソーシャル ダッシュボード]をクリックし、[Microsoft Dynamics CRM の概要]に

表示を切り替えます。

演習2. 案件状況確認

62

3. [Microsoft Dynamics CRM の概要]ダッシュボードには、[営業パイプライン][ソース キャ

ンペーン別潜在顧客]が表示されているのを確認します。スクロールバーを下に移動しま

す。

演習2. 案件状況確認

63

4. 下へスクロールすると[重要度別サポート案件数(日別)][自分の活動]ビューが表示されま

す。自分のクローズされていない活動一覧を確認できます。

営業案件に関するダッシュボードを表示するために、[Microsoft Dynamics CRM の概要]

の上でクリックします。

演習2. 案件状況確認

64

5. ダッシュボードの一覧が表示されますので[営業活動ダッシュボート]をクリックします。

演習2. 案件状況確認

65

6. [営業活動ダッシュボード]が表示されます。[営業パイプライン]の内訳を表示するために、

[営業パイプライン]の青色部分をクリックします。

演習2. 案件状況確認

66

7. 内訳に表示する内容を別のグラフで表示させます。[フィールドの選択]の右側の[▼]をクリッ

クします。

演習2. 案件状況確認

67

8. 見込み顧客を参照するためにメニューから[見込み顧客]を選択します。

演習2. 案件状況確認

68

9. グラフの種類を選択します。サブメニュー内の[縦棒]アイコンをクリックします。

10. 項目が選択されましたので、[OK]ボタン(矢印アイコン)をクリックします。

演習2. 案件状況確認

69

11. 見込み顧客の内訳が棒グラフにて表示されました。

12. 元のグラフ表示に戻すには、スクロールバーで下へ移動し、[ホーム]ボタンを表示させ、クリ

ックします。

演習2. 案件状況確認

70

13. 元のグラフに戻りました。スクロールバーを上に移動します。

演習2. 案件状況確認

71

14. このグラフを構成しているレコードを表示するためにアイコンをクリックします。

15. ビューセレクタから先ほど作成した(自分のオープンされている営業案件 – パイプライン)を

クリックして、ビューを切り替えます。

演習2. 案件状況確認

72

16. レコードが表示されたのち、並行スクロールバーでグリッドをスライドさせます。

17. [パイプラインの段階]と[売上見込み]によりグラフが構成されていることを確認します。

演習2. 案件状況確認

73

18. グラフを拡大して表示することができます。[グラフの拡大]のアイコンをクリックします。

19. 営業パイプライングラフが拡大して表示されました。

便利な機能

ダッシュボードについての説明、およびダッシュボードのカスタマイズを実施する場合は 114

ページを参照ください。

演習2. 案件状況確認

74

Step 3 営業案件一覧からの案件状況確認

営業案件の一覧から評価が高い案件を絞り込みます。

1. 営業案件の一覧を絞り込んで表示します。[営業]→[営業案件]をクリックします。

演習2. 案件状況確認

75

2. [営業案件]が表示されたのち、ビューセレクタをクリックし、[オープンされている営業案件]を

クリックしビューを切り替えます。

演習2. 案件状況確認

76

3. [オープンされている営業案件]ビューが表示されます。[フィルター]ボタンをクリックします。

演習2. 案件状況確認

77

4. 各項目の右に[▼]ボタンが表示されました。評価が高い案件を絞り込むため[評価]の右側

の[▼]ボタンをクリックします。

演習2. 案件状況確認

78

5. フィルターの選択一覧が表示されました。[高]にチェックを入れます。

6. チェックを入れた後[OK]ボタンをクリックします。

演習2. 案件状況確認

79

7. 評価が高い案件が絞り込まれました。

演習2. 案件状況確認

80

Step 4 レポートを用いた案件状況確認

[レポート機能] を使用して過去 1年間の受注金額を把握します。

1. [レポート機能]を使用します。[営業]→[レポート]をクリックします。

演習2. 案件状況確認

81

2. 使用可能なレポートの一覧が表示されます。過去の営業状況を確認するために[営業履歴]

をクリックします。

演習2. 案件状況確認

82

3. [Report Viewer]ウインドウが表示されます。(営業案件の実際のクローズ日が過去 1年間)

という条件が既に設定されています。[レポートの実行]ボタンをクリックします。

4. 過去 1 年間の受注金額と失注金額が表示されました。受注金額の内訳を確認するために

[確定売上]をクリックします。

演習2. 案件状況確認

83

5. 過去 1年間の受注の明細が表示されました。内容を確認して[×]ボタンをクリックします。

演習2. 案件状況確認

84

Step 5 営業案件の Excel ダウンロード

[エクスポート機能]を利用して営業案件を Excel形式にダウンロードします。

1. 営業案件を Excel形式にダウンロードします。[営業]→[営業案件]をクリックします。

演習2. 案件状況確認

85

2. [自分のオープンにされている営業案件]ビューが表示されます。Excel 形式にダウンロード

するため[・・・]→[Excelにエクスポート]をクリックします。

演習2. 案件状況確認

86

3. [データをExcelにエクスポート]ウインドウが表示されます。[現在のページのレコードが含ま

れる静的ワークシート]を選択し[エクスポート]ボタンをクリックします。

※[動的ピボット テーブル]、[動的ワークシート]とは

[動的ピボット テーブル]、[動的ワークシート]として Excel ファイルを作成することで、日次、

週次、月次レポート等、定期的なレポートを作成し直すことなく、Excel ファイルの参照時、

更新時に最新の Dynamics CRM 上のデータを反映したレポートを用意することができま

す。

[動的ピボット テーブル]、[動的ピボット テーブル]、[動的ワークシート]を使用するためには、

Outlook クライアントをインストールして設定が完了している必要があります

演習2. 案件状況確認

87

4. [ファイルのダウンロード]ウインドウが表示されます。[保存]ボタンの右側の[▼]ボタンをクリ

ックし、名前を付けて保存を選択します。

5. [名前を付けて保存]ウインドウが表示されます。任意の保存場所を選択し、[保存]をクリック

します。

演習2. 案件状況確認

88

6. 選択した場所に Excel ファイルが保存されていることを確認します。内容を確認するため、

Excel ファイルをダブルクリックします。

7. ファイルをダブルクリックしExcel を起動すると以下画面が表示されます。[OK]ボタンをクリ

ックします。

※ もしファイルを開く際にエラーが出る場合には 103 ページをご参照頂き、ファイルのプロ

パティを変更してください。

8. 営業案件の一覧が Excel にダウンロードされたことを確認します。

「演習2. 案件状況確認」は以上で終了です。

89

3.目標管理

演習3. 目標管理

90

演習 3. 目標管理

この演習では、あなたが営業マネージャーとなって、自分を含むメンバの売上目標の進捗管理を

します。

演習のゴール

Dynamics CRM の 以下の機能を理解する。

目標管理

シナリオでの場面

用語説明

演習 3で使用する用語について説明します。

[カスタム期間]

会計年度に関係なく設定が可能な期間のことです。

受注目標金額の登録

受注目標に対する進捗確認

営業マネージャー

演習3. 目標管理

91

Step 1 営業目標の登録

10月の受注目標金額を登録します。

1. 10月の受注目標を登録します。[営業]→[目標]をクリックします。

演習3. 目標管理

92

2. 新規で目標の登録をします。[新規]ボタンをクリックします。

演習3. 目標管理

93

3. [目標:新規]ウインドウが表示されます。ここでは以下のように入力します。

名前 4-6月期の受注目標

目標指標 売上

目標の所有者 自分のユーザーを選択して入力

目標期間の種類 会計期間

会計期間 第 2四半期

会計年度 年度 2013

対象(金額) ¥3,000,000

演習3. 目標管理

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4. 入力が完了したら、[保存して閉じる]ボタンをクリックします。

演習3. 目標管理

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5. ビューを[自分のアクティブな目的]に変更し、(4-6 月期の受注目標)として目標が登録され

たことを確認します。

演習3. 目標管理

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Step 2 営業目標に対する進捗確認

今月の営業目標に対する進捗を確認します。

1. 営業目標の進捗をグラフにて確認します。グラフを表示するエリアの[<]をクリックします。

演習3. 目標管理

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2. グラフが表示されます。

3. グラフの種類を選択します。[達成率]をクリックし、[目標の進捗(金額)] を選択します。

演習3. 目標管理

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4. 以下のようにグラフが表示されます。

5. 目標のデータは定期的に数値が計算され更新されます。今すぐ計算したい場合には、対象

となる目標をクリックした上で、[・・・]→[再計算]ボタンをクリックします。

演習3. 目標管理

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6. 受注したデータが存在する場合には以下のような表示となります。

「演習3. 目標管理」は以上で終了です。

自分が設定した目標金額に対して、

自分の営業案件の実績と比較して表示されます。

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営業案件の一括更新について

複数の営業案件を一括で更新する場合は、営業案件一覧を Excel 形式にダウンロード

し、更新することが可能です。ここでは一括更新の手順を確認します。

1. 営業案件リストを Excel 形式にダウンロードします。営業案件画面を開き、[・・・]を

→[Excelにエクスポート]をクリックします。

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2. [データを Excel にエクスポート]ウインドウが表示されます。[現在のページのレコー

ドが含まれる静的ワークシート]及び[このデータを再インポートできるように必須の

列見出しを対象に含める]にチェックを入れ、[エクスポート]ボタンをクリックします。

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3. [ファイルのダウンロード]ウインドウが表示されますので、[保存]ボタン任意の場所に

保存します。

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4. 保存したファイルを開くためにはファイル上で右クリックします。

5. [プロパティ]をクリックします。

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6. セキュリティの[ブロックの解除]ボタンをクリックし、[OK]ボタンをクリックします。

※ このウインドウ上に、 [ブロックの解除]ボタンが表示されない場合にはこの手順

は飛ばしてください。

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7. Excel ファイルを開きます。営業案件の任意の項目を変更します。

以下入力例です。

N行 1列目 確率を「ナシ」から 50に変更

N行 6列目 確率を 95から 40に変更

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8. 入力が完了したら[上書き保存]ボタンをクリックします。

9. メッセージが表示されるので[はい]ボタンをクリックします。

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10. 保存が完了しました。[×]ボタンをクリックし、Excelを終了します。

11. 入力した Excel ファイルをインポートします。[・・・]→[データのインポート]をクリック

します。

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12. [データ インポート ウィザード]ウインドウが表示されます。[参照]ボタンをクリックし

ます。

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13. [アップロードするファイルの選択]ウインドウが表示されます。保存した Excel ファイ

ルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。

14. Excel ファイルが選択されました。[次へ]をクリックします。

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15. [設定の確認とデータのインポート]画面が表示されます。[重複の許可]を(いいえ)、

[インポート済みレコードの所有者の選択]を自分のユーザーに選択し、[送信]ボタン

をクリックします。

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16. インポートが完了されました。[完了]をクリックします。

※ 実際のインポートの処理はサーバー側でバックグラウンド処理されるため、変更が反

映されるまでに数分掛かる場合があります。

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17. [確率]が変更されたことを確認します。一覧の[再読み込み]をクリックします。

18. [確率]が更新されました。

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ダッシュボードについて

Dynamics CRM Online ではダッシュボード機能が充実しています。各種グラフが一目

で表示されるため、営業状況の進捗確認などに非常に便利です。

ダッシュボードの選択

Dynamics CRM Online は標準で 12のダッシュボードを持っています。

これらを切り替えることで、それぞれの切り口で状況を確認できます。

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ダッシュボードのカスタマイズ

Dynamics CRM Online ではダッシュボードを自分で新しく作成、カスタマイズす

ることが可能です。ここではダッシュボードを新たに作成する手順を確認します。

1. ダッシュボード画面を開き[新規]ボタンをクリックします。

2. [ダッシュボードレイアウト]ウインドウが表示されます。

[2列標準ダッシュボード]を選択し、[作成]ボタンをクリックします。

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3. [新しいダッシュボード]ウインドウが表示されます。左上のエリアにグラフを追

加します。左上のエリアをクリックし[グラフ]ボタンをクリックします。

4. [コンポートネントの追加]ウインドウが表示されます。自分が対応中の上位営

業案件を表示するダッシュボードを作成するため、[営業案件]を選択し[追加]

ボタンをクリックします。

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5. [上位の顧客]がダッシュボードに表示されました。次にこのダッシュボードに

名前を付けます。[名前*]テキストボックスに入力を行います。

6. ダッシュボードに名前を付けます。ここでは「上位の顧客」と入力し、[上書き

保存]ボタンをクリックし、[閉じる]ボタンをクリックします。

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7. 「上位の顧客」ダッシュボードが作成されました。ダッシュボードが追加された

ことを確認します。[上位の顧客]の上でクリックします。

8. ダッシュボードの一覧に[上位の顧客]が追加されました。

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まとめ

この自習書では、Dynamics CRM の商談管理方法について紹介いたしました。

演習を通して、Dynamics CRM における商談管理の方法を体感いただけましたでしょうか。

Dynamics 入門 自習書 SFA シリーズは、このあと、「活動管理編」へと続きます。こちらも合

わせて自習をしていただき、Dynamics CRM を評価する材料となれば幸いです。