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陸前高田市の概況について 陸前高田未来作戦会議 第2.5回 討議用資料 NEXt CHANGE co., ltd. Future Designer 山村友幸

Miraisakusen20130407 1

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陸前高田市の概況について

陸前高田未来作戦会議 第2.5回討議用資料

NEXt CHANGE co., ltd.

Future Designer 山村友幸

震災前の10年間の雇用動向

10年で人口が10%減少し雇用は15%減少した 林業・不動産業・サービス業(介護)のみ増えた

  平成12年(A) 平成22年(B) 増減(BーA) 増減率

農業 1,186 864 -322 -27.2% 林業 67 88 21 31.3% 漁業 938 738 -200 -21.3% 鉱業 30 17 -13 -43.3%

建設業 1,815 1,034 -781 -43.0% 製造業 2,705 1,962 -743 -27.5%

電気・ガスなど 28 21 -7 -25.0% 運輸・通信業 570 461 -109 -19.1%

卸・小売・飲食店 2,103 1,603 -500 -23.8% 金融・保険業 149 137 -12 -8.1%

不動産業 13 51 38 292.3% サービス業 2,702 3,360 658 24.4%

公務 344 339 -5 -1.5% 総就業者数 12,650 10,633 -2,017 -15.9%

総人口 25,676 23,300 -2,376 -9.3%

2 ©  NEXt  CHANGE  co.,  ltd.    All  rights  reserved  出所:平成12年国勢調査、平成22年国勢調査

今後の人口推移の見込み

年間、約80名が生まれ、約300名が死亡する

3 ©  NEXt  CHANGE  co.,  ltd.    All  rights  reserved  出所:岩手県HP、国立社会保障・人口問題研究所資料  

求人の状況(気仙全域) 全体

0  

500  

1000  

1500  

2000  

2500  

3000  

3500  

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月

気仙地域の求人需給の概要(2012年)

求職者数 求人数

求人倍率が高く全体として人は不足  

©  NEXt  CHANGE  co.,  ltd.    All  rights  reserved   4 出所:ハローワーク大船渡平成23年11月末統計

業種のミスマッチ(気仙全域) 職種別

求職者が過剰なのは事務職のみ  

  求人数 求職者数 求人倍率

専門・技術職 201 111 2.35

事務職 96 311 0.31

販売職 260 150 1.73

サービス職 226 133 1.70

保安職 42 4 10.50

運輸・通信職 136 69 1.97

生産工務・労務職 546 373 1.46

5 ©  NEXt  CHANGE  co.,  ltd.    All  rights  reserved   5 出所:ハローワーク大船渡平成23年11月末統計

人口の流出入

15ヶ月間で228人の社会減  (大船渡市は75人の社会増)  

6 ©  NEXt  CHANGE  co.,  ltd.    All  rights  reserved  出所:岩手県HP

行政に対する批判の空気  

Googleで「twi6er 陸前高田 行政 怠慢」と検索してみると、「約389,000件」がヒット。  

ヒット数   人口(24年10月)   ヒット数/人口  

女川   174,000   7,885   約21.0  

陸前高田   389,000   19,707   約20.0  

大槌   169,000   12,218   約14.0  

釜石   276,000   36,830   約7.5  

大船渡   240,000   38,942   約6.5  

気仙沼   384,000   69,145   約5.5  

石巻   810,000   171,107   約4.7  

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がれき処理進捗状況(24年5月時点)

がれき量は多かったが処理の進捗は悪くなかった  8 ©  NEXt  CHANGE  co.,  ltd.    All  rights  reserved  

集団移転合意の進捗  

2012年3月時点では、集団移転合意数で  陸前高田市がトップだった  

集団移転、住民合意は2割

東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の42市町村で、高台や内陸への集団移転を予定している地区は少なくとも244に上り、うち移転実施の条件となる住民合意が得られたのは47地区と約2割にとどまっていることが分かった。高齢者ら自力再建が困難な被災者が入居する災害公営住宅(復興住宅)も建設計画を策定した団体は18市町村のみで、仮設住宅での生活は長期化が避けられない見通しだ。

津波被害を受けた被災3県の沿岸37市町村と東京電力福島第1原発事故の避難区域にある福島県内の5市町村を対象に取材し、2月末までに41市町村から回答を得た。

集団移転を予定しているのは32市町村。国の防災集団移転促進事業などを活用する。地区数は宮城県石巻市の63が最も多く、岩手県は釜石市の13、福島県は南相馬市の27が最多。6市町は地区数が未定だった。合意した地区数は岩手県陸前高田市の12が唯一の2桁台だった。

(時事通信社 平成24年3月2日記事より)

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概況のまとめ

1.  陸前高田市では震災前から雇用の減少とそれにともなう人口減が進んでいた  

2.  人口減少の流れは継続している  3.  復興需要で一時的に求人が増えており、人材不足と

業種のミスマッチが起こっている  4.  しかし外部からの人材流入は進んでいない  5.  「陸前高田の行政が怠慢だ」というような声は他の自

治体に比べて多いようだ  6.  行政の復興の取組みには、他の自治体と比べ進捗

の早いものもある(瓦礫処理・高台移転合意は早い)  

10 ©  NEXt  CHANGE  co.,  ltd.    All  rights  reserved  

で、どうするか

1.  人材も住宅も不足。数年は企業誘致はできない  2.  復興需要が終わると雇用が不足するはず  3.  人口の社会減も止まっていない  4.  今後どういうまちにしていくか  5.  雇用を増やすとして、どう5000人規模の仕事を作るか

(起業、観光、人材育成、企業誘致、福祉)  

6.  行政と市民のあつれきがあるように見える  7.  行政も疲弊している  8.  今後どういう関係を目指していくか  

9.  我々にどんな貢献ができるのか  11 ©  NEXt  CHANGE  co.,  ltd.    All  rights  reserved