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栄養学の基礎を学ぼう あれが良い、これが良いに振り回されないために

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栄養学の基礎を学ぼうあれが良い、これが良いに振り回されないために

今月の課題は上級者向け「100歳まで病気にならないスーパー免疫力」も「まごわやさしい」も、応用編

基礎がわかってないと、より不健康になる危険

「テレビで良いと言ってた」→「勝間さんが」に変わるだけではもったいない

メディアバイアスを乗り越える

栄養学の基礎を学ぶとは

人が生きるためには 最低限、何が必要なのかを

知ること

人体に必要な栄養素

糖質

脂質

タンパク質

その他有機物

ミネラルエネルギーになる

(余りは脂肪になる)

正常に体を機能させる

糖質

脂質

タンパク質

その他有機物

ミネラル

ファイトケミカルとか まごわやさしいとか言う以前に

これらを過不足なく摂らないと

絶対に健康な食事にならない

糖質本来は短時間で大きな力を出すためのエネルギー源

そんなに多く摂る必要はない

摂り過ぎははっきりと害になる(中性脂肪が増える、血糖値が上がる)

果物や野菜から摂るくらいで十分な量

脂質 + 必須脂肪酸脂質は人体の日常的なエネルギー源

脂肪酸は脂質の部品

肉や魚を普通に食べていれば必要な量が摂れる

植物性食品の中ではナッツ、種子、アボカドに多い

必須脂肪酸のうち、オメガ3脂肪酸は不足しがち

タンパク質+必須アミノ酸タンパク質は人体の材料

アミノ酸はタンパク質の部品

肉や魚を食べていれば質、量ともに十分

植物性食品の中では大豆が突出して優秀

他の植物性食品では必須アミノ酸が不十分

その他の有機系の栄養素

人体を正常に動かすために必要な化学物質

ビタミン、植物繊維など

ファイトケミカルもここに入る

「100歳まで病気にならないスーパー免疫力」推奨の植物性食品でだいたい摂れるが、一部は動物性食品からしか摂ることができない

ミネラル人体を正常に動かすために必要な元素

金属類など

摂り過ぎは害になるものが多い

「100歳まで病気にならないスーパー免疫力」推奨の植物性食品でだいたい摂れるが、一部は動物性食品からの方が摂りやすい

「どの食品に何が含まれているか」 という知識が重要

「何を食べれば良いか」ではない

例:肉を減らして野菜を増やす

その他有機物が増え、脂質やタンパク質が減る カロリーは十分か?

必須アミノ酸、必須脂肪酸は摂れているか?

例:まごわやさし「い」芋を増やす

糖質が増える(主食を減らすのでない限り)

糖質が多すぎないか? その分減ってしまった栄養素は何か?

例:緑色野菜、果実、種子ナッツ、豆、

キノコなどを中心とした食事をとる

確実に不足する栄養素がある

「100歳まで病気にならないスーパー免疫力」では

サプリを推奨している

例:勝間さんは健康のために

フラックスシードオイル(亜麻仁油)を摂っている

必須脂肪酸であるαリノレン酸は 他の食材から摂るのが難しいことを知っているから むやみに「健康食品」を摂っているわけではない

食べ物の選択によって 健康に良い食事を組み立てるのは

けっこう難しい

半端に食材にこだわるよりは、 糖質制限食の方が確実に 安全、簡単、効果があるはず

(現代人はほぼ確実に糖質が多すぎるので)

糖質制限食についての参考書

http://www.amazon.co.jp/dp/4478017425

主食をやめると健康になる江部康二