新潟米マンスリーレポート(令和２年 10 月)

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新潟米マンスリーレポート （令和２年 10 月号）

≪今月の特集①≫ ＜令和２年産米の作付状況＞

農林水産省は、９月 30 日に令和２年産の水田における作付状況（９月 18 日現在・速報

値）を公表しました。

本県の主食用米の作付面積は、前年産に比べて 100ha の減、また、非主食用米の作付面

積については、新市場開拓用米、米粉用米、備蓄米が増加し、加工用米及び飼料用米が減少

しています。

令和２年産の地域農業再生協議会別の作付状況（９月 18 日現在・速報値）

また、

※カッコ内は前年差

令和２年産米の作付状況について

（ha）

136.6万 ( ▲1.3万 ) 36,503 ( 3,685 ) 45,173 ( ▲ 1,564 ) 70,841 ( ▲ 1,668 ) 6,369 ( 1,063 ) 6,109 ( 2,012 )

106,700 ( ▲ 100 ) 4,731 ( 229 ) 5,056 ( ▲ 570 ) 1,876 ( ▲ 337 ) 1,695 ( 290 ) 1,134 ( 357 )

関川村 969 ( 31 ) 2 ( ▲ 3 ) 21 ( 7 ) 9 ( ▲ 6 ) 7 ( 7 ) - ( ▲ 1 )

村上市 4,994 ( ▲ 7 ) 141 ( 34 ) 183 ( ▲ 37 ) 141 ( ▲ 17 ) 28 ( 27 ) 90 ( 11 )

新発田市 6,065 ( ▲ 54 ) 605 ( 155 ) 666 ( ▲ 186 ) 231 ( ▲ 23 ) 340 ( 101 ) 161 ( 35 )

阿賀野市 4,920 ( ▲ 9 ) 28 ( 4 ) 437 ( ▲ 15 ) 56 ( ▲ 17 ) 32 ( ▲ 12 ) 27 ( 13 )

胎内市 2,255 ( ▲ 9 ) 48 ( ▲ 15 ) 85 ( ▲ 2 ) 91 ( ▲ 3 ) 336 ( 12 ) 51 ( 31 )

聖籠町 713 ( 0 ) 110 ( ▲ 12 ) 39 ( ▲ 6 ) 3 ( 0 ) 11 ( 11 ) 30 ( 0 )

五泉市 3,557 ( 40 ) 240 ( ▲ 76 ) 82 ( ▲ 9 ) 81 ( ▲ 25 ) 10 ( 6 ) 77 ( 70 )

阿賀町 535 ( 18 ) - ( - ) 38 ( ▲ 23 ) - ( - ) - ( - ) - ( - )

新潟市北区 3,327 ( ▲ 38 ) 87 ( 14 ) 387 ( 21 ) - ( ▲ 1 ) 9 ( 2 ) 22 ( 6 )

新潟市亀田郷 3,073 ( ▲ 133 ) 275 ( 47 ) 244 ( 43 ) 11 ( ▲ 2 ) 26 ( 4 ) 54 ( 17 )

新潟市秋葉区 2,625 ( 25 ) 147 ( 117 ) 291 ( ▲ 131 ) 3 ( 0 ) 28 ( ▲ 11 ) 26 ( 2 )

新潟市南区 4,025 ( 14 ) 147 ( 63 ) 171 ( ▲ 21 ) 64 ( ▲ 31 ) 152 ( ▲ 19 ) 15 ( 0 )

新潟市西区 2,570 ( 58 ) 37 ( ▲ 144 ) 130 ( 65 ) 3 ( ▲ 1 ) 103 ( 46 ) 32 ( ▲ 15 )

西蒲区 5,928 ( 55 ) 479 ( ▲ 34 ) 454 ( 54 ) 80 ( ▲ 17 ) 30 ( 8 ) 41 ( ▲ 12 )

弥彦村 650 ( 5 ) 38 ( ▲ 20 ) 11 ( ▲ 14 ) 12 ( 1 ) 31 ( 29 ) 3 ( 1 )

燕市 3,781 ( 1 ) 380 ( ▲ 52 ) 215 ( 7 ) 104 ( 2 ) - ( - ) 28 ( ▲ 2 )

田上町 565 ( 4 ) 68 ( 1 ) 9 ( ▲ 4 ) 13 ( ▲ 3 ) 1 ( 0 ) 6 ( 5 )

加茂市 1,100 ( ▲ 15 ) 80 ( 0 ) 9 ( 1 ) 57 ( 3 ) - ( - ) 22 ( 9 )

三条市 3,931 ( 74 ) 521 ( 29 ) 80 ( ▲ 76 ) 102 ( ▲ 23 ) 9 ( 4 ) 23 ( 13 )

見附市 1,619 ( 27 ) 160 ( ▲ 15 ) 51 ( 19 ) 23 ( ▲ 3 ) 157 ( ▲ 28 ) 25 ( 15 )

出雲崎町 296 ( ▲ 24 ) - ( - ) 18 ( 16 ) 3 ( ▲ 1 ) 18 ( 18 ) - ( - )

小千谷市 1,898 ( ▲ 1 ) 29 ( 1 ) 41 ( 1 ) - ( ▲ 2 ) - ( - ) 101 ( 2 )

長岡市 11,310 ( ▲ 119 ) 518 ( 80 ) 735 ( ▲ 29 ) 103 ( ▲ 4 ) 155 ( 65 ) 57 ( 20 )

柏崎市 2,931 ( ▲ 35 ) 126 ( 47 ) 25 ( 0 ) 191 ( ▲ 13 ) 3 ( ▲ 8 ) 12 ( 10 )

刈羽村 404 ( ▲ 8 ) 16 ( 3 ) 1 ( 1 ) 27 ( 1 ) - ( - ) 1 ( 1 )

魚沼市 2,424 ( ▲ 24 ) 13 ( ▲ 1 ) 35 ( 4 ) 76 ( ▲ 2 ) 2 ( 0 ) 13 ( 11 )

南魚沼市 4,940 ( ▲ 22 ) - ( - ) 31 ( ▲ 6 ) 1 ( ▲ 3 ) 0 ( ▲ 2 ) 76 ( 60 )

湯沢町 187 ( 1 ) - ( - ) 0 ( 0 ) - ( - ) - ( - ) - ( - )

津南町 1,441 ( ▲ 7 ) - ( - ) 4 ( 1 ) 2 ( 0 ) 0 ( 0 ) 2 ( 0 )

十日町市 4,008 ( ▲ 49 ) - ( - ) 11 ( 1 ) 35 ( ▲ 6 ) 1 ( 1 ) 2 ( 2 )

上越市 11,146 ( 244 ) 54 ( 35 ) 456 ( ▲ 219 ) 175 ( ▲ 111 ) 191 ( 30 ) 81 ( 37 )

妙高市 1,655 ( 23 ) 2 ( ▲ 4 ) 29 ( ▲ 12 ) 2 ( ▲ 1 ) 9 ( ▲ 2 ) 40 ( 11 )

糸魚川市 1,393 ( ▲ 9 ) - ( - ) - ( - ) 16 ( 0 ) 0 ( 0 ) - ( - )

佐渡市 5,148 ( ▲ 19 ) 379 ( ▲ 26 ) 68 ( ▲ 21 ) 161 ( ▲ 29 ) 6 ( 1 ) 15 ( 5 )

全国計

新潟県

地域農業再生協議会

備蓄米 加工用米

非主食用米主食用米

飼料用米 米粉用米新市場

開拓用米

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≪今月の特集②≫

農林水産省は、「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」（10 月 16 日公表）で、

令和３年産の主食用米の全国需要量を 704 万トンとして推計し、令和４年６月末の民間在

庫量を、令和２年６月末の民間在庫量を超えない水準である 201 万トンと設定しました。

その結果、令和３年産の主食用米等の生産量は、700 万トンを下回り、過去にない水準で

ある 679 万トンと設定されました。

一方、本県産主食用米の生産量は 59.9 万トンと見込まれており、仮に、令和２/３年の需

要量を、国の見通しと合わせ、令和元/２年比▲0.56%～＋0.28%とすると、令和３年６月

末の在庫は 20 万トンを超える水準となることが見込まれます。

令和３年産米の作付状況によっては、在庫量が更に積み上がり、米価の一層の下落が懸念

されます。令和３年産の作付に当たっては、次ページの県事業を活用するなどにより、非主

食用米等への作付転換を図りましょう。

（試算）令和 2/3 年の主食用米の需給見通し

（単位：万トン）

令和２/３年の主食用米の需要見通しについて

稲作経営の収入確保や米価下落リスクに対応するため、 令和３年産に向け非主食用米等への転換に取り組みましょう。

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≪今月の特集③≫

本県では、令和２年９月補正予算で「新潟米等輸出力・国内供給力強化事業」を創設し、地

域農業再生協議会を通じ農業者、そして認定方針作成者の令和３年産の非主食用米等の作付拡

大の取組を支援します。

〈新潟米等輸出力・国内供給力強化事業〉

事業名 事業主体 支援内容 支援単価

農業者作付

転換支援

地域農業

再生協議会

（助成対象者

：農業者）

令和３年産の作付において、主

食用米から対象作物※への転換

により対象作物ごとに前年産に

比べ 10ａ以上面積拡大を行う

農業者へ支援

（ただし地域農業再生協議会単位で

R３年産の作付計画が

・主食用米の作付面積が減少

・対象作物の拡大面積が５ha 以上

であることが条件）

拡大面積

10a あたり

5,000 円

地域農業再生

協議会推進費

地域農業

再生協議会

上記支援を行う地域農業再生

協議会の事務経費を支援 定額

非主食用米等

集荷円滑化支

援事業

認定方針

作成者

令和３年産に向けた対象作物※

への転換を推進する活動を支

援

拡大面積に応じて

定額

５ha 以上

125,000 円

10ha 以上

250,000 円

20ha 以上

500,000 円

９月補正予算で令和３年産の非主食用米等への 作付転換事業を創設しました！

※ 新市場開拓用米、米粉用米、加工用米、飼料用米、ＷＣＳ用稲、大豆、麦、そば、飼料作物、

高収益作物（ただし、高収益作物は、経営所得安定対策等実施要綱Ⅳの第２の６（３）に掲げる作物）

事業についてご不明な点は

お近くの地域振興局までお問い合わせください。

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(１)一般コシヒカリ

８月時点の元年産一般コシヒカリの販売比率

は、前年比８ポイント減の86％となり、11か月連続

で前年を下回って推移している。

(２）魚沼コシヒカリ

８月時点の元年産魚沼コシヒカリの販売比率

は、前年比１ポイント減の94％となり、10か月連

続で前年を下回って推移している。

４

新潟米の販売状況

概況 元年産の新潟米は、販売比率が前年を下回るとともに、令和２年８月時点の民間在庫は

前年より 1.9万トン増加している。

販売比率

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(１)新潟米

８月時点の新潟米の民間在庫(うるち米)は、前

年同月から19千トン増の53千トンとなり、前年を

14か月連続で上回った。

(２)全国

８月時点の全国の民間在庫(うるち米)は、前

年同月から21万トン増の100万トンとなり、前年

を12か月連続で上回った。

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在庫状況

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(１)一般コシヒカリ

９月時点の一般コシヒカリの相対取引価格

(１等)は、前年同月に比べ 600 円下回り、

16,871 円(玄米 60kg、税込)となった。

(２)魚沼コシヒカリ

９月時点の魚沼コシヒカリの相対取引価格

(１等)は、前年同月に比べ 324 円下回り、

20,595 円(玄米 60kg、税込)となった。

相対取引価格

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(１)一般コシヒカリ

８月時点の一般コシヒカリの小売価格は、前年

産を下回っており、前月比▲14 円の 2,237 円

（５kg 袋販売時換算、税込）となった。

(２)魚沼コシヒカリ

８月時点の魚沼コシヒカリの小売価格は、前年

産を下回っており、前月比▲75 円の 2,756 円

(５kg 袋販売時換算、税込)となった。

小売価格

(POSﾃﾞｰﾀ)

発行元：新潟県農林水産部農産園芸課

ＴＥＬ：０２５－２８０－５２９５

ＵＲＬ：https://www.niigatamai.info

編集後記～新米ですね♪～

ついに新米の時期になりましたね！今年は、私が仲良くさせていただいている農家さんからお米を買わせ

てもらいました。すてきな農家さんの人柄や収穫までのご苦労を思い浮かべると、おいしいお米が

更においしく感じます。食欲の秋ですね。

話は変わりますが、各地域で熊による痛ましい事故が起こっています。みなさん、農作業時

など熊にも十分気をつけてください。

資 料 編

販売状況

契約状況

契約比率