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2020 年 11 月 10 日
報道関係各位 三菱地所株式会社
三菱地所株式会社は、「有楽町エリア再構築」に向けた先導プロジェクトである有楽町「Micro
マ イ ク ロ
STARsス タ ー ス ゙
D e v
ディベロップメント
.」※1の一環として、アーティスト・藤元明氏のディレクションのもと取り組むアートプロジェク
ト「ソノ アイダ#有楽町」の第 3 弾企画「ARTIST STUDIO ACTIVITIES」を実施しておりますが、その会期を当初の予定から約 1 ヶ月延長し、テナント向けの無料レンタルや委託者の希望に沿った作品を
制作する委託制作活動等を開始することとなりましたので、お知らせいたします。
丸の内仲通りに面する国際ビルヂング 1Fで、店舗入れ替え期間という、いわば遊休空間をアーティス
トの発信の場として有効活用する「ソノ アイダ#有楽町」。現在開催中の第 3 弾企画では、「アートは現場が一番面白い」をテーマに、3 名のアーティストたちが同区画に滞在し、その場で制作・展示・販売を行っておりましたが、会期終了日を当初予定の 11 月 1 日から 11 月 29 日に変更し、有楽町にアート作品を還元する新たな取り組みを複数実施いたします(※企画詳細は下段参照)。
本企画を通じて、アートが都市のオフィス街に飛び出し、まちとの一層の融和を図るとともに、賑わい
を創出し、アートの取り組みを加速させ、有楽町を再構築してまいります。
有楽町生まれのアート作品を有楽町に還元! アートプロジェクト「ソノ アイダ#有楽町」第 3弾 新プロジェクト始動 「ソノ アイダ#有楽町」で制作された作品のテナント向け無料レンタルや委託制作活動等を開始
<本企画の特徴>下線が追加の取り組み
・会期中、3 名のアーティストが交代で会場に滞在し、作品を制作、その場で展示・販売を実施 ・作品(=成果物)だけでなく、アート制作の現場(=プロセス)を間近で見ることが可能
・完成した作品の一部は有楽町エリアのビル共用部に展示
・完成した作品について、有楽町エリアのテナント向けに無料レンタルサービスを開始
・空間に合わせた作品の委託制作を開始(会員制施設「有楽町 SAAI Wonder Working Community」※2
に納品予定)
・参加アーティスト 3 名と名和晃平氏によるトークセッションを開催(実施済)
■「ARTIST STUDIO ACTIVITIES」 アーティストの制作の現場を期間限定で都心の有楽町に設け、藤元明氏、藤崎了一氏、相澤安嗣志氏の
3 人のアーティストが実際に滞在し、作品制作しています。その制作の様子は公開され、アーティストたちがどのように考え、時に悩んだりひらめきを得たりもしながら、どのような手法・手つきで作品を制作
していくのかを間近でご覧いただけます。
また、完成した作品は同会場内にて展示・販売されていき、会場内ではいつ訪れても、制作の瞬間から
展示までの一連のプロセスがショーケースとして見られることとなります。
本企画は”アートの制作の現場”という特殊な環境の展示であるとともに、アーティストの滞在・制作
から設営・展示・販売までのアートの循環システムを都心に出現させようという試みでもあります。
アーティストたちの営みが、有楽町の街や人々にインパクトを巻き起こします。
展覧会名:「ARTIST STUDIO ACTIVITIES 藤元明/藤崎了一/相澤安嗣志」 会 期:2020 年 10 月 8 日(木)~11 月 29 日(日) 営 業:13:00~19:00(土日 11:00~) 月曜定休 会 場:国際ビルヂング 1F(東京都千代田区丸の内 3 丁目 1-1) 協 力:ARCHI HATCH 公式ウェブサイト:www.sonoaida.jp/asa
■延長期間中の追加の取り組み
①完成した作品を有楽町エリアのビル共用部に展示
完成した作品の一部は国際ビルヂング 1階貫通通路(皇居側)に展示されています。
新東京ビル 1階貫通通路(三菱一号館側)にも今後追加展示される予定(11月中旬)です。
有楽町生まれのアート作品が有楽町の街を彩ります。
②完成した作品について、有楽町エリアのテナント向けに無料レンタルサービスを開始
有楽町エリアの当社テナント向けに期間限定で作品の無料のレンタルサービスを開始しました。レン
タル作品は 100 を目指し、制作を続けています。 サービス開始後、既に複数テナントが設置を検討しており、「アート」と「ビジネス」の垣根を超え
た交流が有楽町から芽生え始めています(レンタル申込期限:2020年 11月 29日まで)。
<①国際ビル共用部展示作品>
藤元明 Glavities/BW#01,02,03 / 2020
③空間に合わせた作品の委託制作を開始(会員制施設「有楽町 SAAI Wonder Working Community」に納品予定)
今回の企画延長に際し、アーティストによる委託制作を開始いたしました。アーティストが委託者の
希望する空間に合わせて一から制作を行い、納品します。今般、その取り組みの一環として新有楽町ビ
ル 10 階の会員制施設「有楽町 SAAI Wonder Working Community」への設置が決定し、ソノアイダ#有 楽町区画にて作品の制作を行っております。本取り組みを通じて、アートが都心のオフィス街に飛び出
し、エリア内で循環する仕組みの形成を目指します。
④参加アーティスト 3 名と名和晃平氏によるトークセッションを開催(実施済) 本展延長に際し、10 月 30 日(金)に藤元、藤崎、相澤の 3 名に加えて、彫刻家名和晃平氏を迎え、「作品のつくりかた」をテーマにトークセッションを開催しました。何をもって作品とするのか、作品
が生まれる瞬間にはいったい何が起こっているのか。同世代であり旧知の中でもある名和氏と、改めて
それぞれのアーティストとしての歩みがある中で、考え方の違いと共通点を探る内容となりました(ア
ーカイブ動画:https://sonoaida.jp/talkshow)。
■アーティスト紹介
藤元明 Anti Gravity #時間 01,02 / 2020
藤元明(ふじもと・あきら) 1975 年東京生まれ。アーティスト。人間では制御出来ない社会現象をモチーフとして、様々な表現手法で作品展示やアートプロジェクトを展開。主なプロジェクトに「ソノ アイダ」、「TOKYO 2021」、「陸の海ごみ」、「NEW RECYCLE®」、広島-NewYork で核兵器をテーマに展開する「ZERO PROJECT」「FUTURE MEMORY」など。2016 年より開始した「2021」プロジェクトは現在も進化中。
藤元明 Anti Gravity #04_Laminations / pot,Anti Gravity #05_Osmosis / 2020
名和 晃平(なわ・こうへい)
彫刻家/Sandwich Inc.主宰/京都芸術大学教授
1975 年生まれ。京都を拠点に活動。2003 年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士
課程彫刻専攻修了。感覚に接続するインターフェイスとして、彫刻の「表皮」に着目
し、セル(細胞・粒)という概念を機軸に、彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素
材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出してきた。近年では、アートパビ
リオン「洸庭」など、建築のプロジェクトも手がける。2015 年以降、ベルギーの振付
家/ダンサーのダミアン・ジャレとの協働によるパフォーマンス作品「VESSEL」を
国内外で公演中。2018 年にフランス・ルーヴル美術館 ピラミッド内にて彫刻作品
“Throne” を特別展示。現在、東京・GYRE GALLERY にて個展『Oracle』を開催中。
(〜2021 年 1 月 31 日)
photo: Nobutada OMOTE | Sandwich
<ソノアイダで制作した作品例>
https://sonoaida.jp/talkshow
藤崎了一(ふじさき・りょういち)
1975 年大阪生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後、商業造形制作やクリエイティブプラットフォーム(SANDWICH) など様々な場所でテクニカルディレクターとして活躍、2014 年から作家として本格的に活動を開始。自らの身体感覚を媒体として制作行為の軌跡を作品構成の要素とする。「執着(ADDICT)」 をコンセプトに素材を偶発的な物理現象へ変換し、彫刻、写真、映像など様々なメディアを用いて作品表現へと昇華させている。
相澤安嗣志(あいざわ・あつし)
1991 年神奈川県生まれ。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース卒業。自然と人間が交わる境界領域、文明の廃棄物が混在する場、エネルギー消費の場などを、現代の複雑で多様な社会の中で失われていくことになる歴史的な遺産として価値を見出し、物質の存在や運動エネルギーの認識を反映させた作品を制作している。
<ソノアイダで制作した作品例>
<ソノアイダで制作した作品例>
藤崎了一 Scan woodboard #02,#03,#04 / 2020 藤崎了一 Scan woodboard #07 / 2020
相澤安嗣志 Origin #43 / 2020 相澤安嗣志 Flow(ov)er / 2020
■これまでの「ソノ アイダ#有楽町」企画
展覧会① ■「2●21×ANREALAGE」-OFFICIAL SHOP- 2020 年 8 月 21 日~9 月 6 日[終了] アーティスト藤元明氏が手掛けるアートプロジェクト「2021」と、ファッションデザイナー森永邦彦
氏率いるファッションブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)」のコラボレーション展示。 2020 年に予定されていた東京オリンピック以後の未来を問うアートプロジェクトである「2021」は、新型コロナ感染拡大による東京オリンピックの延期決定によって、"2021"にはポスト・オリンピックとはまた別の新たな文脈が与えられることとなりました。本展では、そんな"2021"をテーマに、藤元明氏と、ファッションを拡張し続ける森永邦彦氏のコラボレーションにより、"2021"のオリジナルグッズやアート作品の展示販売を行いました。
展覧会② ■「副産物産店 有楽町店」 2020 年 9 月 10 日~10 月 3 日[終了] 二人の美術家、矢津吉隆氏と山田毅氏による京都発のアートプロジェクト「副産物産店」の東京初出
店企画。
副産物産店は、ものの価値・可能性について考えるプロジェクトです。京都を拠点にするアーティス
トたちの制作過程で生まれてくる廃材を“副産物”と呼び、それらを回収し、加工して“副産加工品”
を生産、販売することで資材循環の仕組みをつくります。会場には前回企画「2●21×ANREALAGE」に用いられた巨大な「2●21」のオブジェをも副産物として大胆に展示に再利用した、天井近くまで積み上げられた巨大なインスタレーションが出現しました。会期中には参加型ワークショップも実施。
【有楽町エリアマップ】 【注釈】 ※1 有楽町「Micro STARs Dev.」:
様々な人・アイディア・文化・食に出逢える多機能型市場「有楽町『micro FOOD & IDEA MARKET』」と個人単位のアイデ
ィアを形にするワーキングコミュニティ「有楽町『SAAIサ イ
』Wonderワ ン ダ ー
Workingワ ー キ ン グ
Communityコ ミ ュ ニ テ ィ
」及び有楽町の街全体を舞台に見出
した、まだ価値の定まりきらない(=micro な)人・アイディア・コト・モノを cultivate(交わり・耕し・育み・磨く)し、
「次の時代を担うスターが生まれる“仕組み”を有楽町で作り上げる」ことを目指すプロジェクト。
・始動リリース :https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec191202_msd.pdf
・公式ウェブサイト:https://yurakucho-msd.com
※2 有楽町「SAAI」Wonder Working Community:
「人」「個」にフォーカスし、イントレプレナー(社内起業家)やイントレプレナー候補の方をメインターゲットとして、多彩な人
材を集め、掛け合わせることで新しいアイディアが生まれ、磨かれ、社会に実装されていく過程における最初の一歩を踏み出すた
めの会員制ワーキングコミュニティ施設。
・開業リリース :https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec200213_saai.pdf
・公式ウェブサイト:https://yurakucho-saai.com
○丸の内エリアのまちづくりコンセプト:「丸の内 Re デザイン」
三菱地所は、2020 年以降の丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)におけるまち づくりを「丸の内 NEXT ステージ※」と位置付け、“人・企業が集まり交わることで 新たな「価値」を生み出す舞台”を創造していきます。「丸の内 Re デザイン」はその 実現に向け、まちづくりのあり方から変えていくコンセプトワードです。
※始動リリース: https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec200124_marunouchinext.pdf
https://yurakucho-msd.com/https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec200124_marunouchinext.pdf
(ご参考)三菱地所が進めるポスト・コロナのまちづくり
多様なライフスタイルに応え、人・企業が交わることで新たな価値を生み出す
三菱地所は、コロナがもたらした本質的な変化を見極め、ポスト・コロナ時代のライフスタイル・ワークスタイルに向け
た以下の取り組みをスタートしています。これらを基本に、丸の内エリアをはじめとする都心、地方双方のまちづくりを
進め、東京・日本をリードするまちづくり・ワークスタイルを提案いたします。
●ポスト・コロナ時代のライフスタイル・ワークスタイルに向けた取り組みの基本的な考え方
▶ 多様なライフスタイル・ワークスタイルに応えながら、人・モノ・情報・時間を共有する求心力を創造する
▶ まちやオフィスは、「集まり交わることでしか得られない、新たな価値を生み出す」役割を追求する
▶ デジタル基盤の整備を加速し、フェイストゥフェイスとデジタルが高度に融合する世界をつくる
1. まちづくりにおける5つの取組み
丸の内は、 『就業者 28 万人が毎日 8 時間×週 5 日過ごす場』 から、
『多様な就業者 100 万人が最適な時間に集まり、交流して価値を生み出す舞台』 に
●5つの取組み
① フレキシブルなワークスタイルに対応する商品・サービスの拡充 ② 個人や企業の交流が生むイノベーション・価値創造の追求 ③ 働くだけでなく、プライベートな時間も充実。まちに多様な目的を用意 ④ 建物の低層部や公共空間のワークプレイスとしての積極活用 ⑤ 安心・安全と Well Being(健康・快適・便利)を両立するサービス・技術の推進
テレキューブ(①)
テレワークのための
個室型スマートワークブース
FINOLAB 拡大・進化(②)
イノベーション拠点の一つ。
Fintech 企業が集結
Shin Tokyo 4TH(①、②)
DX やオープンイノベーションを
手掛ける企業が集結
丸の内テラス(③)
ルーフトップテラス、エンタテ
インメント等を提供
よしもと有楽町シアター(③)
変化する有楽町に新たなエンタテ
インメント拠点
丸の内ストリートパーク(④)
丸の内仲通りが
ワークプレイスや飲食空間に
本紙は、三菱地所が考えるポスト・コロナ戦略について、戦略の骨子(7月 16日付リリース)及び具体的な取組みをまとめたものです。
エリアマネジメント
DX・スマートシティ
TOKYO TORCH(④)
約 2haに及ぶ
屋外空間を整備
人流データのライブ配信(⑤)
人の流れを解析し、安心を支える
疎密状況を提供
2. 多様なワークスタイル・ライフスタイルへの対応
オフィスの多様化に加え、住宅のワークプレイス化等、三菱地所グループを挙げてトータルな価値提供を
進めます。
ポスト・コロナ時代を迎えた現在、働き方や働く
場所を業務内容や状況に応じて使い分ける動きが
加速しています。今後、オフィスでリアルに対面して
進めた方がいいのか、テレワーク(オンライン)がい
いのか、また、働く場所はセンターオフィス(1st プ
レイス)・自宅(2nd プレイス)・3 rd プレイスがいい
のかなど、業務やそれぞれの事情に応じて、より柔
軟に、意識的に、選択されることになるでしょう。
そのため、オフィスにはフェイストゥフェイスでし
か得られない、創造性や偶発性といったリアルなら
ではの価値が見い出されることになり、各企業は、
こうした変化に対応できるオフィスを戦略的に整備
していく動きが広がりそうです。
●ワーケーション事業 ●コンパクトオフィス『Circles』
地方と都市の新たな関係を生み出す新しい働き方を提案 自由な働き方の時代のオフィスのあり方
●The Parkhabio SOHO 大手町 ●『箱の間』
コワーキングを併設した住まい 住まいながら働ける空間を実現
以上
mec201110_sonoaidayurakuchoHP用コロナ
ソノアイダ1st_1106_広報+プロ開_広報+(事後修正)