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市場心理をチャンスに変える。
トラリピ
Mar-2017
オプション市場のリスクリバーサルから
未来を紐解くFXトレードストラテジー
Pro Model
Copyright © 2017 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.
Description トラリピ プロモデルとは
通貨オプション市場の動向から
未来のレンジおよびトレンドの強さを推計し、
トラリピを効果的に運用するための戦略を提供する。
それが「トラリピプロモデル」です。
2
■トラリピ プロモデルのイメージ
「トラリピをもっとアクティブに使いたい」。
そんなご要望にお応えすべく誕生した短~中期スタンスのトラリピの運用プラン、それが「トラリピ プロモデル」です。
トラリピ プロモデルでは原則3ヵ月という期間を想定(※)しながら、独自の分析ノウハウによって最適と推察されるトラリピの想定レンジやセッティング(設定条件)を算出、売りと買いで2つずつ(図①~④)、計4つのトラリピを仕掛けます。また売り買いそれぞれにストップロスも設定します。
リスクを取りながらもなるべく短い期間での収益性を求めるのが特徴です。
※トラリピ プロモデルでは基本方針として“3ヵ月ごとにポジションをすべて決済してトラリピの設定を変更する”ことを前提としています。
たとえば、3月から始めたトラリピは(3ヵ月後の)5月末に評価損益の如何を問わずすべて決済し、翌6月からはそのとき提示される設定を新たに仕掛ける、というイメージです。
なお3ヵ月という期間は、オプション市場において出来高の多い1~3ヵ月物を分析することでデータソースとしての信憑性を高めること、またトラリピが持つ戦略特性や様々なパターンのバックテスト結果などを総合的に勘案し、2017年3月現在、原則3ヵ月としています。
※図はトラリピ プロモデルをわかりやすく解説するためのイメージです。実際に提示されるレンジは売りと買いがそれぞれ等間隔とは限りません。また現在レートより上が売り、下が買いというものでもございません。
トラリピ プロモデル Mar-2017
Toraripi Pro Model
3
キーワード
■オプション市場とリスクリバーサル
オプションの価格であるプレミアムは、コール(買う権利)とプット(売る権利)で条件が等しい場合、理論上は同額となるはずです。しかし実際のオプション市場ではプレミアムが同額となることはまれであり、多くの場合、それぞれのプレミアムに乖離(価格差)が生じます。この乖離のことを「リスクリバーサル」と呼びます。
コールかプット、いずれかのオプションに需要が集中するほど、リスクリバーサルの値は大きくなります。そのようにリスクリバーサルはオプションの需給バランスを表す指標であり、市場参加者の相場観のコンセンサスとして捉えることができます。
(データソース&図:Bloomberg)
■トラリピ プロモデルにおける主な判断指針
基本方針として、リスクリバーサルおよびオプション市場の出来高などからレンジ相場を発見し、トラリピの設定を独自の解析方法にて算出します。
また通貨ペアの選定では、オプション市場において十分な出来高が見込めるものを優先することで、データソースとしての信憑性を高めます。具体的には米ドルが絡む通貨ペア(ユーロ/米ドル、米ドル/円、豪ドル/米ドルなど)で比較的安定した出来高を見込むことができます。
なおトラリピ プロモデルの戦略ロジックでは、リスクリバーサルの値などによって一時的に「トラリピを発注しない(今はトラリピ向きの相場ではない)」という判断が算出されることもあります。
EU離脱の是非を問う国民投票の実施が決定
国民投票実施
市場心理が下落を警戒
Logic トラリピ プロモデルの戦略ロジック
リスクリバーサルの一例
左は英ポンド/円・6ヵ月物オプションのリスクリバーサルです。
リスクリバーサルの値が大きくマイナスということは、プット(売り)オプションの需要が大きく上回っていることを示している、つまり市場が英ポンド/円の下落リスクを大きく認識していると考えられます。
同時にその認識が外れた場合の反発期待の大きさも推計することができます。
■オプション市場とレンジ形成
リスクリバーサルが中立的な局面においては、市場全体の相場観が中立的、つまり(トラリピ向きの)レンジ相場であると考えることができます。
一方、需給や市場参加者の相場観に強い偏りが発生し、リスクリバーサルの値が上下どちらかに著しく推移した場合は、市場全体が強いトレンドやリスクを認識していると考えることができます。
■データソースについて
オプション取引は2017年3月現在、店頭取引であっても米国証券保管振替機関(DTCC)に対する報告義務が生じています。その内容はBloomberg経由で取得する事が可能であるため、トラリピ プロモデルでは市場におけるオプション市場の動向を分析するにあたって、このDTCCに報告された取引情報を主に扱っていきます。
※米国証券保管振替機関(DTCC)米国証券保管振替機関(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)とは、企業や地方自治体の証券取引を決済する決済機関であり、世界最大の証券預託機関のこと。
注文方法:
らくらくトラリピ
通貨ペア:
ユーロ/米ドル
1本あたりの注文金額:
0.2万(通貨)
売買の別:
新規・売
レンジ:
1.1090~1.0810ドル
トラップ本数:
計 25本
利益金額:
10ドル
ストップロス:
1.1810ドル
ストップロス成立時:
-490,506円(※)
注文方法:
らくらくトラリピ
通貨ペア:
ユーロ/米ドル
1本あたりの注文金額:
0.2万(通貨)
売買の別:
新規・買
レンジ:
1.0750~1.0500ドル
トラップ本数:
計 25本
利益金額:
10ドル
ストップロス:
1.0000ドル
ストップロス成立時:
-358,013円(※)
注文方法:
らくらくトラリピ
通貨ペア:
ユーロ/米ドル
1本あたりの注文金額:
0.2万(通貨)
売買の別:
新規・買
レンジ:
1.0750~1.0100ドル
トラップ本数:
計 25本
利益金額:
10ドル
ストップロス:
1.0000ドル
ストップロス成立時:
-245,253円(※)
注文方法:
らくらくトラリピ
通貨ペア:
ユーロ/米ドル
1本あたりの注文金額:
0.2万(通貨)
売買の別:
新規・売
レンジ:
1.1550~1.0810ドル
トラップ本数:
計 25本
利益金額:
10ドル
ストップロス:
1.1810ドル
ストップロス成立時:
-360,832円(※)
① レンジ・売り ② レンジ・売り ③ レンジ・買い ④ レンジ・買い
Strategy 2017年3月のストラテジー
トラリピ設定の詳細
※見積損益、1ドル=112.76円(2017年2月の終値)として算出
ユーロ/米ドル
ストップロス
1.1090
1.0100
1.0750
1.0500
1.1550
ストップロス
1.0000
1.1810
4
1.0810
④
③
②
①3月のストラテジー
Settings
トラリピ プロモデル Mar-2017
0.6840
5
Strategy 2017年3月のストラテジー 豪ドル/米ドル
ストップロス
0.7930
0.6900
0.7510
0.7280
0.8400
ストップロス 0.8520
0.7570
④
③
②
①
Toraripi Pro Model
3月のストラテジー
注文方法:
らくらくトラリピ
通貨ペア:
豪ドル/米ドル
1本あたりの注文金額:
0.2万(通貨)
売買の別:
新規・売
レンジ:
0.7930~0.7570ドル
トラップ本数:
計 25本
利益金額:
10ドル
ストップロス:
0.8520ドル
ストップロス成立時:
-439,764円(※)
注文方法:
らくらくトラリピ
通貨ペア:
豪ドル/米ドル
1本あたりの注文金額:
0.2万(通貨)
売買の別:
新規・買
レンジ:
0.7510~0.7280ドル
トラップ本数:
計 25本
利益金額:
10ドル
ストップロス:
0.6840ドル
ストップロス成立時:
-318,547円(※)
注文方法:
らくらくトラリピ
通貨ペア:
豪ドル/米ドル
1本あたりの注文金額:
0.2万(通貨)
売買の別:
新規・買
レンジ:
0.7510~0.6900ドル
トラップ本数:
計 25本
利益金額:
10ドル
ストップロス:
0.6840ドル
ストップロス成立時:
-211,425円(※)
注文方法:
らくらくトラリピ
通貨ペア:
豪ドル/米ドル
1本あたりの注文金額:
0.2万(通貨)
売買の別:
新規・売
レンジ:
0.8400~0.7570ドル
トラップ本数:
計 25本
利益金額:
10ドル
ストップロス:
0.8520ドル
ストップロス成立時:
-307,271円(※)
① レンジ・売り ② レンジ・売り ③ レンジ・買い ④ レンジ・買い
トラリピ設定の詳細
※見積損益、1ドル=112.76円(2017年2月の終値)として算出
Settings
Performance 運用パフォーマンス(バックテスト結果)
■運用パフォーマンスの推移
■通貨ペア:ユーロ/米ドル 投資額: 、損失許容割合:30%
■運用期間:2016年3月1日~2017年2月28日(1年間)
6
1,500,000
2,000,000
2,500,000
3,000,000
2016年3月 2016年6月 2016年9月 2016年12月 2017年3月
現金残高
時価残高
トラリピ プロモデル Mar-2017
7
Toraripi Pro Model
運用パフォーマンス(バックテスト結果)
■運用パフォーマンスの推移
■通貨ペア:豪ドル/米ドル 投資額: 、損失許容割合:30%
■運用期間:2016年3月1日~2017年2月28日(1年間)
1,500,000
1,750,000
2,000,000
2,250,000
2,500,000
2,750,000
2016年3月 2016年6月 2016年9月 2016年12月 2017年3月
現金残高
時価残高
Performance
株式会社マネースクウェア・ジャパン
金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2797号 【加入協会】日本証券業協会 一般社団法人 金融先物取引業協会
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