未来へ羽ばたくヒロシマ - teleworkkakudai.jpteleworkkakudai.jp/seminar/2019/pdf/ibaraki/kuwabara_200124.pdf · 未来の広島県とは？デジタルを前提とした行政サービスのあり方

未来へ羽ばたくヒロシマ〜 DX時代の働き方考察〜

Jan 24, 2020

広島県情報戦略総括監

デジタルトランスフォーメーション推進本部副本部長

桑原義幸, CISSP

We Are Here! Hiroshima Prefectural Government

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広島県

面積 8,479㎢

人口 2,808,081人

自治体数 14市，9町

県庁職員数 4,385人

●宮島

広島流働き方

Hiroshima Prefectural Government

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働き方改革の背景


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湯﨑知事就任以降

●平成22年12月行政経営刷新計画策定

ICTを駆使した「ワークスタイルの変革」

ビジョンとミッションHiroshima Prefectural Government

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Security

Mobility Flexibility GovernanceKnowledge Management

目指せ！自治体のベストプラクティス

幹部はペーパレスH25～


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知事！

議会もペーパレスH30～


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働き方のバリエーション

▪ どこでもワーク

▪ いえでもワーク

▪ そとでもワーク

▪ みんなのオフィス(サテライトオフィス)

▪ じゆうなオフィス(フリーアドレス)


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いえでもワーク


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立ちはだかる壁


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制度見直し


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検証と改善を繰り返し，4度の制度見直しを実施

区分見直し前見直し後

申込期限・2週間前まで ▶実施直前まで

対象者・育児，介護 ▶全職員

業務計画書・報告書・必要 ▶不要

PC機器・私物PC ▶シンクライアントPC貸与

勤務時間・8:30～17:15（通常勤務） ▶5〜22時の間で割振可

勤務場所・職員の自宅に限定 ▶要介護者の自宅も可

働き方の推移


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区分 H26 H27 H28 H29 H30

いえでもワーク 15名 27名 165名 477名 577名

そとでもワーク－－ 285名 670名 616名

みんなのオフィス－ 109名 223名 329名 403名

働き方の推移:実利用者数(人)


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働き方の推移:延利用日数(日)


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2018年7月6日西日本豪雨災害

人的・社会インフラ被害

▪ 死者： 130名強(※)

▪ 行方不明者： 5名

▪ 負傷者： 127名

▪ 全壊： 1,029軒

▪ 半壊・破損： 4,786軒

▪ 床上浸水： 2,926軒

▪ 床下浸水： 5,009軒


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※災害関連死含む

▪ 土石流・土砂崩れ：5,000ヶ所以上

▪ 山陽自動車道▪ 法面崩落2箇所、冠水1箇所

▪ 土砂流入8箇所、表層崩落1箇所

▪ 中国自動車道▪ 法面崩落7箇所

▪ 広島呉道路▪ 法面崩落2箇所、盛土崩落1箇所

▪ 停電： 18万8000戸

▪ 断水： 21万1008戸

広島県の強靱化 Hiroshima Prefectural Government

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行政LAN/WANLGWANゾーン

個人番号利用事務ゾーン

My Number(中間サーバ等) LGWAN The Internet

LGWANメール

電子入札・ADAMSLGWAN利用システム

暗号化

境界ゾーン認証サーバ同期セキュリティ対策

仮想化（VDI or Server Base ）

仮想化（Server Base）

税務・福祉・住宅管理個人番号利用システム

必要に応じてLGWANUpdate Server等によるセキュリティ対策

二要素認証システムファイル持出禁止措置

LGWANメール

Web/RESAS外部メール職員ポータル

総務・財務・文管各種業務システム

リモートアクセス/テレワーク/BCP対応

閉域網接続

発災前Hiroshima Prefectural Government

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本庁舎 A庁舎 B事務所

・コラボレーション基盤・ファイルサーバ・個別業務システムなど

Data CenterLGWAN接続環境

マイナンバー利用事務

行政LAN・WAN

仮想化

専用線・広域イーサ接続

テレワーク※閉域網接続に対応可能な機器

のみ接続が可能

閉域網接続

Fire Wall

DMZ

公式Web/防災系情報提供システムなど

閉域網接続

リモートアクセス※インターネット経由の

接続は認めない

TheInternet

県民のみなさまへの情報提供

仮想化

発災時Hiroshima Prefectural Government

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行政LAN・WAN

仮想化


テレワーク

※閉域網接続に対応可能な機器のみ接続が可能

閉域網接続

Fire Wall

DMZ


閉域網接続



TheInternet


アクセス集中アクセス集中

土砂災害

浸水

停電

通勤

交通遮断

・

通常の３倍を超えるアクセス集中により，Fire Wall及び情報提供Webサーバが応答できず，情報提供ができない状態に…。

県民への防災情報

県庁の業務体制

・土砂災害による通信回線断・停電によるネットワーク停止・浸水による機器故障・交通遮断による通勤困難者の発生などにより，業務に支障が…。

仮想化

現場の声

▪ 現地作業は，荷物が多くて大変じゃ！▪ カメラ，PC, 資料，携帯，地図，手帳,・・・

▪ 一つにまとめることができんけー！

▪ 調査が終わっても作業が大変じゃけ！▪ 作業報告書，点検帳票を作らんといかん

▪ 調査ごとにExcelファイルを作成？

▪ 現地の情報(写真等)をリアルに共有出来んか！？

▪ 端末が全く足らんのよー！▪ 何でも良いので用意できんか！？


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20発災後

・

○ 職員パソコンの更新・ノートパソコン導入・閉域網通信機能付加

・可用性向上によるBCP対策

さらに職員パソコンで・テレワーク・リモートアクセスも実現

○ Horizon Cloudの今後・知事，副知事，局長等・防災，危機管理担当等

・BCP対策での活用を検討

今後の展開・対応





行政LAN・WAN

仮想化


テレワーク※閉域網接続に対応可能な

機器のみ接続が可能

仮想化

閉域網接続

Fire Wall

DMZ


閉域網接続



TheInternet


・

次の対策を実施・検討中・Fire Wall等機器の増強・CDN導入・情報提供サーバの増強

県民への防災情報

Horizon Cloudサービス

Azureインフラ

仮想化・VPNセキュアな通信

マルチデバイス環境

県庁の業務体制

・Internet接続可能な環境からセキュアに接続・交通遮断など通勤困難な状況でも執務可能・他県からの応援職員など急な増員にも対応可能


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クラウドサービスの活用その1～オンラインストレージ(BOX) ～


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クラウドサービスの活用その2～ DaaSサービスによる仮想環境（Horizon Cloud on Microsoft Azure）～


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農林水産局における「ため池緊急点検」


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リアルタイムに現況を共有


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その後他局や県教委でも活躍中


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H29 H30 H31 H34H32 H33

インフラ

ワークスタイル

テクノロジー

コラボ基盤

ネットワーク

CHAT

Security

Cloud

共通基盤

SNS

Maple

LANWAN

みんなのオフィス

どこでもワーク

フリーアドレス

電話

IoT/AI STUDY PLAN DO

スーパーフレックス

スーパーフリーアドレス

Review/Plan 福山/三次

南館/東館拡大

地方機関全庁対応

次期Maple

地域

Security

Cloud

・コールセンター・統計/分析・受付業務・セキュリティ

ネットワーク統合仮想化基盤

BYOD

Public Cloud

端末フリー・タブレット・シンクライアント・ノートPC

Open

Source

GOAL

・県庁ペッパー君(?)による県民対応・集計/解析等のルーチン業務の自動化・サイバー攻撃の予防/予測措置

・RPA の全庁展開

「オフィス中心」から「人中心」の働き方

・勤務時間の完全自由化・完全成果主義の導入・時間に捉われない業務遂行文化

・自席に捉われない働き化の浸透・バーチャル組織構造・オープンオフィス

・更なるオープンソースの活用・業務に応じた最適デバイス・いかなる状況でも業務遂行・固定電話(PBX)の廃止

・中国地区セキュリティクラウド・官民連携CSIRTの構築・被害ゼロ

・全庁仮想化環境・全庁無線LAN・SDN環境

ロードマップ:H28時点

結果として・・・

▪ クラウドストレージ

▪ パブリッククラウド

▪ 端末の選択の自由

▪ 仮想化環境

▪ BYOD


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本庁自宅等

地方機関


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未来の広島県

デジタルトランスフォーメーション推進本部

▪ 2019年7月16日発足

▪ 本部長(CDO)：山田副知事

▪ 副本部長：沖邉，向井，桑原


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●湯崎知事：「デジタル化によって急速に変革が進み、県民の暮らしが大きく変わる可能性があり、県政の発展にとっても大きな課題だ」

●山田本部長：「ＡＩやビッグデータの解析など、最先端のデジタル技術の普及に伴って起きる社会の変化に対応するためのさまざまな施策に、部局の枠を超えて取り組む」

私山田本部長湯崎知事

©NHK

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我々が考えねばならないこと

▪未来の広島県とは？

▪ デジタルを前提とした行政サービスのあり方

▪ 県民の中心は，デジタルネイティブ世代

▪ AI, 5G等テクノロジの進化

▪ 我々自身のあり方は？

▪ ジェネラリストからスペシャリストへの変革

▪ 行政の破壊者


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DXに向けての検討

▪県庁の未来(Service)＝課題(Dream)×技術(Tech)×デザイン(Art)

▪ 全てがデジタル(100%)とした場合に何が起きるか？

▪ デジタルファースト，コネクテッド・ワンストップ，ワンスオンリー

⇒ 原則オンラインをどのように実現していくか

▪ すぐ使える簡単便利な行政サービス

▪ サービスデザイン思考

▪ UX (User eXperience)とEX (Employee eXperience)

▪ デジタル化の障壁の分析と改善案

▪ 情報発信の多様化


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人間の本能？？


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User

eXperienseUser

Interface

新職員端末7500台: 2019年後半更新


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ありがとうございました！Hiroshima Prefectural Government

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Documents

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