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令和元年度 主な農政事業について 産業観光部 農政課 資料 3 2019.7.5 川越市農業振興審議会

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令和元年度 主な農政事業について

産業観光部 農政課

資料 3

2019.7.5 川越市農業振興審議会

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 1 鳥獣被害防止対策事業       ・・・ 3頁

    2 産地パワーアップ事業        ・・・ 4頁

    3 川越産農産物ブランド化事業 ・・・ 5 頁

    4 人・農地プランの策定         ・・・ 6 頁

    5 農地中間管理事業          ・・・ 7頁

    6 埼玉型ほ場整備事業         ・・・ 8頁

    7 多面的機能支払交付金事業 ・・・ 9頁

    8 グリーンツーリズム整備推進事業 ・・・ 10頁

    9 その他の事業             ・・・ 12頁 

2019.7.5 川越市農業振興審議会令和元年度 主な農政事業について 目次

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箱わなによるアライグマの捕獲

• アライグマは雑食性で何でも食べるが、特に甘いものを好むためブドウやトウモロコシ、スイカをはじめとする糖度の高い農産物の被害が多い。

• 市内ではアライグマの捕獲が最も多く、古谷地区、大東地区が多い。

• 主には箱わな設置と電気柵設置で対応しているのが現状。

1 鳥獣被害防止対策事業 4,957千円

野生鳥獣による農産物の被害防止対策を総合的に推進するため、平成27年5月に市と関係機関(JAいるま野ほか)で構成する「川越市鳥獣被害防止対策協議会」を設立している。協議会は、アライグマ捕獲従事者養成や電気柵設置講習会を開催するとともに、市の被害防止計画で対象鳥獣をアライグマ・ハクビシン・タヌキとして捕獲を支援し、農作物被害の減少を図っている。

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芳野古谷

南古谷高階福原大東

霞ケ関名細山田川鶴本庁

平成30年度 地域別(農政課集計)

アライグマ ハクビシン タヌキ

電気柵の正しい使用方法の普及活動(講習会の開催など)

協議会の事業

アライグマ捕獲従事者養成研修会の開催

川越市鳥獣被害防止計画対象鳥獣の捕獲の支援(アライグマ・ハクビシン・タヌキ)

単位:件

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2019.7.5 川越市農業振興審議会

2 産地パワーアップ事業 69,100千円

水田・畑作・野菜・果樹等の産地が創意工夫を活かし、地域の営農戦略に基づいて実施する産地の高収益化に向けた取組を総合的に支援する。地域農業再生協議会等で作成する「産地パワーアップ計画」に位置付けられている農業者等を対象とする。

【事業の流れ】

農林水産省

埼玉県

・埼玉県全体の事業計画の策定

・支援対象者への助成金の交付

川越地域農業再生協議会

・産地の収益力を強化する計画(産地パワーアップ計

画)の策定

計画に位置付けられた農業者( 福原地区農業者5名 )

効率的・高収益な生産出荷体制を実現

計画作成

計画認定

取組の中心となる農業者等を計画に明記

助成金交付

【支援内容】①対象

・高収益な作物・栽培体系への転換を図る取組に必要な機械や機器のリース導入に要する経費、施設整備に必要な経費等

・上記取組の効果を増進するための計画策定等に要する経費②支援対象者

・地域農業再生協議会が作成する「産地パワーアップ計画」に位置付けられている農業者、農業団体等

③補助率・施設整備:1/2以内、農業機械リース導入は本体価格の1/2以内等

【川越市計画】

・目的:多様化する需要に的確に対応できる収益性の高い施設野菜(かぶ)の産地づくり。・成果目標:労働生産性の10%以上の向上。

・取組内容:施設を導入することで労働時間の削減と、品質の向上による高付加価値化を図りかつ新たな売り先を開拓することで労働生産性の向上を図る。・整備内容:ハウスの新設

交付申請 助成金交付

川越市・産地パワーアップ計画策定支援

・交付申請に向けた農業者、県、川越地域農業再生協議会との調整

事業要望

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3 川越産農産物ブランド化事業 2,000千円

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川越産農産物ブランド化に向けて、平成28年度に設立され、市内農業者、商業者等で構成する川越産農産物ブランド化連絡会との協働でさまざまな取組を実施する。

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【令和元年度取組】

• 平成30年度に作成した川越産農産物のロゴマークの普及を図る。市内

農業者等に100万枚配布予定。

• くらしをいろどるFarmer’s Market 12月8日開催予定。

• 異業種交流会(小グループ)の実施予定。

• 新たに開設予定のサツマイモまんが資料館について、PR等のサポート

を実施(年度後半)。

• 広報川越に、市内農業生産者を取り上げるコラム「がんばる川越農業」

を毎月10日号の裏表紙に掲載。

• 農業者による直売イベントを実施(石神井公園マルシェ、丸広朝市など)。

• 武蔵野の落ち葉堆肥農法のPR。

異業種交流会の様子(H30)くらしをいろどる Farmer’s Market(H30)

落ち葉掃きイベントの様子 川越産農産物ロゴマーク

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4 人・農地プランの策定 170千円

農業者の減少や高齢化など、農業が厳しい状況に直面している中、持続可能な農業を実現するためには、農業の基本である人と農地の問題を一体的に解決する必要があり、それぞれの地域において徹底的な話し合いを行い、地域が抱える人と農地の問題を解決するための「未来設計図」となる「人・農地プラン」を策定する。

2019.7.5 川越市農業振興審議会

【今後の予定】

・平成30年度までに市内11地域で策定。令和元年度は 残り1地域となっている霞ヶ関地域を策定する。

・実効性のあるプラン策定に向けた地域との調整を図って行く必要がある。状況に応じてプラン改定を行い、「実質化された人・農地プラン」の策定を推進する。

○人・農地プラン策定地域• 芳野地域(H25)、名細地域(H26)、福原地域(H27)、   山田地域(H27)、川越地域(H28)、田面沢地域(H28)、   古谷地域(H29)、南古谷地域(H29)   日東地域(H30)、大田地域(H30)、高階地域(H30)○人・農地プラン未策定地域• 霞ヶ関地域

【地域での話し合い】・今後の中心となる経営体(個人・法人)はどこか・地域の担い手は十分に確保されているか・将来の農地利用のあり方・農地中間管理機構の活用方針・近い将来の農地の出し手の状況(いつ、どのくらい出す意向か)・中心となる農業経営体とそれ以外の農業者(兼業、自給農家)の役  割分担を踏まえた地域農業のあり方(生産品目、経営複合化、6  次産業化等)

★農地中間管理機構への農地貸付→経営転換協力金:農地を貸し付ける方→地域集積協力金→地域で一定以上の面積をまとめて貸し付ける地域

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5 農地中間管理事業 (予算なし)

農業経営の規模の拡大、耕作の事業に供される農用地の集団化、農業への新たな参入促進等による農用地の利用の効率化及び高度化の促進を図るため、都道府県の指定を受けた農地中間管理機構を通じ、農地の出し手から受け手に貸付(転貸)を行っていく事業。

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①川越市の実績

・下広谷 1.27ha(平成28年度)

・下小坂・平塚 24.58ha(平成28~30年度)

 ※埼玉型ほ場整備事業エリア

・平塚・平塚新田 1.16ha(令和元年度)

②今後の予定

・久下戸 37.3ha(令和2~3年度)

・古谷本郷下 40.2ha(令和4~5年度)

農地所有者(出し手)

農地中間管理機構

耕作者(受け手)

借受 貸付

農地中間管理事業の仕組み

出し手のメリット・契約に基づいた賃料が確実に入る・契約期間後には農地が確実に戻る・相続があっても次の世代が困らない※農地所有者には、農地を優良な状態に保つ責任があり、荒廃農地にすると課税強化の可能性がある。

※受け手から農地を返されることがあっても農地中間管理機構は市町村と連携して最大2年間は他の受け手を探すように努める。

借り手のメリット・農地が集めやすくなる・農地が集約化(団地化)しやすくなる・長く借りられる(農地中間管理事業の賃借期間は6年以上)※農地中間管理機構集積協力金の交付対象となるのは10年以上の賃借期間

・賃料の支払いが農地中間管理機構に一本化されるので、支払いが分かりやすい

・契約の更新手続きは農地中間管理機構が行うので、相対の調整は不要となる

借受、貸付に関する書類作成、農家、関係機関(機構・埼玉県・農業委員会)との調整

川越市の役割

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 6 埼玉型ほ場整備事業 22,485千円

10a区画に整備されている地域を対象に、既存の道水路整備と畦畔除去により、1区画を30a程度に整備する事業で、通常のほ場整

備と比較して、低コストかつ短期間で整備することができる。市内では、下小坂・平塚地区、久下戸地区、古谷本郷下地区を進めている。

2019.7.5 川越市農業振興審議会

下小坂・平塚地区受益面積31.4ha(田26.7ha、畑4.7ha) 農家数140戸道路拡幅、水路整備、畦畔除去による区画拡大等事業期間:平成26~27年度(実施計画)、平成28~令和元年度(整備事業)

久下戸地区受益面積:37.3ha(田36.9ha、畑0.5ha) 農家数128戸道路拡幅、水路整備、畦畔除去による区画拡大等事業期間:平成28~30年度(実施計画)、令和元~3年度(整備事業)

古谷本郷下地区受益面積 40.2ha(田35.9ha、畑4.3ha) 農家数103戸道路拡幅、水路整備、畦畔除去による区画拡大等事業期間:令和元~2年度(実施計画)、令和3~5年度(整備事業)

【埼玉型ほ場整備の特徴】・既設の狭い道路を広げて農道を作ったり、畦畔を撤去してほ場の区画を拡大するため事業費が比較的少ない

・貸借により農地の利用集積を行う(換地はやらない)ので、自身の土地がどこに行くのかという不安がない・農地の利用集積は農地中間管理機構が行う

○整備イメージ

埼玉型ほ場整備事業経費の負担割合・ほ場整備実施計画:県50%、市町村50%・ほ場整備事業:国50%、県27.5%、市町村22.5%

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7 多面的機能支払交付金事業 44,811千円

農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を図るための地域の活動への支援を行い、地域資源の適切な保全管理を推進する。また、これにより、農業・農村の有する多面的機能が今後とも適切に維持・発揮されるとともに、担い手への農地集積の後押しにつながる。具体的には、水路の草刈りや泥上げ等、農村地域の共同活動を支援する事業となる。

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【市内活動団体】11団体

• 伊佐沼周辺田園環境保全組合    ・南田島農地保全組合

• 山田田園環境保全推進グループ ・芳野・古谷・南古谷広域協定運営委員会

• 古谷本郷地区農地・水・環境美化サークル ・大仙波農地保全組合

• 野戸池水系倉ヶ谷戸堰管理組合   ・石田本郷農地保全組合

• 小仙波周辺農地保全組合

• 小堤地区農地保全環境組合

• 下小坂平塚田園環境保全維持管理組合

多面的機能支払交付金カバープランツの植栽の様子

農地維持支払交付金

担い手に集中する水路・農道等の管理を地域で支え、農地集積を後押しする。

    ○農地法面の草刈り、水路の泥上げ、農道の路面維持等の

     基礎的保全活動

    ○農村の構造変化に対応した体制の拡充・強化、保全管理

     構想の作成

資源向上支払交付金

地域資源(農地、水路、農道等)の質的向上を図る共同活動を支援。

    ○支援対象:水路、農道、ため池の軽微な補修

     ・ひび割れの補修、農道の部分補修

    ○農村環境保全活動

     ・植栽活動、生きもの調査

    ○施設の長寿命化のための活動等

     ・水路の更新等

支援対象

多面的機能支払交付金古谷本郷れんげまつりの様子

支援対象

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8 グリーンツーリズム整備推進事業 112,350千円

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平成28年1月に策定された「川越市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に位置付けられたプロジェクト。農業ふれあいセンターを中心に、伊佐沼や田園など周辺の自然的景観や農業とのふれあいをコンセプトとしたグリーンツーリズムを推進する。

2019.7.5 川越市農業振興審議会

①農業ふれあいセンター改修実施設計 27,000千円

• グリーンツーリズムの拠点施設として、農業ふれあいセンターの改修工事の実施設計や新たに整備するバーベキュー施設の設計を行う。

受付・情報スペース、調理室リニューアル、トイレ、シャワー、浴室、研修室兼視聴覚室等、バーベキュー施設:30テーブル程度

②鴨田ふれあい農園整備工事 70,000千円

• 農業体験参加者数の増加や市民農園の利用者数の増加を図るため、農業ふれあいセンター北側に位置する体験農園及び市民農園の拡張整備を行う。

(現状)市民農園:340区画体験農園:3,460㎡

(整備後)市民農園:500区画程度体験農園:6,870㎡

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2019.7.5 川越市農業振興審議会

③グリーンツーリズム推進協議会の運営支援 11,360千円(令和元年6月補正予算)

• 農業者、宿泊業、飲食業など、様々な関係者を構成員とする「蔵inガルテン川越グリーンツーリズム推進協議会」の運営を支援する。協議会は、「体験」、「食事」、「宿泊」を柱とする川越のグリーンツーリズムの推進を図るため、平成31年4月25日に設立された組織で、国の農山漁村振興交付金(農泊推進対策)を受け、ソフト事業に取り組む。

農業活性化

農地保全

体験

宿泊 食事

【協議会構成員】

・農業者、農産物直売所、農家レストラン、和菓子製造業者、宿泊事業者、市(事務局)【協議会連携団体】

・いるま野農業協同組合、川越商工会議所、小江戸川越観光協会、荒川右岸用排水土地改良区、埼玉南部漁業協当組合など

観光広域化

滞在時間延長

【協議会の取組内容】

○農泊実施組織の体制づくり・検討会議、インバウンド受入勉強会、安全管理勉強会、   人材育成○受け入れ体制の整備・川越の地域資源調査、体験メニュー・プログラム開発、 インバウンドなどを対象としたモニターツアー○川越産農産物を生かした食のコンテンツつくり・食事メニュー開発のための研修等○情報発信やPRの強化など・Webプラットフォーム構築、パンフレット製作、PR動画 作成、農業体験用の多言語リーフレット作成など

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9 その他の事業

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2019.7.5 川越市農業振興審議会

【主な新規検討事業】

• 情報受発信体制の充実

• スマート農業に関連した事業

• 農業者の雇用の確保に向けた取組

• 農と福祉の連携に向けた取組

• 女性農業者活動支援事業

• 定年就農者支援事業

• 市民農園整備、運営支援(市街化区域)

【令和元年度その他事業】

• 水田麦等作付け奨励補助事業 6,116千円

• 地場農産物消費拡大事業 750千円

• 環境保全型農業推進事業 1,000千円

• 農業次世代人材投資資金事業 3,000千円

• 土地改良区及び水利組合等土地改良事業補助金 

13,500千円

• 農業ふれあいセンター運営管理 16,066千円

• 埼玉川越総合地方卸売市場を通じた流通機能確保(予算なし)

• 処理施設維持管理 49,791千円

川越市場内にオープンした生鮮漁港川越

新規事業を実施するためには、必要性の薄れた既存事業のスクラップも必要となる。