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The HR Agenda - 組織開発と学習

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This is a free sample of The HR Agenda issue "組織開発と学習" Download full version from: Apple App Store: https://itunes.apple.com/us/app/id840819087?mt=8&at=1l3v4mh Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.presspadapp.hragenda Magazine Description: /The HR Agenda/is Japan's first and only bilingual human resources (HR)-focused magazine, published quarterly by The Japan HR Society http://www.jhrs.org/ (JHRS) and produced by the HR Learning & Publishing Division of HR Central K.K. http://www.hrcentral.jp/ (The JHRS Secretariat). /Editorial Mission:/To provide up-to-date and relevant sources of HR information and resources affecting and influencing the HR profession in Japan, and to become a bridge between Japanese and non-Japanese H... You can build your own iPad and Android app at http://presspadapp.com

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目 次

2014年7−9月号

日本のHRプロフェッショナルに影響を与える最新の知識や情報のやり取りを促進し、世界におけるHR最優良事例や標準を引き上げることで日本と世界のHR管理システムを橋渡しする。

日本における最初で唯一の二ヶ国語による人事担当者向け雑誌として、「The HR Agenda」は 非常にユニークな舞台(プラットフォーム)を提供しています。英語と日本語で書かれた資料を提供し、寄稿者から提出された文章もバイリンガル翻訳することで、純粋の2方向性を持った意見交換の場を提供します。過去150年ほどの間、日本はもっぱら西洋の知見を日本語に翻訳してきました。私どもは日本の声を国際的な舞台にも紹介できるような場を創造したのです。私どもの目的は物事の裏表や問題のすべての相を理解することにあります。私どもは日本と海外における読者の方々や、世界中のHRプロフェショナルや研究者、オピニオン・リーダーたちの間でオープンかつ誠実な対話を実現させ、それによってお互いの切磋琢磨を促すことを願っています。

「The HR Agenda」革新的なプラットフォーム

April 2014

ノンリニア(非線形)

発行人からのメッセージ“終身雇用制”から“終身労働可能性”へ 学習と能力開発を変化にどう役立てるかカビッティン・順 MBA/MS/HRMP

JHRSコミュニティー ・ニュースWINジャパン・コンファレンス2014年春で“つながる”女性たちエリザベス・ハンドーヴァー

特集記事

カイゼン文化の波及効果 製造からHRへ愛をこめて本郷麻子

繋がる3つのカギとカイゼン概念ジュン・オルラーネス

ウォートンの知恵世界の最高人材育成責任者ゼネラル・エレクトリック・モデルとインドの能力構築

カントリーフォーカス注目を集めるフィリピンの人材岡本浩志

HRに聞けリーダーに求められる資質とは何かアンドリュー・マンターフィールド 松井義治(ヨシ)

HR法律相談

日本における企業の災害対策ヴィッキー・バイヤー弁護士

研修と開発

軍事原則のビジネス面への応用ジョー・ハグ

コーチング潜在力を引出し目標を達成するための手段としてのコーチングの活用 コーチングはどれだけの価値を組織に提供しうるのか?紫藤由美子

組織デザインと組織開発

オーガニゼーショナル・ラーニングの遺産と教訓ヒルダ・ロスカ・ナルテア

論説組織開発と学習 反復と統合の時代アネット・カセラス

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「The HR Agenda」はThe Japan HR Societyが出版する日本初かつ唯一の2ヶ国語人材(HR)専門季刊誌。制作はエイチアールセントラル株式会社(The Japan HR Society事務局)のエイチアール学習・出版部門。

お断り掲載した記事にある見解や意見は執筆した寄稿者、筆者個人のものであり、必ずしも「The Japan HR Society」の一般会員、事務局、アドバイザー、会友、後援者の立場や見解を反映したものではありません。本協会は、掲載された記事や広告に含まれるデータ、統計、情報の正確性、真実性につき、その全体もしくは一部に関し、責任を負いません。更に、掲載した助言、意見、見解は情報提供だけを目的としたものであり、資格を有する法律専門家、財務専門家のより専門的な法的、財務的助言にとってかわることを目指したものではありません。

発行人  The Japan HR Society (JHRS) [email protected] www.jhrs.org www.jhrs.org/hr_agenda 統括編集人 カビッティン・順 MBA/MS/HRMP [email protected]

編集長 アネット・カセラス [email protected]

編集チーム 岡本 浩志 ヒルダ・ロスカ・ナルテア ステファニー・オーバーマン

翻訳者 澤田 公伸 大川 紀男 岡本 浩志 野口昌子 サイラ・モリイ デザイン・制作   ブーン・プリンツ デザイン監修 アネット・カセラス

広告セールス・ エイチアールセントラル株式会社 マーケティング [email protected] および配布

編集補佐 マーク・スィリオ 末広恵美子および調査担当者

編集局 エイチアールセントラル株式会社 (The Japan HR Society事務局) 〒108-0075 東京都港区港南2-14-14 品川インターシティフロントビル3階 デスカット MB28号 電話/ファクス +81 (0)50-3394-0198 +81 (0)3-6745-9292

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「The HR Agenda」とThe Japan HR Societyのロゴは 登録商標であり、The Japan HR Societyに帰属します。

© 2014 The Japan HR Society 無断複写・転載を禁じます。

表紙イメージアネット・カセラスの構想と 、アールディー・コロマとイベス・リラが学習と開発を創作しブーン・プリンツが編集・デザイン

画像の出典:Cherry Blossom Trees in Waterfront Park by Thye Gn , World oil by Vladimir Yudin, Ripple by Jin Yamada, Opening the gate by Nomadsoul1, Sun beams over Earth horizon by Paulpaladin, Success of a woman by Ardie Coloma, Rescuer search victims in smoke by Tatiana Belova, Portrait of a young man with split careers businessman and soldier by Elswarro, Chris Argyris portrait by Ives Lira, Great Wave Illustrate by Ives Lira.

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カビッティン・順 MBA/MS/HRMP

The Japan HR Societyチーフ・コミュニティ・オフィサー

英語原文から翻訳

“終身雇用制”から“終身労働可能性”へ学習と能力開発を変化にどう役立てるか

発 行 人 からの メッセ ー ジ

成功する人たちの多くに、学習好きと前進への情熱という2つの要素を見て取ることができる。“終身労働可能”となることができれば、成功の可能性は終わりないものとなるだろう。

2014年7−9月号

「学びとは強制されて行うものではない。それは単なる生き残りのためでもな

い」-W・エドワーズ・デミング

2週間ほど前、私は歯の治療を受けるため掛かり付けの歯科医

で順番を待っていた。その間、その歯科医が歯科教育を続けるため

に受けた多くの資格証明書が、その歯科医の待合室や治療室の壁

のあちこちに架かっていることにすぐ気が付いた。

そのことに興味をかき立てられた私は待合室の席を立ち、壁に近

付いた。そうすると彼が、米国、ヨーロッパ、それに日本の名だたる

教育機関からほとんど毎年、次から次へとそうした資格証明書を取

得していることが分かった。そのとき突然、あることが私に閃いた。

私の掛かり付けの歯科医は50代後半だが(あるいは60代前半か

もしれない)、そのクリニックはいつも沢山の患者(高齢の人もいれ

ば若い人もいる)でにぎわっている。彼がこの仕事から65歳(日本に

おける法定退職年齢)で引退するとは思えないし、彼はいわゆる終

身雇用を心配していないことは明らかである。なぜなら彼は、自分

の仕事を単純明快に“終身労働可能”なものとしているからである。

でもどうすればそんなことができるのだろうか。答えは、継続的な

学習と能力開発にある。彼は、その人生を費やして学び、自分の手技

の向上に努めている。その際彼は、最新の歯科技術と実践手法を習

得し、同じ専門職の人たちとの連携とネットワークの拡充に努め、ま

たより専門的な教育を受けているに違いない。

ではここで、サラリーマン(サラリーウーマンでもよい)が、終身雇

用の観念にしがみつくのではなく、“終身労働可能”という考え方を

身に付けることが可能かどうかを想像してみよう。富士通の企業ス

ローガンがいう「無限の可能性」ということを考えるのも無意味では

ないだろう。

見本を示し実践する

“HRのプロ”である私たちは、私たちが属する企業の従業員たちの

ために見本を示し、「学びの文化」を開発することができるユニーク

な立場にあることを私たちはもう一度、思い出す必要がある。むろ

ん、それを可能にするのは、継続的なHR教育、修了証明、ネットワー

クづくり、日本内外のHR専門家との連携などを通じた絶え間ない学

習と自己の専門性の向上であることは言うまでもない。

日本で活動するHR専門家のためには、The Japan HR Society 

(JHRS)の生涯教育・修了証明部門である「JHRSアカデミー」がこの

ことを可能にするための様々な機会を提供している。

JHRSアカデミーは2009年以来、オンラインおよび座学による継続

的な教育を提供するために「eコーネル」「テンプル大学日本校」とい

った世界的な教育機関と提携しており、最近では世界最大のHR機

関である「人材管理協会(SHRM)」との提携を開始した。加えてJHRS

アカデミーは、労働法規、才能開発、教育訓練、報酬と手当、パーフォ

ーマンス管理など、多様なHR関連のテーマを網羅する、自前開発の

講座を提供している。

2013年、日本にフォーカスしたHR専門家を対象に、HRMP、

HRBP、GPHRといった仕事に有意義で、世界的に認められたHR資格

の取得、および世界各国のHR専門家と伍していくことへの支援を目

的に、JHRSアカデミーは「HRサーティフィケーション・インスティテ

ュート」と戦略的な提携関係を結んだ。これによって今では、認定取

得の準備および再認定のコースをJHRSアカデミーで受講できるよ

うになった。