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Society 2000-Watt Energy-Region 皆さんはそれぞれ日本からバーゼルに到着後、中心街にあるちょっ とユニークなホテルにチェックインします。この日はバーゼルの歴 史ある街並み、そしてライン川沿いの雰囲気でヨーロッパに着いた 気分を味わいながら、スイス料理を楽しんで、面白いホテルの部屋 でくつろいでください。 本当はバーゼルで丸一日過ごしたほうがより素敵なツアーになりま す。2000ワット社会に向かっている街にはいろいろな興味深い 建築的な取り組みが見られます。早く来られる方は散策できる時間 での到着がおススメです。 ARRIVE IN BASEL 1 市街地を通るトラムに乗り、Renzo Piano の Foundation Beyeler に 出発します。ここは敷地との一体感を持つ建物もコレクションも素 晴らしい場所。その後は 2 時間アートの街道を歩いて Rehbergweg でスイスから Deutschland への国境を ( 歩いて! ) 渡って、ぶどう 畑の中を通過して Vitra Campus にむかいます。プライベートな 楽しみと建築ツアーの間を満足させる Vitra を楽しんでから、路線 バスでバーゼルに戻った後はライン川を運航するフェリーに乗るの をおススメします。この船の運航は川のエネルギーを動力にしてい るものです。 船を降りたら Herzog & de Meuron が設計した のバーで食前酒いた だいてから夕食に出かけるのもいいでしょう。 Foundation Beyeler Vitra Campus Rehbergweg 9/13 2 9/14 3 9/15 貸切バスでバーゼルからフランスの Ronchamp に向かいます。陸 続きで国境が変わる各国が持つカラーの違いを車窓に感じながら、 午前中に Le Corbusier が設計した教会に到着。この名建築は日常的 に使われていて、幸運ならミサに遭遇できる可能性も。教会として 地域に使われている姿を感じられると思います。2011 年に竣工し た Renzo Piano 設計の丘の中の修道院も見られます。 ワイン産地を通って、ワイナリーでワインとこの地域の食べ物を味 わった後、フライブルクで2泊するドイツでもっと古いとい言われ ているホテルにチェックインし、フライブルク の街観光へ。 4 9/16 クラブボーバン代表の村上敦氏には、ドイツにおいて最も緑が豊か な地域で最も緑に溢れる街フライブルクを案内していただきます。 いろんな場所を見学しながら日本語でドイツが追いかけるランニン グ・ストックのリノベーション・エネルギーシフト・地域エネルギー についてたっぷりと説明してもらいます。 夜はフライブルクビアホールでビールとソーセージ、そして地域の 料理を楽しみます。 9/17 6 9/18 7 9/19 やっと自由行動の日。ラッキーだったら、この日は湖に昇る最高に 美しい日の出で一日をスタートできます。この日はちょっと休息日 なので、美しいホテルやボーデン湖も楽しんでいただきたいです。 古い街並みや世界遺産、湖の魚…いろんなところを観光しましょう。 そして、この地域を肌で感じてもらいたいです。あと、お土産を買 う最大のチャンスですので有効に使ってください。 ドイツでは国が法律化しているエネルギー基準に行政や建築家はど のような考えで取り組み、どんな形と気持ちで答えているのでしょ う。この日は三つの事例を訪れます。コンスタンツの都市整備局の EnergyCube の見学。パッシブハウススタンダードのコーポラティ ブハウス ズィートルングスヴェルクシュタットは設計した建築家 による案内つき。そして、同じ建築家が手掛けた 1960 年代の高齢 者向け終末施設ファイアーアーベントハイムのパッシブ補修のリ フォーム を案内していただきます。 この日はとても活動的な一日ですが、元気が残っている人はフェ リーで湖を渡って別の街に夕食を食べに行くのも楽しいです。 8 日目は、貸切バスでオーストリアのフォアアールベルク地域に代 表的な建築を見に行きます。まずブレゲンツの Peter Zumthor の美 術館 Kunsthaus Bregenz へ。私は何度訪れてもこの大胆な建築に光 関係、そして展示の手法に圧倒されます。その後はアルプスの谷に 入って Hermann Kaufmann のデザインの Illwerke Centre Montafon を見学。水力でエネルギーを作っている会社の新しいオフィスビル はCLTの木造建築です。オーストリアのエネルギーに対する考え方、 それをエネルギーと深い関係にある企業の考えをここで教えていた だきます。 そして、ついに美しい山道で最終目的地であるヴァルスに移動。湖 の自然の後はアルプスの自然を感じながら休んでください。 最後の二日間をヴァルスで過ごします。Peter Zumthor が設計した Vacation Homes に泊まりながら、Peter Zumthor の Therme に入っ て、山歩きし、Trotinetto に乗って山道を下ります。参加メンバー で例えばチーズフォンデュを食べながらツアーの内容を振り返り、 これからの日本でできることについて話し合う時間を取りたいと思 います。 日本帰る日になります。 チューリッヒ空港に向かう途中でPeter Zumthor設計のSaint Benedict Chapelを見学します。 帰りのフライトはチューリッヒ空港を15時以降に出発する便にし てください。 チューリッヒもとても面白い街ですので、時間が取れる方は一泊 増やして是非楽しんでください。 Ronchamp Vauban district many others energy buildings EWS Schoenau Solarcomplex ボーデン湖地域には、石油・ガス・石炭・ウランなどの資源があり ません。でも、風・水・太陽があります。オイルショックとチェル ノブイリ原発事故の影響を受けて、市民自ら、風・水・太陽などを 活用した再生可能エネルギーづくりに人生をかけています。そして、 その結果として、ボーデン湖周辺 4 か国地域で連携し 2050 年まで に 2000 ワット社会を目指すと同時に地域エネルギーでの自立を目 指す仕組みを作っていいます。そうした取り組みを地域と実践する エネルギー会社 EWS Schoenau と SolarComplex 社にてセミナーそ してバイオマスエネルギープラントの見学を行います。 この日から 3 泊は、アンドレアの生まれ育った歴史溢れる街 konstaz の湖に面した修道院を改築したホテルに宿泊します。 FREE Plus energy building Passiv house Passivhouse renovation 8 9/20 9 10 Vorarlberg Kunsthaus Bregenz Illwerke Montafon Vals Therme Peter Zumthor Ferienhaeuser 11 FLIGHT TO JAPAN 9/21~22 9/23 すべてのホテルは面白さと心地よさで選んでいます。 デザイン性、芸術性を兼ね備えた歴史的な建築物の ホテルを設定しました。そのように選び抜かれたホ テルに宿泊することがより地域への興味と理解を深 めることにつながると考えています。 ホテルについて バーセル 2 泊・フライブルク 2 泊 コンスタンス 3 泊・ヴァルス 3 泊 10 泊 11 日 ( 現地での日程 ) ※現地での移動 ( 貸切バス・公共の交通機関など )・宿泊費 ( 朝食込み )・ ガイド代が含まれます ※プライベートでの企画のため、各自現地集合、現地解散です。 ※飛行機のチケットの手配、旅行保険の手続きは各自お願いします。 ※上記のプログラムは空室状況・天候などにより、事前の連絡なしに変更 する場合があります。あらかじめご了承ください。 ツアー代金:38 万円(予定) BODENSEE お部屋は基本的には朝食付きのシングルルーム(禁煙)です。 【お問合せ】 03-5429-0333( 彦根建築設計事務所 ) [email protected] 定員:10 名程度 ( 全日程 彦根アンドレアのアテンド &ガイド付き) Tour 9/13 23 Germany Switzerland Austria France 建築家 彦根アンドレア企画 建築家として30年間日本でずっと活動を続け、気持ちよく住める家づくりに取り組んできました。そのためには建物の表面温度は大切にな ります。なので「断熱と蓄熱」は、光・風通し・間取り・空間と同じく当たり前に大事なことです。断熱や蓄熱は当たり前のことすぎて特別 にエネルギーのことについて考えてはいませんでした。ただ、美しく、長持ちし、愛される建築を作りたいという気持ちでした。 3.11がおきて、私の子供たちには日本で住み続けいたいと言い、ドイツの家族と友達には直ちに帰ってきてと言われました。悩んだ結果、 私は家族と日本に残ることを決意します。そして子供たちにちゃんとした未来を残すため私はなにができるのか考えました。エネルギーにも 興味を持ちました。 生まれ育った南ドイツ、そして近隣のスイス、オーストリアには、国、行政、自治体、個人、会社がいろいろな方向から未来のために、 エネルギーについて取り組んでいる地域ということを改めて知りました。 とてもおもしろくて、楽しくて、わかりやすくて、そして同時にすばらしい建築がこの地域には多い。 「あ、両立は可能なんだ」と思いました。エネルギーフレンドリーと美しい建築で社会はできます。 だれにでも、なにかできることを伝えたい気持ちでこのプライベートツアーが始まりました。  Germany France Swiss Austria

Tour - A.H.ARCHITECTS | 彦根建築設計事務所...チューリッヒ空港に向かう途中でPeter Zumthor設計のSaint Benedict Chapelを見学します。帰りのフライトはチューリッヒ空港を15時以降に出発する便にし

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Society2000-Watt

Energy-Region

皆さんはそれぞれ日本からバーゼルに到着後、中心街にあるちょっとユニークなホテルにチェックインします。この日はバーゼルの歴史ある街並み、そしてライン川沿いの雰囲気でヨーロッパに着いた気分を味わいながら、スイス料理を楽しんで、面白いホテルの部屋でくつろいでください。本当はバーゼルで丸一日過ごしたほうがより素敵なツアーになります。2000ワット社会に向かっている街にはいろいろな興味深い建築的な取り組みが見られます。早く来られる方は散策できる時間での到着がおススメです。

ARRIVE INBASEL

1

市街地を通るトラムに乗り、Renzo Piano の Foundation Beyeler に出発します。ここは敷地との一体感を持つ建物もコレクションも素晴らしい場所。その後は 2時間アートの街道を歩いて Rehbergweg でスイスからDeutschland への国境を ( 歩いて! ) 渡って、ぶどう畑の中を通過して Vitra Campus にむかいます。プライベートな楽しみと建築ツアーの間を満足させる Vitra を楽しんでから、路線バスでバーゼルに戻った後はライン川を運航するフェリーに乗るのをおススメします。この船の運航は川のエネルギーを動力にしているものです。船を降りたらHerzog & de Meuron が設計した のバーで食前酒いただいてから夕食に出かけるのもいいでしょう。

Foundation Beyeler Vitra CampusRehbergweg

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貸切バスでバーゼルからフランスの Ronchampに向かいます。陸続きで国境が変わる各国が持つカラーの違いを車窓に感じながら、午前中に Le Corbusier が設計した教会に到着。この名建築は日常的に使われていて、幸運ならミサに遭遇できる可能性も。教会として地域に使われている姿を感じられると思います。2011 年に竣工した Renzo Piano 設計の丘の中の修道院も見られます。ワイン産地を通って、ワイナリーでワインとこの地域の食べ物を味わった後、フライブルクで2泊するドイツでもっと古いとい言われているホテルにチェックインし、フライブルク の街観光へ。

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クラブボーバン代表の村上敦氏には、ドイツにおいて最も緑が豊かな地域で最も緑に溢れる街フライブルクを案内していただきます。いろんな場所を見学しながら日本語でドイツが追いかけるランニング・ストックのリノベーション・エネルギーシフト・地域エネルギーについてたっぷりと説明してもらいます。夜はフライブルクビアホールでビールとソーセージ、そして地域の料理を楽しみます。

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やっと自由行動の日。ラッキーだったら、この日は湖に昇る最高に美しい日の出で一日をスタートできます。この日はちょっと休息日なので、美しいホテルやボーデン湖も楽しんでいただきたいです。古い街並みや世界遺産、湖の魚…いろんなところを観光しましょう。そして、この地域を肌で感じてもらいたいです。あと、お土産を買う最大のチャンスですので有効に使ってください。

ドイツでは国が法律化しているエネルギー基準に行政や建築家はどのような考えで取り組み、どんな形と気持ちで答えているのでしょう。この日は三つの事例を訪れます。コンスタンツの都市整備局のEnergyCube の見学。パッシブハウススタンダードのコーポラティブハウス ズィートルングスヴェルクシュタットは設計した建築家による案内つき。そして、同じ建築家が手掛けた 1960 年代の高齢者向け終末施設ファイアーアーベントハイムのパッシブ補修のリフォーム を案内していただきます。この日はとても活動的な一日ですが、元気が残っている人はフェリーで湖を渡って別の街に夕食を食べに行くのも楽しいです。

8日目は、貸切バスでオーストリアのフォアアールベルク地域に代表的な建築を見に行きます。まずブレゲンツの Peter Zumthor の美術館 Kunsthaus Bregenz へ。私は何度訪れてもこの大胆な建築に光関係、そして展示の手法に圧倒されます。その後はアルプスの谷に入ってHermann Kaufmann のデザインの Illwerke Centre Montafonを見学。水力でエネルギーを作っている会社の新しいオフィスビルはCLTの木造建築です。オーストリアのエネルギーに対する考え方、それをエネルギーと深い関係にある企業の考えをここで教えていただきます。そして、ついに美しい山道で最終目的地であるヴァルスに移動。湖の自然の後はアルプスの自然を感じながら休んでください。

最後の二日間をヴァルスで過ごします。Peter Zumthor が設計したVacation Homes に泊まりながら、Peter Zumthor の Therme に入って、山歩きし、Trotinetto に乗って山道を下ります。参加メンバーで例えばチーズフォンデュを食べながらツアーの内容を振り返り、これからの日本でできることについて話し合う時間を取りたいと思います。

日本帰る日になります。チューリッヒ空港に向かう途中でPeter Zumthor設計のSaint Benedict Chapelを見学します。帰りのフライトはチューリッヒ空港を15時以降に出発する便にしてください。チューリッヒもとても面白い街ですので、時間が取れる方は一泊増やして是非楽しんでください。

Ronchamp

Vauban districtmany others energy buildings

EWS SchoenauSolarcomplex

ボーデン湖地域には、石油・ガス・石炭・ウランなどの資源がありません。でも、風・水・太陽があります。オイルショックとチェルノブイリ原発事故の影響を受けて、市民自ら、風・水・太陽などを活用した再生可能エネルギーづくりに人生をかけています。そして、その結果として、ボーデン湖周辺 4か国地域で連携し 2050 年までに 2000 ワット社会を目指すと同時に地域エネルギーでの自立を目指す仕組みを作っていいます。そうした取り組みを地域と実践するエネルギー会社 EWS Schoenau と SolarComplex 社にてセミナーそしてバイオマスエネルギープラントの見学を行います。この日から 3泊は、アンドレアの生まれ育った歴史溢れる街konstaz の湖に面した修道院を改築したホテルに宿泊します。

FREE

Plus energy building Passiv house

Passivhouse renovation

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VorarlbergKunsthaus BregenzIllwerke Montafon

ValsTherme

Peter Zumthor Ferienhaeuser

11FLIGHTTOJAPAN

9/21~22

9/23

すべてのホテルは面白さと心地よさで選んでいます。デザイン性、芸術性を兼ね備えた歴史的な建築物のホテルを設定しました。そのように選び抜かれたホテルに宿泊することがより地域への興味と理解を深めることにつながると考えています。

ホテルについて

バーセル 2泊・フライブルク 2泊コンスタンス 3泊・ヴァルス 3泊

10 泊 11 日 (現地での日程 )

※現地での移動 (貸切バス・公共の交通機関など )・宿泊費 (朝食込み )・ガイド代が含まれます※プライベートでの企画のため、各自現地集合、現地解散です。※飛行機のチケットの手配、旅行保険の手続きは各自お願いします。※上記のプログラムは空室状況・天候などにより、事前の連絡なしに変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

ツアー代金:38 万円(予定)

BODENSEE

お部屋は基本的には朝食付きのシングルルーム(禁煙)です。

【お問合せ】

03-5429-0333( 彦根建築設計事務所 )[email protected]

定員:10 名程度(全日程 彦根アンドレアのアテンド&ガイド付き)

Tour 9/13 ~ 23

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建築家 彦根アンドレア企画

建築家として30年間日本でずっと活動を続け、気持ちよく住める家づくりに取り組んできました。そのためには建物の表面温度は大切になります。なので「断熱と蓄熱」は、光・風通し・間取り・空間と同じく当たり前に大事なことです。断熱や蓄熱は当たり前のことすぎて特別にエネルギーのことについて考えてはいませんでした。ただ、美しく、長持ちし、愛される建築を作りたいという気持ちでした。3.11がおきて、私の子供たちには日本で住み続けいたいと言い、ドイツの家族と友達には直ちに帰ってきてと言われました。悩んだ結果、私は家族と日本に残ることを決意します。そして子供たちにちゃんとした未来を残すため私はなにができるのか考えました。エネルギーにも興味を持ちました。生まれ育った南ドイツ、そして近隣のスイス、オーストリアには、国、行政、自治体、個人、会社がいろいろな方向から未来のために、エネルギーについて取り組んでいる地域ということを改めて知りました。とてもおもしろくて、楽しくて、わかりやすくて、そして同時にすばらしい建築がこの地域には多い。「あ、両立は可能なんだ」と思いました。エネルギーフレンドリーと美しい建築で社会はできます。だれにでも、なにかできることを伝えたい気持ちでこのプライベートツアーが始まりました。 

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