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CONFIDENTIAL
VeriTrans4G が目指す “次世代決済サービス”とは
ベリトランス株式会社
代表取締役 篠 寛
1 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
会社概要
デジタルガレージグループの決済セグメントとして
ベリトランス・イーコンテクストを主軸に国内最大規模のECプラットフォームを提供
社名 ベリトランス株式会社
資本金 10億6,845万円
設立 1997年4月24日
所在地 東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 DGビル5F
代表者 代表取締役執行役員社長 篠 寛
URL https://www.veritrans.co.jp/
ベリトランス 会社概要
社名 株式会社イーコンテクスト
資本金 1億円
設立 2012年10月1日
所在地 東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 DGビル5F
代表者 代表取締役社長 踊 契三
URL http://www.econtext.jp/
イーコンテクスト 会社概要
決済件数は2.6億件/年 取扱高は1.3兆円/年まで拡大
2 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
Information
Technology
Marketing
Technology
Financial
Technology
Information Technology
Marketing Technology
Financial Technology
デジタルガレージグループについて
インターネットビジネスを IT/MT/FT の
3つのコア機能を駆使し プロデュース/インキュベート
3 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
デジタルガレージの歴史
デジタルガレージグループは インターネット黎明期より
時代を先取りしながら インターネットビジネスを推進
4 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
ベリトランスのビジネスモデルについて
ECサイト
電子マネー
カード
キャリア
EC事業者 (加盟店/マーチャント)と金融機関(カードアクワイヤラー、銀行など)との間にたち
「システム連携(構築、運用)」「障害対応」などのサービスを
EC事業者に提供するとともに 包括契約によって
「契約」「入金」等の ワンストップソリューションを提供している
お金、契約の流れ:→
消費者 EC事業者 PSP 金融機関等
契約、開発、運用、システム維持等さまざまな点で加盟店にとってメリットを生んでいる
コンビニ
5 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
目先の戦略について
EC新興国 → JV
EC先進国 → M&A
中国&インド → 個別戦略
アジア向けECファンドの連携
アジアへの積極展開
Japan Asia
ECを含む電子決済市場は66兆円
進むキャッシュレス社会に役割
EC/カード普及が急成長
日本の成長過程よりも急激な市場形成
STRATEGY Ⅲ
STRATEGY Ⅱ
提携先との決済事業深耕、
大手顧客開拓、新規事業共同開発
巨大プラットフォーマーとのアライアンス強化
成長するインバウンド消費の取り込み
国内事業の継続拡大
STRATEGY Ⅰ
EC市場に加えて電子化が進む各市場に展開
先端技術
スマホ決済を 活用した新たな ライフスタイル
EC
広義電子決済
EC以外にもキャッシュレス化が進むさまざまな分野に戦略展開。
決済代行ビジネスから総合Fintechへ。
6 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
電子決済 (クレジットカード, デビットカード, プリペイド, 電子マネー等)
出所 : 総務省統計局、矢野経済研究所、DG調査
44兆円 (’12年)
66兆円 (’17年)
民間最終消費 約290兆円
電子決済66兆円 1.5 倍に成長
【 ‘17年の電子決済、1.5倍の66兆円まで拡大 】
ポテンシャル = 電子決済以外 (現金支払等)
主な対象領域 (市場規模)
飲食産業
(12兆円)
不動産賃貸
(9兆円)
小売店舗
DGのソリューション
コンビニ型決済
既に長年国内4万7000店舗での決済ノウハウ /
コンビニ型決済を今後短期間での成長が予想される
アジアへと横展開していく
住まPAY 賃貸家賃・敷金等のカード決済を
不動産広告事業を展開する
DGコミュニケーションズと推進
カカクコムと共同で飲食店向けカード
決済サービスを展開。
「食べログ」掲載レストラン77万店の
販路を活用
食べログPay
葬儀産業
(1.7兆
円)
セレモニーPAY
高額な葬儀費用の支払いにあたり、
カード決済・ローンをパッケージ化
重点取組分野について
キャッシュレス化が様々な分野で進展し、電子決済市場は2017年に66兆円まで拡大 ~ EC市場に加え、新たに拡大する新電子決済市場を深耕 ~
7 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
ベリトランス決済サービスの特徴(強み)
8 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
マルチ決済ソリューション
主要な決済手段を一括してサービス提供
決済サーバ
ECサイト
各決済・サービス 提供機関
コンビニ 決済
電子マネー 決済
銀行決済 ネットバンク・ATM
クレジット カード決済
キャリア 決済
ポイント 決済
国際決済
ウォレット 決済
VeriTrans Gateway
9 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
マルチチャネルで決済サービスをご提供可能
対面 非対面
ECサイト上で カード決済など
業界最多の決済をご提供
オペレーターとの通話から自動音声案内に転送、電話機からお
客様自の手でカード決済
スマートデバイス用の 専用端末でカードを 挿入しカード決済
POS対応、VeriTrans3G とあわせオムニチャネル
決済が可能
①VeriTrans4G ②IVR決済
ソリューション ③VeriTrans
mPOS ④オムニPAY
※EMV対応済 ※オムニチャネル対応
コールセンター
漏えい事故防止 ECサイト決済
10 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
IVR決済ソリューション
電話によるクレジットカード決済シーンで、コンシューマのカード情報入力をIVRへ転送することで安全に決済完了。
本システムにて特許取得(特許 第5457498号)
需要が成長する電話注文に対応した決済サービスで、新市場を開拓。
■ ソリューション概要
不正利用、 漏えいリスク
【オペレーターによる直接受電の場合】 【IVR Payment Solutionを利用する場合】
①
②
③
■ オペレーターのワークタイム削減に寄与
⇒IVRでカード決済に要した時間平均: 『 103秒 』(2013年5~7月の実績データ)
IVRで通話を終了させる場合
カード番号入力のやりとりを通話の最後に 回すことで、ワークタイムを丸ごと削減
通話をオペレーターに戻す場合 通常、2~3分程度必要なカード番号の
ヒアリング時間を30%以上削減
11 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
mPOS決済ソリューション
スマートフォン決済サービス「 VeriTrans mPOS 」の提供を開始
EMVおよびNFCにも対応可能な新端末をご用意
端末 商品名・タイプ
CASTLES Technology製 MP-200 (タイプ)チップ&PIN ①Bluetooth ②NFC
Dspread社製IPOS (タイプ)チップ&サイン ①audio interface
・ 低コストでの端末導入が可能(ローエンド 5,000円/台、ハイエンド 15,000円/台)
・ 汎用の免税アプリと連携することで、免税対応店、カウンターを安価に増設
・ 外国人観光客向けにマスターカードPayPass、VISA payWAVEの提供が可能
・ 海外発行のApplePayにも対応可能(国内カード会社が対応すれば国内でも利用可能)
12 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
オムニPAY
ECと実店舗の決済データの一元管理が可能なオムニチャネル決済サービス
販促強化・顧客満足度向上 業務負荷・コスト削減 堅牢なセキュリティ
13 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
オムニチャネル会員向け決済イメージ
弊社のEC決済システムとオムニPAY等の組み合わせで実現可能です。
会員管理 ゲーミフィケーション 会員証管理
後続フォロー/ファン層の拡大
アプリ
店頭 EC 決済システムの連携 集客施策 会員化
EC会員の一元化 店頭への送客 EC会員様への情報発信 コレクター機能 会員証機能等での連携
プッシュ通知/ビーコン連携
集客施策 購買データ管理
店頭/ECの情報管理 カード情報保持
会員ID化
インバウンドニーズ対応 店頭EC含めての レコメンド
ファン化促進
14 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
Veritrans4G~次世代決済サービス
15 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
次世代決済システム「VeriTrans4G」
①カード情報非通過型の実現 実行計画(割販法改正)に準拠した非通過型決済
②不正検知エンジン標準搭載
決済システムとの完全自動連携に加え、
実績ある複数検知サービスをパッケージ化して提供
③データセンター完全冗長化
4G決済基盤をオラクルExadataX6に 刷新,増強予定
次世代決済システム とは??
16 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
Eコマースにおける不正利用動向
オンライン決済の不正被害額が 150億円※を突破
※弊社パートナー企業による独自調査結果となります。
不正被害は2012年から大幅に増加傾向、今後も増加する見込み
17 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
実行計画の概要
1.カード情報保護強化
・加盟店のカード情報を非保持化
・保持する場合PCI-DSSへの準拠
実行計画の3本柱
2.カード偽造防止対策
・カード及び加盟店決済端末を
100%IC対応化(~2020年3月末)
・IC取引時の運用ルール策定
・POSシステムにおけるIC対応
3.EC不正使用対策
・不正使用被害を最小化
・不正使用対策導入 (~2018年3月末)
【目的】2020年東京オリンピックを控え、カードセキュリティを
世界標準のセキュリティレベルに引き上げること
18 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
対面 (実店舗)
非対面 (EC)
【①】カード情報保護 ・カード情報の非保持化 ・保持の場合はPCI DSS 準拠
● ●
【②】カード偽造防止 ・POS等の決済システムのICカード対応 ●
【③】不正利用対策 ・多面的重層的な不正利用防止対策 ●
対応期限 2020 年 3 月末
2018 年 3 月末
実行計画におけるアクションプラン
19 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
VeriTrans3G/Direct/4G比較表
比較項目\接続方法 VeriTrans3G VeriTrans4G Direct
カード情報 保持/通過
非保持/通過 非保持/非通過 非保持/非通過
セキュリティ強化 実行計画対応要否
【2018年3月まで】 要対応 対応済み 対応済み
トークン対応 × ○ ○
ワンタイムトークン 有効期限
ー 15分 1分
トークン取得方法 (※1)
ー 4G用エンドポイント
JSON電文POST Direct用エンドポイント
JSファイルでのメソッド実行
与信(与信売上)電文 MDK経由 MDK経由 サンプルのみ配布 貴社構築プログラム
既存2Gから切替の場合 新規ご契約+開発 新規ご契約+開発 新規ご契約+開発
既存3Gから切替の場合 ー 3GMDKバージョンにより差分
のみ入替(※2) 追加設定+開発
セキュリティコード 設定
任意 必須 任意
3Dセキュア認証対応 ○ ○ ○
20 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
不正検知エンジンのシステム連携について
ハイエンド
ローエンド
自動システム 連携
ミドル
決済と一体型の不正検知エンジンを提供
※不正検知エンジンに既定の パラメータを投げていただく ようになります。
実績を持つ 複数サービスを
ラインナップ提供
21 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
不正利用検知サービスの種類
規模や課題に応じて、ハイエンド ~ ローエンドのシステムをご提供
サービス範囲
機能
VeriTrans4Gにて標準実装
不正検知エンジン
不正検知エンジン ・不正検知エンジン
・コンサルティング(オプション)
・不正検知エンジン ・コンサルティング
ハイエンド
ミドル
ローエンド
※無償提供
※別途費用
※別途費用
22 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
不正検知エンジンAegisについて
カード与信
電文送信 ブラックリスト
照合 ルール判定 管理画面確認
急成長のインドネシアEC市場で収納代行「Midtrans」が開発した最新ツール
カード番号と有効期限、金額で検知
カード番号、有効期限以外の与信処理
4Gバンドルサービス:無償提供
23 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
今後のシステム投資について(安定稼働に向けて)
24 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
インフラ投資
データセンター完全二重化の取り組みを実施
25 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
待機系DB環境
ストレージ サーバ 4
データベース サーバ 5
(active)
データベース サーバ 6
(active)
ストレージ サーバ 5
ストレージ サーバ 6
本番系DB環境 1
ストレージ サーバ 1
データベース サーバ 1
(active)
データベース サーバ 2
(active)
ストレージ サーバ 2
ストレージ サーバ 3
・・・・
VeriTrans ゲートウェイサーバ群
【 VeriTrans3G決済サービス 】
加盟店様 サーバ
本番系DB環境 2
ストレージ サーバ 1
データベース サーバ 3
(active)
データベース サーバ 4
(active)
ストレージ サーバ 2
ストレージ サーバ 3
同期 同期
本番系DB環境の冗長対応
DB環境内での冗長対応 DB環境内での冗長対応 DB環境内での冗長対応
インフラ投資
2017年8月以降のデータベース環境、 待機系DB環境(DR環境)含めて、全てを冗長化構成とする。
26 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
インフラ投資
• 2 Database Servers
CPU:2x 22-core Xeon E5-2699 v4
Memory:256GB
Disk:4x 600 GB 10,000 RPM disks
Flash:None
• 3 Storage Servers
CPU:2x 10-core Xeon E5-2630 v4
Memory:128GB
Disk:None
Flash:8x 3.2 TB
• 2 InfiniBand Switches
• 1 Management Ethernet Switch
• 1 KVM Switch
採用ソリューション:Exadata Database X6-2 Eighth
27 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
今後の展望
28 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
デジタルガレージグループ「DGLab」
次世代へ続くビジネスのオープンイノベーションプラットフォーム
■5つの重点分野を選定。高い技術力を持つ国内外の投資先
企業、取引企業、アカデミア等と連携。中長期的な事業
貢献を目指す研究開発組織。
■専任のエンジニアリソースと投資先技術ベンチャーが、
各分野でプロジェクトを進行。基礎技術や汎用的プロ
ダクトを開発。
■急激な技術進化を事業活用するには、大量の情報を分析し
スピーディに実験・実証を自らおこなう事が必須。
■今後、全ての産業の企業は様々な技術活用や異業種との
関連を余儀なくされ、単独での研究開発では対応困難。
コア3社に加え、協賛企業等広く共同開発する「オープン
イノベーション型R&D」を実践。
29 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
様々な分野に向けて新たな社会基盤となるプラットフォームを開発
「セキュアな台帳」として様々な用途に応用できるブロックチェーンを活かして、 ポイント交換/地域マネー/スマートコントラクトのPF基礎開発
個々のユーザの好み等を熟知した対話型エージェントなど人間と共生するサービスを開発
ユーザ毎の好み等を学習し、購買行動を先回りするエージェントやユーザの問い合わせや相談に、 自動で対応するコールセンターなどを支える技術開発
リアルとバーチャルをシームレスにつなぐことで新たなユーザー体験を実現
ライブイベントへの遠隔参加可能な技術開発や拡張現実技術を用いた新たなユーザ体験を 実現するPF技術開発
デバイスとデータが爆発的に増大する今後を見据えた、これまでにない概念の技術開発
現状の対処療法的な対応ではなく、プロアクティブにデータを守るセキュリティの技術を研究/ 開発し、様々なデバイス等への展開を見据えた技術開発
デジタルとバイオの間に生まれる新たな事業領域を開拓
インターネットで生まれたオープン・イノベーション型の開発方法をバイオテクノロジーの 研究開発に取り入れることで、起業家や研究者らと新たな事業領域の開拓を実施
DGLab 5つの重点分野
30 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
新規事業 新分野への展開
決済事業をコアに新たなエコサイクルの構築
決済
マーケティング
仮想通貨
Fintech
投資&M&A
セキュリティ
31 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
■日本のキャッシュレス決済比率は低い。FinTech普及により、キャッシュレスが便利・安心・ お得になれば、個人・企業の経済活動の質を高める可能性 ■FinTech社会に向けた政策指標として「キャッシュレス決済比率」を設定
0%
2%
4%
6%
8%
10%
12%
14%
16%
18%
20%
0
10
20
30
40
50
60
電子マ
ネー デビッ
ト クレ
ジット
キャッシュレス決済額と民間消費支出に占める比率 キャッシュレス決済比率の各国比較 (2015)
内閣府「2015年度国民経済計算年報」、日本クレジット教会、日本デビットカード推進協議会 日本銀行「電子マネー計数」
(出典)日本は左と同じ。 他国はEUROMONITOR INTERNATIONAL年次レポート
(兆円)
(%)
18
54
55
41
18.3%
11.9%
0 20 40 60
米国
中国
韓国
日本
社会潮流について
32 © 2017 VeriTrans Inc. CONFIDENTIAL
まとめ
PSPの社会での役割と影響が大きくなる
必然的に社会インフラとしての立場に寄っていくことになる (NISCが定める13分野の1つの重要インフラとして認定)
カード会社・金融機関等との新しいFintech分野での取り組み
が加速する
且つ 巨大プレイヤーよりも身軽な我々がFintechベンチャーとの架け橋となる
これらを実行していくためにも 安定した決済インフラを構築していくことが不可欠である